JPH0337708Y2 - - Google Patents

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JPH0337708Y2
JPH0337708Y2 JP10054486U JP10054486U JPH0337708Y2 JP H0337708 Y2 JPH0337708 Y2 JP H0337708Y2 JP 10054486 U JP10054486 U JP 10054486U JP 10054486 U JP10054486 U JP 10054486U JP H0337708 Y2 JPH0337708 Y2 JP H0337708Y2
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synthetic resin
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filter medium
hole
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は合成樹脂製スペーサと合成樹脂製多
孔質膜の濾材とでなる細密フイルタエレメントに
関する。
[従来の技術] 電子工業や食品工業などにおいて液体浄化のた
めの細密濾過用に合成樹脂製多孔質膜を合成樹脂
製の円板状スペーサに溶着したフイルタエレメン
トが知られている。例えば実開昭59−20804号公
報に開示されたものがそれである。
[考案が解決しようとする課題] 最近特にガス体の清浄度を向上させるため、よ
り多くの塵埃を捕捉させ濾過効率を高めることが
要求されている。これに対しては上記の多孔質膜
の濾孔径をさらに小さくしたものを用いることが
考えられるが、これでは濾過抵抗が著しく高ま
り、また濾材の目詰まりが急速に進み著しく寿命
が短かくなる。
さらに従来のように多孔質膜を単葉で濾材とし
たものは、強度の弱い多孔質膜が伸びて濾孔径が
拡大したり、膜が破損したりすることにより、濾
過機能を失う場合が多くなる [課題を解決するための手段] ボス部とその外周に順次に内枠部、濾過部、外
枠部を設けた合成樹脂製の円板状スペーサと、合
成樹脂製多孔質膜を複数枚重ねた環状濾材とでな
り、環状濾材の内周縁をスペーサの内枠部に、外
周縁をスペーサの外枠部に熱溶着したものであ
る。
[作用] この考案の細密フイルタエレメントは濾材外方
から原液が複数枚の多孔質膜を順次通過して濾過
され、濾液はスペーサの濾過部から流体流路を経
て中央貫通孔に集められエレメント外に送出され
る。
濾過の過程において、従来の多孔質膜単葉のも
のより枚数増加分だけ塵埃捕捉の機会が増し、塵
埃捕捉量が多くなる。また特に濾孔径を縮小して
いないから、濾過抵抗の増加が少ない。
さらに1枚の多孔質膜に故障があつても他の多
孔質膜で正常な濾過が行なわれる。
[実施例] 第1図にこの考案の実施例を示す。細密フイル
タエレメント1はスペーサ2と濾材12とで成
る。スペーサ2は中央貫通孔6aを有するボス部
6のまわりに順次外方へ環状の内枠部7、濾過部
8、外枠部9が設けられ、ボス部6が他の部分よ
りやや厚くなつた円板状をなし合成樹脂(ポリプ
ロピレン等の熱可塑性樹脂)製である。濾過部の
表面には溝8aや刻まれ中央貫通孔6aとスペー
サの内部通路7aで連通している。四ふつかエチ
レンである環状の多孔質膜3,4,5が順次に重
ねられて濾材12をなし、濾材12の内周縁は内
枠部7に、外周縁は外枠部9に熱溶着されてい
る。この例では多孔質膜3,4,5の内径が順次
1〜2mm程度小さく、外径が順次に1〜2mm程度
大ききなつている。多孔質膜3の内周縁3aがス
ペーサ2の内枠部7に熱溶着され、多孔質膜4,
5の内周縁4a,5aが上記内径の直径差の部分
で直接内枠部7に熱溶着されている。また多孔質
膜3の外周縁3bがスペーサ2の外枠部9に熱溶
着され、多孔質膜4,5の外周縁4b,5bが上
記外径の直径差の部分で直接外枠部9に熱溶着さ
れている。この例のように各多孔質膜のおのおの
を直接スペーサに熱溶着することは、多孔質膜の
膜厚が薄い場合や材質の融点が高い場合で膜同志
の溶着が脆弱になりやすい場合の溶着手段として
好適である。この例の四ふつかエチレンの多孔質
膜はスペーサの合成樹脂と投錨効果により強固に
接合される。
第2図にこの細密フイルタエレメント1が積層
されてフイルタ11を形成する状態を示す。細密
フイルタエレメント1はボス部6の端面が互に機
密に溶着されて適宜段数積層され、連通する各中
央貫通孔6aの一方端が閉塞され、他方端はハウ
ジング10の出口孔10bに連通するように接合
される。流体はハウジング10の入口孔10aか
ら入り濾材12の各多孔質膜3,4,5を通過し
て濾過され濾過部の溝8aから内部通路7aを経
て中央貫通孔6aに集まり出口孔10bから送出
される。
[考案の効果] この考案の細密フイルタエレメントは多孔質膜
を複数枚重ねて濾材としたので、濾孔径を小さく
した多孔質膜を単葉で用いたものよりも、濾過抵
抗の増加を低く抑制したままで塵埃捕捉量を増加
させて濾過効率を高め、濾材の目詰まりを遅らせ
て寿命を延長することができる。また仮に多孔質
膜の1枚に故障があつた場合でも濾過機能を失う
ことがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は積層型フイルタを示す断面図である。 3,4,5……多孔質膜、6……ボス部、7…
…内枠部、8……濾過部、9……外枠部、12…
…濾材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央貫通孔を有するボス部とその外側に順次に
    環状の内枠部、濾過部、外枠部を設け、濾過部表
    面に設けた流体流路と中央貫通孔を連通させた合
    成樹脂製の円板状スペーサと、合成樹脂製多孔質
    膜を複数枚重ねた環状濾材とでなり、環状濾材の
    内周縁および外周縁がそれぞれ前記スペーサの内
    枠部および外枠部に熱溶着された細密フイルタエ
    レメント。
JP10054486U 1986-06-30 1986-06-30 Expired JPH0337708Y2 (ja)

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JP10054486U JPH0337708Y2 (ja) 1986-06-30 1986-06-30

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JPS636006U JPS636006U (ja) 1988-01-16
JPH0337708Y2 true JPH0337708Y2 (ja) 1991-08-09

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EP1148925B1 (en) * 1999-02-04 2011-08-10 3M Innovative Properties Company Graded particle-size retention filter medium for cell-type filter unit

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JPS636006U (ja) 1988-01-16

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