JPH0294507A - 強誘電体薄膜及びその製造方法 - Google Patents
強誘電体薄膜及びその製造方法Info
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- JPH0294507A JPH0294507A JP24430588A JP24430588A JPH0294507A JP H0294507 A JPH0294507 A JP H0294507A JP 24430588 A JP24430588 A JP 24430588A JP 24430588 A JP24430588 A JP 24430588A JP H0294507 A JPH0294507 A JP H0294507A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、強誘電体薄膜及びその製造方法に関する。
(従来の技術)
強誘電体薄膜は、焦電型赤外線センサ、不揮発性メモリ
、薄膜コンデンサ等への応用が可能であり、従来より薄
青法、スパッタ法、クラスタイオンビーム法、CVD法
等により形成されている。
、薄膜コンデンサ等への応用が可能であり、従来より薄
青法、スパッタ法、クラスタイオンビーム法、CVD法
等により形成されている。
このうち、スパッタ法は汎用性、量産性の点で優れてい
る。このスパッタ法でのターゲット材料としては、Pb
Ti 03 、Pb (Zr 、TI )03、(
Pb、5r)Tl 03のセラミックスが使用されてい
る。しかしながら、ががるスパッタ法により形成された
薄膜の組成は前記ターゲット組成から外れ、成分に過不
足を生じるため、薄膜の誘電特性もターゲットのセラミ
ックスに比べて低下する欠点があった。
る。このスパッタ法でのターゲット材料としては、Pb
Ti 03 、Pb (Zr 、TI )03、(
Pb、5r)Tl 03のセラミックスが使用されてい
る。しかしながら、ががるスパッタ法により形成された
薄膜の組成は前記ターゲット組成から外れ、成分に過不
足を生じるため、薄膜の誘電特性もターゲットのセラミ
ックスに比べて低下する欠点があった。
このようなことから、薄膜中に不足する成分を予め10
frffi%程度ターゲット中に添加し、目的とする組
成の薄膜を得ることが広く採用されている。
frffi%程度ターゲット中に添加し、目的とする組
成の薄膜を得ることが広く採用されている。
しかしながら、かかる方法ではターゲット組成がスパッ
タ回数に応じて変化し、目的とする組成の薄膜を再現性
よく形成することができない問題があった。
タ回数に応じて変化し、目的とする組成の薄膜を再現性
よく形成することができない問題があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたも
ので、所望の誘電特性を有する強誘電体薄膜、並びにか
かる強誘電体薄膜を再現性よく製造し得る方法を提供し
ようとするものである。
ので、所望の誘電特性を有する強誘電体薄膜、並びにか
かる強誘電体薄膜を再現性よく製造し得る方法を提供し
ようとするものである。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明の強誘電体薄膜は、基板上に形成され、下記式(
I)にて表わされるペロブスカイト構造の組成を有する
ことを特徴とするものである。
I)にて表わされるペロブスカイト構造の組成を有する
ことを特徴とするものである。
AX B Z 2−− − (1)
但し、式(I)中のAサイトは陽イオンとなるPb及び
Caを主体とする元素の集合体、Bサイトは陽イオンと
なる元素の集合体、Zは陰イオン、Xは0.98〜1.
05を示す。
Caを主体とする元素の集合体、Bサイトは陽イオンと
なる元素の集合体、Zは陰イオン、Xは0.98〜1.
