JPH03102616A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH03102616A
JPH03102616A JP23938389A JP23938389A JPH03102616A JP H03102616 A JPH03102616 A JP H03102616A JP 23938389 A JP23938389 A JP 23938389A JP 23938389 A JP23938389 A JP 23938389A JP H03102616 A JPH03102616 A JP H03102616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit shift
magnetic
recording medium
corrosion resistance
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23938389A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ichikawa
耕司 市川
Hajime Shinohara
篠原 肇
Shigeo Fujii
重男 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP23938389A priority Critical patent/JPH03102616A/ja
Publication of JPH03102616A publication Critical patent/JPH03102616A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば磁気ヘッドとの間において情報の記録お
よび再生を行う磁気記録媒体に関するものであり,特に
ビットシフトおよび残留磁化を向上させ得る磁気記録媒
体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より磁気記録媒体上に情報を記録し,若しくは媒体
上に記録した情報を再生出力するために磁気ディスク装
置が使用されているが2上記の記録,再生を行う場合に
は磁気ヘッドと磁気記録媒体とを例えば0、2〜0.3
μmの微小間隙に保持するのが通常である。従って磁気
ヘッドと磁気記録媒体との接触による摩擦,摩耗および
/または両者の衝突に伴う損傷を防止するため,浮動へ
ッドスライダを使用する。すなわち磁気ヘソドスライダ
が7磁気記録媒体の表面との相対速度により両者の間隙
に発生する流体力学的浮上力を利用して.両者の微小間
隙を保持するように構戊している。一方近年の磁気記録
媒体に要求される仕様は次第に厳しくなってきており,
記録密度が高いことは勿論のこと.ビットシフトが小で
あると共に残留磁化の大なる磁性膜が要求される。
〔発明が解決しようとする課題] 上記磁性膜を形戊する材料としては,  Co −Ni
−Pt  Co −Ni−Cr等の合金が使用されてい
るが.前者は保磁力が大であるという利点を有する反面
において,S/N比が低くノイズが大であると共に.合
金中に貴金属であるPtを含有するものであるため高価
であるという欠点がある。
一方後者は前者よりもコストが低く,ノイズを減少する
ことができるが,耐食性,すなわち環境の変化による飽
和磁化の減少率が大であり,信頼性の点で不充分である
という欠点がある。また近年の高密度記録を行う場合に
おいては,ビットシフトが大であるためエラーが多く1
例えば10−9のエラーレートにおいて28 nS程度
であり,信頼性に乏しい。更に所定の保磁力を確保する
ためには2下地膜として基板上に被着すべきCr膜の厚
さを大にする必要があり,所定膜厚に形或するための時
間が長く.生産性の低下を招来するという問題点がある
上記の問題点を解決する一手段として,Co−Cr−T
a系合金によって磁性膜を形戒するという提案がある(
例えば特開平1 −133217号公報IEEE Tr
ansactions on Magnettcs, 
 Vol.  門AG.23,N(Ll, Janua
ry 19B7等参照).これらの提案にまり高保磁力
,低ノイズの磁気記録媒体が得られる旨の開示がされて
いる。しかしながら上記合金を構或するTaは価格が高
いという欠点の他に,下記のような問題点がある。すな
わち磁性膜を形戒する手段として.最近においてはスパ
ノタリング法によるものが多用されているが1 この場
合に使用するTaターゲットの製作が煩雑であるという
欠点がある。Taターゲットは所定の組或の合金を溶解
してインゴット化した後,ロール圧延を行って製作され
るのであるが,このロール圧延時において割れることが
多い。従って所定の厚さのターゲットを製作する作業が
極めて煩雑であるという問題点がある。
本発明は.上記従来技術に存在する問題点を解決し5特
に耐食性に優れると共に1 ピントシフトおよび残留磁
化特性を向上させ得る磁気記録媒体を提供することを目
的とするウ 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達戒するため,本発明においては非磁性材料
からなる基板の表面に非磁性材料からなる下地膜を介し
て磁性材料からなる磁性膜を設けてなる磁気記録媒体に
おいて.磁性膜を原子%でCr 5.0 〜15.0%
, Zr, Ti, Hf, Moの群から選ばれた1
種2.0〜8,0%.残部Coおよび不可避的不純物か
らなる合金によって形威するという技術的手段を採用し
た。
本発明において,Crが5.0原子%未満では耐食性が
低下する,すなわち環境の変化による飽和磁化の減少率
が大であると共に.ビットシフトを増大させるため不都
合である。一方Crが15.0原子%を超えると,残留
磁化の減少により出力の低下を招くと共に.ビットシフ
トも増大するため好ましくない。
次にZr ,Ti ,HfおよびMoは.これらの1種
を含有させるとビットシフト特性の向上に寄与するが.
2.0原子%未満ではその作用が期待できず,一方8.
0原子%を超えると残留磁化の減少を招来すると共に.
出力が低下し,ビットシフトを増大させるため好ましく
ない。
なお下地膜をCr若しくはCr合金によって形或するこ
とが好ましい。この場合においてCr合金としてはCr
 −Mo ,Cr−V,Cr−Mn等の合金を使用する
ことができる。
また基板をアルミニウム若しくはアルごニウム基合金で
形成すると好ましい。
〔作 用〕
上記の構成により.例えば磁気ヘッドとの間において情
報の記録および再生を行うことができ耐食性に優れると
共に2 ビットシフトおよび残留磁化性能の大なる磁気
記録媒体とすることができる。
〔実施例〕
マグネシウムを4重量%含有するアルミニウム合金から
なる基ほの表面を旋削加工により平滑に形威し,外径9
5mm,内径25閣,厚さ1.27 mmの基板とした
。次にこの基板の表面にNi −P合金からなるメンキ
膜を5〜l5 μmの厚さに形戊し.!f!気記録媒体
の起動時および停止時における磁気ヘンド若しくはスラ
