JPH03104190A - 多層配線板およびその製造方法 - Google Patents

多層配線板およびその製造方法

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JPH03104190A
JPH03104190A JP24150389A JP24150389A JPH03104190A JP H03104190 A JPH03104190 A JP H03104190A JP 24150389 A JP24150389 A JP 24150389A JP 24150389 A JP24150389 A JP 24150389A JP H03104190 A JPH03104190 A JP H03104190A
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film
layer
conductor layer
resist
metal
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JP24150389A
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English (en)
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Noriko Nakagawa
中川 法子
Toshio Nakai
中井 敏夫
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、多層配線板およびその製造方法に関する。
(従来の技術) 電子装置が多機能化し、そのシステムが複雑になるにつ
れて、集積化密度を高める必要が生じている。
高集積化を行うための一方法として、薄膜技術を用いた
多層配線が取入れられている。
薄膜の形成方法には大別すると、物理的成膜法と、化学
的成膜法とがあり、物理的成膜法では真空中で物質を加
熱、蒸発させ、その物質の蒸発物を他の物質表面に被着
させて膜を形成する。
一方、化学的或膜法では真空を利用せず、化学反応によ
り膜を形成するものである。
このような薄膜多層配線板の内部構造を第3図に示す。
第4図において、絶縁基板1上には、アルミニウム、金
などによる金属膜2が形成されており、これが第一導体
層M1に相当する。
この第一導体層Ml上に、二酸化ケイ素、ポリイミドな
どの絶縁膜3が形成されている。
さらに、絶縁膜3上に、金属膜2が形成されて第二導体
層M2となっている。
このように、導体層と絶縁膜とを交互に積層形成するこ
とにより薄膜多層配線が行われる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述したような構造の多層配線板において、
絶縁基板として窒化アルミニウムを使用する場合、窒化
アルミニウムの濡れ性が低いことから形成できる金属材
料が限られ、通常導体層として用いられる金属層を直接
絶縁基板上に形成できない。
このため、本出願人は、まず窒化アルミニウムと濡れ性
の良い金属膜を形成した上で、導電性の高い金属膜を形
成するという、一つの導体層を幾つかの金属膜を積層し
た多層構造とすることを先に提案している。
しかしながら、多層構造には、どうしてもある程度の厚
さが生じ、この導体層の厚さによる幾つかの問題が生じ
てくる。これらを第5図を用いて説明する。
第5図(a)では、第一導体層M1の上に形成した絶縁
膜3が、第一導体層M1の角部分で隆起して第二導体層
M2中に侵入している(矢印X)。
このため、第二導体層M2がパターン切れとなり、配線
不良を生じさせるという問題がある。
また、第5図(b)では、絶縁膜3が第一導体層M1の
角部と接触している(矢印X)。
これによって、絶縁膜3が切断され、ショートを引起こ
すという問題がある。
これらは、いずれも下側の導体層が厚いために生じる欠
陥である。
このほか、絶縁基板がアルミナなどの酸化物系セラミッ
クスの場合においても、大電力を使用するに際し、抵抗
を下げる一手段として導体層を厚くすることがあり、第
5図に示したような問題が生じるおそれがある。
したがって、導体層の厚さにかかわらず、絶縁膜を良好
に形成することができ、欠陥のない多層配線を行うこと
が課題となっている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたも
ので、導体層のパターン切れや、絶縁不良などの欠陥を
防止し、信頼性の向上を図ることのできる多層配線板お
よびその製造方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課、題を解決するための手段) 本発明の多層配線板は、絶縁基板と、この絶縁基板上に
形成された少なくとも2層の金属膜からなる第一の導体
