JPH0583143B2 - - Google Patents

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JPH0583143B2
JPH0583143B2 JP62019777A JP1977787A JPH0583143B2 JP H0583143 B2 JPH0583143 B2 JP H0583143B2 JP 62019777 A JP62019777 A JP 62019777A JP 1977787 A JP1977787 A JP 1977787A JP H0583143 B2 JPH0583143 B2 JP H0583143B2
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、中間調を有するカラー原稿の複写に
好適なカラー複写機、例えば電子写真式カラー複
写機、反転カラーペーパーや拡散転写式感光材料
等を使用する銀塩写真式カラー複写機(光プリン
タ)、感熱転写式カラー複写機、インクジエツト
カラープリンタ、レーザーカラープリンタ等に使
用するカラー原稿種分類方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
最近、カラー複写機が普及しつつあるが、この
カラー複写では濃度の他にカラーバランスも良好
に仕上げることが必要となる。このカラー複写で
は、カラー原稿として写真と印刷物が多く用いら
れているが、これらは色材の差異及び視感度と複
写材料の分光感度の差異から同一複写条件では、
カラーバランスが異なつた複写画像になる。例え
ばカラー印刷原稿ではマゼンタインキとシアンイ
ンキの分光濃度分布の重なりが大きいため、カラ
ー印刷原稿が良好に仕上がるように複写条件をセ
ツトしたカラー複写機では、印刷原稿のマゼンタ
濃度が高いために、マゼンタ濃度形成を抑えた複
写条件になつている。したがつて、この複写条件
のもとでカラー写真原稿を複写した場合には、マ
ゼンタ色が不足してグリーン気味となつたカラー
複写画像が作成されてしまう。
この問題を解決するために、従来のカラー複写
機では、カラー写真原稿と、カラー印刷原稿とに
応じて複写条件(色フイルタ調節量、露光量、帯
電量、現像バイアス量)を設定しておき、オペレ
ータの判断で選択キーを操作して、カラー原稿種
に応じた複写条件を選択している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述したように、従来のカラー複写機では、網
点の有無等を考慮してオペレータの経験でカラー
原稿種を判別しているが、専門的知識を有しない
オペレータでは、現今のカラー印刷技術の進歩に
より、カラー写真か、これから作つたカラー印刷
物かを正確に判別することが困難であつた。
本発明は、カラー原稿種を精度よく判別するこ
とができるようにしたカラー原稿種分類方法を提
供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、カラー
原稿に記録されたカラー画像が低濃度の場合に
は、約370〜430nmの波長域の反射光を測定し、
この測定結果から、カラー原稿を少なくとも写真
原稿と印刷原稿とに分類し、カラー画像が中高濃
度のものでは、分光感度が異なる少なくとも2種
類のセンサーで同一原色光を測定し、得られた2
種類の測定値を比較することにより、カラー原稿
を少なくとも写真原稿と印刷原稿とに分類するよ
うにしたものである。
別の発明は、3原色光のうちの第1の原色光の
波長域内であつて、異なつた波長に感度ピークを
有する第1及び第2のセンサーと、第2の原色光
の波長域内であつて、異なつた波長に感度ピーク
を有する第3及び第4のセンサーと、第3の原色
光の波長域内であつて、異なつた波長に感度ピー
クを有する第5及び第6のセンサーとを用いてカ
ラー原稿の反射光を測定し、各原色光を測定して
得た2種類の測定値をそれぞれ比較し、これらの
3つの比較結果の組合せから、カラー原稿を少な
くとも写真原稿と印刷原稿とに分類するようにし
たものである。
前記比較は、センサーから出力される分光強度
を用いる場合と、対数変換器で変換した濃度値を
用いる場合とがある。また、比較の仕方には、測
定値に差を求める方法、測定値の比を求める方法
等がある。
〔発明の作用〕
分光感度が異なつた複数のセンサーを用いて、
カラー原稿からの反射光を測定し、少なくとも1
種類の青色測定値と、少なくとも2種類の緑色測
定値又は赤色測定値を求める。得られた青色測定
値の大きさから、カラー画像を低濃度と中高濃度
とに分類し、この低濃度のカラー原稿に対して
は、青色測定値の大きさ又は青色測定値の分光分
布から、カラー原稿種を印刷原稿と写真原稿とに
分類する。中高濃度のカラー原稿に対しては、同
じ色について測定した2種類の測定値を比較する
ことにより、カラー原稿を写真原稿と印刷原稿と
に分類する。
