JPH0299636A - 二層構造加工糸 - Google Patents
二層構造加工糸Info
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- JPH0299636A JPH0299636A JP25333388A JP25333388A JPH0299636A JP H0299636 A JPH0299636 A JP H0299636A JP 25333388 A JP25333388 A JP 25333388A JP 25333388 A JP25333388 A JP 25333388A JP H0299636 A JPH0299636 A JP H0299636A
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Links
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
- D02G3/22—Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
- D02G3/34—Yarns or threads having slubs, knops, spirals, loops, tufts, or other irregular or decorative effects, i.e. effect yarns
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/20—Combinations of two or more of the above-mentioned operations or devices; After-treatments for fixing crimp or curl
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、ポリエステル仮撚構造加工糸、及びその製造
方法に関するものである。更に詳しくは、ループ状やカ
ール状の屈曲形態部を有する繊維か存在している構造加
工糸に関するしのである。
方法に関するものである。更に詳しくは、ループ状やカ
ール状の屈曲形態部を有する繊維か存在している構造加
工糸に関するしのである。
[従来の技術]
従来より、合成W&維繊織物天然繊維織物に近付けるた
めに風合、外観、タッチ等のそれぞれの領域で種々の工
夫と改良が重ねられてきた。ポリエステル仮撚加工糸織
物についても例外ではない。
めに風合、外観、タッチ等のそれぞれの領域で種々の工
夫と改良が重ねられてきた。ポリエステル仮撚加工糸織
物についても例外ではない。
例えば単なる捲縮糸から出発し、側糸と芯糸を用い、そ
の間に糸長差(側糸が長い゛)や(を縮形態に差異を設
ける2層構造加工糸に到っている。
の間に糸長差(側糸が長い゛)や(を縮形態に差異を設
ける2層構造加工糸に到っている。
このような従来の2層構造加工糸は、単純な捲縮空間の
加工糸から糸長差を設けることで力学的作用空間(変形
空間)の増大と、多様化を狙ったものである。実質的に
は、側糸と芯糸に糸長差を設けると肌別れし取扱いにく
いことから、仮撚前後に流体加工を施して側糸と芯糸の
間に絡みを設けたしのである。
加工糸から糸長差を設けることで力学的作用空間(変形
空間)の増大と、多様化を狙ったものである。実質的に
は、側糸と芯糸に糸長差を設けると肌別れし取扱いにく
いことから、仮撚前後に流体加工を施して側糸と芯糸の
間に絡みを設けたしのである。
[発明が解決しようとする課題]
これら従来の2層構造糸を風合、タッチ等とその構造を
見るとき、非常に貧弱で不足の事象が多過ぎる。その1
つは流体処理を施すことで側糸と芯糸を絡ませ、実質的
な糸長差空間を減少させていることである。また糸長差
自体が、織物風合、タッチに効果的かと言えば、必ずし
もそうでない。
見るとき、非常に貧弱で不足の事象が多過ぎる。その1
つは流体処理を施すことで側糸と芯糸を絡ませ、実質的
な糸長差空間を減少させていることである。また糸長差
自体が、織物風合、タッチに効果的かと言えば、必ずし
もそうでない。
例えば、織物上では経糸と緯糸は一般に1fflI11
以下、具体的には0 、5a+mや0.2■で交錯し互
に押しつける。
以下、具体的には0 、5a+mや0.2■で交錯し互
に押しつける。
したがって単なる糸長差だけで糸条外層を取りま(状態
では経糸、緯糸の交錯によって織込まれたとき、見た目
よりもはるかにその空間を失ったものになっている。ま
た微少区間、例えば織目毎を見てみると一様性の高いも
のとなっている。本来、織物の風合、タッチ等を追求す
