JPH0310747B2

JPH0310747B2 -

Info

Publication number: JPH0310747B2
Application number: JP61301918A
Authority: JP
Inventors: Peetaa Fuan Muurekomu Fuuberuto
Original assignee: Gebrueder Sulzer AG
Current assignee: Sulzer AG
Priority date: 1985-12-20
Filing date: 1986-12-19
Publication date: 1991-02-14
Also published as: EP0229588A1; DE3672990D1; US4784188A; EP0229588B1; JPS62156340A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ヒ道の外部のヨコ入れノズルと、ノ
ズルとヒ道との間に配置されると共にヨコ糸を妨
害によつて起こされる織機停止信号に応答してヒ
道から離れて保持するように作動可能であるヨコ
糸転向器と、糸案内とを有している空気噴流式織
機に関するものである。

従来の技術この種類の公知の一つの装置においては、例え
ば、英国特許第2090294号によるように、通常の
ヨコ入れ方向からのヨコ糸の転向のために、ヨコ
入れノズルが、正常位置から、斜めに上方に向け
られた位置に、吸引装置の中の入り口端部の前に
旋回され、これにより、ヨコ糸が、ヨコ入れ導溝
から離れて吸引装置の中に向けられるようにす
る。上述の英国特許の中には、シヤーに、ヨコ糸
の切断のために、糸案内が固着されており、この
糸案内は、それから、糸を、それが、吸引装置に
より導かれる時に、シヤー刃の間に導くようにす
ることが、この吸引装置は、ヨコ入れ導溝の上に
ある。上述のヨコ糸転向装置は、ヨコ入れノズル
が、駆動機構を設けられなければならず、その
上、旋回自在に軸受けされなければならないとい
う欠点がある。

発明が解決しようとする問題点本発明は、転向の開始のために、寄与する要素
の何らの追加の運動を必要としない、上記のこと
を考慮して改善されたヨコ糸転向装置を備えた空
気噴流式織機を得るという課題に、基礎を置くも
のである。

問題点を解決するための手段本発明は、ヨコ糸転向装置が、ヨコ糸ヨコ入れ
ノズルからの自由噴流に対して横方向に配置され
た噴き出しノズルと、同じ方向に横たわつている
ろうととから構成されており、この場合、噴き出
しノズルからの噴流が、ヨコ糸ヨコ入れノズルか
らの自由噴流と交差することを特徴とするもので
ある。ヨコ入れノズルからのヨコ糸の転向装置の
中への転向のために、ヨコ糸ヨコ入れノズルから
見られて、糸案内が、ヨコ入れノズルからの自由
噴流と、噴き出しノズルからの噴流との交差点の
前において、自由噴流のそばに横方向に配置され
ている。噴き出しノズルから見られて、糸案内
は、自由噴流と、噴き出しノズルからの噴流との
間の交差点の背後に、同様に、噴き出しノズルか
らの噴流に対して横方向に配置されている。糸案
内は、少なくとも、ヨコ入れ方向に対して横方向
のヨコ糸ヨコ入れノズルの運動領域に対応する長
さに渡つて延びており、この場合、糸案内は、ヨ
コ糸ヨコ入れノズルの運動方向に横たわつてい
る。オサの方に向いている糸案内の端部は、ヨコ
入れ方向において、ヨコ入れノズルの端部が動く
平面内に横たわつている。その他端部は、シヤー
が、切断の間に動く平面の背後の平面に横たわつ
ており、これにより、ヨコ糸が、シヤーの中に確
実に挿入される。糸案内は、シヤー刃の一つの延
長となつている。しかしながら、例えば、下方の
シヤー刃が、糸案内に交換自在に固着されことも
できる。ヨコ糸転向装置の噴き出しノズルは、ヨ
コ糸ヨコ入れ装置の中のヨコ糸ヨコ入れノズルの
上に、その端部に後方に垂直に、下方に働くよう
に配置され、ヨコ糸の捕捉のためのろうとが、そ
の下方において、織機のスレーの内部に横たわる
ようにすることもできる。

上述の装置は、わずかな場所を必要とすだけで
あり、また、簡単な構造を有している。

実施例以下、本発明をその実施例を示す添付図面に基
づいて詳細に説明する。

第１図は、主ノズル６１，６２の近くのスレー
１０の一部を示すものである。ヨコ糸転向器は、
上方からヨコ糸５の経路の上に向けられた噴き出
しノズル７と、オサ輪郭２の中のろうと２３と、
糸案内９０とを含んでいる。オサ輪郭２の中にオ
サ１が固着されており、その案内導管により、ヨ
コ糸５が、ヨコ入れの間に案内される。ヨコ入れ
の間、案内導管は、オサ１に対して平行に張力を
加えられたタテ糸１３，１４により形成されたヒ
道１５の中にある。オサ１の下部には、オサ輪郭
２の中に導溝２２があるが、これは、転向後のヨ
コ糸の輸送管路として作動する。オサ輪郭２は、
多数のレバー３を介して、オサの軸４にねじ止め
されている。

