JPH03104239A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPH03104239A JPH03104239A JP24407689A JP24407689A JPH03104239A JP H03104239 A JPH03104239 A JP H03104239A JP 24407689 A JP24407689 A JP 24407689A JP 24407689 A JP24407689 A JP 24407689A JP H03104239 A JPH03104239 A JP H03104239A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- voltage
- wiring electrode
- wiring
- ion implantation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 67
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 23
- 239000012535 impurity Substances 0.000 claims abstract description 4
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 claims description 33
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract description 24
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 62
- JBRZTFJDHDCESZ-UHFFFAOYSA-N AsGa Chemical compound [As]#[Ga] JBRZTFJDHDCESZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 10
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 7
- -1 silicon ions Chemical class 0.000 description 6
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 3
- 238000005036 potential barrier Methods 0.000 description 3
- 229910052796 boron Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N Magnesium Chemical compound [Mg] FYYHWMGAXLPEAU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 230000004888 barrier function Effects 0.000 description 1
- 229910052790 beryllium Inorganic materials 0.000 description 1
- ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N beryllium atom Chemical compound [Be] ATBAMAFKBVZNFJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052749 magnesium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011777 magnesium Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- WQJQOUPTWCFRMM-UHFFFAOYSA-N tungsten disilicide Chemical compound [Si]#[W]#[Si] WQJQOUPTWCFRMM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910021342 tungsten silicide Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要〕
MESFET等の素子と配線T!!極とを化合物半導体
基板に併存させた半導体装置に関し、素子の特性を変調
させずに、配線電極と素子との間隔を小さくすることを
目的とし、 半導体素子が形成される化合物半導体層にデイーブレベ
ルを形成する不純物のイオン注入層を設け、該イオン注
入層の上に配線電極を形成したことを含み構戒し、また
