JPH0299761A - 内燃機関用スタータモータ - Google Patents

内燃機関用スタータモータ

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JPH0299761A
JPH0299761A JP1164063A JP16406389A JPH0299761A JP H0299761 A JPH0299761 A JP H0299761A JP 1164063 A JP1164063 A JP 1164063A JP 16406389 A JP16406389 A JP 16406389A JP H0299761 A JPH0299761 A JP H0299761A
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JP
Japan
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assembly
armature
pinion
lever assembly
solenoid
Prior art date
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Pending
Application number
JP1164063A
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English (en)
Inventor
Malcolm C Woodward
ウッドウォード マルコム コリン
Barry Twilton
トゥウィルトン バリー
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Magneti Marelli Electrical Ltd
Original Assignee
Magneti Marelli Electrical Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/04Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears
    • F02N15/06Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
    • F02N15/067Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement the starter comprising an electro-magnetically actuated lever
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • Y10T74/131Automatic
    • Y10T74/132Separate power mesher

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関用のスタータモータ及び1、該スター
タモータに使用する複合レバー組立体に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
一般に知られているスタータモータは、スタータモータ
の電動機により回転される回転軸を有し、作動時に内燃
機関(以下エンジンという)のリングギヤと噛合するピ
ニオン歯車を備えたピニオン組立体が、上記回転軸に取
り付けられている形式である。上記ピニオン組立体は、
ピニオン歯車がエンジンのリングギヤと前記回転軸に沿
った方向に離隔した待機位置と、上記ピニオン歯車がエ
ンジンの上記リングギヤと噛合して、前記回転軸からの
回転をリングギヤに伝達してエンジンをクランキングす
る作用位置との間を、前記回転軸上を軸方向に沿って移
動可能なようにされている。前記ピニオン組立体の近傍
には、電磁コイルと可動アーマチュアとを備えたソレノ
イドが前記モータ回転軸に平行に該回転軸と離間して配
置されており、上記可動アーマチュアは、待機位置から
、電磁コイルを励磁することによって前記モータ回転軸
に平行に、ソレノイド軸心方向に沿ってリターンスプリ
ングの作用に抗して作用位置まで移動させることができ
るようになっている。上記ソレノイドには通常時開放接
点が備えられ、この接点はソレノイドの上記アーマチュ
アが作用位置に移動する動作によって閉じられてスター
タモータの電動機を作動させる構造となっている。
前記ソレノイドのアーマチュアは前記ピニオン組立体と
連結されており、そのためアーマチュアが待機位置から
作用位置へ移動する動作は前記ピニオン組立体を待機位
