JPH0436522A

JPH0436522A - 空気調和機

Info

Publication number: JPH0436522A
Application number: JP2140973A
Authority: JP
Inventors: Nobuhiro Nakagawa; 信博中川; Toshinori Noda; 俊典野田; Nobuo Shimomura; 下村　信雄; Akira Nakano; 明中野
Original assignee: Matsushita Refrigeration Co
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-05-30
Filing date: 1990-05-30
Publication date: 1992-02-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は空気調和機、特にその吹出風の制御に関するも
のである。

従来の技術近年、空気調和機がつくシ出す室内環境の快適性が重要
視されるようになってきた。

従来の技術としては、例えば、実開昭６１−３３３７号
公報に示されているように、床下を利用した冷暖房装置
がある。

以下、第６図から第１２図を参照しながら、従来の冷暖
房装置について説明を行う。

第６図は従来の冷暖房装置の暖房時の断側面図を示した
ものである。第６図において、１は室である。２は床で
あり、２ａは床スラブである。１′は階下の室であり、
３はこの天井板である。４は前記床２と天井板３との間
に形成される空間部である。５は前記空間部４の外壁近
くに設置されたヒートポンプ式空気調和機である。６は
前記ヒトポンプ式空気調和機６の送気ダクトである。７
は冷房、暖房に応じて風路を切換えるダンパーである。

８は前記床スラブ２ａと壁板１１とで形成される加温室
である。８ａは前記加温室８の仕切壁である。８ｂは前
記仕切壁８ａの端部に形成した通気口である。９は暖房
時に温風を前記加温室８に吹込む送風口である。１０は
冷房時に冷風を前記室１に吹込む送風口である。１２は
前記ヒートポンプ式空気調和機５の給気口である。１３
は前記加熱室８と前記空間部４に連通ずる連通口である
。１４は前記室１と前記加温室８に連通ずる連通口であ
る。

以上のように構成された冷暖房装置について、以下その
動作について説明する。

まず暖房時には、前記と一トポンプ式空気調和４１！５
で暖められた温風が前記送気ダクト６に送られる。そし
て、前記ダンパー７が第１２図のように作動して温風は
前記送風口９に送られ、前記加温室８に流込む。このと
き、温風にょシ前記床スラブ２ａが加温され、床面の熱
で発生する自然対流で前記室１を暖房する。そして、前
記加温室内の温風は第７図の実線矢印のように前記通気
口８ｂを通った後、第８図のように前記連通口１３から
前記空間部４に流出して、前記給気口１２に還流される
。

次に冷房時には、前記ダンパー７が前記送風口９をふさ
ぐことにより、前記ヒートポンプ式空気調和機５で冷や
された浦気は第９図のように前記送風口１ｏよシ前記室
１に直接吹出して冷房する。

前記室１を冷房した冷気は、第１１図のように前記連通
口１４．１３を通って前記空間部４に達した後、前記給
気口１２に還流される。

発明が解決しようとする課題しかしながら上記のような構成では、暖房時に温風で床
ヌラプを暖めて床面の熱で発生する自然対流で室内を暖
房するため、床への熱損失が大きく、暖房効率が悪いと
いう課題を有していた。

また、特に暖房時における窓部からのコールドドラフト
（冷気対流）のため、窓付近の居住者の足もとが寒くな
るという課題を有していた。

また、温風は床下の加温室の一方向だけにしか吹出され
ないため、床面の温度にむらができ、室内の温度分布が
均一にならないという課題を有していた。

本発明は上記課題を解決するもので、暖房時の暖房効率
を向上させるとともに、窓部からのコールドドラフトに
よる足もとの寒さを防ぎ、室内の温度分布を均一にする
ことができる空気調和機を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段この目的を達成するために本発明の空気調和機は、室内
機の上部に開口した上吹出口と、下部に開口し二重床の
下部空間に連通した下吹出口と、二重床の端部に室内と
連通ずる通風口と、暖房・冷房の運転モードに応じて上
吹出口と下吹出口を切替える吹出口切替手段と、下吹出
口から吹出す温風の方向を任意に変える吹出方向変更手
段とから構成されている。