は、半導体素子が形成される化合物半導体層にディープ
レベルを形成する不純物のイオン注入層を設け、該イオ
ン注入層の下方及び側方に素子が形成される活性領域と
反対の導電型層を形成するとともに、前記イオン注入層
の上に配線電極を設けたことを含み構或する.〔産業上
の利用分野〕 本発明は、半導体装置に関し、より詳しくは、MESF
ET等の素子と配線電極とを化合物半導体層に併存させ
た半導体装置に関する。
基板に併存させた半導体装置に関し、素子の特性を変調
させずに、配線電極と素子との間隔を小さくすることを
目的とし、 半導体素子が形成される化合物半導体層にデイーブレベ
ルを形成する不純物のイオン注入層を設け、該イオン注
入層の上に配線電極を形成したことを含み構戒し、また
は、半導体素子が形成される化合物半導体層にディープ
レベルを形成する不純物のイオン注入層を設け、該イオ
ン注入層の下方及び側方に素子が形成される活性領域と
反対の導電型層を形成するとともに、前記イオン注入層
の上に配線電極を設けたことを含み構或する.〔産業上
の利用分野〕 本発明は、半導体装置に関し、より詳しくは、MESF
ET等の素子と配線電極とを化合物半導体層に併存させ
た半導体装置に関する。
化合物半導体装置の集積度を向上するために、素子と配
線電極との間隔を狭くしているが、配線電極に印加され
る電圧によって素子の特性が変調されることがある。
線電極との間隔を狭くしているが、配線電極に印加され
る電圧によって素子の特性が変調されることがある。
例えば第5図に示すように、ガリウム砒素(Ga^S)
よりなる化合物半導体基板50にMESFET(met
al se+aiconducLor field e
ffect transistor)52と配線電極5
1を形成し、MESFET52のドレイン電極53と配
線電極5lとの距離を10μmにするとともに、ドレイ
ン電極53・ソース電極54間にドレイン電圧Vllを
、ゲート電極55にゲート電圧v6をそれぞれ印加して
ドレイン電流■。を1.7mAにする. そして、配線電極52に印加する電圧を変化させて、第
6図に例示するような特性が得られ、負の配線電圧を−
4■よりも増加させた場合に、活性層55を通るドレイ
ン電流■。が低下することになり、トランジスタの特性
が変調することがわかる. このため、闇値電圧−4vよりも大きな負の配線電圧を
配線電極51に印加する半導体装置においては、配線電
極51とMESFET52との距離をさらに離す必要が
あり、これによれば高集積化に支障をきたすといった不
都合がある.〔発明が解決しようとする課題〕 このため、比抵抗の高い化合物半導体基板を使用するこ
とにより、配線電極5lによるMESFET52への影
響を少なくした半導体装置が提案されているが、比抵抗
の高い化合物半導体基板にイオンを注入してこれをアニ
ールしても、注入されたイオンが活性化しにくくなり、
トランジスタ特性が悪くなるといった問題がある。
よりなる化合物半導体基板50にMESFET(met
al se+aiconducLor field e
ffect transistor)52と配線電極5
1を形成し、MESFET52のドレイン電極53と配
線電極5lとの距離を10μmにするとともに、ドレイ
ン電極53・ソース電極54間にドレイン電圧Vllを
、ゲート電極55にゲート電圧v6をそれぞれ印加して
ドレイン電流■。を1.7mAにする. そして、配線電極52に印加する電圧を変化させて、第
6図に例示するような特性が得られ、負の配線電圧を−
4■よりも増加させた場合に、活性層55を通るドレイ
ン電流■。が低下することになり、トランジスタの特性
が変調することがわかる. このため、闇値電圧−4vよりも大きな負の配線電圧を
配線電極51に印加する半導体装置においては、配線電
極51とMESFET52との距離をさらに離す必要が
あり、これによれば高集積化に支障をきたすといった不
都合がある.〔発明が解決しようとする課題〕 このため、比抵抗の高い化合物半導体基板を使用するこ
とにより、配線電極5lによるMESFET52への影
響を少なくした半導体装置が提案されているが、比抵抗
の高い化合物半導体基板にイオンを注入してこれをアニ
ールしても、注入されたイオンが活性化しにくくなり、
トランジスタ特性が悪くなるといった問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって
、素子の特性を変調させずに、配線電極と素子との間隔
を小さくすることができる半導体装置を提供することを
目的とする. 〔課題を解決するための手段〕 上記した課題は、第1図に例示するように半導体素子1
が形成される半絶縁性化合物半導体基板2にイオン注入
層7を設け、該イオン注入層7の上に配線電極8を形成
したこと特徴とする半導体装置、 または、第2図に示すように、半導体素子が形成される
半絶縁性化合物半導体基板2にイオン注入層7を設け、
