JP2007090120A - 眼底カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】フレアを検出してフレア除去作業を容易に行うことができる眼底カメラを提供すること。
【解決手段】制御回路20は、オートアライメント機構によるアライメントが完了した後に、フレア検出手段(撮影用TVカメラ16)が所定光量以上のフレアを検出したとき、手動撮影モードに切り換えるようになっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、被検眼の前眼部からフレア(有害光)を除去するための遮光手段が設けられた眼底カメラに関するものである。
従来の眼底カメラには、例えば照明光学系から被検眼に照明光を投影して眼底を照明して、この眼底からの反射光を撮影光学系により撮影手段に導いて眼底像を撮影手段で撮像すると共に、被検眼の角膜,水晶体等からのフレアが撮影光学系に入射するのを防止するために、角膜及び水晶体後面と共役な遮光板を照明光学系に設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。この眼底カメラには、被検眼を観察するための光学ファインダーが設けられたものや、被検眼を観察するためのモニターを設けたものもある。
この様な眼底カメラを用いて眼底を撮影する前には、眼底カメラを被検眼に対してアライメントする必要がある。このアライメントは、眼底カメラの光学系が内蔵された装置本体を撮影者がジョイステックを用いて手動操作することにより行っている。そして、撮影者は、アライメントが完了した時点で、光学ファインダー又はモニタを用いて被検眼を観察しながら、フレアがあるか否かを確認する。そして、フレアがある場合に作業者は、眼底カメラの装置本体をジョイステックを用いて更に手動操作して、フレアがこれ以上除去できない状態となる最適位置と思われる位置まで移動させて、撮影していた。
特公昭61−5729号公報
ところで、この様な眼底カメラで撮影される被検眼は、人によって角膜や水晶体の厚さが異なるために、角膜−水晶体後面の間隔が異なる。しかも、この眼底カメラでは、遮光板が固定されていたため、フレアを完全に除去できないものであった。更に、最近は白内障手術等に用いるIOL(intraocular lens)の普及により、IOLを装着した被検眼も増加しており、本来の水晶体とは形状及び屈折率が異なるため、従来の絞り位置ではフレア除去が困難な場合も増加する傾向にある。
そこで、この発明は、フレアを検出してフレア除去作業を容易に行うことができる眼底カメラを提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、光源からの照明光を被検眼の眼底に投影して前記眼底を照明する照明光学系と、前記眼底からの光を撮像装置に導いて受光させ前記被検眼を撮影する撮影光学系と、前記光学系を前記被検眼に対してオートアライメントするオートアライメント機構と、前記オートアライメント機構を作動制御する制御回路を備えると共に、前記制御回路は、前記オートアライメント機構を作動制御して前記光学系の前記被検眼に対するアライメントが完了した後、前記光源を点灯させて前記被検眼を前記撮像装置により撮影させる眼底カメラにおいて、前記撮影光学系に入射するフレアを検出するフレア検出手段が設けられ、前記制御回路は、前記オートアライメント機構によるアライメントが完了した後に、前記フレア検出手段が所定光量以上のフレアを検出したとき、手動撮影モードに切り換える眼底カメラとしたことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の眼底カメラにおいて、前記照明光学系は被検眼の角膜,虹彩,水晶体後面の少なくとも一つと共役にさせるフレア除去用の遮光手段を備え、前記遮光手段は駆動手段で前記照明光学系の光軸方向に微動可能に設けられていることを特徴とする。
更に、請求項3の発明は、光源からの照明光を被検眼の眼底に投影して前記眼底を照明する照明光学系と、前記眼底からの光を撮像装置に導いて受光させ前記被検眼を撮影する撮影光学系と、前記光学系を前記被検眼に対してオートアライメントするオートアライメント機構と、前記オートアライメント機構を作動制御する制御回路を備えると共に、前記制御回路は、前記オートアライメント機構を作動制御して前記光学系の前記被検眼に対するアライメントが完了した後、前記光源を点灯させて前記被検眼を前記撮像装置により撮影させる眼底カメラにおいて、前記照明光学系は被検眼の角膜,虹彩,水晶体後面の少なくとも一つと共役にさせるフレア除去用の遮光手段を備え、前記遮光手段は駆動手段で前記照明光学系の光軸方向に微動可能に設けられていると共に、前記制御回路は、前記オートアライメント機構によるアライメントが完了した後に、前記フレア検出手段が所定光量以上のフレアを検出したとき、前記駆動手段を駆動制御して前記遮光手段をフレア除去のために光軸方向に微動させ、前記遮光手段の光軸方向への微動によりフレアが除去できなかった場合、手動撮影モードに切り換えるように設定されている眼底カメラとしたことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、手動撮影モードに切り換えられた場合に、前記駆動手段を手動操作可能にして、前記駆動手段により前記遮光板を光軸方向に微動可能にする。
