JPH0289007A - 位相差フイルム及びその製造法 - Google Patents

位相差フイルム及びその製造法

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JPH0289007A
JPH0289007A JP24039688A JP24039688A JPH0289007A JP H0289007 A JPH0289007 A JP H0289007A JP 24039688 A JP24039688 A JP 24039688A JP 24039688 A JP24039688 A JP 24039688A JP H0289007 A JPH0289007 A JP H0289007A
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JP
Japan
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film
retardation
stretching
orientation
unequal
Prior art date
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Pending
Application number
JP24039688A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Arakawa
公平 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP24039688A priority Critical patent/JPH0289007A/ja
Publication of JPH0289007A publication Critical patent/JPH0289007A/ja
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  • Polarising Elements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な位相差フィルム及びその製造法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
元の透過性及び複屈折性を有するフィルム又はシートは
、テレビブラウン管、陰極線管表面の反射光をカットす
る防眩材料として、又、液晶表示の鮮明化を目的とする
材料として応用が広がっている。
フィルムの光学的特性の一つであるレターデーションは
複屈折値とフィルムの厚みの積として定義されるもので
あり、その要求値は目的によって異なる。例えば、防眩
機能を目的とする位相差フィルムは、円偏光フィルム又
は//,λフイルムと称されるものであ9、一軸延伸に
よって位相差をl4λとしたものである。
この棟の技術として、既にセルロース系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリロニトリル
系樹脂、スチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等の素
材を一軸延伸によって製造する方法が知られておシ、固
有複屈折値の高い素材にあっては、一軸延伸によって複
屈折性を付与できることがわかっている。
近年、液晶デイスプレィの用途拡大に伴い、種々の問題
点の改善が望まれている。位相差フィルムは、液晶表示
の着色の除去、コントラストの向上を目的とする利用が
期待されている。しかし、一般に入手できる高分子フィ
ルムをテンター法による横一軸延伸法、ロール間圧縮延
伸法、周速の異なるロールを利用する縦−軸延伸法等の
公知の方法で延伸した場合、確かに若干の改善はみられ
るものの、まだ着色ムラ、コントラストム2の問題が残
り、いまだ十分に満足できる性能に至っていないのが現
状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の目的は着色ムラの除去、コントラスト
ムラの除去の向上を達成できる位相差フィルムを得るこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を除去し、新規な位相差フィルムを
製造するために、研究を重ねた結果完成されたものであ
る。
よシ詳細には、本発明は上記問題点の原因がレターデー
ションのバラツキにあることに着眼し、鋭意研究を重ね
た結果、レターデーションのバラツキを標準偏差で1.
0%以内、より好ましくはO,S%以内にすることによ
って、目的を達成できることを突き止めたものであり、
且つバラツキをおさえる手段として実質的に無配向のフ
ィルムをガラス転移温度(Tg )乃至’l’g+JQ
’cの範囲から選ばれる条件の均一温度下で一軸延伸す
ることが要点であることを見い出し、本発明の完成に至
ったものである。
本発明において、実質的に無配向とは、フィルムの複屈
折値と該フィルムを構成する高分子の固有複屈折値との
比で定義される配向パラメーターが、0.01以下であ
ることを意味するものである。一般に、位相差フィルム
は、溶剤キャスト法、カレンダー法または押出し法で成
形された透明高分子フィルムを一軸方向に延伸すること
によって製造される。−軸方向に延伸する方法としては
テンター法による横一軸延伸法、ロール間圧縮延伸法、
周速の異なるロールを利用する縦−軸延伸法等が知られ
ている。しかし、単純にこれらの手段で製造した場合、
十分に満足できる位相差フィルムが得られないことは上
記のとおりである。かかる状況下で更に鋭意研究を進め
た結果延伸前のフィルム内の分子の配向パラメーターの
制御が延伸後の特性に多大な影響を及ぼすことを突き止
めた。
しかし、一般のフィルム製造においては製造時に既に相
当の配向が起っていることが判明した。
例えば溶剤キャスト法で製造したフィルム又はシートは
他の製造法で作られたフィルム又はシートと比較し相対
的に配向ノ2ラメ−ターが低いことがわかっているが、
それにおいてさえ、最低でもQ。
oir以上、多くは0.03以上であった。
そこで製造時に比較的配向制御可能な溶剤キャスト法に
おいて、フィルム製造過程における配向を助長する諸因
子を取シ除き、配向パラメーターが0.01以下のフィ
ルムを製造し、テンター法によってTg乃至1g+30
℃の範囲の条件から選ばれる均一温度下で、横一軸延伸
