JPH0296931A

JPH0296931A - 光学ヘッド用アクチュエータ

Info

Publication number: JPH0296931A
Application number: JP24945488A
Authority: JP
Inventors: Mikiyuki Ootsuka; 幹之大塚; Hiroyuki Matsumoto; 弘之松本
Original assignee: NHK Spring Co Ltd
Current assignee: NHK Spring Co Ltd
Priority date: 1988-10-03
Filing date: 1988-10-03
Publication date: 1990-04-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］〈産業上の利用分野〉本発明は１、光学ヘッドに於ける対物レンズをフォーカ
シング及びトラッキング両方向に磁気駆動するための光
学ヘッド用アクチュエータに関する。

〈従来の技術〉近年、情報の書き換え可能な光磁気ディスクが開発され
ており、その光デイスクドライブには、光学ヘッドの対
物レンズをフォーカシング及びトラッキング両方向に駆
動するためのアクチユエータが用いられている。一般に
、このアクチュエータの駆動手段としては、対物レンズ
を支持する保持体に上記両方向駆動用にそれぞれのコイ
ルを設け、各駆動コイルと、それぞれに対応する永久磁
石及びヨークからなる固定磁気ユニットとの間の磁気作
用により、保持体を両方向に駆動するようにしている。

ところで、光磁気ディスクへの記録及び消去には、光磁
気ディスクの記録面に垂直方向の磁界をかけるため、ア
クチュエータの固定磁気ユニツ１−からの漏れ磁束によ
る影響を極力を避ける必要がある。そこで、例えば特開
昭６３−４４４５月公報に開示されているように、磁性
体からなる磁気シールドカバーによりアクブーユエータ
全１本を覆うなどしている。このような光学ヘッド用ア
クチュエータに於ては、磁気シールドカバーが大型化し
て、車間が増大するため、高速アクセス化が困難である
という問題がある。

〈発明が解決しようとする課題〉このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な［１
的は、光磁気ディスクに対する漏れ磁束の影響を極力無
くすと共に、高速アクセス化が可能な光学ヘッド用アク
ヂュエータを提供することにおる。

［発明の構成］〈課題を解決するための手段〉このような目的は、本発明によれば、光学ヘッドに於け
るλｊ物レンズを支持する保持体と、前記対物レンズを
フォーカシング及び１〜ラッキンク両方向に変位させる
向きに前記保持体を駆動する手段とを有する光学ヘッド
用アクヂュエータに於て、前記駆動手段が、前記両方向
のいずれか一方に駆動力を発生、するべく前記保持体に
設りられだ＝１イルと、前記コイルに磁束を供給するべ
く前記コイルを挾むように互いに対峙する一対の磁（板
面を形成する固定ヨークとを有し、前記固定ヨークの開
放端同士が、磁性体ににり互いに磁気的に橋絡されてい
ることを特徴とする光学ヘッド用アクチュエータを提供
することにより達成される。

〈作用〉このようにすれば、固定ヨークの開放端同士の両者間に
生じる漏れ磁束が磁性体内を通るため、固定ヨークから
の漏れ磁束を極力無くすことができる。

〈実施例〉以下に添付の図面を参照して本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明する。

第１図は本発明に基づく光学ヘッド用アクヂュ工−タの
構成を示す。概ね仮払をなすベース部材１上の中央部に
は、後記するヨーク３の一部として機能するガイド軸２
が立設されている。ガイド軸２の下端には、０字状のヨ
ーク３が左右両側に延出した後に上方に延出するように
設けられ、該ヨーク３の互いに対向する内側面部には、
一対の永久磁石４．５が固着されている。

また、ベース部材１の長手方向についての一方の端部側
には、ガイド軸２を中心とする扇形をなす固定ヨーク６
か設りられている。ヨーク６（ま、概ね左右方向に延在
する円弧状の満７を有することにより、その側面形状が
０字状をなす。１ｂ〜７のガイド軸２側を向く内面部に
は、該溝７と概ね補完的な形状を有する一対の永久磁石
８．９がＨいに側方に隣接して固着されている。ベース
部材１に於りるガイド軸２を挾んでヨーク６と相反する
側の端部には、約４５度の角度をもって外側に傾けられ
た鏡面１０ａを有する鎖部材１０が固着されている。