この構成によれば、フレアがある場合にはフレア除去作業を容易に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[構成]
図1(a)において眼底カメラは、被検眼Eを照明する照明光学系1と、照明された被検眼Eを撮影する撮影光学系10と、オートアライメント光学系30を有する。この照明光学系1,撮影光学系10及びオートアライメント光学系30は図示を省略した装置本体に内蔵されている。そして、この装置本体は、図示を省略したオートアライメント機構(三次元駆動機構)を介して前後・左右・上下に駆動されるようになっている。この三次元駆動機構には、例えば特開平11−32993号公報に開示された様な周知の構成が採用できるので、その詳細な説明は省略する。
<照明光学系1>
照明光学系1は、観察用照明光学系と、撮影用照明光学系を有する。
(観察用照明光学系)
観察用照明光学系は、観察用赤外光源2,コンデンサレンズ3,第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー8,対物レンズ9をこの順に有する。この観察用赤外光源2には、タングステンランプと赤外フィルター又は近赤外フィルターを組み合わせた赤外光源を用いることもできる。
遮光手段6は、図1(b)に示したようなリングスリットRsが形成されたリングスリット板を遮光板(遮光物)6a,6b,6cとして有する。尚、遮光板6a〜6cは、内側の遮光部Raと外側のリング状の遮光部Rb間にリングスリットRsが形成されていると共に、遮光部Ra,Rb及びリングスリットRsは照明光学系1の光軸Oと同心に形成されていて、同心遮光手段となっている。
この遮光板6a,6cは、遮光板6bを虹彩と共役にしたときに、標準的な人の角膜,水晶体後面とそれぞれ略共役となる位置に配設されている。また、遮光板6a,6cは、観察用照明光学系1の光軸Oの方向に移動操作可能に設けられていて、人によって異なる角膜や水晶体の厚さの相違、或いは角膜と水晶体後面との間隔の相違があっても、角膜,虹彩,水晶体後面と共役に調整できる様になっている。
この調整は、手動で行うこともできるし、駆動モータ(電動手段)で行うこともできる。本実施例では、パルスモータ等の駆動モータM1,M2で遮光板6a,6b,6cが観察用照明光学系1の光軸Oの方向に移動操作可能に設けられている。
尚、遮光板6a,6cは、リングスリット板である必要はなく、内側の遮光部Raのみを有する構成の遮光板に代えてもよい。
(撮影用照明光学系)
撮影用照明光学系は、撮影用光源4,第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー8,対物レンズ9をこの順に有する。この撮影用光源4には、可視光にて撮影を行うため、例えばキセノンランプの様な可視光源を用いる。
<撮影光学系10>
撮影光学系10は、撮影光学系11aと、観察光学系11bを有する。
撮影光学系11aは、対物レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レンズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム14,フィールドレンズ14a,第1の撮影レンズ15,カラーの撮影用TVカメラ(撮像装置、カラーTVカメラ)16をフレア検出手段又はフレア色検出手段として有する。
また、観察光学系11bは、対物レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レンズ12,クイックリターンミラー13,フィールドレンズ17a,ミラー17,第2の撮影レンズ18,観察用TVカメラ(撮像装置)19を有する。観察用TVカメラ19は赤外観察を行うため、赤外又は近赤外に感度のあるTVカメラを用いる。
<アライメント光学系30>
このアライメント光学系(アライメント検出手段)30は、図1に示したX−Yアライメント光学系(X−Yアライメント検出手段)と図2に示したZアライメント光学系(Zアライメント検出手段)を有する。このX−Yアライメント光学系は、被検眼Eに対する装置本体(図示せず)の上下・左右のアライメント状態、即ち観察撮影光学系の被検眼Eに対する上下・左右のアライメント状態を検出するのに用いられる。また、Zアライメント光学系は、装置本体の被検眼Eに対する作動距離、即ち観察撮影光学系の対物レンズ9と被検眼Eとの間隔(被検眼光軸方向の間隔)を検出するのに用いられる。
