JPH0294631A - 薄膜形成方法及び薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成方法及び薄膜形成装置

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JPH0294631A
JPH0294631A JP24760388A JP24760388A JPH0294631A JP H0294631 A JPH0294631 A JP H0294631A JP 24760388 A JP24760388 A JP 24760388A JP 24760388 A JP24760388 A JP 24760388A JP H0294631 A JPH0294631 A JP H0294631A
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thin film
substrate
etching gas
pretreatment
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Masanobu Iwasaki
岩崎 正修
Hiromi Ito
博巳 伊藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は薄膜形成方法及び薄膜形成装置に関し、特に
薄膜形成前の前処理の際、光化学反応を用いて低温かつ
無損傷で基板の自然酸化膜の除去を行うものに関するも
のである。
〔従来の技術〕
電子デバイスの特性は作成中の故意あるいは意図しない
事故で導入された不純物の存在に極めて強く影響される
ため、全工程にわたって作成環境の清浄度は極めて高い
レベルに維持される必要があり、使用材料の製造、処理
雰囲気の形成等に高度な清浄化、高純度化技術が駆使さ
れている。
半導体デバイスにおいて製造工程は薄膜形成と回路パタ
ーン形成に大別されるが、薄膜形成工程はさらに、膜種
や形成方式により種々の工程に細分化され、それぞれ独
自の或いは一部共通した清浄化技術が開発されてきた。
そして、これらの全てに共通して重要かつ基本的な清浄
化作業は薄膜形成前の基板前処理である。
前処理工程では通常、脱脂1重金属除去、自然酸化膜除
去を目的として、水洗、酸洗浄あるいはアルカリ洗浄、
化学酸化、希弗酸処理等が行われている。
これらの溶液洗浄法は現在、確立された工程として広く
採用されているが、決定的な問題点は処理終了直後から
薄膜形成開始までの間に処理後の基板が必ず空気に曝さ
れるため、特に活性な半導体や金属が基板上に露出して
いる場合は例外なく幾らかの自然酸化膜の成長が起こる
ということである。
つまり、溶液洗浄は有機物9重金属等の不純物の除去に
は有効であるが、必ずしも真性表面を得るための手段と
は言えない。
これに対し薄膜形成には、エピタキシャル成長工程、ポ
リシリコン上への高融点金属膜(いわゆるポリサイド構
造)の形成工程、基板に電気的コンタクトを求める配線
の形成工程、極薄絶縁膜の形成工程等、薄膜形成処理直
前の基板上の自然酸化膜が薄膜の品質に決定的な悪影響
を及ぼす工程が数多くあり、高集積化に伴って、今後、
このような工程の重要性はますます増大する傾向にある
と言える。つまり、膜中に取り込まれる有害な不純物の
除去もさることながら、基板との界面構造の良く制御さ
れた薄膜の形成法が強く求められている。
そこで現在、このような要請に対処する手段として、溶
液洗浄後の基板を薄膜形成に導入してから、Ar等の不
活性ガスのプラズマによるスパッタエツチングや高温水
素還元法によるガスエツチングにって自然酸化膜を除去
して、そのまま連続的に薄膜形成する方法が用いられて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの方法はArプラズマによる基板
への損傷の問題や、高温(通常1000℃以上)のため
適用範囲が限定されるという問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、基板表面の自然酸化膜及び汚染層の除去等の
薄膜形成前処理を、水素還元法に比べ十分低温で、しか