該イオン注入層の下方及び側方に導電型層を形成すると
ともに、前記イオン注入層の上に配線電極を設けたこと
を特徴とする半導体装置により解決する。
、素子の特性を変調させずに、配線電極と素子との間隔
を小さくすることができる半導体装置を提供することを
目的とする. 〔課題を解決するための手段〕 上記した課題は、第1図に例示するように半導体素子1
が形成される半絶縁性化合物半導体基板2にイオン注入
層7を設け、該イオン注入層7の上に配線電極8を形成
したこと特徴とする半導体装置、 または、第2図に示すように、半導体素子が形成される
半絶縁性化合物半導体基板2にイオン注入層7を設け、
該イオン注入層の下方及び側方に導電型層を形成すると
ともに、前記イオン注入層の上に配線電極を設けたこと
を特徴とする半導体装置により解決する。
第1の発明によれば、半導体素子1を形成しようとする
化合物半導体基板2にイオン注入層7を設け、この上に
配線電極8を形成している。
化合物半導体基板2にイオン注入層7を設け、この上に
配線電極8を形成している。
このため、配線電極8の電圧による半導体素子1への影
響をイオン注入層7によって少なくすることができる. 例えば、化合物半導体基Fi.2にMESFF,Tを形
成した場合に、第2図の実線で示すようなドレイン電流
■。と配線電圧V,との関係が得られることになり、半
導体素子lの特性を変調させない配線電圧v1を、イオ
ン注入層7を有しない装置(第5.6図)よりも大きく
することが可能になる. また、半導体素子1と配線電極8との距離を短くしても
、イオン注入層7があるために、半導体素子1の特性に
変調をきたさない配線電極8の電圧を高くすることがで
き、半導体回路の集積度を高めることが可能になる(第
2図中二点鎖線、第6図). これらは、次のような理由によるものと考えられる. 即ち、半絶縁性の化合物半導体基板2は、EL一2のよ
うな深いエネルギー準位を有しているために、第4図に
示すような特性があり、化合物半導体基板2に印加され
る電圧が闇値電圧V TFLよりも大きくなると、基板
2中を通る電流Iが増加して、この電流■の増加により
配線電極8の電圧が半導体素子1に伝わり易くなって、
半導体素子lの特性を変調させることになる. 入層7は、深いエネルギー単位を多く有しているために
、イオン注入層7かない場合よりも閾値電圧V TFL
は大きくなり、半導体素子1に影響を与えない配線電圧
の限界値が高くなる. しかも、配線電極8と半導体素子lを近づけると、これ
らの間のエネルギー障壁の厚さが薄くなるため、配線電
圧による半導体素子1への影響が大きくなるが、イオン
注入層7において深いエネルギー準位が多くなっている
分だけ、その影響を抑制することができる. このために、半導体素子1と配線電極8との距離を短く
しても、イオン注入層7がない場合に比べて配線電圧に
よる影響を少なくすることができ、集積度を高めること
が可能になる. また、第2の発明によれば、イオン注入層lと化合物半
導体基板2との間のポテンシャル障壁を導電層lOによ
ってさらに高くすることができ、半導体素子1の特性を
変調させない配線電圧V.の限界値をさらに高めること
が可能になる.〔実施例〕 そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る. 第1図は、本発明の第1の実施例を示す装置の断面であ
って、図中符号1は、半絶縁性のガリウム砒素(Ga^
3〉基板2に形成されたMESFETで、このMESF
ETIは、Ga^3基板2のトランジスタ形成領域Aに
シリコンイオンを注入して形成したn型の活性層3と、
活性層3の中央領域にシッットキ接触したタングステン
シリサイドのゲート電極4と、ゲート電極4の両脇にお
いて活性1i13にオーミック接触した金あるいはその
合金よりなるソース電極5及びドレイン電極6とによっ
て構或されており、これらの電極4〜6のうち、ソース
電極5は接地され、また、ドレイン電極6には正の電圧
V.が、ゲート電極4には負の電圧vGが印加されてい
る. 7は、ドレイン電極6から一定の距HLをおいてGa^
3基板2表層に形成されたイオン注入層で、このイオン
注入層7は、例えば酸素イオンをエネルギ−130ke
V、ドーズ量I X I Q ”/dで注入して形成し
たもので、この上には配線電極8が形成されている. 次に、上記した実施例の作用について説明する.この実
施例において、ドレイン電極6からlOμm離した状態
でイオン注入層7を形成し、また、ドレイン電流I,が
1.7+s^となるようにドレイン電圧V D 3 s
ゲート電圧vGの値を調整する.そして、配線電極8に
印加する負の配線電圧v1の値を変えていくと、イオン
注入層7の存在によって第2図の実線に示すような特性
が得られ、配線電極8の電圧がO〜−8■となる範囲で
ドレイン電流■,が一定となり、さらに負の配線電圧■
bを増やすと、ドレイン電流IIlが徐々に低下する.
