JP2576982B2 - カラ−複写条件設定方法 - Google Patents

カラ−複写条件設定方法

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JP2576982B2
JP2576982B2 JP62037250A JP3725087A JP2576982B2 JP 2576982 B2 JP2576982 B2 JP 2576982B2 JP 62037250 A JP62037250 A JP 62037250A JP 3725087 A JP3725087 A JP 3725087A JP 2576982 B2 JP2576982 B2 JP 2576982B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、中間調を有するカラー原稿の複写に好適な
カラー複写機、例えば電子写真式カラー複写機,反転カ
ラーペーパーや拡散転写式感光材料等を使用する銀塩写
真式カラー複写機,感熱転写式カラー複写機,インクジ
ェットカラー複写機,レーザーカラー複写機等に利用す
るカラー複写条件設定方法に関するものである。
〔従来の技術〕
カラー複写機では、装置の設置時及びその後定期的に
複写条件を設定又は調節し、カラー原稿に忠実な色及び
濃度を持ったカラーコピィが作成されるようにしてい
る。一般的に、カラーコピィの濃度及び色再現性に影響
を与える要因としては、複写光学系のバラツキや経時変
化,記録材料の特性のバラツキや経時変化,現像材料の
特性のバラツキや経時変化,現像条件の変動等が挙げら
れるため、同一機種であっても個々のカラー複写機毎に
複写条件を設定することが必要である。例えば、銀塩写
真式カラー複写機では、光学系に基づく要因としては、
光源,レンズ,色フイルタ,ミラー,露光量測定用セン
サー,スリット光の走査速度等の光学系のバラツキや経
時変化が挙げられる。また、記録材料に基づく要因とし
ては、感光材料の種類及び特性の経時変化,ロットによ
るバラツキ等が挙げられる。現像材料に基づく要因とし
ては、現像液の特性のバラツキや経時変化等がある。更
に、現像条件に基づく要因としては、現像温度や現像時
間等がある。また、電子写真式カラー複写機では、記録
材料に基づく要因としては、感光ドラムの特性のバラツ
キや経時変化があり、また記録材料に基づく要因として
は、トナーの特性のバラツキや経時変化等があり、現像
条件としては帯電器の特性のバラツキや経時変化等があ
る。その他のカラー複写機でも、同様に複写方法に応じ
た要因を挙げることができる。
前述した複写条件を設定する方法は、これまでに各種
のものが知られている。その第1の方法は、特開昭57−
70551号公報等に記載されているように、原稿載置面の
近傍に基準濃度パターンを設け、この基準濃度パターン
の像を感光ドラムに露光して静電潜像を形成し、この静
電潜像の電位を表面電位計で測定し、この測定値が目標
値となるように、感光ドラムの帯電量及び露光量を制御
するものである。
第2の方法は、特開昭57−60348号公報及び特開昭60
−80865号公報等に記載されているように、原稿走査開
始端より手前に設けた基準濃度パターン又はパッチを用
い、この像を感光ドラムに露光してからトナーで現像
し、このトナー像の濃度を専用の濃度計で測定し、得ら
れた実測濃度が目標濃度となるように、感光ドラムの帯
電量及び露光量を制御するものである。
第3の方法は、特開昭61−14663号公報に記載されて
いるように、1回の複写動作中に光源の発光輝度又は現
像装置の現像バイアス電圧を制御して、濃度が異なった
ストライプが記録されたB/Wコピィを作成し、このコピ
ィを目視判断して濃度設定を行うものである。
第4の方法は、特開昭60−243649号公報に記載されて
いるように、露光量を変えながらテストチャートを露光
するか、あるいは露光量を変えることにより、これと同
じ静電潜像を感光ドラムに記録し、この静電潜像をトナ
ーで現像して記録紙に複写し、得られたB/Wコピィを目
視判断して、最適な露光量を見い出すものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述した各露光条件設定方法は、いずれも高精度の条
件設定を行うことができないという問題がある。例え
ば、第1の方法では、現像条件又は現像材料の特性バラ
ツキや経時変化を考慮した条件設定を行うことができ
ず、また帯電量と露光量とがリニヤに変化するものと
し、1点の測定点から露光修正量を算出しているため、
適正な条件設定を行うことがむずかしい。更に、この方
法は、静電潜像を形成するものであるから、電子写真式
カラー複写機以外のもの、例えば銀塩写真式カラー複写
機には利用することができない。
第2の方法では、装置内に設けた専用濃度計でトナー
濃度を測定するために、各要因のバラツキや変動を考慮
することが可能である。しかし、画像濃度に相当する濃
度部分は1点測定であるため、適正な条件設定を行うこ
とがむずかしいとともに、銀塩写真式カラー複写、特に
拡散転写法を使用したカラー複写機には利用することが
できないという問題がある。
第3及び第4の方法は、光量や現像条件を変えて濃度
がストライプ状に変化したB/Wコピィを作成する点で原
理的には優れている。しかし、このコピィの目視判断で
露光量を修正するものであるから、カラー複写機に適用
して3色(青色,緑色,赤色)のそれぞれをバランス良
く修正するにはかなりの熟練が必要となる。
本発明は、複写条件を高精度に設定することができる
