JPH028978B2 - - Google Patents

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JPH028978B2
JPH028978B2 JP12764582A JP12764582A JPH028978B2 JP H028978 B2 JPH028978 B2 JP H028978B2 JP 12764582 A JP12764582 A JP 12764582A JP 12764582 A JP12764582 A JP 12764582A JP H028978 B2 JPH028978 B2 JP H028978B2
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JP
Japan
Prior art keywords
powder
sealing
low
melting point
alumina
Prior art date
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Expired
Application number
JP12764582A
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English (en)
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JPS5918132A (ja
Inventor
Hiroshi Seki
Atsumi Ishii
Takashi Iwai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iwaki Glass Co Ltd
Original Assignee
Iwaki Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iwaki Glass Co Ltd filed Critical Iwaki Glass Co Ltd
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Publication of JPS5918132A publication Critical patent/JPS5918132A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低温度の熱処理により高強度、高耐熱
シヨツク性の気密封着を達成する封着用硝子組成
物で特にIC用のアルミナ質パツケージ(アルミ
ナ基板)の封着に好適に用いられる封着用硝子組
成物に関する。 ICのアルミナ質パツケージによる封止は、IC
保護のためできるだけ低温で封着する必要があ
る。低温(例えば430℃以下)の封着を達成する
ため従来よりPbO−B2O3−ZnO−SiO2系やPbO
−B2O3−ZnO−SiO2−PbF2系などが用いられて
きた。PbF2を含む系は400℃以下の封着も可能で
あるが封着後、絶縁特性が劣化しアルミナ質パツ
ケージによる封着には適さない。一方、PbO−
B2O3−ZnO−SiO2系は450〜415℃程度の封着温
度を有し絶縁性も良好であるが、特に封着温度、
耐熱シヨツク性に劣り改善の余地がある。 本発明の目的は430℃以下(390〜430℃)の温
度で10分間以内の熱処理により充分流動し、アル
ミナ、金属リードワイヤに対し高強度耐熱シヨツ
ク性に優れた気密封着が行なえ、さらに耐水性、
耐酸性、絶縁性に優れ、誘電率の低い封着用硝子
組成物を提供することである。 本発明は重量%表示で本質的に PbO 74.0〜87.0% B2O3 6.0〜15.0% ZnO 0.5〜6.5% SiO2 0.3〜3.0% V2O5 0.1〜3.0% CuO 0〜4.0% Bi2O3 0〜7.0% SnO2 0〜2.0% の組成を有する低融点硝子粉末とコージエライ
ト、β−ユ−クリプタイト及びβ−スポジユーメ
ンの1者以上の低膨張性耐火物粉末と、アルミ
ナ、スピネル、酸化チタン及び酸化スズの1者以
上の高強度セラミツクス粉末とから成り、上記粉
末が容量%表示で 低融点硝子粉末 55.0〜75.0% 低膨張性耐火物粉末 24.0〜44.0% 高強度セラミツクス粉末 0.3〜20.0% とから成る封着用硝子組成物に関する。 前記低融点硝子の組成限定の理由を説明する。
PbOは少な過ぎると軟化点が高くなり封着温度が
高くなる。一方多過ぎると粉末硝子の作成時に結
晶化し易くなると共に封着時の流動性が悪くなり