このX−Yアライメント光学系は、図1に示したように、アライメント光投影系31とアライメント光受光系32を有する。このアライメント光投影系31は、アライメント用の光源33,ピンホール板34,投影レンズ35,ハーフミラー36及び対物レンズ9を有する。また、アライメント光受光系は、対物レンズ9,結像レンズ12,ハーフミラー37,リレーレンズ38及びエリアCCD等の二次元受光素子39を有する。
Zアライメント光学系32は、図2に示したように測定光投影系40と測定光受光系41を有する。この測定光投影系40は、Zアライメント用の光源42と、光源42からの測定光をスリット光束にするスリット板43と、この測定光を被検眼Eの角膜Cに投影するレンズ44を有する。また、測定光受光系41は、角膜Cから反射する測定光束が入射するレンズ45と、レンズ45からの測定光束が結像される受光素子46を有する。この受光素子46には、ラインセンサが用いられている。
この様なアライメント光学系30には、例えば特開平11−32993号公報に開示された様な周知の構成が採用できる。
<制御回路>
上述したTVカメラ16,19からの映像信号は、図3に示した演算制御回路(制御回路)20に入力される。この演算制御回路(演算制御手段)20は、TVカメラ(フレア検出手段)16,19からの映像信号をカラーCRTや液晶カラーモニター等の表示装置21に入力して、被検眼像を表示装置21に表示させる様になっている。
また、演算制御回路20には、スイッチ22,23,24,25からのオン・オフ信号が入力されると共に、撮影スイッチ26のON信号が入力されるようになっている。また、演算制御回路20は、撮影スイッチ26がオン操作されたとき、ソレノイドSでクイックリターンミラー13を撮影光学系11aの結像レンズ12とフィールドレンズ14aとの間に挿入する様になっている。
更に、演算制御回路20には、受光素子39,46からの検出信号が入力されるようになっている。また、演算制御回路20には、画像や光量を記憶させるメモリM及び情報記録再生手段Rが接続されていると共に、モード切換スイッチMSが接続されている。このモード切換スイッチMSは、演算制御回路20によるオートアライメント後の遮光手段6の制御モードを切り換えるためのスイッチである。この制御モードには、オートモードとマニュアルモードとがある。そして、オートモードでは演算制御回路20が、アライメントが終了した後に、このアライメントに連続して、遮光手段6の駆動モータM1,M2の作動制御を自動的に行わせる。また、マニュアルモードでは演算制御回路20が、アライメント終了後に、手動でスイッチ22〜25を操作することにより、遮光手段6の駆動モータM1,M2の作動制御の手動操作を行うことができるようになる。尚、演算制御回路20は、通常、オートアライメント後の遮光手段6の移動制御をオートモードで行うように設定されている。
[作用]
次に、この様な構成の眼底カメラの作用を説明する。
[A]オートアライメント
(1)赤外観察
この様な構成において、通常、実線で示した如くクイックリターンミラー13は観察光学系11aの結像レンズ12とフィールドレンズ14aとの間に挿入されている。この状態において眼底カメラの図示しない電源を投入すると、演算制御回路20により観察用赤外照明光源2が点灯させられる。
この点灯により観察用赤外光源2から出射した赤外光は、コンデンサレンズ3,第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの前眼部に投影され、被検眼Eの眼底Efを照明する。
この際、観察用赤外光源2は、コンデンサレンズ3,第1のリレーレンズ5,遮光手段6,撮影用光源4した撮影光は、第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7を介して穴あきミラー8に結像された後に、対物レンズ9を介して被検眼Eの虹彩上に結像される。
一方、被検眼Eで反射した反射光は、対物レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レンズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム14,クイックリターンミラー13,フィールドレンズ17a,第2の撮影レンズ18を介して観察用TVカメラ19に投影されて、観察用TVカメラ19に被検眼Eの像を結像させる。このとき結像レンズ12を移動することにより眼底共役位置を移動させて被検眼の視度に対応することが可能である。
そして、観察用TVカメラ19からの映像信号が演算制御回路20に入力される。この演算制御回路20は、入力された映像信号を表示装置21に転送して、表示装置21に被検眼Eの前眼部像をリアルタイムで白黒表示させる。
(2)アライメント検出状態
