JPH03101657A - 粒状システアミン塩酸塩の製法 - Google Patents

粒状システアミン塩酸塩の製法

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JPH03101657A
JPH03101657A JP23685989A JP23685989A JPH03101657A JP H03101657 A JPH03101657 A JP H03101657A JP 23685989 A JP23685989 A JP 23685989A JP 23685989 A JP23685989 A JP 23685989A JP H03101657 A JPH03101657 A JP H03101657A
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JP
Japan
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cysteamine hydrochloride
hydrochloride
cysteamine
give
mercaptothiazoline
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JP23685989A
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Yuujirou Goshima
五嶋 祐治朗
Akira Tamura
田村 璋
Hiromi Yokoyama
博美 横山
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は粒状システアミン塩酸塩の製造方法に関するも
のである.システアミン塩酸塩は、医薬、農薬などの原
料として有用な化合物であるが、本発明は微粉末発生が
少なく粒径のよくそろった、貯蔵中においても塊状化し
ないなどきわめて取扱い上の作業性に優れ、しかも無機
酸および有機液体への溶解性に優れたシステアミン塩h
塩の成型物及びその製造する方法を提供するものである
[従来の技術] 従来、システアミン塩酸塩は一般的につぎのようにして
製造される. (1)エチレイミンと硫化水素とからシステアミンを生
成させ、塩化水素を用いてシステアミン塩酸塩を生或さ
せる方法. (2)2−ジメチルーチアゾリジンに塩酸を加えてシス
テアミン塩酸塩を生成させる方法(特公昭50−294
44号) (3)モノエタノールアミンを出発原料としてシステア
ミン塩酸塩を生成させる方法(特開昭5788171号
.特開昭57−144252号,特公昭55−1701
9号、特開昭57−64684号、特開昭57−534
58号、特開昭57−67555号、特開昭57−64
661号)従来、システアミン塩酸塩は粉体の形状で取
扱われているのが一般的である。しかしながら、システ
アミン塩酸塩そのものは、人体に対して刺激性があり、
特に微粉末を吸入すると鼻腔、咽頭を刺激し、咳、くし
ゃみがで、また皮膚に付着したまま放置すると炎症をお
こすなど好ましくない性質を有している。したがって、
このような微粉末を多量に含有している粉体状のシステ
アミン塩酸塩を取扱うに際しては、出来る限り皮膚への
接触をさけるよう厳重な注意を払う必要がある.また、
粉体状のシステアミン塩酸塩は、貯蔵中に容器の中で経
時的に塊状化してしまい使用するにあたり、容器から取
り出すことができなくなったり、たとえ取り出したとし
ても再度、粉砕しなければ使用することができないなど
の問題も有している.また塊状化したシステアミン塩酸
塩は溶解に長い時間を要するという問題をも有している
.この様に、粉体のシステアミン塩酸塩は極めて問題の
多い製品の形態であるといわざるをえない.[発明が解
決しようとする問題点] このように、現存するシステアミン塩酸塩の粉状形態は
多くの問題点を有しており、特に工業的に多量に取扱う
に際して種々の不都合を生じている.そこで、本発明の
目的は、微粉末の発生が少なく、しかも貯蔵中において
も塊状化することなく長期間安定した製品形態を有する
システアミン塩酸塩を提供することにある. かかる目的を達成するために、本発明者等は鋭意検討し
た結果、極めて粒径のよくそろった粒状システアミン塩
酸塩類がえられ、このものは微粉末の発生も少なく、貯
蔵安定性及び溶解性にも優れていることを見い出し、本
発明を完成するにいたったのである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は2−クロロエチルアミン塩酸塩を溶媒の存在下
、2−メルカブトチアゾリンと反応させ、得られた2−
(2−−アミノエチルチオ)−チアゾリンジハイドロク
ロライドをEA酸で加水分解してシステアミン塩酸塩を
生成させ、得られたシステアミンj!A NU塩の結晶
を68℃以上に加温して溶融し、温度65℃以下に冷却
された耐蝕性の基材上に滴下し、冷却、凝固せしめるこ
とを特徴とする粒状システアミン塩酸塩の製法に関する
ものである。
本発明は2−クロロエチ.ルアミン塩酸塩を溶媒の存在
下、2−メルカプトチアゾリンと反応させ、得られた2
− (2−−アミノエチルチオ)−チアゾリンジハイド
ロクロライドを塩酸で加水分解してシステアミン塩酸塩
を生成させ、得られたシステアミンIM酸塩の結晶を6
8℃以上、好ましくは70〜l00℃の温度に加温して
:/B敵し、温度65℃以下、好ましくは40〜10℃
の温度にに冷却された耐蝕性の基材上に滴下し、冷却、
凝固せしめることにより粒状システアミン塩酸塩が得ら
れる. 本発明の方法により粒状化できるシステアミン塩酸塩は
常温で固体であり、その融点は約68℃である。
システアミン塩酸塩の溶融加熟温度は、通常融点より高
い温度、好ましくは68〜150℃、さらに好ましくは
70〜100℃の温度が採用される。