05を示す。
上記基板としては、例えばSISφ・5in2、AiN
%SI C,ポリイミド等を用いることができる。
%SI C,ポリイミド等を用いることができる。
上記Aサイトの比率であるx (0,98〜1.05
)を限定した理由は、この範囲を逸脱すると所望の誘電
特性を有する薄膜を得ることができなくなるからである
。前記Xのより好ましい範囲は、o、99〜1.03で
ある。また、Aサイトを構成するPb1Caの比率はB
サイトの成分組成や陰イオンの種類等により適宜選定す
ればよい。特性的には、Pb50%以上、Ca1%以上
とすることが好ましい。
)を限定した理由は、この範囲を逸脱すると所望の誘電
特性を有する薄膜を得ることができなくなるからである
。前記Xのより好ましい範囲は、o、99〜1.03で
ある。また、Aサイトを構成するPb1Caの比率はB
サイトの成分組成や陰イオンの種類等により適宜選定す
ればよい。特性的には、Pb50%以上、Ca1%以上
とすることが好ましい。
上記Bサイトの元素としては、例えばMg1NbSZr
、Zn、TI Fe、Nj、W、Mn。
、Zn、TI Fe、Nj、W、Mn。
Cu等から選ばれる2種以上の集合体等を挙げることが
できる。
できる。
上記陰イオンとしては、例えば0.F等を挙げることが
でき、実用的には酸素を主体としたちのが望ましい。
でき、実用的には酸素を主体としたちのが望ましい。
上記強誘電体薄膜を有する薄膜構造としては、基板上に
下層導体薄膜、強誘電体薄膜及び上層導体薄膜を順次積
層したMIM構造セル等が挙げられる。かかるセルにお
いて、上層導体薄膜がインターデジタルの場合には下層
導体薄膜を省略する。
下層導体薄膜、強誘電体薄膜及び上層導体薄膜を順次積
層したMIM構造セル等が挙げられる。かかるセルにお
いて、上層導体薄膜がインターデジタルの場合には下層
導体薄膜を省略する。
また、特にStやGa Asの基板は能動素子を同一4
板上に形成できるため、強誘電体メモリや強誘電体キャ
パシタとの組合わせにおいて好適な材料である。AノN
基板は、BeOに比べて無害であり、製造、部品化、廃
棄の制約が少ない利点を持ち、特に熱伝導率が250
W / m k以上の場合には放熱特性がBeOより優
れ、能動素子の高密度化各図ることが可能となる。
板上に形成できるため、強誘電体メモリや強誘電体キャ
パシタとの組合わせにおいて好適な材料である。AノN
基板は、BeOに比べて無害であり、製造、部品化、廃
棄の制約が少ない利点を持ち、特に熱伝導率が250
W / m k以上の場合には放熱特性がBeOより優
れ、能動素子の高密度化各図ることが可能となる。
本発明方法は、下記式(n)で表わされる組成のターゲ
ットを用い、スパッタリン法によりペロブスカイト構造
を有する強誘電体薄膜を基板上(好ましくは所望温度に
加熱された基板上)に堆積せしめることを特徴とするも
のである。
ットを用い、スパッタリン法によりペロブスカイト構造
を有する強誘電体薄膜を基板上(好ましくは所望温度に
加熱された基板上)に堆積せしめることを特徴とするも
のである。
A、BZ2・、 ・・・([[)
但し、Aサイトは陽イオンとなるPb及びCaを主体と
する元素の集合体、Bサイトは陽イオンとなる元素の集
合体、Zは陰イオン、yは1.00〜1.09を示す。
する元素の集合体、Bサイトは陽イオンとなる元素の集
合体、Zは陰イオン、yは1.00〜1.09を示す。
上記ターゲット中のAサイトの比率であるy(1,00