この状態で、演算制御回路20は、X−Yアライメント用の光源33を点灯させ、光源33からのアライメント光束をピンホール34,レンズ35,ハーフミラー36及び対物レンズ9を介して被検眼Eの角膜Cに投影する。この角膜Cからの反射光は、対物レンズ9,開口8a,結像レンズ12,ハーフミラー37,レンズ38を介して二次元受光素子39に輝点像として結像される様になっている。尚、この輝点像は、従来周知のアライメント光の投影及び受光方法により得られる様にすればよいので、その詳細な説明は省略する。
そして、この二次元受光素子39からの検出信号は演算制御回路20に入力される。この演算制御回路20は、二次元受光素子39からの検出信号に基づいて、輝点像を表示装置21に表示されている前眼部像に合成表示させる様になっている。
また、演算制御回路20は、二次元受光素子39からの検出信号に基づく輝点像の位置から、輝点像が被検眼Eの光軸(被検眼光軸)を中心とする所定の範囲(オートアライメント可能範囲な範囲)に入っているか否か、及び、オートアライメント可能範囲よりも狭い撮影可能範囲に入っているか否かを判断する様になっている。
一方、演算制御回路20は、Zアライメント用の光源42を点灯させて、光源42からのアライメント光をスリット板43によりスリット光束にし,このスリット光束をレンズ44を介して角膜Cに投影させる。このスリット光束は角膜Cで反射してレンズ45を介して受光素子46に結像される。
そして、この受光素子46からの検出信号は演算制御回路20に入力される。この演算制御回路20は、受光素子46からの検出信号に基づいて装置本体(図示せず)の被検眼Eに対する光軸方向(被検眼光軸方向)のアライメント状態、即ち対物レンズ9の被検眼Eに対する作動距離が撮影可能範囲に入っているか否かを判断する様になっている。
(3)アライメント操作
この様な状態で、検者は図示しないジョイスティックを操作して、装置本体(図示せず)を被検眼Eに対して左右・上下に移動操作する。この際、演算制御回路20は、受光素子39からの検出信号に基づいて、輝点像が被検眼Eの光軸に対してオートアライメント可能な所定範囲に入った判断した場合、オートアライメント機構(三次元駆動装置)を作動制御して装置本体を更にX−Y方向(左右・上下方向)に移動制御して、更に輝点像が被検眼Eの光軸に近づく方向に移動制御する。
そして、演算制御回路20は、受光素子39からの検出信号に基づいて輝点像がX−Y方向(左右・上下方向)において撮影可能範囲に入ったと判断すると、X−Y方向のアライメントが完了したと判断して、オートアライメント機構(三次元駆動装置)を作動制御して装置本体を被検眼Eの光軸方向に駆動制御する。更に、演算制御回路20は、受光素子46の検出信号に基づいて装置本体(図示せず)の被検眼Eに対する作動距離が撮影可能範囲に入ったと判断したとき、Z方向のアライメントが完了したとして、オートアライメント機構(三次元駆動装置)による装置本体(図示せず)の駆動を停止させる。
[B]無散瞳の赤外観察,可視撮影の場合の遮光手段のオートモードによる制御
演算制御回路20は、通常、オートアライメント終了後の遮光手段6の移動制御をオートモードで行うように設定されている。従って、演算制御回路20は、Z方向のアライメントが完了すると、ソレノイドSを作動させてクイックリターンミラー13を観察光学系11aの結像レンズ12とフィールドレンズ14aとの間から退出させると共に、観察用光源2を消灯させ、撮影光源4を点灯させる。
この点灯状態において、撮影光源4から出射した可視光(可視撮影光)は、第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの眼底(被検眼眼底)Efに投影され、眼底Efを照明する。
一方、眼底Efで反射した反射光は、対物レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レンズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム14,フィールドレンズ14a,第1の撮影レンズ15を介して撮影用TVカメラ16に投影されて、撮影用TVカメラ16に被検眼Eの眼底Efの像(眼底像)を結像させる。
この撮影用TVカメラ(カラーTVカメラ又はフレア色検出手段)16からの映像信号は演算制御回路20に入力される。そして、演算制御回路20は、入力された映像信号を表示装置21に転送して、表示装置21に被検眼Eの眼底像をカラー表示させる。
<アライメント完了時(終了後)にフレアがない場合>
この際、演算制御回路20は、被検眼Eの眼底像にフレアがあるか否かを、撮影用TVカメラ16からの映像信号に基づいて判断する。この判断は、この映像信号から眼底像の周縁部に所定値以上の光量(フレア)があるか否かで判断する。
そして、演算制御回路20は、フレアがないか殆どない(許容範囲内)と判断したときは、眼底像をメモリMに記憶させる。
<アライメント完了時(終了後)にフレアがある場合>
(a)通常の被検眼の場合