充分な封着強度が得られず、いずれも好ましくな
い。B2O3は少な過ぎると、PbOの多過ぎる場合
と同様の難点があり、多過ぎるとPbOの少な過ぎ
る場合と同様の難点がある。ZnOは、多過ぎると
PbOの多過ぎる場合と同様の難点があり、少な過
ぎるとPbOの少な過ぎる場合と同様の難点があ
る。SiO2は添加することにより耐酸性を向上す
ることができるが、多過ぎると封着温度が高くな
り、少な過ぎるとPbOの多過ぎる場合と同様の難
点があり、いずれも好ましくない。V2O5は、添
加することにより封着時に流動性を向上させる効
果を生ずるが少な過ぎるとその効果を生じない。
また多過ぎるとPbOの多過ぎる場合と同様の難点
を生じるのでいずれも好ましくない。 CuO及びBi2O3は、添加することにより融点を
下げより低温での封着を可能にする効果を生ずる
が、多過ぎるとPbOが多過ぎる場合と同様の難点
を生じ好ましくない。 SnO2は添加することにより、結晶化を抑制す
る効果を生じ、封着時に溶融ガラスが充分流動し
た後結晶化することを可能にするが、多過ぎると
融点が高くなり封着温度が高くなるので好ましく
ない。以上の外に、結晶化を抑制するために
Al2O3を3%以下添加することができる。Al2O3
の添加量が多過ぎると融点が高くなり好ましくな
い。融点を下げるためにこれらにBaO,SrO,
CaO,MgOの1者以上のアルカリ土類金属酸化
物を添加することができる。その添加量は多過ぎ
ると溶融ガラスの結晶化が促進されるので2%以
下が好ましい。 上記組成の範囲の内より好ましい範囲は重量%
表示で次の通りである。 PbO 77.0〜86.0 B2O3 7.0〜13.0 ZnO 1.5〜6.0 SiO2 0.5〜2.5 V2O5 0.3〜2.0 Bi2O3 0.5〜5.0 CuO 0〜3.0 SnO2 0〜2.0 Al2O3 0〜3.0 本発明の封着用硝子組成物においては前記硝子
粉末に対して低膨張耐火物粉末と高強度のセラミ
ツクス粉末とを混合する。低膨張性耐火物粉末は
組成物の膨張係数を封着対象物と整合させるため
に添加し、高強度セラミツクス粉末は封着強度を
大きくするために添加する。 低膨張性耐火物粉末としてはコージエライトが
電気特性、耐酸性に優れるので好ましいが、β−
ユークリプタイト、β−スポジユーメンも使用で
きる。高強度セラミツクス粉末としては、強度や
熱伝導率が大きいのでアルミナが最も好ましい
が、スピネル、酸化スズ、酸化チタンも使用でき
る。 本発明の封着用硝子組成物においては容量%表
示で 前記低融点硝子粉末 55.0〜75.0% 前記低膨張性耐火物粉末 24.0〜44.0% 前記高強度セラミツクス粉末 0.3〜20.0% の組成を持つ。この限定理由は次の通りである。
硝子粉末が多過ぎると、組成物としての膨張係数
が大きくなり、アルミナ質の如き55〜75×10-7
-1近くの膨張係数を有するものを封着した際、封
着部に熱応力を生じ、耐熱シヨツク性、機械的強
度が低下するので好ましくない。一方、少な過ぎ
ると、封着時に組成物の流動性が悪くなり機械的
強度及び気密性が低下し好ましくない。硝子粉末
は上記範囲中73〜58%の範囲が特に好ましい。 低膨張性耐火物粉末は、多過ぎると硝子粉末が
少な過ぎる場合と同一の難点を生じ、少な過ぎる
と硝子粉末が多過ぎる場合と同一の難点を生じ好
ましくない。 セラミツクス粉末は、多過ぎると硝子粉末が多
過ぎる場合と同一の難点を生じ、少な過ぎると封
着部の耐熱シヨツク性が低下し好ましくない。 本発明においては、容量%表示で、 低融点硝子粉末 58.0〜73.0 コージエライト粉末 28.0〜41.0 アルミナ粉末 0.3〜10.0 の範囲のものが特に好ましい。 次に本発明の封着用硝子組成物の製造方法の一
例を説明する。 各原料成分、例えば鉛丹、無水硼酸、酸化亜
鉛、五酸化バナジウム、酸化第二銅、三酸化ビス
マスなどを目標組成に従つて配合混合してバツチ
を調整し、バツチを白金るつぼに入れ電気炉中で
1000〜1250℃で1〜2時間加熱熔解する。熔融硝
子を水砕し又は板状に成形し、ボールミルで粒径
1〜8μm程度まで粉砕する。低膨張性耐火物粉末
及び高強度セラミツクス粉末は325メツシユパス
とする。これらを目標とする組成割合に秤量した
後ミキサーで混合し本発明の封着用硝子組成物を
得る。 実施例 表1記載の9種類の封着組成物を製造した。 これらの組成物について、膨張係数、流動性、
誘電率を測定し、更に該組成物を用いてアルミナ
質パツケージを封着し、封着強度及び耐熱シヨツ
ク性を測定した。これらの測定結果を同表に示
