JPH029410Y2 - - Google Patents

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JPH029410Y2
JPH029410Y2 JP1981059249U JP5924981U JPH029410Y2 JP H029410 Y2 JPH029410 Y2 JP H029410Y2 JP 1981059249 U JP1981059249 U JP 1981059249U JP 5924981 U JP5924981 U JP 5924981U JP H029410 Y2 JPH029410 Y2 JP H029410Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、銀行などの金融業に設置され、預
金、現金引出しなどの銀行取引を自動的に行なう
取引処理装置に関する。
この種の取引処理装置は、顧客が一定の手順に
したがつて複数ステツプからなる一連の操作をす
ることにより、所定の取引を遂行する。取引処理
装置には、取引種類の選択、取消、確認、金額の
単位、金額等を入力するために多数のキーが設け
られている。また取引処理装置は、顧客のなすべ
き操作を表わす操作案内画像を各操作ステツプご
とに表示するための電子的視覚表示装置、たとえ
ばCRT(陰極線管)デイスプレイを備えている。
出願人は既に、CRT画面の周囲に、上記多数
のキーを配置し、顧客がこれらのキーを操作すべ
きステツプにおいて、CRTに、これらのキーを
操作すべきことおよびこれらのキーの機能を表示
するシステムを開発した。このシステムは、取引
処理装置の顧客操作面をコンパクトにしうる点で
すぐれているが、次のような欠点がある。機能キ
ーなどはCRTの画面から離れているので、画面
の表示と関連づけるためにキーに表示灯を取付け
るか、それでもなお機能キーなどと画面の表示と
の関連づけが充分でなく、誤操作の原因となる。
そこで誤操作の発生を減少させるためには、
CRTの画面の表示とキーの内容とをより一層密
接に関連づけることが必要となる。
一方、CRTの画面の表示とキーの内容とを密
接に関連づけることができたとしても、多数のキ
ーが設けられておりかつ操作させるべきキーは
CRTの画面の表示、すなわち操作案内画像に応
じて変化することおよびキーの操作は一般の顧客
が行なうものであることから、操作させるべきキ
ー以外のキーが操作されてしまうことが起こりう
る。
以上のことから、取引処理をスムーズにかつ迅
速に行なうためには、操作すべきキーをわかりや
すくするとともに、顧客が操作すべきタツチキー
以外のタツチキーを誤つて操作したとしても、誤
動作によるキー入力にもとづいて誤つた処理が実
行されないようにする必要がある。
この考案は、各種キーと表示装置に表示される
操作案内の画像と密接に関連づけることができ、
したがつて操作すべきキーを分かりやすくするこ
とができるとともに、たとえ誤操作が発生したと
しても誤操作によるキー入力にもとづいて次の処
理が実行されないようにすることができる取引処
理装置を提供することを目的とする。
以下、図面にもとづいてこの考案の実施例につ
いて詳細に説明する。
第1図は、取引処理装置の外観を示している。
この取引処理装置1では、預金、現金引出、残高
照会および通帳記入、の取引が行なわれる。取引
処理装置1は、前方に突出した水平な顧客操作面
と、垂直な接客面とを有している。顧客操作面の
右半分には、操作指示文言と操作指示図形との組
合せにより構成される操作指示、機能キー11〜
15の機能表示文言および明示枠、テンキー16
の数字および明示枠ならびに支払請求金額その他
の入力データまたは情報の表示に用いられる陰極
線管表示装置(CRTという)2が配置されてい
る。顧客操作面の左半分には、紙幣挿入、放出お
よび返却口3がある。預金の取引において預金す
べき紙幣を挿入後取引が終了する前に取引を取消
した場合などに、挿入された紙幣が返却される。
取引処理装置1の垂直な接客面には、その右が