また、ドレイン電極6からの距離Lを6μmとすれば、
第2図の二点鎖線に示すような特性が得られ、MESF
ETIの特性に変調をきたさない配線電極8の印加電圧
を−5vとすることができる.この結果、ドレイン電流
■。、を低下させる電極電圧v1が同じであっても、第
5.6図に示す従来装置よりも距離を短くすることがで
き、半導体回路の集積度を高めることが可能になる.こ
れらは、次のような理由によるものと考えられる. 即ち、GaAs基[2は半絶縁性であり、EL−2のよ
うな深いエネルギー準位を有しているために第4図に示
すような特性が得られる.この場合、GaAs基板2に
印加される電圧が、闇値電圧VTFLIを越えるとGa
^3基板2に流れる電流■が大幅に増加し、この電流の
増加により配線電極8に加わる電圧が活性層3に伝わり
易くなって、活性層3底部に空乏層を生じさせるため、
配線電圧vbを閾値電圧V?FLIよりも大きくすると
、第2図のようにドレイン電流I●が低下することにな
る。
響をイオン注入層7によって少なくすることができる. 例えば、化合物半導体基Fi.2にMESFF,Tを形
成した場合に、第2図の実線で示すようなドレイン電流
■。と配線電圧V,との関係が得られることになり、半
導体素子lの特性を変調させない配線電圧v1を、イオ
ン注入層7を有しない装置(第5.6図)よりも大きく
することが可能になる. また、半導体素子1と配線電極8との距離を短くしても
、イオン注入層7があるために、半導体素子1の特性に
変調をきたさない配線電極8の電圧を高くすることがで
き、半導体回路の集積度を高めることが可能になる(第
2図中二点鎖線、第6図). これらは、次のような理由によるものと考えられる. 即ち、半絶縁性の化合物半導体基板2は、EL一2のよ
うな深いエネルギー準位を有しているために、第4図に
示すような特性があり、化合物半導体基板2に印加され
る電圧が闇値電圧V TFLよりも大きくなると、基板
2中を通る電流Iが増加して、この電流■の増加により
配線電極8の電圧が半導体素子1に伝わり易くなって、
半導体素子lの特性を変調させることになる. 入層7は、深いエネルギー単位を多く有しているために
、イオン注入層7かない場合よりも閾値電圧V TFL
は大きくなり、半導体素子1に影響を与えない配線電圧
の限界値が高くなる. しかも、配線電極8と半導体素子lを近づけると、これ
らの間のエネルギー障壁の厚さが薄くなるため、配線電
圧による半導体素子1への影響が大きくなるが、イオン
注入層7において深いエネルギー準位が多くなっている
分だけ、その影響を抑制することができる. このために、半導体素子1と配線電極8との距離を短く
しても、イオン注入層7がない場合に比べて配線電圧に
よる影響を少なくすることができ、集積度を高めること
が可能になる. また、第2の発明によれば、イオン注入層lと化合物半
導体基板2との間のポテンシャル障壁を導電層lOによ
ってさらに高くすることができ、半導体素子1の特性を
変調させない配線電圧V.の限界値をさらに高めること
が可能になる.〔実施例〕 そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る. 第1図は、本発明の第1の実施例を示す装置の断面であ
って、図中符号1は、半絶縁性のガリウム砒素(Ga^
3〉基板2に形成されたMESFETで、このMESF
ETIは、Ga^3基板2のトランジスタ形成領域Aに
シリコンイオンを注入して形成したn型の活性層3と、
活性層3の中央領域にシッットキ接触したタングステン
シリサイドのゲート電極4と、ゲート電極4の両脇にお
いて活性1i13にオーミック接触した金あるいはその
合金よりなるソース電極5及びドレイン電極6とによっ
て構或されており、これらの電極4〜6のうち、ソース
電極5は接地され、また、ドレイン電極6には正の電圧
V.が、ゲート電極4には負の電圧vGが印加されてい
る. 7は、ドレイン電極6から一定の距HLをおいてGa^
3基板2表層に形成されたイオン注入層で、このイオン
注入層7は、例えば酸素イオンをエネルギ−130ke
V、ドーズ量I X I Q ”/dで注入して形成し
たもので、この上には配線電極8が形成されている. 次に、上記した実施例の作用について説明する.この実
施例において、ドレイン電極6からlOμm離した状態
でイオン注入層7を形成し、また、ドレイン電流I,が
1.7+s^となるようにドレイン電圧V D 3 s
ゲート電圧vGの値を調整する.そして、配線電極8に
印加する負の配線電圧v1の値を変えていくと、イオン
注入層7の存在によって第2図の実線に示すような特性
が得られ、配線電極8の電圧がO〜−8■となる範囲で
ドレイン電流■,が一定となり、さらに負の配線電圧■
bを増やすと、ドレイン電流IIlが徐々に低下する.
