JPH0310102B2 - - Google Patents

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JPH0310102B2
JPH0310102B2 JP56059738A JP5973881A JPH0310102B2 JP H0310102 B2 JPH0310102 B2 JP H0310102B2 JP 56059738 A JP56059738 A JP 56059738A JP 5973881 A JP5973881 A JP 5973881A JP H0310102 B2 JPH0310102 B2 JP H0310102B2
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Japan
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color
potential
voltage
control
photoreceptor
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JP56059738A
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Takao Aoki
Joji Nagahira
Koji Suzuki
Koki Kuroda
Yutaka Komya
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Canon Inc
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Canon Inc
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Priority to DE19813149668 priority patent/DE3149668A1/de
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Priority to US06/843,085 priority patent/US4736223A/en
Publication of JPH0310102B2 publication Critical patent/JPH0310102B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は記録材上にカラー画像を形成するカラ
ー画像形成装置に関する。 従来のカラー電子写真複写装置に於ては、良好
なカラーバランスを得る為の帯電及び露光条件の
調整が困難であり、また、潜像が形成される感光
体上の表面電位が経時的に変化してしまい、長時
間にわたつて安定したカラーバランスの複写画像
を得ることが困難であつた。この問題点を、第1
図に示すカラー複写の階調再現特性によつて以下
説明する。図において、DOは原稿画像濃度、DP
はプリント画像濃度、Eは露光量、VSは感光体
上の表面電位をそれぞれ表わすものとする。ここ
で、第1象限は、グレースケールを原稿とした場
合の調子再現特性である。C,M,Yはそれぞれ
シアン、マゼンタ、イエローの単色、そしてC+
M+Yはこれら三色の重ね合わせによる複写画像
の調子再現特性を示す。時計方向にみた第2象限
は、DO−logE(常用対数)の露光特性を示す。第
3象限は、感光体における赤(R)、緑(G)、青
(B)のそれぞれの色分解潜像特性を示す。第4
象限は、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイ
エロー(Y)の各トナーによる現像特性を示す。 第1象限の特性において、シアン、マゼンタ、
イエローのプリント画像濃度DPが同一の原稿画
像濃度DOに対して異なるのは、各トナーの不要
な光吸収を補正してカラーバランスをとるためで
ある。いま、カラーバランスとしてはグレーバラ
ンスであるから、シアントナーにおける青および
緑の不要な光吸収と、マゼンタトナーにおける青
の不要な光吸収を補正して、シアン、マゼンタお
よびイエローの三色の重ね合わせ画像におけるカ
