JPH0292465A - 溶接ビードの蛇行防止方法 - Google Patents
溶接ビードの蛇行防止方法Info
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- JPH0292465A JPH0292465A JP24096388A JP24096388A JPH0292465A JP H0292465 A JPH0292465 A JP H0292465A JP 24096388 A JP24096388 A JP 24096388A JP 24096388 A JP24096388 A JP 24096388A JP H0292465 A JPH0292465 A JP H0292465A
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- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、ガスメタルアーク溶接における溶接ビードの
蛇行防止方法に関するもので、溶接部の品質向上9手直
しコストの削減を得ることができるようにしたものであ
る。
蛇行防止方法に関するもので、溶接部の品質向上9手直
しコストの削減を得ることができるようにしたものであ
る。
〈従来の技術〉
炭酸ガス、アルゴンガス等を用いるガスメタルアーク溶
接は、高能率であると共に自動化に適しているため、近
年その使用範囲が拡大しており、とくに溶接ロボットの
増加と共に急増している。
接は、高能率であると共に自動化に適しているため、近
年その使用範囲が拡大しており、とくに溶接ロボットの
増加と共に急増している。
このガスメタルアーク溶接には、通常0.8〜2.0閣
径の溶接用ワイヤが使用されるが、その代表的な使用形
態として200〜400 kgの溶接用ワイヤを円筒形
状のペイル缶内に巻回して収納し、このペイル缶内から
順次引出し使用するものがあり、これは大容量性のため
に自動溶接に多用されている。
径の溶接用ワイヤが使用されるが、その代表的な使用形
態として200〜400 kgの溶接用ワイヤを円筒形
状のペイル缶内に巻回して収納し、このペイル缶内から
順次引出し使用するものがあり、これは大容量性のため
に自動溶接に多用されている。
通常、このペイルパック巻きワイヤは、ビード蛇行を防
ぐために、引出し使用時に溶接用ワイヤに発生する捩れ
を防止するために、この溶接用ワイヤのペイルパックへ
の巻き取り収納時に、予め使用時に発生する捩れと逆の
捩れを溶接用ワイヤに与えている0例えば特公昭42−
20493号公報にはペイルパックへの一巻輪について
l撚りを持つように巻く方法が開示されている。
ぐために、引出し使用時に溶接用ワイヤに発生する捩れ
を防止するために、この溶接用ワイヤのペイルパックへ
の巻き取り収納時に、予め使用時に発生する捩れと逆の
捩れを溶接用ワイヤに与えている0例えば特公昭42−
20493号公報にはペイルパックへの一巻輪について
l撚りを持つように巻く方法が開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかしながら、特にロボット溶接の場合実際には、この
ようなペイルパック巻きワイヤのように工夫をして巻取
を行ったワイヤを使用した溶接においても無視できない
不都合なビード蛇行がしばしば発生していた。
ようなペイルパック巻きワイヤのように工夫をして巻取
を行ったワイヤを使用した溶接においても無視できない
不都合なビード蛇行がしばしば発生していた。
このようにビード蛇行があると、成形された溶接部に、
アンダーカット、オーバーラツプ、溶は込み不良、スラ
グ巻き込み1脚長下足等の溶接欠陥が生じ易く、溶接部
の品質が低下し、またビード外観が不良となるため外観
を重視する用途では使用できなくなり、さらに上記した
ような不都合が生じた場合には、溶接部の手直し作業が
必要となって、それだけ作業工数が増えるという問題が
あった。
アンダーカット、オーバーラツプ、溶は込み不良、スラ
グ巻き込み1脚長下足等の溶接欠陥が生じ易く、溶接部
の品質が低下し、またビード外観が不良となるため外観
を重視する用途では使用できなくなり、さらに上記した
ような不都合が生じた場合には、溶接部の手直し作業が
必要となって、それだけ作業工数が増えるという問題が
あった。
本発明者の詳細な調査の結果、ペイルパンク内に収納さ
れたワイヤには、大なり小なり捩れの不均一性が存在し
、引出し使用時に、この涙れの不均一性に起因するトー
チ先端でのワイヤの涙れが発生し、溶接ビードの蛇行を