置から作用位置へと移動させるようになっている。この
ソレノイドアーマチュアとピニオン組立体とを作用上連
結するために、以前から数多くのレバー装置が提唱され
ており、例えば、フランス国特許明細書第142480
4号の第5図にはソレノイドアーマチュアをピニオン装
置に、複合レバー、即ち1つ以上の部材を備えたしバー
を介して連結する構成が示されている。上記フランス国
特許明細書第1424804号第5図に記載のレバーは
中央部で1つのリベットにより相互に固着した別体の部
材を有している。しかし、上記構造は、リベット用の孔
を設けてリベットを通しているためレバー構造の強度低
下をまぬがれず、使用中にレバーが破断する可能性があ
る部分が存在する点で不利である。しかし、それにもか
かわらず上記明細書に示されたレバーの概念は、該レバ
ーを構成する個々の部材の構造を目的に合うように設計
するごとによって、レバーに付勢力を与えることができ
る点で興味深い。しかし、残念ながら前記明細書に示さ
れたレバーの構造では極めて小さな付勢力しか設定でき
ず、使用中にレバーの可撓部材が降伏点を越えてたわん
でしまい、好ましくない曲がりを生じる可能性がある。
従って本発明は、上述のフランス国明細書第14248
04号に記載されたものを含め、従来提唱されているス
タータモータの問題を低減する、簡易な構造のスタータ
モータ及びスタータモータに使用するレバー装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段) 本発明によれば、 電動機と、該電動機により回転駆動されると共に、ピニ
オン組立体を担持する軸と、 該軸と離間して配置され、励磁することにより、付属し
たアーマチュアを待機位置から作用位置−1と移動させ
ることのできるソレノイドと、前記ソレノイドと前記軸
との中間を通る回動軸心まわりに回動するように取付け
られたレバー組立体とを備え、 前記レバー組立体は、前記ソレノイドの前記アーマチュ
アと前記ピニオン組立体とを、前記アーマチュアの動作
が前記ピニオン組立体に伝達されて該ピニオン組立体が
前記待機位置から前記作用位置に向けて前記軸上を軸方
向に沿って移動させるように連結しており、また、前記
レバー組立体は、前記回動軸心まわりに回動するように
支持された剛性部材と、該剛性部材に担持され、その一
端が前記アーマチュアに連結された弾性部材とを備える
と共に、該レバー組立体の前記ソレノイドから離隔した
側の端部は前記ピニオン組立体に連結されており、 前記弾性部材は、前記アーマチュアが、前記ピニオン組
立体の移動を伴わずに動作した場合、弾性的にねじれる
ように形成された部分を備え、該部分は、そのねじれに
よる反力が前記ソレノイドアーマチュアが前記ピニオン
組立体の移動を伴わずに動作した場合に増大するような
向きに予めねじりを加えた状態で前記レバー組立体に組
込まれている内燃機関用のスタータモータが提供される
好ましくは前記弾性部材は、前記レバー組立体の、前記
ピニオン組立体側の端部近傍で前記剛性部材に取付けら
れ、該弾性部材の中央部分は前記剛性部材に設けられた
開口を通過しており、該弾性部材の前記ねじり反力を生
ずる部分は前記剛性部材の一方の側に、また、前記アー
マチュアに連結された該弾性部材の前記端部は前記剛性
部材の他の側に来るようにされており、前記剛性部材に
設けられた前記開口は前記ねじれ応力を生じる部分のね
じれ動作の際、前記剛性部材に対する前記弾性部材の相
対移動を可能とするような大きさに設定される。
〔実施例] 以下に本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する
。第1図を参照すると、スタータモータは軟鋼型の細長
い円筒形をしたケーシング11と該ケーシングの長手方
向端部に固定されたエンドブラケット12とを備えてい
る。また、ケーシング11内の電動機I4により回転す
るロータ軸13は、その一端を上記エンドブラケット1
2に設けた軸受に支持され、他の一端はケーシング1】
の反対側のエンドキャップに保持した軸受に支持されて
いる。実際には、ケーシング11は電動機14の継鉄に
なっており電動機の界磁を保持しており、電動機14の
ロータは軸13に担持され、該軸13は電動機14が通
電されると前記軸受内で回転するようにされている。使
用時にはスタータモータはエンジン近傍に設置され、軸
13の軸心がエンジンのフライホイールの回転軸と距離
をあけて平行になるように配置される。上記フライホイ
ールの外周部にはリングギヤが設けられ、軸13はこの
リングギヤ近傍まで延設されていて前記エンドブラケッ
トに設けた開口部を通して軸13に担持されたピニオン
組立体15のピニオン歯車16が上記フライホイールの
