JPH029374Y2 - - Google Patents

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JPH029374Y2
JPH029374Y2 JP1979011182U JP1118279U JPH029374Y2 JP H029374 Y2 JPH029374 Y2 JP H029374Y2 JP 1979011182 U JP1979011182 U JP 1979011182U JP 1118279 U JP1118279 U JP 1118279U JP H029374 Y2 JPH029374 Y2 JP H029374Y2
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resistor
resistance
circuit
adjustment
voltage
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、機械的振動の生ずる自動車内に搭載
する機器の基準電圧設定に適した電圧設定回路に
関する。 この種の電圧設定回路は、設定値が調整可能で
あると共に調整後の設定値が自動車の振動によつ
て変化しないように、電圧調整部分に回転式或い
は摺動式の可変抵抗は用いず、第1図に示すよう
に切断可能な固定抵抗(以下切断抵抗という)を
用いることが多い。同図の切断抵抗R1〜R6のう
ち、抵抗R1〜R3は粗調用並列抵抗群RXを構成し、
また抵抗R4〜R6は微調用並列抵抗群RYを構成し
ている。抵抗群RX,RYはいずれも電圧分割抵抗
RCに並列に接続されていて、抵抗R1〜R6の間に
は R4>R5>R6>R1>R2>R3 の関係がある。具体的にはR3=1KΩ,R2=2K
Ω,R1=4KΩ,R6=10KΩ,R5=20KΩ,R4
40KΩの如く、倍数関係に選ばれる。抵抗Rcは
他の電圧分割抵抗Raおよび緩衝用抵抗Rbに直列
接続される。そして、電源Eの電圧を抵抗分割し
た出力電圧V0は、抵抗Ra,Rbの接続点に接続さ
れた出力端O1および電源Eの負側に接続された
出力端O2の間に発生される。 この出力電圧V0は、粗調用並列抵抗群RXの各
抵抗R1〜R3を第1表に示す組合せで切断して粗
調整した後、微調用並列抵抗群R4〜R6を選択的
に(第1表と同様に)切断して微調整される。
【表】 第2図は出力電圧V0の変化範囲を示している。
同図の横軸は第1表の論理番号に対応しており、
○・で示す点は微調用並列抵抗群RYの各抵抗R4
R6を切断しない状態、つまり第1表の組合せに
従い粗調整を終了した段階での出力電圧V0であ
る。これに対し、□・で示す点は、抵抗群RYの全
抵抗R4〜R6を切断した状態の出力電圧V0であり、
それぞれは論理番号が1だけ高位の○・点に近い。
そして、各論理番号において、○・−□・間は抵抗
R4〜R6の切断の組合せにより更に6段階に分割
されるので、全体としてボリユーム等の連続可変
抵抗による出力電圧変化と略等価な特性を得るこ
とができる。 しかしながら、第1図の構成では各論理番号に
おける微調幅が異なり、論理番号の増加に伴ない
微調幅がA(論理番号1)からB(論理番号8)へ
次第に増加する傾向にあり、微調整を困難にして
いる。つまりB/A=1であれば、各段階(論理
番号)での微調整1ステツプ当りの出力電圧V0
の変化量は等しいので、略予測通りに微調整を終
了することができる。ところが、第1図でRa=
10KΩ,Rb=6.8KΩ,Rc=5.6KΩ,R1=120K
Ω,R2=56KΩ,R3=27KΩ,R4=1MΩ,R5
470KΩ,R6=270KΩとした場合には、B/A≒
1.6にもなり微調整が困難になると共に調整誤差
も増大する欠点がある。 この第1図の回路では粗調整抵抗に微調整抵抗
が並列接続され、前者の抵抗値は所望出力電圧に
応じて変化せしめられるから、これに一定変化範
囲の微調整抵抗を並設して粗調整抵抗の各抵抗値
に対する出力電圧を一定範囲で変化させることは
本質的に不可能である。 本考案は、回路構成を変えて上記欠点を除去し
ようとするもので、複数の切断可能な固定抵抗か
ら成る粗調用並列抵抗群と第1の固定抵抗とを直
列接続してなる第1の抵抗回路と、複数の切断可
能な固定抵抗から成り前記粗調用抵抗より抵抗値
の大きい微調用並列抵抗群と第2の固定抵抗とを
直列接続してなる第2の抵抗回路とを備え、前記
第1の固定抵抗と第2の固定抵抗を接続すること
により前記第1の抵抗回路と第2の抵抗回路を直