〜1.09)を限定した理由は、yを1.00未満にす
ると基板上での薄膜組成がBサイト過剰となり、かとい
ってyが1.09を越えると基板上でのAサイト過剰と
なって所望の誘電特性を有する薄膜の形成が困難となる
。より好ましいXの範囲は、1.03〜1.09である
。
〜1.09)を限定した理由は、yを1.00未満にす
ると基板上での薄膜組成がBサイト過剰となり、かとい
ってyが1.09を越えると基板上でのAサイト過剰と
なって所望の誘電特性を有する薄膜の形成が困難となる
。より好ましいXの範囲は、1.03〜1.09である
。
上記基板を加熱する温度としては、200 ℃以上で基
板が変形したり強誘電体薄膜が分解を起こさない温度の
範囲とすることが望ましい。
板が変形したり強誘電体薄膜が分解を起こさない温度の
範囲とすることが望ましい。
なお、上記方法において必要に応じて基板上に強誘電体
薄膜の結晶性や配向性を向上するために予めMg O,
Zr 02等のバッファ層を形成してもよい。また、基
板上にターゲット成分を堆積した後、結晶化を促進させ
るためにアニーリングを行なってもよい。
薄膜の結晶性や配向性を向上するために予めMg O,
Zr 02等のバッファ層を形成してもよい。また、基
板上にターゲット成分を堆積した後、結晶化を促進させ
るためにアニーリングを行なってもよい。
(作用)
本発明によれば、基板上に形成され、前記式(1)テ表
t)されるペロブスカイト構造の組成とすることによっ
て、所望の誘電特性を有する強誘電体薄膜を得ることが
できる。
t)されるペロブスカイト構造の組成とすることによっ
て、所望の誘電特性を有する強誘電体薄膜を得ることが
できる。
また、本発明方法によれば前記式(n)で表わされ、A
サイトを陽イオンとなるPb及びCaを含む特定の元素
の集合体とすると共に該Aサイドのy比率を特定の範囲
とした組成のターゲ・ソトをスパッタリングしてターゲ
ット成分を所望温度に加熱した基板上に堆積することに
よって、前記式(1)で表わされるペロブスカイト構造
の組成を有し、所望の誘電特性をもつ強誘電体薄膜を再
現性よく製造することができる。即ち、Aサイトとして
Pb及びCaを主体とする元素の集合体をターゲットの
一構成成分とするこによって、該ターゲットを陰イオン
となる成分の分圧が低い雰囲気でスパッタリングしても
堆積された強誘電体化合物を安定化して分解を受は難く
できる。この場合、Pbは強誘電体化合物を低エネルギ
ーで堆積可能とするため、薄膜形成を容易にできる。C
aは、AサイトとBサイト及び陰イオンとの結合を安定
化し、ターゲット構成元素の均一なスパッタリングを可
能にする役目を有する。但し、PbもしくはCaのうち
一方のみをA サイトに含ませたターゲットを用いてスパッタリングを
行なうと、−一−壷慟唸物が不安定となり、薄膜に組成
のずれが生じるか、或いは誘電特性の低い強誘電体薄膜
となってしまう。また、スパッタリングされたターゲッ
ト成分を基板上に堆積する際、基板表面に堆積された該
ターゲット成分のクラスタを結晶化させるために基板を
所望温度に加熱して行なう。この時、基板上に堆積され
た強誘電体薄膜の表面から構成成分の再蒸発が起き、特
に強誘電体化合物を安定化するPbSCaの蒸発は薄膜
の結晶化、誘電特性の面から多大な悪影響を及ぼす。こ
うしたことから、ターゲットして前記式(n)に示すよ
うにBサイトに対するAサイトのJlix(y)を1.