ピニオンギヤと噛合できるようにされている。
ピニオン組立体15は従来と同じ形式で、軸13上を待
機位置(第1図)と作用位置(第2図)との間を移動可
能に取付けられたピニオン組立体15は、ローラクラッ
チ17とアウタボディ18を備え、アウタボディ18は
軸13にスプライン19を介して取着されており、ロー
ラクラッチ17のインナー、すなわち従動メンバ21は
ピニオン16と一体に形成されている。従って、軸13
の一定方向の回転はローラクラッチ17を介してピニオ
ン16に伝達され、ピニオン組立体15が作用位置に移
動してピニオン16がエンジンのリングギヤと噛合する
と軸13の回転によりフライホイールが回転し、エンジ
ンをクランキングする。エンジンが着火してフライホイ
ールが軸13の回転速度を越える速度で回転し始めた場
合、ローラクラッチ17はスリップし、ピニオン16か
ら軸13に回転トルクを伝達することなくピニオン16
が回転できるようにする。軸13と前記アウタボディ1
8とを連結するスプライン19は軸方向に延設されたア
キシャルスプラインでも良いが、一般には軸13の軸心
まわりに螺旋状に配設したヘリカルスプラインとされ、
ピニオン組立体15は軸13上を軸心に沿って移動する
と共に軸13回りを回転するようになっている。上記ヘ
リカルスプラインは、ピニオン組立体15が軸13上の
限定された範囲でしか回転できないようにしており、ピ
ニオン組立体が軸13上の作用位置まで移動した場合、
前記アウタボディ18はそれ以上軸13に対して回転せ
ず、電動機14からの駆動力がピニオン16に伝達され
るようになっている。
スタータモータのケーシング11の側方には、8レノイ
ド22が配置され、前記エンドブラケット12の側面延
長部12aに固定されている。上記ソレノイド22は、
長手方向軸線が軸13の軸心と平行になるように配置さ
れており、中空円筒状の回りに形成された電磁コイル2
3と、上記巻型内を上記軸線方向に滑動可能に配置され
た軟鋼型の円筒形アーマチュア24を備えている。また
、上記電磁コイル23には電磁極25が設けられ、コイ
ル23が励磁されるとアーマチュア24が上記電磁極方
向に吸引されるようになっている。アーマチュア24は
図示していないリターンスプリングにより上記電磁極2
5から離隔した待機位置に向けてばね付勢されており、
ソレノイドには通常時開放の接点を有するスイッチ(図
示せず)が設けられ、上記開放接点は、上記アーマチュ
ア24がコイル23の励磁により作用位置に移動する動
作により閉じるようにされている。上記スイッチ接点は
電動機14に接続されており、該接点が閉じると電動機
14は通電され軸13を回転させる。
コイル23の励磁を停止するとアーマチュア24は待機
位置に復帰し、上記スイッチ接点が開いて電動機14を
停止させる。上記アーマチュア24の、電磁極から離隔
した側の端部には、軸線方向に延びた部分27を有する
金属板26が固定されている。
前記エンドブラケット12の、スタータモータ軸線方向
に延びる壁面に設けられた開口部を通ってレバー組立体
28が延設されており、該レバー組立体28はその一端
が前記金属板26の部分27を介してアーマチュア24
に連結され、反対側の端部は前記ピニオン組立体に結合
されている。上記レバー組立体28は、上記エンドブラ
ケット12の開口部を通過する部分でエンドブラケット
12に枢着され、前記ソレノイド22と軸13の軸線の
中間に、これら軸線に垂直に延びる旋回軸回りに回動す
るようになっている。
複合レバー組立体28は剛性部材29と弾性部材31と
を備えており、上記剛性部材29は帯状のばね鋼から打
抜きで形成するのに適し、その厚さは、前記アーマチュ
ア24の動作をピニオン組立体15に伝達する際に部材
29が実質的に剛体として機能するのに充分なように設
定されている。
第7図から明らかなように上記剛性部材29は基部33
の一端から延設された湾曲した一対の枝状部32を備え
た逆Y字形状をしており、上記湾曲した一対の枝状部3
2は両方で円弧を形成し、これら枝状部の自由端には内
側に円弧状に曲げられた突出端34が設けられている。
この突出端34は前記ピニオン組立体の、ローラクラッ
チアウタボディ18の背面とピニオン組立体15に保持
されたワッシャ18aとの間に形成された円形の溝に受
承され、更に、この突出端34内に前記弾性部材31の
端部を受承している。上記剛性部材29の全長はソレノ
イド22と軸13との軸心間距離より短かく設定されて
おり、前記突出端34をピニオン組立体15に取付けた
場合剛性部材29の前記基部33は、アーマチュアに取
付けた前記金属板26の部分27に届かずに終っている
上記基部34の略中央部には、両側に反対方向を向いた
突出片35が一体に設けられ、該突出片35は前記エン