ラーバランスをとつている。このため、第3象限
に示す如く、赤、緑および青の各色分解潜像特性
をほぼ揃え、そして第4象限に示す如くシアン、
マゼンタおよびイエローの各現像特性に差を設け
ている。 ところで、カラーバランスの良好な複写画像を
得るには、感光体の赤、緑および青の各色分解潜
像特性を揃えかつそれらの特性を長時間一定に保
つ必要がある。しかしながら、これは前述した如
く従来極めて困難であつた。その理由は、温湿度
等の環境変化あるいは感光体劣化等によるもので
あり、潜像特性が変動した。また、シアン、マゼ
ンタおよびイエローの各現像剤(トナー)の製造
ロツトによる現像特性のばらつき、あるいはこれ
ら現像剤の経時変化による現像特性のばらつき等
を補正する必要がある。そのために、従来は、
赤、緑、青の各色分解潜像特性を第3象限に示す
如くほぼ揃つた状態からあえて異ならせて、適当
とされる関係となるように特性を選択していた。 ところが、適切な各色分解潜像特性となるよう
に調整することは極めて困難であり、厳密には表
面電位計とレコーダを用いて、カラー複写装置の
帯電器出力、露光量等を色毎に熟練者が調整する
必要があつた。そのため、一般ユーザにとつては
事実上調整が不可能であつた。 本発明は上記点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、カラーバランスのとれた良
好なカラー画像を形成することが可能なカラー画
像形成装置を提供することにある。 即ち本発明は、感光体を露光する露光手段を備
え、前記感光体上に各色毎の画像形成工程を複数
回実行することにより記録材上にカラー画像を形
成する画像形成手段、露光量の対数が前記感光体
の表面電位とほぼ比例関係にある範囲内の所定光
量が照射された前記感光体上の領域の表面電位を
検出する検出手段、前記検出手段から出力される
アナログ値をデジタル値に変換するA/D変換手
段、前記A/D変換手段から出力される表面電位
に応じたデジタル値に応じて、前記露光手段の各
色毎の動作条件を適正化するための各色毎のデー
タを求め、各色毎の画像形成工程実行時に前記各
色毎のデータに対し各色毎の所定係数を演算して
得られる各色毎の制御データを出力する制御手
段、前記制御手段から出力される前記制御データ
をアナログ値に変換するD/A変換手段、前記
D/A変換手段から出力されるアナログ値に基づ
いて前記露光手段を駆動する駆動手段、を有する
ことを特徴とするカラー画像形成装置を提供する
ものである。 以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。第2図は、本発明の実施例装置の構成図であ
る。第2図において、a方向に回転する感光ドラ
ム1の表面には、導電層、CdS光導電層および絶
縁層で構成される感光体が形成されている。原稿
台ガラス3上に複写すべき原稿を載置し、照明ラ
ンプ5により照光する。原稿を走査する走査ミラ
ー7および9がドラム1の回転と同期して、原稿
の走査をなし、ミラー7,9はそれぞれ7′,
9′の位置まで移動すると共に照明ランプ5も
5′の位置まで移動する。走査された原稿の光像
は、レンズ11、ミラー13、色分解器15およ
びミラー17を介し、更に露光同時除電用の二次
帯電器19を通して感光ドラム1の感光体表面に
結像する。このような露光手段によつて潜像が形
成される。ここで、色分解器15は、各色分解色
に応じて青フイルタ15B、緑フイルタ15G、
赤フイルタ15RおよびNDフイルタ15Nで成
り、これらのフイルタを回転切換えてそれぞれで
光の色分解を行う。 感光ドラム1の感光体表面は予めプレードクリ
ーナ31で清掃され、そして前露光ランプ33お
よび前除電器35により、前回の潜像の影響が除
去される。次に、一次帯電器37で一様に帯電し
て、感光体表面を均一な電位とする。この帯電さ
れた感光体表面は、原稿光像と共に二次帯電器1
9によつて除電され、続いて全面露光用ランプ3
9によつて全面均一露光がなされて、感光体表面
には高コントラストの静電潜像が形成される。全
面露光ランプ39と現像器41との間でドラム1
の表面近傍に配置した電位計プローブ43によつ