とともに、各種のカラー複写機に利用することができる
ようにした複写条件設定方法を提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、濃度が異なっ
た複数のパターンを3原色のそれぞれについて記録した
テストチャートを用い、これを原稿載置面にセットし、
スリット光で第1回目の走査を行い、その複数のパター
ンからの反射光を3原色成分について測定手段でそれぞ
れ測定して複写媒体に照射する各パターンの露光量を求
め、次にテストチャートをスリット光で走査するととも
に、画像記録系を作動させてテストチャートのカラーコ
ピィを作成し、このカラーコピィを原稿載置面にセット
してスリット光で第3回目の走査を行い、その複数のパ
ターンからの反射光を3原色成分について各測定手段で
測定し、得られた各色の反射光量を対数変換してコピィ
濃度値を求め、前記露光量に対するコピィ濃度値の関係
を示す特性データを各原色光毎に作り、これらの特性デ
ータを用いて前記原稿から複写媒体への反射光の各原色
光の光量を調節するようにしたものである。なお、前記
複写媒体としては、感光材料,感光ドラムが用いられる
が、感熱転写方式やインクジェット方式の場合にはスキ
ャナの測光部を含む記録系が複写媒体に該当し、スキャ
ナの測光部への照射光量が制御されることになる。
また、別の発明は、テストチャートの代わりに、カラ
ー原稿の反射光の光質を調節するシアンフイルタ、マゼ
ンタフイルタ、イエローフイルタを利用し、これらの色
フイルタの光路への挿入量を変えて疑似的なテストチャ
ートを作成するようにしたものである。
また、別の発明は、前記第1回目の測光においては、
いつも同じテストチャートを用いるため、測光値は殆ど
変化しないから、この測光を省略し、その代わりにメモ
リに記憶させておいた測光値を用いるようにしたもので
ある。
〔作用〕
複写条件の設定時には、まずテストチャートを原稿載
置面にセットし、これをスリット光で走査してその反射
光を測定する。次に、テストチャートを再度スリット光
で走査してカラーコピィを作成する。得られたカラーコ
ピィを原稿載置面にセットし、第3回目の走査を行っ
て、カラーコピィからの反射光を測定し、得られた測定
値を対数変換してコピィ濃度値を求める。このコピィ濃
度値と、第1回目の走査で得た複写媒体に照射する各パ
ターンの露光量とから特性データを作成し、この特性デ
ータを用いて、原稿から複写媒体への反射光の各原色光
の光量を調節する。
この原稿から複写媒体への反射光の各原色光の光量の
調節は次のようにして行う。
前記各特性データから所定のコピィ濃度値、例えばホ
ワイトレベルのコピィ濃度値に対する露光量をそれぞれ
求めてこれを目標値とし、前記ホワイトレベルのコピィ
濃度値を持った基準板を測定手段で測定しながら、その
反射光が各目標値に一致するように、シアンフイルタ,
マゼンタフイルタ,イエローフイルタの光路への挿入量
をそれぞれ調節する。又は、各特性データからホワイト
レベルのコピィ濃度値に対する露光量を求め、シアンフ
イルタ,マゼンタフイルタ,イエローフイルタの光路へ
の挿入量に対する露光量の関係を示す特性データを参照
して、各色フイルタの光路への挿入量を調節する。
別の発明では、第1回目及び第2回目の走査の時に、
3色フイルタを選択的に駆動し、各色フイルタの光路へ
の挿入量を調節して擬似的なテストチャートを作成す
る。
前記スリット光の走査は、光源ユニットと原稿載置面
のいずれか一方を他方に対して相対的に移動することで
行うことができる。光源ユニットを移動するタイプのも
のでは、その行き行程と戻り行程の両方で走査を行うと
よい。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に
説明する。
〔実施例〕
第2図は本発明を実施する銀塩写真式カラー複写機を
示すものである。複写条件の設定時には、透明な原稿載
置面10の上に、テストチャート11が原稿面を下にした状
態で載置され、下面が白色をした原稿押さえ板12で押さ
え付けられる。複写時には、原稿載置面10の上にカラー
原稿が載置される。また、原稿載置面10の左端の下面
に、白色をした基準板13が取り付けられている。
光源ユニット14は、光源15,リフレクタ16,ミラー17を
内蔵しており、原稿載置面10と平行に往復動して、テス
トチャート11又はカラー原稿をスリット照明する。ミラ
ーユニット18は、紙面と垂直な方向に延びた2枚のミラ
ー19,20を保持しており、光源ユニット14からの光を平
行に折り返す。また、このミラーユニット18は、倍率変
換時に矢線方向に移動する。
レンズユニット22は、光源ユニット14の移動による焦
点ずれを補正するために、光源ユニット14に同期して光
軸に沿って前後動する。このレンズユニット22は、前群
23と後群24との間に、イエローフイルタY,マゼンタフイ
ルタM,シアンフイルタCとが配置されている。これらの
色フイルタY,M,Cは、光軸と直交する方向に移動自在と
なっており、その挿入量でスリット光の光質を調節して
カラーバランスを補正する。このようなフイルタ装置と
しては、例えば特公昭44−2542号公報に詳しく記載され
ている。また、後群24の背後には、互いに反対方向に移
動する2枚の絞り板25,26が配置されている。
前記レンズユニット22を通った光は、ミラー28,29で
折り返されてから、軸30を回動中心とする光路切換えミ
ラー31に達する。反射光の測定時には、集光用ミラー32
が点線で示すように光路に挿入され、かつ光路切換えミ
ラー31も点線で示すように光路から退避し、テストチー