層と、この第一の導体層の一部または全面を被覆するよ
う形成された絶縁層と、この絶縁層を含む前記第一の導
体層上に形成された第二の導体層とを有する多層配線板
であって、前記第一の導体層は、最上層の金属膜が下層
の金屈膜よりも両側の幅が狭い凸形状に積層形成された
金属膜により構成されていることを特徴としている。
また、本発明の多層配線板の製造方法は、異なる種類の
金属膜が隣接した少なくとも2層の金属多層膜からなる
第一の導体層を絶縁基板上に形成する工程と、前記金属
多層膜の最上層にレジストを配置する工程と、前記金属
多層膜の最上層を前記レジストの幅より狭くなるようオ
ーバーエッチングする工程と、前記金属多層膜の下層を
前記レジストの端部までエッチングし、前記第一の導体
層を凸形状とする工程と、前記凸形状とされた第一の導
体層を被覆する絶縁膜を形成する工程と、この絶縁膜を
含む前記第一の導体層上に第二の導体層を形成する工程
とを有することを特徴としている。
第一の導体層を構成する複数の金属膜は、少なくとも隣
接する金属膜同士では、エッチング液に対する腐蝕性を
考慮して、異なった種類の金属を使用する。
なぜなら、最上層のみをオーバーエッチングして階段形
状とするには、下層はエッチングされず、最上層のみを
選択的にエッチングする必要があるからである。
導体層として用いる金属は、窒化アルミニウム基板の場
合、下層には窒化アルミニウムと濡れ性の良い金属を用
い、最上層には導体膜として適切な金属を用いる。
また、互いの接合力を高めるために中間層としての金属
膜を形成しても良い。
これらの金属膜の組合せとして、たとえば、最上層を金
、中間層をニッケル、下層をチタンとする組合せなどが
例示される。
また、本発明に使用するレジストは、最上層の金属膜を
オーバーエッチングした後、このオーバ一部分を埋める
ようにレジストが自然に垂れ下がる程度の柔かさを有す
るものを選択する。
レジストが垂れ下がることによって、最上層の金属膜壁
面が被覆され、レジストの厚さ分だけ下層の金属膜が最
上層の金属膜より幅広くレジストコートされることにな
る。
したがって次のエッチングの際、下層の金属膜は最上層
の金属膜より幅店い状態でエッチングが終了し、導体層
全体を凸形状とすることができる。
(作 用) 本発明によれば、少なくとも 2層の金属膜によって構
成される導体層が、絶縁層を介して積層された多層配線
板において、下側の導体層を構成する複数の金属膜のう
ち最上層の金属膜が下の金属膜より幅狭とされている。
これによって導体層の側面は階段状となり、この導体層
上に形成する絶縁層をなだらかな斜面状とすることがで
きる。
すなわち、絶縁層の隆起や導体層との接触を防止するこ
とができ、断線のない良好な多層構造を実現することが
できる。
また、本発明の多層配線板の製造方法は、導体層を構成
する金属膜として異なる種類の金属と、金属の挿類に応
じたエッチング液とを選択して使用し、最上膜をオーバ
ーエッチングして段差を形成している。
これによれば、 1回のレジスト塗布のみで凸形状を形
成することができ、工程数およびコストへの負担をかけ
ずに、多層配線板の信頼性向上を図ることができる。
(実施例) 次に、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
実施例1 第1図は本発明の一実施例の薄膜多層配線仮の断面を示
す図である。
rri1図において、窒化アルミニウムセラミックスを
用いた絶縁基板11上には、絶縁基板11側から順にT
i膜12、Ni膜13、Au膜14が積層形成され、第
一導体層M1を構成している。
このうち、最上膜であるAu膜14は、下2層の膜より
も幅が狭く、第一導体層M1全体としてみると凸形状に
なっている。
そして、Au膜14上にはポリイミドを用いた絶縁膜1
5が、第一導体層M1全体を被覆するように形成されて
いる。
さらに、絶縁膜15上には、絶縁膜15側から順にTi
膜16、Nl膜17、Au膜18が積層形成され、第二
導体層M2を構成している。
このような薄膜による多層配線板の製造方法を第2図(
a)〜(g)を用いて説明する。
はしめに、窒化アルミニウム基板31を鏡面仕上げし、
基板側から順にTi膜32、N1膜33、Au膜34を
スパッタリングにより成膜し、3層の金属膜全体の厚さ
を2μ自とした(第2図一a)。
次に、最下層であるTI膜32の最終的に形成しようと
するパターン幅に合せて最上層のAu膜34の幅を設定
し、その値に基づいてレジスト35の厚さを設定する。
さらに、レジストの垂れ下がりを考慮して、Au膜34
の厚さ、およびレジスト35の長さとオバーエッチング
する長さを決定する。
その後、最上層であるAu膜34上にレジスト35をス
ビンコート、プリベイク、露光、現像することにより配
置した(第2図−b)。
次に、ヨウ素ヨウ化カリウムを用いて、Au膜34をレ
ジスト35の幅より細くなるよう、レジスト35の両サ