て、静電潜像の強度つまり静電位を検出するよう
にしている。 現像器41は、イエロー現像器41Y、マゼン
タ現像器41M、シアン現像器41Cおよびブラ
ツク現像器41Bで成り、各色現像剤(トナー)
を供給して現像をなす。カセツトに配置された転
写紙51を送出ローラ53で転写部55に送る。
転写部55において、先ずグリツパ57が転写紙
51の先端を把持する。保持された転写紙51
に、転写コロナ放電器59により、紙背面からコ
ロナ放電で感光ドラム1の感光体表面上の現像像
が転写される。単色コピーの場合には、分離除電
器61の除電後直ちに分離爪63の作動により、
転写紙51を転写部55から分離する。多色コピ
ーの場合には、再現すべき2〜3色の現像像の転
写が終了するまで転写部55のグリツパ57を開
放せず、また分離爪63も作動させずに転写紙5
1を保持しておく。転写が終了したら、分離爪6
3の作動によつて転写部55から転写紙51を分
離し、搬送ベルト65で加熱ローラ定着器67に
送つて、像定着を行う。定着終了後の転写紙51
は、トレー69に排出される。転写終了後、感光
ドラム1の表面上に残留したトナーは、プレード
クリート31で清掃され、次の複写サイクルに備
える。 第4図は、第2図で示した二次帯電器19の概
略構成を示す断面図である。図示するとおり、二
次帯電器19の感光ドラム1側の開口部に、それ
ぞれワイヤ群を感光ドラム1の表面に近くかつそ
れに沿つて配置している。それぞれのワイヤ群
を、負グリツプ191、零グリツド193および
正グリツド195とする。これらのグリツドバイ
アスは、負グリツド191、零グリツド193、
正グリツド195がそれぞれ−50〜−300V,0V
(接地)、+50〜+200Vとする。 ここで、カラー複写画像のカラーバランスにつ
いて説明する。第1図の第1象限に示した如く、
シアン、マゼンタおよびイエローの画像濃度(カ
ラーフイルタ濃度)をそれぞれ互いに異ならせて
おくものとする。マゼンタの画像濃度は、シアン
とイエローの中間に位置すべきもので、カラーバ
ランス上マゼンタの画像濃度を中心にして、シア
ンおよびイエローの画像濃度を考慮しなければな
らない。 カラーバランスをとる上で、シアン対マゼンタ
の画像濃度比は1.5:1〜1:1の範囲、好まし
くは1.2:1前後である。マゼンタ対イエローの
画像濃度比は1:0.9〜1:0.6の範囲、好ましく
は1:0.8前後である。例えば、マゼンタの最大
(暗部)画像濃度を1.2とすると、カラーバランス
上好適なシアンの最大画像濃度は1.44であり、許
容範囲は1.8〜1.32の間である。また、イエロー
の最大画像濃度は0.96で、許容範囲は1.08〜0.72
の間である。このように、シアンの画像濃度は中
心値に対して濃度の高い方に、またイエローの画
像濃度は中心値に対し濃度の低い方に許容範囲が
広い。従つて、当初の現像特性が第1図の第4象
限の如く理想的であつたとしても、その後の現像
特性の変動を予測すると、各色分解露光毎に設定
する感光体表面の電位の目標値を、赤>緑>青と
なるようにそれぞれわずかづつずらせておくと好
都合である。例えば、第1図の第3象限において
は、潜像の非露光部の電位(暗部電位)VDが赤、
緑、青においてほぼ380(V)である。これを、例
えば400(V),380(V),360(V)の如く異ならせ
るならば、現像特性の変動あるいは表面電位の自
動制御における精度上の問題等を克服するのに効
果がある。 本発明実施例装置においては、3段階の電位設
定レベルにつき、フルカラーコピー時の暗部(照
明ランプ5を消灯)、中間濃度部(ランプ5を中
間電圧で点灯)および明部(ランプ5を最大定格
電圧で点灯)の目標値電位を、それぞれVDO
VWLOおよびVSLOとして次の第1表のように設定
する。
【表】
【表】 第3図は、電位を制御する回路のブロツク図で
ある。図において、感光ドラム1の回転角度検出
用のチヨツパデイスク101により、フオトイン
タラプタ103から回転角に応じたドラムクロツ
クパルス105が出力される。このクロツクパル
ス105は本複写装置のメーンシーケンスコント
ロール107で計数され、コピーに必要な情報、
例えば設定枚数等の情報信号を制御する。コント