ドブラケット12の、剛性部材29が通過する部分に回
転可能に取付けられたナイロン成形体から成るボスに受
承されており、それによって部材29とレバー組立体2
8はエンドブラケット12に枢支されている。また、前
記基部33には細長い開口部36が形成され、更に上記
基部33の自由端には上記開口部36と一直線に並んだ
切欠きが設けられて、基部33の端部に2つの平行な指
状部37を形成している。剛性部材29を帯鋼から打ち
抜き加工で製造する際の帯鋼の向きは、該帯鋼材料の結
晶粒(結晶組織)が部材29の長手方向に向くようにさ
れる。
前記レバー組立体28の弾性部材31は、第5図と第6
図とに示すように1本のばね鋼のワイヤを曲げて成形し
ている。上記ワイヤは円形断面のものが好ましいが必須
条件ではない。図かられかるように、部材31は部材2
9と略同様な形状であるが、部材31の全長は部材29
の全長より長く設定されている。更に部材29は略平面
状であるのに対し、部材31は以下に詳しく説明するよ
うに湾曲している。部材31は基部38と、該基部38
の一端に設けられた湾曲した一対の枝状部39を備えて
おり、この枝状部39の端部はそれぞれ内側に向いて一
直線に形成された端部41を備えている。この端部41
は部材3Iを形成するワイヤの両端となっている。また
、第6図から明らかなように上記枝状部39と基部38
の一部とは同一平面上になるように形成され、上記端部
41は上記平面の一方の側になるように折り曲げられて
いる。更に、上記基部3日の長手方向の中途部分は上記
平面に対し、上記端部41と同じ側になるように曲げら
れ、次に逆方向に曲げられて基部38の端部が上記平面
と交差するようになっている。
レバー組立体を組立てるためには、基部3Bの自由端を
前記開口36に挿入し、次に部材31を部材29に対し
て傾けて基部38と枝状部39との平面部分が部材29
の面と接するようにする。
しかし、上記平面部分が部材29に接する前に、基部3
8の自由端側が部材29の基部33に形成された前記指
状部37と当接するため、基部38と枝状部39の平面
部分を部材29の面と接触させるためには、基部38の
湾曲部を屈曲させなければならない。この状態で枝状部
39の端部41は部材29の突出@34により形成され
た環状部に係合される。レバー組立体28中の部材29
と31の他の分の形状は第1図と第2図とに明示してい
るが、図かられかるように部材31の基部38端部は部
材29の基部33に形成した指状部37と係合し、部材
31は前記開口部36の中央部若しくは中央付近で部材
29を通過している。
スタータモータの通常動作時、すなわちピニオン16と
エンジンリングギヤとが歯の端面で当接せず正常に噛合
した状態では、レバー組立体28の部材29と31との
形状と相対位置とは変化しない、従って通常動作時には
レバー組立体28は剛体レバーとみなすことができ、部
材31の基部38自由端は前記金属板26の部分27の
切欠部に導入され、レバー組立体28とアーマチュア2
4とを連結している。
次に最初に第1図を用いて本スタータモータの作動を説
明する。第1図では、アーマチュア24とピニオン組立
体15とは両方とも待機位置になっている。ソレノイド
22のコイル23を励磁すると、アーマチュア24は磁
極25に吸引され、それによりレバー組立体2日を、部
材29の2つの突出片31を結ぶ線の回りに反時計方向
に旋回させる。レバー組立体28の上記動作はピニオン
組立体15に伝達され、該ピニオン組立体を軸13に沿
って待機位置から作用位置へと押動する。そして、ピニ
オン歯車16の歯がエンジンのリングギヤの歯面と妨害
されずに噛合できたとすると、アーマチュア24が磁極
25に対する作用位置に到達するのと同時にピニオン組
立体15は軸13とリングギヤとに対する作用位置に到
達する。従ってピニオン歯車16は、ソレノイド22に
付属したスイッチが閉じられて電動機14が通電される
前にリングギヤと噛合する。上記状態が第2図に示され
ている。
電動機14が作動すると軸13は回転し、従つてピニオ
ン歯車16とエンジンリングギヤが回転し、エンジンが
クランキングされる。エンジンが始動すると車両の運転
者はスタートスイッチを放し、それによって電磁コイル
23の励磁が停止され、アーマチュア24と、ピニオン
組立体15はアーマチュアのリターンスプリング(図示
せず)によってそれぞれの待機位置に復帰する。以上に
説明した動作ではレバー組立体28は剛体レバーとして
作用することが理解されよう。
しかし、ピニオン組立体15の上記作用位置に向う移動
の途中で、ピニオン歯車16の歯の端面がリングギヤの
歯の端面と当接してしまうことがある。上記の当接が起
きるとピニオン15はそれ以上作用位置方向に移動でき
