JPH0297503A - 可視光線硬化剤組成物及びその組成物を使用したガラス繊維強化樹脂の製造方法 - Google Patents

可視光線硬化剤組成物及びその組成物を使用したガラス繊維強化樹脂の製造方法

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JPH0297503A
JPH0297503A JP24589188A JP24589188A JPH0297503A JP H0297503 A JPH0297503 A JP H0297503A JP 24589188 A JP24589188 A JP 24589188A JP 24589188 A JP24589188 A JP 24589188A JP H0297503 A JPH0297503 A JP H0297503A
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peroxide
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JP24589188A
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Yoshihiro Tomura
吉裕 戸村
Shigeki Tomono
伴野 茂樹
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Nippon Oil and Fats Co Ltd
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
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    • C08K5/151Heterocyclic compounds having oxygen in the ring having one oxygen atom in the ring
    • C08K5/1545Six-membered rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/17Amines; Quaternary ammonium compounds

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」−の利用分野) 本発明は、特定の可視光線硬化剤組成物及びその組成物
を使用したガラスm維強化樹脂の製造方法→こ関するも
ので、特に硬化速度が速く、シかも硬化した厚さ1〜1
0mmの注型板及びガラス繊維強化樹脂(以下FRPと
いう)の表面と裏面の硬度差が少なく、かつ完全硬化が
可能なものである。
〈従来の技術) ラジカル重合可能なモノマーは、光硬化剤を添加して紫
外線(以下UVという)又は可視光線をIK工射するこ
とによって硬化させ得ることが知られている。特に、表
面塗装やインキとして使用されるt’I l112成形
の硬化には、UVを使用する方法が周知である。
しかしながら、1mm以上の厚膜成形成いはFRPの場
合は、樹脂やカラスH&雄に光が吸収されるために、成
形品の内部まで充分に硬化させることができないのでU
V硬化は適当でない。
このような1mm以上の厚膜やFRPを光硬化するため
に、可視光線を利用することが知られている。
dr視光線による硬化システムは、以下に示すように種
々報告されている。
例えば特公昭60−15656号公報においては、光硬
化剤とし−て、ヘンゾイルオキシムカーポネートエステ
ルの誘導体と光還元性染料、例えばニオシンと第3級ア
ミンの組み合せが記載されている。
一方、特公昭54−10986号公報、特公1157−
59246号公報、特公昭60−8241号公報などに
おいてはα−ジケトンと第3級アミンとの組み合せによ
る硬化が記載されている。
また、アシルホスフィンオキサイドを光硬化剤として使
用する発明が特公昭EiO−8047号公報に記載され
ているし、ペルオキシドを併用した方法も知られている
。えば、特公昭57−202304号公報においては、
光硬化剤としてベンゾフェノン、ベンジルとしてし一ブ
チルペルオキシベンゾエートペルオキシドとしてメチル
エチルケトンペルオキンFAいはシクロヘキサノンペル
オキシドを併用している。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、−1コ記した従来の方法には、それぞれ次に述
べる問題点があった。
l!すち、ヘンゾイルオキシムカーポネートエステル話
導体と光還元性染料と第3級アミンとを組み合せた硬化
剤の場合、硬化時間が20分以1−と長く、硬化した樹
脂の硬度が低いし、特に光照射した裏面の硬度が低い。
また、α−ジケトンと第3級アミンとの組み合せたもの
や、アシルホスフィンオキサイドを使用したもの、また
光硬化剤とペルオキシドを併用した場合も同じく、上台
転化率が低いためにFRPにはj必用が困難である。
このように、公知のof視光線硬化剤においては、硬化
速度が速く、1〜10mmという厚膜の硬化が可能であ
りかつ硬化による成形物の物性、特に硬度が高く全体に
均一で1表面と表面の硬度差が少ないという特性を兼ね
備えているものは知られていない。
また、公知の可視光線硬化剤としては、ポリエステル樹
脂或いはエポキシアクリレート樹脂のFRP成形への使
用においても、硬化成形物の表面と裏面とに硬度差があ
るので実用面で適さない。
本発明の目的は、1〜10mm程度の厚膜やFRPの可