ローラ107によつて、電位制御用のマイクロコ
ンピユータ109に高圧やハロゲン光量の切換え
に必要なタイミング信号や暗部電位VD、中間濃
度部電位VWLおよび明部電位VSLの測定タイミン
グ信号を供給する。表面電位計プローブ43で検
出された潜像電位は、表面電位測定回路111で
表面電位の1/300の電位として測定され、A−D
コンバータ113でデジタル変換された後コンピ
ユータ109に供給される。コンピユータ109
は、電位測定値がスイツチボード115で選択さ
れた目標値に収束すべく制御式に従つて演算を行
う。その演算結果の信号をバスライン117を介
してD−Aコンバータ119に供給して、アナロ
グ変換する。アナログ変換された各信号は、高圧
制御回路121,123,125およびミツクス
回路127に供給される。またコンピユータ10
9はアナログマルチプレクサ129に制御信号1
31を送り、微調ボード133からの画像微調信
号135を切換えて高圧制御回路121〜125
およびミツクス回路127のいずれかに供給す
る。高圧制御回路121,123,125で得ら
れたアナログ信号137I,137G,137V
と画像微調信号135との加算電圧信号139
I,139G,139Vは、高圧トランス14
1,143,145でそれぞれ昇圧後一次帯電器
37、二次帯電器の負グリツド191、二次帯電
器19にそれぞれ供給される。これにより、一次
帯電電流I1、負グリツド電圧VGおよび二次帯電電
圧V2が制御される。また、ミツクス回路127
によるアナログ信号137Hと画像微調信号13
5との混合信号139Hをハロゲン制御回路15
5に供給して、照明(ハロゲン)ランプ5に印加
されるハロゲン電圧VHlを制御する。また、コン
ピユータ109はバスライン117を介してI/
Oドライバ161にデジタル信号を供給する。こ
のI/Oドライバ161によつて、7セグメント
8桁の表示器163の桁走査を行い、コンピユー
タ109からの表示信号165をBCD−7セグ
メントドライバ167に入力して、その出力信号
169により表示器163で感光ドラム表面電位
を表示する。また、I/Oドライバ161を介し
てダイオードスイツチボード171を走査制御し
て、スイツチボード115において設定された目
標値を順次個々に選択する。この選択設定された
目標値の電圧信号コンピユータ109に送り、
個々の制御式(後述する)に従つて演算を行い、
それらの目標値に収束するよう動作する。これら
のコンピユータ109によつて収束された目標値
による信号を、D/Aコンバータ119でアナロ
グ信号に変換し、そのアナログ変換された各電圧
信号が高圧制御回路121〜125およびミツク
ス回路127のそれぞれに供給される。 第3図に示した制御回路の制御シーケンスをみ
る。本制御回路を作動させる前に、複写装置の操
作者は次の操作を行う。原稿台ガラス3上に白紙
(転写紙)を置く。複写装置における絞りを“5”
(標準)に設定する。次いで、複写装置の外部に
設けた目標値設定用の切換スイツチ(スイツチボ
ード115に接続されている)で目標値を設定す
る。このような操作を行つた後、制御ボタン(図
示せず)を押して制御回路を作動させる。この制
御動作は、第5図に示す流れ図に従つて行われ
る。 先ず、電位制御回路の電源をオンとする(ブロ
ツク401)。次いで、感光ドラム1の前回転に
より電位クリーニングを行う(ブロツク403)。
この状態で、原稿の照明ランプ5の電圧VHlを最
大定格電圧として点灯し、このランプ5の発光量
を最大とする。かような最大光量による原稿像光
が色分解器15のNDフイルタ15Nを透過する
ように、この色分解器5をフイルタ設定する。感
光ドラム1を1回転させて、感光体表面を露光す
る。電位計プローブ43で、感光ドラム1の感光
体表面における明部電位VSLを検出して、その検
出信号を電位測定回路111に供給してこの明部
電位VSLを測定する(ブロツク405)。この測
定された明部電位VSLと明部電位の目標値VSLO
の差(|VSL−VSLO|)が、許容誤差(C1)内で
あるか否か判定する(ブロツク407)。否定判
定ならば、二次帯電器(接続されている高圧トラ
ンスは定電圧特性を有する)19の二次帯電電圧