別の発明では、カラー原稿で反射された3原色
光の各色光について2種類ずつ、計6種類の測定
値を求める。得られた2種類の青色測定値の一
方、例えば400nmの感度ピークを有するセンサー
で測定して得た測定値が第1の閾値以下となるも
のが存在している場合にはカラー原稿を印刷原稿
であると判定する。そうでないものに対しては、
緑色波長域の2種類の測定値の比較結果、例えば
差が第2の閾値以下となる場合にはカラー原稿を
印刷原稿と判定する。これら以外のものに対して
は青色波長域の2種類の測定値の差が第3の閾値
以上となる場合にはカラー原稿を写真原稿と判定
する。これらの判定で分類することができないも
のに対しては、赤色波長域の2種類の測定値の差
が第4の閾値以内となる場合にはカラー原稿を写
真原稿であると判定し、それ以外を印刷原稿であ
ると判定する。
前記閾値は実験的に定められるが、その一例と
して測定値が濃度値の場合に、第1の閾値が
「0.4」であり、第2の閾値が「−0.1」であり、
第3の閾値が「0.2」であり、第4の閾値が
「0.1」である。また、カラー原稿をスリツト測光
した場合には、スリツトエリヤ毎に測定が行われ
る。この場合には、所定の閾値になるものが一定
個数以上あるかどうかについて判定するか、ある
いは最大値又は最小値のような極値を取り出し、
これを代表値として判定すればよい。
前記スリツト測光を行う代わりに、カラー原稿
の全面を平均測光してもよく、更にはカラーイメ
ージエリヤセンサーを用いてカラー原稿を二次元
的に測定することもできる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について
詳細に説明する。
〔実施例〕
第2図は低濃度のカラー画像を記録した平均的
な色分布を持つたカラー写真とカラー印刷の分光
反射濃度を示すものである。実線で示した濃度曲
線2はカラー写真の濃度分布であり、点線で示し
た濃度曲線3はカラー印刷の濃度分布である。
第3図は、中高濃度のカラー画像を記録した平
均的な色分布を持つたカラー写真とカラー印刷の
分光反射濃度を示すものである。実線で示した濃
度曲線4はカラー写真の濃度分布であり、点線で
示した濃度曲線5はカラー印刷の濃度分布であ
る。
この第2図及び第3図から示されるように、低
濃度のカラー写真では、ほぼ400nmとほぼ450nm
とでは濃度の差がかなり大きい。これは、380nm
付近に極大濃度(極大吸収)となる媒体が使用さ
れているため、低濃度ではこの媒体の影響が大き
く現れるためである。ところが、中高濃度のカラ
ー写真では、ほぼ400nmとほぼ450nmの濃度の大
きさが逆になつている。
また、カラー写真に用いられているマゼンタ色
素は、530〜560nmに極大濃度(極大吸収波長)
があり、シアン色素は650nm付近に極大濃度があ
る。しかも、マゼンタ色素、シアン色素は、この
極大吸収波長を中心にして急激に濃度(吸収)が
低下する特性がある。
一方、カラー印刷に用いられているマゼンタイ
ンクは、570nm付近に極大濃度を持つている。ま
た、シアンインクは、600〜700nmまでほぼ平坦
な濃度となつており、700nmよりも長波長側で
は、カラー写真のシアン色素よりも急激な濃度低
下が見られる。
このように、カラー原稿種によつて濃度分布が
異なつているから、第4図に示す感度特性を有す
るセンサーを用いて、分光強度又は反射濃度を調
べることにより、カラー原稿種を精度良く判別す
ることができる。この第4図において、曲線b1
は3原色光のうち青色光を測定するための第1青
色用センサーの感度曲線を示すものであり、波長
B1(例えば400±30nm)に感度ピークがある。曲
線b2は、3原色光のうち青色光を測定するため
の第2青色用センサーの感度曲線を示すものであ
り、波長B2(例えば450±30nm)に感度ピークが
ある。
曲線g1は3原色光のうち緑色光を測定するた
めの第1緑色用センサーの感度曲線を示すもので
あり、波長G1(例えば540±15nm)に感度ピーク
がある。曲線g2は、3原色光のうち緑色光を測
定するための第2緑色用センサーの感度曲線を示
すものであり、波長G2(例えば570±15nm)に感
度ピークがある。
曲線r1は3原色光のうち赤色光を測定するた
めの第1赤色用センサーの感度曲線を示すもので
あり、波長R1(例えば630±40nm)に感度ピーク
がある。曲線r2は、3原色光のうち赤色光を測
定するための第2赤色用センサーの感度曲線を示
すものであり、波長R2(例えば680±40nm)に感
度ピークがある。なお、波長R1のピークを650±
20nmとした場合は、波長R2のピークは700±
20nmに、また波長R1のピークを610±20nmとし
た場合は、波長R2のピークを660±20nmとする
のが望ましい。
第1図は本発明の原理的構成を示すものであ
る。カラー複写に先立つてプレスキヤンが行わ
れ、このプレスキヤン時にカラー原稿10を矢線