も基板へ損傷を与えることなく行なうことができ、さら
に該前処理後、基板表面を外気に曝すことなく、基板上
への薄膜の形成を行なうことができ、これにより基板と
の界面構造の良く制御された薄膜を形成することができ
る薄膜形成方法及び薄膜形成装置を得ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る薄膜形成方法は、密閉反応容器内に半導
体基板を収容し、該容器内にエツチングガスを導入する
とともに、上記半導体基板表面及び該エツチングガスに
光照射を行い、基板昇温による熱反応と該反応をアシス
トする光化学反応の両反応により、半導体基板表面の自
然酸化膜や汚染層をエツチング除去し、その後上記密閉
反応容器内にて半導体基板上への薄膜形成を連続的に行
なうものである。
この発明に係る薄膜形成装置は、光取入窓を有し、該半
導体基板をその内部に収容する真空容器と、該真空容器
内を真空状態に保持する真空状態保持手段と、上記真空
容器内にエツチングガスを導入するエツチングガス導入
手段と、上記光取入窓を介して上記真空容器内の半導体
基板及びエツチングガスに光照射を行なう光照射手段と
を備え、薄膜形成前の前処理の際、半導体基板表面の付
着物を、上記光照射による熱反応及び光化学反応により
エツチング除去し、続いて上記真空容器内で該前処理を
施した半導体基板上に薄膜を形成するようにしたもので
ある。
〔作用〕
この発明においては、真空容器内にて光照射による熱反
応及び光化学反応を用いて、半導体基板上の自然酸化膜
や表面汚染層をエツチング除去するため、低温かつ無損
傷の前処理ができる。さらに前処理に連続して上記真空
容器内で薄膜を形成するため、前処理から薄膜形成処理
への移行の際、半導体基板が大気に曝されることはなく
、エツチング処理終了直後から成膜開始までの間の雰囲
気制御ができ、基板との界面構造の良く制御された薄膜
を形成することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。
第1図及び第2図はそれぞれ、本発明の一実施例による
薄膜形成装置を示す横断面及び縦断面模式図である。図
において、1はシリコンウェハ等の半導体基板、2は光
照射によって基板lを加熱し、かつ、光化学反応を起こ
させるための光源である低圧水銀ランプ、3は低圧水銀
ランプ2がらの光をチャンバ5内に取り込むための紫外
線入射窓、5はチャンバで、光化学反応と熱反応を用い
て基板1上の自然酸化膜や表面汚染層をエツチング除去
する前処理と、この前処理に続く成膜等の後工程処理と
を連続して行うことができる密閉式真空反応容器である
。6は基板1を保持するための石英等でできた回転可能
なボート(載置台)、7はチャンバ5の気密性を保持す
るためのシールド部分である。
次に前処理及び薄膜形成方法について説明する。
まず、シリコンウェハ等の基板1を石英等でできたボー
トC1!i置台)6に載置した後、チャンバ5内を真空
引きする。続いて、塩化水素(HCl)ガス等のエツチ
ングガスを該チャンバ内に導入すると同時に、低圧水銀
ランプ2等の光源から放射される紫外線を紫外線入射窓
3を通して、チャンバ5内の基板1表面及び導入され塩
化水素(HCl)ガス等のエツチングガスに照射する。
この時、基板1は光照射されることによる熱反応によっ
て昇温され、また石英ボート6が回転しているので、全
ての基板1表面において熱反応にアシストされた光化学
反応が起こり、基板1表面の自然酸化膜や表面汚染層が
エツチング除去される。この後、同一装置内で薄膜の形
成を行えば、基板が空気にさらされることはなく基板1
と薄膜との界面構造の良く制御された薄膜形成を行うこ
とができる。
このように本実施例では、光照射による熱反応及び光化
学反応を用いて、半導体基板上の自然酸化膜や表面汚染
層をエツチング除去するため、低温かつ無損傷の前処理
ができる。さらに該前処理に連続して同一装置内で薄膜
を形成するため、エツチング処理終了直後から成膜開始
までの間の雰囲気制御ができ、基板との界面構造の良く
制御された薄膜の形成を行うことができる。
これまで、低温、無損傷の特徴を生かして光化学反応に
よる自然酸化膜除去等の前処理法が幾つか報告されてい