V2を、制御式ΔV2=δΔVSLに従つて制御する(ブ
ロツク409)。そして、ブロツク405に復帰
してその動作を繰返す。ブロツク409によつて
制御された二次帯電電圧V2によつて再度得られ
る明部電位VSLが、許容誤差C1内になつてその目
標値VSLOに収束するまでブロツク405,407
および409における動作が繰返される。許容誤
差C1内となつてブロツク407において肯定判
定となれば、色分解器15を回転させて青フイル
タ15Bを原稿像光が透過するように設定する
(ブロツク411)。なお、このステツプでフイル
タを緑、赤、ND、緑、赤の順で切換えるように
している。照明ランプ5を消灯して、原稿露光が
ないまま感光ドラム1を1回転させる。感光ドラ
ム1の感光体表面の表面電位は暗部電位VDとな
るから、この明部電位VDを電位計プローブ43
によつて検出して測定する(ブロツク413)。
この測定された暗部電位VDとその目標値VDOとの
差が、許容誤差C2内であるか否か判定する(ブ
ロツク415)。この判定が否定であれば、一次
帯電器(接続されている高圧トランスは定電流特
性を有する)37の一次帯電電流I1を、制御式
ΔI1=αΔVDに従つて制御する(ブロツク41
7)。しかる後、ブロツク413に戻つて動作を
繰返す。明部電位VDがその目標値VDOに許容誤差
C2内に収束すると、ブロツク415での判定は
肯定となりループを抜け出して次の動作に移る。 照明ランプ5を最大定格電圧で発光し、原稿露
光量を最大とする。感光ドラム1を回転させてそ
の感光体表面を最大光量で露光する。その状態で
電位計プローブ43によつて表面電位たる明部電
位VSLを検出し、そして測定する(ブロツク41
9)。その測定した明部電位VSLとその目標値VSLO
との差(|VSL−VSLO|)が、許容誤差C3内か否
か判定する(ブロツク421)。もし否定判定な
らば、二次帯電器19における負グリツド(接続
されているトランスは定電圧特性を有する)19
1の負グリツド電圧VG-を、制御式ΔVG-
β1ΔVD+β2ΔVSLに従つて制御する(ブロツク4
23)。次いで、ブロツク419に戻つてループ
動作を繰返す。明部電位VSLがその目標値VSLO
許容誤差C3内に収束すれば、ブロツク421に
て肯定判定となりループを抜け出す。 照明ランプ5を中間電圧のハロゲン電圧VHl
点灯し、原稿露光量を標準光量とする。かような
光量の下で、感光ドラム1を回転させてその感光
体表面を露光する。感光体表面の電位は中間濃度
部電位VWLとなり、この電位VWLを電位計プロー
ブ43および電位測定回路111で測定する(ブ
ロツク425)。この測定された中間濃度部電位
VWLとその目標値との差(|VWL−VWLO|)が、
許容誤差C4内であるか否か判定する(ブロツク
427)。もし否定判定ならば、照明ランプ5を
点灯するハロゲン電圧VHlを、制御式ΔVHl
γΔVWLに従つて制御する(ブロツク429)。次
いで、ブロツク425に戻りループ動作を繰返
す。中間濃度部電位VWLがその目標値VWLOに許容
誤差C4内に収束すれば、ブロツク427にて肯
定判定となりループを抜け出す。このような動作
手順によつて、ブロツク411〜427に基づ
き、青色フイルタ15Bにおける一次帯電電流
I1、負グリツド電圧VG-およびハロゲン電圧VHl
制御設定される。次に、色分解器15における設
定フイルタが最後のものか否か判定する(ブロツ
ク431)。この場合、否定判定であるからブロ
ツク411に戻る。ブロツク411にて、青→緑
→赤→ND→緑→赤の順で色分解器15を回転さ
せてフイルタを切換設定する。フイルタ設定の都
度ブロツク413〜429の動作を行い、このフ
イルタにおける一次帯電電流I1、負グリツド電圧
VG-およびハロゲン電圧VHlを制御設定する。か
ようなループ動作が繰返され、最後のフイルタに
ついても各電圧の制御が終了すると、ブロツク4
31にて肯定判定となり、制御回路の制御動作は
終了する。このようにして、三色カラーの青、
緑、赤、白黒および二色カラーのマゼンタと黒に
基づく表面電位を所定値に定めるように電圧関係
が設定される。そして、設定された制御電圧関係
の下で、原稿台ガラス3上に載置した原稿の画像