るならば変形空間の大きさだけでなく、変形空間の多様
性、即ち変形空間の形の多様性、空間の大きさの多様性
が図られるべきであって、また織物組織の考慮の中テ達
成されるべきものである。
では経糸、緯糸の交錯によって織込まれたとき、見た目
よりもはるかにその空間を失ったものになっている。ま
た微少区間、例えば織目毎を見てみると一様性の高いも
のとなっている。本来、織物の風合、タッチ等を追求す
るならば変形空間の大きさだけでなく、変形空間の多様
性、即ち変形空間の形の多様性、空間の大きさの多様性
が図られるべきであって、また織物組織の考慮の中テ達
成されるべきものである。
本発明は従来の構造糸とは違って、織物組織を背景に空
間の豊富さ、多様性を追求したものである。
間の豊富さ、多様性を追求したものである。
[課題を解決するための手段]
すなわち本発明は、側糸および芯糸からなるポリエステ
ル仮撚構造糸において、側糸は芯糸よりその長さが長く
て糸条の外層に主として位置し、芯糸は糸条の内部に主
として位置しており、両者は間けつ的または連続的な混
繊絡みを有しており、モして糸条表面または糸条−内に
はループあるいはカール状の屈曲形態部を有する繊維が
存在しており、そして該糸条に撚係数T。−200OL
/Mの実撚を施したときに突出係数(突出部高さ/突出
部幅)r≧05以」:、でかつ撚糸条直径の173以上
の高さを有する繊維突出部が5個/インチ以上生成する
ことを特徴とするポリエステル2層構造糸であり、そし
てその製造方法として、側糸となるポリエステル糸条を
芯糸となるポリエステル糸条に比べて糸長差が10%以
上となるように過剰供給して両糸条を合糸すると共に流
体撹乱を施すことにより、糸条表面に繊維突出部を形成
すると共に糸条に間けつ的または連続的な混繊絡みを付
与し、その後仮撚もしくは延伸同時仮撚を施すことを特
徴とするポリエステル2層構造糸の製造方法である。
ル仮撚構造糸において、側糸は芯糸よりその長さが長く
て糸条の外層に主として位置し、芯糸は糸条の内部に主
として位置しており、両者は間けつ的または連続的な混
繊絡みを有しており、モして糸条表面または糸条−内に
はループあるいはカール状の屈曲形態部を有する繊維が
存在しており、そして該糸条に撚係数T。−200OL
/Mの実撚を施したときに突出係数(突出部高さ/突出
部幅)r≧05以」:、でかつ撚糸条直径の173以上
の高さを有する繊維突出部が5個/インチ以上生成する
ことを特徴とするポリエステル2層構造糸であり、そし
てその製造方法として、側糸となるポリエステル糸条を
芯糸となるポリエステル糸条に比べて糸長差が10%以
上となるように過剰供給して両糸条を合糸すると共に流
体撹乱を施すことにより、糸条表面に繊維突出部を形成
すると共に糸条に間けつ的または連続的な混繊絡みを付
与し、その後仮撚もしくは延伸同時仮撚を施すことを特
徴とするポリエステル2層構造糸の製造方法である。
第1図は、本発明になる2層構造加工糸の側面を示す模
式図である。(1)は芯糸、(2)は側糸である。側糸
は芯糸よりも長く(糸長差を保有していて)、糸条外層
に主として位置している。そして芯糸は糸条内部に主と
して位置している。そして、側糸と芯糸は混繊絡みを間
けつ的または連続的に保有していて、側糸と芯糸は肌別
れしない状態をなしている。本発明の最大の特徴は、糸
条表面、あるいは内部に第1図に示す如<ミループ状や
カール状の屈曲形@繊維部を数多く有していることであ
る。即ち、微少区間で種々の形と大きさの変形空間を保
有していることである。そして、それらは先に述べた単
なる糸長差よりも、はるかに大きな変形空間を保有して
いることである。例えばループを例に取ると、ループ長
をループ巾で除した値(ループ長/ループ巾)は100
%をはるかに超え、300%あるいは500%にさえ達
しているものもある。これが本発明の糸条を用いた織物
に、ふくよかな風合と、自然でまろやかなタッチをもた
らすゆえんである。−言で表現すれば従来の捲縮、糸長
差に増して、織物組織内で最も効果的に作用する空間(
ループ、カール等の屈曲形態部が形成する糸軸方向の微
少空間)が様々な形と種々の大きさを数多く形成してい
ることである。
式図である。(1)は芯糸、(2)は側糸である。側糸
は芯糸よりも長く(糸長差を保有していて)、糸条外層
に主として位置している。そして芯糸は糸条内部に主と
して位置している。そして、側糸と芯糸は混繊絡みを間
けつ的または連続的に保有していて、側糸と芯糸は肌別
れしない状態をなしている。本発明の最大の特徴は、糸
条表面、あるいは内部に第1図に示す如<ミループ状や
カール状の屈曲形@繊維部を数多く有していることであ