一方、演算制御回路20は、眼底像の周縁部に所定値以上の光量のフレアがあると判断した場合には、フレアの色が何色であるかを、撮影用TVカメラ16の映像信号から判断する。そして、演算制御回路20は、フレアの色が赤色系であると判断した場合、通常の被検眼であると判断して、駆動モータM1,M2を作動制御し、遮光板6a,6cをそれぞれ規定量(所定量すなわち微量)だけ光軸方向に移動させる。この際の遮光板6a,6cの移動方向は、予め設定した方向、例えば遮光板6a,6cが互いに離反する方向とする。
<遮光板6a,6cの移動によりフレアが除去された場合>
次に、演算制御回路20は、この様な遮光板6a,6cの移動制御をした後、被検眼Eの眼底像の周縁部にフレアがあるか否かを上述と同様にして再度判断する。そして、演算制御回路20は、フレアがないか殆どない(許容範囲内)と判断したときは、眼底像をメモリMに記憶させる。
<遮光板6a,6cの移動によりフレアが除去されなかった場合>
また、演算制御回路20は、この様な遮光板6a,6cの駆動により、被検眼Eの眼底像の周縁部のフレアが除去できなかった場合、撮影を中止して、マニュアルモードに切り換える。
(b)被検眼が人工水晶体を有する場合
また、演算制御回路20は、アライメント終了後に撮影用TVカメラ16からの映像信号から、眼底像の周縁部のフレアの色が青色系であると判断した場合、被検眼Eが人工水晶体(人工レンズ)即ちIOL(intraocular lens)を装着した眼であると判断して、IOLモードにする。
このIOLモードでは、演算制御回路20は次のような制御をする。即ち、演算制御回路20は、駆動モータM1,M2を駆動制御して、遮光板6a,6cを上述の規定量よりは広い範囲で光軸方向に移動制御し、所定移動位置毎に被検眼Eの眼底像の周縁部の光量をメモリMに記憶させる。そして、演算制御回路20は、遮光板6a,6cの移動が終了した後、メモリMに記憶された眼底像の周縁部の光量がフレアのない遮光板6a,6cの移動位置に遮光板6a,6cを移動させて、眼底像をメモリに記憶させる。
また、演算制御回路20は、メモリMに記憶された眼底像の周縁部の光量の全てがフレアを含んでいる場合、最も少ないフレアの光量が撮影の許容範囲内にあるか否かを判断し、撮影のための許容範囲にあれば、眼底像をメモリに記憶させる。
しかし、演算制御回路20は、メモリMに記憶された眼底像の周縁部の光量の全てがフレアを含んでいる場合、最も少ないフレアの光量が撮影の許容範囲内にないと判断した場合、眼底像をメモリMに記憶しないで、撮影を終了する。
従って、この様に光量が所定値より大きい場合には、撮影のオート処理を行わずにマニュアル処理を行うように演算制御回路20により切り換える。
(c)被検眼が白内障である場合
更に、演算制御回路20は、アライメント終了後に撮影用TVカメラ16からの映像信号から、眼底像の周縁部のフレアの色が黄色系であると判断した場合、被検眼Eが白内障であると判断して、撮影を中止し、遮光手段6の手動操作を実行可能なでマニュアルモードに切り換える。
[C]散瞳の場合の遮光手段のオートモードによる制御
被検者に散瞳剤を静脈注射して、被検眼の瞳を散瞳させる一方、ソレノイドSを作動させてクイックリターンミラー13を観察光学系11aの結像レンズ12とフィールドレンズ14aとの間から退出させると共に、観察用光源2を消灯させ、撮影光源4を点灯させる。
この点灯状態において、撮影光源4から出射した可視光(可視撮影光)は、第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの眼底(被検眼眼底)Efに投影され、眼底Efを照明する。
一方、眼底Efで反射した反射光は、対物レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レンズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム14,フィールドレンズ14a,第1の撮影レンズ15を介して撮影用TVカメラ16に投影されて、撮影用TVカメラ16に被検眼Eの眼底Efの像(眼底像)を結像させる。
この撮影用TVカメラ16からの映像信号は演算制御回路20に入力される。そして、演算制御回路20は、入力された映像信号を表示装置21に転送して、表示装置21に被検眼Eの眼底像をカラー表示させる。
この状態で、演算制御回路20により上述した無散瞳の場合におけるようなアライメントを行わせると共に、無散瞳の場合における場合と同様なフレア光量の検出処理及び撮影処理をさせる様にすることもできる。
[D]オートモードによるフレア除去ができなかった場合のマニュアル処理によるフレア除去
上述の[B],[C]の処理において、フレアが除去できず、マニュアル処理のモードに入った場合には、検者は表示装置21に表示された眼底像を観察しながら、スイッチ22,23を操作することにより演算制御回路20により駆動モータM2を正転又は逆転操作させながら、照明光学系1の遮光板6cを光軸O方向に前後に移動させることにより、遮光像6c′の縁部が図5に示したように水晶体後面Lbに一致するように、水晶体後面Lb側に移動させ、有害反射光を除去させる。Laは水晶体前面である。