また、ドレイン電極6からの距離Lを6μmとすれば、
第2図の二点鎖線に示すような特性が得られ、MESF
ETIの特性に変調をきたさない配線電極8の印加電圧
を−5vとすることができる.この結果、ドレイン電流
■。、を低下させる電極電圧v1が同じであっても、第
5.6図に示す従来装置よりも距離を短くすることがで
き、半導体回路の集積度を高めることが可能になる.こ
れらは、次のような理由によるものと考えられる. 即ち、GaAs基[2は半絶縁性であり、EL−2のよ
うな深いエネルギー準位を有しているために第4図に示
すような特性が得られる.この場合、GaAs基板2に
印加される電圧が、闇値電圧VTFLIを越えるとGa
^3基板2に流れる電流■が大幅に増加し、この電流の
増加により配線電極8に加わる電圧が活性層3に伝わり
易くなって、活性層3底部に空乏層を生じさせるため、
配線電圧vbを閾値電圧V?FLIよりも大きくすると
、第2図のようにドレイン電流I●が低下することにな
る。
ここで、GaAs基板2にイオン注入層7を設けると、
このイオン注入層7が深いエネルギー準位をGaAs基
[2よりも多く有しているために、閾値電圧V?FLは
さらに大きくなってvIFL.となり、ドレイン電圧■
.を低下させない負の配線電圧v1の限界値を大きくす
ることができる。
このイオン注入層7が深いエネルギー準位をGaAs基
[2よりも多く有しているために、閾値電圧V?FLは
さらに大きくなってvIFL.となり、ドレイン電圧■
.を低下させない負の配線電圧v1の限界値を大きくす
ることができる。
しかも、配線ti7とドレイン電極6を近づけると、配
線電極8と活性層3とのエネルギーlI!壁の厚さが薄
くなるため、配線電圧V,によるMESFETIへの影
響が大きくなるが、イオン注入層7において深いエネル
ギー準位が多くなっている分だけ、その影響を少なくす
ることができる。
線電極8と活性層3とのエネルギーlI!壁の厚さが薄
くなるため、配線電圧V,によるMESFETIへの影
響が大きくなるが、イオン注入層7において深いエネル
ギー準位が多くなっている分だけ、その影響を少なくす
ることができる。
このために、活性層3と配線電極8との距離を短くして
も、イオン注入層7がない場合に比べて配線電圧■1に
よるMESFETIへの影響を少なくすることができ、
集積度を高めることが可能になる. なお、上記した実施例でにおいては、酸素イオンを注入
してイオン注入層を形成したが、硼素イオン、プロトン
等を注入して形成することも可能である. 第3図は、本発明の第2の実施例の要部を示す断面図で
あって、図中符号10は、GaAs基板2に形成された
P型の導電層で、この導電層10は、ベリリウム、マグ
ネシウム等のイオンを注入し、この後にその領域をア二
一ルして形成したもので、導電層10の内部には、第1
の実施例と同様に、酸素イオン、硼素イオン等を打ち込
んだイオン注入層11が形成されており、その上には配
線電極12が設けられている. この実施例によれば、イオン注入層l1とGaAs基板
2との間のポテンシャル障壁を、p型の導電層IOによ
ってさらに高くすることができ、ドレイン電流I.を低
下させない負の配線電圧V.かさらに大きくなる。
も、イオン注入層7がない場合に比べて配線電圧■1に
よるMESFETIへの影響を少なくすることができ、
集積度を高めることが可能になる. なお、上記した実施例でにおいては、酸素イオンを注入
してイオン注入層を形成したが、硼素イオン、プロトン