が転写紙51にカラー複写される。 なお、複写装置の外部に、例えば切換スイツチ
を設けて、三色カラーの青、緑、赤、白黒および
二色カラーのマゼンタ、黒を個々に、例えば3段
階に設定できるようにするとよい。本例装置の場
合、第1表で示した如く3段階に切換設定できる
ようにしている。かように設定された目標値に、
電位はそれぞれ収束する。 なお、ブロツク405,419および425で
の明部電位VSLおよび中間濃度部電位VWLの測定
は、原稿台ガラス3上に転写紙を置いた状態で、
通常のコピー時と同じ速度で原稿走査を行つて電
位形成した後に行われる。また、各制御式の係数
δ,α,β1およびβ2,γは、それぞれの関係式に
よる関数の傾きを示す。 第5図の流れ図に示す如く、二次帯電電圧V2
を、二次帯電器19のグリツドバイアス電圧たる
グリツド電圧VG-に先立つて制御する理由につい
て述べる。第4図の二次帯電器19の構成を参照
する。グリツド191〜195のワイヤと感光ド
ラム1の表面との距離は通常1.0±0.1mmである。
この距離の公差内では、例えば二次帯電器19の
放電ワイヤ印加電圧を−8.5K.V.、またグリツド
191,193,195の印加電圧をそれぞれ−
120V,0V,100Vとした場合、明部電位VSLが−
120±30Vの範囲内で変化する。そのため、装置
間のばらつきを相殺し、一定のグリツドバイアス
電圧で一定の明部電位VSLが得られるように二次
帯電電圧V2の制御を初めに行うものである。し
かる後、負グリツド191のバイアス電圧たる負
グリツド電圧VG-を印加して、本出願人が特開昭
54−14237「電子写真方法及び装置」の明細書にて
提示した階調制御法に基づいて明部電位VSLの制
御を行うものである。 次に本発明の原稿照明時のハロゲンランプ電圧
決定するランプ電圧制御について詳述する。 第6図はlogE(露光量の対数)−VS(表面電位)
特性であり、ハロゲンランプ電圧制御による感光
体表面電位の収束値を示すものである。 図中Aはハロゲンランプ電圧制御の基準点とな
る中間濃度部電位(VWL)であり原稿台に白紙を
置いてランプで照明し、コロナ放電電圧もしくは
電流あるいは、コロナ放電器のグリツドバイアス
電圧を制御すると共にランプ電圧を制御し、感光
体の表面電位をAの値に収束させる。このときの
ランプ電圧及び露光量をそれぞれVa,a(logE=
a)とする。 またBの電位はVaに所定の係数を乗じたラン
プ電圧Vbにより原稿台上の白紙を照明した時の
露光量b(logE=b)による電位である。実際の
コピー時はこのVbにより原稿を照明する。また
Cの電位は、飽和明部電位(VSL)であり、原稿
台の白紙をランプ電圧を定格値以下の最大電圧で
点灯させて得られる。これは2次帯電条件の設定
の為の電位に相当する。 第6図のAの表面電位を本発明のランプ電圧制
御の基準電位に選ぶのはlogE−VS特性の直線性
の良い範囲で電位制御を行ない制御の精度を高め
る為である。従つてAは直線性の良いA′から
A″の範囲にあることが好ましい。 例えばBの電位でランプ電圧の制御を行なうと
精度が低下し、更に飽和したCの電位で制御を行
なうと実用的な制御が困難となる。 ここで、第2図図示装置に於ては、反射濃度が
0.10の原稿による露光量をb(logE=b)とすれ
ばb−a=0.30になる露光量a(logE=a)によ
りAの電位が得られる。なおb−a′≒0.2,b−
a″≒1.2である。従つてaの露光量はbの2分の
1となる。 ランプ電圧の制御は、予め第3図のマイクロコ
ンピユータ109に記憶された初期値のランプ電
圧Vaで原稿台上の標準反射板である転写紙を
照明し、得られる潜像電位がAと異なる場合はラ
ンプ電圧Va(n)(n=1,2,3…)を修正し、
潜像電位がAに収束するように制御される。電位
がAに収束したときのランプ電圧をVaとすれば
次にVaに所定の係数が乗じられて実際のコピー
時のランプ電圧Vbが決まる。 この所定の係数は次のように求めることができ
る。即ち、aの露光量を2倍にすれば実際のコピ
ー時の露光量bが求まるので、光束がランプ電圧
比のほゞ3.36乗に比例(色温度3000゜Kのハロゲン
ランプ)することからlog(Vb/Va)3.36=0.30と