ヨーク３には、ガイド軸２回りの外周部を囲繞するよう
に例えばシリコンゴムからなる中立位置保持体１１が取
付けられている。中立位置保持体１１の長手方向両端部
には、ガイド軸２に対して互いに対称をなしてそれぞれ
外方に向けて延出する各一対の、帯状ばね体２１が一体
的に形成されており、各帯状ばね休２１の遊端部に形成
された拡頭部２８には係合孔２２が設けられている。

第２図は第１図に示す光学ヘッド用アクヂュエータを組
立てた状態の要部を破断して示す側断面図であり、第１
図及び第２図に示されるように、ガイド軸２が、保持体
１２の中央部に上下方向に量適して形成された軸受孔１
４に挿通されることにＪ、す、保持体１２が、ガイドｊ
１１ｉ　２の１割線回りに回動自在にかつ軸線方向にス
ライド自在に支持される。保持体１２の中央下部には、
軸受孔１４と同軸をなす円筒部１３が上方に向けて突設
されており、円筒部１３の下端面１３ａには、環状に巻
回されたフォーカシング用駆動コイル１５がガイド軸２
を囲繞するように重合されている。このフォーカシング
用駆動コイル１５の内周面とガイド軸２との間には、所
定のギャップが郭成されている。

保持体１２の長手方向の一方の端部、即らヨーク６側の
端部には、軸受孔１／ｌの軸線に平行し、かつ概ね扇形
断面形状を有する通孔２０が形成されている。また、軸
受孔１４と同心の円弧面をなすように形成された保持体
１２の後端面には、保持体１２の軸線方向回りを環状に
巻回されたトラッキング用駆動コイル１Ｂが貼るされて
いる。

保持体１２の長手方向の他端部、即ち鏡部材１０の側の
端部には、対物レンズ１６を支持するための円筒形をな
す支持部２３が設けられている。

尚、対物レンズ１６は、凸レンズを、円筒形状をなす枠
部と共に透明な合成樹脂により一体成形してなるもので
ある。支持部２３は、対物レンズ１６の枠部と同一径を
なす円筒体からなり、対物レンズ１６の枠部の端部を、
支持部２３の上面に、接着剤により同軸的に固着して、
両者を一体化しである。尚、保持体１２は、その質量を
小ざくすることにより、その固有撮動を可及的に高める
べく、例えばカーボンファイバなどで強化されたコンポ
ジット材からなる。

ところで、保持体１２の両側面には、各帯状ばね休２１
の係合孔２２と係合する各一対の突片１２ａが、軸受孔
１４に対して互いに対称をなすように一体的に形成され
ている。尚、突片１２ａは、係合孔２２に挿通すること
により扱は止めされるように、突出方向に丁字形状をな
している。

この光学ヘッド用アクヂュエータに於ては、第２図に示
すように、保持体１２の軸受孔１４にガイド軸２を挿通
し、保持体１２を各帯状ばね休２１により中立位置に支
持した状態で、ヨーク６の開放端である前部６ａ及びそ
の前部６ａに対峙する後部６ｂの各端面３０．３１が、
保持体１２の上面から若干突出する。これら両端面３０
．３１には、第３図に示されるように両端面３０．３１
を覆うように、かつ両端部３０，３１の各両側縁よりも
外方に張り出すように形成された薄板状の磁気シールド
プレート２９が固着されている。なお、この磁気シール
ドプレート２９は、例えば厚さ０．３＃１１の・３．０
％けい素鋼板により形成されている。

以下に本実施例の作動要領を説明する。

第１図に良く示すように、コアとしてのガイド軸２とフ
ォーカシング用永久磁石４．５との間の磁気ギＶツブ内
に形成される磁束が、フォーカシング用駆動コイル１５
を貫通していることから、該駆動コイル１５に供給され
る電流の向き及び強さを適宜調節することにより、保持
体１２をガイド軸２の軸線方向（）Ａ−カシング方向）
に駆動制御することができる。

