JPH0643977Y2 - 電磁スイツチのラグ防振構造 - Google Patents
電磁スイツチのラグ防振構造Info
- Publication number
- JPH0643977Y2 JPH0643977Y2 JP8138688U JP8138688U JPH0643977Y2 JP H0643977 Y2 JPH0643977 Y2 JP H0643977Y2 JP 8138688 U JP8138688 U JP 8138688U JP 8138688 U JP8138688 U JP 8138688U JP H0643977 Y2 JPH0643977 Y2 JP H0643977Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- lug
- electromagnetic switch
- supported
- end portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、スタータモータに用いられる電磁スイッチの
ラグ防振構造に関するものである。
ラグ防振構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、スタータモータの中には、キースイツチのON操
作でON作動する電磁スイツチを設けているものがある。
しかるに従来の電磁スイツチは、第5図に示される如く
コイルボビン9のコイル口出部9aから突出するコイル10
の遊端部を半田等によつてラグ12に一体固着している
が、このラグ12は、コイル固着部を越えた中間部をカバ
ー体に貫通支持せしめた構造となつているにすぎない。
このためスタータモータに過酷な振動が働いたとき、ラ
グは中間の支持部を支点として両側が振れてしまい、こ
の結果、コイルのラグ固着部に繰返し曲げ応力が働いて
コイルが断線する惧れがあつて問題がある。
作でON作動する電磁スイツチを設けているものがある。
しかるに従来の電磁スイツチは、第5図に示される如く
コイルボビン9のコイル口出部9aから突出するコイル10
の遊端部を半田等によつてラグ12に一体固着している
が、このラグ12は、コイル固着部を越えた中間部をカバ
ー体に貫通支持せしめた構造となつているにすぎない。
このためスタータモータに過酷な振動が働いたとき、ラ
グは中間の支持部を支点として両側が振れてしまい、こ
の結果、コイルのラグ固着部に繰返し曲げ応力が働いて
コイルが断線する惧れがあつて問題がある。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができる電磁スイツチのラグ防振構造を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、カバー体
に貫通支持されるラグの内側部に、コイルボビンのコイ
ル口出部から突出するコイルの遊端部を一体固着すると
共に、ラグのコイル固着部を越えた内端部を、コイル口
出部に形成した凹溝に嵌合支持させたことを特徴とする
ものである。
することができる電磁スイツチのラグ防振構造を提供す
ることを目的として創案されたものであつて、カバー体
に貫通支持されるラグの内側部に、コイルボビンのコイ
ル口出部から突出するコイルの遊端部を一体固着すると
共に、ラグのコイル固着部を越えた内端部を、コイル口
出部に形成した凹溝に嵌合支持させたことを特徴とする
ものである。
そして本考案は、この構成によつて、ラグの振動を確実
に防止してコイル断線の惧れを回避するようにしたもの
である。
に防止してコイル断線の惧れを回避するようにしたもの
である。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はスタータモータであつて、該スタータ
モータ1は、モータ部2からの動力が、モータ軸2a、減
速ギア機構3、一方向回転クラツチ機構4を介して出力
軸5に動力伝動されるようになつており、一方、前記一
方向回転クラツチ機構4、出力軸5は軸芯方向移動自在
に構成され、図示しないキースイツチのON操作に基づ
き、後述する電磁スイツチ6を用いて構成されるソレノ
イド機構がON作動することによつて出力軸5が一方向回
転クラツチ4と共に矢印方向に一体移動し、これによつ
て出力軸5の先端部に設けたピニオンギア5aがエンジン
側のリングギア8に噛合してエンジンの始動を行うよう
になつていること等は何れも従来通りである。
面において、1はスタータモータであつて、該スタータ
モータ1は、モータ部2からの動力が、モータ軸2a、減
速ギア機構3、一方向回転クラツチ機構4を介して出力
軸5に動力伝動されるようになつており、一方、前記一
方向回転クラツチ機構4、出力軸5は軸芯方向移動自在
に構成され、図示しないキースイツチのON操作に基づ
き、後述する電磁スイツチ6を用いて構成されるソレノ
イド機構がON作動することによつて出力軸5が一方向回
転クラツチ4と共に矢印方向に一体移動し、これによつ
て出力軸5の先端部に設けたピニオンギア5aがエンジン
側のリングギア8に噛合してエンジンの始動を行うよう
になつていること等は何れも従来通りである。
前記電磁スイツチ6は、コイルボビン9にコイル10が巻
