JPH03106010A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JPH03106010A
JPH03106010A JP24429789A JP24429789A JPH03106010A JP H03106010 A JPH03106010 A JP H03106010A JP 24429789 A JP24429789 A JP 24429789A JP 24429789 A JP24429789 A JP 24429789A JP H03106010 A JPH03106010 A JP H03106010A
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健二 鹿熊
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水富 勝則
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、電解質としてTCNQ塩(ここでTCNQ塩
とは7・7・8・8テトラシアノキノジメタンを意味す
る)よi)なる有機半導体を用いた固体電解コンデンサ
の製造方法に関する。
(口)従来の技術 従来、固体電解コンデンサの固体電解質として有機半導
体、特にT C N Q tiを用いることが提案され
ている(例えば特公昭62−52939号公報(HOI
G9/02)参照)。このような従来技術においては、
第2図に示す如く、TCNQ塩からなる有機半導体の粉
末(6)を適量熱伝導性のケース(アルミニウムケース
等)(5)に適度に加圧して収納し、これを250〜3
00℃の温度で融解液化し、あらかじめ予熱しておいた
コンデンサ素子(1)を浸漬する。更にコンデンサ素子
をケースと共に急冷却後、ケース開口部に熱硬化性樹脂
(例えばエポキシ樹脂)(7)を充填し、85〜1. 
0 5℃の温度で長時間放置して硬化させていた。尚、
ここでコンデンサ素子(1)とはアルミニウム、タンタ
ル、ニオブ等の弁作用を有する金属の化戊箔を陽極とし
、通常これら金属の化戊処理を施していない箔を陰極と
し,そしてこれら陰極箔と陽極箔の間にスペーサ紙を挟
んで巻回したものである。また、(2)(3)はそれぞ
れ陽極および陰極リード線、(4)はリードボスである
このような従来の固体電解コンデンサにおいては、固体
電解質としての有機半導体(6)がその上に被覆された
熱硬化性樹脂(7)と反応してその特性が劣化する。そ
の結果、有機半導体の等価直列抵抗(ESR)が大きく
なり、初期特性の悪化を招くという問題がある。
(ハ)発明が解決しようとする課題 本発明は上述の如き問題、即ち固体電解質としての有機
半導体がエポキシ系財脂と有機半導体との反応により劣
化し、ESRが増大するという問題を解決するものであ
る。
〈二)課題を解決するための手段 本発明はコンデンサ素子にTCNQ塩を含浸後、冷却固
化し、該コンデンサ素子を低分子量ポノマ一で被覆する
ものである。また、斯る低分子量ポリマーによる被覆後
、耐湿性に優れたエポキシ系樹脂で被覆するものである
。更にまた、コンデンサ素子を全面樹脂封口したいわゆ
る財脂ディノプタイプにするのではなく、ケースに収納
するタイプにする場合、コンデンサ素子を被覆する低分
子量ポリマーでケースの開口部を封止する。更に必要に
応じて斯るケース開口部を耐湿性に優れたエポキシ系樹
脂で被覆するものである。
(ホ)作 用 低分子量ポリマーはTCNQ塩と全く反応しないので、
TCNQ塩が劣化することがない。また、更に斯る低分
子量ポリマーは粉末状にできるので、作業性も良く、ま
たいつでも溶融して使用できるため可使用時間(ポット
ライフ)の心配もない。斯る低分子量ポリマーをエポキ
シ系樹脂で被覆すればコンデンサ素子への水分の浸入が
防止される。更にまた、エポキシ系樹脂とTCNQ塩と
の間にT C N Q塩と反応しない低分子量ポリマー
の財脂層が形戊されているので、エポキシ系樹脂とTC
NQ塩との反応によりTCNQ塩が劣化することがない
(へ)実施例 本発明の実施例として、陽極用アルミニウム箔と陰極用
アルミニウム箔とを厚さ50μのマニラ紙をセパレータ
紙として巻き取ったコンデンサ素子に、固体電解質とし
てN−n−プチルーイソキノリウム(TCNQ)2のT
CNQ塩を用いた場合の製造過程を説明する。
まず、上記持取リコンデンサ素子の陽極箔の切り口を化
或液を用いて陽極化戊電圧とほぼ同じ電圧を印加し、化
處する。次に第1図に示す如く有底円筒状のアルミニウ
ムケース(・↓)内に上記TCNQ塩の粉末(6)を適
量入れ、TCNQ塩の融点以上、好ましくは280℃〜