視光線による硬化において硬化速度が速く、かつ硬化樹
脂の硬化度が高く、しかも表面と裏面との硬化度の差が
少ない硬化成形物が得られる極めて実用的価値の高い可
視光線硬化剤組成物を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、フルオレッセン系光還元性染料が0.016
〜lt量部、トリベンジルアミンが0.1〜5東量部、
並びにケトンベルオキシド、ハイドロペルオキシド、ジ
アシルベルオキシト、ペルオキシエステル、ペルオキシ
ジカーボネート及びペルオキシモノカーボネートからな
る群から選ばれる1種或いは2種以上のペルオキシド0
.2〜51植部からなる可視光V;A硬化剤組成物に関
するものである。
本発明において、硬化速度が速く、しかも1〜10mm
の厚膜やFRPでも硬化できる可視光線硬化剤について
種々検討した結果、光開始剤及び増感剤に1−記のよう
な特定のペルオキシドを組み合せると目的を達成できる
ことが判明した。
さらに、L記した特定のペルオキシドは、1み合せる光
開始剤、増感剤の種類によって各々選択性があることを
見いだし、本発明の’jTf視光線硬化剤組成物を完成
させた。
次に、上記した本発明の各M1成物について詳細に説I
JIする。
まず、フルオレッセン系光還元性染料は、具体的にはF
記の構造(r)を有する化合物であり、置換基R+−R
+oの種類によって次の4つの群からなる化合物である
第1群;R1,R2がBr、 ReがCOONa又はG
OCIIl、 Ih。
R9がNO2又はBr、 RhoがONa又はOH,R
s〜RaがHである化合物。
第2Ji;R+、R2,R3,R9が1.R4がCOO
Na又1よC00)1. RhoがONa又はOH,R
s〜RaがHである化合物。
第3群; R1,R2,R:l、R9がI 、 Rho
がONa又はOH,RAがCOONa又はC0OH,R
5〜R8がON’ある化合物。
第4群; R1,R2,R3,R5,R)、 R9の中
の1つ以上がBr、 CI、1などの/Sロゲンであり
、R4がCOONa又はC0OH,RhoがONa又は
OHである化合物。
」二記した各化合物の内、さらに具体的な化合物として
1例えば ff11群の化合物としてエオシン、 第2群の化合物としてエリスロシン。
第3群の化合物としてローズベンガル、第4群の化合物
としてジブロモフルオレッセンなどを掲げることができ
る。
上記したフルオレッセン余光ぶ元性染料の組成物中の楕
加伝は0.016〜1重量部であり、好ましくは0.1
2〜0.5重量部である。
上記した添加量が0.016重量部未満では硬化速度が
遅く、硬化した樹脂の表面がベタつく、また、添加量が
1重量部より多いと、クエンチングが生じるために硬化
速度がd〈なり、しかも経済的に不利である。
次に、トリベンジルアミンの組成物中の添加量は0.1
〜5重ψ部であり、fl?ましイは0.5〜3重は部で
ある。
上記した添加量が0.1重量部未満だと硬化速度が遅く
硬化した樹脂の表面がべたつく、また、添加jt¥が5
重積部より多くても硬化速度及び硬化度が大きくならな
いので、経済的に不利である。
上記のように第3級アミン中、トリベンジルアミンを駆
足した理由は、他の第3級アミン例えばトリエチルアミ
ンなどでは、硬化速度が遅く硬化度も低いからである。
また、ペルオキシドの種類は、 メチルエチルケトンベルオキシド、シクロヘキサノンペ
ルオキシドなどのケトンベルオキシド、t−ブチルヒド
ロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、t−ヘキ
シルペルオキシドなどのハイドロペルオキシド、 ヘンソイルペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイル
ペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、トルイルペル
オキシドなどのジアシルペルオキシド。
t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、t
−ブチルペルオキシビバレート、t−プチルペルオキシ
ベンゾエート、ジ(t−ブチルペルオキシ)イソフタレ
ートなどのペルオキシエステル t−プチルペルオキシイソプロビルカーポネート、t−
ブチルペルオキシ−2−エチルへキシルカーボネート、
ジエチレングリコールビス(1−ブチルペルオキシカー
ボネート)などのペルオキシモノカーボネート 並びに、シミリスチルペルオキシジカーボネート、ジー
2−エチルへキシルペルオキシジカーボネート、ビス(
4−t−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネ
ートなどのペルオキシジカーボネート からなる群から選ばれるものである。
上記したペルオキシドは、光還元性染料とトリベンジル
アミンにより光増感分解し、ラジカルを発生する。しか
し、上記以外のペルオキシドについては光増感分解しな
い。
上記したペルオキシドの組成物中の添加量は0.2〜5
重量部であり、添加量が0.2重量部より少ないと硬化
度が低くなる。また、添加量が5重量部を越えてもそれ
ほど硬化速度及び硬化度は変らないので経済的に不利で
ある。
上記したペルオキシドは、1種又は2種以上のMlみ合
せで用いられる。
従って、本発明の可視光線硬化剤組成物は、1〜10m
mの厚膜成形やFRP成形においても硬化速度が速く、
硬化樹脂の硬化度が高く、シかも表面と裏面との硬化度
の差が少ない硬化成形物が得られる。
また、本発明は、フルオレッセン系光還元性染料が0.
