JPH02192525A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は床下空間を利用した空気調和機に関する。

従来の技術 従来の技術について第４図、第６図を用いて説明する。

１は床下空間を利用した空気調和機の室内機であシ、天
井２、側壁３，４及び床６よシ構成された室６０片隅床
部に設置される。室内機１の外殻７の上部には上吹出口
８、下部には下吹出口９が設けられており、この上、下
吹出口８，９の間には熱交換器１０及び上下吹出口切替
手段として作用する正逆回転可能なファン１１とケーシ
ング１２より成る送風機１３が設けられている。

また下吹出口９は二重床１４と床６とで画定される中空
部１６に接続されておシ、二重床１４には中空部１６と
室６とを連通ずる開口部１６ａ。

１６ｂ・・・・・・１６Ｉが床面全域に亘り均等に設け
られている。

このように構成してなる従来の床下空間を利用した空気
調和機の動作について説明する。

冷房運転時は、ファン１１は正転を行ない、第４図の点
線矢印の様に、上方に流れ、熱交換器１゜を通シ、冷さ
れた空気が上吹出口８から上方に向けて吹出される。

そして上方に流出した冷気は天井２にぶつかシ、そこか
ら自重により下方へ広がりながら下降する。

そして居住域を冷却したのち、開口部１６ａ。

１６ｂ・・・・・・１６ｘから吸込まれ、二重床１４の
中空部１５を通シ、下吹出口９（冷房時吸込兼用）から
吸込まれるものであった。

一方、暖房運転時は、ファン１１は逆回転を行う様に設
定してあり、第４図の実線に示す様に、下吹出口９から
温風が吹出し、二重床１４の中空部１６を通シ、開口部
１６ａ、１６ｂ・・・・・・１６ｘから吹出す。このと
き、温風は二重床１４を下方から温めながら通過するた
め二重床１４の温度が上昇し、室６を自然対流によシ間
接的に温める。

また開口部１ｅａ、１ａｂ・・・・・・１６ｘからは温
風が室ｅ内へ微風速（０，３５ｍ／ｓ以下）で吹出され
、室６を温めなから上吹出口８（暖房時吸込兼用）から
吸込まれる。その後、熱交換器１ｏで加温された空気が
ファン１１によシ再び下吹出口９よシ吹出すものであっ
た。

発明が解決しようとする課題 しか七ながら、このような従来の空気調和機では、特に
暖房時に、室内機の下吹出口近傍の開口部から室内に吹
出される空気の温度と、下吹出口から離れた開口部から
室内に吹出される空気の温度との差が大きいものであっ
た。すなわち中空部内を流れる空気は、二重床面や床面
との熱交換によって、下吹出口から離れるにつれて温度
が下降するとともに、二重床に均等に穿設された開口部
から室内に吹出されるため、下吹出口から離れるにつれ
て中空部を流れる空気流量が減υ、このため、室内の温
度も室内機から離れた場所の方が室内機近傍よシも低く
なシ、室内で大きな温度差が生じるという課題を有して
いた。

本発明は上記従来の課題を解決するものであシ、特に暖
房時の室内の温度差を極めて小さくすることを目的とす
るものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、二重床に穿設する
開口部を、室内機の下吹出口より離れた場所に多く配置
し、近い場所にはごく少数だけを配置して、温風を二重
床の中空部から室内に吹出すようにしたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によシ、室内機から離れた場所と
近い場所との温度差を極めて小さくし、温熱環境の快適
性を向上させるものである。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図から第３図にて説明する
。

尚、従来例と同一部分は同一符号を付し説明を省略する
。

図において、１７ａ、１７ｂ・・・・・・１７ｘは二重
床１４に穿設され室６と中空部１６を連通ずる開口部で
あり、図に示す如く室内機１の下吹出口９から離れた端
部近傍に多く配置し、下吹出口９に近くなるにつれて少
なく配置している。

