JPH09234311A - オイルフイルタのろ過エレメント - Google Patents

オイルフイルタのろ過エレメント

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JPH09234311A
JPH09234311A JP8067412A JP6741296A JPH09234311A JP H09234311 A JPH09234311 A JP H09234311A JP 8067412 A JP8067412 A JP 8067412A JP 6741296 A JP6741296 A JP 6741296A JP H09234311 A JPH09234311 A JP H09234311A
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JP
Japan
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filter
fan
filter medium
parts
shaped
Prior art date
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Pending
Application number
JP8067412A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hamada
雄一 濱田
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TENETSUKUSU KK
Original Assignee
TENETSUKUSU KK
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Publication date
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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [課題] 積層型オイルフイルタのろ過エレメントとし
て、オイルの流通抵抗を少なくしてオイルを処理し易く
する。 [解決手段] 平板状をなし中央に通孔部13b,23
bを備える第1ろ材13と第2ろ材23からなり、第1
ろ材13は通孔部13bの周りに四つの扇形状部13a
と内側が通孔部13bに通じ外側が帯部13dで塞がれ
た四つの空所13cを交互に有し、第2ろ材23は通孔
部23bの周りに四つの羽根部23aと、内側が帯部2
3dで塞がれ外側が開放された四つの切欠部23cを交
互に有し、二つの第1ろ材13の間に二つの第2ろ材2
3を配設して組となし、上下の第1ろ材同士及び第2ろ
材23同士を45度ずらせ、上半部において第1ろ材1
3の扇形状部13aと空所13cが第2ろ材23の切欠
部23cと羽根部23aに重なり、下半部では第2ろ材
23の羽根部23aと切欠部23cが第1ろ材13の空
所13cと扇形状部13aに重なるようにして多数積層
し、上下端には端板を施してろ過エレメントとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオイルフイルタ主
として積層型オイルフイルタのろ過エレメントの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両用エンジンの潤滑油を処理するフイ
ルタとして、コスト的に有利でろ過精度が良好なところ
から、積層型のオイルフイルタが用いられており、その
一つとして実公昭62−25203号が提案されてい
る。
【0003】その概略を示せば図8のとおりであり、エ
ンジンサイドのアダプタAにカバープレート2を介して
取付けられた金属又は合成樹脂製の円筒状容器1の内部
に、平板状のろ紙3を積層しその上下端に端板4a,4
b(下側のものは環状)を施し、その周縁の複数箇所に
おいて鋼線5を挿し通し締結したろ過エレメントEが収
容されており、その単一のろ紙3は厚さが1mmないし3
mm程度のもので、図9のように六角形の窓孔3cを設け
た中央部からほぼ70度の角度で外方に広がりかつ両側
の重ね代部に窓孔3cから周辺部に向かう複数の細みぞ
3dを有する3つの扇形状の部分3aが周方向に等間隔
に設けられて三ツ葉状をなしていて、そのろ紙3が60
度ずつ角度をずらせて積層され、それらは一枚おきに同
一位相をとり、同一位相になって重なる上下の扇形部分
3aの間に扇形空所6が円周方向に3つずつ形成されて
いる。
【0004】そして、使用時には、容器1中に入ったオ
イルがろ過エレメントEの周囲部から各空所6内に流入
し、図10の点線矢印のようにその一部は中央部のろ紙
壁を通り抜けて窓孔3cに流出し、他は空所両側のろ紙
壁に浸透しつつ細みぞ3dに集まり、みぞ3dに誘導さ
れて窓孔3cに流出するようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ろ過エレメントでは、オイルの処理過程において、同一
位相になる上下のろ材3間の空所6中にスラッジによる
ケーキ層が形成され、オイルはそのケーキ層及びろ紙壁
を通り抜けることにより浄化されるので、ろ過精度は良
好であるが、ろ紙3の厚さより大きな幅の中央部及び両
側のろ紙3の壁を通らなければならず、オイルの流通抵
抗が高いため、オイルポンプから供給されるオイルの一