また、遮光像6a′が角膜cから離れて、遮光像6a′による遮光が不完全になり、有害反射光を除去することが困難になる場合には、スイッチ24,25を操作することにより演算制御回路20により駆動モータM2を正転又は逆転操作させながら、照明光学系1の遮光板6aを光軸O方向に前後に移動させることにより、遮光像6a′の縁部が角膜cに一致するように、角膜c側に移動させ、有害反射光を除去させる様にする。
この様にして有害反射光(フレア)が除去された後、[A]の場合に演算制御回路20は、撮影スイッチ26がオン操作されると、ソレノイドSを作動させてクイックリターンミラー13を観察光学系11aの結像レンズ12とフィールドレンズ14aとの間から退出させると共に、観察用光源2を消灯させ、撮影光源4を点灯させる。また、[B]の場合に演算制御回路20は、観察用光源2を消灯させ、撮影光源4を点灯させる。
この点灯状態において、撮影光源4から出射した可視光(可視撮影光)は、第1のリレーレンズ5,遮光手段6,第2のリレーレンズ7,穴あきミラー8及び対物レンズ9を介して被検眼Eの眼底(被検眼眼底)Efに投影され、眼底Efを照明する。
一方、眼底Efで反射した反射光は、対物レンズ9,穴あきミラー8の中央の開口8a,結像レンズ12,クイックリターンミラー13,ダハプリズム14,フィールドレンズ14a,第1の撮影レンズ15を介して撮影用TVカメラ16に投影されて、撮影用TVカメラ16に被検眼Eの眼底Efの像(眼底像)を結像させる。
この撮影用TVカメラ16からの映像信号は演算制御回路20に入力される。そして、演算制御回路20は、入力された映像信号を表示装置21に転送して、表示装置21に被検眼Eの眼底像をカラー表示させる。
この様にして撮影された眼底像をメモリMに記憶させることにより、撮影が終了する。
[E]被検眼が白内障であるか或いは人工水晶体を有するのが分かっている場合のフレア除去
<遮光像6b′,6a′,6c′が虹彩i,角膜c,水晶体後面Lbと一致>
被検眼Eが白内障であると分かっている場合、或いは人工水晶体(人工レンズ)即ちIOL(intraocular lens)を装着した眼であると最初から分かっている場合には、モード切換スイッチMSを操作して、アライメント終了後の遮光手段6の操作を以下の様にして手動操作できるようにする。
図4はリングスリットにて照明された被検眼前眼部の様子を示している。
図中、6b′,6a′,6c′は、それぞれ虹彩i,角膜c,水晶体Lの後面Lb(以下、水晶体後面Lbと略)と略共役位置となる様に照明光学系1に配置した遮光板6b,6a,6cによる遮光像である。そして、照明光学系1による眼底Efの照明時に、遮光像6b′と遮光線32,32及び遮光像6c′と遮光線32,32で囲まれた部分が遮光部34,34となる。従って、照明光束31が遮光部34,34の外を通って被検眼Eの眼底Efを照明する。一方、眼底Efからの反射光は、撮影光束33として遮光部34,34の部分を通過した後、撮影光学系10の撮影光学系11aや観察光学系11bに入射することになる。この様にして、被検眼Eの虹彩i,角膜c,水晶体後面1bの各面での有害反射光が撮影光束33中に入ることを防いでいる。尚、この撮影光束33は、撮影光学系10の穴あきミラー8の開口8a等によって決まる。
<遮光像6c′が水晶体後面Lbと不一致>
しかし、図5に示すように被検眼によっては、例えば水晶体Lの厚さ及び後面の曲率半径が異なるために、遮光像6c′が水晶体後面Lbから離れて、遮光像6c′による遮光が不完全になり、有害反射光を除去することが困難になる。
そこで、遮光像6b′,6a′がそれぞれ虹彩i,角膜cと略共役位置にした状態で、スイッチ22,23を操作することにより演算制御回路20により駆動モータM2を正転又は逆転操作させながら、照明光学系1の遮光板6cを光軸O方向に前後に移動させることにより、遮光像6c′の縁部が図4に示したように水晶体後面Lbに一致するように、水晶体後面Lb側に移動させ、有害反射光を除去させる。Laは水晶体前面である。
尚、遮光像6a′が角膜cから離れて、遮光像6a′による遮光が不完全になり、有害反射光を除去することが困難になる場合には、スイッチ24,25を操作することにより演算制御回路20により駆動モータM2を正転又は逆転操作させながら、照明光学系1の遮光板6aを光軸O方向に前後に移動させることにより、遮光像6a′の縁部が角膜cに一致するように、角膜c側に移動させ、有害反射光を除去させる様にする。
また、水晶体Lの厚さ及び後面の曲率半径が異なるために、遮光像6a′,6c′が角膜c及び水晶体後面Lbからそれぞれ離れて、遮光像6a′,6c′による遮光が不完全になり、有害反射光を除去することが困難になる場合には、遮光板6a,6cをそれぞれ上述したように光軸方向に移動させる。
(その他1)
