JPH03102122A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空気調和機、特にその吹出し風の制御に関する
ものである。

従来の技術 近年、空気調和機がつくｂ出す空間の快適性、特に室内
温度分布を改善するため、吹出し風の制御が重要視され
るようになってきた。

例えば、特公昭ｅ１−１１ｓ３ｓ％公報に示されている
ような空調システムが提案されている。

以下，第４図から第６図を参照に従来の空気調和機につ
いて説明する。

１は天井板２，側壁３，４及び二重床６によって画定さ
れた室であシ、第４図の二点鎖線で囲１れた空間は居住
域６であク、ＡＳＨＲＡＥ　ＳＴＡＮＤＡＲＤで高さ１
８００ＩＩＩＩＩ１以下で、かつ側壁から６　０　０　
ｒｒａｎ以上離れた空間と定義された領域である。

室１の片隅床部には、上部に上吹出口７、下部に下吹出
口８を設け、この上，下吹出口７，８の間に、熱交換器
９及び上下吹出口切替手段であり、正逆回転の可能なフ
ァン１ｏとケーシング１１よシ戒る送風機１２を内蔵し
た室内機１３を配置している。

１た下吹出口８は、二重床５の中空部１４に接続されて
かり、゛二重床５には端部近傍で中空部１４と室１とを
連通ずる床通風口１６と、任意の位置で中空部１４と室
１とを連通する床連通孔１６とを設けている。

次に、上記の様に構或した空気調和機の動作について説
明する。

冷房運転時は、フ７ン１０は正転を行ない、第６図の点
線矢印の様に、上方に流れ、熱交換器９を通り、冷やさ
れた空気が上吹出口７から上方に向けて吹出される。

そして上方に流出した冷気は天井板２にぶつかシ，そこ
から自重によう下方へ広がりながら下降する。そして居
住域ｅを冷却したのち、床通風口１６と床連通孔１６か
ら吸込壕れ、二重床６の中空部１４を通り、下吹出口８
（冷房時吸込兼用）から吸込壕れる。

一方、暖房運転時は、ファン１０ぱ逆回転を行う様に設
定してあり、第６図の実線に示す様に、下吹出口８から
温風が吹出し，二重床６の中空部１４を通シ、床通風口
１６と床連通孔１６から吹出す。このとき、温風は二重
床５を下方から温めながら通過するため二重床５の温度
が上昇し、室１を自然対流によう間接的に温める。そし
て床通風口１５と床連通孔１６から吹出された温風は、
直接室１を温めなから上吹出口７（暖房時吸込兼用）か
ら吸込１れる。

尚，床連通孔１６は微小径であるため、ここから吹出す
温風の風速はＯ＠　１　ｍ／　ｓ　以下と小さく、人間
が気流による不快感を感じることはない。

従って、冷房時は空調機の上吹出口７から冷風を上方向
に吹出し、天井板２にぶつけ、その後は冷風の自重で自
然降下するため、風による不快感のない空間とできる。

捷た暖房時は、下吹出口８から二重床６の中空部１４に
温風を送風し、二重床６を温めながら、二重床５の床通
風口１６と床連通孔１６から微風速で吹出すので、風に
よる不快感もなく均一々温度分布が得られるとともに、
床面からの温輻射効果も加わり高品位な空調が実現でき
る。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構或では、冷房時室１の片隅
に設けられた室内機１３から上向きに冷風が吹出され、
冷風の自重で自然降下させて居住域６内を冷房すること
になり、室内機１３から離れた領域１で冷風が到達せず
に冷風が降下してし１い，居住域６全域を均一に冷房す
ることが出来ないという課題を有していた。

本発明は上記課題を解決するもので、室内機から離れた
領域も冷風を自然降下させて、室内を頭寒足熱型の理想
的な温度分布にすることができる空気調和機を提供する
ことを目的とする。

課題を解決するための手段 上記目的を達或するため、本発明の空気調和機は、暖房
・冷房運転に応じて吹出しを切替えることのできる室内
機の上吹出口を天井チャンパー内に配置し、室同機と二
重床の中空部を連通させるとともに、天井板に任意の位
置で天井チャンバーと室内とを連通ずる天井開口部を設
け、二重床に中空部と室内とを連通ずる床通風口と床連
通孔とを設けたものである。