方向に移動しながら、光源11でカラー原稿10
を照明する。このカラー原稿10からの反射光
を、レンズ12〜17を介して第1〜第6センサ
ー18〜23でそれぞれ測定する。なお、カラー
原稿10を停止しておき、代わりに光源11を移
動するとともに、共役長を一定に保つためのミラ
ー系(図示せず)を介してカラー原稿10からの
反射光を第1〜第6センサー18〜23に導いて
もよい。
前記第1及び第2センサー18,19は、第4
図の感度曲線b1,b2を持つたものが用いら
れ、2種類の青色濃度DB1i,DB2iを測定するた
めに、青色光を光電変換する。第3及び第4セン
サー20,21は、感度曲線g1,g2を持つた
ものが用いられ、2種類の緑色濃度DG1i,DG2i
を測定するために、緑色光を光電変換する。第5
及び第6センサー22,23は、感度曲線r1,
r2を持つたものが用いられ、2種類の赤色濃度
DR1i,DR2iを測定するために、赤色光を光電変
換する。
前記センサー18〜23の出力信号は、増幅器
24で増幅されてから、A/D変換器25で濃度
信号に変換される。各色毎に得られた2種類の濃
度信号は、測光データ処理部26を介してRAM
27に送られる。プレスキヤン後に、測光データ
処理部26は、各色の2種類の濃度信号をRAM
27から読み出して比較する。この比較結果は、
カラー原稿種判定部28に送られ、ここでカラー
原稿種が判定される。
カラー原稿種の判定結果は、プロセス条件設定
部29に送られ、カラー原稿種に対するプロセス
条件を記憶したROM30を参照してプロセス条
件をセツトする。このプロセス条件は、カラー原
稿種に応じて、複写画像の画質が良好となるよう
に制御するためのものであり、当然にカラー複写
機の種類によつて異なつているが、一般的には色
フイルタ、露光量、帯電量、現像バイアス量の複
写条件を制御して、濃度及びカラーバランスを良
好にすることが挙げられる。
更に、プロセス条件には、複写条件の制御の他
に、階調、形成色素、表面面質等の異なる特性を
持つ複写材料の選択と、現像処理ステツプや時間
等の現像処理条件の選択や制御と、原稿を照射す
る光源の選択や制御と、副露光等の階調制御と、
走査画像における色再現、調子再現、シヤープさ
等の画質制御も含むものである。
判別方法 1 第5図はカラー原稿種の判別の一例を示すもの
である。前記センサー18〜23を用いて、各ス
リツトエリヤに対して、2種類の青色濃度DB1i
DB2iと、2種類の緑色濃度DG1i,DG2iと、2種
類の赤色濃度DR1i,DR2iをそれぞれ測定し、こ
れらを記憶させる。プレスキヤン後に、青色濃度
DB1iをスリツトエリヤ毎に順番に読み出し、次
の条件式を満たすものを抽出する。
DB1i<0.4 ……(1) この条件式(1)を満たすものがJ個以上存在して
いる場合には、カラー原稿をカラー印刷原稿であ
ると判定する。ここで、Jは「1」であつてもよ
い。これは、低濃度でのカラー印刷原稿とカラー
写真原稿との差に着目したものである。
条件式(1)を満たすものが存在していない場合に
は、次の条件式(2)を満たすかどうか判定する。
DG1i−DG2i<−0.1 ……(2) この条件式(2)を満たすものがK個以上存在して
いる場合には、カラー原稿をカラー印刷原稿であ
ると判定する。この条件式(2)は、高濃度でのカラ
ー印刷原稿の特性に基づくものである。
条件式(2)を満たすものがK個未満の場合には、
次の条件式(3)を満たすかどうかについて判定され
る。
DB1i−DB2i>0.2 ……(3) この条件式(3)を満たすものがK個以上存在して
いる場合には、カラー原稿をカラー写真原稿であ
ると判定する。これは、低濃度でのカラー写真の
特性に基づく条件式である。
条件式(3)を満たすものがK個未満の場合には、
次の条件式(4)を満たすかどうかについて判定され
る。
DR1i−DR2i>0.1 ……(4) この条件式(4)は、中高濃度でのカラー印刷原稿
とカラー写真原稿の差異に基づくものである。こ
れを満たすものがK個以上存在している場合に
は、カラー原稿をカラー写真原稿であると判定
し、そうでない場合にはカラー印刷原稿であると
判定する。前記個数Kは、経験的に定められるも
のであり、例えば全測定個数の20%が用いられ
る。
条件式(4)は、感度曲線r1の極大感度が650±
20nm、感度曲線r2の極大感度700±20nmにあ
る時に有効である。しかし、感度曲線r1の極大
感度が610±20nm、感度曲線r2の極大感度が
660±20nmの場合には、次の条件式(4′)を用い
るのがよい。
DR1i−DR2i<0.0 ……(4′) この条件式は、カラー印刷原稿のマゼンタイン
キとシアンインキの分光的な重なりがカラー写真
原稿よりも大きいことに基づくものである。
更に、カラー原稿種の判定に、青色濃度、緑色
濃度、赤色濃度のうちの少なくとも2つの差又は
比により、条件式(2)〜(4′)の適用を選択するの