作　　　用本発明は、上記のような構成にょシ、暖房時は吹出口切
替手段により、温風を下吹出口から二重床の下部空間に
吹出す。このとき、吹出方向変更手段によ！ｌｌ温風は
二重床の下部空間のあらゆる方向に吹出されて床全面を
均一に暖める。その後、床端部の通風口から温風を室内
に吹出し、気流感のほとんどない頭寒足熱型の理想的な
温熱環境をつ〈シ出すこ′とができる。

又、冷房時は吹出口切替手段により、室内機の室内側の
上吹出口から冷風を天井に向けて上方に吹出し、冷気の
自重で自然降下させ温度分布の均一化を図るため、暖房
時と同じく、室の上部が涼しく、下部がやや温かい頭寒
足熱型のしかも風の不快感のほとんど力い理想空調を実
現するものである。

実施例以下、本発明の一実施例を第１図から第６図により説明
する。

２１は側壁、２２は床ヌラブ、２３は天井である。２４
は人間が生活する居住域であり、ＡＳＨＲＡＥ、５ＴＡ
ＮＤＡＲＤでは高さ１８ｏｏｆｌ以下で、かつ側壁から
６００ｍ＋以上離れた空間と定義されている（第１図の
２点鎖線で囲まれた空間）。

２５は空気調和機の室内機であり、室の片隅床部に設置
される。

前記室内機２６は外殻２６．熱交換器２７．送風機２８
及びケーシング２９．外殻２６に支点を有して電動モー
タ（図示せず）で駆動する吹出口切替手段３０と、上部
に上吹出口３１．下部に下吹出口３２を設け、室内機２
６背部の風路３３で連通している。

また、上吹出口３１には吹出角度が任意に変えられる様
に、複数個のルーバ３４を設けている。

３６は吹出方向変更手段であり、第４図のように、前記
外殻２６に支点を有する複数枚の変更板４１と、前記変
更板４１の下流側端部を連結する連結棒４２と、正逆回
転可能なモーター４３で構成されている。前記連結棒４
２の片端部はウオームギヤを形成しており、前記モータ
ー４３の歯車とかみ合っている。そして室内機２６の前
面下部には吸込口３６を、又吸込口３６と熱交換器２７
の間に吸込温度を検出する室温センサ３７を設置してい
る。

３８は二重床で、３９は床ヌラプ２２と二重床３８とで
形成される下部空間である。

前記下吹出口３２は下部空間３８と連通している。

また４０は前記二重床３８と側壁２１の合接する端部に
て室内と連通ずる通風口であシ、この位置は前記下吹出
口３２からできる限シ離れており、かつ前記側壁２１か
ら６００　ｔｚ以内で、人間の出入りや事務什器（書庫
等）の邪魔にならない位置が最適である。

次に上記のように構成した空気調和機の動作について説
明する。

まず、暖房時は第１図と第２図の実線矢印に示すように
、前記吸込口３６から吸込まれた室内空気は前記熱交換
器２７で暖められた後、前記送風機２８によって前記風
路３３に送られる。このとき、前記吹出口切替手段３ｏ
のベーンは上方に駆動しており、温風は前記風路３３を
下方に流れ前記下吹出口３２から吹出す。このとき、前
記吹出方向変更手段３６の前記モーター４３が正逆回転
を繰シ返すことにより、前記変更板４１は水平方向に常
に駆動しておシ、温風は前記下吹出口３２からあらゆる
方向に吹出される。そして、温風は前記下部空間３９を
通シ、前記通風口４０から吹出す。このとき、温風は前
記二重床３８全面を下方から均一に温めながら通過する
ため、前記二重床３８全面の温度が均一に上昇し、前記
居住域２４を自然対流により間接的に暖める。そして、
前記通風口４ｏから吹出された温風は、前記居住域２４
を暖めながら前記吸込口３６から吸込まれる。

一方、冷房時は第１図と第３図の点線矢印に示すように
、前記吸込口３６から吸込まれた室内空気は前記熱交換
器２７で冷やされた後、前記送風機２８によって前記風
路３３に送られる。このとき、前記吹出口切替手段３ｏ
のベーンは下方に駆動しており、冷風は前記風路３３を
上方に流れ前記上吹出口３１から吹出し、前記天井２３
にぶつかり、そこから自重により下方−＼広がりながら
下降する。そして、前記居住域２４を冷却したのち、吸
込口３６に吸込まれる。