なくなるが、アーマチュア24はアーマチュア作用位置
方向に移動を続ける。上記状況下では、レバー組立体2
8の部材31は第3図に示すように屈曲されることにな
る。この屈曲は主に部材31の枝状部の捩りとして生ず
るが、部材29の開口36が細長いため、上記部分に限
られるわけではない。ここで、前述のように部材31は
部材29に組付ける際予め荷重を加えて反力が発生する
ようにしてあり、しかも、その反力はアーマチュア24
を待機位置に向けて押圧する方向に働いていることに注
意しなければならない。従って、上記歯の端面同士の当
接時にアーマチュア24が移動を続けるために生ずる部
材31の屈曲は、レバー組立体の組立時に設定した前記
反力を増大させることになる。従って、上記部材31の
屈曲は、ピニオン組立体をその作用位置へ向けて押圧す
る軸方向の力を加えることとなる。アーマチュア24は
、この状態でその作用位置方向に移動を続け、前記反力
を増大させながらソレノイド22に付属したスイッチを
閉じて電動機14に通電する。そして、ピニオン歯車1
6がエンジンリングギヤに対して回転を始めると、直ち
に前記歯の端面での当接状態が解除され、ピニオン組立
体15は部材31の作用によって、エンジンのリングギ
ヤがピニオン歯車16の歯と完全に噛合する作用位置へ
と象、速に移動する。ピニオン組立体15をその作用位
置へと押動するのは、アーマチュア24が、対応するピ
ニオン組立体15が移動しないままで移動することによ
り部材31に発生し、前記歯の端面での当接状態が破れ
たときに開放される、部材31に付加された反力である
ことが理解されよう。
上述の動作において、レバー組立体28が剛体レバーと
して作用している場合、すなわち通常の動作時には、作
用上のレバー比は、レバー組立体の旋回軸からの前記金
属板26の部分27までの距離と、前記突出端34から
上記旋回軸までの距離との関係のみによって決定される
が、前記歯の端面同士が当接している状態では、レバー
組立体28の旋回軸部分に延設された開口36のために
レバー組立体28の上部有効長が増加して、大きなレバ
ー比が得られることに注目すべきである。
その結果、前記歯の端面同士が当接した状態では、ピニ
オン組立体に所定の軸方向荷重を加えるために必要とす
るソレノイドの力は、レバー組立体が剛体レバーであっ
た場合に必要な力より少なくなる。ここで、前記歯の端
面同士〇当接状態が解除された場合にピニオン歯車16
がリングギヤと迅速に噛合して、リングギヤと摺動しな
いようにするためには大きな軸方向荷重が必要とされる
ことに注意すべきである。
本発明による複合レバー28は小型であり、従来型の剛
体レバーを使用した場合に較べ、スタータモータの軸方
向長さを延長する必要がない。また、部材31を反力が
生じるような状態で部材29に取付けることから、部材
31のばね定数は小さく設定でき、それによって上記反
力が生じないように取付けた場合に較べてピニオンに加
える軸方向荷重を大きな範囲で制御でき、ソレノイドコ
イルのサイズ最適化、スタータモータ全長増加の防止が
可能となる。また、上記のように部材31が反力を生じ
ないように取付けた場合には、通常動作時に部材31が
たわまないようにするため、部材31のばね定数をはる
かに大きな値に設定する必要があることが理解されよう
上述のように本発明のレバー組立体は、前記歯の端面同
士が当接していない状態では剛体レバーとして作用する
。従って、ピニオンの往復振動動作が問題となる可能性
がある高出力ディーゼルエンジンに使用した場合でも、
ピニオンの軸方向の往復振動は、一方ではピニオン軸上
に設けたストッパで、又他方ではレバー組立体により制
限されることになる。更に、部材31が反力を生じるよ
うに取付けられていない場合の部材間の“遊び”による
往復振動も生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による内燃機関用スタータモータの一部
分の部分断面を略示し、各部材が待機位置にある状態を
示す図、第2図は、第1図の各部品が作用位置にある状
態を示し、第3図は、第1図の、ピニオンとリングギヤ
の歯の端面同士が当接した場合の各部品の状態を示す図
、第4図は、第1図から第3図までに図示したスタータ
モータの複合レバー組立体の正面図、第5図は第4図の
レバー組立体の弾性部材の正面拡大図、第6図は第5図
の部材の側面拡大図、第7図は第4図のレバー組立体の
剛性部材の正面図、第8図は第7図の8 8線に沿った断面図である。 ・・・軸、       14・・・電動機、・・・ピ
ニオン組立体、16・・・ピニオン歯車、・・・ソレノ
イド、   24・・・アーマチュア、・・・レバー組