ト11からの反射光を集光した状態で測定手段33に入れ
る。
前記集光用ミラー32は複数のミラー32aを備え、第3
図に示すように、各ミラー32aは光軸からの距離に応じ
た角度で傾いて配置されており、それによりスリット光
のほぼ全部又は一部分を集光する。前記測定手段33は、
第4図に示すように、赤色用センサー33a,緑色用センサ
ー33b,青色用センサー33cとから構成されており、反射
光の三色光成分を測光する。
マガジン35は、拡散転写式感光材料の感光シート36が
ロール状に巻いた状態で収納されている。この感光シー
ト36は、一対の引出しローラ37,38で引き出され、そし
て一定長引き出されると、カッター39で切断される。こ
の切断された感光シート36aは、その先端がローラ対40,
41で咬えられた位置で停止する。このローラ対40,41に
対向してローラ対42,43が配置され、これらの4個のロ
ーラ40〜43の間にスリット露光位置が形成され、光路切
換えミラー31からの光が入射する。
複写時には、ローラ40〜43が光源ユニット14に同期し
て回転し、感光シート36aを転回ローラ45に向けて移送
する。この転回ローラ45の外周を囲むようにガイド46が
配置され、また従動ローラ47が接触するように配置され
ている。露光済み感光シート36aは、転回ローラ45で反
転移送されて、その先端が第1ストッパー48に当たった
位置で停止される。
受像シート50は、現像液を収容した現像ポッド51と、
これから流れ出た現像液を案内する袋状をしたファンネ
ル52とが先端部に取り付けられている。この受像シート
50は、複数枚が重なった状態でカセット53に収納されて
いる。ローラ54はカセット53の装着時にその中に入り込
み、カラー複写時に先立って回転し、一番上にある受像
シート50を送り出して、ローラ55,56に咬えさせた状態
にする。そして、カラー複写時に、一対のローラ55,56
が回転して、受像シート50の先端が第2ストッパー57に
当たる位置まで移送する。なお、ローラ54〜56は、現像
ポッド51を押し潰さないようにするために、受像シート
50の両端付近を挟むように配置されている。また、感光
シート36a及び受像シート50は、既に市販されているピ
ールアパートタイプのインスタントカラーフイルムとほ
ぼ同じ層構造をしたものが用いられる。
前記感光シート36aと受像シート50は、シーラ60で接
合されてから、一対の展開ローラ61,62の間を通され
る。この際に、現像ポッド51が裂開され、流れ出た現像
液が感光シート36aと受像シート50との間に均一な厚み
に展開される。この現像液が展開された2枚のシート
は、恒温プレート63の上に載置され、所定の現像時間が
経過するまで放置され、その後受像シート50が剥離され
る。
第5図は露光条件を設定するための回路を示すもので
ある。前記赤色用センサー33a,緑色用センサー33b,青色
用センサー33cは、入射光量(露光量)に応じた電気信
号を出力する。この出力信号は、必要により増幅されて
から、A/D変換器65,66,67にそれぞれ送られ、ここでデ
ジタル信号に変換される。これらのデジタル信号は、ル
ックアップテーブル68,69,70で信号変換される。これら
のルックアップテーブル68〜70は、それぞれ2種類のテ
ーブルデータA,Bを持っている。一方のテーブルデータ
Aは、センサーの感度特性を補正するためのデータが書
き込まれており、修正された露光量のデータを出力す
る。他方のテーブルデータBは、センサーの感度特性を
補正するとともに、対数値に変換するためのデータが書
き込まれている。これらのテーブルデータA,Bは、I/Oポ
ート71からの信号で選択される。
前記ルックアップテーブル68〜70から出力された信号
は、I/Oポート71,CPU72を介してRAM73に取り込まれる。
このCPU72は、ROM74に記憶されたプログラムに従って作
動し、複写条件の設定時及びカラー複写時に、各部のシ
ーケンス制御を行う。
モード指定キー76は、噴射条件設定モードとカラー複
写モードの選択を行う。複写キー77は、複写条件モード
又はカラー複写モードを開始させる場合に操作される。
シアン補正キー78と、マゼンタ補正キー79と、イエロー
補正キー80は、設定された複写条件に対して、所望の色
修正をマニュアルで行う場合に操作される。
前記複写条件の設定時又はマニュアル修正時に、CPU7
2はドライバ82〜84を介してモータ85〜87が駆動し、色
フイルタY,M,Cの光路への挿入量を調節する。また、ド
ライバ88は、モータ89を駆動して絞り25,26を互いに近
接する方向又は離れる方向に移動させる。
第6図はストライプ状のパターンを持ったテストチャ
ートを示すものである。このテストチャート11は、先端
部に白色をした帯状部11aが記録され、また第7図に示
すように、濃度が異なった複数のストライプ11bが等間
隔で形成されている。これらのストライプ11bは、光源
ユニット14の移動方向と直交する方向に延びている。こ
の実施例では、シアン,マゼンタ,イエローのそれぞれ
について、ストライプ11bが4本ずつ記録されており、
各色について4段階の濃度測定を行うことができるよう
になっている。
次に、第1図を参照して複写条件の設定について説明
する。条件設定時には、モード指定キー76を操作して、
複写条件設定モードにする。次に、原稿載置面10の上に
テストチャート11をセットしてから、複写キー77を操作
する。この複写条件設定モードでは、複写キー77が操作
されると、モータ85〜87及び89が回転して、色フイルタ