作用 本発明は上記した構或によシ、暖房運転時は二重床の床
ｄ風口と床連通孔から温風を微風速で吹出し、天井板の
天井開口部より吸込み温風を循環させて室内の暖房を行
なうとともに，冷房運転時は天井板に設けた天井開口部
から冷風を均一に吹出し、冷風を轍風にて降下させて室
内の冷房を行ない、暖・冷房を通じて風による不快感の
ない頭寒足熱型の理想的な温度分布をつくり出すもので
ある。

実施例 以下，不発明の一実施例を第１図から第３図により説明
する。尚、従来と同一の構或については説明を省略し、
異なる点のみについて述べる。

第１図は本発明の一実施例を示す購戊図である。

第１図にかいて、１７は天井板２とスラブ１８によって
画定される天井チャンパーであシ、１９は二重ガラスで
構戚された窓である。

２０ぱ室内機であり、外殼２１，熱交換器２２，送風機
２３より構或されている。送風機２３ぱファン２４とケ
ーシング２６よシ構或されている。

ファン２４ぱ吹出口切替手段も兼ねて釦９、正逆回転可
能である。２６は室内機２ｏの背面下部に設けられた連
結口であシ、ケーシング２６の端部に位置している。２
７は送風路でちシ、外壁２８に施工した空間部２７ａ　
，２７ｂ及び窓１９の二重ガラス間の空間部２７ａより
構或されて釦り、この上部は連結口２６とつながってい
る。２９Ｖｉ室内機２０の前面にて天井チャンパー１７
に開口する上吹出口である。３０ぱ上吹出口２９から吹
出す空気の方向を制御するノレーバである。３１は逆風
路２７の下部に設けた下吹出口であシ、二重床６の中空
部１４に開口している。

３２ぱ天井チャンパー１７と室内とを連ｄする天井開口
部であり、天井板２の全域に亘り均等に穿孔されている
。

次に上記の様に構威された空気調和機の動作について説
明する。

暖房運転時はファン２４が正転し、第１図，第２図の実
線矢印の様に、室内空気は天井開口部３２を介して上吹
出口２９（暖房時は吸込口として作用）から吸込１れ、
熱交換器２２で熱交換されて温風となる。そしてケーシ
ング２６に沿って流れ、連結口２ｅを介して送風路２７
に流入し下吹出口３１から二重床６の中空部１４に流れ
込んだ後，二重床６に穿孔された床通風口１６と床連通
孔１６から吹出される。このとき、床通風口１６ぱ居住
域６外にあるため％１た床連通孔１６は微小径で、ここ
から吹出す温風の風速は０．　１　ｍ／　ｓ以下と小さ
いため、人間が気流による不快忌を感じることはない。

そして、室内に吹出された温風は、居住域６を暖めた後
，天井開口部３２を介してほぼ均一に天井チャンパー１
７に流入し、上吹出口２９から吸込まれて同様の繰返し
を行なう。

一方冷房運転時はファン２４が逆回転し、第１図，第２
図の点線矢印で示すように，室内空気は二重床６に設け
た床ａ風口１５と床連通孔１６から吸込壕れ、中空部１
４を通った後、下吹出口３１（給房時は吸込口として作
用）から送風路２７に流入し、連結口２６から室内機２
０に入る。そしテケーシング２５に沿って流れ熱交換器
２２で勲交換されて冷風となり、上吹出口２９から天井
チャンパー１７内に吹出された後、天井開口部３２から
室内に吹出され、以下同様の繰返しを行なう。

上記実施例によれば、暖房時は二重床６の端部近傍に穿
孔した床通風口１６と任意位置に穿孔した床連通孔１６
から温風を微風速で吹出し，天井板２に穿孔した天井開
口部３２から吸込１せて、温風の循環流をつくり出すの
で，風による不快感もなく非常に均一な温度分布が得ら
れると共に、床面からの熱輻射も加わり高品位な空調が
実現できる。

咬た冷房時には、天井板２に穿孔した天井開口部３２か
ら冷風を吹出し、二重床６に穿孔した床通風口１６と床
連通孔１６から吸込ませて，冷風の自重による下降流を
つくり出すので、風による不快感のない非常に均一な温
度分布を得ることができる。

