JPS6275413A - 光学系駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は光学系駆動装置に係り、特に支持軸に対して回
動自在であり且つ前記支持軸の軸線方向に摺動自在に支
持され、前記支持軸の近傍に光学系を有する光学系保持
体と、この光学系保持体の外周部に設けられたトラッキ
ング用コイルと、このトラッキング用コイルに磁界を形
成する磁気回路とを有する光学系駆動装置に関する。

［従来技術］ 以下、従来の光学系駆動装置について図面を用いて説明
する。なお、ここでは光学系駆動装置として対物レンズ
駆動装置について述べる。

第４図は従来の対物レンズ駆動装置の展開斜視図である
。

第４図において、３は対物レンズ保持体で、支持軸ｌの
軸心の近傍に対物レンズ２及びバランスを保つための重
り１１を有し、後述するヨーク７及び永久磁石６が挿入
される空孔が設けられている。また外周部には対物レン
ズ２の光軸と垂直方向にフォーカス用コイル４が巻かれ
、このフォーカス用コイル４上には矩形のトラッキング
用コイル８が固着される。対物レンズ保持体３は軸受１
９を介して支持軸１に挿入される。この時、対物レンズ
保持体３は支持軸ｌについて回動可能でかつ軸線方向に
摺動可能である。基台５には支持軸１が嵌合され、また
この支持軸ｌに挿入された対物レンズ保持体３の外周部
に巻回されたフォーカス用コイル４に対向するように永
久磁石６．ヨーク７を対物レンズ保持体３の外周部及び
内周部の近傍に固着しフォーカス駆動用の磁気回路を構
成する。さらにトラッキング用コイル８に対向するよう
に永久磁石９．ヨーク１０を対物レンズ保持体の外周部
の近傍に固着しトラッキング駆動用の磁気回路を構成す
る。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記構成の光学系駆動装置においては、フォーカス駆動
用の磁気回路では、ヨーク７及び永久磁石６が対物レン
ズ保持体３の外周部及び内周部の近傍に設けられ対向磁
極を構成するために、フォーカス用コイル４を横切る磁
束は永久磁石６より出る磁束に対しロスが少ない長所を
持っている。

しかしながら、トラッキング駆動用の磁気回路では、対
物レンズ保持体３の構造上対向磁極となるヨークを内周
部近傍に設けることができないためにトラッキング用コ
イル８を横切る磁束は不足しがちであり、充分な駆動力
が得られない問題点を持っていた。

本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり
、充分なトラッキング駆動力の得られる光学系駆動装置
を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 上記の問題点は、少なくとも支持軸に対して回動自在に
支持され、前記支持軸の近傍に光学系を有する光学系保
持体と、この光学系保持体の外周部に設けられたトラッ
キング用コイルと、このトラッキング用コイルに磁界を
形成する磁気回路とを有する光学系保持体δにおいて、
前記トラッキング用コイルの一部が前記光学系保持体の
外周部と空隙を持つように前記トラッキング用コイルを
前記光学系保持体に固着し、前記空隙に磁性部材を挿入
したことを特徴とする本発明の光学系駆動装置によって
解法される。

［作用］ 本発明の光学系駆動装置は上記の空隙に挿入した磁性部
材が対向磁極となり磁気回路を構成するので、磁性部材
を挿入しない場合と比べてトラッキング用コイルにかか
る磁界の磁束密度を高めることができ、電磁力を強くシ
トラッキング駆動力を高めることができる。

［実施例］ 以下１本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。

なお１本発明の光学系駆動装置として対物レンズ駆動装
置について説明する。

第１図は本発明の対物レンズ駆動装置の一実施例の展開
斜視図である。３は対物レンズ保持体で、支持軸１の軸
心の近傍に対物レンズ２及びバランスを保つための重り
１１を有し、後述するヨーク１４が挿入される空孔が設
けられている。また外周部には対物レンズ２の光軸と垂
直方向にフォーカス用コイル４が巻かれ、このフォーカ
ス用コイル４上には矩形又は略楕円形のコイルをコの字
形に成形した形状のトラッキング用コイル１２の一部の
巻線方向が前記対物レンズ２の光軸と平行になり且つ前
記対物レンズ保持体３の外周部と空隙を持つように前記
対物レンズ保持体３に固着される。対物レンズ保持体３
は軸受１９を介して支持軸ｌに挿入され、この時対物レ
ンズ保持体３は支持軸１について回動可１おでかつ軸線
方向に摺動可能である。