る。即ち、微少区間で種々の形と大きさの変形空間を保
有していることである。そして、それらは先に述べた単
なる糸長差よりも、はるかに大きな変形空間を保有して
いることである。例えばループを例に取ると、ループ長
をループ巾で除した値(ループ長/ループ巾)は100
%をはるかに超え、300%あるいは500%にさえ達
しているものもある。これが本発明の糸条を用いた織物
に、ふくよかな風合と、自然でまろやかなタッチをもた
らすゆえんである。−言で表現すれば従来の捲縮、糸長
差に増して、織物組織内で最も効果的に作用する空間(
ループ、カール等の屈曲形態部が形成する糸軸方向の微
少空間)が様々な形と種々の大きさを数多く形成してい
ることである。
第2図は、本発明の糸条に実撚を施したときの側面を示
す模式図である。本発明の糸条の特徴は、糸条形態と共
に撚糸挙動そのものにある。まず前者から説明する。本
発明の糸条は実撚を施すと第2図に示す如く、大小様々
な緩み繊維を数多く、しかも高さの高い突出部を保有し
ていることである。さらに加えて突出部形状がシャープ
である。
す模式図である。本発明の糸条の特徴は、糸条形態と共
に撚糸挙動そのものにある。まず前者から説明する。本
発明の糸条は実撚を施すと第2図に示す如く、大小様々
な緩み繊維を数多く、しかも高さの高い突出部を保有し
ていることである。さらに加えて突出部形状がシャープ
である。
つまり、突出部中(f2)が小さくて、その高さ(h)
の割合が高いもの(すなわち突出係数(h/12)の高
い突出部)が多く存在していることである。これは織物
風合やタッチ等にとって非常に好都合であり、本発明が
狙いとするところである。即ち、先に述べた如く、織物
組織の狭い空間で効果的に作用する大小様々な大きさと
形状の突出部空間を保持していることである。なお織物
風合やタッチ等に具体的効果をもたらす尺度を示すなら
ば、次式に示す撚係数T。= 2000T/Mの実撚を
施したとき、突出係数r(h/12)≧0.5以上でか
つ糸条直径の173以上の高さを有する突出部が5個/
インチ、特に10個/インチ以上保有することが好まし
い。なお撚係数2000の撚を付与するための具体的撚
数と糸条繊度との関係を示せば次のようになる。
の割合が高いもの(すなわち突出係数(h/12)の高
い突出部)が多く存在していることである。これは織物
風合やタッチ等にとって非常に好都合であり、本発明が
狙いとするところである。即ち、先に述べた如く、織物
組織の狭い空間で効果的に作用する大小様々な大きさと
形状の突出部空間を保持していることである。なお織物
風合やタッチ等に具体的効果をもたらす尺度を示すなら
ば、次式に示す撚係数T。= 2000T/Mの実撚を
施したとき、突出係数r(h/12)≧0.5以上でか
つ糸条直径の173以上の高さを有する突出部が5個/
インチ、特に10個/インチ以上保有することが好まし
い。なお撚係数2000の撚を付与するための具体的撚
数と糸条繊度との関係を示せば次のようになる。
T = To (75/Dr)”
T;撚数(t/M)・・・(撚ターン数/撚糸前の糸条
長さ)Dr:糸条繊度 次に撚糸挙動について述べる。一般に撚を掛れば掛る程
、糸条はひきしまってワイヤロープ状となる。通常の2
層構造加工糸においても同様で初期には糸長差があって
側糸がソフトに糸条外層を取り巻いているが、撚レベル
が上がるに従ってワイヤローブ状となる。ここで第2図
が示す如く撚糸条表面に緩み繊維やループ繊維(すなわ
ち突出繊維)を形成するには、第1図に示すように繊維
側々が平均的な糸長差を有することでなく局部的な糸長
差を有することが大切である。本発明の糸条が、実撚を
施すと第2図に示す如く、糸条表面に緩み繊維やループ
繊維を数多くもっていることの理由は、実撚を施す府の
糸条か繊維側々で局部的に糸長差をもっているに他なら
ない。即ち、第1図が示すループやカール等は、数百%
のオーダで局部的糸長差が形成されていることにより生
ずる。また、糸条の内に抱容されていても、撚と共に糸
条表面に浮き出やすい性質をもっているし、高撚数を加
えてもなかなか消失し難い。
長さ)Dr:糸条繊度 次に撚糸挙動について述べる。一般に撚を掛れば掛る程
、糸条はひきしまってワイヤロープ状となる。通常の2
層構造加工糸においても同様で初期には糸長差があって
側糸がソフトに糸条外層を取り巻いているが、撚レベル
が上がるに従ってワイヤローブ状となる。ここで第2図
が示す如く撚糸条表面に緩み繊維やループ繊維(すなわ
ち突出繊維)を形成するには、第1図に示すように繊維
側々が平均的な糸長差を有することでなく局部的な糸長
差を有することが大切である。本発明の糸条が、実撚を