OO〜1.09に規定することによって、前記加熱時で
の蒸発を補償することができる。このようにターゲット
の成分及び組成を特定化することによって、既述の如く
前記式(1)で表わされる組成を有し、所望の誘電特性
をもつ強誘電体薄膜を再現性よく製造することができる
。
サイトを陽イオンとなるPb及びCaを含む特定の元素
の集合体とすると共に該Aサイドのy比率を特定の範囲
とした組成のターゲ・ソトをスパッタリングしてターゲ
ット成分を所望温度に加熱した基板上に堆積することに
よって、前記式(1)で表わされるペロブスカイト構造
の組成を有し、所望の誘電特性をもつ強誘電体薄膜を再
現性よく製造することができる。即ち、Aサイトとして
Pb及びCaを主体とする元素の集合体をターゲットの
一構成成分とするこによって、該ターゲットを陰イオン
となる成分の分圧が低い雰囲気でスパッタリングしても
堆積された強誘電体化合物を安定化して分解を受は難く
できる。この場合、Pbは強誘電体化合物を低エネルギ
ーで堆積可能とするため、薄膜形成を容易にできる。C
aは、AサイトとBサイト及び陰イオンとの結合を安定
化し、ターゲット構成元素の均一なスパッタリングを可
能にする役目を有する。但し、PbもしくはCaのうち
一方のみをA サイトに含ませたターゲットを用いてスパッタリングを
行なうと、−一−壷慟唸物が不安定となり、薄膜に組成
のずれが生じるか、或いは誘電特性の低い強誘電体薄膜
となってしまう。また、スパッタリングされたターゲッ
ト成分を基板上に堆積する際、基板表面に堆積された該
ターゲット成分のクラスタを結晶化させるために基板を
所望温度に加熱して行なう。この時、基板上に堆積され
た強誘電体薄膜の表面から構成成分の再蒸発が起き、特
に強誘電体化合物を安定化するPbSCaの蒸発は薄膜
の結晶化、誘電特性の面から多大な悪影響を及ぼす。こ
うしたことから、ターゲットして前記式(n)に示すよ
うにBサイトに対するAサイトのJlix(y)を1.
OO〜1.09に規定することによって、前記加熱時で
の蒸発を補償することができる。このようにターゲット
の成分及び組成を特定化することによって、既述の如く
前記式(1)で表わされる組成を有し、所望の誘電特性
をもつ強誘電体薄膜を再現性よく製造することができる
。
(実施例)
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
実施例1
予め(P bo、 9Cao、 +) 1.03t
(M g+、−sN b2.・s) 0.3(Z n
+、z3N b2.’3)0.5”r lo、2)0
、、 、、の組成を有するターゲットを作製した。ここ
でAサイト元素は、Pb、Ca、Bサイトの元素はMg
、Nb、Zn、Tiで、A/Bは1.03である。
(M g+、−sN b2.・s) 0.3(Z n
+、z3N b2.’3)0.5”r lo、2)0
、、 、、の組成を有するターゲットを作製した。ここ
でAサイト元素は、Pb、Ca、Bサイトの元素はMg
、Nb、Zn、Tiで、A/Bは1.03である。
次いで、シリコン基板上にアルゴンガス雰囲気中、圧力
0.8Pa、パワー密度4 W/d、基板温度30℃の
条件でTi及びPtを順次RFスパッタリングして厚さ
100 nmのTi膜、厚さ200 nmのPt膜を堆
積して二層構造の下層導体を形成した。
0.8Pa、パワー密度4 W/d、基板温度30℃の
条件でTi及びPtを順次RFスパッタリングして厚さ
100 nmのTi膜、厚さ200 nmのPt膜を堆
積して二層構造の下層導体を形成した。
つづいて、この下層導体上にアルゴンガスと酸素の比率
が4:1の雰囲気中、圧力1.2Pa、パワー密度2W
/cI+!、基板温度550℃の条件で前記組成のター
ゲットをRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘
電体薄膜を形成した。つづいて、強誘電体薄膜上に上層
導体を前記下層導体と同様な条件で形成した後、各層を
フォトエツチング技術によりバターニングしてM I
Mセルを製造した。
が4:1の雰囲気中、圧力1.2Pa、パワー密度2W
/cI+!、基板温度550℃の条件で前記組成のター
ゲットをRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘
電体薄膜を形成した。つづいて、強誘電体薄膜上に上層
導体を前記下層導体と同様な条件で形成した後、各層を
フォトエツチング技術によりバターニングしてM I
Mセルを製造した。
なお、該MIMセル形成後での強誘電体薄膜パターンの
組成中のA/Bは1.01であった。
組成中のA/Bは1.01であった。
得られたMIMセルの容量、誘電圧接を測定したところ
、夫々200 n F 、 2.5%であった。
、夫々200 n F 、 2.5%であった。