本発明においてシステアミン塩酸塩の溶融の方法はジャ
ケット、コイルおよび/または電熱ヒーター等の加熱装
置を備えた耐蝕性の容器またはライン中で行なわれる. またシステアミン塩酸塩は吸湿力が強く、高温で酸化を
受けやすいので除湿された不活性ガス、好ましくは窒素
雰囲気中で加温するのが好ましい。
本発明において溶融されたシステアミン塩酸塩は板状滴
下型造粒機へ供給される. 本発明において板状滴下型造粒機とは溶融状態にある液
体を冷却された基板上たとえば搬送ベルト上に滴下して
冷却、凝固させて造粒物を作る機器を総称するものであ
る. 本発明では融点以上に加熱されたシステアミン塩酸塩の
溶融液は板状滴下型造粒機の65℃以下に冷却された耐
蝕性の基材上に滴下し、急冷、固化、遣粒される. 本発明のシスデアミン塩酸塩の造粒物の粒径は滴下部分
の穴径、滴下温度、溶融液温度、耐蝕性基材の移動速度
によって決まるが、固化等の取り扱いおよび使用時の溶
解性により0.1〜20mm、好ましくは直径1〜15
mmの粒状システアミン塩酸塙である。
本発明において板状滴下型造粒機のシステアミン塩酸塩
と接触する平板状ベルト基材としては平滑でしかも基材
として耐蝕性のものが使用される.たとえばステンレス
、チタン、ハステロイ等の金属類、テフロン、ボリプロ
ビレン、ポリエチレン等の樹脂類、ネオプレン、バイト
ン等のゴム類が挙げられる. 本発明の板状滴下型造粒機のシステアミン塩酸塩と接触
する基材の冷却は一般的には、冷却水をチラーや冷水塔
などで冷却して循環使用する方法が採用される. システアミン塩酸塩の吸湿を防止するため板状滴下型逍
粒機の滴下部分および冷却部分または全体を除湿された
空気、窒素等の不活性ガス雰囲気にするのが好ましい. 固化時間は特に限定するものではないが通常30分以内
である。
本発明によって得られるシステアミン塩酸塩は径が0.
1〜20mmの半球状または半楕円球状の造粒物である
システアミン塩酸塩である。
システアミン塩酸塩を融解し、冷却凝固せしめる方法は
、通常常圧下に実施されるが、場合により、減圧または
加圧下に行うこともできる.(作 用) 本発明は2−クロロエチルアミン塩酸塩を溶媒の存在下
、2−メルカプトチアゾリンと反応させ、得られた2−
(2−−アミノエチルチオ〉−チアゾリンジハイドロク
ロライ・ドを塩酸で加水分解してシステアミン塩酸塩を
生成させ、得られたシステアミン塩酸塩の結晶を68゜
C以上に加温して溶融し、温度65℃以下に冷却された
耐蝕性の基材上に滴下し、冷却、凝固せしめることによ
り高純度の品質ものが得られる。
[実 施 例] 以下、実施例及び比較例で本発明を更に詳しく説明する
. [溶解性テスト方法] 粒状システアミン塩酸塩30gを200cc広口のガラ
ス製サングルビン4本にとり、窒素置換後それぞれ密封
下、30℃で0日、7日、l4日、30口経過後開封し
た. ■ 窒素雰囲気下で100mjビーカー内の35重量%
塩酸水溶液40mjに粒状システアミン塩酸塩を10g
入れて、スターラーで200rpmの回転数で混合して
、25℃での溶解時間を測定した. ■ 窒素雰囲気下で100mJビーカー内のエタノール
25mjに粒状システアミン塩酸塩を8g入れて、スタ
ーラーで200rpmの回転数で混合して、25℃で溶
解時間を測定した。
[塊状化テスト方法] 粒状システアミン塩酸塩30gを200cc広口のガラ
ス製サンプルビン4本にとり、窒素置換後でそれぞれ密
封下30℃で0日、7日、14日、30日経過後、ビン
を180゜回転して上下を逆さにした時の粒子の移動状
態を肉眼で観察した。
実施例 1 2−クロロエチルアミン塩酸txo.iモルと2ーメル
カプトチアゾリン0.1モルをベンゼン100mjに分
散し、徐々に加熱し、80℃とし30分間撹拌した.反
応終了後枦過により2−(2ーアミノエチルチオ)一チ
アゾリンジハイドロクロライドの白色粉体を収率99.
7%で得な。
2− (2−−アミノエチルチオ)一チアゾリンジハイ
ドロクロライド23.5g(0.1モlレ冫を36重量
%塩酸100mjに溶解し、30時間加熱還流させてシ
ステアミン塩酸塙を得た.その後、減圧下に濃縮乾固し
た後、80℃以上に加温して完全に溶融させ口径2mm
のバスツールピペットに吸い取り、水で反対面が冷却さ
れて30’Cに保持されているテフロン板上に滴下した
.テフロン板上で固化したシステアミン塩酸塩の白色固
体は直径3〜5mm、高さ2〜3mmの半球状であった
得られた粒状システアミン塩酸塩について、30℃で0
〜30日間保存後、35重量%塩酸水溶液とエタノール
に対ずる溶解性デストおよび塊状化テストをした. 溶解性テストの結果を表−1に示す.また塊状化デスト
の結果を表−2に示す。
比較例 1 2−クロロエチルアミン塩酸塩0.1モルと2一メルカ
プトチアゾリン0.1モルをベンゼン100mJに分散
し、徐々に加熟し、80゜Cとし30分間撹拌した。反
応終了後枦過により2−(2〜アミノエチルチオ)−チ
アゾリンジハイドロクロライドの白色粉体を収率99.
7%で得た.2− (2一−アミノエチルチオ)一チア
ゾリンジハイドロクロライド23、5g(0.1モル〉
を36重旦%塩酸100mNに溶解し、30時間加熟還
流させてシステアミン塩酸塩を得た,その後、減圧下に
濃縮乾固したして白色のシステアミン塩酸塩を得た.得
られた白色結晶性の粉末のシステアミン塩酸塩について
、窒素置換後、30℃で〜30日間保存後溶融せずにそ
の状態で35重量%塙酸水溶液とエタノールに対する溶
解性テストおよび塊状化テストをした. 溶解性テストの結果を表−3に示す.また塊状化テスト
の結果を表−4に示す. [効 果] 表から明らかな通り本発明の粒状システアミン塩酸塩の
製法は従来の粉木システアミン塩酸塩に比較し、貯蔵中
に容器の中で塊状化することがなく、また無機酸および
有機液体への溶解性に優れた効果を発揮するものである