した結果、レターデーションのバラツキが標準偏差で1
.0%以内に減少していく傾向と該フィルムを、液晶デ
イスプレィにおける表示用液晶の偏光を補償するための
位相差フィルムとした場合着色ムラ、コントラストムラ
が目視確認できなくなる現象とが観察された。
特にレターデーションの均一性は、延伸前のフィルム又
はシートの配向パラメーターが0.00j以下において
効果が著しく、o、oos以下では更に多大な効果が得
られることが判明した。
レターデーション測定におけるサンプリングの方法につ
いては、母集団を偏シなく推定できる方法であれば特に
制限はないが、一定面積(A−≠サイズ程度)内を縦横
はぼ等間隔に20点以上測定することが好ましい。
また、本発明における高分子フィルムとは、光の透過性
が70%以上の実質的に透明なフィルムであって、分子
の固有複屈折値の絶対値が0.02以上の素材ならば全
て対象となるもので1、特別な制限はないが、とりわけ
、ポリカーボネート、ボリアリレート、ポリエーテルス
ルホン、ポリフエニレンサルファイド、ポリフェニレン
オキサイド、ポリアリルスルホン、ポリアミトイばド、
ポリイミドポリスチレン、ポリオレフィン、ポリアクリ
ロニトリル、セルロース等が好ましく、透明性、延伸性
に優れ、大きな固有複屈折を有するポリカーボネート、
ボリアリレート系の高分子フィルムが特に好ましい。又
、これらのポリマー間のポリマーブレンドや、これらの
ポリマーから選択される少くとも1種類を含むポリマー
ブレンドも本発明の対象となる。
〔実施例〕
以下実施例によって本発明の詳細な説明する。
実施例1゜ ホスゲンとビスフェノールAの縮合によシ得られた分子
量r、o万のポリカーボネートを二塩化メチレンに溶解
し、io%溶液とした。これを表面金離型剤処理したス
チールドラム上に流延し、延伸を抑制しつつ連続的に剥
ぎ取って乾燥し、厚さ10μm1巾j00tmのフィル
ムを得た。このフィルムを/100cに加熱したテンタ
ーにて横方向に3!%の延伸を行った結果、厚さ37μ
mの透明フィルムが得られた。延伸前後のフィルムの複
屈折値を島津展作所■製 複屈折針AEP−100によ
って測定しく測定はA弘すイズの試料からランダムに行
い、標準偏差を求めた)延伸前の配向パラメーター及び
延伸後のレターデーションを求めたところ、延伸前の配
向パラメーターは25点の測定で平均値o、oos、標
準偏差0゜0003 (以下0.00!−1:0.00
0J、n=2夕と記述)及び延伸後のレターデーション
は3Pl±J nm(n=λj)であった。該フィルム
を液晶デバイス用位相差フィルムとして使用したところ
、液晶表示の着色ムラは見られなかった。
又、コントラスト比も/lと非常に高く且つムラもなく
画像は鮮明であった。
実施例2゜ 式を有する分子量1.2万のポリアリレートヲ二塩化メ
チレンに溶解し、73%溶液とした。これを実施例1と
同様の方法によって、厚さ10μm1巾100龍のフィ
ルムを得た。
このフィルムを210℃に加熱したテンターにて横方向
に37%廷伸し60μmの厚みを有するフィルムを得た
延伸前後の複屈折値を実施例/と同様の方法で測定し延
伸前の配向パラメーター及び延伸後のレターデーション
を求めたところ、延伸前の配向ノミラメ−ターはo、o
op±0.0003(n=2よ)及び延伸後のレターデ
ーショ/はjt3±jnm(n=2t)であった。該フ
ィルムを液晶デバイス用位相差フィルムとして使用した
ところ、液晶表示の着色ムラは見られなかった。又、コ
ントラスト比もljと非常に高く、且つムラもなく鮮明
な画像が得られた。
比較例1゜ 延伸前の配向ノラメーターが0.020厚みよ0μmの
ポリカーボネートフィルムを使用し、実施例/と同様の
条件で延伸した結果レターデーションは3コO士2nm
(n=2! )であった。該フィルムを液晶デバイス用
位相差フィルムとして使用したところ、着色ムラ、コン
トラストムラが観察され鮮明画像は得られなかった。
比較例コ。
延伸前の配向パラメーターがo、oiz、厚み10μm
のボリアリレートフィルムを使用し実施例1と同様の条
件で延伸した結果、レターデーションはj/j+://
nm(n−2j)であった。
該フィルムを液晶デバイス用位相差フィルムとして使用
したところ、着色ムラ、コントラストムラが観察され鮮
明画像は得られなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高分子フィルムを一軸方向に延伸して形成される
    フィルム又はシートであつて、レターデーシヨンのバラ
    ツキが標準偏差で1.0%以内であることを特徴とする
    位相差フィルム。
  2. (2)実質的に無配向の高分子フィルムをフィルムのガ
    ラス転位温度乃至ガラス転移温度より30℃高い温度の
    範囲から選択される温度下に一軸方向に延伸して作るこ
    とを特徴とする位相差フィルムの製造法。
  3. (3)実質的に無配向の高分子フィルムの配向パラメー
    ターが0.01以下であることを特徴とする第2請求項
    記載の位相差フィルムの製造法。
JP24039688A 1988-09-26 1988-09-26 位相差フイルム及びその製造法 Pending JPH0289007A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002022943A (ja) * 2000-07-06 2002-01-23 Fuji Photo Film Co Ltd 光学補償シート、偏光板および液晶表示装置
JP2002192541A (ja) * 2000-10-16 2002-07-10 Fuji Photo Film Co Ltd セルロースアシレートフイルムの製造方法
US10890777B2 (en) 2009-02-26 2021-01-12 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Electromagnetic wave reflecting member

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63189804A (ja) * 1987-02-02 1988-08-05 Sumitomo Chem Co Ltd 位相差板

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