施すと第2図に示す如く、糸条表面に緩み繊維やループ
繊維を数多くもっていることの理由は、実撚を施す府の
糸条か繊維側々で局部的に糸長差をもっているに他なら
ない。即ち、第1図が示すループやカール等は、数百%
のオーダで局部的糸長差が形成されていることにより生
ずる。また、糸条の内に抱容されていても、撚と共に糸
条表面に浮き出やすい性質をもっているし、高撚数を加
えてもなかなか消失し難い。
第3図は本発明の糸条側面を示す他の例で太さ斑を何す
る繊維が存在する場合である。太さ斑を有する繊維は側
糸、芯糸の両方にあっても本発明にはさしつかえないが
、少くなくとも側糸に存在することが大切である。その
理由は、太い部分は未延伸あるいは延伸不充分な部分(
以下両者含めて、未延伸部分と呼ぶ)であって比較的強
度が低く、強度的に主たる担い手である芯糸にはそのよ
4舊 うな・強度部分は少ない方がよい。他に、太い部分はル
ープやカール状の屈曲形態部となりやすく、側糸にあっ
て撚糸時、糸条表面に浮きでて突出部を形成し易いこと
やアルカリ分解を受けて開末端(すなわち繊維が分解に
より切断され末端が形成されること)繊維を形成し易い
こと等の性質を有しており、この性質を風合、タッチ等
の効果に結び付けるためにも側糸にある方が好ましい。
る繊維が存在する場合である。太さ斑を有する繊維は側
糸、芯糸の両方にあっても本発明にはさしつかえないが
、少くなくとも側糸に存在することが大切である。その
理由は、太い部分は未延伸あるいは延伸不充分な部分(
以下両者含めて、未延伸部分と呼ぶ)であって比較的強
度が低く、強度的に主たる担い手である芯糸にはそのよ
4舊 うな・強度部分は少ない方がよい。他に、太い部分はル
ープやカール状の屈曲形態部となりやすく、側糸にあっ
て撚糸時、糸条表面に浮きでて突出部を形成し易いこと
やアルカリ分解を受けて開末端(すなわち繊維が分解に
より切断され末端が形成されること)繊維を形成し易い
こと等の性質を有しており、この性質を風合、タッチ等
の効果に結び付けるためにも側糸にある方が好ましい。
なおアルカリ分解は未延伸でかつ分子配向の小さい程大
であり、実工程では通常40%以下のアルカリ減量が用
いられることが多り、40%以下で開末端を生成するこ
とが大切である。通常太い部分はΔn≦l0QX to
−3を満足しているのが好ましい。また開末端は全ての
未延伸部に生成されている必要はなく、その1部であっ
ても良い。
であり、実工程では通常40%以下のアルカリ減量が用
いられることが多り、40%以下で開末端を生成するこ
とが大切である。通常太い部分はΔn≦l0QX to
−3を満足しているのが好ましい。また開末端は全ての
未延伸部に生成されている必要はなく、その1部であっ
ても良い。
次に本発明の製造方法について述べる。第4図は本発明
の糸条の製造装置を示す模式図である。
の糸条の製造装置を示す模式図である。
(3)、(4)はそれぞれ側糸及び芯糸の供給原糸であ
る。Ro、R2は側糸及び側糸の供給ローラ、Nは撹乱
流体ノズル(いわゆるタスランノズル、たとえばヘパラ
イン社製へマジェット#310) 、Gはガイド、Rt
は中間ローラ、I(は仮撚ヒータ、Sは仮撚ユニット、
R1はデリベリローラ、Tuは巻取機である。側糸及び
芯糸はそれぞれR65R1の供給ローラを経て撹乱流体
ノズルへ導かれ、混繊絡みと共に糸条表面にループ、カ
ール等の屈曲形態部が付与された嵩高糸となって、ガイ
ド、中間ローラへと導かれて行く。このときの糸条形態
と、先に述べたような構造糸上のループやカール等の屈
曲形@部がいかに多くあるか、あるいはそれらがいかに
大きな局部的糸長差をもっているか等とは、非常に密接
な関係があって重要である。一般に流体処理の段階でル
ープやカール等の屈曲形態部が多い程、構造糸とした後
においてもループやカール等の屈曲形態部が多くなる傾
向がある。しかし、これに増して重要なことはループや
カール等の形状である。すなわち、巾か狭く高さの高い
ループやカール、換言すればシャープな形のものから、
ループ、カール等の屈曲形状部か得られ易く、かつ局部
的な糸長差ら大きい。反対にシャープでないもの、例え
ば巾の広い屈曲形態部は以後の仮撚(延伸同時仮撚含む
)で撚られろとき、糸条外層をなめらかに取り巻き易く
、イレギュラー性が貧しいのである。巾の狭い高さの高
いもの、すなわちシャープな乙のは局所的糸長差が大で
仮撚の撚拘束からあまって熱セットを受ける。これが仮
撚後のイレギュラー性を与えるのである。イレギュラー
性を得るには、芯糸に対するオーバーフィーR,−R。
る。Ro、R2は側糸及び側糸の供給ローラ、Nは撹乱
流体ノズル(いわゆるタスランノズル、たとえばヘパラ
