JPH0298536A - 耐圧耐熱容器及びその製造方法 - Google Patents

耐圧耐熱容器及びその製造方法

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JPH0298536A
JPH0298536A JP63242384A JP24238488A JPH0298536A JP H0298536 A JPH0298536 A JP H0298536A JP 63242384 A JP63242384 A JP 63242384A JP 24238488 A JP24238488 A JP 24238488A JP H0298536 A JPH0298536 A JP H0298536A
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通 鈴木
Suketo Watanabe
祐登 渡辺
Koji Sato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、たとえば炭酸飲料等の内圧か加わる耐圧製の
容器に関し、特に内容物の加熱殺菌時の耐圧耐熱性を高
めた耐圧耐熱容器及びその製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、炭酸飲料等の内圧か加わる容器としては、たとえ
ば第2図および第3図に示すようなものがある。すなわ
ち、15は容器全体を示しており、概略内部中空の容器
本体1と容器本体1の底面に被着されるベースカップ1
1とから成っている。
容器本体1は内圧が加わるために、耐圧性を高めるべく
底面か球殻状に丸められており、ベースカップ11によ
って容器15の立て置きを可能としている。この容器本
体1は、第4図に示すような熱可塑性樹脂より成る有底
筒状のパリソン12を予備成形しておき、このパリソン
12を二軸延伸ブロー成形することにより、樹脂材料に
結晶配向を生じさせ、容器本体1の耐圧性を向上させる
と共に、ヒートセットすることにより耐熱性を確保して
いた。
ところで、このような容器本体1への内容物の充填作業
は、容器本体1内に80〜95°Cに加熱された内容物
を熱間充填し密封した後、窒素等のガス充填を行う方法
や容器本体1内に内容物を充填した後口頚部3にキャッ
ピングして密封し、その後容器本体1に熱湯を上から流
して内容物の加熱殺菌処理を行なう方法がある。後者の
ような場合には、炭酸飲料等の加熱殺菌処理については
洗上65℃で10分以上行なうことが義務付けられてお
り、容器本体1は耐熱性と、加熱時の内圧に耐え得るよ
うに耐圧性が要求されていた。
(発明が解決しようとする課題) しかし斯かる従来技術にあっては、容器本体1を二軸延
伸ブロー成形することにより、樹脂材料が延伸され、強
度および耐熱性が与えられるが、容器本体1の底面の中
央付近は、パリソン12を射出成形した際のはり等が存
在し、ブロー成形時に十分延伸されず、延伸による結晶
配向の効果か小さい、そのため強度が弱くなりがちで落
下等の衝撃によって破損するおそれがある。また加熱殺
菌時の熱によって容器本体1の底面中央付近が軟化して
しまい、底中央部2が部分的に突出してしまい商品価値
が無くなってしまうという問題かあった。第7図には樹
脂のヤング率が延伸状態と未延伸状態で温度によって変
化する状態が示されており、未延伸部分では、65℃付
近で強度か急激に低下することがわかる。65°C付近
は法規制の温度でもあり、容器本体1の底面中央付近の
強化が要請されている。
そこで従来技術として第5図に示すようにパリソン12
の底中央部2を予め部分的に延伸後加熱して熱結晶化さ
せておき、ブロー成形後の容器本体1の底面中央付近を
強化するものも桿案されている(特開昭60−1484
41号公報参照)。しかし単にパリソン12をブロー成
形すると、容器本体1の底中央部2は、第6図に示すよ
うにパリソン12の底中央部2の結晶化領域αと延伸領
域βとの境界部において肉厚が連続的に薄くなり、境界