016〜1重量部、トリベンジルアミンが0.1〜5重
量部、並びにペルオキシモノカーボネート、10時間半
減期温度が70℃以上のペルオキシエステル或いはジア
シルペルオキシドからなる群から選ばれる1種或いは2
!!以上のペルオキシドが0.2〜5重量部からなる可
視光線硬化剤組成物を硬化剤として使用することを特徴
とする不飽和ポリエステル樹脂又はエポキシアクリレー
ト樹脂とガラス繊維とからなるフィラメントワインディ
ング法によるガラス繊維強化樹脂の製造方法に関するも
のである。
上記したペルオキシドの種類によっては、木発す1のT
ij視光視光化硬化剤組成物ノマー或いは樹脂に添加し
た場合のポットライフが短い0例えば、ケトンベルオキ
シド、ハイドロペルオキシド、ペルオキシジカーボネー
ト、10時間半減期温度が70℃未満のペルオキシエス
テル或いはジアシルペルオキシドを添加した可視光線硬
化剤組成物のポットライフは0.5〜3時間である。
しかしながら、上記のように、ペルオキシモノカーボネ
ート、10時間半減期温度が70°C以上のペルオキシ
エステル或いはジアシルペルオキシドを用いた場合のポ
ットライフは6〜100時間である。
もっとも、ポットライフの短いことは必ずしも不利であ
るとはいえない0例えば、スプレーアップ法でFRPを
成形する場合には、硬化剤と樹脂とは別々のタンクに貯
蔵されるために、ポットライフは長い必要はない。
長いポットライフは、フィラメントワインディングや引
き抜き成形のように、硬化剤と樹脂を予め混合したもの
を用いる場合に有利である。
従って、上記したベルオキド、即ちベルオキシモノカー
ポネー)、10時間半減期温度が70℃以にのペルオキ
シエステル或いはジアシルベルオキシトは、ポットライ
フが長いために、フィラメントワインディングや引き抜
き成形に用いる可視光線硬化剤M1成物の成分として適
している。
本発明の可視光線硬化剤組成物で硬化可能なモノマー或
いは樹脂は、一般的に用いられているラツカル重合性モ
ノマー或いは樹脂である。
例えば、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、
フマル酸エステル、スチレン、酢酸ビニル、不飽和ポリ
エステル、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステ
ル(メタ)アクリレートウレタン(メタ)アクリレート
などがある。
これらモノマー或いは樹脂は、単独或いは数種類を混合
したものを使用することができる。
〈発明の効果〉 本発明の可視光線硬化剤組成物は、硬化速度が速く、そ
れにより硬化した厚さ1〜10mmの注型板及びFRP
は、表裏の硬度差が少なくかつ硬度が高い点で従来にな
い特性を有する。
また、フィラメントワインディングや引き抜き成形のよ
うな長いポットライフを必要とする場合にもスプレーア
ップ法のように長いボ・シトライフを必要としない場合
にも、ペルオキシドの種類を本発明の処方により変更す
るだけで対応でき、しかも、成形品は上記の特性を保有
できるものである。
〈実施例〉 実施例1.2 オルソフタルM1モル、フマル酸1モル及びプロピレン
グリコール2モルを縮合させた平均分子量2700の不
飽和ポリエステル65重量部と、スチレンモノマー35
重量部とからなる不飽和ポリエステル樹脂/スチレンモ
ノマー100fii部に、後述の可視光線硬化剤組成物
を混合し、可視光線による硬化速度、重合転化率(硬化
度)を光示差走査熱量計(光DSC:PD150、セイ
コー電子製)を用いて゛測定した。
測定力法は、一定温度(25°C)下で、波間が436
nm、光強度が52mw/cm7の可視光線を照射し1
重合反応に伴う発熱を測定して硬化速度を求めた。