イン社製へマジェット#310) 、Gはガイド、Rt
は中間ローラ、I(は仮撚ヒータ、Sは仮撚ユニット、
R1はデリベリローラ、Tuは巻取機である。側糸及び
芯糸はそれぞれR65R1の供給ローラを経て撹乱流体
ノズルへ導かれ、混繊絡みと共に糸条表面にループ、カ
ール等の屈曲形態部が付与された嵩高糸となって、ガイ
ド、中間ローラへと導かれて行く。このときの糸条形態
と、先に述べたような構造糸上のループやカール等の屈
曲形@部がいかに多くあるか、あるいはそれらがいかに
大きな局部的糸長差をもっているか等とは、非常に密接
な関係があって重要である。一般に流体処理の段階でル
ープやカール等の屈曲形態部が多い程、構造糸とした後
においてもループやカール等の屈曲形態部が多くなる傾
向がある。しかし、これに増して重要なことはループや
カール等の形状である。すなわち、巾か狭く高さの高い
ループやカール、換言すればシャープな形のものから、
ループ、カール等の屈曲形状部か得られ易く、かつ局部
的な糸長差ら大きい。反対にシャープでないもの、例え
ば巾の広い屈曲形態部は以後の仮撚(延伸同時仮撚含む
)で撚られろとき、糸条外層をなめらかに取り巻き易く
、イレギュラー性が貧しいのである。巾の狭い高さの高
いもの、すなわちシャープな乙のは局所的糸長差が大で
仮撚の撚拘束からあまって熱セットを受ける。これが仮
撚後のイレギュラー性を与えるのである。イレギュラー
性を得るには、芯糸に対するオーバーフィーR,−R。
ド< Xl0Q、R,;側糸供給速度、R1
;R2 芯糸供給速度)の大なる埋火である。好ましくはオーバ
ーフィード率10%以上であり、より好ましくは20%
以上である。また用いる原糸の断面形状も大きく作用し
、丸断面よりも異形断面糸か適切である。具体的な断面
形状としては三葉以上の多葉、突起が三つ以上の形状、
さらにはU字型、7字型などが挙げられる。異形断面糸
は側糸及び芯糸の両方に用いると最も効果的であるが、
いずれか一方に用いても効果的である。また側糸と芯糸
に物性差、例えば破断伸度に差異を設けることも有効で
ある。この場合、側糸の伸度が大であることが大切であ
り特に20%以上の差異を設けることが効果的である。
;R2 芯糸供給速度)の大なる埋火である。好ましくはオーバ
ーフィード率10%以上であり、より好ましくは20%
以上である。また用いる原糸の断面形状も大きく作用し
、丸断面よりも異形断面糸か適切である。具体的な断面
形状としては三葉以上の多葉、突起が三つ以上の形状、
さらにはU字型、7字型などが挙げられる。異形断面糸
は側糸及び芯糸の両方に用いると最も効果的であるが、
いずれか一方に用いても効果的である。また側糸と芯糸
に物性差、例えば破断伸度に差異を設けることも有効で
ある。この場合、側糸の伸度が大であることが大切であ
り特に20%以上の差異を設けることが効果的である。
流体撹乱の際の流体圧としては2kl+/am”以1が
好ましい。つづいて仮撚ヒータ、仮撚ユニット、プリヘ
リローラへ導かれ、仮撚もしくは延伸同時仮撚が施され
巻き取られる。なお流体撹乱処理条件により、糸条には
連続的な混繊絡みが付与されたり間けつ的な混繊絡みか
付与されろこととなるが、本発明においてはいずれであ
ってもよい。
好ましい。つづいて仮撚ヒータ、仮撚ユニット、プリヘ
リローラへ導かれ、仮撚もしくは延伸同時仮撚が施され
巻き取られる。なお流体撹乱処理条件により、糸条には
連続的な混繊絡みが付与されたり間けつ的な混繊絡みか
付与されろこととなるが、本発明においてはいずれであ
ってもよい。
本発明において用いられる供給原糸は延伸糸から未延伸
糸があって、その組合せの中で用いられる。芯糸を延伸
糸とするとき、特に側糸にも延伸糸が用いられるとき、
第1図の如き糸条が得られる。第3図の如き糸条は芯糸
を未延伸糸条とするとき、即ち、延伸同時仮撚か施され
るとき得られる。
糸があって、その組合せの中で用いられる。芯糸を延伸
糸とするとき、特に側糸にも延伸糸が用いられるとき、
第1図の如き糸条が得られる。第3図の如き糸条は芯糸
を未延伸糸条とするとき、即ち、延伸同時仮撚か施され
るとき得られる。
本発明は糸条にループ、カール等の繊維屈曲を付与した
後に仮撚(延伸同時仮撚含む)加工を施すことを特徴と
している。この方法は欠へと長所が表裏一体化している
。具体的に示すと、糸条表面に屈曲形態部を有する繊維
を有することて、仮撚工程で毛羽(単繊維等切れ)か発
生し易いことである。特に、側糸の分子配向度が小さく
、仮撚温度(ヒータ温I)がポリエステルの結晶化温度
を超えろときに著しい。これは、撹乱流体で生成した繊
維屈曲が延伸不充分な状態で結晶化を受けてもろくなる