装されたものであり、その一側のコイル口出部9aが形成
される側にスイツチカバー11が対向するようにして設け
られている。このスイツチカバー11には板状のラグ(タ
ーミナル)12が貫通しその中間部が一体的に支持されて
いるが、ラグ12のコイルボビン9側の一半部には前記コ
イル口出部9aから突出したコイル10の遊端部が半田付け
によつて一体的に固着されている。このラグ12のコイル
固着部を越えた内端部12aは略L字形に折曲形成されて
いるが、この内端部12aは前記コイル口出部9aに形成し
た凹溝9bに嵌合し、これによつてラグ12の内端部の支持
をしている。
装されたものであり、その一側のコイル口出部9aが形成
される側にスイツチカバー11が対向するようにして設け
られている。このスイツチカバー11には板状のラグ(タ
ーミナル)12が貫通しその中間部が一体的に支持されて
いるが、ラグ12のコイルボビン9側の一半部には前記コ
イル口出部9aから突出したコイル10の遊端部が半田付け
によつて一体的に固着されている。このラグ12のコイル
固着部を越えた内端部12aは略L字形に折曲形成されて
いるが、この内端部12aは前記コイル口出部9aに形成し
た凹溝9bに嵌合し、これによつてラグ12の内端部の支持
をしている。
尚、図中、13はアース作用をするエンドプレートであ
る。
る。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、コイル
ボビン9に巻装されたコイル10の遊端部はラグ12に一体
固着されているが、このラグ12は、コイル固着部を挟ん
だ両側がスイツチカバー11とコイルボビン9の口出部9a
にそれぞれ支持された両持ち状態となつている。この結
果、スタータモータに過酷な振動が働いたとしても、ラ
グ12は、コイル固着部をあいだに挟んだ両側がスイツチ
カバー11とコイルボビン9とに支持された両持ち構造に
なつて補強安定化されているため、従来のスイツチケー
ス11のみの支持構造のように振れてしまうことが確実に
防止され、従つてコイル固着部に繰返し曲げ応力が働い
てコイル10が断線してしまう不具合を回避できることに
なる。このため電磁スイツチの信頼性が著しく向上した
スタータモータを提供できることになる。しかもこのラ
グ12のコイルボビン9側の支持は、別途支持部材を設け
ることなく、コイル口出部9aに凹溝9bを形成してここに
ラグの内端部を嵌合させるだけの極めて簡単な構成でよ
いので、部品点数が殊更増えたり、組付け作業が煩雑に
なつたりする不具合もない。
ボビン9に巻装されたコイル10の遊端部はラグ12に一体
固着されているが、このラグ12は、コイル固着部を挟ん
だ両側がスイツチカバー11とコイルボビン9の口出部9a
にそれぞれ支持された両持ち状態となつている。この結
果、スタータモータに過酷な振動が働いたとしても、ラ
グ12は、コイル固着部をあいだに挟んだ両側がスイツチ
カバー11とコイルボビン9とに支持された両持ち構造に
なつて補強安定化されているため、従来のスイツチケー
ス11のみの支持構造のように振れてしまうことが確実に
防止され、従つてコイル固着部に繰返し曲げ応力が働い
てコイル10が断線してしまう不具合を回避できることに
なる。このため電磁スイツチの信頼性が著しく向上した
スタータモータを提供できることになる。しかもこのラ
グ12のコイルボビン9側の支持は、別途支持部材を設け
ることなく、コイル口出部9aに凹溝9bを形成してここに
ラグの内端部を嵌合させるだけの極めて簡単な構成でよ
いので、部品点数が殊更増えたり、組付け作業が煩雑に
なつたりする不具合もない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、コイルの遊端部が固着されるラグは、そのコイ
ル固着部をあいだに挾んで両側がカバー体とコイルボビ
ンに支持された両持ち構造と成つて補強安定化され、従
つて過酷な振動が働いたとしても、ラグのコイル固着部
が振動してしまうことを確実に防止することができ、従
来のようにラグ振動によつてコイル固着部に繰返し曲げ
応力が働いてコイル断線の惧れを確実に回避できて信頼
性の著しい向上が計れることになる。しかもこの安定化
支持は、コイルボビン側において、コイル口出部に凹溝
を形成し、ここにラグ端部を嵌合しただけの極めて簡単
な構成で良く、この結果、構造がいたずらに複雑になつ
たり組付け作業が煩雑になつたりする不具合もないので
ある。
るから、コイルの遊端部が固着されるラグは、そのコイ
ル固着部をあいだに挾んで両側がカバー体とコイルボビ
ンに支持された両持ち構造と成つて補強安定化され、従
つて過酷な振動が働いたとしても、ラグのコイル固着部
が振動してしまうことを確実に防止することができ、従
来のようにラグ振動によつてコイル固着部に繰返し曲げ
応力が働いてコイル断線の惧れを確実に回避できて信頼
性の著しい向上が計れることになる。しかもこの安定化
支持は、コイルボビン側において、コイル口出部に凹溝
を形成し、ここにラグ端部を嵌合しただけの極めて簡単
な構成で良く、この結果、構造がいたずらに複雑になつ
たり組付け作業が煩雑になつたりする不具合もないので
ある。