わに、銀行取引の資格のある顧客の個人コードな
どのデータが磁気記録された磁気カードを挿入す
るための磁気カード挿入口4、通帳を用いずに取
引をする場合に発行され取引データが印字された
レシートを放出するレシート発行口5が配置さ
れ、左がわには通帳を挿入するための通帳挿入口
6が配置されている。通帳挿入口6の上方には、
取引処理装置1が取引可能な状態にあることを示
す取扱中表示器7および可能な取引種類を示す取
引モード表示器8が設けられている。さらに、接
客面には、扉キー17、係員キー18および係員
呼出しボタン19などが設けられている。
第2図から第5図は、CRT2およびCRT2の
画面上に配置された機能キー11〜15およびテ
ンキー16の詳細を示している。CRT2の画面
の輪郭が2aで示されている。機能キー11〜1
5およびテンキー16は、指で触れるとまたは触
れて押すとオン(もしくはオフ)となるタツチキ
ーである。機能キー11〜13は、CRT2の画
面の右上の位置に縦に並べて、機能キー14は画
面の左上の位置に、機能キー15およびテンキー
16は画面の下部に横一列に並べて、それぞれ配
置されている。機能キー11〜14は、取引種類
の選択、取消および確認、ならびに金額の単位な
どを入力するために用いられる。キー15は訂正
専用である。テンキー16は、顧客固有の秘密番
号や支払請求金額などを入力するために用いられ
る。
これらのキーは、キー構成板20に設けられて
いる。キー構成板20は、上下の透明フイルム
(たとえばポリエステル・フイルム)21,22
と、これらのフイルム21,22間に介装された
透明スペーサ23とから構成されている。フイル
ム21,22とスペーサ23は透明接着剤で相互
に接着してもよいし、単に重ねておくだけでもよ
い、またはモールド成形される。スペーサ23の
各キーが設けられる箇所には方形の孔があけられ
ており、これらの箇所においてのみフイルム2
1,22間にはスペーサ23の厚さの空間が形成
されている。そして、各フイルム21,22のキ
ーが設けられる箇所には、内面に電極24,25
が形成され、これらの電極24,25によつてキ
ーが構成されている。電極24,25は、たとえ
ば金の薄膜をフイルム21,22に蒸着すること
によつて形成される。このような薄膜は、透明度
が高いのでCRT2の画面上にあつても、画面の
邪魔になることはほとんどない。上部のフイルム
21の内面には、フイルム21に形成された各電
極24にそれぞれ接続されたリード線26があ
り、コネクタ28に導かれている。また、下部フ
イルム22の内面には、そこに形成された電極2
5を相互に接続する共通アース線27があり、さ
らにコネクタ28に導かれている。これらのリー
ド線26およびアース線27もまた、フイルム2
1,22に薄膜蒸着などの方法により形成され
る。このようなキー構成板20は、取引処理装置
1の操作面の外板9にあけられた開口9aの位置
において、その周囲を帯状バネ板29によつて押
さえられ、締結具30によつて外板9にその内側
から取付け固定されている。そして、CRT2の
表示面がこの構成板20の内側面に接するよう
に、CRT2が位置決めされ、かつ固定されてい
る。
後に示すように、各キー11〜16の箇所に
は、それらのキーが操作されるときに、キーの箇
所を示す明示枠およびその機能がCRT2の画面
に表示される。顧客が表示された箇所を押すと、
上部フイルム21は容易に変形し、上下の両電極
24,25が接触するので、キー入力信号がリー
ド線26,27を経て入力される。
第6図は、取引処理装置1の内部構造を概略的
に示している。取引処理装置1はその入出力機器
として、現金支払の取引において所定金額の紙幣
を計数して搬送し放出口3に送出する紙幣放出機
41、紙幣挿入口3に挿入された紙幣の真偽と種
類を判別するビル・チエツカ42、各取引処理ご
とにその取引種類、支払金額、預金金額などの取
引データを銀行の控として記録するとともに、顧
客にレシートを発行するレシート発行機43、カ
ード挿入口4の内側に配置され、カードに磁気記