また、より広範囲の眼底を撮影するために、被検眼Eを図示しない固視標により視線誘導する場合がある。図6はこの場合の被検眼Eの前眼部の様子を示したものであり、図6中実線35は視軸を表す。
この場合、角膜c及び水晶体後面Lbの曲率半径が眼球(被検眼E)の回旋中心40と異なるため、前述の水晶体Lの形状が異なる場合と同様に有害反射光の除去が困難となる。即ち、遮光像6a′,6c′が角膜c及び水晶体後面Lbから離反する。ここで、上述したように遮光板6a及び6bは、内側の遮光部Raと外側のリング状の遮光部Rb間にリングスリットRsが形成されている。尚、有害反射光の発する方向は被検眼の回旋方向と対応している。
この結果、図7(a)に示すように遮光部Raに円弧状突部aを有害反射光の発生する方向に突出させた遮光板6′aを設けるか、図7(b)に示すように遮光部Raを有害反射光の発生する方向に偏心させた遮光板6′cを設けることにより、遮光板6′a,6′cの径をなるべく小さくすることが可能であり、被検眼Eが小瞳孔である場合に有効である。この様に遮光部Raの一部に光軸Oに対して偏心した突部aを設けるか又は遮光部Raの全体を光軸Oに対して偏心させることにより、図7(a),図7(b)の遮光板6′a,6′cは偏心遮光板(偏心遮光手段)となる。
また、被検眼Eの誘導方向は任意の方向となるので、円弧状突部aや遮光部Raの偏心方向が被検眼Eの回旋方向と一致するように、遮光板Eを照明光学系1の光軸回りに図示しないパルスモータ等の駆動モータで回転させる様にする。この際の制御は演算制御回路20により行わせる。
従って、図1(b)に示した遮光板6a,6cと図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板6′a,6′cを用意しておいて、被検眼Eを上述したように回旋させない場合には、図1(b)に示した遮光板6a,6cを用いる。また、被検眼Eを回旋させる場合には、図1(b)に示した遮光板6aを図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板6′aに切り替え、図1(b)に示した遮光板6cを図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板6′cに切り替える様にすると良い。
尚、補足すると、遮光部Raの径を単純に大きくした場合、被検眼Eの有効反射光の除去は可能であるが、照明光束の外側を被検眼瞳孔、内側を遮光物により制限されるため、被検眼眼底が充分に照明されない場合が存在する。
(その他2)
また、被検眼の角膜c、虹彩i、水晶体後面Lbからの有害反射光が撮影光束33に入った場合、撮影像にフレアが生じる。フレアは眼底像の周辺に表れるため、検者は表示装置(観察モニター)21のフレア像を観察しながら、フレアが無くなるようにスイッチ22,23及び24,25をオン操作して、駆動モータM1,M2をそれぞれ正転又は逆転させることにより、遮光板6a,6cを駆動モータM1,M2によりそれぞれ光軸O方向に移動操作するとよい。
この様な検者による遮光板6a,6cの移動操作により、検者は表示装置(観察モニター)21上のフレア像が消えたことを確認し、撮影スイッチ26をオン操作して撮影を行う。
被検眼Eを上述したように回旋させる場合には、図1(b)に示した遮光板6aを図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板6′aに切り替え、図1(b)に示した遮光板6cを図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板6′cに切り替える様にする。しかも、この状態で、検者は表示装置(観察モニター)21のフレア像を観察しながら、フレアが無くなるようにスイッチ22,23及び24,25をオン操作して、駆動モータM1,M2をそれぞれ正転又は逆転させることにより、遮光板6′a,6′cを駆動モータM1,M2によりそれぞれ光軸O方向に移動操作するとよい。尚、この場合もその他1で示すように遮光板6′a,6′cを光軸回りに回転させる。
(その他3)
上述した実施例では、検者が表示装置(モニター)21の状態を観察しながら、遮光板(絞り)6a,6cを移動させる構成として説明したが、装置に周辺部のフレアが検出できるように検出器を設けたり、表示装置21の映像信号を基にフレアの状態を観察するような既知のフレア検出機構を設け、その出力結果を演算制御回路20に入力させる。そして、演算制御回路20が、フレア検出機構からの出力結果を基に、表示装置21の画面上にフレア検出状態の表示を補助的に行ったり、或いはフレア検出機構による出力結果がフレアを検出しない状態となるように、フレア検出機構からの出力結果を基に遮光板(絞り)6a,6cを自動的に光軸方向に移動制御してもよい。