立体、 29・・・剛性部材、・・・弾性部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電動機と、該電動機により回転駆動されると共に、
    ピニオン組立体を担持する軸と、該軸と離間して配置さ
    れ、励磁することにより、付属したアーマチュアを待機
    位置から作用位置へと移動させることのできるソレノイ
    ドと、 前記ソレノイドと前記軸との中間を通る回動軸心まわり
    に回動するように取付けられたレバー組立体とを備え、 前記レバー組立体は、前記ソレノイドの前記アーマチュ
    アと前記ピニオン組立体とを、前記アーマチュアの動作
    が前記ピニオン組立体に伝達されて該ピニオン組立体が
    前記待機位置から前記作用位置に向けて前記軸上を軸方
    向に沿って移動させるように連結しており、また、前記
    レバー組立体は、前記回動軸心まわりに回動するように
    支持された剛性部材と、該剛性部材に担持され、その一
    端が前記アーマチュアに連結された弾性部材とを備える
    と共に、該レバー組立体の前記ソレノイドから離隔した
    側の端部は前記ピニオン組立体に連結されており、 前記弾性部材は、前記アーマチュアが、前記ピニオン組
    立体の移動を伴わずに動作した場合、弾性的にねじれる
    ように形成された部分を備え、該部分は、そのねじれに
    よる反力が前記ソレノイドのアーマチュアが前記ピニオ
    ン組立体の移動を伴わずに動作した場合に増大するよう
    な向きに予めねじりを加えた状態で前記レバー組立体に
    組込まれている内燃機関用スタータモータ。 2、前記弾性部材は、前記レバー組立体の、前記ピニオ
    ン組立体側の端部近傍で前記剛性部材に取付けられ、該
    弾性部材の中央部分は前記剛性部材に設けられた開口を
    通過しており、該弾性部材の前記ねじり応力を生ずる部
    分は前記剛性部材の一方の側に、また前記アーマチュア
    に連結された該弾性部材の前記端部は前記剛性部材の他
    の側に来るようにされており、前記剛性部材に設けられ
    た前記開口は前記ねじれ反力を生じる部分のねじれ動作
    の際、前記剛性部材に対する前記弾性部材の相対移動を
    可能とするような大きさに設定されている特許請求の範
    囲第1項に記載のスタータモータ。 3、前記弾性部材は円形断面のばね鋼ワイヤから形成さ
    れている特許請求の範囲第1項又は第2項に記載のスタ
    ータモータ。 4、スタータモータのソレノイドのアーマチュアを、そ
    のスタータモータのピニオン組立体に作用上連結するレ
    バー組立体であり、 作用時に旋回可能なように支持された剛性部材と、該剛
    性部材に担持され、前記アーマチュアにその一端が連結
    された弾性部材とを備え、 前記ソレノイドから離隔した側の上記レバー組立体の一
    端は前記ピニオン組立体に連結され、前記弾性部材は、
    前記アーマチュアが前記ピニオン組立体の移動を伴わず
    に動作した場合、弾性的にねじれるように形成された部
    分を備えており、該部分は、レバー組立体を組立てる際
    に前記アーマチュアが前記ピニオン組立体の移動を伴わ
    ずに動作した場合、ねじれによる反力が増大するような
    向きに予めねじりを加えた状態で組付けてあるスタータ
    モータ用レバー組立体。 5、前記弾性部材は、前記レバー組立体の、ピニオン側
    端部近傍に取付けられ、該弾性部材の中間部で前記剛性
    部材に設けた開口部を通過するように延設され、該弾性
    部材の、前記弾性的にねじれる部分は前記剛性部材の一
    方の側にあり、前記アーマチュアに連結された端部は前
    記剛性部材の他の側にあるように配置されており、前記
    剛性部材の開口部は、前記弾性的にねじれる部分がねじ
    れ動作を行なうときに、弾性部材の一部が開口部内で前
    記剛性部材に対して相対移動可能な大きさにされている
    特許請求の範囲第4項に記載のレバー組立体。 6、前記弾性部材は円形断面のばね鋼ワイヤから形成さ
    れている特許請求の範囲第4項又は第5項に記載のレバ
    ー組立体。
JP1164063A 1988-06-28 1989-06-28 内燃機関用スタータモータ Pending JPH0299761A (ja)

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ZA894905B (en) 1990-05-30
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