Y,M,Cと、絞り板25,26を標準位置にセットする。また、
集光ミラー32は点線で示すように光路に挿入され、そし
て光路切換えミラー31が点線で示す位置に退避する。こ
の後に、光源ユニット14とレンズユニット22とが同期し
て移動し、基準板13とテストチャート11とをスリット光
で照明して第1回目の走査を行う。
前記基準板13とテストチャート11からの反射光は、ミ
ラー17,19〜20,レンズユニット22,ミラー28,29を順次経
てから集光ミラー32に入射する。この集光ミラー32は、
第3図に示すように、スリット光の全部又は一部分を集
光して測定手段33に導く。この測定手段33は、赤色用セ
ンサー33aと、緑色用センサー33bと、青色用センサー33
cから構成されているため、反射光の3色成分がそれぞ
れ測定される。
前記センサー33a〜33cから出力された信号は、A/D変
換器65〜67でデジタル信号に変換されてから、ルックア
ップテーブル68〜70に送られる。このルックアップテー
ブル68〜70は、第1回目の操作では、テーブルデータB
が選択されているため、露光量の対数変換値に応じたデ
ータが出力され、RAM73に記憶される。
前記光源ユニット14が左端まで移動して第1回目の走
査が終了すると、テストチャート11のコピィが開始され
る。この場合には、光路切換えミラー31が実線で示すよ
うに光路に挿入され、また集光ミラー32が光路から退避
する。これとともに、受像シート50及び感光シート36の
給送が開始される。すなわち、受像シート50の給送時に
は、ローラ54〜56が回転して、カセット53内に集積され
た複数の受像シート50のうち一番上にあるものを送り出
す。この送り出された受像シート50は、その先端が一対
のローラ55,56に咬えられた状態で停止する。また、感
光シート36は、一対のローラ37,38で引き出され、一定
長引き出された時にカッター39で切断される。この切断
時には、感光シート36aの先端がローラ42,43で咬えられ
ているため、このローラ42,43で感光シート36aが更に給
送される。そして、感光シート36aの先端がローラ対40,
41に咬えられた時に、ローラ40〜41の回転が停止する。
感光シート36a及び受像シート50のセット後に、光源
ユニット14の戻り行程が開始され、それにより第2回目
の走査が行われる。この第2回目の走査では、光源ユニ
ット14の戻りに同期してローラ40〜43が回転し、感光シ
ート36aを連続的に移動してこれをスリット露光させ
る。このスリット露光により、感光シート36aにテスト
チャート11の画像が潜像として記録される。この感光シ
ート36aは、転回ローラ45により反転されながら、その
先端が第1ストッパー48に衝突する位置まで移送され
る。この状態では、感光シート36aの後端が、回転自在
なローラ47で緩く挟まれている。
前記感光シート36aの位置決め後に、第1ストッパー4
8が矢線方向に回動して感光シート36aの通路から退避す
る。次に、ローラ55,56が回転して、受像シート50を移
送し、これを感光シート36aの下側に挿入する。これら
のローラ55,56は、受像シート50の先端が第2ストッパ
ー57に当たった時に停止する。これにより、受像シート
50のファンネル52の上に感光シート36aが重なった状態
となる。次に、シーラ60が下降して感光シート36aの先
端部をファンネル52の上に接合する。この接合は、展開
処理時に感光シート36aと受像シート50の位置ずれを防
止し、それにより複写画像のボケ等や複写位置のズレが
発生しないようにするためのものであり、この接合を確
実にするために、ファンネル52の上にホットメルト(接
着剤)が塗布されている。
前記第2ストッパー57を退避させてから、ローラ55,5
6を再び回転させて、接合された受像シート50の後端を
押して展開ローラ61,62に咬えさせる。この受像シート5
0の移送時に、これに接合された感光シート36aを一緒に
移送されるが、この際には従動ローラ47は感光シート36
aで回転される。
前記展開ローラ61,62は、2枚のシート36a,50を咬え
込み、これを加圧しながら移送する。この咬え込みの初
期において、現像ポッド51が裂開するから、内部に貯溜
されていた現像液が2枚のシート36a,50の間に均一な液
厚に展開される。展開処理された2枚のシート36a,50
は、所定の温度例えば25℃に保たれた恒温板63の上に放
置される。所定時間が経過した時に、受像シート50を手
で剥離すれば、周知の拡散転写法によりテストチャート
11を記録したカラーコピィが得られる。
次に、原稿載置面10からテストチャート11を取り除
き、その代わりにカラーコピィをセットする。複写キー
76を操作すれば、第1回目の走査と同様に、光路切換え
ミラー31が光路から退避し、また集光ミラー32が光路に
挿入される。その後、光源ユニット14の行き行程が開始
され、第3回目の走査が行われる。この場合は、第1回
目の走査と同様に、カラーコピィからの反射光が測定手
段33で測定される。この第3回目の走査時には、ルック
アップテーブル68〜70は、テーブルデータBが選択され
ているため、各センサー33a〜33cから出力された測光量
の信号が対数変換され、この値と基準板の測光量の対数
変換値とから濃度信号に変換され、これをコピィ濃度値
信号としてRAM73に記憶される。第3回目の走査が終了
すると、光源ユニット14は初期位置に戻る。
CPU72は、第1回目と第3回目のスリット走査で得た
露光量の対数変換値の信号と、コピィ濃度値の信号とを