列接続し、該直列接続された第1、第2の抵抗回
路を電源の両端に接続し、該電源の一端に対して
該第1の抵抗回路と第2の抵抗回路との接続点を
出力端としたことを特徴とするものであるが、以
下図面を参照してこれを詳細に説明する。 第3図は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。同図に示す電圧設定回路では、粗調整用並列
抵抗群RXが一方の電圧分割抵抗Rcに、また微調
整用並列抵抗群RYが他方の電圧分割抵抗Raにそ
れぞれ並列に接続される。抵抗Ra,Rcは緩衝用
抵抗Rb,Rb′と共に直列抵抗群を構成している
が、緩衝用抵抗は3個以上直列に接続することも
ある。抵抗Rb,Rb′間に一方の出力端O1が接続
され、電源Eの電圧を抵抗分割した出力電圧V0
が、他方の出力端O2との間に発生される。抵抗
群RX,RYを構成する抵抗の数は任意であり、そ
れにより電圧設定範囲が異なるが、この実施例で
は抵抗R1〜R4で抵抗群RXを構成し、また抵抗R5
〜R8で抵抗群RYを構成している。これら抵抗R1
〜R8の間には R1>R2>R3>R4 R5>R6>R7>R8 なる関係がある。一例を挙げるとRa=3.3KΩ,
Rb′=6.6KΩ,Rb=10KΩ,Rc=5.6KΩ,R1
82KΩ,R2=32KΩ,R3=22KΩ,R4=10KΩ,
R5=1MΩ,R6=470KΩ,R7=220KΩ,R8
100KΩである。 上記構成の電圧設定回路でも粗調用抵抗群RX
の各抵抗を第2表の組み合せに従い切断して粗調
整した後、微調用抵抗群RYの各抵抗を同様に選
択的に切断して微調整を行なう。
【表】 第4図は第3図における出力電圧V0の変化範
囲を、第2図と同趣旨で示している。○・点(粗調
点)と□・点(最大微調点)との上下関係は第2図
と逆であり、またその間は微調用並列抵抗群RY
の選択的な切断で14段階に分割される。問題とな
る最小論理番号1での微調幅Aと最大論理番号16
での微調幅Bとの比は、上記の例では次のように
なる。即ち粗調整側の抵抗の最大値は組調整用抵
抗R1〜R4を全部除去したときの値5.6KΩ(=
Rc)、最小値はこれらをすべて除去しないで接続
したままとしたときの値2.8KΩである。また同
様に、微調整側の抵抗の最大値は3.3KΩ、最小
値は3.1KΩである。従つて粗調整側の抵抗値が
最大のとき微調側の抵抗値を最大値、最小値間で
変えて得られる出力電圧の調整幅Bは0.61660−
0.61176=0.00484V(こゝでVは電源電圧)、また
粗調整側の抵抗値が最小のとき微調整側の抵抗値
を最大値、最小値間で変えて得られる出力電圧の
調整幅Aは0.568889−0.563877=0.00501Vであ
り、B/A=0.97となる。これは、第1図の回路
の前述した条件下でB/A≒1.6である場合に比
し著しくB/A=1に接近するので、調整は容易
となり、また調整誤差は低減される。 ここで、緩衝用抵抗Ra,Rb′を設けない場合に
ついて前記と同じように調整幅A,Bを求める
と、調整幅Bは0.64368−0.62921=0.01447V、調
整幅Aは0.47458−0.45902=0.01556Vであり、
B/A=0.93となる。 従つて、第3図の構成で緩衝用抵抗Rb,Rb′を
設けない場合は、第1図に比べてB/Aが1に近
くなるため調整は容易となるが緩衝用抵抗Rb,
Rb′を設けた第3図に比べるとB/Aが1より遠
くなるため、調整がしずらくなる。 このように緩衝用抵抗Rb,Rb′を設けることで
粗調抵抗値に関係なく、微調幅をほぼ一定にする
ことができる。 また、緩衝用抵抗Rb,Rb′を設けない場合、前
述の例では微調幅が約0.015Vであるのに対し、
緩衝用抵抗を設けた場合は微調幅が約0.005Vと
なり、緩衝用抵抗を設けない場合の約1/3となる。
これは同じ本数の微調用抵抗を使用した場合、抵
抗1本当たりの調整幅、即ち分解能が、緩衝用抵
抗を設けた方がはるかに小さくなることを示して
いる。 従つて、緩衝用抵抗を設けることで分解能を小
さくでき、微調整の精度が一層向上する。 このように、本考案の電圧設定回路では、粗調
用並列抵抗群と第1の緩衝用固定抵抗とを直列接
続してなる第1の抵抗回路と、微調用並列抵抗群
と第2の緩衝用固定抵抗とを直列接続してなる第
2の抵抗回路とを直列接続し、その接続点から出
力を取出すようにしたので、異なる粗調段階での
各微調幅が略一様になり、リニアな可変抵抗と同
様に電圧設定がし易くなり、また調整誤差も低減