引き起こすことが分かった。
れたワイヤには、大なり小なり捩れの不均一性が存在し
、引出し使用時に、この涙れの不均一性に起因するトー
チ先端でのワイヤの涙れが発生し、溶接ビードの蛇行を
引き起こすことが分かった。
本発明は、上記した従来例における問題点および不都合
を解消すべく創案されたもので、ペイルパック巻きワイ
ヤを使用したガスメタルアーク溶接においてビード蛇行
を発生させないことを目的としたものである。
を解消すべく創案されたもので、ペイルパック巻きワイ
ヤを使用したガスメタルアーク溶接においてビード蛇行
を発生させないことを目的としたものである。
く課題を解決するための手段および作用〉以下、本発明
による溶接用ワイヤ蛇行防止方法を、図面を参照しなが
ら説明する。
による溶接用ワイヤ蛇行防止方法を、図面を参照しなが
ら説明する。
通常第4図に示すようにガスメタルアーク溶接では溶接
用ワイヤ(以下ワイヤと記す)8が、ペイルパック1か
ら上流側コンジットチューブ5を通すローラガイド7を
介してワイヤ供給袋W2に送られ、その後トーチ側にあ
る下流側コンジットチエ−プロを通り、溶接トーチ3及
びトーチ3の先端についている溶接チップを通って溶接
部にワイヤ8が供給される。
用ワイヤ(以下ワイヤと記す)8が、ペイルパック1か
ら上流側コンジットチューブ5を通すローラガイド7を
介してワイヤ供給袋W2に送られ、その後トーチ側にあ
る下流側コンジットチエ−プロを通り、溶接トーチ3及
びトーチ3の先端についている溶接チップを通って溶接
部にワイヤ8が供給される。
ここでビード蛇行の発生要因として、この上流側コンジ
ットデユープ5及び下流側のコンジットチューブ6のま
がり及び動きによるものが考えられる。すなわち、コン
ジットチューブ5及び6はフレキシブルに曲がるように
なっており1111なロボットの動きに追従するように
製造されているのが現状である。
ットデユープ5及び下流側のコンジットチューブ6のま
がり及び動きによるものが考えられる。すなわち、コン
ジットチューブ5及び6はフレキシブルに曲がるように
なっており1111なロボットの動きに追従するように
製造されているのが現状である。
この場合コンジットチューブ5及び6が大きくまがった
時、中を通過するワイヤ8は塑性変形をうけペイルパッ
クlに捩りを入れて直線状のワイヤ8として払出したも
のに、ある方向のくせがつけられることになる。一般に
コンジットチューブ5及び6に半径300閤以下の屈曲
があった場合塑性変形の生じることが知られている。
時、中を通過するワイヤ8は塑性変形をうけペイルパッ
クlに捩りを入れて直線状のワイヤ8として払出したも
のに、ある方向のくせがつけられることになる。一般に
コンジットチューブ5及び6に半径300閤以下の屈曲
があった場合塑性変形の生じることが知られている。
本発明はこのようなワイヤ供給系において付加されるワ
イヤぐせによるビード蛇行を防止することを主目的とし
、溶接ロボットによる溶接の信頼性を向上させることが
主眼としたものである。
イヤぐせによるビード蛇行を防止することを主目的とし
、溶接ロボットによる溶接の信頼性を向上させることが
主眼としたものである。
第5図は通常の溶接デツプ4を内蔵した溶接トーチ3の
先端部を示したものであり、78接チツプ4のストレー
ト孔11aを通して溶接ワイヤ8が送給されるようにな
っている。
先端部を示したものであり、78接チツプ4のストレー
ト孔11aを通して溶接ワイヤ8が送給されるようにな
っている。
ワイヤ8は溶接チップ4において給電され、被溶接物(
図示略)との間にアークを発生させて、この熱により溶
接ワイヤ8を溶融し溶接を行っている。
図示略)との間にアークを発生させて、この熱により溶
接ワイヤ8を溶融し溶接を行っている。
この時、溶接チップ4は給電をスムーズにするため銅あ
るいは銅合金からなりストレート孔11aの内径が細く
ワイヤ8との隙間も0.05〜0.7−程度とかなり狭
くなっている。したがって、溶接チップがワイヤ8をm
mで100kg以上使用した時にワイヤ8によりけずり
とられ給電不良等から取りかえられるのが普通である。
るいは銅合金からなりストレート孔11aの内径が細く
ワイヤ8との隙間も0.05〜0.7−程度とかなり狭
くなっている。したがって、溶接チップがワイヤ8をm
mで100kg以上使用した時にワイヤ8によりけずり
とられ給電不良等から取りかえられるのが普通である。
すなわち給電用の溶接チップの管理はガスメタルアーク
溶接を行う上でたいへん重要な因子であることが言われ