イドからそれぞれIOμm浸食させてエッチングを行っ
た(第2図−C)。
そして、Au膜34上に残したレジスト35が、レジス
ト自身の重さで垂れ下がり、Au膜34の壁面が被覆さ
れた後、2層目の金属膜であるNi膜33を、FeCl
3系エッチング液を用いてレジスト35の端部までエッ
チングを行った(第2図一d)。
さらに続いて、レジスト35を上述した状態で残したま
ま、最下層のT1膜32をジメチルアミン四酢酸系エッ
チング液を用い、NI膜33と同様にレジスト35の端
部までエッチングを行った(第2図一e)。
こうして第一導体層M1を形成した後、レジスト35を
除去し、第一導体層M1全体を被覆するように、感光性
ポリイミドを用いて絶縁膜36を形成した(第2図−f
)。
この絶縁膜36上に、上述した第一導体層M1と同一の
金属膜(すなわちTI層32、Nl膜33、およびAu
膜34)を、スパッタリングで積層成膜した。
そして、所定のレジスト(図示省略)を用いて、各金属
膜をエッチングして筆二導体層M2を形成した(第2図
一g)。
こうして得た薄膜多層配線板は、各層が所定の順序に従
って均一に形成されており、膜の形成不良による欠陥は
ほとんどみられず、信頼性の向上が実現された。
実施例2 第3図は、本発明による他の実施例の薄膜多層配線板を
示す図である。
同図において、アルミナセラミックスを用いた絶縁基板
51上には、絶縁基板51側から順にCr膜52、Au
膜53が積層形成され、第一導,体層M1を構戊してい
る。
このうち、最上膜であるAu膜53は、下層の膜よりも
幅が狭く、第一導体層M1全体としてみると一h形状に
なっている。
そして、Au膜53上にはポリイミドを用いた絶縁膜5
4が、第一導体層M1の中央部を除いた両側に形成され
ている。
さらに、絶縁膜54上には、Or/Au膜55が形成さ
れ、第二導体層M2を構成している。
このような薄膜多層配線板も、実施例1と同様の方法で
作製することができ、絶縁膜の膜切れや断線を防止する
ことができた。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば導体層を構成する
金属膜を階段形状の多層膜とすることにより、この導体
層上に形成する絶縁層をなだらかな斜面形状とし、膜切
れなどの膜形成不良を防止することができる。
また、本発明の階段形状は、特定の金属膜とエッチング
液を使用することにより 1回のレジスト塗布で形成す
ることができるため、製造工程およびコスト削減を図る
ことができる。
このように、本発明は、複雑な工程を経すに多層の圧膜
あるいは薄膜を良好に形成することができ、多層配線板
の信頼性向上に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の薄膜多層配線板の断面図、
第2図は本発明の一丈施例の薄膜多層配線板の製造方法
を説明するための図、第3図は本発明の他の実施例の薄
膜多層配線板の断面図、第4図および第5図は従来の薄
膜多層配線阪を説明するための図である。 11、31・・・・・・絶縁基仮 12、16、32・・・・・・Ti膜 13、17、33・・・・・・Nl膜 14、18、3 4 −−−−−・Au膜15、36・
・・・・・絶縁膜 M1−・・・・・・第一導体層 M2・・・・・・第二導体層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 絶縁基板と、 この絶縁基板上に形成された少なくとも2層の金属膜か
    らなる第一の導体層と、 この第一の導体層の一部または全面を被覆するよう形成
    された絶縁層と、 この絶縁層を含む前記第一の導体層上に形成された第二
    の導体層とを有する多層配線板であって、前記第一の導
    体層は、最上層の金属膜が下層の金属膜よりも幅の狭い
    凸形状に積層形成された金属膜により構成されているこ
    とを特徴とする多層配線板。
  2. (2) 異なる種類の金属膜が隣接した少なくとも2層
    の金属多層膜からなる第一の導体層を絶縁基板上に形成
    する工程と、 前記金属多層膜の最上層にレジストを配置する工程と、 前記金属多層膜の最上層を前記レジストの幅より狭くな
    るようオーバーエッチングする工程と、前記金属多層膜
    の下層を前記レジストの端部までエッチングし、前記第
    一の導体層を凸形状とする工程と、 前記凸形状とされた第一の導体層を被覆する絶縁膜を形
    成する工程と、 この絶縁膜を含む前記第一の導体層上に第二の導体層を
    形成する工程と を有することを特徴とする多層配線板の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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