るが、どれも例えば塩素(CIZ)ガスと水銀−キセノ
ン(Hg−Xe)ランプとの組合わせのように前処理ガ
スが照射波長を必ず吸収するように選択され、光による
基板の加熱ができない、自由度の少ないプロセスであっ
たが、本実施例では、デバイス作成上、何ら実害を与え
ない光照射による低温加熱のみによって、前処理ガスや
励起光源の選択の幅が広がり、自由度の大きいプロセス
とすることが可能になる。
例えば、本実施例で上げたHCIガスの代わりに塩素(
CIZ)ガス、水素(H2)ガスあるいは弗化水素(H
F)等の弗素ガスを用い、また、低圧水銀ランプの代わ
りにもっと出力(光量)の大きい高圧水銀ランプ等も用
いることが可能になる。
また、本実施例の方法を、高温水素還元法の代わりに用
いれば著しい低温化が、スバ、タエッチングの代わりに
用いれば損傷のない前処理が可能になる。
また本実施例では紫外線照射しなからHCl2処理する
ことにより自然酸化膜を除去したあと空気にさらされる
ことなく、薄膜の形成を行うので、形成される薄膜の種
類に一切制約を受けず、このため薄膜は導伝性膜でも、
あるいは絶縁体膜でもよい、この絶縁体膜を堆積させる
場合、絶縁体膜として極めて不完全な自然酸化膜が介在
しないものとなるため絶縁特性が大幅に向上する。また
導伝性膜の場合、基板との界面に自然酸化膜が存在しな
いので熱処理なしでも極めて低いコンタクト抵抗を得る
ことができる。
なお、上記実施例ではバッチ式薄膜形成装置に・ついて
示したが、基板の直接加熱が可能であれば、枚葉式の処
理装置でもかまわない。
すなわち、第3図はこのような枚葉式の処理装置の構成
を示しており、図中第1図、第2図と同一符号は同一ま
たは相当部分を示し、4はチャンバ5に内蔵され基板1
を直接加熱するヒータであるが、半導体製造プロセスで
は、その製造装置が故意又は意図しなくとも基板1を直
接加熱できない構造となっている場合が多く、例えば、
横型チューブタイプの拡散炉又はCVD炉、或いはレジ
スト除去に用いられている酸素プラズマアッシャ−など
は基板1は垂直又は水平に石英ボート上に並べられてい
る場合、基板1をヒータを用いて加熱することができな
い。言い換えると、本実施例では光照射による熱反応で
基板1を加熱昇温させているため、このような基板をヒ
ータで直接加熱できない場合でも容易に、自然酸化膜や
表面汚染層を除去できる。
また、上記実施例では薄膜形成前処理として紫外線照射
しながらのHC,2処理について説明したが、この処理
はエツチング前の前処理、エツチング後の後処理、レジ
スト除去後の表面処理及びレジスト塗布前の表面処理等
に用いてもよい。
また、上記実施例では光源として低圧水銀ランプを用い
た場合について説明したが、光照射の光化学反応及び基
板1の昇温を同時に行えれば、高圧水銀ランプ、キセノ
ン−水11(Xs−Hg)ランプ、又はアルゴン(Ar
)アークランプ等を用いてもよ(、さらに紫外線を発す
る光源と赤外線を発する光源とを用い、両方同時に照射
しても、別々に照射してもよい。
また、上記実施例ではエツチングガスとして塩化水素(
H(1りガスを用いた場合について説明したが、塩素(
C22)ガス、水素(H2)ガス。
弗化水素(HF)の弗素化ガス等及びそれらの混合ガス
を用いてもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
最後に本発明における効果を判定する方法について詳し
く説明する。
上述の本実施例では、塩化水素(HCl)ガスをエツチ
ングガスとして、低圧水銀ランプから放射される紫外線
(主として1849人及び2537人の波長)を光化学
反応の励起源として用い、シリコン基板上の自然酸化膜
を除去する場合について示しているが、基板材料のシリ
コンは極めて酸化されやすい物質であるため、本発明に
より処理装置内部でシリコン基板上の自然酸化膜が除去
されたとしても、それを確認するため該基板を装置外に
取り出した瞬間に再び表面が自然酸化膜で覆われてしま
う。このため本発明の効果の評価には工夫を要する。
そこで本実施例では、この問題を2つの巧みな手法で解
決している。1つは、本発明による前処理を施した後、
そのままシリコン窒化膜等の酸素を含まない薄膜を堆積
