JPH031044Y2 - - Google Patents
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- JPH031044Y2 JPH031044Y2 JP1055186U JP1055186U JPH031044Y2 JP H031044 Y2 JPH031044 Y2 JP H031044Y2 JP 1055186 U JP1055186 U JP 1055186U JP 1055186 U JP1055186 U JP 1055186U JP H031044 Y2 JPH031044 Y2 JP H031044Y2
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- filter plate
- liquid
- filter
- passage hole
- liquid passage
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 39
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 239000012466 permeate Substances 0.000 claims 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000000706 filtrate Substances 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、エンジンオイルなどの液体を濾過す
る濾過体(エレメント)に関するものである。
る濾過体(エレメント)に関するものである。
第6図に示すように、中心部に通液孔1をもつ
多角形または円盤状の濾材よりなる濾過板Aと、
第7図に示すような、中心部に、上記通液孔1と
適合する通液孔2をもち、かつ、複数の突片3を
放射状に設けるとともに、この各突片3に、一端
が上記通液孔2に連通する凹み溝3aを形成した
濾過板Bとを交互に多数積層して、第4図に示す
ようなブロツク状のエレメントCを構成し、この
エレメントCの外周縁より濾過すべき液体を流入
し、濾過板Bの接触しない濾過板Aの表面より濾
過液体を浸透濾過させ、濾過板Bの凹み溝3aに
涌き出た液体を通液孔1,2をへて流出するよう
にしたエレメントCは既に提案されている。
多角形または円盤状の濾材よりなる濾過板Aと、
第7図に示すような、中心部に、上記通液孔1と
適合する通液孔2をもち、かつ、複数の突片3を
放射状に設けるとともに、この各突片3に、一端
が上記通液孔2に連通する凹み溝3aを形成した
濾過板Bとを交互に多数積層して、第4図に示す
ようなブロツク状のエレメントCを構成し、この
エレメントCの外周縁より濾過すべき液体を流入
し、濾過板Bの接触しない濾過板Aの表面より濾
過液体を浸透濾過させ、濾過板Bの凹み溝3aに
涌き出た液体を通液孔1,2をへて流出するよう
にしたエレメントCは既に提案されている。
しかしながら従来のことのようなエレメントC
を構成する上記濾過板Bの放射状突片3は、第7
図に示すように直線状であるため、次のような問
題点があつた。
を構成する上記濾過板Bの放射状突片3は、第7
図に示すように直線状であるため、次のような問
題点があつた。
(a) 濾過板A,Bを交互に積重ねるに当たり、積
層される各濾過板Bの突片が上下方向に重ね合
わないと面圧が得られず、濾過機能は不可とな
ることから、組立てに当たり、突片3が必ず上
下方向に重ね合うようにしなければならず、組
立てコストが大きい。
層される各濾過板Bの突片が上下方向に重ね合
わないと面圧が得られず、濾過機能は不可とな
ることから、組立てに当たり、突片3が必ず上
下方向に重ね合うようにしなければならず、組
立てコストが大きい。
(b) 突片3が上下方向に重ね合うために、少なく
とも濾過板Bに形成する通液孔2の形状を、第
7図に示すように突片3の数に対応した多角形
状とし、この通液孔2の角部と突片3の位置関
係を同一条件とする必要があり、製作精度が要
求される。
とも濾過板Bに形成する通液孔2の形状を、第
7図に示すように突片3の数に対応した多角形