部(10%程度)を処理するいわゆるバイパス方式のオ
イルフイルタに専ら用いられ、ほぼ全量を処理するフル
フロー方式のオイルフイルタには用いられていない。
【0006】そこで、この発明は積層型のろ過エレメン
トとして、オイルの流通抵抗を少なくして、処理流量の
多いフルフロー方式のオイルフイルタにも適用できるよ
うにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題のもとにこの発
明は、積層型のオイルフイルタのろ過エレメントとし
て、ろ紙又は不織布で平板状をなし中央に通孔部を備え
る第1ろ材と第2ろ材からなり、第1ろ材は通孔部の周
りに、複数の扇形状部とこれと同数で内側が通孔部に連
通し外側が所定幅の帯部で塞がれた扇形状の空所を交互
に有し、第2ろ材は通孔部の周りに扇形状の羽根部と内
側が所定幅の帯部で塞がれ外側が開放された扇形状の切
欠部をそれぞれ第1ろ材の扇形状部と同数交互に備え、
上記第1ろ材の二つのものの間に二つの第2ろ材を配設
して組となし、上下の第1ろ材同士及び第2ろ材同士は
相互に所定の角度ずらせ、上半部の第1ろ材と第2ろ材
において第1ろ材の扇形状部と空所がそれぞれ第2ろ材
の切欠部と羽根部に重なるようになす一方、下半部の第
2ろ材と第1ろ材において第2ろ材の羽根部と切欠部が
それぞれ第1ろ材の空所と扇形状部に重なるようにな
し、上記一組のろ材の下又は上に他の組の上段配置又は
下段配置の第1ろ材が位置するように多数積層し、その
上下端に端板を施して一体に結合したことを特徴として
いる。
【0008】
【実施の形態】図1,図2はそれぞれこの発明に係るろ
過エレメントを構成するろ材の一例を示すもので、第1
のろ材13及び第2のろ材23は共に厚さが1mmないし
3mm程度のろ紙又は不織布からなって平板状をなし、第
1のろ材13は外周がフイルタ容器より若干小さな直径
の円形をなすと共に中心部にはフイルタのカバープレー
トの中央ボス部より若干大きな直径の通孔部13bを備
え、その通孔部13bの周りには、中心角がほぼ50度
の四つの扇形状部13aと、中心角がほぼ40度で内周
部即ち内側が通孔部13bに連通し、外周部即ち外側が
所定幅(ろ材の厚さより大きな幅)の弧状の帯部13d
によって塞がれた四つの扇形状の空所13cが円周方向
に交互に形成されている。又、各扇形状部13aの外周
部両側には鋼線挿通用の小孔13eが設けられ、図1に
おける点線は各扇形状部13aにおける2mmないし5mm
幅の重ね代を表している。
【0009】一方、第2のろ材23は第1ろ材13と直
径が同じで、中央に第1ろ材13の通孔部13bに一致
する通孔部23bを備え、その通孔部23bの周りには
中心角がほぼ50度をなして放射方向に伸びる四つの扇
形状の羽根部23aと、中心角がほぼ40度で内側が所
定幅(ろ材の厚さより大きい幅)の弧状の帯部23dで
塞がれた四つの扇形状の切欠部23cが円周方向に交互
に形成されており、各羽根部23aの外周部両側には鋼
線挿通用の小孔23eが設けられている。
【0010】そして、上記第1,第2のろ材13と23
を各二枚ずつ四枚を一組とし、図3のようにそれらの中
央の通孔部13b,23bを一致させ、そして、第1の
ろ材13を上下に置き、その間に二つの第2のろ材23
を挟むように配置し、先ず上の第1のろ材13の下側に
一つの第2のろ材23を、その羽根部23aが第1ろ材
13の空所13cに重なり、切欠部23cが扇形状部1
3aに重なるようになし、その第2ろ材23の下側に同
じ第2のろ材23を上のものに対し45度ずらせ、その
羽根部23aと切欠部23cがそれぞれ上のものの切欠
部23cと羽根部23aに重なるように置き、更にその
下に第1のろ材13を上段の第1ろ材13に対し45度
ずらせて配置し、その扇形状部13aと空所13cが直
上のろ材23の切欠部23cと羽根部23aに重なるよ
うにする。
【0011】このように四枚一組として重ねたものの下
又は上に、再び別の組の上段配置又は下段位置の第1ろ
材13がくるように重ね合せ、これを図3のX−X線に
沿って切断すると図4のようになり、第1ろ材13の扇
形状空所13cによって、外周部が帯部13dにより閉
じられ内周部が中央の通孔部13b,23bに通じる第
2の通路L2 と、第2ろ材23の扇形状の切欠部23c
により外周部が開放され内周部が帯部23dにより閉じ
られた第1の通路L1 が1段おきに交互に形成されてい
る。
【0012】上記のようにして二種のろ材13と23を
多数重ね合せ、図5のようにその上端に薄鉄板からなる
盲の端板14aを被せると共に下端には環状の端板14
bを施し、ろ材13,23の外周部の小孔13e,23
eとこれらに一致する端板14a,14bの小孔に鋼線
15を挿通し、全体を締結することによりろ過エレメン
トEが形成され、中心部には多数の通孔部13c,23
cによりクリーン通路16が形成される。
【0013】かくて、ろ過エレメントEは前記のように
円筒状容器中に、中央のクリーン通路16に多孔のパイ
プを挿通するか又は挿通しないままで収容して使用され
るが、エンジン側のブラケットから容器中に入ったオイ
ルはろ過エレメントEの周囲部から図4の矢印のように
外周部が開放された各第1の通路L1 に流入し、その通
路L1 の内端はろ材の肉厚より大きな幅の帯部23dで
塞がれていて、そこを通るには抵抗が大きいので、第1
通路L1 の上下壁をなす第2ろ材23の羽根部23aと
第1ろ材13の扇形状部13aを横切って浄化されつつ
