JPH029514Y2 - - Google Patents

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JPH029514Y2
JPH029514Y2 JP1986119995U JP11999586U JPH029514Y2 JP H029514 Y2 JPH029514 Y2 JP H029514Y2 JP 1986119995 U JP1986119995 U JP 1986119995U JP 11999586 U JP11999586 U JP 11999586U JP H029514 Y2 JPH029514 Y2 JP H029514Y2
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JP
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male terminal
connector
elastic contact
contact
sheet
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JP1986119995U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は雄端子をコンタクトの弾性接片間に挟
持させ接圧を得るようにした表面実装用コネクタ
に関する。
従来の技術 第1図、第2図に示すように、コネクタ基盤3
に保有させたコンタクト1に互いに対向し対向面
で接触するように配置した弾性接片2を具備さ
せ、該弾性接片2間に雄端子を挿入して挟持させ
接圧を得るようにしたコネクタにおいては、通常
コンタクト1は雄端子との電気的接触の信頼性を
保つために、第3図Aに示すように同種金属にて
メツキ4され、該メツキ4面が互いに接触状態に
置かれる。
例えばデユアルインラインICパツケージの雄
端子はハンダメツキされており、従つてこれに使
用するコネクタ(ICソケツト)のコンタクトの
メツキも同種金属によるものであることが要求さ
れている。
考案が解決しようとする問題点 然るに周知のように、ハンダメツキは融点が非
常に低く熱によつて容易に溶融する。従つて例え
ばICソケツトの雄端子を配線基板の導電パター
ンにハンダ付けする表面実装においては、加熱炉
を通し雄端子と導電パターンをハンダ融着する熱
処理が不可欠となるが、この熱処理時加熱気体が
上記コンタクトの弾性接片2を保有するコネクタ
基盤の雄端子挿入孔5内へ流入し、コンタクト、
殊に弾性接片のハンダメツキの表面溶融を惹起す
る。
上記の如く弾性接片2は互いに対向し接触状態
に置かれる。このような接触状態(近接状態を含
む)において上記ハンダメツキ4の表面溶融が生
ずると、第3図Bに示すように接触面のハンダメ
ツキ4が互いに融合するに至り、両弾性接片2を
固く結着することとなる。このためコンタクト1
は雄端子の受口としての機能を喪失し、不良品の
排出を生ずる問題を招来する。又別の問題とし
て、コンタクトが高温雰囲気中におかれると応力
緩和を生じ、コンタクトの最も重要な機能である
弾性接片の接圧力の低下を招くことが明らかとな
つている。
本考案は上記問題の改善を意図するものであつ
て、上記熱処理時における弾性接片を保有するコ
ネクタ基盤内への加熱気体の流入を防止し、従つ
て弾性接片のハンダ融合を効果的に防止し、熱処
理後においてもコンタクトの表面を健全に保ち、
雄端子との良好な接触に供し得るようにしたコネ
クタを提供するものである。併せて本考案は上記
高温雰囲気による弾性接片の応力緩和の可及的防
止を目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決する手段として、上
記コネクタ基盤の表面に耐熱プラスチツクフイル
ムから成る非通気性シートを貼付して上記コンタ
クトを保有する雄端子挿入孔の開口面を密閉し、
熱処理時における雄端子挿入孔への加熱気体の流
入を阻止し、弾性接片表面のメツキ溶融、即ち該
メツキ溶融に起因する融合(弾性接片の結着)を
防止する構成としたものである。又上記熱処理後
のシート剥離を速やかにする手段として上記ソケ
ツト基板にシート縁部から離間する段部を形成し
たものである。
作 用 上記コネクタは非通気性シートをコネクタ基盤
表面に貼付し、コンタクトを保有する雄端子挿入
孔を密閉した状態で製品としてユーザーに供さ
れ、ユーザーはこれをその状態で熱処理に供し、
熱処理後剥離し使用することができる。熱処理時
においてはコンタクトの弾性接片を保有する雄端
子挿入孔が、コネクタ基盤表面に貼付した非通気
性シートで密閉されているので、上記雄端子挿入
孔への加熱気体の流入が良好に阻止され、弾性接
片表面のハンダメツキの表面溶融を効果的に防止