される。しかも抵抗一本当りの調整幅が小さくな
るので微調整の精度が一層向上する。 また、可変抵抗と異なり可動部分がないので、
調整後に自動車の振動で設定値がずれることもな
い。 本考案の電圧設定回路は、自動車内の機器、例
えばエミツシヨンコントローラやオートドライブ
装置等の基準電圧設定に好適であるが、その一例
を第5図に示す。同図はオートドライブ装置の一
部を示すもので、速度センサ(図示せぬ)からの
速度信号(パルス列)aの周波数は、周波数−電
圧変換器1でリツプルを含んだ電圧出力bに変換
され、基準(所望)速度信号dとの差がコンパレ
ータ2に入力する。このリツプルを含んだ差電圧
eは該コンパレータで基準電圧cと比較され、該
基準電圧以上の部分がオフ、以下の部分がオンと
なるパルスに変換される。このパルスのデユーテ
イは速度偏差に応じて変るのでこのパルスでスロ
ツトルバルブ操作用のアクチユエータを制御して
速度制御がなされる。この基準電圧cは上記電圧
設定回路3で出力され、上記パルス化を行なう。
基準電圧cの調整はF/V変換回路その他の回路
系の各素子の特徴のバラつきの修正を行なう等の
目的でなされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電圧設定回路の一例を示す回路
図、第2図はその出力電圧の設定範囲を示す特性
図、第3図は本考案の一実施例を示す回路図、第
4図はその出力電圧の設定範囲を示す特性図、第
5図はオートドライブ装置の一部を示すブロツク
図でである。 Ra,Rb……電圧分割抵抗、Rb,Rb′……緩衝
用抵抗、RX……粗調用並列抵抗群、RY……微調
用並列抵抗群、R1〜R8……切断抵抗、E……電
源、3……電圧設定回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の切断可能な固定抵抗から成る粗調用並列
    抵抗群と第1の固定抵抗とを直列接続してなる第
    1の抵抗回路と、 複数の切断可能な固定抵抗から成り前記粗調用
    抵抗より抵抗値の大きい微調用並列抵抗群と第2
    の固定抵抗とを直列接続してなる第2の抵抗回路
    とを備え、 前記第1の固定抵抗と第2の固定抵抗を接続す
    ることにより前記第1の抵抗回路と第2の抵抗回
    路を直列接続し、 該直列接続された第1、第2の抵抗回路を電源
    の両端に接続し、 該電源の一端に対して該第1の抵抗回路と第2
    の抵抗回路との接続点を出力端としたことを特徴
    とする電圧設定回路。
JP1979011182U 1979-01-31 1979-01-31 Expired JPH029374Y2 (ja)

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JP1979011182U JPH029374Y2 (ja) 1979-01-31 1979-01-31

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JPS55112713U JPS55112713U (ja) 1980-08-08
JPH029374Y2 true JPH029374Y2 (ja) 1990-03-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002530000A (ja) * 1998-11-12 2002-09-10 ラリー キアン 多重基準、高精度スイッチング増幅器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4930758U (ja) * 1972-06-23 1974-03-16

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4930758U (ja) * 1972-06-23 1974-03-16

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JP2002530000A (ja) * 1998-11-12 2002-09-10 ラリー キアン 多重基準、高精度スイッチング増幅器

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JPS55112713U (ja) 1980-08-08

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