し、その後オージェ電子分光法等で膜厚方向の元素プロ
ファイルを観測する手法で、この手法では基板−堆積膜
の界面近傍での酸素の信号検出の有無で自然酸化膜の有
無を判定する。
もう1つは前処理前後のシリコン基板表面に紫外線を照
射して光電子放出を行わせ、放出される電子の量(光電
流)の変化を測定する手法で、後述のように、自然酸化
膜の有無が光電流量に著しい影響を与えるため、この手
法も自然酸化膜の有無を判定するのに有効である。ここ
で、光電子放出を起こさせる紫外線としては、本発明で
用いる光化学反応を励起する紫外線でも良く、この場合
光電流を追跡することで自然酸化膜が除去されていく状
況をモニタできるという利点がある。
第4図は、上述の第1の判定手法(前者)による測定デ
ータの一例であり、上記枚葉式の処理装置(第3図参照
)内でシリコン基板上にシリコン窒化膜をCVD法によ
り堆積することにより得た試料の膜厚方向のオージェプ
ロファイルである。
ここでは、本発明によるHCg処理を施した場合(第4
図(a))を、該処理を施さない場合(第4図中))と
比較しており、HC1処理を施すことで基板堆積膜界面
近傍の酸素のピークは消失し、自然酸化膜の除去が行わ
れていることが示されている。
ここでのHCf処理の条件は、200〜550℃程度に
加熱した基板を紫外線照射しなからHCffiガスに数
分間曝すという典型的なものである。
また第5図には、第2の手法(後者)における充電流流
量と自然酸化膜の有無の関係を示している。ここではA
r雰囲気中にて図中に表示の基板温度のもとで紫外線照
射を開始し、照射開始後から放出される光電子電流を追
跡測定した結果を示している。HC1処理(550℃、
15分間、紫外線照射下でHCl被曝)前後の充電流流
量の差異が示されている。この図からは幾つかの重要な
特徴を知ることができるが、1つの大きな特徴はHC1
処理後(After HCI)の光電流がHC1処理前
(Before HCI)のそれに比べて著しく小さく
なることである。つまり、MCI処理により自然酸化膜
の除去された真のシリコン表面は光電子放出量が非常に
小さくなることがわかり、充電流流量の激減で自然酸化
膜の除去されたことを判定できる。
この点をふまえて、次に本発明による自然酸化膜の除去
の効果が本発明の要諦である熱反応と光化学反応の相乗
作用によるものであることを第2の手法によって明らか
にする。
第6図は各基板温度(図面に表示)でHC1処理を行っ
ている時の光電流(HC1雰囲気での光電流)の変化を
示している。充電流測定手順としては基板を各温度でH
Cβ雰囲気に置き、紫外線照射用のシャッターを開放し
、その後の該紫外線照射による光電流の変化を追跡して
いる。
この図からは以下の特徴が分かる。
■ 各温度とも照射開始後時間の経過とともに光電流が
減少する、 ■ 減少速度は温度上昇とともに急速に増大する、 ■ 減少後の光電流は基板温度に依存しない一定値に落
ち着く、 ということであり、自然酸化膜の除去速度は高温はど大
きく、熱反応のアシストの存在を示唆している。データ
ブックによれば、常温常圧のHCIは、約L50nm以
下の波長の紫外線しか吸収せず、上記の結果は光化学反
応だけでは励起できなくても、熱的反応のアシストによ
り反応が進行する場合があることを示している。
なお、薄膜形成前の前処理という時間的制約のあるもと
では第6図の結果は500℃程度以上の基板温度が望ま
しいことを示しているが、この温度でも熱反応のみによ
る場合に比べると著しく、かつ十分な低温化が達成され
ており、実用的意義は非常に大きいと言える。
第7図は高温時における紫外線照射による効果を調べた
ものである。Ar雰囲気(0,59Torr)中で基板
温度を500℃にして、光電子コレクタ電極(基板と対
向したメツシュ状電極)に印加する電圧(APPLIE
D VOLTAGII! (V))を変化させて光電流
(PH0TOCURRENT  (μA))を測定して
いる。ここでは測定基板として以下の4種類を選んだ。
(alH(1!処理を全く行わなかった基板(With
out  HCI  Treatment  )。
(b)  紫外線を照射せず、500℃において15分
間H(l被曝した基板(HCI only (dark