てきた。しかしこれらの他に溶接チップ4はビード蛇行
及びヒート形状にも影響を及ぼすことが明白となり、種
々検討した結果本発明の方法を開発するに至った。
溶接を行う上でたいへん重要な因子であることが言われ
てきた。しかしこれらの他に溶接チップ4はビード蛇行
及びヒート形状にも影響を及ぼすことが明白となり、種
々検討した結果本発明の方法を開発するに至った。
本発明の溶接ビードの蛇行防止方法は、弾性限界内のね
じりを付加されたペイルパック内に巻回収納した溶接用
ワイヤをコンジットチューブ、ワイヤ供給装置および溶
接トーチに内蔵された溶接チップを介して送給しつつ溶
接するに際し、チップ先端部に設けたストレート細孔の
長さを12閣以上、4〇−以下とすると共に上記ストレ
ート細孔の内径と溶接用ワイヤの外径とのなす隙間を0
.o5mm〜0.7■範囲とし、かつ上記ストレート細
孔の後端に接続して拡大孔を設けた溶接チップを通して
溶接用ワイヤを送給することを特徴とするものである。
じりを付加されたペイルパック内に巻回収納した溶接用
ワイヤをコンジットチューブ、ワイヤ供給装置および溶
接トーチに内蔵された溶接チップを介して送給しつつ溶
接するに際し、チップ先端部に設けたストレート細孔の
長さを12閣以上、4〇−以下とすると共に上記ストレ
ート細孔の内径と溶接用ワイヤの外径とのなす隙間を0
.o5mm〜0.7■範囲とし、かつ上記ストレート細
孔の後端に接続して拡大孔を設けた溶接チップを通して
溶接用ワイヤを送給することを特徴とするものである。
上記溶接チップを通して送給する溶接用ワイヤとしては
95kg/mm2以上、 165kg/−以下のもの
が好ましい。
95kg/mm2以上、 165kg/−以下のもの
が好ましい。
第1図(a)、 (b)は本発明の方法に使用する溶接
チップの構造を示したものであり、溶接チップ4は先端
部側の中央部にストレート細孔11が設けてあり、スト
レート細孔11の後端には拡大孔12が接続して設けで
ある。13はチップ4の後端部に設けた接合用ネジ部で
ある。
チップの構造を示したものであり、溶接チップ4は先端
部側の中央部にストレート細孔11が設けてあり、スト
レート細孔11の後端には拡大孔12が接続して設けで
ある。13はチップ4の後端部に設けた接合用ネジ部で
ある。
ストレート細孔11の内径は従来通り溶接用ワイヤ8の
外径とのなす間隔が0.05〜0.7m範囲になる寸法
とすると共に第1図(a)に示すストレート細孔11の
長さしを溶接ビードの蛇行やビード形状に悪影響を及ぼ
さない長さに特定する。
外径とのなす間隔が0.05〜0.7m範囲になる寸法
とすると共に第1図(a)に示すストレート細孔11の
長さしを溶接ビードの蛇行やビード形状に悪影響を及ぼ
さない長さに特定する。
第2図に溶接チップ4のストレート細孔11の長さLと
ビード蛇行状況との関係を示している。なおビード蛇行
状況はターゲット試験と呼ばれている方法を評価因子と
した。ずなわち溶接チップ4から!50−はなれたター
ゲツト板(的)をめがけてワイヤを送給しその接地点の
ばらつきをみる方法で通常50〜100点行い評価する
。
ビード蛇行状況との関係を示している。なおビード蛇行
状況はターゲット試験と呼ばれている方法を評価因子と
した。ずなわち溶接チップ4から!50−はなれたター
ゲツト板(的)をめがけてワイヤを送給しその接地点の
ばらつきをみる方法で通常50〜100点行い評価する
。
第6図はワイヤのターゲツト板9に対する送給接地点1
0のばらつきが10閣でビード蛇行発止なしの場合、第
7図は接地点IOのばらつきが42mでビード蛇行ばら
つきありの場合をそれぞれ示したものである。
0のばらつきが10閣でビード蛇行発止なしの場合、第
7図は接地点IOのばらつきが42mでビード蛇行ばら
つきありの場合をそれぞれ示したものである。
上記の場合、いずれもペイルパックから出された溶接用
ワイヤを上流側コンジットチューブ5および下流側コン
ジットデユープ6に数個所の屈曲部を付与した厳しい条
件のものとで、実際に溶接ビードをひき確認した。
ワイヤを上流側コンジットチューブ5および下流側コン
ジットデユープ6に数個所の屈曲部を付与した厳しい条
件のものとで、実際に溶接ビードをひき確認した。
その条件はワイヤ径1.2mφ、溶接電流230A。
電圧25v、送給速度80CII/−にて、ビードオン
プレートテストを行った。第2図に示す縦軸ターゲット
点のばらつき(−)はターゲット図上の円周方向におけ
るターゲット点の最大値を測定したものである。40閣