また、別に全重合熱量を示差走査熱量計(DSC:DS
C200、セイコー電子製)で測定しこれと対比させて
重合転化率を求めた。
試料は前述の樹脂/モノマーに第1表の光還元性染料0
.1336重量部、トリベンジルアミン1.5重硅部、
ベンゾイルペルオキシド1重量部からなる可視光線硬化
剤組成物を添加したものとした。
第1表に得られた硬化速度及び重合転化率を示す・ 第1表 硬化速度はIgiりの発熱速度で示す。
実施例3〜9及び比較例1.2 実施例1で使用した樹脂/モノで−1()0重量部に、
ローズベンガル0.1336重量部とトリヘンシルアミ
ン1.5重量部及び下記の第2表に示した各ペルオキシ
ド140重量部とを添加して実施例1.2と同様にして
硬化速度と重合転化率を求めた。
ただし、 バーブチルZ;t−ブチルペルオキシベンゾエート パーブチルIF、ジ(L−ブチルペルオキシ)インフタ
レート、 パークミルド;クメンヒドロペルオキシド、パーロイル
TCP、ビス−(4−t−ブチルシクロヘキシル)ベル
オコシジカーポネート、バーロイルL;ラウロイルペル
オキシド、パーブチル0it−プチルペルオコシー2−
エチルヘキサネート、 パーブチル■;t−プチルペルオキシイソプロピルカー
ポネート、 パーへキサ3M、1.1−ビス(t−ブチルペルオキシ
)3.3,5−トリメチル ノクロへ午サン バークミルD;ジクミルペルオキシド (以卜すへて11本油脂■製)である。
第1表及び第2表に示した実施例1〜9及び比較例1.
2の結果から、可視光線硬化剤組成物に用いることので
きるペルオキシドの種類が、明らかに限定される。
即ち、比較例1のパーへキサ3Mは、ペルオキシケター
ル類の一つであるが、増感分解を受けなかったために、
実施例1〜9と比較して極めて低い重合転化率と硬化速
度となっている。
第1表及び第2表より、硬化剤組成物におけるペルオキ
シドは、酸素−酸素結合に隣接してカルポニルノ、(が
存在するか、又はヒドロペルオキシ基を持つものが有効
である。
即ち、実施例1〜9のペルオキシドは、上記条件を満た
しているのに対して、ベルオキシケクール及びジアルキ
ルペルオキシド(パークミルD)は、カルボニル れも持っていない。
第2表 実施例1O 実施例1で使用したものと同じ樹脂/モノマー100重
量部にローズベンガル0.1336重砥部とトリベンジ
ルアミン1 、5ffEll及びベンゾイルペルオキシ
ド0.5重に部とt−プチルベルオキンヘンゾエート0
.5重賃部とを添加して実施例1と同様にして硬化速度
と重合転化率を求めた。
その結果、 4070gw/minの硬化速度、及び67%の重合転
化率 を得た。
この結果は、実施例1〜9に示されたものと同等の硬化
速度及び重合転化率であることを示している。
比較例3〜10 実施例1で使用した樹脂/モノマーに、第3表に示した
光硬化側組成を添加して、硬化速度と重合転化率を実施
例1と同様に求めた。
第3 表 ただし 表中の斂字は各成分の重量部を示す。
ただし4 )−記した第3表に記載した略りはドに小才
化合物である。
CQ;カンファーキノン RBG 、ローズベンガル。
以 PDO,l−フェニル−1,2−プロパン−2−(o−
工トキシカルボニル)オキシム。
TDA、)リベンジルアミン DMEA、ジメチルエチルアミン、 NEM、N−エチルモルフォリン。
TEA、)リエチルアミン、 UN、ウラニン、 APS、2,4.6−ドリエチルベンゾイルジフエニル
ホスフインオキシト、 BPO,ヘンシイルベルオキシド 各々の樹脂/モノマー100重1よ部に対する添加T、
 j、i、部数と、結果(硬化速度、張合転化率)を第
3表に示す。
第2表の実施例1〜9と、第3表の比較例3〜10とを
比較する。
実施例1〜9は、比較例3よりも硬化速度は遅いが、重