する。従つて弾性接片間の熱処理時における結着
を有効に防止し、熱処理後非通気性シートを剥離
することによつて健全な表面を接触に供し得る。
実施例 以下本考案の実施例を第4図乃至第7図に基い
て詳述する。
11はコネクタ基盤を示す。コネクタ基盤11
は並列配置された多数のコンタクト12を保有す
る。該コンタクト12は互いに対向し対向面の一
部で接触(近接状態を含む)する弾性接片13を
有し、該弾性接片13基端に連設した雄接片14
を有し、該弾性接片13をコネクタ基盤11の表
面で開口する雄端子挿入孔15内に保有させ、雄
接片14をコネクタ基盤11を貫いてその底面か
ら側方へと折曲し突出させる。
上記状態において、雄端子挿入孔15へICリ
ード等の雄端子を挿入し、弾性接片13間に挿入
する。弾性接片13は開披弾性を有し、上記雄端
子の挿入にて弾性に抗し開き、その復元力にて雄
端子を挟持し接圧を得る。
該雄端子との電気的接触の信頼性を保つため、
コンタクト12は第6図に示すように、少なくと
もその弾性接片13において雄端子と同種金属に
てメツキ16する。本考案は該メツキ16が例え
ばハンダメツキである場合に有効に実施される。
上記コネクタ基盤11の表面に非通気性シート
17を貼付する。該非通気性シート17は該貼付
状態において上記コンタクト12の弾性接片13
を保有する雄端子挿入孔15の開口面を密閉す
る。このような非通気性シート17として、熱処
理時の熱(通常上限が300℃程度)にて溶融しな
い耐熱プラスチツクフイルムが使用される。貼付
手段としては、常粘性接着剤等を表面に保有する
シート等が適用される。
非通気性シート17は第4図、第5図に示すよ
うに、上記密閉によつて雄端子挿入孔内への気体
の流入を阻止し、同状態において熱処理に供しコ
ネクタ11の前記表面実装を行う。上記の如く非
通気性シート17の貼付によつて、雄端子挿入孔
15内の加熱気体の流入が阻止されるので、該熱
処理にて弾性接片13のハンダメツキ16の溶融
を来すことがなく、従つてハンダメツキ16の融
合及び該融合による弾性接片13の結着を防止す
ることができる。表面実装のためのコネクタの熱
処理は限定された時間であり、外部に露出したコ
ンタクト12の雄接片14からの熱伝導速度は、
極めて緩慢であり、通常の熱処理では充分に離れ
た弾性接片13の接触部のハンダメツキ16を溶
融するに至らない。
斯くして熱処理後、非通気性シート17を剥離
することによつて健全な表面を雄端子との接触面
に供することができる。
上記非通気性シート17の熱処理後の剥離を容
易に行わせるため、第7図Aに示すように同シー
ト17の縁部に切欠17aを設け、ピンセツト等
の剥離具の手掛りとする。又他例として第7図B
に示すように、シート17の縁部に突片17bを
突設し、これを摘持して剥離を行えるようにす
る。この場合、突片17bはシート17の一部で
形成するか、又は別材から成る細片を接着付けし
て突片17bとする。更に他例として第7図Cに
実線で示すように、コネクタ基盤11の縁部にシ
ート縁部から離間する段部11aを形成し、シー
ト17剥離時の手掛りとする。この場合同図に点
線で示すようにシート17コーナ部に対応するコ
ネクタ基盤11コーナ部に上記段部11aを形成
することによつて、シート17をコーナから難な
く剥離することができる。
考案の効果 本考案は以上説明した通り、弾性接片の対向面
間に雄端子を挿入し、弾性接片の復元力で雄端子
を挟持し接圧を得るようにしたコネクタにおい
て、上記コネクタ基盤の表面に耐熱プラスチツク
フイルムから成る非通気性シートを貼付し、上記
コンタクトの弾性接片を保有する雄端子挿入孔の
開口面を密閉し熱処理時における雄端子挿入孔へ
の加熱気体の流入を阻止することにより弾性接片
表面のメツキ溶融を確実に防止することができ
る。
本考案によれば非通気性シートをコネクタ基盤
表面に貼付し、コンタクトを保有する雄端子挿入
孔を密閉した状態で製品としてユーザーに供さ
れ、ユーザーはこれをそのままの状態で通常の熱
処理を行えば良く、熱処理後剥離し直ちに使用に
供することができ、熱処理条件の設定やハンダメ
ツキの組成に関する工夫、或は他の融着防止手段
等を講ずることなく問題の解決が図れる。
熱処理時においてはコンタクトの弾性接片を保
有する雄端子挿入孔が、コネクタ基盤表面に貼付
した非通気性シートで密閉されているので、上記
雄端子挿入孔への加熱気体の流入が良好に阻止さ
れ、弾性接片表面のハンダメツキの表面溶融を効
果的に防止する。従つて弾性接片間の熱処理時に
おける結着を有効に防止し、熱処理後非通気性シ
ートを剥離することによつて健全な表面を接触に
供することができ、コネクタの表面実装における
不良品排出の問題を有効に解決し、その復旧促進
の上で極めて有用である。又耐熱プラスチツクフ