実施例2
予め(Pbo9Cao、+) 1.09 (Zro、4
s TIo52)03、。、の組成を有するターゲット
を作製した。ここでAサイト元素は、Pb%Ca、Bサ
イトの元素はZr5TIで、−A/Bはl、09である
。
s TIo52)03、。、の組成を有するターゲット
を作製した。ここでAサイト元素は、Pb%Ca、Bサ
イトの元素はZr5TIで、−A/Bはl、09である
。
次いで、熱伝導率260 W / m kのA、ll’
N基板を表面粗さ150 flffl以下となるように
ラッピングし、研磨を行なった後、該AiN基板上にア
ルゴンガス雰囲気中、圧力0.8Pa、パワー密度4W
/cm。
N基板を表面粗さ150 flffl以下となるように
ラッピングし、研磨を行なった後、該AiN基板上にア
ルゴンガス雰囲気中、圧力0.8Pa、パワー密度4W
/cm。
基板温度30℃の条件でTi及びPtを順次RFスパッ
タリングして厚さ0.1μmのTi膜、厚さ1.0μm
のpt膜を堆積して二層構造の下層導体を形成した。つ
づいて、この下層導体上にアルゴンガスと酸素の比率が
l :lの雰囲気中、圧力0.8Pasパワ一密度2
W/d、基板温度200℃の条件で前記組成のターゲッ
トをRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘電体
薄膜を形成した。
タリングして厚さ0.1μmのTi膜、厚さ1.0μm
のpt膜を堆積して二層構造の下層導体を形成した。つ
づいて、この下層導体上にアルゴンガスと酸素の比率が
l :lの雰囲気中、圧力0.8Pasパワ一密度2
W/d、基板温度200℃の条件で前記組成のターゲッ
トをRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘電体
薄膜を形成した。
つづいて、強誘電体薄膜上に上層導体を前記下層導体と
同様な条件で形成した後、各層をフォトエツチング技術
によりパターニングし、更に酸素雰囲気中、550℃で
アニーリングしてMIMセルを製造した。なお、該MI
Mセル形成後での強誘電体薄膜パターンの組成中のA/
Bはl、05であった。
同様な条件で形成した後、各層をフォトエツチング技術
によりパターニングし、更に酸素雰囲気中、550℃で
アニーリングしてMIMセルを製造した。なお、該MI
Mセル形成後での強誘電体薄膜パターンの組成中のA/
Bはl、05であった。
実施例3
予め(Pbo、*Cao、+) +、oo (Zro、
4g Tlo、、2)03、 Goの組成を有するター
ゲットを作製した。ここでAサイト元素は、PbSCa
、Bサイトの元素はZr%Tiで、A/Bは1.00で
ある。
4g Tlo、、2)03、 Goの組成を有するター
ゲットを作製した。ここでAサイト元素は、PbSCa
、Bサイトの元素はZr%Tiで、A/Bは1.00で
ある。
次いで、シリコン基板上にアルゴンガス雰囲気中、圧力
0.8 P a sパワー密度4 W/d、基板温度3
0℃の条件でT1及びPtを順次RFスパッタリングし
て厚さ0.1μmのT1膜、厚さ1.0μmのpt膜を
堆積して二層構造の下層導体を形成した。つづいて、こ
の下層導体上にアルゴンガスと酸素の比率がl =1の
雰囲気中、圧力0.8 P a sパワー密度2W/c
Ij1基板温度200℃の条件で前記組成のターゲット
をRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘電体薄
膜を形成した。つづいて、強誘電体薄膜上に上層導体を
前記下層導体と同様な条件で形成した後、各層をフォト
エツチング技術によりパターニングし、更に酸素雰囲気
中、550℃でアニーリングしてMIMセルを製造した
。
0.8 P a sパワー密度4 W/d、基板温度3
0℃の条件でT1及びPtを順次RFスパッタリングし
て厚さ0.1μmのT1膜、厚さ1.0μmのpt膜を
堆積して二層構造の下層導体を形成した。つづいて、こ
の下層導体上にアルゴンガスと酸素の比率がl =1の
雰囲気中、圧力0.8 P a sパワー密度2W/c
Ij1基板温度200℃の条件で前記組成のターゲット
をRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘電体薄
膜を形成した。つづいて、強誘電体薄膜上に上層導体を
前記下層導体と同様な条件で形成した後、各層をフォト
エツチング技術によりパターニングし、更に酸素雰囲気
中、550℃でアニーリングしてMIMセルを製造した
。
なお、:i、MIMセル形成後での強誘電体薄膜パター
ンの組成中のA/Bは0698であった一0実施例4 基板としてSICを用いた以外、実施例3と同様な方法
によりMIMセルを製造した。
ンの組成中のA/Bは0698であった一0実施例4 基板としてSICを用いた以外、実施例3と同様な方法