基台５には支持軸ｌが嵌合され、またこの支持軸１に挿
入された対物レンズ保持体３の外周部に巻回されたフォ
ーカス用コイル４に対向するように永久磁石１３．ヨー
ク１４を対物レンズ保持体の外周部及びヨーク１４を内
周部の近傍に固着しフォーカス駆動用の磁気回路を構成
する。さらにトラッキング用コイル１２に対向するよう
に永久磁石１５．ヨーク１６を対物レンズ保持体３の外
周部の近傍に固若し、またトラッキング用コイル１２と
対物レンズ保持体３との間の空隙にヨーク１７を挿入し
、このヨーク１７の一方をヨーク１６の切り欠き部に固
着し磁気回路を構成する。ヨーク１７の空隙への挿入部
分は対物レンズ保持体３の外周部の回転半径と略同−の
曲率半径を有する。

第２図は上記トラッキング用コイル１２の拡大斜視図で
ある。図中Ａ方向は対物レンズ２の光軸方向とモ行な８
線方向である。

次に」二記本発１１の対物レンズ駆動装置の作用につい
て第１図を用いて説明する。

フォーカス用コイル４に電流を流すと、永久磁石１３及
びヨーク１４により構成された磁気回路による磁界との
電磁作用により対物レンズ保持体３は支持軸ｌの上下方
向に駆動され、フォーカス制御がなされる。この時ヨー
ク１４と永久磁石１３が対物レンズ保持体３の外周部及
びヨーク１４が内周部の近傍に設けられ対向磁極を構成
するために、フォーカス用コイル４を横切る磁束は永久
磁石１３より出る磁束に対しロスが少ない。

トラッキング用コイル１２に電流を流すと、永久磁石１
５及びヨーク１６．ヨーク１７により構成された磁気回
路による磁界との電磁作用により対物レンズ保持体３は
支持軸ｌの回転方向に駆動され、トラッキング制御がな
される。この時−１−述したフォーカス駆動用の磁気回
路と同様にして、ヨーク１７は永久磁石１５の対向磁極
をなし、トラッキング用コイル１２に対する磁束密度は
大きくなり従来と比べて電磁力が大きくなる。

第３図は本発明の対物レンズ駆動装置の別な実施例の部
分斜視図である。

第３図に示したように、ここではトラッキング用コイル
として矩形又は略楕円形の空芯コイル１８を使用し、巻
線方向（Ｂ方向）が対物レンズ２の光軸方向とほぼモ行
になるように対物レンズ保持体３と固着される。この空
芯コイル１８の空芯部にヨーク１７を挿入することのよ
り前述した実施例と同様にトラッキング制御がなされる
。

本発明の光学系駆動装置は上述したように、特に光学式
情報記録再生装置、例えば光ディスク装設、光磁気ディ
スク装置、あるいはデジタルオーディオ装置等の対物レ
ンズ駆動装置に好適に用いられる。

［発明の効果］ 以上詳細に説明したように、本発明による光学系駆動装
置によれば、トラッキング駆動力を増加することができ
、感度の増大が図れる。すなわち応答性ｆ針の良い光学
系駆動装置を提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の対物レンズ駆動装置の一実施例の展開
斜視図である。 第２図は上記対物レンズ駆動装置のトラッキング用コイ
ルの拡大斜視図である。 第３図は本発明の対物レンズ駆動装置の別な実施例の部
分斜視図である。 第４図は従来の対物レンズ駆動装置の展開斜視図である
。 １・・・・・支持軸 ２・・・・・対物レンズ ３・・・・・対物レンズ保持体 １２争・・・・トラッキング用コイル １３．１５・・・・・永久磁石 １４．１６．１７−・・・φヨーク １８・・・・・空芯コイル 代理人　　弁理士　山　下　積　モ 第１図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも支持軸に対して回動自在に支持され、
   前記支持軸の近傍に光学系を有する光学系保持体と、こ
   の光学系保持体の外周部に設けられたトラッキング用コ
   イルと、このトラッキング用コイルに磁界を形成する磁
   気回路とを有する光学系駆動装置において、前記トラッ
   キング用コイルの一部が前記光学系保持体の外周部と空
   隙を持つように前記トラッキング用コイルを前記光学系
   保持体に固着し、前記空隙に磁性部材を挿入したことを
   特徴とする光学系駆動装置。
2. （２）トラッキング用コイルが矩形又は略楕円形の空芯
   コイルである特許請求の範囲第１項記載の光学系駆動装
   置。
3. （３）トラッキング用コイルが矩形又は略楕円形をコの
   字形に成形したコイルである特許請求の範囲第１項記載
   の光学系駆動装置。