織機には、機械的、制御技術上、又は、繊維技
術上の理由にせよ、種々の障害があり、この場合
には、織機は、停止されなければならない。空気
噴流式織機は、特に、例えば、１分当たり600回
転で比較的速く運転をするので、これらの織機
は、急速には制動されることはできない。空気噴
流式織機の自動的停止に導く障害が生じた後、普
通は、次ぎのヨコ入れの生ずるのを防止するのに
十分に速く、織機を停止することは不可能であ
る。織機の作業者が、織機の再開の前に、できる
だけ短い時間を費やさなければならないだけであ
るようにするために、準備されたヨコ入れは、障
害信号が与えられた後は行われず、このヨコ糸５
は、ノズル７と、ろうと２３との協同作用によ
り、オサ１の近くには来ない。今や、作動をする
ようにされたノズル７は、ヨコ糸５の先頭端部
を、空気が吸引されるろうと２３の入り口開口の
方へ転向される。それから、吸引された空気は、
転向されたヨコ糸５と一緒に、端部部材２４のく
ぼみを通つて流れるが、この端部部材２４の中に
は、ろうと２３への進入を援助するために、管路
を経て圧縮空気を供給されるインゼクタを有する
ことができる。

第４図に示すように、織機２０は、駆動装置２
１を有しており、それにより、なかんずく、オサ
１が、オサ輪郭２と一緒に駆動される。ヨコ糸５
は、ヨコ糸ボビン５０から引き出され、ヨコ入れ
ノズル６１によりオサ１に沿つて噴き出される。
タテ糸は、ヤーンビーム１６から、軸１７の上を
オサ１を貫いて走行し、ヨコ糸５のヨコ入れ及び
オサ打ちの後、クロースビーム１８の上に巻き取
られる。ハウジング３０には、ヨコ入れノズル６
１及び噴き出しノズル７が固着されており、一
方、オサ輪郭２には、噴き出しノズル７の下部に
吸引ろうと２３が横たわつている。

織機の通常の運転においては、ヨコ糸５は、ヨ
コ入れノズル６１ないしは６２により、第１図に
示すように、ヒ道１５の内部の案内導溝１２の中
に吹き込まれる。案内導溝１２は、第１図から分
かるように、オサ１により形成される。ヨコ入れ
の間に、案内導溝１２は、織り幅の上において張
力を加えられているタテ糸１３及び１４により形
成されるヒ道１５の中にある。オサ１は、オサ輪
郭２の中に固着されているが、オサ輪郭２は、多
数のレバー３を介して、軸４に連結されている。
オサ１と、軸４との間の全体の配置は、スレー１
０として現されている。スレー１０は、ヨコ入れ
の間、ヨコ入れノズル６１及び６２と一緒に軸４
の回転により矢印４１の方向へ前進する。この運
動の終わりに、ヨコ入れノズルは、第１図のシア
ー８の背後の位置６１′ないしは６２′にあり、こ
の位置において、ヨコ糸５は切断される。スレー
１０は、そこで、再び、矢印４１と反対方向に戻
るように回転する。織機が、障害のために、自動
的に停止される時は、既に、ヨコ入れの準備をさ
れたヨコ糸は、もはや、ヒ道１５の領域に到達し
てはならない。その時には、ヨコ糸５は、噴き出
しノズル７により糸案内９０のそばを通つてろう
と２３の中に運び出され、オサ輪郭２の内部の輸
送管路２２の中に運び出される。ヨコ糸転向装置
は、それ故、ヨコ入れノズル６１及び６２の出口
開口の上部の噴き出しノズル７と、糸案内９０
と、ろうと２３とから成り立つており、ろうと２
３は、端部部材２４を介してオサ輪郭２の中に横
たわつている。ろうと２３及び輸送管路２２の中
には、負圧が支配しており、従つて、ヨコ糸５
は、吸引されることができる。

ヨコ入れの始めにおける転向過程の際には、ヨ
コ糸５は、噴き出しノズル７からの空気流によ
り、下方へ転向され、それ故、直接的に、ろうと
２３の中に浸せきする。糸案内９０の端部は、ヨ
コ入れノズル６１及び６２の下部において、第２
図に示すように、これらのノズルからの出口開口
の左方にある。転向過程の間に、主ノズルは、位
置６１′ないしは６２′の方向へシアー８の領域内
に動く。その場合、ヨコ糸は、第２図において、
やや右下方へ旋回された角の上を、鎖線により示
されたシアー刃８１ないしは８２の間の線９１に
沿つて滑る。シアー８２においては、シアー刃８
３が、交換可能に固着されている。ろうと２３
は、輸送管路２２の始まりにおいて、第１図に示
すように、シアー８の下部の位置２３′にある。
軸８６に回転可能に軸受けされ且つ駆動レバー８
５により動かされる上部のシアー刃８１の下降運
動によるヨコ糸の切断により、転向過程は終了す
る。