一方、１〜ラツキング用の永久磁石８．９が、互いに相
反する磁極が隣接するように設けられており、即ら第２
図に示すように、永久磁石９の磁極面３２と、その磁極
面３２に対峙する前部６ａの対向磁極面３３との間には
、例えば図の破線の矢印により示すように磁束が通り、
トラッキング用駆動コイル１８の一辺を貫通するように
されている。なお、他方の永久磁石８については、磁束
の向きが相反するだけなので、その説明を省略する。

従って、Ｉ・ラッキング用駆動コイル１８の対向する２
辺に対して、互いに相反する方向に磁束が貫通している
ため、トラッキング用駆動コイル１８に電流を流した際
には、相反する方向の各磁束に対応する部１分には互い
に相反する方向に電流が流れるため、トラッキング用駆
動コイル１８に供給される電流の向き及び強さを適宜調
節することにより、保持体１２を軸線回り（トラッキン
グ方向）の両方向に効率良く駆動制御することかでσ″
る。。

ところで、ヨーク６には、ぞの後部６ｂの端部３１から
上方の空間を介して前部６ａの端部３０に達する漏れ磁
束が、第２図の想像線により示すように生じるが、前記
したように両端面３０．３１に亘って磁気シールドプレ
ート２９が設けられているため、その磁気シールドプレ
ート２９内を漏れ磁束が通り、上方にある図示されない
光磁気ディスクの記録面に対して漏れ磁束による悪影響
を極力無くすことができる。また本実施例に於（）る磁
気シールドプレート２９は、第３図に良く示されている
ように、前部６ａの両側縁及び後部６ｂの両側縁よりも
それぞれ外側に張り出すように幅広く形成されており、
永久磁石８．９及びヨーク６の側方に生じる漏れ磁束を
も抑制することができる。

なお、磁気シールドプレート２９を３．０％けい素鋼に
より形成したが、磁性体の材料を限るものではなく、本
発明に必っては、磁気シールドプレー１へ２９を種々の
磁性体により形成することかでき、例えば飽和磁束密度
の高い磁性体を用いることにより、磁気シールドプレー
ト２９の厚さをよりＪリフできる。この場合には、アク
チュエータの軽量化の向上により、更に高速アクセス化
が可能となる。

［発明の効果］このように本発明によれば、固定ヨークの開放端同士を
磁性体により磁気的に１ｎ絡することにより、アクチュ
エータ全体を磁気シールドカバーにより覆うことなく、
漏れ磁束を抑制することができ、しかもアクチュエータ
の軽量化による高速アクセス化が可能となり、その効果
は極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に基づく光学ヘッド用アクチュエータ
の構成を示す分解斜視図である。第２図は１、第１図に示す光学ヘッド用アクチュエータ
を組立てた要部を示す側断面図である。第３図は、第２図の矢印■線について見た要部平面図で
ある。１・・・ベース部材　　　２・・・ガイド軸３・・・ヨ
ーク　　　　　４．５・・・永久磁石６・・・ヨーク　
　　　　６ａ・・・前部６ｂ・・・後部　　　　　８．
９・・・永久磁石１０・・・鏡部材　　　　１０ａ・・
・鏡面１１・・・中立位圃保持休１２・・・保持体１２
ａ・・・突片　　　　１３・・・円筒部１３ａ・・・下
端面　　　１４・・・軸受孔１５・・・フォーカシング
用駆動コイル１６・・・対物レンズ１８・・・トラッキング用駆動コイル２０・・・通孔　　　　　２１・・・帯状ばね体２２・
・・係合孔　　　　２３・・・支持部２８・・・拡頭部２９・・・磁気シールドプレート３０．３１・・・端面　　３２．３３・・・磁極面第１
図第２図 ■ 第３図

Claims

【特許請求の範囲】光学ヘッドに於ける対物レンズを支持する保持体と、前
記対物レンズをフォーカシング及びトラッキング両方向
に変位させる向きに前記保持体を駆動する手段とを有す
る光学ヘッド用アクチュエータに於て、前記駆動手段が、前記両方向のいずれか一方に駆動力を
発生するべく前記保持体に設けられたコイルと、前記コ
イルに磁束を供給するべく前記コイルを挾むように互い
に対峙する一対の磁極面を形成する固定ヨークとを有し
、前記固定ヨークの開放端同士が、磁性体により互いに磁
気的に橋絡されていることを特徴とする光学ヘッド用ア
クチュエータ。