状とし、この通液孔2の角部と突片3の位置関
係を同一条件とする必要があり、製作精度が要
求される。
(c) 各突片3を重ね合わせるめに、各突片3の先
端部及び他方の濾過板Aの外周に位置決め用ボ
ルト挿通用の孔4を設ける必要があり、部品点
数が増えコスト高となる。
端部及び他方の濾過板Aの外周に位置決め用ボ
ルト挿通用の孔4を設ける必要があり、部品点
数が増えコスト高となる。
(d) 突片3の長さに限度があり、濾過液体の涌き
出し部分に制約をうけることから、ある設定さ
れた濾過性能をうるためには、エレメントCを
大型化しなければならず、重量が増し、コスト
高となる。
出し部分に制約をうけることから、ある設定さ
れた濾過性能をうるためには、エレメントCを
大型化しなければならず、重量が増し、コスト
高となる。
本考案は、このような実情に鑑みなされたもの
で、簡単な而も合理的手段によつて従来技術の問
題点を解消せしめ、同じ性能の濾過性能を得るの
に従来より大巾なコンパクト化が計れ、加えて、
組立ての簡便化を計ることにより、生産性,経済
的効果の大きな濾過体を提供せんとするものであ
る。
で、簡単な而も合理的手段によつて従来技術の問
題点を解消せしめ、同じ性能の濾過性能を得るの
に従来より大巾なコンパクト化が計れ、加えて、
組立ての簡便化を計ることにより、生産性,経済
的効果の大きな濾過体を提供せんとするものであ
る。
従来技術の問題点を解決する本考案の構成は、
中心部に通液孔を有する円盤状の濾過板Aと、中
心部に、上記通液孔と適合する通液孔を有し、か
つ、複数の突片を放射状に設けるとともに、この
各突片に夫々凹み溝を形成した濾過板Bとを交互
に多数積層してブロツク状のエレメントを構成
し、このエレメントをケース内に組込み、このエ
レメントの外周縁より濾過すべき液体を流入し、
濾過板Bの接触しない濾過板Aの表面より濾過液
体を浸透濾過させ、濾過板Bの凹み溝に涌き出た
液体を通液孔をへて流出するようにした濾過体に
おいて、上記一方の濾過板Bを構成する放射状の
各突片を、中心から外方に向け延びる放射状部
と、他方の濾過板Aの外周縁にそつて夫々同一方
向に向け延び、かつ、先端を隣接突片に近接させ
た屈曲部とにより形成したことを特徴とするもの
である。
中心部に通液孔を有する円盤状の濾過板Aと、中
心部に、上記通液孔と適合する通液孔を有し、か
つ、複数の突片を放射状に設けるとともに、この
各突片に夫々凹み溝を形成した濾過板Bとを交互
に多数積層してブロツク状のエレメントを構成
し、このエレメントをケース内に組込み、このエ
レメントの外周縁より濾過すべき液体を流入し、
濾過板Bの接触しない濾過板Aの表面より濾過液
体を浸透濾過させ、濾過板Bの凹み溝に涌き出た
液体を通液孔をへて流出するようにした濾過体に
おいて、上記一方の濾過板Bを構成する放射状の
各突片を、中心から外方に向け延びる放射状部
と、他方の濾過板Aの外周縁にそつて夫々同一方
向に向け延び、かつ、先端を隣接突片に近接させ
た屈曲部とにより形成したことを特徴とするもの
である。
第1〜5図について実施例の詳細を説明する。
第1図は濾材にて形成した円盤状の濾過板Aの
平面図,第2図は同上濾過板Bの平面図,第3図
は濾過板A,Bを交互に積層したブロツク状のエ
レメントの正面図,第4図は濾過板Bの別形状を
示す平面図,第5図はエレメントをケース内に組
込んだ濾過装置の一部切欠正面図である。
平面図,第2図は同上濾過板Bの平面図,第3図
は濾過板A,Bを交互に積層したブロツク状のエ
レメントの正面図,第4図は濾過板Bの別形状を
示す平面図,第5図はエレメントをケース内に組
込んだ濾過装置の一部切欠正面図である。
第1図に示す濾過板Aは円盤状であるけれど
も、多角形状でもよい。そしてこの濾過板Aの中
心部には円形の通液孔11が設けられている。こ
の通液孔11は濾過された液体が流出するもので
あるため、円形にこだわることはない。
も、多角形状でもよい。そしてこの濾過板Aの中
心部には円形の通液孔11が設けられている。こ
の通液孔11は濾過された液体が流出するもので
あるため、円形にこだわることはない。
第2図に示す濾過板Bは本考案の要部を構成す
るもので、中心部に、上記濾過板Aの通液孔11