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2−クロロエチルアミン塩酸塩を溶媒の存在下、
    2−メルカプトチアゾリンと反応させ、得られた2−(
    2′−アミノエチルチオ)−チアゾリンジハイドロクロ
    ライドを塩酸で加水分解してシステアミン塩酸塩を生成
    させ、得られたシステアミン塩酸塩を68℃以上に加温
    して溶融し、温度65℃以下に冷却された耐蝕性の基材
    上に滴下し、冷却、凝固せしめることを特徴とする粒状
    システアミン塩酸塩の製法。
JP23685989A 1989-07-14 1989-09-14 粒状システアミン塩酸塩の製法 Pending JPH03101657A (ja)

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IE257290A IE67043B1 (en) 1989-07-14 1990-07-13 Granular cysteamine hydrochloride and method for production thereof
CN90107077A CN1031997C (zh) 1989-07-14 1990-07-14 粒状半胱胺盐酸盐及其制造方法
ES90307742T ES2070280T3 (es) 1989-07-14 1990-07-16 Cloruro de cisteamina granular y metodo para su produccion.
EP90307742A EP0408398B1 (en) 1989-07-14 1990-07-16 Granular cysteamine hydrochloride and method for production thereof
DE69018327T DE69018327D1 (de) 1989-07-14 1990-07-16 Granuliertes Cysteamin-Hydrochlorid und Verfahren zu dessen Herstellung.
US07/703,744 US5256362A (en) 1989-07-14 1991-05-21 Method for production of granular cysteamine hydrochloride

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