さらには，温風，冷風の送風路として窓の二重ガラス間
の空間部を利用しているため、夏は外気からの熱輻射に
よる不快感を、冬は冷輻射及びコールドドラフトによる
不快感及び窓ガラス面への結露を防ぐことができ、高品
位空調が実現できるものである。

１た本実施例では天井開口部を天井面全域に亘り均等に
設けたが、居住者が執務する場所に、より多く穿孔し、
パーソナノレ空調的に機能させうろこともできる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明は、熱交換器と前
記熱交換器によシ空気調和された温調空気を送風する送
風機を内蔵した室内機を、スラブと天井板で画定された
天井チャンバー内に配置し、前記室内機の前面に前記天
井チャンバー内に開口した上吹出口と、前記室内機の下
部に二重床の中空部までの長さを有する送風路と、前記
送風路と連通し前記二重床の前記中空部に開口した下吹
出口と、これら上・下吹出口の吹出しを暖房，冷房の運
転モードに応じて切替える吹出口切替手段を備えるとと
もに、前記二重床の端部近傍で室内と＠記中空部とを連
通ずる床通風口と、任意の位置で室内と前記中空部とを
連通ずる床連通孔と、前記天井板の任意の位置で前記天
井チャンパー内と室内とを連通ずる天井開口部とを設け
ることにより、居住域の下方から輻射暖房効果を持たせ
ながら温風を床から吹出し天井に吸込む暖房方式とし、
風による不快感のない非常に均一な温度分布を得るとと
もに、論房時は冷風を天井から吹出し冷風の自重で降下
させて床に吸込む冷房方式とし、風による不快感のない
非常に均一な温度分布を得ることができる。

さらに、窓の二重ガラス間の空間を送風路として利用す
ることにより、外気からの熱輻射あるいは冷輻射による
不快感と，冬に窓際に発生するコー７レドドラクトや暖
房時のガラス面への結露を防止することができ、快適空
間を形或することが可能である。

尚、本実施例では、上下吹出口切替手段をファンの正逆
回転の切替えによシ対応しているが、切替ダンパー等に
よシ吹出口を切替えてもよい。

本実施例では、冷房時ぱ下吹出口を吸込口とし暖房時ぱ
上吹出口を吸込口としているが、専用の吸込口を別途設
ける仕様としてもよいのは言う１でもない。

本実施例では、二重床で中空部を形戊しているが，中空
部を床下に設けても同様の効果が得られることは言う！
でもない。

本実施例では送風路として外壁と二重ガラスの空間部を
利用しているが、ダクトを用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気調和機の要部断面
図、第２図は上記空気調和機の断面図、第３図は上記空
気調和機を設置した室の斜視図、第４図は従来の空気調
和機の断面図、第６図は第４図の要部断面図、第６図は
従来の空気調和機の斜視図である。 １・・・・・・室、２・・・・・・天井板，５・・・・
・・二重床、１４・・・・・・中空部、１６・・・・・
・床通風口、１６・・・・・・床連通孔，１７・・・・
・・天井チャンバー、１８・山・・スラブ、２０・・・
・・・室円機、２２・・・・・・熱交換器、２３・・・
・・・送風機，２４・・・・・・ファン、２７・・・・
・・送風路、２９・・・・・・上吹出口、３１・・・・
・・下吹出口、３２・川・・天井開口部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱交換器と、前記熱交換器により空気調和された温調空
   気を送風する送風機を内蔵した室内機と、前記室内機の
   上吹出口をスラブと天井板で画定された天井チャンバー
   内に開口するとともに、前記室内機の下部に二重床の中
   空部までの長さを有する送風路と、前記送風路と連通し
   前記二重床の前記中空部に開口した下吹出口と、これら
   上・下吹出口の吹出しを暖房、冷房の運転モードに応じ
   て切替える吹出口切替手段と、前記二重床の端部近傍に
   室内と前記中空部とを連通する床通風口と、任意の位置
   で室内と前記中空部とを連通する床連通孔と、前記天井
   板の任意の位置で前記天井チャンバー内と室内とを連通
   する天井開口部とを設けたことを特徴とする空気調和機
   。