す。 膨張係数はIC封止用のアルミナの場合、その
熱膨張係数は65〜70×10-7-1(25〜400℃)の範
囲内にある。低温封着組成物の熱膨張係数は、ア
ルミナのそれに対し+2×10-7〜−10×10-7の範
囲内にあると、アルミナとの整合性を満足する。 流動性は、各粉末試料をその比重に相当するg
数を採取し、12.5mm中の円柱状に加圧成形した
後、板硝子片上にのせ、表の封着温度で10分間熱
処理した後、そのフロー直径を測定した。アルミ
ナとの封着に当つては、組成物のフロー直径は19
mm以上であるのが好ましい。 誘電率は、1MHz・25℃の条件下で測定した。
この値は20以下であることが望ましい。 α線放出量は、粉末を軽く押して表面を平らに
した後に、この平面から放出されるα線の個数を
カウントした。この値は1.5カウント/cm2・hr以
下が望ましい。 封着強度及び耐熱シヨツク性は、表の封着組成
物を用いてアルミナ質パツケージ(16ピンSSIタ
イプ、ピン42%、Ni−Fe合金)の気密封着を実
施した後、封着強度についてはMIL−883B−
2024のトルク強度試験により、耐熱性はMIL−
883B−1011−2−Aによる熱衝撃テストを実施
した。強度試験は各20ケのサンプルの最小値であ
る。封着性試験では、各々100ケのサンプルを、
まずHeリークテスターによりリークがないこと
を確認した後、前記試験を行ない、試験後Heリ
ークテスターにより1×10-8c.c./min以上のリー
クがあるサンプルが1ケでも検出された場合、リ
ークあり(耐熱シヨツク性不良)とした。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%表示で本質的に PbO 74.0〜87.0% B2O3 6.0〜15.0% ZnO 0.5〜6.5% SiO2 0.3〜3.0% V2O5 0.1〜3.0% CuO 0〜4.0% Bi2O3 0〜7.0% SnO2 0〜2.0% の組成を有する低融点硝子粉末と、コージエライ
    ト、β−ユ−クリプタイト及びβ−スポジユーメ
    ンの1者以上の低膨張性耐火物粉末と、アルミ
    ナ、スピネル、酸化チタン及び酸化スズの1者以
    上の高強度セラミツクス粉末とから成り、上記粉
    末が容量%表示で 低融点硝子粉末 55.0〜75.0% 低膨張性耐火物粉末 24.0〜44.0% 高強度セラミツクス粉末 0.3〜20.0% の範囲にある低融点封着組成物。 2 前記低融点硝子粉末は重量%表示で PbO 77.0〜86.0 B2O3 7.0〜13.0 ZnO 1.5〜6.0 SiO2 0.5〜2.5 V2O5 0.3〜2.0 Bi2O3 0.5〜5.0 CuO 0〜3.0 SnO2 0〜2.0 Al2O3 0〜3.0 の範囲内にあり、前記低膨張性耐火物粉末はコー
    ジエライトであり、前記高強度セラミツクス粉末
    はアルミナ粉末であり、かつ、前記粉末が容量%
    表示で 低融点硝子粉末 58.0〜73.0% コージエライト粉末 28.0〜41.0% アルミナ粉末 0.3〜10.0% の範囲にある特許請求の範囲第1項記載の封着用
    硝子組成物。
JP12764582A 1982-07-23 1982-07-23 封着用硝子組成物 Granted JPS5918132A (ja)

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JPS5918132A JPS5918132A (ja) 1984-01-30
JPH028978B2 true JPH028978B2 (ja) 1990-02-28

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JPH0822763B2 (ja) * 1989-03-01 1996-03-06 日本電気硝子株式会社 低融点封着用組成物
DE102009036395A1 (de) 2009-04-30 2010-11-04 Osram Opto Semiconductors Gmbh Bauteil mit einem ersten und einem zweiten Substrat und Verfahren zu dessen Herstellung

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JPS5918132A (ja) 1984-01-30

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