JPH0120976Y2 - - Google Patents

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JPH0120976Y2
JPH0120976Y2 JP588286U JP588286U JPH0120976Y2 JP H0120976 Y2 JPH0120976 Y2 JP H0120976Y2 JP 588286 U JP588286 U JP 588286U JP 588286 U JP588286 U JP 588286U JP H0120976 Y2 JPH0120976 Y2 JP H0120976Y2
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JP
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hole
paper
periphery
center
oil
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JP588286U
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JPS61135517U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は車両用の積層型過エレメントとし
て使用される紙に関する。
(従来の技術) トラツクや建設車両等の大型車両では、エンジ
ン摺動部に対する潤滑油の浄化のために、油圧回
路中のメインフイルタの手前においてオイルパン
に通じるバイパスを設け、このバイパスの途中に
サブフイルタを配設して、オイルポンプから送ら
れるオイルの一部をサブフイルタで処理し、メイ
ンフイルタの負担を軽減すると共に挾雑物の除去
効率を高めるようにしている。
そして、上記のサブフイルタには中心部に透孔
を設けた円形、多角形または外周に凹部を設け複
数の放射状片を形成した平板状紙を多数枚積層
し、その中心透孔部に多孔のセンターパイプを通
すかまたは通さずして、周縁部を複数本のボルト
で締結した円筒状の積層型過エレメントが主に
用いられる。そして、このような過エレメント
は容器中に装着され、その外側をダーテイサイド
とし、内側をクリーンサイドとし、両サイドの圧
力差を利用して、過エレメントの外側から処理
すべきオイルを各紙に浸透通過させ、浄化され
たオイルをセンターパイプまたは各紙の中心透
孔で形成される取出し通路に流出させるようにし
ている。
(考案が解決すべき問題点) ところで、上記過エレメントを構成する平板
状の紙のうち円形や多角形の紙ではダーテイ
サイドとクリーンサイド間の距離が長いため、両
サイド間の圧力差を有効に利用することができ
ず、また、外周に凹部を設け複数の放射状片を形
成させたものでも、内周部では中心透孔との間の
距離が短いため比較的に両サイド間の圧力差が有
効に作用するが、外端部では中心透孔までの距離
が円形または多角形のものと同様に長いため、圧
力差を有効に利用することができず、各紙がま
だ過機能を保有しているにかかわらず、交換せ
ざるを得ない難点がある。
そこで、この考案は形状の如何にかかわらずク
リーンサイドとダーテイサイド間の圧力差を有効
に利用することができ、処理オイルの浸透流入が
円滑で、過寿命および過効率を向上させるこ
とのできる積層型過エレメントの紙を提供す
るものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的のもとにその考案は、積層型過エレ
メント用の紙として、中心部に透孔を設けた平
板状の紙の表面に、内端が上記透孔と連通しそ
の透孔部分から周縁に向い外端が周縁に達しない
放射状の細みぞを複数形成したことを特徴として
いる。
(実施例) 図面を参照してこの考案の実施例について説明
すれば、第1図イ,ロにおいて11は厚さが1mm
ないし3mm程度の円形(または多角形)の平板状
に成形された紙であつて、中心部にはセンター
パイプを挿通するかまたは挿通しないで取出し通
路となる透孔12が設けられ、その表面には内端
が中心透孔12に連通し、その中心透孔12から
周縁に向うが外端が周縁に達しない多数の放射状
の細みぞ13が円周方向に間隔をおいて形成さ
れ、また、上記細みぞ13同志の間には周縁から
中心透孔12に向うが中心透孔12に達しない別
の細みぞ13aが設けられていて、周縁部には所
要の間隔をおいて複数のボルト挿通孔14が設け
られている。
そして、この紙11は細みぞ13を設けた表
面を上にすると共にボルト挿通孔14の位置を合
せて多数積層され、その上下端に第2図のように
エンドプレート4a,4bが施され、各ボルト挿
通孔14に線条のボルト15を挿通して緊締さ
れ、一つの円筒の過エレメントeに形成され、
更にこの過エレメントeは図示の例では各紙
の中心透孔12に容器1の底部に立設された多孔