録されたデータを読み取る磁気カード・リーダ4
4、通帳に取引年月日、預金金額、支払金額、残
高その他のデータを印字する記帳機45、機能キ
ー11〜15およびテンキー16を含むキー入力
装置46、ならびにCRT2を含む表示装置47
を備えている。取引処理装置1は、1台のマスタ
中央処理装置(M−CPUという)50と複数台
のスレーブ中央処理装置(S−CPUという)5
3から構成されるマスタ・スレーブ・システムに
よつて制御され、各種の取引が実行される。好ま
しくは、これらのCPUはマイクロプロセツサで
ある。上記の各入出力機器は、1台または2台ず
つS−CPU53によつてそれぞれ制御される。
M−CPU50およびS−CPU53は、それぞれ、
それらのプログラムをストアしたリード・オン
リ・メモリ(ROM)51,55および各種の取
引データをストアするランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)52,56を持つている。表示装置
47を制御するS−CPU53はさらに、CRT2
による各種の表示のためにあらかじめ設定された
操作指示文書、操作指示図形などを表わすコード
をストアする文言・図形コード・メモリ57を備
えている。M−CPU50とS−CPU53は、各
種バスによつて相互に接続されている。センタ
(図示略)は、顧客別情報フアイルを持つており、
このフアイルに顧客の個人コード、銀行取引に関
するデータなどがストアされている。M−CPU
50は、取引処理データを伝送制御回路58を介
してセンタに伝送し、センタからは、取引の可
否、取引によつて更新された取引に関するデータ
が回路58を介してM−CPU50に伝送される。
この伝送制御回路58には、回線制御回路や変復
調回路などが含まれている。
第7図は、取引処理装置1を用いて引出しの取
引を行なう場合の手順を示している。まず、
CRT2に、取引指定誘導表示を行なう(ステツ
プ101)。この表示例が第8図に示されている。
この画面は、キーを押して取引の種類を設定せよ
という操作指示文言、機能キー11〜14の位置
を示す明示枠G、ならびに機能キーの機能を示す
「お引出」「ご預金」「通帳記入」および「残高照
会」の機能指示文言などから構成されている。機
能キー11〜14の真上の位置に明示枠Gおよび
機能指示文言が表示されているので、キーの位置
がきわめて明瞭である。
顧客が機能キー11を押して引出しの取引を指
定すると(ステツプ102)、CRT2の画面はカ
ード挿入誘導表示に移る(ステツプ103)。こ
の表示例が第9図に示されている。この画面は、
カード挿入せよという操作指示文言と、カードを
挿入している様子を示す操作指示図形とから構成
されている。
顧客がカードをカード挿入口4に挿入すると
(ステツプ104)、CRT2には第10図に示す
ような、暗証番号キー入力誘導表示が行なわれる
(ステツプ105)。この画面は、暗証番号をキー
入力せよという操作指示文言と、暗証番号をキー
入力している様子を示す操作指示図形と、訂正キ
ー15およびテンキー16の位置を示す明示枠G
と、訂正キーであることを表わす「訂正」の機能
表示文言と、テンキーの0〜9までの数字とから
なる。「訂正」の文言および0〜9の数字は明示
枠G内に表わされている。顧客がテンキー16を
用いて暗証番号をキー入力すると、その暗証番号
が画面のやや右下の位置に表示される。
暗証番号のキー入力が完了すると(ステツプ1
06)、CRT2の表示画面は、第11図に示す、
支払請求金額キー入力誘導表示に移る(ステツプ
107)。この画面は、所望の支払請求金額をキ
ー入力せよという操作指示文言と、テンキーを用
いて支払請求金額をキー入力している様子を示す
操作指示図形と、機能キー11〜13,15およ
びテンキー16の位置を示す明示枠Gと、機能キ
ー11〜13,15の機能を表わす「万」「千」
「円」および「訂正」という文言と、テンキーの
0〜9までの数字と、請求金額入力例とから構成
されている。機能キー11〜13は、第8図では