RAM73から読み出し、第8図に示すように露光量対数変
換値対コピィ濃度値の特性データを色毎に作成する。こ
の図で青色コピィ濃度,緑色コピィ濃度,赤色コピィ濃
度はそれぞれ青色用センサー,緑色用センサー,赤色用
センサーから得られた濃度値を表わす。この実施例で
は、各色毎に4点で測定するため、各測定点の間は直線
で結んで作成する。また、最大測定濃度又は最小濃度を
越えた部分は、隣合う大きさの測定濃度点を結ぶ直線を
そのまま伸ばして作成する。この特性データを作成する
別の方法としては、各濃度点を通る公知の補間式、例え
ばラグランジュの補間法を用いて特性曲線を作成する。
以上の特性データは、直線又は曲線で表される関係式又
はテーブル値として用いる。
この特性データ上で所定のコピィ濃度値となる露光量
を求め、これに一定の露光量を加算してホワイトレベル
の露光量を求める。例えば、青色では、適正な露光量が
与えられた時に、4点のコピィ濃度の中間の2点の中に
含まれるようなコピィ濃度値D1を予め決めておき、この
濃度値D1に対応する露光量E1を特性データ上から求め、
これに一定露光量α1を加算して、ホワイトレベルの露
光量EW1を求める。同様に、緑色,赤色についても、ホ
ワイトレベルの露光量EW2,EW3を求める。なお、このホ
ワイトレベルの代わりにグレイレベルでもよく、この場
合には基準板13としてグレイを用いる。
前記光源ユニット14は、初期位置に復帰して基準板13
をスリット照明しているため、この基準板13の反射光が
測定手段33で測定される。この測定で得られた青色露光
量W1,緑色露光量W2,赤色露光量W3が、ホワイトレベルの
青色露光量Ew1,緑色露光量EW2,赤色露光量EW3に一致す
るように、色フイルタY,M,Cが光路に挿入され、複写条
件の設定が行われる。
複写条件の設定後は、モード指定キー76を複写モード
にセットする。この複写モードでは、集光ミラー32が光
路から退避し、また光路切換えミラー31が光路に挿入さ
れる。カラー原稿の複写を行う場合には、原稿載置面10
にカラー原稿をセットし、原稿押さえ12で上から押さえ
付ける。次に、複写キー77をONにすれば、前述しテスト
チャートの複写と同様に手順でカラーコピィが作成され
る。なお、この場合には、光源ユニット14の行き行程で
感光シート36aの露光が行われる。
この実施例では、個々のカラー原稿に対しては色補正
を行っていないが、画質が良いカラーコピィを得るに
は、カラー原稿に応じた色及び濃度補正を行うのがよ
い。この場合には、光源ユニット14の行き行程で、カラ
ー原稿の各点の三色濃度を測定し、この三色濃度に応じ
て、複写条件設定モードで決められた位置を基準とし
て、色フイルタY,M,Cの光路への挿入量を加減する。そ
して、光源ユニット14の戻り行程でカラー原稿の複写を
行う。
ホワイトレベルの設定時に基準板を使用しているが、
この代わりに第9図に示すように、色フイルタY,M,Cの
挿入位置と光量の対数値とを示すデータを用いて、色フ
イルタを所定の位置へ挿入することができる。すなわ
ち、第8図からホワイトレベルの光量EW1を求めてか
ら、第9図に示すフイルタ特性を参照して、位置Aまで
色フイルタY,M,Cを挿入する。
この第9図に示すフイルタ特性は、装置の設計時に求
めたデータを予めROM74に記憶させておく他に、色フイ
ルタY,M,Cを光路に徐々に挿入しながら、測定手段で測
定してもよい。
前記実施例では、テストチャートを使用しているが、
色フイルタY,M,Cを光路に挿入することにより、擬似的
にテストチャートを作成してもよい。すなわち、第10図
に示すように、光源ユニット14の走査時に、色フイルタ
Y,M,Cを順番に光路に挿入するとともに、その挿入量を
ステップ的に変化させ、白色の濃度基準板13又は白色を
した原稿押さえ12からの反射光を通すことで、擬似的な
テストチャートを作成し、これを測光又は複写する。
また、色フイルタの代わりに、Y,M,C又はB,G,Rの3つ
の光源であっても同様である。レーザーカラー複写機等
のような走査画像による再現方式では、テストチャート
や色フイルタの代わりに電気的にテストチャートを発生
させてもよい。テストチャートのカラーコピィは、本発
明と同様に(但し、スリット光ではないが)それぞの測
光装置で測定することにより、適正にコピィ条件を設定
することができる。
以上の実施例では、テストチャートの反射光量をルッ
クアップテーブルのテーブルデータBから対数変換して
用いているが、これはテーブルデータAを使用して対数
変換しないで、露光量のまま用いてもよい。この場合
に、カラーコピィの測光値を対数変換しないで用いても
よい。また、第1回目の測光は、いつも同じテストチャ
ートを用いるため、測光値は殆ど変化しない。そこで、
作業を簡便にするために、この第1回目の測光を省略
し、その代わりにメモリに記憶させておいた測光値を用
いてもよい。このデータは、セットアップ時に測定して
メモリに書き込めばよい。
また、テストチャートのストライプは4個であるが、
少なくとも画像濃度に相当する2個以上のストライプが
必要である。しかし、このストライプの個数を多くする
ほど、どのようなコピィ条件の変化に対しても高い精度
で条件設定を行うことができる。
第11図は本発明の別の実施例を示すものである。プラ
テン100の外周に、テストチャート101又はカラー原稿が
装着されており、光源102でスリット照明される。この
テストチャート101の反射光は、スリット103,レンズユ
ニット104を順次経てから、光路切換えミラー105に達す