等を注入して形成することも可能である. 第3図は、本発明の第2の実施例の要部を示す断面図で
あって、図中符号10は、GaAs基板2に形成された
P型の導電層で、この導電層10は、ベリリウム、マグ
ネシウム等のイオンを注入し、この後にその領域をア二
一ルして形成したもので、導電層10の内部には、第1
の実施例と同様に、酸素イオン、硼素イオン等を打ち込
んだイオン注入層11が形成されており、その上には配
線電極12が設けられている. この実施例によれば、イオン注入層l1とGaAs基板
2との間のポテンシャル障壁を、p型の導電層IOによ
ってさらに高くすることができ、ドレイン電流I.を低
下させない負の配線電圧V.かさらに大きくなる。
なお、上記した実施例では、イオン注入層7,1l或い
は導電層10をGaAs基Fi2に設けたが、■属とV
属の元素からなる化合物半導体、その他の化合物半導体
よりなる基板に形成することもできる. また、上記した実施例では、基仮2に形成する半導体素
子としてMESFETを形成した場合について説明した
が、H E M T (high electronn
obility transistor)を設ける場合
にも同様に適用できる. 〔発明の効果〕 以上述べたように第lの発明によれば、半導体素子を形
成する化合物半導体層にイオン注入層を設け、この上に
配線電極を形成しているので、配線電極に印加する配線
電圧による半導体素子への影響を、イオン注入層によっ
て抑制することができ、例えば、化合物半導体層にME
SFETを形成した場合に、第2図の実線に例示するよ
うなドレイン電流と配線電極の電圧との関係が得られ、
半導体素子の特性を変調させない配線電圧の限界値をイ
オン注入層を設けない装置よりも大きくすることが可能
になる. また、半導体素子と配線電極との距離を短くしても、イ
オン注入層があるために、半導体素子の特性に変調をき
たさない配線電圧の限界値を高くすることができ、半導
体回路の集積度を高めることが可能になる。
は導電層10をGaAs基Fi2に設けたが、■属とV
属の元素からなる化合物半導体、その他の化合物半導体
よりなる基板に形成することもできる. また、上記した実施例では、基仮2に形成する半導体素
子としてMESFETを形成した場合について説明した
が、H E M T (high electronn
obility transistor)を設ける場合
にも同様に適用できる. 〔発明の効果〕 以上述べたように第lの発明によれば、半導体素子を形
成する化合物半導体層にイオン注入層を設け、この上に
配線電極を形成しているので、配線電極に印加する配線
電圧による半導体素子への影響を、イオン注入層によっ
て抑制することができ、例えば、化合物半導体層にME
SFETを形成した場合に、第2図の実線に例示するよ
うなドレイン電流と配線電極の電圧との関係が得られ、
半導体素子の特性を変調させない配線電圧の限界値をイ
オン注入層を設けない装置よりも大きくすることが可能
になる. また、半導体素子と配線電極との距離を短くしても、イ
オン注入層があるために、半導体素子の特性に変調をき
たさない配線電圧の限界値を高くすることができ、半導
体回路の集積度を高めることが可能になる。
また、第2の発明によれば、イオン注入層と化合物半導
体層との間のポテンシャル障壁を、導電層によってさら
に高くすることができ、半導体素子の特性を変調させな
い配線電圧を大きくすることができる.
体層との間のポテンシャル障壁を、導電層によってさら
に高くすることができ、半導体素子の特性を変調させな
い配線電圧を大きくすることができる.