がよい。なぜなら、イエロー色素、マゼンタ色
素、シアン色素は、それぞれ不要吸収を持つてい
るため、三色バランスが大きくくずれたカラー原
稿では、不要吸収の影響が出てくる。例えば、青
空等の画像は、主としてシアン色素からなり、こ
のシアン色素は400nm付近に不要吸収を持つてい
る。そのために、 DR1i−DB2i>0.5 又は DR1i−(DG1i+DB2i)/2>0.5 の場合に、条件式(3)の判定を行わないで、条件式
(4)で判定するか、又は判定するためのデータから
除くこと等により、分類精度を向上させることが
できる。
この実施例では、同じ色の濃度の比較例とし
て、濃度差を用いているが、これは比であつても
よい。例えば、赤色濃度の比(R1i/R2i)が
「1.1」以上となるものがK個以上存在している場
合には、カラー写真原稿であると判定し、そうで
ない場合にはカラー印刷原稿であると判定する。
また、2種類の濃度を統計処理することで、カラ
ー原稿種を判別することができる。例えば、濃度
差(DG1−DG2)を横軸にとり、個数を縦軸に
とつたヒストグラムを作成すれば、カラー原稿種
によつてピーク値が異なつたものになるから、こ
のピーク値を調べることにより、カラー原稿種を
判別することができる。
判別例 2 次に、簡便な判別例について説明する。DB2i
のうち最大濃度値(これをDB2とする)を取り
出し、次の条件式を満たすかどうかについて判定
する。
DB2<0.5 ……(5) この条件式(5)を満たす場合であつて、DB1i
うち最大濃度値をDB1とすると、 DB1−DB2>0.0 ……(6) を満たす場合には、カラー写真原稿であるとし、
それ以外をカラー印刷原稿であるとする。この条
件式(6)は、低濃度でのカラー写真の特性に基づく
ものである。
条件式(5)を満たさない中高濃度のカラー原稿に
対しては、次の条件式(7)を満たすかどうかについ
て判定する。この条件式(7)は、中高濃度でのカラ
ー写真の特性に基づくものであり、これを満たす
場合には、カラー写真原稿であると判定し、それ
以外をカラー印刷原稿であると判定する。
DR1−DR2>0.1 ……(7) なお、記号DR1,DR2は、DB1と同様に最大
濃度値を表している。
判別例 3 DB1<0.5 ……(8) を満たす場合には、カラー印刷原稿であると判定
する。
条件式(8)を満たさない場合であつて、次の条件
式(9),(10)のいずれか一方を満たす場合には、カラ
ー写真原稿であると判定し、いずれも満たさない
場合には、カラー印刷原稿であると判定する。
DR1−DR2>0.0 ……(9) DG1−DG2>0.0 ……(10) 以上の条件式は、測光値を対数変換した濃度値
を用いているが、当然に測光値(光量値)をその
まま用いた条件式で判別を行うことが可能であ
る。
第6図は本発明を実施する銀塩写真式カラー複
写機を示すものである。透明な原稿台35の上
に、カラー原稿36が原稿面を下にした状態で載
置される。実際は、下面が白色をした原稿押さえ
板(図示せず)でカラー原稿36が上から押さえ
付けられる。また、原稿台35の左端の下面に、
白色をした標準板37が取り付けられており、こ
の反射光を測定することにより、後述する光源や
色フイルタの経時変化等を補正する。
光源ユニツト38は、光源39、リフレクタ4
0、ミラー41を内蔵しており、原稿台35と平
行に往復動して、カラー原稿36をスリツト照明
する。ミラーユニツト42は、紙面と垂直な方向
に延びた2枚のミラー43,44を保持してお
り、光源ユニツト38からの光を平行に折り返
す。また、このミラーユニツト42は、倍率変換
時に矢線方向に移動する。
レンズユニツト46は、光源ユニツト38の移
動による焦点ずれを補正するために、光源ユニツ
ト38に同期して光軸に沿つて前後動する。この
レンズユニツト46は、前群47と後群48との
間に、イエローフイルタY、マゼンタフイルタ
M、シアンフイルタCとが配置されている。これ
らの色フイルタY,M,Cは、光軸と直交する方
向に移動自在となつており、その挿入量でスリツ
ト光の光質を調節してカラーバランスを補正す
る。また、後群48の背後には、互いに反対方向
に移動する2枚の絞り板49,50が配置されて
いる。
前記レンズユニツト46を通つた光は、ミラー
52,53で折り返されてから、軸54を回動中
心とする光路切換えミラー55に達する。プレス
キヤン時には、集光用ミラー56が点線で示すよ
うに光路に挿入され、かつ光路切換えミラー55
も点線で示すように光路から退避し、カラー原稿
36からの反射光を集光した状態で測定手段57
に入れる。
前記集光用ミラー56は複数のミラー56aを
備え、第7図に示すように、各ミラー56aは光
軸からの距離に応じた角度で傾いて配置されてお
り、それによりスリツト光を集光して測定手段5
7に入れる。前記測定手段57は、第8図に示す
ように、第1青色用センサー57a、第2青色用