次に動作について述べる。

まず冷房運転時は、ファン１１は正転し、第２図の点線
矢印の様に、上方に流れ、熱交換器１０を通り、冷され
た空気が上吹出口８から上方に向けて吹出される。

そして上方に吹出された冷気は天井２にぶつかり、そこ
から自重によシ下方に広がシながら下降し、室内を冷却
したのち開口部１７ａ、１７ｂ・・・・・・１７Ｉから
吸込まれ、二重床１４の中空部１６を通り、下吹出口９
（冷房時は吸込口として機能する）から吸込まれる。

この時、開口部１７．ａ、１７ｂ・・・・・・１７ｘは
室内機１から離れた端部近傍に多く配置されているため
、上吹出口８から吹出された冷気は室内機１近傍に吸込
まれず室６の端部近傍まで充分誘引されるので、冷気の
到達距離は従来に比べ伸びることになシ、温度分布の向
上が図れる。

次に暖房運転時は、ファン１１は逆転し、第２図の実線
矢印の様に、下吹出口９から温風が吹出し、二重床１４
の中空部１５を通シ、開口部１７ａ。

１７ｂ・・・・・・１７ｘか、ら室内へ微風速（０，３
５ｍ／ｌｘ以下）で吹出され、室６を温めなから上吹出
口８（暖房時吸込口として機能する）から吸込まれて、
熱交換器１ｏで加温された空気がファン１１により再び
下吹出口９から吹出される。

この時、下吹出口９の近くには開口部１７ａ。

１７ｂ・・・・・・１７ｘはごく少数しか穿設されてい
ないため、室内へ吹出される温風の量は少なく、中空部
１５の端部まで充分な量の温風が流れ主として室６の端
部から温風が室内へ吹出されることになる。

従って従来のように室内機から離れた場所の温度が低く
なることもなく、室内の温度差を極めて小さくすること
になり、温度分布の向上が図れる。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明は、二重床に設け
た開口部を、下吹出口の設置位置から離れた端部近傍に
多く配置したので、冷房時は室内上方へ吹出した冷気を
室内機を設置した側と反対側の室の端部近傍まで誘引す
ることができ、室内の温度分布の向上が図れるとともに
、暖房時は室内機の下吹出口から離れた場所まで充分な
量の温風を送ることができ、室内機に近い場所と離れた
場所との湿度差を極めて小さくすることできるため、冷
房、暖房運転とも温度分布の良好な温熱環境を得ること
ができる。

尚、本実施例では、二重床で中空部を形成しているが、
中空部を床下に設けて開口部を床に穿設しても同様の効
果が得られることは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す空気調和機の断面図、
第２図は上記空気調和機の要部断面図、第３図は上記空
気調和機を設置した室の斜視図、第４図は従来の空気調
和機の断面図、第６図は従来の空気調和機の斜視図であ
る。 １・・・・・・室内機、６・・・・・・室、８・・・・
・・上吹出口、９・・・・・・下吹出口、１ｏ・・・・
・・熱交換器、１３・・・・・・送風機、１４・・・・
・・二重床、１５・・・・・・中空部、１７ａ。 １７ｂ〜１７ｘ・・・・・・開口部。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　蔦　孝　ほか１名８−
上ス七口 ９−−一下家出ロ ノ４−−−二１Ｌノ守（ １−”！内掛 図 疼　２　図 籐 図 ？ −室ｐｑ盪

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上吹出口と下吹出口を設けた熱交換器により空気調和さ
   れた温調空気を送風する送風機を内蔵した室内機と、前
   記下吹出口と連通する二重床の中空部と、二重床を貫通
   し中空部と室とを連通する開口部と、暖房・冷房の運転
   モードに応じて任意に上・下吹出口の吹出しを切替える
   上下吹出口切替手段とを設け、前記二重床に設けた開口
   部を、下吹出口の設置位置から離れた端部近傍に多く配
   置した空気調和機。