合転化率において5〜30%も上回ることが分かった。
また、比較例4と比較すると1重合転化率はは”ぼ同じ
であるが、硬化速度が100倍近〈実施例1〜9の方が
速い。
さらに、比較例5〜8と実施例1〜9を比較すると、重
合転化率或いは硬化速度の一方か両方について、実施例
1〜9の方が優れている。
また、比較例9は硬化速度及び重合転化率の両刀が、本
発明のものより明らかに低いが、ウラニンは本発明に使
用される光還元性染料の構造には含まれていない。
また、トリベンジルアミンμ外の第3級アミンでは、前
記のように、比較例10のトリエチルアミンでは硬化速
度も遅く2重合転化率も低い。
−ヒ記したように、可視光線硬化番とおl、%て、従来
いこととを同時に満たすものはないが、本発明の可視光
線硬化剤M1成物は、この両者を同時に満足するもので
ある。
実施例11−16及び比較例11.12実施例!で使用
した樹脂/モノマーに、下記の第4表に示した光硬化側
組成物を添加して、下記に示す方υ;において、硬化時
間とパーコール硬度を求めた。
評価方法を次に示す。
光硬化剤の添加された各樹脂組成物7.0グラムを直P
f:5.0cm、高;ff1.5cmのガラスのシャー
レに入れ、6本の200Wの昼光色蛍光灯の直下7.0
cm(照度が約20000ルツクス)において硬化させ
た。
その際、f1%電対を樹脂の中心に入れて硬化9.熱曲
線を測定することにより硬化時間を求めた。
さらに、硬化した翌日に硬化物の照射光に対する表と害
の硬度を7へ−コール硬度計934−1型で測定した。
その結果を第4表に示す。
ただし 飼1 4 表 TBPBはt−ブチルペルオキシベンゾエートである。
第4人の比較例11は光コ元性染料の砧が少ない場合、
比較例12はトリベンジルアミンの丑が少ない場合を示
したが、いずれも実施例11〜16と比較して硬化時間
が長く、硬度が低く、硬化した樹脂の表面及び裏面がべ
たついていた。
それに対して、本発明の範囲内においてu(視光線硬化
剤MiI&物の各成分を変化させた実施例11〜16の
場合は、硬化時間が短く、硬化した樹脂の硬度が高く、
硬化した樹脂の表面及び裏面はべたついていなかった。
比較例13〜15 実施例1で使用した樹脂/モノマーに、tjS5表に示
した光硬化側組成物を添加して、」−記した実施例11
−16及び比較例11.12の際と同し測定方法で、硬
化時間とパーコール硬度を求め、結果を第5表に示した
第4表と第5表を比較すると、やはり実施例11〜16
は、いずれの場合も比較例13〜15に対して硬化速度
が速く、硬化した樹脂の表面及び裏面の硬度がともに高
かった。
第 表 実施例17〜19及び比較例16〜18イン系、エポキ
シアクリレート系、ビスフェノール系の各樹脂において
1本発明の光硬化側組成物(ローズベンガルを0.03
34爪計部、トリベンジルアミンを3重量部、ベンゾイ
ルペルオキシドを0.5重積部)を使用した場合と、従
来の光硬化剤!1戒物(エオシンを0.0334重量部
、トリベンジルアミンを3重量部、PDOをo、oi重
−陽部)を使用した場合とを、上記した実施例11〜1
6及び比較例11.12の際と同じ測定方法で、硬化時
間とパーコール硬度を求めることで比較し、結果を第6
表に示した。
第6 表 実施例20 実施例1で使用した樹脂/モノマー及びIIr視光&l
a硬化剤組成物を添加したものを、実施例16と同様の
方法でサンプルを測り取り、実施例16で使用した光硬
化装置で光を2分間照射しゲル化させた。
その後120℃の恒温槽にサンプルを20分間入れて熱
で硬化させた。
その結果得られた硬化樹脂は1表面及び裏面とも硬度が
43度であった。
本発明のu(視光線硬化側組成物は、熱硬化剤であるペ