のと一ド蛇行限界を横切っているのはチップのストレー
ト細孔の長さしが12mのときであり、12閣以上では
ターゲット点のばらつきが少ないのに対し12閣未満で
はばらつきが大きくなっている。これはストレート細孔
によるワイヤ矯正力が弱いためと考えられる。
プレートテストを行った。第2図に示す縦軸ターゲット
点のばらつき(−)はターゲット図上の円周方向におけ
るターゲット点の最大値を測定したものである。40閣
のと一ド蛇行限界を横切っているのはチップのストレー
ト細孔の長さしが12mのときであり、12閣以上では
ターゲット点のばらつきが少ないのに対し12閣未満で
はばらつきが大きくなっている。これはストレート細孔
によるワイヤ矯正力が弱いためと考えられる。
以上、チップのストレート細孔の長さしの下限値を12
−以上にする理由について説明したが次に上限値につい
て説明する。
−以上にする理由について説明したが次に上限値につい
て説明する。
上記のようにチップのストレート細孔によりワイヤの屈
曲が矯正されビード蛇行が防止されるが、ストレート細
孔が長くなると以下のような問題が生じる。すなわち、
溶接用ワイヤは細い溶接チップのストレート細孔内を通
るため、ワイヤに多少なりとも屈曲がある場合はもちろ
んストレート状でもチップ内での接触点が多くなり、長
くなるほど摩擦抵抗が大きくなる。その結果、ワイヤ送
給性が悪くなる要因となる。
曲が矯正されビード蛇行が防止されるが、ストレート細
孔が長くなると以下のような問題が生じる。すなわち、
溶接用ワイヤは細い溶接チップのストレート細孔内を通
るため、ワイヤに多少なりとも屈曲がある場合はもちろ
んストレート状でもチップ内での接触点が多くなり、長
くなるほど摩擦抵抗が大きくなる。その結果、ワイヤ送
給性が悪くなる要因となる。
第3図にワイヤ送給性と溶接チップストレード部長さし
の関係を示す、第3図においてワイヤ送給性すなわちワ
イヤ送給抵抗は送給モータの負荷電流値(A)により判
定した。この時ワイヤ送給抵抗は3mのコンジットチュ
ーブの途中に200φの円をつくり負荷状況を再現して
いる。
の関係を示す、第3図においてワイヤ送給性すなわちワ
イヤ送給抵抗は送給モータの負荷電流値(A)により判
定した。この時ワイヤ送給抵抗は3mのコンジットチュ
ーブの途中に200φの円をつくり負荷状況を再現して
いる。
第3図に示すようにワイヤ送給抵抗はチップのストレー
ト細孔の長さしが40閣以下のときにはワイヤ送給抵抗
が小さく送給性が良好であるが40閣を超えると送給抵
抗が大きくなり、送給性不良域に入るのでストレート細
孔の長さLは405m以下にするのである。
ト細孔の長さしが40閣以下のときにはワイヤ送給抵抗
が小さく送給性が良好であるが40閣を超えると送給抵
抗が大きくなり、送給性不良域に入るのでストレート細
孔の長さLは405m以下にするのである。
さらにワイヤ抗張力との関係について述べる。
ワイヤ抗張力はターゲット位置のばらつきにも関係し、
溶接チップのストレート細孔の長さLとも関係している
。すなわちコンジットデユープ5及び6に屈曲があって
もワイヤ抗張力の高い方が剛性も強く、ワイヤの塑性変
形がし難い傾向にあることに理由がある。
溶接チップのストレート細孔の長さLとも関係している
。すなわちコンジットデユープ5及び6に屈曲があって
もワイヤ抗張力の高い方が剛性も強く、ワイヤの塑性変
形がし難い傾向にあることに理由がある。
つまり通常のワイヤは70〜90kg/−程度であるが
この場合ストレート細孔の内径と溶接用ワイヤ外径との
なす間隔が0.05〜0.7 mの範囲であれば効果は
あるものの、コンジットチューブの屈曲が激しい場合あ
るいは振れ動いている場合などには影響度が小さくなる
。したがって溶接用ワイヤの抗張力下限値を95kg/
■−とするのが好ましく、また上記値は溶接用ワイヤ製
造面より限度以上となると伸線性及び巻替性に問題が生
じるため、165kg/mシ以下に限定するものである
。
この場合ストレート細孔の内径と溶接用ワイヤ外径との
なす間隔が0.05〜0.7 mの範囲であれば効果は
あるものの、コンジットチューブの屈曲が激しい場合あ
るいは振れ動いている場合などには影響度が小さくなる
。したがって溶接用ワイヤの抗張力下限値を95kg/
■−とするのが好ましく、また上記値は溶接用ワイヤ製
造面より限度以上となると伸線性及び巻替性に問題が生
じるため、165kg/mシ以下に限定するものである
。
〈実施例〉
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