センサー57b、第1緑色用センサー57c、第
2緑色用センサー57d、第1赤色用センサー5
7e,第2赤色用センサー57fとから構成され
ている。
前記第1青色用センサー57aは、第4図の感
度曲線b1を持つたものが用いられ、第2青色用
センサー57bは感度曲線b2を持つたものが用
いられる。第1緑色用センサー57cは、感度曲
線g1を持つたものが用いられ、第2緑色用セン
サー57dは、感度曲線g2を持つたものが用い
られる。第1赤色用センサー57eは、感度曲線
r1を持つたものが用いられ、第2赤色用センサ
ー57fは、感度曲線r2を持つたものが用いら
れる。
マガジン60には、拡散転写式感光材料の感光
シート61がロール状に巻いた状態で収納されて
いる。この感光シート61は、一対の引出しロー
ラ62,63で引き出され、そして一定長引き出
されると、カツター64で切断される。この切断
された感光シート61aは、その先端がローラ対
65,66で咬えられた位置で停止する。このロ
ーラ対65,66に対向してローラ対67,68
が配置され、これらの4個のローラ65〜68の
間にスリツト露光位置が形成され、光路切換えミ
ラー55からの光が入射する。
複写時には、ローラ65〜68が光源ユニツト
46に同期して回転し、感光シート61aを転回
ローラ70に向けて移送する。この転回ローラ7
0の外周を囲むようにガイド71が配置され、ま
た従動ローラ72が接触するように配置されてい
る。露光済み感光シート61aは、転回ローラ7
0で反転移送されて、その先端が第1ストツパー
73に当たつた位置で停止される。
受像シート75は、現像液を収容した現像ポツ
ド76と、これから流れ出た現像液を案内する袋
状をしたフアンネル77とが先端部に取り付けら
れている。この受像シート75は、複数枚が重な
つた状態でカセツト78に収納されている。ロー
ラ79はカセツト78の装着時にその中に入り込
み、そしてプレスキヤン時に一番上にある受像シ
ート75を送り出し、ローラ80,81に咬えさ
せた状態で待機させる。そして、カラー複写時
に、一対のローラ80,81が回転して、受像シ
ート75の先端が第2ストツパー82に当たる位
置まで移送する。なお、ローラ79〜81は、現
像ポツド76を押し潰さないようにするために、
受像シート75の両端付近を挟むように配置され
ている。この感光シート61a及び受像シート7
5は、既に市販されているインスタントカラーフ
イルムとほぼ同じ構成をしたものが用いられる。
前記感光シート61aと受像シート75は、シ
ーラ85で接合されてから、一対の展開ローラ8
6,87の間を通される。この際に、現像ポツド
76が裂開され、流れ出た現像液が感光シート6
1aと受像シート75との間に均一な厚みに展開
される。この現像液が展開された2枚のシート
は、恒温プレート88の上に載置され、所定の現
像時間が経過するまで放置され、その後受像シー
ト75が剥離される。
次に、このカラー複写機の作用について説明す
る。まず、複写すべきカラー原稿36を原稿台3
5の上に載置してから、複写キー(図示せず)を
操作する。この複写キーがONすると、後述する
ように感光シート61及び受像シート75の給送
と、プレスキヤンとが開始される。
すなわち、受像シート75の給送時には、ロー
ラ79〜81が回転して、カセツト78内に集積
された複数の受像シート75のうち一番上にある
ものを送り出す。この送り出された受像シート7
5は、その先端が一対のローラ80,81に咬え
られた状態で停止する。また、感光シート61
は、一対のローラ62,63で引き出され、一定
長引き出された時にカツタ64で切断される。こ
の切断時には、感光シート61aの先端がローラ
67,68で咬えられているため、このローラ6
7,68で感光シート61aが更に給送される。
そして、感光シート61aの先端がローラ対6
5,66に咬えられた時に、ローラ65〜68の
回転が停止する。
前記プレスキヤンを開始する際には、まず色フ
イルタY,M,Cを標準位置にセツトしておく。
また、絞り板49,50を標準位置にセツトする
とともに、集光ミラー56を点線で示すように光
路に挿入し、そして切換えミラー55を点線で示
す位置に退避させる。この状態のもとで、光源ユ
ニツト38とレンズユニツト46とを同期して移
動させてプレスキヤンを開始する。このプレスキ
ヤンの初期には、光源39から放出された光が標
準板37で反射されてから、ミラー41〜44、
レンズユニツト46、ミラー52,53を順次経
てから集光ミラー56に入射する。この集光ミラ
ー56は、第7図に示すように、スリツト光を集
光して測定手段57に導く。光源ユニツト38
は、一定速度で移動しているため、標準板37に
続いてカラー原稿36をスリツト照明する。この
カラー原稿36からの反射光も測定手段57で測
定される。プレスキヤンが終了すると、照明ユニ
ツト38とレンズユニツト46は第6図に示す初
期位置に復帰する。これとともに、集光ミラー5