ためである。これも本発明の狙いとするところで本発明
においてさしつかえない。しかしながら本発明の最も好
ましいのは、結晶化温度以下の温度を用い、単繊維切れ
のない状格で仮撚する場合である。結晶化温度以下の処
理では、単繊維切れは非常に少くなくなるか、あるいは
全くなくなる。特に分子配向の高い糸条、例えばΔn≧
30X 10−’の糸条を用いろとき、それにあたる。
後に仮撚(延伸同時仮撚含む)加工を施すことを特徴と
している。この方法は欠へと長所が表裏一体化している
。具体的に示すと、糸条表面に屈曲形態部を有する繊維
を有することて、仮撚工程で毛羽(単繊維等切れ)か発
生し易いことである。特に、側糸の分子配向度が小さく
、仮撚温度(ヒータ温I)がポリエステルの結晶化温度
を超えろときに著しい。これは、撹乱流体で生成した繊
維屈曲が延伸不充分な状態で結晶化を受けてもろくなる
ためである。これも本発明の狙いとするところで本発明
においてさしつかえない。しかしながら本発明の最も好
ましいのは、結晶化温度以下の温度を用い、単繊維切れ
のない状格で仮撚する場合である。結晶化温度以下の処
理では、単繊維切れは非常に少くなくなるか、あるいは
全くなくなる。特に分子配向の高い糸条、例えばΔn≧
30X 10−’の糸条を用いろとき、それにあたる。
結晶化温度以下の温度とは180°C以下をき味してお
り、好ましくは80°C〜175°Cである。また仮撚
後の比重で示すと1J79以下であり通常は1.36Q
以上である。またこの範囲の糸条を用いた織物はその風
合、タッチが特異的である。通常の加工糸あるいは2層
構造加工糸は糸条で結晶化が図られているが、本発明の
比重1.360〜1.379の糸条は織物加工工程の熱
あるいは熱水処理によって結晶化が図られる。即ち、織
物組織になじんだ状態で結晶化が図られ織物の風合、タ
ッチの非常にしなやかなものが得られる。
り、好ましくは80°C〜175°Cである。また仮撚
後の比重で示すと1J79以下であり通常は1.36Q
以上である。またこの範囲の糸条を用いた織物はその風
合、タッチが特異的である。通常の加工糸あるいは2層
構造加工糸は糸条で結晶化が図られているが、本発明の
比重1.360〜1.379の糸条は織物加工工程の熱
あるいは熱水処理によって結晶化が図られる。即ち、織
物組織になじんだ状態で結晶化が図られ織物の風合、タ
ッチの非常にしなやかなものが得られる。
なお本発明において、実撚後突出係数が0.5以上で高
さが糸条直径の173以上の高さを有する繊維突出部が
5個/インチ以上、好ましくは10個/インチ以上存在
していることが前述したように好ましいのであるが、繊
維突出部の観測は、観測する糸条部分が物に触れない状
態で拡大投影機で糸条を回転させながら観ることにより
容易に行なうことができる。
さが糸条直径の173以上の高さを有する繊維突出部が
5個/インチ以上、好ましくは10個/インチ以上存在
していることが前述したように好ましいのであるが、繊
維突出部の観測は、観測する糸条部分が物に触れない状
態で拡大投影機で糸条を回転させながら観ることにより
容易に行なうことができる。
また本発明は、ポリエステル繊維、すなわちエチレンテ
レフタレート単位を主体とする単位より構成されたポリ
エステルに関するものであるが、一部ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル繊維が用いられていてもよ
い。
レフタレート単位を主体とする単位より構成されたポリ
エステルに関するものであるが、一部ポリブチレンテレ
フタレート等のポリエステル繊維が用いられていてもよ
い。
さらに本発明の詳細を実施例と比較例をもって説明する
。第1表は、これら結果をまとめたもので、第4図の製
造装置を用いて実施した。なお側糸及び芯糸に用いた糸
条は、いずれもポリエチレンテレフタレートフィラメン
トである。
。第1表は、これら結果をまとめたもので、第4図の製
造装置を用いて実施した。なお側糸及び芯糸に用いた糸
条は、いずれもポリエチレンテレフタレートフィラメン
トである。
比較例1
この比較例は従来の2層構造加工糸の場合である。まず
第1表に示すように破断伸度の異なる2つの未延伸糸条
を、Reから引き揃え流体処理を施し、延伸同時仮撚し
たものである。流体ノズルは間けつ的に節と腹を交互に
生成するノズル、俗にインタレスノズルと呼ばれるもの
を用いた。第1八八 図に示す条件下での撚糸を行なった後の糸条形態はワイ
ヤーローブ状でループはわずかにあるが、その高さが低
く、数が少ない。特に高さの高いループはほとんどなか
った。
第1表に示すように破断伸度の異なる2つの未延伸糸条
を、Reから引き揃え流体処理を施し、延伸同時仮撚し