その上又は下に位置する第2の通路L2 に出て、それに
案内されて中央の通孔部13b,23b即ちクリーン通
路16に流出する。
【0014】そして、時間的経過により各第1の通路L
1 中に徐々にスラッジによるケーキ層が形成され、オイ
ルはそのケーキ層及びろ材壁を通ることにより精度よく
浄化される。
【0015】図6は中心角がほぼ70度の扇形状部13
aとほぼ50度の扇形状の空所13cを交互に三つずつ
設けた第1ろ材13の変更例を示し、又図7は中心角が
ほぼ70度の羽根部23aとほぼ50度の扇形状の切欠
部23cを交互に三つずつ設けた第2ろ材23の変更例
を示すが、それらの重ね方は上記の例と変りない、そし
て、第1ろ材13の扇形状部13aと扇形状の空所13
c及び第2ろ材23の羽根部23aと切欠部23cの数
は2個ずつないし5個ずつの範囲が実用的であるが、重
ね代と流通面の関係で図示のように3個ないし4個ずつ
が製作上,機能上好ましい。
【0016】又、第1,第2のろ材13,23の外形及
び中央通孔部13b,23bの形状は円形に限らず、扇
形状部13aや空所13c並びに羽根部23a,切欠部
23cの数に応じて四角形,六角形,八角形等の多角形
になしてもよく、その場合、内外の帯部23d,13d
は弧状でなく直線状になる。
【0017】更に、上下の端板14a,14bを第1,
第2のろ材13,23と同じろ紙,不織布製のものとす
れば、積層ろ材及び端板全体を接着,溶着等の手段で結
合することが可能で、使用ずみになった際には、ろ過エ
レメントEをそのままで焼却処理することができる。
【0018】
【発明の効果】この発明は車両エンジンに用いられる積
層型のオイルフイルタのろ過エレメントとして上述のよ
うに構成されているので、従来のものに比べ、オイルの
流通抵抗が少なく、オイルを精度よく円滑に浄化するこ
とができ、バイパス方式のものとしてだけでなく、処理
流量の多いフルフロー方式のオイルフイルタにも適用す
ることができ、そして、上下端に施す端板をろ材と同じ
材質のものとすることにより、接着,溶着等の結合が可
能で、重量の軽減が図られ、使用ずみの際には焼却処理
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1ろ材の一例の平面図。
【図2】この発明に係る第2ろ材の一例の平面図。
【図3】組をなす第1ろ材と第2ろ材の配設状態を示す
分離斜視図。
【図4】第1ろ材と第2ろ材の積層状態を示す一部の断
面図。
【図5】この発明のろ過エレメントの一部を省略した断
面図。
【図6】第1ろ材の変更例の平面図。
【図7】第2ろ材の変更例の平面図。
【図8】従来のろ過エレメントを用いたオイルフイルタ
の断面図。
【図9】従来のろ紙の平面図。
【図10】従来のろ紙を積層してオイルの流れの状態を
示す平面図。
【符号の説明】
13 第1ろ材 13a 扇形状部 13b 通孔部 13c 空所 13d 帯部 23 第2ろ材 23a 羽根部 23b 通孔部 23c 切欠部 23d 帯部 14a 端板 14b 端板 E ろ過エレメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ろ紙又は不織布で平板状をなし中央に通孔
    部を備える第1ろ材と第2ろ材からなり、第1ろ材は通
    孔部の周りに、複数の扇形状部とこれと同数で内側が通
    孔部に連通し外側が所定幅の帯部で塞がれた扇形状の空
    所を交互に有し、第2ろ材は通孔部の周りに扇形状の羽
    根部と内側が所定幅の帯部で塞がれ外側が開放された扇
    形状の切欠部をそれぞれ第1ろ材の扇形状部と同数交互
    に備え、上記第1ろ材の二つのものの間に二つの第2ろ
    材を配設して組となし、上下の第1ろ材同士及び第2ろ
    材同士は相互に所定の角度ずらせ、上半部の第1ろ材と
    第2ろ材において第1ろ材の扇形状部と空所がそれぞれ
    第2ろ材の切欠部と羽根部に重なるようになす一方、下
    半部の第2ろ材と第1ろ材において第2ろ材の羽根部と
    切欠部がそれぞれ第1ろ材の空所と扇形状部に重なるよ
    うになし、上記一組のろ材の下又は上に他の組の上段配
    置又は下段配置の第1ろ材が位置するように多数積層
    し、その上下端に端板を施して一体に結合したことを特
    徴とするオイルフイルタのろ過エレメント。
JP8067412A 1996-02-29 1996-02-29 オイルフイルタのろ過エレメント Pending JPH09234311A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056635A1 (fr) * 2006-11-10 2008-05-15 Nippon Eirich Co., Ltd. Dispositif de filtration
WO2018001381A1 (zh) * 2016-06-30 2018-01-04 王晓东 一种用于榨汁机或榨油机的滤网结构及具有该滤网结构的榨汁机或榨油机

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056635A1 (fr) * 2006-11-10 2008-05-15 Nippon Eirich Co., Ltd. Dispositif de filtration
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