図面は、本考案に係る電磁スイツチのラグ防振構造の実
施例を示したものであつて、第1図はスタータモータの
一部切欠き側面図、第2図は電磁スイツチの一部切欠き
側面図、第3図A,Bはラグ部の拡大断面正面図、側面
図、第4図は要部の分解斜視図、第5図は従来例を示す
ラグ部の拡大断面側面図である。 図中、1はスタータモータ、6は電磁スイツチ、9はコ
イルボビン、9aはコイル口出部、9bは凹溝、10はコイ
ル、11はスイツチカバー、12はラグである。
施例を示したものであつて、第1図はスタータモータの
一部切欠き側面図、第2図は電磁スイツチの一部切欠き
側面図、第3図A,Bはラグ部の拡大断面正面図、側面
図、第4図は要部の分解斜視図、第5図は従来例を示す
ラグ部の拡大断面側面図である。 図中、1はスタータモータ、6は電磁スイツチ、9はコ
イルボビン、9aはコイル口出部、9bは凹溝、10はコイ
ル、11はスイツチカバー、12はラグである。
Claims (1)
- 【請求項1】カバー体に貫通支持されるラグの内側部
に、コイルボビンのコイル口出部から突出するコイルの
遊端部を一体固着すると共に、ラグのコイル固着部を越
えた内端部を、コイル口出部に形成した凹溝に嵌合支持
させたことを特徴とする電磁スイツチのラグ防振構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8138688U JPH0643977Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 電磁スイツチのラグ防振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8138688U JPH0643977Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 電磁スイツチのラグ防振構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH023631U JPH023631U (ja) | 1990-01-11 |
JPH0643977Y2 true JPH0643977Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31306168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8138688U Expired - Lifetime JPH0643977Y2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 電磁スイツチのラグ防振構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643977Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002313205A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-25 | Denso Corp | スタータ用電磁スイッチ |
US6762663B2 (en) | 2001-04-06 | 2004-07-13 | Denso Corporation | Electromagnetic switch for starter |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0471296A (ja) * | 1990-07-11 | 1992-03-05 | Nec Corp | プリント配線基板 |
JP6082861B2 (ja) * | 2012-12-20 | 2017-02-22 | 池谷 みゆき | 電磁継電器 |
JP2016213208A (ja) * | 2016-09-20 | 2016-12-15 | 富士通コンポーネント株式会社 | 電磁継電器 |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP8138688U patent/JPH0643977Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002313205A (ja) * | 2001-04-06 | 2002-10-25 | Denso Corp | スタータ用電磁スイッチ |
US6762663B2 (en) | 2001-04-06 | 2004-07-13 | Denso Corporation | Electromagnetic switch for starter |
US7038563B2 (en) | 2001-04-06 | 2006-05-02 | Denso Corporation | Electromagnetic switch for starter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH023631U (ja) | 1990-01-11 |
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