部に十分延伸されない低延伸領域γが存在することにな
る。そのため加熱殺菌時に低延伸領域が膨んでしまうお
それがあり、依然として耐圧、耐熱性に限界があった。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、温度による加
熱殺菌に耐え得る耐圧耐熱容器およびその製造方法を掛
供することにある。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明は、 「(1)二軸延伸ブロー成形によって内部中空に構成さ
れる樹脂製の耐圧耐熱容器において、少なくとも前記容
器の容器本体1の底中央部2および口頚部3に、25〜
50%熱結晶化させた熱結晶化部を設けるとともに、該
熱結晶化部以外の領域のうち、下底円弧部4から上肩部
6にいたる肩部10、胴部8および底部9を結晶化度1
0〜40%に延伸配向結晶化させてなる耐圧耐熱容器。
(2)底中央部2が段差dを介して、下底円弧部4に接
続されている特許請求の範囲第1項記載の耐圧耐熱容器
(3)有底筒状のパリソンを形成し、該パリソンの底中
央部2および口頚部3を、25〜50%熱結晶化させ、
その後パリソンの熱結晶化部以外の領域を全て高延伸倍
率によって、下底円弧部4から上肩部6にいたる肩部1
0、胴部8および底部9を結晶化度10〜40%にブロ
ー延伸して、容器本体1を形成することを特徴とする耐
圧耐熱容器の製造方法、」 である。
(作 用) 上記耐圧耐熱容器にあっては、容器本体の底中央部およ
び口頚部を熱結晶化された領域とし、下底円弧部4から
上底円弧部5に到る底部9および上肩部6から下層部7
に到る肩部10を高延伸結晶化された領域としたので、
耐熱性、耐圧性に優れ、加熱殺菌時の高温雰囲気下にお
いて高い内圧が加わっても容器本体底部の形状は保持さ
れる。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。第2
図は本発明の耐圧耐熱容器の一実施例を示している6図
において、15は容器全体を示しており、この容器15
は内部中空に構成された容器本体1と、この容器本体1
の底面に被着されるベースカップ11とから構成されて
いる。
第1図1走容器本体を示す。
容器本体1はポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂製で、
円筒状の胴部8と、胴部8上方に連続して成形される肩
部10および口頚部3と、胴部8下端に連続して設けら
れ下方に向って球殻状に突出する底面とから構成されて
いる。
上記容器本体1の底面は、その中央部が熱によって部分
的に結晶化されて熱結晶化部2となっている。
また、口頚部3も熱結晶化されていて、強度、耐熱性を
高めである。すなわち、口頚部3は厚内の円筒状で、そ
の下端面の外側縁に胴部8から連続して高延伸された肩
部10の上端縁が結合されている。
熱結晶化部2および3は延伸されない無配向の結晶状態
で、強度が高く、安定した形態を保持する。通常材料は
約100℃〜140℃位で結晶化して球晶を生じ乳白色
を呈する。
そして熱結晶化部2.3以外の領域が全て高延伸倍率に
よって薄肉に延伸された高延伸結晶化領域となっており
、下底円弧部4から上肩部6にいたる肩部10、胴部8
および底部9の全ての領域で結晶化度10〜40%に高
延伸結晶化されている。
高延伸結晶化領域においては、材料の延伸作用によって
材料内部に結晶配向が生じ、強度が大きく形状保持性も
優れている。この高延伸結晶化領域を上記のごとき結晶
化度にするには、通常70℃〜140℃、好ましくは9
0〜110℃に加熱した状態で、かつ、高い延伸倍率で
延伸することにより結晶配向を生じさせればよい。
なお、高延伸された容器にヒートセットを施こすことに
より、さらに結晶化度が高くなり、耐熱性がより向上す
る。
本実施例にあっては第8図に示すごとく底中央部2の厚
さtlが3.5[+u+]、下底円弧部4の厚さt2が
0.35[ff1m]程度となっている。そして下底円