溶接はYGW−11の1.2閣φのワイヤを用い炭酸ガ
スシールドにて第1図に示す溶接チップ4の内径1.4
0閣φとしたストレート細孔11の長さしを種々の長さ
に変更させたものを使用し、溶接チップに印加する電流
250A、電圧27v、溶接速度60cm/癲及び12
0cm/幽にて実施した、その結果を第1表に示してい
る。
スシールドにて第1図に示す溶接チップ4の内径1.4
0閣φとしたストレート細孔11の長さしを種々の長さ
に変更させたものを使用し、溶接チップに印加する電流
250A、電圧27v、溶接速度60cm/癲及び12
0cm/幽にて実施した、その結果を第1表に示してい
る。
なお、第4図に示すコンジットチューブの長さは上流側
コンジットチューブ5が6m、下流側コンジットデユー
プ6が3mのものを使用した。
コンジットチューブ5が6m、下流側コンジットデユー
プ6が3mのものを使用した。
第1表に示すようにワイヤ抗張力が約100kg/−の
溶接用ワイヤにおいて、阻2〜N[L5.N117゜N
a8およびl1hlOはいずれも本発明の条件を満たす
ので蛇行の発生な(、ワイヤ送給性が良好であった。こ
れに対し、チップのストレート細孔の長さしがN111
に示す8mmの場合、ターゲット点ばらつきが大きく蛇
行がみられる。さらに磁6およびNα9のLが50mに
おいてはビード蛇行はないもののワイヤ送給に雌がある
。 N[Lllのワイヤ抗張力を90kg/−の場合、
送給経路内のコンジットチューブに200φの円を作っ
て条件を悪くしたので送給抵抗が不良となリピート蛇行
が発生している。
溶接用ワイヤにおいて、阻2〜N[L5.N117゜N
a8およびl1hlOはいずれも本発明の条件を満たす
ので蛇行の発生な(、ワイヤ送給性が良好であった。こ
れに対し、チップのストレート細孔の長さしがN111
に示す8mmの場合、ターゲット点ばらつきが大きく蛇
行がみられる。さらに磁6およびNα9のLが50mに
おいてはビード蛇行はないもののワイヤ送給に雌がある
。 N[Lllのワイヤ抗張力を90kg/−の場合、
送給経路内のコンジットチューブに200φの円を作っ
て条件を悪くしたので送給抵抗が不良となリピート蛇行
が発生している。
ワイヤ抗張力が170kg/−のワイヤを中間焼鈍なし
で製造した場合、ワイヤ伸線工程でダイス原単位の低下
(標準品の1/2)がみられ、現状ラインでは製造不可
であった。
で製造した場合、ワイヤ伸線工程でダイス原単位の低下
(標準品の1/2)がみられ、現状ラインでは製造不可
であった。
〈発明の効果〉
本発明によるビード蛇行防止方法を用いることにより溶
接用ワイヤの送給性が良好で、溶接と一ドの蛇行発生が
解消するので溶接ロボット使用の拡大がはかれる。とく
に自動車、鉄骨等の産業分野の作業能率の向上及び省力
化が達成される。
接用ワイヤの送給性が良好で、溶接と一ドの蛇行発生が
解消するので溶接ロボット使用の拡大がはかれる。とく
に自動車、鉄骨等の産業分野の作業能率の向上及び省力
化が達成される。
第1図(a)は本発明の方法に係る溶接デツプを示す断
面図、第1図(ハ)は第1図(a)のA−A矢視を示す
正面図、第2図はストレート細孔の長さとターゲット点
のばらつきとの関係を示すグラフ、第3図はストレート
細孔の長さと溶接用ワイヤ送給抵抗の関係を示すグラフ
、第4図は一般のペイルパックを用いたガスメタルアー
ク溶接装置を示す全体概略図、第5図は従来の溶接トー
チの先端部を示す部分断面図、第6図および第7図は溶
接用ワイヤの接地点のばらつきを示すグラフであり、第
6図は蛇行ばらつきなしの場合、第7図は蛇行ばらつき
ありの場合を示す。 1・・・ペイルパック、 2・・・ワイヤ供給装置、
3・・・溶接トーチ、 4・・・溶接チップ、5・
・・上流側コンジットチューブ、 6・・・下流側コンジットチューブ、 7・・・ローラガイド、 8・・・溶接用ワイヤ、9
・・・ターゲツト板、 lO・・・ワイヤの打点、11
・・・チップのストレート細孔、 12・・・拡大孔、 13・・・接合ネジ部。
面図、第1図(ハ)は第1図(a)のA−A矢視を示す
正面図、第2図はストレート細孔の長さとターゲット点
のばらつきとの関係を示すグラフ、第3図はストレート
細孔の長さと溶接用ワイヤ送給抵抗の関係を示すグラフ
、第4図は一般のペイルパックを用いたガスメタルアー
ク溶接装置を示す全体概略図、第5図は従来の溶接トー
チの先端部を示す部分断面図、第6図および第7図は溶
接用ワイヤの接地点のばらつきを示すグラフであり、第
6図は蛇行ばらつきなしの場合、第7図は蛇行ばらつき