のセンターパイプ2が嵌挿されて容器1中に装着
される。
そこで、容器1の底部に設けた入口1aからオ
イルを流入させれば、そのオイルは過エレメン
トeの周辺部から第1図矢印のように紙11に
浸透して最寄りの細みぞ13の部分に集まり、そ
の細みぞ13を伝つて中心透孔12側に浄化され
て流れ、また、一部のオイルは周縁から中心透孔
12に向う細みぞ13aに伝つて中心部に向い
紙に浸透してセンターパイプ2中に流出して出口
1bからオイルパン側に環流する。
この場合、中心透孔12から周縁に向う細みぞ
13の数を所要に選択することにより、周縁から
中心透孔12に向う細みぞ13aは省略してもよ
く、しかして、中心透孔12から周縁に向う細み
ぞ13を設けたことにより、各紙11の中心透
孔12部分すなわちクリーンサイドの低い圧力が
細みぞ13に伝わつていて、その外端が高い圧力
状態にあるエレメント周辺のダーテイサイドに比
較的近い距離に位置するため、両サイドの圧力差
が全周的に有効に作用し、オイルの過エレメン
トeへの浸透流入が促進される。
また、第3図は多角形の中心透孔12′の周り
に複数の幅の広い扇形状片11a′と複数の放射状
片11b′を設け、扇形状片11a′と放射状片11
b′との間に凹部15′を形成した変形平板状の
紙エレメント11′を示すものであり、その表面
には各扇形状片11a′の両側部および各放射状片
11b′に内端が中心透孔12′に連通し、その中
心透孔12′から周縁に向う外端が周縁に達しな
い二条の細みぞ13′が形成され、両片の周縁部
にはボルト挿通孔14′が設けられている。
この紙11′は一枚ごとに所要の角度(図示
の例では60度)ずつずらせて積層され、上下の
紙11′間には部分的に過表面となる紙の厚
みに相当する間隙が形成される。
そして、前記の例と同じように上下端に端板が
施され、ボルト挿通孔14′に挿通したボルトに
よつて過エレメントに組立てられ、容器中に装
着されて使用されるが、その場合、放射状片11
b′には中心透孔12′から周縁に向い外端が周縁
と近接位置にある複数の細みぞ13′が設けられ
ているため、これらの細みぞ13′を介してクリ
ーンサイドの低い圧力が周縁部まで伝わつてお
り、ダーテイサイドとクリーンサイド間の圧力差
の関係が中心透孔12′に近い内周部だけでなく
放射状片11b′の周縁部にも同様に形成されるこ
とになり、その結果、オイルの紙への浸透流入
が全周的に促進される。
なお、紙表面の細みぞはプレスまたは切削等
の手段によつて形成することができる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、積層型オイルフイ
ルタに用いられる平板状の紙として、その表面
に内端が中心透孔に連通し、その透孔部分から周
縁に向い外端が周縁に達しない放射状の細みぞを
複数設けたので、周辺のダーテイサイドと中心の
クリーンサイド間の圧力差を紙のほぼ全周にわ
たつて有効に利用することができ、オイルの紙
への浸透流入が円滑で過寿命および過効率を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図イはこの考案の一実施例の平面図。同図
ロはそのA−A線に沿つた断面図。第2図は紙
エレメントの使用状態を示すオイルフイルタの断
面図。第3図は他の実施例の平面図。 図中、1……容器、2……センターパイプ、4
a,4b……端板、11,11′……紙、12,
12′……透孔、13,13a,13′……細み
ぞ、14,14′……ボルト挿通孔、e……過
エレメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部に透孔を設けた平板状の紙の表面に、
    内端が上記透孔と連通し、その透孔部分から周縁
    に向い外端が周縁に達しない放射状の細みぞを複
    数形成してなる積層型過エレメント用の紙。
JP588286U 1986-01-21 1986-01-21 Expired JPH0120976Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP588286U JPH0120976Y2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21

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JP588286U JPH0120976Y2 (ja) 1986-01-21 1986-01-21

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JPS61135517U JPS61135517U (ja) 1986-08-23
JPH0120976Y2 true JPH0120976Y2 (ja) 1989-06-23

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