おいてVb/Vaを求めると1.23となる。即ちVbは
Vaに係数1.23を乗じた電圧にすれば良い。 例えば定格が160Vの3000゜Kのハロゲンランプ
を用いた場合、Va=120VのときVb=148Vにす
る。実際のコピー時このVbのランプ電圧で原稿
の白地を照明したときカブリのない複写画像が得
られる。 前述の計算は説明を簡単にする為、白色光露光
の場合で、かつ標準反射板の濃度が原稿と同じ
0.10とした場合について行なつたものであるが
R,G,Bの色分解潜像の電位制御に於てはハロ
ゲンランプの電圧制御に伴なう色濃度のフアクタ
ー及び標準反射板の色濃度を考慮しなければなら
ない。 前記のように白色光の場合は光束はランプ電圧
比の3.36乗に比例するものとしたが、B.G.R.の色
光に於ては異つた値となる。このB.G.Rの色光に
おける指数はカラー複写装置のB.G.Rの色分解フ
イルター、ミラー、レンズ等の光学系の分光特性
によつても若干異なるので、最適な値は実験的に
求める必要がある。 第3図図示の装置に於ては、B.G.Rの各指数は
それぞれ3.58,3.35,2.83となつた。 また標準反射板の色濃度であるが例えば転写紙
を標準反射板に用いた場合を考えると、転写紙の
B.G.Rの各フイルタ反射濃度はそれぞれ0.11,
0.10,0.08であつた。標準反射板として用いるこ
とができる他の上質紙、ケント紙、アート紙、
ZnO紙等の白紙の色濃度も若干の差異はあるが上
記とほゞ同じ値であつた。また原稿の白地の多く
についても同様の色濃度であつた。 次に前記のハロゲンランプのB.G.Rの指数及び
標準反射板のB.G.Rの色濃度からB.G.Rのランプ
電圧補正係数FB,FG,FRを求めると以下のよう
になる。 FB;log(Vb/Va)358=0.30+(0.10−0.11*)=0.2
9 Vb/Va=1.21 FB=1.21 FG;log(Vb/Va)335=0.30 +(0.10−0.10*)=0.30 Vb/Va=1.23 FG=1.23 FR;log(Vb/Va)283=0.30 +(0.10−0.08*)=0.32 Vb/Va=1.30 FR=1.30 上式において*印のついた( )は内標準原稿
の白地に相当する標準反射板のB.G.Rの色濃度を
0.10と仮定した場合、前記の色濃度の実測値との
差を補正する為のものである。 このようにFB,FG,FRは標準反射板に白紙あ
るいは白紙に近い紙等の反射板を用いた場合、通
常FB≦FG≦FRの関係になる。 即ち上記の関係が成り立つとき、B.G.Rの色分
解潜像特性が揃い、良好なカラーバランスの複写
画像が得られるものである。 第7図はコピー時の電位制御の流れ図であり、
原稿照明時に、ランプ電圧が最適電圧で点灯され
ることを示すものである。 すなわち第7図において501でコピーを始
め、502で一次帯電出力が判断される。一次帯
電出力の場合は503で前述した一次帯電制御値
が出力され、そうでない場合は一次帯電出力はオ
フされる504。二次帯電出力についてステツプ
505〜507で同様な操作が行なわれ、続いて
508で光量の出力が判断される。光量を出力さ
せるときは509で各色に対する露光時(光量制
御値×FB,G,R)を出力させる。たとえば上述した
ようにFB=1.21,FG=1.23,FR=1.30とする。光
量出力でない場合は510でオフとする。続いてコ
ピー終了が否かが判断され511、否の場合は5
02以下のステツプが繰り返えされ、コピー終了
の場合は512のステツプとなりコピーを終了す
る。 なお、本発明の標準反射板を比較的濃いグレー
(例えば反射濃度が0.4以上)にした場合、白紙等
に較べ一定の濃度を得る上での製作上の問題ある
いはコストの問題等の他に、潜像特性のVSLの制
御の際、照明ランプに多大の電力を要する問題が
生ずる。従つて標準反射板のB.G.Rの各色濃度は
およそ0.3以下が適当であり、色濃度が0.1前後の
白が最も好ましい。 次に本発明を適用して実際に得られた電位制御
値の例を第2表及び第3表に示す。第2表の
VDO,VWLO,VSLOは第1表のの電位設定によ
る。
【表】
【表】 こゝで第2表のV2は二次帯電器の高圧の初