る。レンズユニット104は、前群106と後群107との間
に、色フイルタY,M,Cが配置されている。
複写条件設定モードでは、まずテストチャート101が
プラテン100の外周にセットされる。このプラテン100が
回転すると、光源102によりテストチャート101がスリッ
ト照明される。このスリット照明で反射した光は、標準
位置にセットされた色フイルタY,M,Cを透過してから、
光路切換えミラー105で上方に反射されて測定手段110に
入射する。この反射光の測定は、プラテン100が一回転
する間に行われる。
前記テストチャート101の測定後に、光路切換えミラ
ー105が点線で示す位置に退避し、その後テストチャー
ト101の複写が開始される。このテストチャート101の複
写時には、プラテン100が3回連続回転し、各回転の間
に赤色フイルタR,緑色フイルタG,青色フイルタBが順次
光路に挿入され、3色順次によりカラー複写画像が記録
される。すなわち、まずシアン画像の記録に際しては、
遮光板111の代わりに赤色フイルタRが光路に挿入され
る。この赤色フイルタRを透過した光は、ミラー112で
反射されてから、プラテン100に同期して回転する感光
ドラム113に入射する。この感光ドラム113は、帯電器11
4によって所定の電位に充電されているから、赤色フイ
ルタRを透過した光で露光されると、露光量に応じて電
荷が取り除かれ、静電潜像が感光ドラム111に記録され
る。この静電潜像は、シアン現像器115で現像され、シ
アントナー像に変換される。
前記感光ドラム113のスリット露光と同時に、ローラ1
17が回転して記録紙118を送り出す。この記録紙118は、
ドラム119の外周に巻き付いた状態で案内され、帯電器1
20によって感光ドラム113のシアントナー像がこれに転
写される。この転写後に、記録紙118は、ドラム119とと
もに移送されるが、ゲート121は点線で示す位置にある
ため、記録紙118が更に一回転される。なお、符号122
は、記録紙118に転写されなかったトナーを除去するた
めのクリーナーである。
前記シアントナー像の転写後に、緑色フイルタGが光
路に挿入される。この状態で、プラテン100と感光ドラ
ム113とが同期して回転するため、緑色画像の静電潜像
が感光ドラム113に記録される。この緑色の静電潜像
は、マゼンタ現像器125で現像されてマゼンタトナー像
に変換され、帯電器120により記録紙118に転写される。
次に、青色フイルタBが光路に挿入され、感光ドラム11
3に青色の静電潜像が形成される。この青色の静電潜像
は、イエロー現像器126でイエロートナー像に現像され
てから、記録紙118に転写される。
このように、プラテン100,感光ドラム113,ドラム119
が連続回転して、シアントナー像,マゼンタトナー像,
イエロートナー像を記録紙118に順次記録すると、ゲー
ト118が実線で示す位置に移動する。このために、記録
紙118は、ドラム119から離れて搬送ベルト127の上に乗
り、定着器128に送られる。この定着器128は、記録紙11
8を加圧・加熱して、三色トナーを記録紙118に付着さ
せ、これをトレイ129に排出する。
テストチャート101を複写して得たカラーコピィをプ
ラテン100にセットし、このプラテン100を一回転させて
その反射光を測定する。得られた三色光の光量を対数変
換してコピィ濃度値に変換する。このコピィ濃度値と第
一回目の測定で得た光量の対数変換値とを用いて、第8
図に示す特性データを作成する。次に、プラテン100に
設けた基準板(図示せず)を測定しながら、色フイルタ
Y,M,Cの位置を調節して複写条件を設定する。
複写を行う場合には、プラテン100にカラー原稿を装
着し、前述したようにプラテン100を3回連続回転さ
せ、シアントナー像,マゼンタトナー像,イエロートナ
ー像を作成し、これを記録紙118に転写すればよい。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、3原色
につき光量が異なったストライプ状の光を測定し、次に
このストライプ状の光でカラーコピィを作成し、このカ
ラーコピィを原稿載置面にセットして、その反射光を測
定し、この測定値を対数変換してコピィ濃度値に変換
し、このコピィ濃度値と光量との関係を示すデータを用
いて、例えば色フイルタの挿入量を調節することによ
り、原稿から複写媒体への反射光の各原色光の光量を調
節したから、従来の方法に比べて各原色に対して独立に
高精度の複写条件設定を行うことができる。また、本発
明は専用の測定手段を用いずに、原稿濃度測定手段によ
り、複写媒体に照射する各パターンの露光量と、コピィ
濃度との両方を測定するから、露光量とコピィ濃度とを
同一条件で測定することができ、正確な測定が行える他
に、オペレータは原稿載置面にテストチャートやカラー
コピィを載せるだけでよく、カラー複写条件の設定を簡
単に行うことができる。更に、本発明は、原稿載置面に
セットされたカラーコピィの濃度を測定するから、拡散
転写法等のように、現像後に直ぐに画像が形成されない
タイプのカラー複写機について利用すると特に効果的で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すフローチャートであ
る。 第2図は本発明を実施する銀塩写真式カラー複写機を示
す概略図である。 第3図は集光ミラーの作用を示す断面図である。 第4図は測定手段の平面図である。 第5図は露光条件を設定するため電気的構成を示すブロ