弧部4は胴部8に連続しており、その厚みは胴部8より
若干厚く形成されている。
上記底中央部2と下底円弧部4の境界部においては、下
底円弧部4は底中央部2の側端面から延びており、結合
位置は底中央部2の厚さ方向の外端位置となっている。
したがって、底中央部2は容器本体1の底部内周面側に
、底中央部2の厚さ分だけ突出することになり、底中央
部2と下底円弧部4の境界部にきつい段差dが形成され
ている。
このことは、口頚部3と上肩部6との境界部においても
同様であり、きつい段差が形成されている。
ベースカップ11は、概略有底円筒状で、周壁の径が略
容器本体1の胴部8の外径と同一になりている。
そして底壁には容器本体1の底面に接着固定される環状
の台座部が設けられている。
一方、ベースカップの周壁の上端部は容器本体1の胴部
8の下縁に係止されており、周壁の上端部には、ベース
カップと容器本体底部との間に形成される空間に熱湯の
流通を許容する通口部が周方向に複数設けられている。
つぎに上記耐圧耐熱容器の製造方法について第9図乃至
第12図に基づいて説明する。
まず、第9図に示すような延伸成形用パリソン12を予
備成形する。パリソン12は上記容器本体1を二軸延伸
ブロー成形するために予備的に成形される素材であり、
主として容器本体1の胴部8と成るべき筒状部13と、
容器本体1の底中央部2と成るべき底壁部14と、筒状
部13上端に連なる口頚部3とから成る有底円筒状部材
により構成されている。
パリソン12の製造は、たとえば第10図に示すように
射出成形により製造される。すなわち、20は成形型で
あり、型閉めした成形型2oのキャビティ21内に、ゲ
ート22を介して図示しない射出ノズルから溶融樹脂を
注入し、冷却硬化後型開きして成形品12を取出す。
つぎに、第11図に示すようにパリソン12の底壁部1
4および口頚部3を加熱処理して熱結晶化し、熱結晶化
領域Gl、G2を形成する。口頚部3に設けた熱結晶化
領域G2は口頚部3全体に及び、底壁部14に設ける熱
結晶化fJJtMG1も底壁部14の中心部に形成され
ている。そしてこの結晶化領域Gl、G2はそれぞれ全
厚さにわたって加熱処理しである。その結晶化度は25
〜50%である。
次に上記したパリソン12を用いて容器本体1をブロー
成形する成形工程について第12図(イ)及び(ロ)に
基づいて説明する0図において、30はブロー成形用の
金型であり、この金型3゜は概略容器本体1の胴部8を
成形する割型31と、容器本体底中央部2を成形する底
型32と、容器の口頚部3を成形するネック型33がら
成ってぃる。一方34は、パリソン12をその軸線X方
向に延伸するための延伸棒であり、図示しない駆動源に
よって金型30に装着されたパリソン12内にその日廖
部3側から出没自在に挿入される。そして、この延伸棒
34とパリソン12の内面との空間に圧縮空気等の流体
が通る流体通路35か設けられている。
上記装置においてブロー成形は次のようにして行なわれ
る。まず延伸温度70〜140[’C]、好ましくは9
0〜110[°C]に加熱されたパリソン12を、第1
2図(イ)に示すように延伸棒35を伸ばして軸方向に
延伸させる。この状態では主としてパリソン12の筒状
部13が軸方向に延伸される。さらに第12図(ロ)に
示すように延伸棒34の流体通路35を通って圧縮空気
が高圧下で吹込まれてパリソン12の筒状部13が半径
方向外方に膨らんで金型30内面に密着する。
一方、底壁部14もその中心点の近傍から薄肉化されな
がら半径方向外方に拡がり、その外面が底型32内面に
密着する。
この状態ではパリソン12の筒状部13は主として周方
向に延伸される。また底壁部14は、その熱結晶化領域
G1の部分は温度によって殆んど変化せず、熱結晶化領
域G1に連続する非晶質の部分が延伸される。また口頚
部3の熱結晶化領域も延伸されず、熱結晶化領域G2に
連なる非晶質部分が延伸される。こうしてパリソン12
の熱結晶化領域Gl、G2以外の非晶質の部分、本実施
例では主として筒状部13が加熱延伸されて十分な結晶