取引種類の設定のために用いられているが、第1
1図では金額の単位を入力するために用いられて
いる。このように、機能キーを複数種類の取引デ
ータ入力に兼用することにより、機能キーの数を
減少させることができる。顧客が支払請求金額を
キー入力すると、キー入力された金額が画面のや
や右下よりの位置に表示される。
支払請求金額のキー入力が完了すると(ステツ
プ108)、CRT2の画面は第12図に示すよう
な待機指示表示に変わる(ステツプ109)。こ
の後、レシートへの前印字やセンタへ送信する電
文の編集などの前処理を行ない(ステツプ(11
0))、センタ交信に移る(ステツプ(111))。
センタから支払許可の電文が送信され、これを
受信すると、レシートに取引データを印字し(ス
テツプ112)、CRT2にカードを受取れという
旨の誘導表示(図示略、以下同じ)を行ない(ス
テツプ113)、カードを返却する(ステツプ1
14)。カードが抜取られると、CRT2紙幣を受
取れという旨の誘導表示をして(ステツプ11
5)、支払額相当の紙幣を計数し、この紙幣およ
び印字したレシートを放出する(ステツプ11
6)。顧客が紙幣およびレシートを受取れば、取
引が終了した旨をCRT2に表示して(ステツプ
117)、処理を終える。
以上は、カードのみを用いた引出し(支払)取
引の例であるが、カードおよび通帳を用いた引出
し取引、ならびに預金、通帳記入および残高照会
などの他の取引においても、顧客のなすべき操作
の各ステツプごとに、その操作に先だつて、顧客
のなすべき操作を誘導する操作指示文言および図
形、ならびに機能キーやテンキーの位置を示す明
示枠、機能表示文言および数字などが、CRT2
に表示されるのは言うまでもない。
第13図は、キー入力装置46の一例を示して
いる。各キー11〜16のキー入力信号は、フイ
ルタ回路60をそれぞれ経て、ゲート回路71〜
76に送られ、ゲートが開いている場合にのみ、
ゲート回路71〜76を経て入力制御インターフ
エイス64に入力する。このインターフエイス6
4は、キー入力装置46を制御するS−CPU5
3によつて制御される。キー入力信号は、インタ
ーフエイス64からデータ・バスを通つてS−
CPU53に送られる。フイルタ回路60は、第
14図に示すように、シユミツト回路61および
その入力側に接続された抵抗52とコンデンサ6
3とからなる充放電回路から構成されている。キ
ーがオフの場合には、シユミツト回路61にHレ
ベルの信号が入力し、キーがオンとなるとシユミ
ツト回路61の入力はLレベルになる。
ゲート回路71〜76は、ゲート制御回路65
によつて制御される。ゲート制御回路65には、
CRT2に表示すべき画面に応じて、S−CPU5
3からゲート制御指令が送られる。たとえば、第
8図に示す画面の場合には、機能キー11〜14
のうちのいずれか1つのみが押されるから、これ
らの機能キーに対応するゲートのみを開けという
指令が送られ、ゲート回路71〜74のゲートの
みが開かれる。したがつて、第8図の表示が行な
われたときに、機能キー11〜14のいずれかが
オンとなつたときには、そのキー入力信号がゲー
トを経てインターフエイス64に入力する。顧客
が誤つてテンキー16や訂正キー15を押したと
しても、これらのキーに対応するゲート回路7
6,75のゲートは閉じているから、そのキー入
力信号はインターフエイス64に入力しない。こ
のことにより、顧客の誤操作による誤つたキー入
力が防止される。同じように、第9図および第1
2図に示す画面の表示のときには、機能キー11
〜15およびテンキー16は用いられないから、
すべてのゲート回路71〜76のゲートが閉じら
れる。第10図の表示の場合にはゲート回路7
5,76のゲートが、第11図の表示の場合には
ゲート回路71〜73,75,76のゲートがそ
れぞれ開かれるのは、容易に理解されよう。
ゲート回路を用いずに、S−CPU53によつ
て、各画面に応じて有効キーのマスクを行なうこ
ともできる。S−CPU53には、第15図に示
すように、キー入力信号をストアするA〜Cレジ