たものである。流体ノズルは間けつ的に節と腹を交互に
生成するノズル、俗にインタレスノズルと呼ばれるもの
を用いた。第1八八 図に示す条件下での撚糸を行なった後の糸条形態はワイ
ヤーローブ状でループはわずかにあるが、その高さが低
く、数が少ない。特に高さの高いループはほとんどなか
った。
また、明らかに太い部分(未延伸部)を有する繊維はほ
とんどなく、後述する実施例と違って、引き揃えた糸条
が均一に延伸されている。また織物風合タッチは撚糸糸
条を手織物として25%荷性減量して調べた。糸条の変
形空間はほとんどなく、タッチは強撚によろ糸条集束し
たシャリシャリでふくらみらなかった。また減量毛羽も
発生してい襄 なかった。具体的な値に関しては第1・に示す。
とんどなく、後述する実施例と違って、引き揃えた糸条
が均一に延伸されている。また織物風合タッチは撚糸糸
条を手織物として25%荷性減量して調べた。糸条の変
形空間はほとんどなく、タッチは強撚によろ糸条集束し
たシャリシャリでふくらみらなかった。また減量毛羽も
発生してい襄 なかった。具体的な値に関しては第1・に示す。
比較例2
比較例2は比較例1と同様の方法を行なったものである
が、流体ノズルとして糸条表面にループやカール等の屈
曲形態部を生成するノズル、俗に示すように比較例1と
同様の結果であった。
が、流体ノズルとして糸条表面にループやカール等の屈
曲形態部を生成するノズル、俗に示すように比較例1と
同様の結果であった。
比較例3
比較例3は、芯糸に比べ側糸を5%過剰供給し表
た場合である。第1・に示すように、撚糸後の屈曲形態
部あるいは太い繊維は、数は少ないが一応発生していた
。織物の風合およびタッチは比較例1.2と比べ多少変
化がある(ソフト)程度であるが効果的とは言えなかっ
た。
部あるいは太い繊維は、数は少ないが一応発生していた
。織物の風合およびタッチは比較例1.2と比べ多少変
化がある(ソフト)程度であるが効果的とは言えなかっ
た。
実施例1
峯
第1・に示すように、芯糸に比べ側糸を20%過剰供給
し、糸条表面に屈曲形態部を生成仕しめた後に、延伸同
時仮撚を完したものである。撚糸後の突出部は大小様々
に入り混じって多く、織物の風合およびタッチは、ふく
よかなふくらみと丸みを帯びたタッチをしていた。
し、糸条表面に屈曲形態部を生成仕しめた後に、延伸同
時仮撚を完したものである。撚糸後の突出部は大小様々
に入り混じって多く、織物の風合およびタッチは、ふく
よかなふくらみと丸みを帯びたタッチをしていた。
実施例2
実施例1と同様であるが、側糸に流体処理(タスラン加
工)の容易な、シャープな形の突出部を生成し易い異形
糸を用いたもので過剰供給も30%を施した。撚糸後の
突出部数も多く、風合およびタッチは非常に良好であっ
た。織物中の経糸および緯糸は開末端繊維を生成してい
た。
工)の容易な、シャープな形の突出部を生成し易い異形
糸を用いたもので過剰供給も30%を施した。撚糸後の
突出部数も多く、風合およびタッチは非常に良好であっ
た。織物中の経糸および緯糸は開末端繊維を生成してい
た。
実施例3
実施例3は側糸及び芯糸に同一未延伸糸条を用いた場合
であるが、2つの糸条間に35%の供給速度差を設けた
。この場合も、実施例1.2と同様に突出部は多く、風
合およびタッチは良好であった。
であるが、2つの糸条間に35%の供給速度差を設けた
。この場合も、実施例1.2と同様に突出部は多く、風
合およびタッチは良好であった。
実施例4
芯糸に延伸糸を用いた場合で、流体処理につづいて仮撚
加工を施したものである。突出部や風合タッチは実施例
4と同様であったが、開末端繊維は発生しなかった。
加工を施したものである。突出部や風合タッチは実施例
4と同様であったが、開末端繊維は発生しなかった。
実施例6
実施例5は破断伸度の異なる未延伸糸条を流体処理し仮
撚ヒーター温度を高くして、延伸同時仮撚中に毛羽を発
生せしめたものである。突出部数ら多く、アルカリ減量
によって開末端織糸付が生じ、その風合およびタッチは
非常に良好であった。
撚ヒーター温度を高くして、延伸同時仮撚中に毛羽を発
生せしめたものである。突出部数ら多く、アルカリ減量
によって開末端織糸付が生じ、その風合およびタッチは
非常に良好であった。
以下余白
第1図は、本発明の糸条の側面を示す模式図で、図中、
1および2はそれぞれ芯糸及び側糸である。 第2図は、本発明の糸条に撚を施したときの糸条側面を
示す模式図である。図中、ρは突出部幅、hは突出部高
さである。第3図は、本発明の糸条の側面を示す模式図
の他側である。図中太い部分2が存在している。第4図
は、本発明の製造装置を示す模式図である。図中、3.