6が実線で示すように光路から退避し、また切換
えミラー55が光路に挿入される。
前記6個のセンサー57a〜57fを用いて、
標準板37をスリツト測定することにより、青色
光、緑色光、赤色光のそれぞれについて2種類ず
つ、計6種類の反射濃度が各スリツトエリヤ毎に
得られる。これらの6種類の反射濃度は、同じ色
のものを加算してその平均値を求めることで、青
色濃度、緑色濃度、赤色濃度が算出される。この
標準板37は、予め3色濃度が分かつているか
ら、プレスキヤンで得た現在の3色濃度とのズレ
量から、光源39、色フイルタの経時変化を検出
することができる。
また、カラー原稿36に対しても、各スリツト
エリヤ毎に6種類の反射濃度が測定される。これ
らの濃度を用いて、前述した手順により、カラー
原稿36の種類を判別する。
前記カラー原稿36がカラー写真であると判定
された場合には、ROM30に記憶されているカ
ラー写真原稿の色フイルタ量を読み出し、色フイ
ルタY,M,Cの挿入量をそれぞれ調節し、カラ
ーバランスを良好にする。他方、カラー原稿36
がカラー印刷原稿であると判定された場合には、
カラー印刷原稿用の色フイルタ量をROM30か
ら読み出し、色フイルタY,M,Cの挿入量をそ
れぞれ調節する。
次に、カラー原稿36を測定して得た6種類の
反射濃度を色毎に加算し、算術平均を求めること
により、青色濃度、緑色濃度、赤色濃度を算出す
る。そして、この3色濃度から、更に良好なカラ
ーバランスを得るための赤色、緑色、青色の補正
量をそれぞれ必要に応じて求める。この補正量の
演算には、周知の写真焼付機の露光量演算式も用
いることができる。得られた各色の露光量に対し
て、前述した光源及びフイルタの経時変化、使用
する感光材料の特長(種類、ロツトバラツキ、経
時、保存状態)、複写時の環境温度等を考慮した
修正量を加減算し、この演算結果に応じてイエロ
ーフイルタY、マゼンタフイルタM、シアンフイ
ルタCの光路への挿入量をそれぞれ調節する。ま
た、これらの色フイルタY,M,Cで修正しきれ
ない場合には、絞り板49,50により補正す
る。
前記色フイルタの調節が完了すると、光源ユニ
ツト38が再び移動してカラー原稿36をスリツ
ト照明する。このスリツト照明に同期してローラ
65〜68が回転し、感光シート61aを連続的
に移動してこれをスリツト露光させる。このスリ
ツト露光により、感光シート61aにカラー原稿
36の画像が潜像として記録される。この感光シ
ート61aは、転回ローラ70により反転されな
がら、その先端が第1ストツパー73に衝突する
位置まで移送される。この状態では、感光シート
61aの後端が、回転自在なローラ72で緩く挟
まれている。
前記感光シート61aの位置決め後に、第1ス
トツパー73が矢線方向に回動して感光シート6
1aの通路から退避する。次に、ローラ80,8
1が回転して、受像シート75を移送し、これを
感光シート61aの下側に挿入する。これらのロ
ーラ80,81は、受像シート75の先端が第2
ストツパー78に当たつた時に停止する。これに
より、受像シート75のフアンネル77の上に感
光シート61aが重なつた状態となる。次に、シ
ーラ85が下降して感光シート61aの先端部を
フアンネル77の上に接合する。この接合は、展
開処理時に感光シート61aと受像シート75の
位置ずれを防止し、それによりカラー複写画像の
ボケ等や複写位置のズレが発生しないようにする
ためのものであり、この接合を確実にするため
に、フアンネル77の上にホツトメルト(接着
剤)が塗布されている。
前記第2ストツパー82を退避させてから、ロ
ーラ80,81を再び回転させて、接合された受
像シート75の後端を押して展開ローラ86,8
7に咬えさせる。この受像シート75の移送時
に、これに接合された感光シート61aも一緒に
移送されるが、この際にはローラ72は感光シー
ト72に従動して回転する。
前記展開ローラ86,87は、ローラ80,8
1とともに回転するから、2枚のシート61a,
75を咬え込み、これを加圧しながら移送する。
この咬え込みの初期において、現像ポツド76が
裂開するから、内部に貯溜されていた現像液が2
枚のシート61a,75の間に均一な液厚に展開
される。展開処理された2枚のシート61a,7
5は、所定の温度例えば25℃に保たれた恒温板8
8の上に放置される。所定時間が経過した時に、
受像シート75を剥離すれば、周知の拡散転写に
よりカラー画像を記録したカラーコピイが得られ
る。
第9図は本発明の別の実施例を示すものであ
る。プラテン100の外周にカラー原稿101が
装着されており、光源102でスリツト照明され
る。このカラー原稿101の反射光は、スリツト
103、レンズユニツト104を順次経てから、
光路切換えミラー105に達する。
プレスキヤン時には、光路切換えミラー105
が実線で示す位置にセツトされており、プラテン
100の回転により、カラー原稿101が一端か