スタ(それぞれAR,BR,CRとする)と、有効
キー・マスク・データをストアするPA〜PCレジ
スタ(それぞれPAR,PBR,PCRとする)とが
設けられている。ARには、その第1位〜第4位
に機能キー11〜14のキー入力信号(キー入力
有を“1”とする)がそれぞれストアされる。
BRには、その第1位〜第6位にテンキー16の
数字0〜6のキー入力信号がそれぞれストアされ
る。CRには、その第1位〜第4位にテンキー1
6の数字7〜0のキー入力信号が、第5位に機能
キー15のキー入力信号がそれぞれストアされ
る。PAR〜PCRには、第16図に示す有効キ
ー・マスク・テーブルのデータが画面に応じてス
トアされる。これらのPAR〜PCRの第7位およ
び第8位は、レジスタを表わすビツトであり、00
はPARを、01はPBRを、10はPCRをそれぞれ表
わしている。
第16図において、有効キー・マスク・テーブ
ルの各アドレスX1〜X6には、それぞれ8ビツ
トからなるデータがストアされている。これらの
データのうち、第1位〜第6位は、有効マスク・
ビツトであつて、有効キーは“1”で表わされて
いる。第7位および第8位はストアすべきレジス
タ(PAR〜PCR)を表わしている。
第17図はアドレス・テーブルを示している。
このテーブルには、表示すべき画面に対応して、
有効キー・マスク・テーブルの読出すべきアドレ
スと、読出すべきデータ量があらかじめストアさ
れている。
M−CPU50からS−CPU53に第8図の画
面の表示指令が送られると、この画面をCRT2
に表示するとともに、アドレス・テーブルからア
ドレスX1およびデータ数が1バイトであること
を読出す。そして、読出したアドレスX1を用い
て、有効キー・マスク・テーブルのアドレスX1
のデータを読出す。このデータの第7位および第
8位は00であるから、読出したデータをPARに
ストアする。他方、第8図の表示によつて、機能
キー11〜14のうちのいずれかが押されるか
ら、そのキー入力信号を読込んでARにストアす
る。そして、ARとPAR,BRとPBR、およびCR
とPCRのそれぞれの第1位〜第6位の各ビツト
のAND論理を演算して、その結果を、正規なキ
ー入力データとする。たとえば、キー11が押さ
れた場合には、ARの第1位に“1”がストアさ
れ、他は“0”である。したがつて、ARとPAR
のAND論理は、第1位のみが“1”となり、キ
ー11が押されたことが分る。他のキー、たとえ
ばテンキー16が押されたとしても、PBRおよ
びPCRの内容はすべて0であるから、CRT2の
画面に表示されてないキーが押されたとしても、
その入力信号は無効となる。
第10図の表示をする場合には、有効キー・マ
スク・テーブルのアドレスX2から続く2バイト
のデータ(アドレスX2,X3)が読出され、
PBRおよびPCRにそれぞれストアされ、同じよ
うにAND論理が演算される。第11図の表示の
場合には、有効キー・マスク・テーブルのアドレ
スX4から3バイトのデータ(アドレスX4〜X
6)が読出され、PAR〜PCRにそれぞれストア
される。
上記実施例では、電子的視覚表示装置として
CRTが示されているが、プラズマ・デイスプレ
イなど他の表示装置も使用しうるのは言うまでも
ない。
以上詳細に説明したようにこの考案では、相互
に間隔をおいて配置された一対の透明フイルム
と、これらの透明フイルムの内面の対向する位置
に形成された対をなす電極からなる複数のキーと
を備えたキー保持板が表示装置の表示画面の上に
配置されている。キーを構成する一対の電極は透
明フイルムの内面に形成されているので、顧客が
キーを操作したときに顧客の指が電極に直接触れ
ることはない。このため指の汗が電極に付着する
ことはないから、汗の付着によつて電極に錆が発
生するようなことはない。したがつて電極が錆び
ることに起因するキーの誤動作の発生を防止する
ことができる。
また、顧客がこれらのキーを操作すべきステツ
プにおいて表示装置の表示画面上の操作させるべ
きキーに対応する位置にそのキーの意味が表示さ
れるので、表示装置に表示される操作案内画像と