第1図は、本発明の第1の実施例を示す装置の断面図、
第2図は、本発明の第1実施例装置のドレイン電流と配
線電圧との関係の一例を示す特性図、第3図は、本発明
の第2の実施例を示す装置の要部断面図、 第4図は、本発明に使用する基板に印加する電圧と電流
の関係の一例を示す特性図、 第5図は、従来装置の一例を示す断面図、第6図は、従
来装置のドレイン電流と配線電圧との関係の一例を示す
特性図である。 (符号の説明) 1・・・MESFET, 2・・・GaAs基仮(化合物半導体基板)、3・・・
活性層、 4・・・ゲート電極、 5・・・ソース電極、 6・・・ドレイン電極、 7・・・イオン注入層、 8・・・配線電極、 10・・・導電層、 11・・・イオン注入層、 l2・・・配線電極. 出 願 人 富士通株式会社
線電圧との関係の一例を示す特性図、第3図は、本発明
の第2の実施例を示す装置の要部断面図、 第4図は、本発明に使用する基板に印加する電圧と電流
の関係の一例を示す特性図、 第5図は、従来装置の一例を示す断面図、第6図は、従
来装置のドレイン電流と配線電圧との関係の一例を示す
特性図である。 (符号の説明) 1・・・MESFET, 2・・・GaAs基仮(化合物半導体基板)、3・・・
活性層、 4・・・ゲート電極、 5・・・ソース電極、 6・・・ドレイン電極、 7・・・イオン注入層、 8・・・配線電極、 10・・・導電層、 11・・・イオン注入層、 l2・・・配線電極. 出 願 人 富士通株式会社
Claims (2)
- (1)半導体素子が形成される化合物半導体層にディー
プレベルを形成する不純物のイオン注入層を設け、 該イオン注入層の上に配線電極を形成したことを特徴と
する半導体装置。 - (2)半導体素子が形成される化合物半導体層にディー
プレベルを形成する不純物のイオン注入層を設け、 該イオン注入層の下方及び側方に素子が形成される活性
領域と反対の導電型層を形成するとともに、 前記イオン注入層の上に配線電極を設けたことを特徴と
する半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24407689A JPH03104239A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24407689A JPH03104239A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03104239A true JPH03104239A (ja) | 1991-05-01 |
Family
ID=17113378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24407689A Pending JPH03104239A (ja) | 1989-09-19 | 1989-09-19 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03104239A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0812020A2 (en) | 1996-06-04 | 1997-12-10 | Fujitsu Limited | Field effect transisor with reduced delay variation |
US6200838B1 (en) | 1998-11-13 | 2001-03-13 | Fujitsu Quantum Devices Limited | Compound semiconductor device and method of manufacturing the same |
-
1989
- 1989-09-19 JP JP24407689A patent/JPH03104239A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0812020A2 (en) | 1996-06-04 | 1997-12-10 | Fujitsu Limited | Field effect transisor with reduced delay variation |
US5942773A (en) * | 1996-06-04 | 1999-08-24 | Fujitsu Limited | Field effect transistor with reduced delay variation |
CN1088542C (zh) * | 1996-06-04 | 2002-07-31 | 富士通株式会社 | 减少了延迟变动的场效应晶体管 |
US6200838B1 (en) | 1998-11-13 | 2001-03-13 | Fujitsu Quantum Devices Limited | Compound semiconductor device and method of manufacturing the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5342241B2 (ja) | ドレインおよび/またはソース変形注入物を有するjfet | |
US5124764A (en) | Symmetric vertical MOS transistor with improved high voltage operation | |
US5014108A (en) | MESFET for dielectrically isolated integrated circuits | |
US5143857A (en) | Method of fabricating an electronic device with reduced susceptiblity to backgating effects | |
JPS6119164A (ja) | 相補型集積回路とその製造方法 | |
US4771324A (en) | Heterojunction field effect device having an implanted region within a device channel | |
JPH02203566A (ja) | Mos型半導体装置 | |
JPH03104239A (ja) | 半導体装置 | |
US4683485A (en) | Technique for increasing gate-drain breakdown voltage of ion-implanted JFET | |
JPS61116875A (ja) | 半導体装置 | |
JPH0329326A (ja) | 接合型電界効果型トランジスタ | |
JP2762919B2 (ja) | 半導体素子 | |
JPS6352479A (ja) | GaAs電界効果型トランジスタ及びその製造方法 | |
JPS61152078A (ja) | シヨツトキゲ−ト型fet | |
JPH0758126A (ja) | 化合物半導体集積回路 | |
JPH0648839Y2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2968640B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPS62211959A (ja) | 半導体装置 | |
JPS63160280A (ja) | 砒化ガリウム半導体デバイス | |
EP0907208A1 (en) | Junction field effect transistor and method of fabricating the same | |
JPS6327062A (ja) | Mis型電界効果トランジスタ | |
JPS63128764A (ja) | 半導体装置 | |
JPH04155840A (ja) | 半導体装置 | |
JPS62216373A (ja) | 化合物半導体装置 | |
JPS61251077A (ja) | 化合物半導体装置の製造方法 |