期値、I1はY次帯電器の高圧電流の初期値、
VG-は二次帯電器のグリツドバイアス電圧の初
期値、VaはVWLOを得る為の照明ランプ電圧の
初期値でありマイクロコンピユータに記憶されて
いる値である。第3表は電位制御終了後の制御値
である。 このように、原稿台ガラス3上に転写紙等を載
置した状態で、感光ドラム1の感光体表面におけ
る表面電位を各色分解露光面に設定することによ
り適切なカラーバランスが自動的に得られる。し
かる後、原稿台ガラス3上に複写したい原稿を載
置して複写すれば、適切なカラーバランスの下で
転写紙51に複写画像が得られる。また、各色毎
に表面電位を設定するものであるから、カラー複
写画像のコントラストを任意に変えることができ
るほか、特にある色のみの強弱をつけたい場合で
あつても、単独にその色による色分解潜像の電位
特性を変化させて対応できる。更に、トナーの現
像特性の変化があつても、目標電位値を切換えて
各色による表面電位の設定値を変化させることが
できるので、幅広く対応することができる。 以上の様に本発明によれば、露光量の対数が感
光体の表面電位とほぼ比例関係にある範囲内の所
定光量を感光体に照射し、その領域の表面電位か
ら、各色毎の露光手段の動作条件適正化のための
各色毎のデータを求め、この各色毎のデータに対
し、各色毎の制御係数を演算して得られる各色毎
の制御データに基づいて各色毎の画像形成工程時
に露光手段を駆動するので、各色毎に精度良く露
光条件を設定でき、カラーバランスのとれた良好
なカラー画像を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカラー複写の階調再現特性を示す線
図、第2図は本発明によるカラー複写装置の一実
施例を示す装置構成図、第3図は第2図に示す装
置における制御回路のブロツク図、第4図は二次
帯電器の概略構成図、第5図は第3図の動作を示
す流れ図、第6図は本発明によるハロゲンランプ
電圧制御による表面電位の収束値を示す露光量と
表面電位の特性図、第7図はコピー時の第3図の
動作を示す流れ図である。 1……感光ドラム、3……原稿台ガラス、5…
…照明ランプ、15……色分解器、19……二次
帯電器、41……現像器、43……電位計プロー
ブ、51……転写紙、55……転写部、59……
転写コロナ放電器、67……加熱ローラ定着器、
101……チヨツパデイスク、107……メーン
シーケンスコントローラ、109……マイクロコ
ンピユータ、111……表面電位測定回路、11
5……スイツチボード、133……微調ボード、
161……I/Oドライバ、163……表示器、
171……ダイオードスイツチボード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 感光体を露光する露光手段を備え、 前記感光体上に各色毎の画像形成工程を複数回
    実行することにより記録材上にカラー画像を形成
    する画像形成手段、 露光量の対数が前記感光体の表面電位とほぼ比
    例関係にある範囲内の所定光量が照射された前記
    感光体上の領域の表面電位を検出する検出手段、 前記検出手段から出力されるアナログ値をデジ
    タル値に変換するA/D変換手段、 前記A/D変換手段から出力される表面電位に
    応じたデジタル値に応じて、前記露光手段の各色
    毎の動作条件を適正化するための各色毎のデータ
    を求め、各色毎の画像形成工程実行時に前記各色
    毎のデータに対し各色毎の所定係数を演算して得
    られる各色毎の制御データを出力する制御手段、 前記制御手段から出力される前記制御データを
    アナログ値に変換するD/A変換手段、 前記D/A変換手段から出力されるアナログ値
    に基づいて前記露光手段を駆動する駆動手段、 を有することを特徴とするカラー画像形成装置。
JP56059738A 1980-12-16 1981-04-22 Color electrophotographic copying machine Granted JPS57176069A (en)

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