配向が生じ、容器本体1の胴部8、肩部10および底部
9を形成し、この部分が高延伸結晶化されることになる
延伸ブロー成形に際して、割型31及び底型32を約5
0〜160℃に加熱しておくと、成形された容器はヒー
トセットされ、さらに耐熱性の優れた容器が得られる。
第11図(イ)乃至(ハ)には、ブロー成形におけるパ
リソン底壁部14の延伸状態を示している。すなわち圧
縮空気のガス圧によって熱結晶化領域G1に隣接する非
晶質の部分が延伸されてぃき、非晶質部分が熱結晶化領
域G1の縁に沿って外方に流動して熱結晶化領域G1の
縁に段差dが生じ、非晶質の部分全て高延伸倍率でもっ
て延伸されて薄肉となる。而して容器本体1の底中央部
2において、熱結晶化領域G1はブロー成形前のパリソ
ン12の底壁部14の形状のまま残存し、底中央部2の
熱結晶化部となる。そして底中央部2の熱結晶化部以外
の部分は容器本体1の胴部8と略均−に高延伸され高延
伸底部9となる。
一方、パリソン12の口頚部3下端と筒状部13との境
界部も、ブロー成形時のブロー圧力によって筒状部13
の非晶質部分が熱結晶化領域G2の縁に沿って外方に流
動し、熱結晶化領域G2の縁に段差が生じて容器本体1
の口頚部3と連なる肩部10は高延伸されて十分な結晶
配向が生じる。
このようにブロー成形することにより、熱結晶化された
底中央部2に隣接する下底円弧部4から上底円弧部5に
到る底部9は、結晶化度10〜30%に延伸結晶化され
る。
また、熱結晶化された口頚部3に隣接する上肩部6から
下層部7に到る肩部10も、結晶化度10〜30%に延
伸結晶化される。
そして、上底円弧部5から下層部7に到る胴部8は、結
晶化度15〜40%に延伸結晶化され、きわめて耐圧耐
熱性のすぐれた容器が得られる。
なお、熱結晶化度および延伸結晶化度を測定するには、
その部分の密度を測定して換算すればよい。
但し、Dは密度(測定値) 容器本体1の成形が完了すると、容器本体1の底面に第
3図の如くベースカップ11を被着し、台座部において
接着固定して容器が完成する。
つぎにこのようにして成形された容器に、炭酸飲料等を
充填して内容物を加熱殺菌する場合について説明する。
内容物の加熱殺菌は、容器内に内容物を充填してキャッ
ピングした後、熱湯を容器上部から流すことにより行な
う0本実施例では容器の上部において75℃の熱湯を流
す、熱湯は容器本体1の胴部8の外周面を伝って下方に
流れ、容器本体1の壁面を通じて内容物を加熱殺菌する
一方、胴部8下端まで流れた熱湯はベースカップ11に
形成した通口部からベースカップ11の内側に侵入し、
容器本体底面の球面状の外周面を伝って下方に流れる。
この底面において熱湯は65°C程度となる。一方、加
熱によって容器本体1内部のガス圧が高まり、容器本体
1は高温、高圧下にさらされるが、容器本体1の底面は
十分結晶配向された高延伸部9と加熱によって結晶化さ
れた結晶化部2とからのみ構成されているので、高温の
熱湯を流しても軟化するおそれはなく、耐熱性および耐
圧性は高まって温度による制約は低減される。因みに、
このように結晶化した場合の耐熱温度は80〜95[’
C]−耐圧性は、8〜10kg/−程度となる。したが
って、より高温での殺菌が可能となり、使用範囲を拡大
することができる。
(発明の効果) 本発明は以上の構成および作用から成るもので、延伸ブ
ロー成形時に十分延伸されない容器底中央部と口頚部を
、延伸することなく熱結晶化させて熱結晶化部とし、こ
の熱結晶化部以外の部分を全てあらかじめ70℃〜14
0℃に加熱したのち、高延伸倍率によって延伸させて、
胴部を結晶化率15〜40%に、また、底中央部に隣接
する下底円弧部や、口頚部に隣接する上肩部などの結晶
化の困難な部位を10〜30%結晶化させて、結晶化し
ていない領域を無くしたので、耐熱、耐圧性を著るしく
高めることができ、殺菌温度の高い種々の内容物の容器
として用いることが可能となって汎用性の窩い耐圧耐熱
容器を実現することができる。また本発明の容器の製造