に適合する通液孔12を有し、而も中心から放射
状に複数の突片13を等間隔毎に形成したもので
ある。そして、この各突片13は、中心から外方
に向け延びる放射状部13aと、他方の濾過板A
の外周縁に沿つて夫々同一方向に向け延び、か
つ、先端を隣接突片13に近接させた屈曲部13
bとにより形成せしめたもので、この突片13は
図から明らかなように、平面形状がL字形をして
いる。図中13cは、上記各突片13の略中央部
にそつて設けた凹み溝で、これの一端は通液孔1
2に連通され、他端は突片13の先端より内側に
位置させたものである。
るもので、中心部に、上記濾過板Aの通液孔11
に適合する通液孔12を有し、而も中心から放射
状に複数の突片13を等間隔毎に形成したもので
ある。そして、この各突片13は、中心から外方
に向け延びる放射状部13aと、他方の濾過板A
の外周縁に沿つて夫々同一方向に向け延び、か
つ、先端を隣接突片13に近接させた屈曲部13
bとにより形成せしめたもので、この突片13は
図から明らかなように、平面形状がL字形をして
いる。図中13cは、上記各突片13の略中央部
にそつて設けた凹み溝で、これの一端は通液孔1
2に連通され、他端は突片13の先端より内側に
位置させたものである。
第4図に示す実施例は、上記放射状部13aと
屈曲部13bとを略半円弧形状の突片13内に納
めたものである。そして、上述のように構成され
た濾過体AとBとを交互に積み重ね、第3図のよ
うに、所要高さをもつブロツク状のエレメントC
を得、このエレメントCを第5図に示すように、
ケース14内に組込み、濾過装置Dを構成する。
図中15はキヤツプ,16は濾過すべき液体の流
入口,17は濾過された液体の流出口,18はエ
ンドプレート,19は発条である。
屈曲部13bとを略半円弧形状の突片13内に納
めたものである。そして、上述のように構成され
た濾過体AとBとを交互に積み重ね、第3図のよ
うに、所要高さをもつブロツク状のエレメントC
を得、このエレメントCを第5図に示すように、
ケース14内に組込み、濾過装置Dを構成する。
図中15はキヤツプ,16は濾過すべき液体の流
入口,17は濾過された液体の流出口,18はエ
ンドプレート,19は発条である。
尚第3図に示すブロツク状のエレメントCの形
成に当たつては、各濾過板A,Bに設けた通液孔
11,12の形状に適合する丸棒(図示略)(通
液孔が六角であれば六角棒)に順次交互に濾過板
A,Bを挿通し、一定高さのブロツクになつたと
ころで丸棒より外して仮止めし、ケース内に組込
むものである。また濾過残渣は濾過板A,A間の
間隙部に溜る。
成に当たつては、各濾過板A,Bに設けた通液孔
11,12の形状に適合する丸棒(図示略)(通
液孔が六角であれば六角棒)に順次交互に濾過板
A,Bを挿通し、一定高さのブロツクになつたと
ころで丸棒より外して仮止めし、ケース内に組込
むものである。また濾過残渣は濾過板A,A間の
間隙部に溜る。
上述のように本考案の構成によれば、次のよう
な効果が得られる。
な効果が得られる。
(a) 従来のように、濾過板Bを構成する放射状の
突片を上下方向に重合する組立て作業が省略さ
れ、単に両濾過板A,Bを交互に積層する作業
でエレメントが得られ、生産性の向上、組立て
コストの低減が計れる。
突片を上下方向に重合する組立て作業が省略さ
れ、単に両濾過板A,Bを交互に積層する作業
でエレメントが得られ、生産性の向上、組立て
コストの低減が計れる。
(b) 従来技術に比べ、突片の長さ、詳しくは、濾
過液体の涌き出し部分の大きさが略倍加され、
濾過性能の向上が計れ、同じ性能の濾過性能を
得るのに、従来より大巾なコンパクト化がなし
得られ、コスト低減と共に軽量化が得られる。
過液体の涌き出し部分の大きさが略倍加され、
濾過性能の向上が計れ、同じ性能の濾過性能を
得るのに、従来より大巾なコンパクト化がなし
得られ、コスト低減と共に軽量化が得られる。
(c) 両濾過板A,Bの積層が不規則でよいため、
通液孔の形状は任意でよく、また従来のように
位置決めに必要な部材も不必要となり、経済的
効果が大きい。
通液孔の形状は任意でよく、また従来のように
位置決めに必要な部材も不必要となり、経済的
効果が大きい。