ら他端に向けて順次スリツト照明される。このス
リツト照明によるカラー原稿101からの反射光
は、測定手段106で測定される。このプレスキ
ヤンで測定した6種類の反射濃度から、前述した
手順により、カラー原稿101の種類及び色補正
量が算出される。
前記プレスキヤンが終了すると、光路切換えミ
ラー105が点線で示す位置に退避する。そし
て、プラテン100が3回連続回転し、各回転の
間に赤色フイルタR、緑色フイルタG,青色フイ
ルタBを順次光路に挿入して、3色順次によりカ
ラー複写画像を記録する。すなわち、まずシアン
画像の記録に際しては、遮光板107の代わりに
赤色フイルタRが光路に挿入され、そしてプレス
キヤンで求めた赤色補正量に応じて、帯電器11
0の印加電圧が調節される。
感光ドラム111がプラテン100に同期して
回転すると、その外周面に赤色補正量を考慮した
電荷が帯電される。そして、赤色フイルタRを透
過した光は、ミラー112を介して感光ドラム1
11に達し、これを露光する。この露光により、
光が当たつた部分は電荷が取り除かれ、光が当た
らなかつた部分にだけ電荷が残る。この露光後
に、感光ドラム111に記録された静電潜像が、
シアン現像器113で現像されてシアントナー像
が形成される。
前記感光ドラム111のスリツト露光と同時
に、ローラ115が回転して記録紙116を送り
出す。この記録紙116は、ドラム114の外周
に巻き付いた状態で案内され、帯電器117によ
つて感光ドラム111のシアントナー像がこれに
転写される。この転写後に、記録紙116は、ド
ラム114とともに移送されるが、ゲート118
は点線で示す位置にあるため、記録紙116が更
に一回回転される。なお、符号119は、記録紙
116に転写されなかつたトナーを除去するため
のクリーナーである。
前記シアントナー像の転写後に、緑色フイルタ
Gが光路に挿入される。この状態で、プラテン1
00と感光ドラム111とが同期して回転するた
め、緑色画像の静電潜像が感光ドラム111に記
録される。この緑色画像の記録時には、帯電器1
10の印加電圧は、カラー印刷原稿及び中間カラ
ー原稿に対しては標準値に設定され、そしてカラ
ー写真原稿に対しては標準値よりも高い電圧に設
定される。
前記感光ドラム111に記録された緑色の静電
潜像は、マゼンタ現像器120で現像されてマゼ
ンタトナー像に変換され、帯電器117により記
録紙116に転写される。次に、青色フイルタB
が光路に挿入され、感光ドラム111に青色の静
電潜像が形成される。この青色の静電潜像は、イ
エロー現像器121でイエロートナー像に現像さ
れてから、記録紙114に転写される。
このように、プラテン100、感光ドラム11
1、ドラム114が連続回転して、シアントナー
像、マゼンタトナー像、イエロートナー像を記録
紙116に順次記録すると、ゲート118が実線
で示す位置に移動する。このために、記録紙11
6は、ドラム114から離れて搬送ベルト122
の上に乗り、定着器123に送られる。この定着
器123は、記録紙116を加圧・加熱して、三
色トナーを記録紙116に付着させ、これをトレ
イ124に排出する。
前記実施例では、カラー原稿をスリツト測光し
ているが、カラー原稿の全面からの反射光をセン
サーに入射して平均測光を行つてもよく、あるい
はカラーイメージエリヤセンサーを用いてカラー
原稿の各点を測光してもよい。また、濃度値を比
較しているが、これはセンサーの出力をそのまま
用いて比較を行つてもよい。
また、上記実施例は、一枚の原稿の種類判別で
あるが、一枚の原稿中にもカラー写真とカラー印
刷とが混在する場合がある。この混在原稿に対し
ても本発明を利用して、原稿中の各部分の原稿種
と、その領域や面積等とを決定することができ
る。そして、各カラー原稿種の面積率、原稿中に
占める場所や重要度等に応じて、予め用意した複
数の複写条件の中から所望のものを選択する。
また、カラー写真原稿とカラー印刷原稿の2種
類に分類しているが、各原色光における2つの測
定値の比較から、白黒原稿、墨版の多いカラー原
稿、単色カラー原稿も容易に分類することができ
る。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば、
青色光に対して少なくとも1種類の反射光と、赤
色光と緑色光の少なくとも一方に対して2種類の
反射光をそれぞれ測定し、得られた測定値を用い
てカラー原稿種を判別するようにしたから、カラ
ー画像の広い濃度範囲に亘たる種々の色につい
て、高い精度でカラー原稿種を自動的に判別する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略を示すブロツク図であ
る。第2図は低濃度のカラー画像が記録されたカ
ラー写真原稿とカラー印刷原稿の分光反射濃度を
示すグラフである。第3図は中高濃度のカラー画
像が記録されたカラー写真原稿とカラー印刷原稿