300℃に保持された鉄板上に上記ケースを加熱保持す
る。尚。斯るケース(5)は最終的にはコンデンサの外
囲器となるものである。上記TCNQ塩(6)の融点は
210〜230℃であり、従って上記加熱によりケース
内のTCNQ塩は融解液化する。続く工程ではケース内
の液化TCNQ塩中にあらがじめ準備されているコンデ
ンサ素子(1)を浸漬し、素子内にTCNQ塩(6)を
含浸させる。
次に工程では直ちにこの状態でケースごと急冷し、TC
NQ塩を固化させる。斯る工程によりコンデンサ素子(
1)に液状のTCNQ塩(6)が含浸され、その後の急
冷却によりTCNQ塩は再結晶化して2〜5Ωcm(2
5℃)の高い電導度を示す固体電解質を形或する。
続く工程では前記TCNQ塩含浸済みの素子(1〉上に
低分子量ポリマーとじて低分子量ポリプロピレン(市販
商品名:ビスコール等)の粉末(8)をケース開口部上
端まで充てんした後、190℃中に1分間放置し、低分
子量ポリプロピレン(8)を液化させた後、冷却する。
そして冷却固化後、最後に熱硬化性樹脂(7)にて上記
ケース(5)の開口部を封口する。
次に125℃にて1時間ほぼコンデンサの定格電圧と同
じ電圧を印加して目的とする固体電解コンデンサか完戊
する。本発明の実施例と従来例との特性比較データを次
に記戟する。
なお、実施例1〜3は低分子量ポリマーとして低分子量
ポリオレフィンを使用し、それを素子上に充てん後、加
熱融解し、冷却固化し、更にその上にエポキシ財脂を被
覆して封口したものである。また従米例l〜3はエポキ
シ樹脂にて封口したものである。
第  1  表 なお、上記表はサンプル各20個の平均値を示す。また
測定温度は20℃である。
第1表の実施例からわかる如く、有機半導体(TCNQ
塩)を屯解質として用いた固体電解コンデンサにおいて
、ESRの増大の防止に役立っていることがわかる。
尚、この他のN−n−プロビルキノリン、X−エチルイ
ソキノリン、X−イソプロビルキノリン、N−n−へキ
シルキノリン等のT C N Q +=についても同様
の効果が得られる。
(ト)発明の効果 本発明の固体電解コンデンサの製造方法によれば、低分
子量ポリマーはTCNQ塩と全く反応しないので、TC
NQ塩を含浸したコンデンサ素子の被覆や封口に使用す
ると、TCNQ塩の特性が劣化することがなく、更に、
低分子量ポリマーで被覆後、エポキシ系樹脂で被覆した
り、封目する際には水分の浸入を更に確実に遮断できる
ので、極めて特性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の固体電解コンデンサの製造方法を用い
たコンデンサの実施例を示す断面図、第2図は従来例の
断面図である。 (1)・・・コンデンサ素子、(2)(3)・・・陽極
および陰極リード線、(5)・・・金属ケース、(6)
・・・有機半導体{TCNQ塩).(7)・・・エポキ
シ系樹脂、(8)・・・低分子量ポリマー 第1図 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アルミニウム、タンタル、ニオブ等の弁作用を有
    する金属の化成箔よりなる陽極箔と該金属の薄箔よりな
    る陰極箔との間にセパレータ紙を介して巻回したコンデ
    ンサ素子に、加熱融解可能で且つ冷却固化後コンデンサ
    用電解質として使用し得る電導度を有するTCNQ塩を
    加熱して含浸させ、冷却固化後、前記コンデンサ素子の
    少なくとも一部を低分子量ポリマーで被覆或は封口する
    ことを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  2. (2)前記コンデンサ素子の少なくとも一部を低分子量
    ポリマーで被覆した後、更にエポキシ系樹脂にて被覆或
    は封口することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の固体電解コンデンサの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5707407A (en) * 1994-12-12 1998-01-13 Nec Corporation Method of forming chip-formed solid electrolytic capacitor without an anode lead projecting from anode member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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