ありの場合を示す。 1・・・ペイルパック、 2・・・ワイヤ供給装置、
3・・・溶接トーチ、 4・・・溶接チップ、5・
・・上流側コンジットチューブ、 6・・・下流側コンジットチューブ、 7・・・ローラガイド、 8・・・溶接用ワイヤ、9
・・・ターゲツト板、 lO・・・ワイヤの打点、11
・・・チップのストレート細孔、 12・・・拡大孔、 13・・・接合ネジ部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、弾性限界内のねじりを付加されたペイルパック内に
巻回収納した溶接用ワイヤをコンジットチューブ、ワイ
ヤ供給装置および溶接トーチに内蔵された溶接チップを
介して送給しつつ溶接するに際し、チップ先端部に設け
たストレート細孔の長さを12mm以上、40mm以下
とすると共に上記ストレート細孔の内径と溶接用ワイヤ
の外径とのなす隙間を0.05mm〜0.7mm範囲と
し、かつ上記ストレート細孔の後端に接続して拡大孔を
設けた溶接チップを通して溶接用ワイヤを送給すること
を特徴とする溶接ビードの蛇行防止方法。 2、ワイヤ抗張力が95kg/mm^2以上、165k
g/mm^2以下範囲の溶接用ワイヤを送給する請求項
1記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63240963A JP2516663B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 溶接ビ―ドの蛇行防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63240963A JP2516663B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 溶接ビ―ドの蛇行防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0292465A true JPH0292465A (ja) | 1990-04-03 |
JP2516663B2 JP2516663B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=17067259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63240963A Expired - Fee Related JP2516663B2 (ja) | 1988-09-28 | 1988-09-28 | 溶接ビ―ドの蛇行防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516663B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180083199A (ko) * | 2017-01-12 | 2018-07-20 | 두산중공업 주식회사 | 다단구조가 형성된 용접팁 및 이를 포함하는 용접기 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5828779U (ja) * | 1981-07-20 | 1983-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 消耗電極式ア−ク溶接用コンタクトチツプ |
-
1988
- 1988-09-28 JP JP63240963A patent/JP2516663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5828779U (ja) * | 1981-07-20 | 1983-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 消耗電極式ア−ク溶接用コンタクトチツプ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180083199A (ko) * | 2017-01-12 | 2018-07-20 | 두산중공업 주식회사 | 다단구조가 형성된 용접팁 및 이를 포함하는 용접기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2516663B2 (ja) | 1996-07-24 |
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