イルムにより熱処理時における密封及び上記融着
防止目的を確実に達成し、表面実装を健全に遂行
できる。
更に上記熱処理後はコネクタ基盤に形成した段
部により上記シートの剥離が速やかに行なえる。
更に本考案によれば、高温雰囲気中に晒すこと
によつて従来生じていたコンタクト母材の有害な
応力緩和を有効に抑止し、弾性接片の接圧力の低
下をも可及的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の雄端子挟持形コネクタの外観を
示す斜視図、第2図は同コネクタのコンタクトを
透視する側面図、第3図Aは同コンタクトの弾性
接片の接触部の拡大断面図、同図Bは同接触部の
ハンダメツキ融合状態を示す拡大断面図である。 第4図以降は本考案の実施例を示し、第4図は
非通気性シートを貼付したコネクタの外観を示す
斜視図、第5図は弾性接片を保有する雄端子挿入
孔部において切欠せるコネクタ側面図、第6図は
メツキを施した弾性接片の接触部の拡大断面図、
第7図A,Bは非通気性シートの剥離を容易にす
る手段を同シートに付加した例を夫々示すコネク
タ平面図、同図Cは同手段をコネクタ基盤に付加
した例を示すコネクタ側面図である。 11……コネクタ、12……コンタクト、13
……弾性接片、14……雄接片、15……雄端子
挿入孔、16……ハンダメツキ、17……非通気
性シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コネクタ基盤に設けた雄端子挿入孔に多数のコ
    ンタクトを保有させ、各コンタクトが互いに対向
    し且つ対向面において接触する弾性接片を有し、
    該弾性接片の対向面間に雄端子を挿入し、弾性接
    片の復元力で雄端子を挟持し接圧を得るようにし
    た表面実装用コネクタにおいて、上記コネクタ基
    盤の表面に耐熱プラスチツクフイルムから成る非
    通気性シートを貼付して上記コンタクトの弾性接
    片を保有する雄端子挿入孔の開口面を密閉し、熱
    処理時における上記雄端子挿入孔への加熱気体の
    流入を阻止し弾性接片表面のメツキ溶融を防止す
    る構成とすると共に、コネクタ基盤に上記シート
    を剥離するためのシート縁部から離間する段部を
    形成したことを特徴とする表面実装用コネクタ。
JP1986119995U 1986-08-04 1986-08-04 Expired JPH029514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986119995U JPH029514Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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JP1986119995U JPH029514Y2 (ja) 1986-08-04 1986-08-04

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JPS6326992U JPS6326992U (ja) 1988-02-22
JPH029514Y2 true JPH029514Y2 (ja) 1990-03-08

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53143988A (en) * 1977-05-19 1978-12-14 Matsushita Electric Works Ltd Water-proofing terminal base
JPS5732581A (en) * 1980-06-23 1982-02-22 Amp Inc Edge connector for substrate and method of mounting same

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53143988A (en) * 1977-05-19 1978-12-14 Matsushita Electric Works Ltd Water-proofing terminal base
JPS5732581A (en) * 1980-06-23 1982-02-22 Amp Inc Edge connector for substrate and method of mounting same

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JPS6326992U (ja) 1988-02-22

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