第３図には、第２図に比べて縮小された尺度
で、第２図の線−による断面により、転向過
程の中間位置が示されているが、この位置におい
ては、ヨコ糸５は、第２図の平面−のちよう
ど上部にある。第１及び２図から分かるように、
糸案内９０、下部のシアー刃８２及び固定フラン
ジ８４が、単一の要素に統合されているが、この
要素は、その上、上部のシアー刃８１を軸８６を
介して支持している。フランジ８４は、ハウジン
グ３０にねじ止めされている。切断の際に、上部
シアー刃８１は、矢印８７により示すように、軸
８６の回りに動き、この場合、下部シアー８１の
シアー刃８３の上を滑る。

また、糸案内９０が、ヨコ糸が、転向過程の終
わりに、ヨコ入れノズル６１ないしは６２の助け
により、シアー刃８１と８２との間の自由空間を
貫いて張力を加えられるように形成される時は、
下部シアー刃８２に対して直接的に連結すること
無しに、ハウジング３０に固着されることもでき
る。

糸案内９０は、単に１個のノズル６１又は２個
のノズル６１，６２より多くのノズルを有してい
る空気噴流式織機においても、使用されることが
できる。

発明の効果本発明は、上記のような構成及び作用を有して
いるので、転向を行わせるために何らの作動要素
をも運動させることを必要としないヨコ糸転向装
置を備えた空気噴流式織機を提供することができ
るという効果を発揮するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による配置を示す斜視図、第
２図は、ヨコ入れ方向に対して横方向及び同様に
糸案内に対して横方向に見た側面図、第３図は、
第２図の−線による断面図、第４図は、ヨコ
糸転向器を有している空気噴流式織機の略図であ
る。５……ヨコ糸、７，２２，２３，９０……ヨコ
糸転向器、１０……スレー、１５……ヒ道、２３
……ろうと、６１，６２……ヨコ糸ヨコ入れノズ
ル、８１，８２……シアー、８３……シアー刃、
９０……糸案内。

Claims

【特許請求の範囲】１ヒ道１５の外部に配置されたヨコ入れノズル
６１と、ノズル６１とヒ道１５との間に配置され
ると共にヨコ糸５を妨害によつて起こされる織機
停止信号に応答してヒ道１５から離れて保持する
ように作動可能であるヨコ糸転向器７，９０，２
２，２３と、糸案内９０とを有している空気噴流
式織機において、ヨコ糸転向器が、ヨコ入れノズ
ル６１からの新規な噴射に対して横方向に配置さ
れた噴き出しノズル７と、同じ方向に横たわつて
いるろうと２３とから構成されており、この場
合、噴き出しノズル７からの噴流が、ヨコ入れノ
ズル６１からの自由噴流と交差するようになつて
いることを特徴とする空気噴流式織機。２ヨコ入れノズル６１から見られて、自由噴流
と、噴き出しノズル７からの噴流との間の交差点
の前において、糸案内９０が、自由噴流のそばに
横方向に配置されており、また、噴き出しノズル
７から見られて、自由噴流と、噴き出しノズル７
からの噴流との間の交差点の後に、糸案内が、同
様に、噴き出しノズル７からの噴流に対して横方
向に横たわつている特許請求の範囲第１項記載の
空気噴流式織機。３糸案内９０が、少なくとも１個の、ある長さ
に渡つて延びており、この糸案内９０は、ヨコ入
れノズル６１，６２の、ヨコ入れ方向に対して横
方向のヨコ入れの運動範囲に相当しており、この
場合、糸案内９０が、ヨコ入れノズル６１，６２
の運動方向に横たわつている特許請求の範囲第１
又は２項記載の空気噴流式織機。４オサ１の方に向いている糸案内９０の端部
が、ヨコ入れ方向において、ヨコ入れノズル６
１，６２の端部が運動をする平面内に横たわつて
おり、また、他端部が、シヤー８１，８３が切断
の間に動く平面の背後に横たわつている特許請求
の範囲第３項記載の空気噴流式織機。５糸案内９０が、シヤー刃８１，８２の延長を
形成している特許請求の範囲第１又は２項記載の
空気噴流式織機。６下方のシヤー８３が、糸案内９０の上に交換
自在に固着されている特許請求の範囲第５項記載
の空気噴流式織機。７噴き出しノズル７が、ヨコ入れノズル６１の
上部に垂直に、下方に作用するように配置されて
おり、また、ろうと２３が、織機のスレー１０の
内部に横たわつている特許請求の範囲第１項記載
の空気噴流式織機。