JPH03101103A - 磁気記録媒体用磁性粉末の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体用磁性粉末の製造方法

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JPH03101103A
JPH03101103A JP1236997A JP23699789A JPH03101103A JP H03101103 A JPH03101103 A JP H03101103A JP 1236997 A JP1236997 A JP 1236997A JP 23699789 A JP23699789 A JP 23699789A JP H03101103 A JPH03101103 A JP H03101103A
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JP
Japan
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oxidation
magnetic powder
metal
magnetic
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP1236997A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Kitaori
典之 北折
Masayoshi Shinoda
篠田 正義
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体用磁性粉末の”製造方法に係り
、特に金属磁性粉末等の酸化性磁性粉末を磁気記録媒体
に使用したときの耐酸化性を改善した磁性粉末の製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
磁性粉末は、ビディオテープ、オーディオテープ、コン
ピュータ用情報記録テープ、フロッピーディスク等の磁
気記録媒体に広く使用されている。この磁性粉末には、
金属粉末、金属窒化物粉末、金属酸化物粉末があり、前
二者は後者より飽和磁束密度、保持力が大きく、これら
磁気特性の点で優れている。しかし、これらの金属粉末
、金属窒化物粉末は、酸化され易く、例えば磁気テープ
として使用されているときに空気に触れて酸化され、そ
の磁気特性を低下させる欠点がある。
このため、金属粉末、金属窒化物粉末の耐酸化性を高め
るために、予めこれらの粉末表面に比較的安定な酸化膜
を形成させる酸化処理を行ない、空気中で使用しても急
激な酸化が起こらないような工夫がいくつか提案されて
いる。
例えば、トルエン等の有機溶媒中にその重量の172〜
175程度の金属等の磁性粉末を浸漬して毎分1〜10
0回の回転速度で攪拌し、この状態で乾燥空気等の酸化
性ガスを吹き込みながら80〜100℃に加温して溶剤
を蒸発させ、これを溶剤が蒸発し尽くすまで行なう方法
が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような方法で表面酸化処理をすると
、金属等の磁性粉末表面に酸化され易い部分と酸化され
難い部分があり、酸化被膜の生成度合が異なる。そのた
め、−様な耐蝕性の酸化被膜を形成しようとすると、酸
化被膜の膜厚を大きくしなければならず、これを実現す
るには加熱を行って酸化を促進する必要がある。
その結果、得られたものは耐蝕性は良好であるが、酸化
被膜が全体的に厚過ぎるため、飽和磁化が低下するとい
う問題を生じる。したがって、飽和磁化を高くすると耐
蝕性が劣り、耐蝕性を高くすると飽和磁化が劣るという
問題があった。
本発明の目的は、耐蝕性及び飽和磁化のいずれも大きい
磁性粉末の製造方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、鉄化合物を原料
に用いて還元処理を施しかつ耐酸化処理を施して金属系
非酸化物磁性粉末を製造する磁気記録媒体用磁性粉末の
製造方法において、上記還元処理を施す前1;Nis 
Zn、 Goの金属イオンの少なくとも1種を添加する
工程と、上記還元処理を施す前て°゛上記金属イオンの
添加の前又は後に水ガラスを添加する工程と、上記耐酸
化処理工程にアンモニアガスと酸化性ガスを含有する混
合ガスを通気する工程を有することを特徴とする磁気記
録媒体用磁性粉末の製造方法を提供するものである。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明においては、Ni−、ZnSCoの金属イオンの
少なくとも1種を原料の鉄化合物に添加する工程を有す
るが、この金属イオンを与える金属化合物としては、硝
酸塩、塩化塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩、酢酸塩等
の有機塩が挙げられる0例えばN1(NJ)2 ・6H
20、CoSO47H20、CoCh−6H20,Co
(NJ)2 ・61120. Zn(NO3)z ・6
H20等が挙げられる。
これらの金属化合物は例えばα−Fe00Hとともに例
えばアンモニア等のアルカリ剤によりpHを調整されて
水中に混合される。これにより、α−Fe008粒子の
表面に例えばN1(OFI)2 、Zn(OH)2、C
o (OH) 2が付着する。
この金属化合物を添加する前又は後に水ガラスを加える
。これらの場合には、Cll3COOH等の酸を用いて
pHを酸性側に調整することが好ましい。このようにす
ると、α−Fe00H粒子表面に5i02が付着する。
このようにして処理された粉末は還元処理される。この
後耐酸化処理を施されるが、これはアンモニアガス(N
H3)と酸化性ガス、例えば空気を、例えば60:1に
混合した混合ガスを通気することにより行われる。この
通気処理を行うと、温度が上昇するが、温度が40℃に
ならないように通気量を制御することが好ましい、、4
0℃を超えた場合には上記の混合ガスに代えて窒素ガス
(N2)を通気し、温度が下がったら再び上記混合ガス
を通気することを繰り返すことが好ましい。
また、混合ガスを通気しても38℃以上に温度が上がら
な(なったら反応が完了したことを示し、N2ガスのみ
とする。このように酸化は徐酸化により行われる。
このように耐酸化処理された粉末は例えばトルエン等の
不活性溶剤中に浸漬され、デカンテーション法により洗