イダとの接触摺動(Contact Start an
d Stop,以下CSSと記す)特性を確保する。上
記のようにして被着したメッキ膜の表面を平滑に研磨す
ると共に.磁気へ冫ド若しくはスライダとの吸着を防止
するためのテクスチャー加工を施す。次に基板を洗浄後
.例えばDCマグネトロンスパッタ装置により,Crか
らなる下地膜と,Co −Cr−Zr合金からなる磁性
膜と,Cからなる保護膜とを順次積層して或膜する。こ
の場合下地膜の成膜には.スパッタ室内をI XIO−
5Torr以下に排気後,基板を200’Cにおいて3
0分間加熱し,Arガスを導入してスパッタ室内を5 
mTorrに保持し,投入電力2000 W成膜速度4
00久/分の条件により7膜厚1000人に或膜した。
次にこの下地膜の上に後記の第l表に示すCo −Cr
−Zr合金からなる磁性膜を上記同様にして.投入電力
2000 W,威膜速度l000人/分の条件で600
人の膜厚に戒膜した。
なお保護膜は投入電力1000 W,或膜速度80人/
分の条件で,前記磁性膜上に欣厚300人で威膜した。
上記のようにして作製した磁気記録媒体の表面に液体潤
滑剤を塗布し, 3.5 inφディスクドライブに装
着してピントシフトおよび残留磁化の測定を行った結果
を第1表に併記する。なお測定に際して使用した磁気ヘ
ッドは,  Mn −Zn  ミニモノシリンク型(ト
ラック幅20 μm)であり5 スライダ幅610μm
,ジンバルばね圧9.5 gf ,半径24閣の部位に
おける浮上量0.2μm.磁気記録媒体の回転数240
O r.p.LI1の条件で測定した。
(以 下 余 白) 第1表 第1表から明らかなように,Nα1においてはCrの含
有量が小であるため耐食性が不充分であると共に.ピン
トシフトが大である。Crの含有量の増大に伴って耐食
性が良好になると共に,ピントシフトの改善が認められ
る。しかしながら一方において残留磁化の値が減少する
。特にNαGにおいては,Crの含有量が多すぎるため
,残留磁化の値が減少し.出力の低下を招来するのみな
らずピントシフトの値が大となる結果を示している。
次にNo. 7〜l1においてZrの影響について考察
する。まずNo. 7においては,Zrの含有量が小で
あるため耐食性およびビットシフトの値が不満足である
。Zrfiの増大に伴って耐食性が良好になると共に,
ビントシフトの値が小になる。しかしNo.11におい
ては残留磁化の値が減少すると共にビットシフトの値が
大となる結果となっている。
これに対してNα2〜5およびNo. 8〜10におい
ては,耐食性が良好であると共に5 ビットシフトの値
が小であり.かつ残留磁化の値も所定の値を維持してい
ることが認められる。
次に磁性膜を形威する合金組或のうちZrを他の元素に
よって置換した場合の結果を第2表に示す。なお磁性膜
の組成が異なること以外は前記と同様である。
第2表 てCrの例について記述したが,下地膜としてはCrの
みでな<,Cr −Mo ,Cr−V,Cr −Mn等
のCr合金であってもよい。更に基板を形成する材料と
してはマグネシウムを含むアルミニウム基合金のみに限
らず.アルミニウム若しくは他の金属材料または非金属
材料を使用してもよい。
また更に基板の加工手段は旋削のみに限らず,研削その
他によってもよい。なおスバッタ室内のArガス圧力は
2〜30 mTorrの範囲で任意に選定できる。
第2表から明らかなように,磁性膜を形威する合金m威
を変えた場合でも.前記Co −Cr −Zr合金にお
けると同様の作用を示すことがわかる。
本実施例においては下地膜を形成する材料とし〔発明の
効果〕 本発明は以上記述のようなm威および作用であるから,
耐食性に優れると共に,ビットシフトが小であり,かつ
残留磁化の大なる磁気記録媒体を得ることができるとい
う効果がある。特に磁性膜を形成する合金組或としてC
o −Cr −Zr , Co−Cr −Ti , C
o −Cr−HfまたはCo −Cr−Mo各系の合金
を使用したものであるから,従来のCo −Cr−Ta
合金を使用するものと比較して安価であるのに拘わらず
.同等の特性を具有する。また或膜時に使用するターゲ
ット材の製作が極めて容易であるという効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非磁性材料からなる基板の表面に非磁性材料からなる下
    地膜を介して磁性材料からなる磁性膜を設けてなる磁気
    記録媒体において、磁性膜を原子%でCr5.0〜15
    .0%、Zr、Ti、Hf、Moの群から選ばれた1種
    2.0〜8.0%、残部Coおよび不可避的不純物から
    なる合金によって形成したことを特徴とする磁気記録媒
    体。
JP23938389A 1989-09-14 1989-09-14 磁気記録媒体 Pending JPH03102616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23938389A JPH03102616A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 磁気記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23938389A JPH03102616A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 磁気記録媒体

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Publication Number Publication Date
JPH03102616A true JPH03102616A (ja) 1991-04-30

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ID=17043970

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23938389A Pending JPH03102616A (ja) 1989-09-14 1989-09-14 磁気記録媒体

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JP (1) JPH03102616A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202013100843U1 (de) 2012-03-07 2013-03-07 Shimano Inc. Innenkabel für ein Fahrradsteuerkabel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202013100843U1 (de) 2012-03-07 2013-03-07 Shimano Inc. Innenkabel für ein Fahrradsteuerkabel

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