の分光反射濃度を示すグラフである。第4図はセ
ンサーの相対感度を示すグラフである。第5図は
カラー原稿種を分類する方法の一例を示すフロー
チヤートである。第6図は本発明を実施する銀塩
写真式カラー複写機の一例を示す概略図である。
第7図は集光ミラーの断面図である。第8図は測
定手段の平面図である。第9図は本発明を実施す
る電子写真式カラー複写機の一例を示す概略図で
ある。 10……カラー原稿、18〜23……センサ
ー、35……原稿台、36……カラー原稿、37
……標準板、38……光源ユニツト、46……レ
ンズユニツト、49,50……絞り板、55……
切換えミラー、56……集光ミラー、57……測
定手段、60……マガジン、61……感光シー
ト、78……カセツト、86,87……展開ロー
ラ、100……プラテン、101……カラー原
稿、105……切換えミラー、106……測定手
段、110,117……帯電器、111……感光
ドラム、116……記録紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カラー原稿に記録されたカラー画像が低濃度
    の場合には、約370〜430nmの波長域の測定値か
    ら、カラー原稿を写真原稿と印刷原稿とに分類
    し、カラー画像が中高濃度の場合には、分光感度
    が異なる少なくとも2種類のセンサーで色材の反
    射光を測定し、得られた2種類の測定値を比較す
    ることにより、カラー原稿を少なくとも写真原稿
    と印刷原稿とに分類することを特徴とするカラー
    原稿種分類方法。 2 3原色光のうちの第1の原色光の波長域内で
    あつて、異なつた波長に感度ピークを有する第1
    及び第2のセンサーと、第2の原色光の波長域内
    であつて、異なつた波長に感度ピークを有する第
    3及び第4のセンサーと、第3の原色光の波長域
    内であつて、異なつた波長に感度ピークを有する
    第5及び第6のセンサーとを用いてカラー原稿の
    反射光を測定し、同じ色を測定して得た2種類の
    測定値をそれぞれ比較し、少なくともこれらの3
    つの比較結果の組合せから、カラー原稿を少なく
    とも写真原稿と印刷原稿とに分類することを特徴
    とするカラー原稿種分類方法。 3 前記第1の原色光は青色光であり、第2の原
    色光は緑色光であり、第3の原色光は赤色光であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
    カラー原稿種分類方法。 4 前記第1のセンサーは感度ピークが400±
    30nmであり、第2のセンサーは感度ピークが450
    ±30nmであり、第3のセンサーは感度ピークが
    540±15nmであり、第4のセンサーは感度ピーク
    が570±15nmであり、第5のセンサーは感度ピー
    クが630±40nmであり、第6のセンサーは感度ピ
    ークが680±40nmであることを特徴とする特許請
    求の範囲第3項記載のカラー原稿種分類方法。 5 前記測定値は濃度値であることを特徴とする
    特許請求の範囲第4項記載のカラー原稿種分類方
    法。 6 前記第1のセンサーで測定した複数の青色濃
    度のうち第1の閾値以下となるものが存在してい
    る場合にはカラー原稿を印刷原稿であると判定
    し、そうでないものに対しては、緑色波長域の2
    種類の濃度の差が第2の閾値以下となる個数が一
    定値以下の場合にはカラー原稿を印刷原稿である
    と判定し、これら以外のものに対しては青色波長
    域の2種類の濃度の差が第3の閾値以上となる個
    数が一定値以下の場合にはカラー原稿を写真原稿
    であると判定し、これらの判定で分類することが
    できないものに対しては、赤色波長域の2種類の
    濃度の差が第4の閾値以内となる個数が一定値以
    上となつている場合にはカラー原稿を写真原稿で
    あると判定し、それ以外を印刷原稿であると判定
    することを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    のカラー原稿種分類方法。 7 前記第1の閾値は「0.4」であり、第2の閾
    値は「−0.1」であり、第3の閾値は「0.2」であ
    り、第4の閾値は「0.1」であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第6項記載のカラー原稿種分類
    方法。 8 前記一定の個数は、全測定個数の20%である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載のカ
    ラー原稿種分類方法。
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