4はそれぞれ側糸及び芯糸、Ro、R,はそれぞれ側糸
及び芯糸の供給ローラ、Nは流体撹乱ノズル、Gはガイ
ド、R1は中間ローラ、Hは仮撚ヒーター Sは仮撚ユ
ニット、R4はデリベリローラ、Tuは捲取機を示す。 特許出願人 株式会社 り ラ し
1および2はそれぞれ芯糸及び側糸である。 第2図は、本発明の糸条に撚を施したときの糸条側面を
示す模式図である。図中、ρは突出部幅、hは突出部高
さである。第3図は、本発明の糸条の側面を示す模式図
の他側である。図中太い部分2が存在している。第4図
は、本発明の製造装置を示す模式図である。図中、3.
4はそれぞれ側糸及び芯糸、Ro、R,はそれぞれ側糸
及び芯糸の供給ローラ、Nは流体撹乱ノズル、Gはガイ
ド、R1は中間ローラ、Hは仮撚ヒーター Sは仮撚ユ
ニット、R4はデリベリローラ、Tuは捲取機を示す。 特許出願人 株式会社 り ラ し
Claims (8)
- (1)側糸および芯糸からなるポリエステル仮撚構造糸
において、側糸は芯糸よりその長さが長くて糸条の外層
に主として位置し、芯糸は糸条の内部に主として位置し
ており、両者は間けつ的または連続的な混繊絡みを有し
ており、そして糸条表面または糸条内にはループあるい
はカール状の屈曲形態部を有する繊維が存在しており、
そして該糸条に撚係数T_o=2000t/Mの実撚を
施したときに突出係数(突出部高さ/突出部幅)r≧0
.5以上でかつ撚糸条直径の1/3以上の高さを有する
繊維突出部が5個/インチ以上生成することを特徴とす
るポリエステル二層構造糸。 - (2)少くなくとも、側糸を構成する繊維は、太さの大
なる未延伸部を有し、アルカリ減量40%処理において
、少くなくともその1部は開末端繊維となる請求項1に
記載のポリエステル二層構造加工糸。 - (3)少なくとも側糸が異形断面繊維で構成されている
請求項1に記載のポリエステル二層構造加工糸。 - (4)構成繊維の平均比重が1.360〜1.379で
ある請求項1に記載のポリエステル二層構造加工糸。 - (5)側糸となるポリエステル糸条を芯糸となるポリエ
ステル糸条に比べて糸長差が10%以上となるように過
剰供給して両糸条を合糸すると共に流体撹乱を施すこと
により、糸条表面に繊維突出部を形成すると共に糸条に
間けつ的または連続的な混繊絡みを付与し、その後仮撚
もしくは延伸同時仮撚を施すことを特徴とするポリエス
テル二層構造糸の製造方法。 - (6)側糸となる糸条の破断伸度が芯糸となる糸条のそ
れよりも20%以上高い請求項5に記載の二層構造加工
糸の製造方法。 - (7)側糸および芯糸の少なくとも一方が異形断面繊維
からなる請求項5に記載の二層構造加工糸の製造方法。 - (8)仮撚セット温度(ヒータ温度)を180℃以下に
して仮撚もしくは延伸同時仮撚を施す請求項5に記載の
二層構造加工糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25333388A JPH0299636A (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 二層構造加工糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25333388A JPH0299636A (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 二層構造加工糸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0299636A true JPH0299636A (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=17249854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25333388A Pending JPH0299636A (ja) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | 二層構造加工糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0299636A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110438610A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-12 | 江苏德力化纤有限公司 | 一种螺旋形聚酯纤维的制备方法及螺旋形聚酯纤维 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5468426A (en) * | 1977-11-09 | 1979-06-01 | Toray Industries | Production of combined filament yarn |
JPS56128329A (en) * | 1980-03-07 | 1981-10-07 | Teijin Kakoshi Kk | Special processed yarn and method |
JPS5725432A (en) * | 1980-07-21 | 1982-02-10 | Teijin Ltd | Two layered structural yarn having improved comb like appearance |
-
1988
- 1988-10-06 JP JP25333388A patent/JPH0299636A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5468426A (en) * | 1977-11-09 | 1979-06-01 | Toray Industries | Production of combined filament yarn |
JPS56128329A (en) * | 1980-03-07 | 1981-10-07 | Teijin Kakoshi Kk | Special processed yarn and method |
JPS5725432A (en) * | 1980-07-21 | 1982-02-10 | Teijin Ltd | Two layered structural yarn having improved comb like appearance |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110438610A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-12 | 江苏德力化纤有限公司 | 一种螺旋形聚酯纤维的制备方法及螺旋形聚酯纤维 |
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