キーとが密接に関連づけられる。このため、操作
すべきキーがわかりやすくなる。
このようにこの考案では操作すべきキーがわか
りやすくなつているが、多数のキーが設けられて
おりかつキーの機能は操作案内画像に応じて変化
することおよびキーの操作は一般の顧客が行なう
ものであるから、操作させるべきキー以外のキー
が操作されてしまうことがおこりうる。この考案
では、表示装置にキーの意味が表示されるごと
に、操作させるべきキーであることを示す有効キ
ー・データが作成される。そしてキー入力された
データが有効キー・データに対応しているかどう
かが判定される。キー入力されたデータが有効キ
ー・データに対応していると判定された場合に、
そのキーによる入力データを正規なキー入力デー
タとして次の処理に進む。したがつて、顧客が誤
つて操作させるべきキー以外のキーを押したとし
ても誤操作によるキー入力にもとづいて誤つた処
理が行なわれるということがない。
このようにこの考案によれば、操作すべきキー
がわかりやすくなり、したがつて操作が行ないや
すくなるとともに、たとえ顧客が操作すべきキー
以外のキーを誤つて操作したとしても、誤操作に
よるキー入力にもとづいて次の処理が実行される
ということがない。したがつて、取引処理が誤り
なくスムーズにかつ迅速に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は取引処理装置の外観を示す斜視図、第
2図から第5図はCRTおよびタツチキーを示す
ものであつて、第2図は全体の平面図、第3図は
第2図の−線にそう断面図、第4図はタツチ
キーの拡大断面図、第5図はタツチキーを押した
状態の拡大断面図、第6図は取引処理装置の内部
構成を示すブロツク図、第7図は取引処理手順の
一例を示すフロー・チヤート、第8図から第12
図はCRTの表示例を示す図、第13図はキー入
力装置の一例を示すブロツク図、第14図はフイ
ルタ回路の一例を示す回路図、第15図はレジス
タを示す図、第16図は有効キー・マスク・テー
ブルを示す図、第17図はアドレス・テーブルを
示す図である。 1……取引処理装置、2……CRT、11〜1
5……機能キー、16……テンキー、20……キ
ー構成板、21,22……透明フイルム、23…
…スペーサ、24,25……電極、53……S−
CPU、65……ゲート制御回路、71〜76…
…ゲート回路、AR,BR,CR,PAR,PBR,
PCR……レジスタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 顧客が一連のステツプの操作を行なうことによ
    り、所定の取引を実行する取引処理装置におい
    て、 顧客のなすべき操作を表わす操作案内画像を各
    操作ステツプごとに表示する電子的視覚表示装
    置、 相互に間隔をおいて配置された一対の透明フイ
    ルムと、これらの透明フイルムの内面の対向する
    位置に形成された対をなす電極からなる複数のキ
    ーとを備え、表示装置の表示画面上に配置された
    キー保持板、 顧客がこれらのキーを操作すべきステツプにお
    いて、表示装置の表示画面上の操作させるべきキ
    ーに対応する位置にそのキーの意味を表示する手
    段、 表示装置にキーの意味が表示されるごとに、操
    作させるべきキーであることを示す有効キー・デ
    ータを作成する手段、 キー入力されたデータが有効キー・データに対
    応しているかどうかを判定する手段、および キー入力されたデータが有効キー・データに対
    応していると判定された場合に、そのキーによる
    入力データを正規なキー入力データとして次の処
    理に進むように制御する手段、 を備えている取引処理装置。
JP1981059249U 1981-04-23 1981-04-23 Expired JPH029410Y2 (ja)

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