上記実施例によれば、暖房時は下吹出口３２から二重床
３８の下部空間３９に温風を送風し、二重床３８を暖め
ながら、二重床端部近傍の通風口４ｏよシ吹出すので、
暖房効率が良く、居住域２４の上下方向の温度分布を均
一にすることができる。

また、吸込口３６が室内に開口しているので、窓部で冷
やされた空気を吸込み、コールドドラフトによる足もと
の寒さを防ぐことができる。

１だ、吹出方向変更手段３６で下部空間３９にむらなく
温風を送るので、床全面の温度が均一になシ、居住域２
４の水平方向の温度分布を均一にすることができる。

また、冷房時は上吹出口３１から冷風を上方に吹出し、
天井２３にぶつけ、その後は自重で自然降下するため、
風による不快感のない非常に均一な温度分布を得ること
ができる。

発明の効果以上の実施例から明らかな様に本発明は、熱交換器によ
り空気調和された温調空気を送風する送風機を内蔵した
室内機の上部に開口した上吹出口と、下部に開口した下
吹出口と、前記上吹出口と前記送風機と前記下吹出口と
を連結する風路と、前記下吹出口を二重床の下部空間に
開口し、前記二重床の端部に室内と連通ずる通風口と、
前記上吹出口と前記下吹出口を暖房・冷房の運転モード
に応じて切替える吹出口切替手段と、前記下吹出口に吹
出風の方向を任意に変える吹出方向変更手段とを設ける
ことにより、暖房時は二重床の下部空間を温風がむらな
く通ることによりニ重床全面を均一に暖めながら二重床
端部の通風口より対流式暖房を行なえるので、暖房効率
が良く、温度分布が均一な頭寒足熱型の理想的な温熱環
境を得ることができる。

また、冷房時は冷風を室内上方に吹出し、自重で降下さ
せて対流式冷房を行なうので、温度分布が均一な頭寒足
熱型の理想的な温熱環境を得ることができる。

尚、本実施例では、二重床で下部空間を形成しているが
、下部空間を床下に設けても同様の効果が得られること
は言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気調和機の断面図、
第２図は上記空気調和機の下吹出し状態とした断面図、
第３図は同第２図相当の上吹出し状態とした断面図、第
４図は第２図のＡ−Ａ線平面図、第５図は上記空気調和
機を設置した室の斜視図、第６図は従来の空気調和機の
暖房時の断面図、第７図は第６図のｎ−ｉ線平面図、第
８図は第７図の■−■線断面図、第９図は従来の冷房時
の断面図、第１０図は第９図のＶ−Ｖ線平面図、第１１
図は第１０図のＭ−ｗ線断面図、第１２図は第７図相当
の一部の拡大断面図である。２５・・・・・・室内機、２７・・・・・・熱交換器、
２８・・・・・・送風機、３ｏ・・・・・・吹出口切替
手段、３１・・・・・・上吹出口、３２・・・・・・下
吹出口、３３・・・・・・風路、３５・・・・・・吹出
方向変更手段、３８・・・・・・二重床、３９・・・・
・・下部空間、４０・・・・・・通風口。代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名そ　
−＃、付　諷２５−　ｔ　丙　翫卯１ｌｉ０逢　Ｍ　慟ａ’ｒｂｏｒｎｓｑｙ上　＃χ　ｂ。下ａ！Ｚｌｋｉｌ：］嘗、床下＃９Ｍ通Ｅ０第図第図第図第図カー　下り出Ｑ万一　罐田方Ｒ４ｊ費９＃ｆ［−− モ」− ニゝＪ′。第１２図

Claims

【特許請求の範囲】

熱交換器により空気調和された温調空気を送風する送風
機を内蔵した室内機の上部に開口した上吹出口と、下部
に開口した下吹出口と、前記上吹出口と前記送風機と前
記下吹出口とを連結する風路と、前記下吹出口を二重床
の下部空間に開口し、前記二重床の端部に室内と連通す
る通風口と、前記上吹出口と前記下吹出口を暖房・冷房
の運転モードに応じて切替える吹出口切替手段と、前記
下吹出口に吹出風の方向を任意に変える吹出方向変更手
段とを設けたことを特徴とする空気調和機。