ック図である。 第6図はテストチャートの説明図である。 第7図はテストチャートの濃度を示すグラフである。 第8図は露光量の対数変換値とコピィ濃度との関係を示
すグラフである。 第9図は色フイルタの挿入位置と光量の対数変換値との
関係を示すグラフである。 第10図はストライプを作成するために色フイルタを挿入
する手順を示す説明図である。 第11図は本発明を実施する電子写真式カラー複写機の一
例を示す概略図である。 10……原稿載置面 11……テストチャート 12……原稿押さえ 13……白色基準板 14……光源ユニット 22……レンズユニット Y……イエローフイルタ M……マゼンタフイルタ C……シアンフイルタ 31……光路切換えミラー 32……集光ミラー 33……測定手段 36,36a……感光シート 50……受像シート 61,62……展開ローラ 100……プラテン 101……テストチャート 105……光路切換えミラー 110……測定手段 114,120……帯電器 113……感光ドラム 118……記録紙。

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置面にセットされた原稿をスリット
    光で走査し、この原稿から複写媒体への反射光に基づき
    カラー複写を行うカラー複写機のカラー複写条件設定方
    法において、 濃度が異なった複数のパターンを3原色のそれぞれにつ
    いて記録したテストチャートを用い、これを前記原稿載
    置面にセットし、スリット光で第1回目の走査を行い、
    その複数のパターンからの反射光を3原色成分について
    測定手段でそれぞれ測定して複写媒体に照射する各パタ
    ーンの露光量を求め、 次にテストチャートをスリット光で走査するとともに、
    画像記録系を作動させてテストチャートのカラーコピィ
    を作成し、 このカラーコピィを原稿載置面にセットしてスリット光
    で第3回目の走査を行い、その複数のパターンからの反
    射光を3原色成分について各測定手段で測定し、得られ
    た各色の反射光量を対数変換してコピィ濃度値を求め、 前記露光量に対するコピィ濃度値の関係を示す特性デー
    タを各原色光毎に作り、 これらの特性データを用いて前記原稿から複写媒体への
    反射光の各原色光の光量を調節することを特徴とするカ
    ラー複写条件設定方法。
  2. 【請求項2】前記3原色は、シアン,マゼンタ,イエロ
    ーであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    カラー複写条件設定方法。
  3. 【請求項3】前記測定手段は、青色光を光電変換する青
    色用センサーと、緑色光を光電変換する緑色用センサー
    と、赤色光を光電変換する赤色用センサーとからなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項記載のエラー複写
    条件設定方法。
  4. 【請求項4】前記各特性データからホワイトレベルのコ
    ピィ濃度値に対する露光量をそれぞれ求めてこれを目標
    値とし、前記ホワイトレベルのコピィ濃度値を持った基
    準板を測定手段で測定しながら、その反射光が各目標値
    に一致するように、シアンフイルタ,マゼンタフイル
    タ,イエローフイルタの光路への挿入量をそれぞれ調節
    することにより、前記原稿から複写媒体への反射光の各
    原色光の光量を調節することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項ないし第3項いずれか記載のカラー複写条件設
    定方法。
  5. 【請求項5】前記各特性データからホワイトレベルのコ
    ピィ濃度値に対する露光量を求め、シアンフイルタ,マ
    ゼンタフイルタ,イエローフイルタの光路への挿入量に
    対する光量の関係を示す特性データを参照して、各色フ
    イルタの光路への挿入量を調節することにより、前記原
    稿から複写媒体への反射光の各原色光の光量を調節する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項い
    ずれか記載のカラー複写条件設定方法。
  6. 【請求項6】原稿載置面にセットされた原稿をスリット
    光で走査し、この原稿から複写媒体への反射光に基づき
    カラー複写を行うカラー複写機のカラー複写条件設定方
    法において、 前記原稿載置面から複写媒体に至る光路に配置したシア
    ンフイルタ,マゼンタフイルタ,イエローフイルタを選
    択的に光路に挿入するとともに、その挿入量をステップ
    的に変えながら、濃度一定のプレートをスリット光で走
    査して、その反射光の3原色成分を各測定手段でそれぞ
    れ測定して複写媒体に照射する前記各ステップにおける
    露光量を求め、 次に再度シアンフイルタ,マゼンタフイルタ,イエロー
    フイルタを選択的に光路に挿入するとともに、その挿入
    量を同じように変えながら、スリット光で走査するとと
    もに画像記録系を作動させて、濃度が異なった複数のパ
    ターンを3原色のそれぞれについて記録したカラーコピ
    ィを作成し、 このカラーコピィを原稿載置面にセットしてスリット光
    で第3回目の走査を行い、その複数のパターンからの反
    射光を3原色成分について測定手段でそれぞれ測定し、 得られた各色の反射光量を対数変換してコピィ濃度値を
    求め、 前記露光量に対するコピィ濃度値の関係を示す特性デー