第1図は本考案を構成する濾過板Aの平面図,
第2図は濾過板Bの平面図,第3図エレメントの
正面図,第4図は濾過板Bの別例の平面図,第5
図は濾過装置の一部切欠正面図,第6図は従来の
濾過板Aの平面図,第7図は同上濾過板Bの平面
図である。 A……濾過板、B……濾過板、C……エレメン
ト、D……濾過装置、11,12……通液孔、1
3……突片、13a……放射状部、13b……屈
曲部、13c……凹み溝、14……ケース、15
……キヤツプ、16……流入口、17……流出
口、18……エンドプレート、19……発条。
第2図は濾過板Bの平面図,第3図エレメントの
正面図,第4図は濾過板Bの別例の平面図,第5
図は濾過装置の一部切欠正面図,第6図は従来の
濾過板Aの平面図,第7図は同上濾過板Bの平面
図である。 A……濾過板、B……濾過板、C……エレメン
ト、D……濾過装置、11,12……通液孔、1
3……突片、13a……放射状部、13b……屈
曲部、13c……凹み溝、14……ケース、15
……キヤツプ、16……流入口、17……流出
口、18……エンドプレート、19……発条。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 〔第1項〕 (a) 中心部に通液孔を有する円盤状の濾過板A
と、中心部に、上記通液孔と適合する通液孔を
有し、かつ、複数の突片を放射状に設けるとと
もに、この各突片に夫々凹み溝を形成した濾過
板Bとを交互に多数積層してブロツク状のエレ
メントを構成し、このエレメントをケース内に
組込み、このエレメントの外周縁より濾過すべ
き液体を流入し、濾過板Bの接触しない濾過板
Aの表面より濾過液体を浸透濾過させ、濾過板
Bの凹み溝に涌き出た液体を通液孔をへて流出
するようにした濾過体において、 (b) 上記一方の濾過板Bを構成する放射状の各突
片を、中心から外方に向け延びる放射状部と、
他方の濾過板Aの外周縁にそつて夫々同一方向
に向け延び、かつ、先端を隣接突片に近接させ
た屈曲部とにより形成したことを特徴とする液
体用濾過体。 〔第2項〕 上記濾過板Bの各突片の平面形状を、L字形と
した実用新案登録請求の範囲第1項記載の液体用
濾過体。 〔第3項〕 上記濾過板Bの各突片の平面形状を、略半円形状
とした実用新案登録請求の範囲第1項記載の液体
用濾過体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1055186U JPH031044Y2 (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1055186U JPH031044Y2 (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62123214U JPS62123214U (ja) | 1987-08-05 |
JPH031044Y2 true JPH031044Y2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=30796948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1055186U Expired JPH031044Y2 (ja) | 1986-01-27 | 1986-01-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH031044Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100365404B1 (ko) * | 2000-07-11 | 2002-12-26 | 주식회사 에이스랩 | 필터용 금속박판 및 그것을 이용한 여과장치 |
-
1986
- 1986-01-27 JP JP1055186U patent/JPH031044Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62123214U (ja) | 1987-08-05 |
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