また、被検眼Eを上述したように回旋させる場合には、演算制御回路20により図1(b)に示した遮光板(同心遮光手段)6aを図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板(偏心遮光手段)6′aに切り替え、図1(b)に示した遮光板(同心遮光手段)6cを図7(a)又は図7(b)に示した構成を有する遮光板(偏心遮光手段)6′cに切り替える様にする。
しかも、演算制御回路20は、フレア検出機構の出力結果を基に表示装置21の画面上にフレア検出状態の表示を補助的に行ったり、或いはフレア検出機構による出力結果がフレアを検出しない状態となるように、フレア検出機構からの出力結果を基に遮光板(絞り)6′a,6′cを自動的に光軸方向に移動制御してもよい。尚、この場合もその他1で示すように遮光板6′a,6′cを光軸回りに回転させる。
(その他4)
また、実施例においては形状の異なる絞りを入れ替えることとして説明したが、機械的な機構により形状を変化させるようにしてもかまわない。
(その他5)
また、例えば液晶のような位置及び透過率を制御できるような素子を用いることにより、単純な構成で自由な位置及び大きさ、形状の絞りが提示可能となる。
(a)はこの発明にかかる眼底カメラの光学系の説明図、(b)は(a)の遮光板の説明図である。 この発明に係る眼底カメラのZアライメント光学系を示す説明図である。 図1(a)に示した眼底カメラの制御回路である。 図1に示した被検眼の前眼部の拡大説明図である。 図4に示した前眼部の角膜−水晶体後面の間隔が大きい場合の作用説明図である。 図1に示した被検眼を固視標により回旋させたときの前眼部の拡大説明図である。 (a),(b)は図1に示した遮光板の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1・・・照明光学系
2・・・観察用光源
4・・・撮影用光源
6・・・遮光手段
6a,6b,6c・・・(遮光手段,同心遮光手段)
6′a,6′c・・・遮光板(偏心遮光手段)
10・・・撮影光学系

16・・・撮影用TVカメラ(フレア色検出手段、フレア検出手段)
20・・・演算制御回路(制御回路)
c・・・角膜
E・・・被検眼
i・・・虹彩
La・・・水晶体前面
Lb・・・水晶体後面
M1,M2・・・駆動モータ(駆動手段)

Claims (4)

  1. 光源からの照明光を被検眼の眼底に投影して前記眼底を照明する照明光学系と、前記眼底からの光を撮像装置に導いて受光させ前記被検眼を撮影する撮影光学系と、前記光学系を前記被検眼に対してオートアライメントするオートアライメント機構と、前記オートアライメント機構を作動制御する制御回路を備えると共に、
    前記制御回路は、前記オートアライメント機構を作動制御して前記光学系の前記被検眼に対するアライメントが完了した後、前記光源を点灯させて前記被検眼を前記撮像装置により撮影させる眼底カメラにおいて、
    前記撮影光学系に入射するフレアを検出するフレア検出手段が設けられ、
    前記制御回路は、前記オートアライメント機構によるアライメントが完了した後に、前記フレア検出手段が所定光量以上のフレアを検出したとき、手動撮影モードに切り換えることを特徴とする眼底カメラ。
  2. 請求項1に記載の眼底カメラにおいて、前記照明光学系は被検眼の角膜,虹彩,水晶体後面の少なくとも一つと共役にさせるフレア除去用の遮光手段を備え、前記遮光手段は駆動手段で前記照明光学系の光軸方向に微動可能に設けられていることを特徴とする眼底カメラ。
  3. 光源からの照明光を被検眼の眼底に投影して前記眼底を照明する照明光学系と、前記眼底からの光を撮像装置に導いて受光させ前記被検眼を撮影する撮影光学系と、前記光学系を前記被検眼に対してオートアライメントするオートアライメント機構と、前記オートアライメント機構を作動制御する制御回路を備えると共に、
    前記制御回路は、前記オートアライメント機構を作動制御して前記光学系の前記被検眼に対するアライメントが完了した後、前記光源を点灯させて前記被検眼を前記撮像装置により撮影させる眼底カメラにおいて、
    前記照明光学系は被検眼の角膜,虹彩,水晶体後面の少なくとも一つと共役にさせるフレア除去用の遮光手段を備え、前記遮光手段は駆動手段で前記照明光学系の光軸方向に微動可能に設けられていると共に、
    前記制御回路は、前記オートアライメント機構によるアライメントが完了した後に、前記フレア検出手段が所定光量以上のフレアを検出したとき、前記駆動手段を駆動制御して前記遮光手段をフレア除去のために光軸方向に微動させ、前記遮光手段の光軸方向への微動によりフレアが除去できなかった場合、手動撮影モードに切り換えるように設定されていることを特徴とする眼底カメラ。
  4. 請求項2又は3に記載の眼底カメラにおいて、前記制御回路は、手動撮影モードに切り換えられた場合に、前記駆動手段を手動操作可能にして、前記駆動手段により前記遮光板を光軸方向に微動可能にすることを特徴とする眼底カメラ。
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