浄することが好ましい。アルカリ性にしておくと後に混
合されるバインダー樹脂の硬化に悪影響を及ぼすからで
ある。
金属系非酸化物磁性粉末とは、金属磁性粉末、窒化鉄粉
末が挙げられ、これらはその形状、組成に限定されるも
のではない。
〔作用〕
耐酸化性処理工程において、アンモニアガスと酸化性ガ
スの混合ガスを用いると、鉄は塩基性ガス中で酸化され
ることにより生成される酸化被膜はマグネタイトFe4
04 (黒錆)ができ易く、その緻密なマグネタイト層
は薄くても耐蝕性を向上する。このとき、Co、 Ni
が存在するとこれらは不動態膜となり易く耐蝕性を一層
向上させる。Go、 Niがないとマグネタイトが生成
して耐蝕性は向上するが、酸化が進み過ぎて飽和磁化が
大きく低下することがある。また、Coは飽和磁化を高
める。なお、Fe−Co合金は合金中最大の飽和状態を
有する。また、Sl、Znは磁性粉の焼成、還元、徐酸
化等による形状の変化を防止し、高い保磁力、角型比を
もたらす。
実施例 次に本発明の詳細な説明する。
実施例1 公知の方法で製造したゲーサイト〔針状αFe1on 
(平均長軸0.34μm 、短軸0.05μm)) 1
00gを11の水の中に分散させ、ついでCo (NO
3)2・6H20、Ni(NO3)2 ・6H20、Z
n(NO3)2 H61(20をそれぞれ25g 、 
50g 、 9gを加えてよく攪拌した。
ついで、N)+5ガスを通気し、pnを7.8に調節し
た。さらに、水ガラス(SiOzが25重量%のもの)
を2.4g加え、よく攪拌した。その後酢酸を用いてP
)16.2に調節した。
この後濾過し、Ni、 Co、 Zn、 Siの化合物
が付着したα−Fe00Hを取り出し、加熱炉中150
℃で乾燥し、ついで次の工程の還元による形状の変化を
防止するめ、空気中650℃で2時間焼成した。
ついで、直径80のロータリーキルン還元炉中でN2ガ
ス(純度99.9%以上)を流量3017分流通させ、
反応時間2時間、反応温度450℃の条件で水素還元処
理を行い、N1%C01Zn、Stを含有する金属粉末
を生成した。なお、還元処理に当たっては、N2ガスを
流しながら450℃まで昇温し、その後N2ガスに切り
換える。また、還元終了後はN2ガスを流したまま室温
まで冷却し、ついでN2ガスに置換する。
この後、NH3ガスと空気との混合ガスで徐酸化を行っ
た。NH3と空気の混合比は、発熱温度が40℃になら
ないように、例えば60:lにした。
この徐酸化処理を12時間行った。
この処理した粉末をトルエンに浸漬してから空気中に取
り出した。ついで、多量のトルエンでデカンティージョ
ンを行い、粉末を洗浄した。
この得られた粉末に対し、振動型磁束計を用いて磁気特
性を測定し、表1にその結果を示した。耐蝕性は試料の
粉末を60°C1相対湿度90%中に75時間放置後の
飽和磁化の減少率から評価した。その結果も表1に示す
比較例1 実施例1において、Co(NO3)2 ・6820、N
i(NO3)2・6H20、Zn(NOB)2 ・6H
20、Mi(NO3)2 ・61120を用いず、pH
を7.8の代わりに6.2に調整し、NH3ガスの代わ
りにN2ガスを空気と混合して用いた以外は同様にして
磁性粉末を得た。これについても実施例1と同様に測定
した結果を表1に示す。
比較例2 実施例1において、NH3ガスの代わりにN2ガスを空
気と混合して用いた以外は同様にして磁性粉末を得た。
これついても実施例1と同様に測定した結果を表1に示
す。
表1 なお、表中、H,V、Wは磁気特性の半値幅を示し、こ
の値が小さいことは上記Co等の金属元素の添加、1J
H3と空気の混合ガスによる処理等によっても磁気特性
が低下していないことを示す。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、鉄原料にC05
NISZn及びSiを添加して金属系非酸化物磁性粉を
作成し、NH3と酸化性ガスにより徐酸化して耐酸化膜
を形成したので、徐酸化により緻密な酸化被膜を形成し
、さらにCo、 Niにより不動態を形成して耐蝕性を
向上するとともに、Coの添加により飽和磁化を大きく
し、さらにZn、Stの添加により磁性粉末の形状の変
化を防止し、これら諸機能を総合して耐蝕性かつ磁気特
性の良い磁性粉末を提供することができる。
平成1年9月14日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄化合物を原料に用いて還元処理を施しかつ耐酸
    化処理を施して金属系非酸化物磁性粉末を製造する磁気
    記録媒体用磁性粉末の製造方法において、上記還元処理
    を施す前にNi、Zn及びCoの金属イオンを添加する
    工程と、上記還元処理を施す前で上記金属イオンの添加
    の前又はその添加の後に水ガラスを添加する工程と、上
    記耐酸化処理工程にアンモニアガスと酸化性ガスを含有
    する混合ガスを通気する工程を有することを特徴とする
    磁気記録媒体用磁性粉末の製造方法。
JP1236997A 1989-09-14 1989-09-14 磁気記録媒体用磁性粉末の製造方法 Pending JPH03101103A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6447618B1 (en) 1998-07-31 2002-09-10 Toda Kogyo Corporation Magnetic acicular alloy particles containing iron as a main component

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6447618B1 (en) 1998-07-31 2002-09-10 Toda Kogyo Corporation Magnetic acicular alloy particles containing iron as a main component
US6682813B2 (en) 1998-07-31 2004-01-27 Toda Kogyo Corporation Magnetic acicular alloy particles containing iron as a main component

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