方法によれば、容器の製造を極めて簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る耐圧耐熱容器からベー
スカップを取り除いた容器本体を示す、第2図は、耐圧
耐熱容器の全体構成を示す一部破断正面図、第3図は第
2図の容器のベースカップ付近の一部破断拡大正面図、
第4図は第1図の容器本体成形用のパリソンの縦断面図
、第5図は第4図のパリソンを加熱結晶化処理をした例
を示す縦断面図、第6図は第5図のパリソンを従来法で
ある低延伸ブローで処理した後の容器底部の状態の拡大
断面図である。 第7図は樹脂の未延伸部と延伸部の強度の温度依存性を
示すグラフ、第8図は第1図の容器底部の一部破断拡大
正面図、第9図は第1図の容器本体を形成するために予
備成形されたパリソンを示しており、加熱結晶化処理後
のパリソンの一部破断正面図、第10図はパリソンを射
出成形する状態を示す要部縦断面図である。 第11図(イ)乃至(ハ)はブロー成形時のパリソン底
壁部の延伸状態を示す拡大断面図であり、第12図(イ
)および(ロ)は第9図のパリソンを用いて容器本体を
ブロー成形する状態を示すブロー成形型の概略縦断面図
である。 1・・・容器本体、2・・・底中央部、3・・・口頚部
、4・・・下底円弧部、5・・・上底円弧部、6・・・
上肩部、7・・・下層部、8・・・胴部、9・・・底部
、10・・・肩部、11・・・ベースカップ、12・・
・パリソン、13・・・筒状部、14・・・底壁部、1
5・・・容器全体、20・・・成形型、21・・・キャ
ビティ、22・・・ゲート、30・・・金型、31・・
・割型、32・・・底型、33・・・ネック型、34・
・・延伸棒、35・・・流体通路、Gl、G2・・・熱
結晶化領域。 手続補正書(方式) 平成1年1月13日 特許庁長官  吉 1)文 毅  殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第242384号 2、発明の名称 耐圧耐熱容器及びその製造方法3、補
正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都千代田区内幸゛町1丁目3番1号名称 東
洋製罐株式会社 代表者 高崎芳部 4、代理人〒107(電話582−7211)住所 東
京都港区赤坂4丁目13番5号昭和63年12月20日 6、補正の対象 7゜補正の内容 (1)御指摘のあった図面(第2・3・9・及び12図
)を別紙の通り、十分に濃厚な黒色で鮮明に描いたもの
に補正する。内容に変更はありません。 以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二軸延伸ブロー成形によって内部中空に構成され
    る樹脂製の耐圧耐熱容器において、少なくとも前記容器
    の容器本体1の底中央部2および口頚部3に、25〜5
    0%熱結晶化させた熱結晶化部を設けるとともに、該熱
    結晶化部以外の領域のうち、下底円弧部4から上肩部6
    にいたる肩部10、胴部8および底部9を結晶化度10
    〜40%に延伸配向結晶化させてなる耐圧耐熱容器。
  2. (2)底中央部2が段差dを介して、下底円弧部4に接
    続されている特許請求の範囲第1項記載の耐圧耐熱容器
  3. (3)有底筒状のパリソンを形成し、該パリソンの底中
    央部2および口頚部3を、25〜50%熱結晶化させ、
    その後パリソンの熱結晶化部以外の領域を全て高延伸倍
    率によって、下底円弧部4から上肩部6にいたる肩部1
    0、胴部8および底部9を結晶化度10〜40%にブロ
    ー延伸して、容器本体1を形成することを特徴とする耐
    圧耐熱容器の製造方法。
JP63242384A 1988-09-29 1988-09-29 耐圧耐熱容器及びその製造方法 Granted JPH0298536A (ja)

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