ルオキシドを含んでいるので、光と熱の両刃で硬化する
能力を持っている。
実施例21〜23.比較例19〜21 実施例1で使用した樹脂/モノマー及び可視光線硬化剤
組成物をフィラメントワインディング成形に応用した。
直径5 c mのマンドレルにガラスtattnをパラ
レルに巻いてパイプを作った。フィラメントワインディ
ング(以下とFW略称)の条件は、巻き付は速度がlO
m/min、テン9.フ1.5kgピッチ4mmとした
。使用したロービングガラスは、PA535 (日東紡
績■製)で、FW中のガラス含有率は70%である。
実施例21〜23の光硬化側組成物は、実施例1で使用
した樹脂/モノマー100重賃部に対してローズベンガ
ルを0.133重(uL  )リヘンジルアミンを1.
5重量部、ベンゾイルペルオキシドを(10時間半減期
=74℃)1重量部である。
また、比較例19〜21における熱硬化系は、メチルエ
チルケトンベルオキシド1.O!Ti′雀部、6%ナフ
テン酸コバルト0.3重量部である。
成形したFRPパイプは、光硬化系の場合20Wの昼光
色蛍光灯8本をパイプと同心炎上に並べた可視光線照射
装置に置いて硬化した。その際の蛍光灯からパイプの表
面までの距離は7cm、照度は約20000ルツクスで
あった。
熱硬化系の場合は、約30℃の恒温槽中で硬化した。硬
化の状態は指触により観察し、べたつきが無くなるまで
の時間を硬化時間として、各々可視光線照射装置酸いは
恒温槽から取り出し、111後に残存スチレン礒を測定
した。
得られた結果を第7表に示した。
なお、硬化時間は光硬化系は約15分、熱硬化系は厚さ
によるが60〜90分必要であった。
第7表の実施例21〜23において、FWの厚さを2.
6mmから7.8mmまで変化させても光で充分硬化さ
せることができることがわかる。
また、実施例21〜23は、8硬化系(比較例19〜2
1)と比較して、同等具Fの硬化度であることが残存ス
チレン驕かられかる。
さらに、加熱硬化系よりも硬化時間が短い。
第  7 表 手続補正書帽発) 本成イlスチレン!−の測定は山間らの方V、による。
山間ら :め路上業大学研究報告 30A、101頁 1977年 平成1年8月24日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フルオレッセン系光還元性染料が0.016〜1
    重量部、トリベンジルアミンが0.1〜5重量部、並び
    にケトンベルオキシド、ハイドロペルオキシド、ジアシ
    ルペルオキシド、ペルオキシエステル、ペルオキシジカ
    ーボネート及びペルオキシモノカーボネートからなる群
    から選ばれる1種或いは2種以上のペルオキシドが0.
    2〜5重量部からなる可視光線硬化剤組成物。
  2. (2)フルオレッセン系光還元性染料が0.016〜1
    重量部、トリベンジルアミンが0.1〜5重量部、並び
    にペルオキシモノカーボネート、10時間半減期温度が
    70℃以上のペルオキシエステル或いはジアシルペルオ
    キシドからなる群から選ばれる1種或いは2種以上のペ
    ルオキシドが0.2〜5重量部からなる可視光線硬化剤
    組成物を硬化剤として使用することを特徴とする不飽和
    ポリエステル樹脂又はエポキシアクリレート樹脂とガラ
    ス繊維とからなるガラス繊維強化樹脂の製造方法。
JP24589188A 1988-10-01 1988-10-01 可視光線硬化剤組成物及びその組成物を使用したガラス繊維強化樹脂の製造方法 Pending JPH0297503A (ja)

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