によりMIMセルを製造した。
実施例5
基板としてポリイミドを用い、フォトエツチング技術に
よるパターニング後のアニーリングを窒素雰囲気中、4
00℃で行なった以外、実施例3と同様な方法によりM
IMセルを製造した。
よるパターニング後のアニーリングを窒素雰囲気中、4
00℃で行なった以外、実施例3と同様な方法によりM
IMセルを製造した。
実施例6
基板として5i02を用いた以外、実施例3と同様な方
法によりMIMセルを製造した。
法によりMIMセルを製造した。
実施例7
基板としてGa Asを用いた以外、実施例3と同様な
方法によりMIMセルを製造した。
方法によりMIMセルを製造した。
比較例
予め(P bo、 85 B ao、 +5)o、 9
91 (M g+/3N b2/3)o、 3 (Z
n+/sN b2/3)o、 5T io、 210□
、9の組成(ここでAサイト元素は、Pb。
91 (M g+/3N b2/3)o、 3 (Z
n+/sN b2/3)o、 5T io、 210□
、9の組成(ここでAサイト元素は、Pb。
Ba、Bサイトの元素はMgs Nbs ZnS”rt
で、A/Bは0.99である)を有するターゲット原料
にスパッタリングによるAサイトの元素不足を補正する
ためにPbOを10重量%添加し、焼結してターゲット
を作製した。
で、A/Bは0.99である)を有するターゲット原料
にスパッタリングによるAサイトの元素不足を補正する
ためにPbOを10重量%添加し、焼結してターゲット
を作製した。
次いで、シリコン基板上にアルゴンガス雰囲気中、圧力
0.8Pasパワ一密度4 W/dS基板温度30”C
の条件でTi及びptを順次RFスバ・ツタリングして
厚さ100 nmのTi膜、厚さ200 nmのpt膜
を堆積して二層構造の下層導体を形成した。
0.8Pasパワ一密度4 W/dS基板温度30”C
の条件でTi及びptを順次RFスバ・ツタリングして
厚さ100 nmのTi膜、厚さ200 nmのpt膜
を堆積して二層構造の下層導体を形成した。
つづいて、この下層導体上にアルゴンガスと酸素の比率
が4:lの雰囲気中、圧力1.2Pa、パワー密度2
W/d、基板温度550℃の条件で前記組成のターゲッ
トをRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘電体
薄膜を形成した。つづいて、強誘電体薄膜上に上層導体
を前記下層導体と同様な条件で形成した後、各層をフォ
トエツチング技術によりパターニングしてMIMセルを
製造した。
が4:lの雰囲気中、圧力1.2Pa、パワー密度2
W/d、基板温度550℃の条件で前記組成のターゲッ
トをRFスパッタリングして厚さ1.5μmの強誘電体
薄膜を形成した。つづいて、強誘電体薄膜上に上層導体
を前記下層導体と同様な条件で形成した後、各層をフォ
トエツチング技術によりパターニングしてMIMセルを
製造した。
なお、該M夏Mセル形成後での強誘電体薄膜パターンの
組成中のA/Bは1.15であった。
組成中のA/Bは1.15であった。
しかして、本実施例2〜7及び比較例のMIMセルにつ
いて容量、誘電正接、抗電界及び残留分極を測定した。
いて容量、誘電正接、抗電界及び残留分極を測定した。
その結果を下記第1表に示した。
上記第1表から明らかなように本実施例2〜70MIM
セルは、容量、誘電正接、抗電界及び残留分極の全ての
誘電特性が比較例のMIMセルに比べて優れていること
がわかる。
セルは、容量、誘電正接、抗電界及び残留分極の全ての
誘電特性が比較例のMIMセルに比べて優れていること
がわかる。
[発明の効果]
以上詳述した如く、本発明によれば所望の誘電特性を有
し、焦電型赤外線センサ、不揮発性メモリ薄膜コンデン
サ等に有用な強誘電体薄膜、並びにかかる強誘電体薄膜
を再現性よく製造し得る方法を提供できる。
し、焦電型赤外線センサ、不揮発性メモリ薄膜コンデン
サ等に有用な強誘電体薄膜、並びにかかる強誘電体薄膜
を再現性よく製造し得る方法を提供できる。
出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (2)
- (1). 基板上に形成され、下記式( I )にて表わ
されるペロブスカイト構造の組成を有することを特徴と
する強誘電体薄膜。 A_xBZ_2_+_x・・・( I ) 但し、式( I )中のAサイトは陽イオンとなるPb及
びCaを主体とする元素の集合体、Bサイトは陽イオン
となる元素の集合体、Zは陰イオン、Xは0.98〜1
.05を示す。 - (2). 下記式(II)で表わされる組成のターゲット
を用い、スパッタリング法によりペロブスカイト構造を
有する強誘電体薄膜を基板上に堆積せしめることを特徴
とする強誘電体薄膜の製造方法。 A_yBZ_2_+_y・・・(II) 但し、Aサイトは陽イオンとなるPb及びCaを主体と