) )。
(C)  紫外線を照射しながら500℃において15
分間H(l被曝した基板(UV+HC1+DC)。
この時同時に光電子コレクタ電極に+250■の電圧を
印加し続けた。
(d)  紫外線を照射しながら500℃において15
分間HC1被曝し、光電流コレクタ電極には電圧を印加
しなかった場合の基板(UV+HC1+DC)。
そして充電流特性は(a)と山)及び(C1と(d)の
2つの組に明瞭に分類でき、 ■ 500℃程度の高温でも紫外線照射のない場合には
HC1処理は効果がなく、 ■ 高温HCA処理による自然酸化膜除去には紫外線照
射が必要十分で、第7図の結果は充電流測定中に印加し
た外部電界によるHClプラズマ発生等の効果によるも
のではない、 ということが分かる。
なお、第7図において、印加電圧の増加とともに光電流
が増加するのは測定雰囲気ガスであるAr中の電子増倍
作用によるもので、現在の議論にとって大きな意味はな
い。
以上、詳細に述べてきたように、紫外線照射しなからH
Ce処理を行うことにより、自然酸化膜を効果的に除去
することができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、薄膜形成前の半導体
基板前処理の際、密閉反応容器内に収容された半導体基
板表面に紫外線を照射しながら、該基板表面をエツチン
グガスにさらして、半導体基板表面の自然酸化膜や表面
汚染層を、熱反応とこれをアシストする光化学反応の両
方によりエツチング除去するようにしたので、該前処理
を低温で、しかも半導体基板に損傷を与えることなく行
なうことができ、また該前処理に続いて同じ反応容器内
で半導体基板上への薄膜形成を行なうため、半導体基板
が空気に曝されることはなく、薄膜の特性や半導体基板
と薄膜との界面特性を著しく向上することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれこの発明の一実施例による
薄膜形成装置の横断面図及び縦断面図、第3図はこの発
明の効果を実証するための紫外線照射前処理に用いた化
学堆積装置を示す断面図、第4図はこの発明の効果を実
証するために紫外線照射HCI処理の有無の影響を調べ
たオージェプロファイル図、第5図は同じ<Ar雰囲気
中で紫外線照射HCl1処理の有無の影響を光電流で調
べた結果を示す図、第6図は同じ<HC1雰囲気中での
紫外線照射HC1処理時の光電流の変化を調べた結果を
示す図、第7図は同じ<Ar雰囲気中での各種の紫外線
照射HC2処理による光電流の差異を調べた結果を示す
図である。 1・・・基板、2・・・低圧水銀ランプ、3・・・紫外
線入射窓、4・・・ヒータ、5・・・チャンバ、6・・
・石英ボート、7・・・シールド部分。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板表面の前処理と該半導体基板表面上へ
    の薄膜の形成処理とを同一又は複数のチャンバ内で外気
    を遮断して連続的に行う薄膜形成方法において、 上記半導体基板の前処理の際、上記チャンバ内にエッチ
    ングガスを導入するとともに、上記半導体基板表面及び
    エッチングガスに光照射をして、熱反応と光化学反応の
    両方により半導体基板表面の付着物をエッチング除去す
    ることを特徴とする薄膜形成方法。
  2. (2)半導体基板表面の前処理と該半導体基板表面上へ
    の薄膜の形成処理とを外気を遮断して連続的に行う薄膜
    形成装置において、 光取入窓を有し、該半導体基板をその内部に収容する真
    空容器と、 該真空容器内を真空状態に保持する真空状態保持手段と
    、 上記真空容器内にエッチングガスを導入するエッチング
    ガス導入手段と、 上記光取入窓を介して上記真空容器内の半導体基板及び
    エッチングガスに光照射を行なう光照射手段とを備え、 上記半導体基板の前処理の際、半導体基板表面の付着物
    を、上記光照射による熱反応及び光化学反応によりエッ
    チング除去するようにしたことを特徴とする薄膜形成装
    置。
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