    タを各原色光毎に作り、 この特性データを用いて前記原稿から複写媒体への反射
    光の各原色光の光量を調節することを特徴とするカラー
    複写条件設定方法。
  7. 【請求項7】前記測定手段は、青色光を光電変換する青
    色用センサーと、緑色光を光電変換する緑色用センサー
    と、赤色光を光電変換する赤色用センサーとからなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のカラー複写
    条件設定方法。
  8. 【請求項8】前記各特性データからホワイトレベルのコ
    ピィ濃度値に対する露光量をそれぞれ求めてこれを目標
    値とし、前記ホワイトレベルのコピィ濃度値を持った基
    準板を測定手段で測定しながら、その反射光が各目標値
    に一致するように、シアンフイルタ,マゼンタフイル
    タ,イエローフイルタの光路への挿入量をそれぞれ調節
    することにより、前記原稿から複写媒体への反射光の各
    原色光の光量を調節することを特徴とする特許請求の範
    囲第6項ないし第7項いずれか記載のカラー複写条件設
    定方法。
  9. 【請求項9】前記各特性データからホワイトレベルのコ
    ピィ濃度値に対する露光量を求め、シアンフイルタ,マ
    ゼンタフイルタ,イエローフイルタの光路への挿入量に
    対する光量の関係を示す特性データを参照して、各色フ
    イルタの光路への挿入量を調節することにより、前記原
    稿から複写媒体への反射光の各原色光の光量を調節する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第6項又は第7項記載
    のカラー複写条件設定方法。
  10. 【請求項10】前記プレートは、白色をした原稿押さえ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第8項又は第9
    項記載のカラー複写条件設定方法。
  11. 【請求項11】原稿載置面にセットされた原稿をスリッ
    ト光で走査し、この原稿から複写媒体への反射光に基づ
    きカラー複写を行うカラー複写機のカラー複写条件設定
    方法において、 濃度が異なった複数のパターンを3原色のそれぞれにつ
    いて記録したカラーコピィを作成し、 このカラーコピィを前記原稿載置面にセットして照明光
    で走査し、その複数のパターンからの反射光を3原色成
    分について測定手段で測定し、得られた各色の反射光量
    を対数変換してコピィ濃度値に変換し、 予めメモリに記憶させておいた前記カラーコピィ作成時
    の複写媒体に照射する露光量と前記コピィ濃度値との関
    係を示す特性データを各原色光毎に作り、これらの特性
    データを用いて前記原稿から複写媒体への反射光の各原
    色光の光量を調節することを特徴とするカラー複写条件
    設定方法。
  12. 【請求項12】前記カラーコピィは、濃度が異なった複
    数のパターンを3原色のそれぞれについて記録したテス
    トチャートを複写して作成することを特徴とする特許請
    求の範囲第11項記載のカラー複写条件設定方法。
  13. 【請求項13】前記カラーコピィは、シアンフイルタ,
    マゼンタフイルタ,イエローフイルタを選択的に光路に
    挿入するとともに、その挿入量をステップ的に変えなが
    ら複写して作成することを特徴とする特許請求の範囲第
    11項記載のカラー複写条件設定方法。
  14. 【請求項14】前記3原色は、シアン,マゼンタ,イエ
    ローであることを特徴とする特許請求の範囲第12項又は
    第13項記載のカラー複写条件設定方法。
  15. 【請求項15】前記測定手段は、青色光を光電変換する
    青色用センサーと、緑色光を光電変換する緑色用センサ
    ーと、赤色光を光電変換する赤色用センサーとからなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第6項記載のカラー複
    写条件設定方法。
  16. 【請求項16】前記各特性データからホワイトレベルの
    コピィ濃度値に対する露光量をそれぞれ求めてこれを目
    標値とし、前記ホワイトレベルのコピィ濃度値を持った
    基準板を測定手段で測定しながら、その反射光が各目標
    値に一致するように、シアンフイルタ,マゼンタフイル
    タ,イエローフイルタの光路への挿入量をそれぞれ調節
    することにより、前記原稿から複写媒体への反射光の各
    原色光の光量を調節することを特徴とする特許請求の範
    囲第11項ないし第15項いずれか記載のカラー複写条件設
    定方法。
  17. 【請求項17】前記各特性データからホワイトレベルの
    コピィ濃度値に対する露光量を求め、シアンフイルタ,
    マゼンタフイルタ,イエローフイルタの光路への挿入量
    に対する光量の関係を示す特性データを参照して、各色
    フイルタの光路への挿入量を調節することにより、前記
    原稿から複写媒体への反射光の各原色光の光量を調節す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第11項又は第15項記
    載のカラー複写条件設定方法。
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