する元素の集合体、Bサイトは陽イオンとなる元素の集
合体、Zは陰イオン、yは1.00〜1.09を示す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24430588A JPH0294507A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 強誘電体薄膜及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24430588A JPH0294507A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 強誘電体薄膜及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0294507A true JPH0294507A (ja) | 1990-04-05 |
Family
ID=17116762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24430588A Pending JPH0294507A (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 強誘電体薄膜及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0294507A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5800683A (en) * | 1996-03-15 | 1998-09-01 | Ramtron International Corporation | Use of calcium and strontium dopants to improve retention performance in a PZT ferroelectric film |
US6203608B1 (en) | 1998-04-15 | 2001-03-20 | Ramtron International Corporation | Ferroelectric thin films and solutions: compositions |
US6974547B1 (en) | 1998-12-22 | 2005-12-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flexible thin film capacitor and method for producing the same |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62150808A (ja) * | 1985-12-25 | 1987-07-04 | 株式会社 トーキン | 積層セラミックコンデンサの製造方法 |
JPS6353264A (ja) * | 1986-08-25 | 1988-03-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 強誘電体薄膜の製造方法 |
JPS63166198A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-09 | 富士通株式会社 | 強誘電薄膜の形成方法 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP24430588A patent/JPH0294507A/ja active Pending
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US5969935A (en) * | 1996-03-15 | 1999-10-19 | Ramtron International Corporation | Use of calcium and strontium dopants to improve retention performance in a PZT ferroelectric film |
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US6974547B1 (en) | 1998-12-22 | 2005-12-13 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Flexible thin film capacitor and method for producing the same |
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