JPH0287508A - 積層トランス - Google Patents

積層トランス

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JPH0287508A
JPH0287508A JP23846788A JP23846788A JPH0287508A JP H0287508 A JPH0287508 A JP H0287508A JP 23846788 A JP23846788 A JP 23846788A JP 23846788 A JP23846788 A JP 23846788A JP H0287508 A JPH0287508 A JP H0287508A
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JP
Japan
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conductor pattern
conductor
conductor patterns
lamination direction
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP23846788A
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English (en)
Inventor
Yukisato Atomachi
後町 幸里
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Toko Inc
Original Assignee
Toko Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積層インダクタを用いた積層トランスに係る
もので、特にその特性を調整するための手段を具えた積
層トランスの構造に関するものである。
〔従来技術〕
高周波用等のトランスは、従来は巻線のインダクタを用
いるものが一般的であったが、電子部品の小型化の要求
にともなって、モノリシック化した積層インダクタを用
いて構成することが考えられている。
トランスの特性を決定する要素は幾つかあるがインダク
タンス、結合状態が特性に大きく作用する。したがって
、特性の調整のためにはインダクタンス、結合状態を調
整する必要がある。インダクタンスを変えるために、磁
性体のコアを挿入したり、結合を変えるために巻き方を
変えることなどが巻線型のトランスにおいては行われる
〔課題〕
しかし、積層型のインダクタにおいては結合を生じさせ
ることはできるが、その結合状態を調整することは難し
い。
また、焼成後にインダクタンスを調整するためにはトリ
ミングを行うか、磁性体のコアの挿入が必要となり、機
械的な強度、信頼性の面あるいは大形化、実装の困難さ
、コアが半田付時のフラックスの影響によって固着され
てしまう等の問題が生じる。
したがって、複数のインダクタを一体に焼成してモノリ
シック化した積層トランスにおいて、所望の特性を得た
り、また調整することは非常に面倒な作業が必要であっ
た。
本発明は、調整が容易で、所望の特性を得ることのでき
る積層トランスを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、機械的にではなく、電気的に特性を制御する
ための手段を付加することによって上記の課題を解決す
るものである。
すなわち、磁性体層間を端部が接続されながら積層方向
に重畳して周回する二つの導体パターンが積層方向に間
隔を置い・て配置された積層型トランスにおいて、該導
体パターンの少なくとも一方に近接し、磁性体層間を端
部が接続されながら積層方向に重畳して周回する、前記
導体パターンにバイアス電流を印加するための、導体パ
ターンを具えたことに特徴を有するものである。
あるいは、磁性体層間を端部が接続されながら積層方向
に重畳して周回する二つの導体パターンが積層方向に間
隔を置いて配置された積層型トランスにおいて、該複数
の導体パターン間に、磁性体層間を端部が接続されなが
ら積層方向に重畳して周回する当該二つの導体パターン
によるインダクタの結合を調整するバイアスを印加する
ための導体パターンを具えたことに特徴を有するもので
ある。
さらに、これらの特徴を組み合わせ、インダクタンスの
制御、結合の制御の両方を可能にするものであり、コン
デンサを構成する誘電体層と一体に焼成してもよい。
〔作用〕
インダクタとなる導体パターンに近接して配置される導
体パターンは、直流バイアス電流が印加されると一定の
磁界を発生する。この磁界がインダクタの磁路の磁界に
変化を生じさせるので、インダクタのインダクタンス値
を変えることができる。すなわち、直流バイアス電流の
値を調整することによって所望のインダクタンスを得る
ことができる。
また、二個のインダクタンス間に配置された導体パター
ンも、印加されるバイアス電流によって磁界を発生し、
二個のインダクタの磁路の磁界に変化を生じさせ、二個
のインダクタの結合を強めたり、逆に弱めたりすること
ができる。
C実施例〕 以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明す
る。
第1図は、本発明の実施例を示す正面断面図である。フ
ェライト等の磁性体層10内に銀−パラジウム等の導体
パターンが形成されている。全体を印刷法により形成す
る方法、グリーンシートに導体パターンを印刷し、スル
ーホールで接続する方法などがある。
本実施例による積層トランスは、トランスの一次巻線、
二次巻線となる導体パターンlla 、llbのほかに
、インダクタの制御巻線となる導体パターン12a 、
12bを具えている。この導体パターン12a112b
は導体パターンlla 、 llbとは接続されず、異
なる外部端子に接続されている。二種類の導体パターン
lla 、11bと12a 、 12bは交互に入り組
んだ構造となっており、近接して配置される。この例で
は、積層方向に交互に配置されているが、水平方向に同
心円状に配置してもよい。
また、導体パターンllaとllbとの間には別の導体
パターン13が配置される。この導体パターン13も同
様に周回してコイルパターンを構成するものである。こ
の導体パターン13は二個のインダクタとなる導体パタ
ーンlla 、llbにより生じる共通の磁路にあたる
部分に形成され、結合調整用巻線となる。
なお、磁性体層10と一体に誘電体層16が形成され、
内部にコンデンサ電極17が形成されてLC回路を一体
に構成している。
上記のようにして得られる積層トランスの等価回路図を
第2図に示す。−次巻線り、と二次巻線L2の他に、第
1図の導体パターン12aに相当する制御巻線り、と導
体パターン12bに相当する制御巻線し、を具えている
。更に、結合調整巻線り、は第1図の導体パターン13
に相当する。
なお、この例では一次巻線、二次巻線と並列にコンデン
サが接続されている。また、−次巻線、二次巻線の両端
は入出力端子に接続される。
制御巻線となるL3.1,4と結合調整巻線となるり。
はそれぞれの端子から直流バイアス源28に接続される
制御巻線にあたるインダクタし、とL4がそれぞれLl
とり、に近接して配置され、これらは直流バイアス源に
接続されている。したがって、この直流バイアスによっ
て生じる磁界は、主巻線にあたるインダクタL1とL2
のインダクタンスを変化させる。
これを利用して、バイアス電流によって、インダクタン
スの調整が可能となる。
結合調整用巻線にあたるインダクタし、は二個のインダ
クタL1とLオの間に配置され、直流バイアス源に接続
されている。同様に、直流バイアス電流によって、磁界
に変化を生じさせ、二個のインダクタし、とL2の結合
状態を変化させ、調整することができる。
第2図に示した例では、制御巻線と結合調整巻線を共通
のバイアス源に接続しているが、別々に端子を設けて独
立にバイアスを印加してもよい。
また、制御巻線と結合調整巻線は、必ずしも両方を具え
る必要はなく、少なくとも一方を形成すれば、特性の調
整は容易となる。
第3図は、本発明の他の実施例で、磁性体層30の上部
に凹部を設け、その中に永久磁石を挿入したものである
。電気的なバイアスに重畳して、永久磁石による一定の
磁界によってバイアスをかけることができる。永久磁石
の極性、強度によって調整も可能である。
第4図は、結合調整用巻線の周囲の磁性体層45の透磁
率を他の磁性体40の透磁率よりも大きくしたものであ
る。これによって、結合状態の調整の幅をより大きくす
ることができる。
〔効果〕
本発明によれば、インダクタンスおよび結合状態を広範
囲に変えることが可能となる。したがって、特性の調整
が容易になるだけでなく、同じ素子を異なる特性のトラ
ンスに用いることが可能となる。
また、インダクタンスおよび結合の調整を精度よく行う
ことができる。
さらに、機械的な調整は全く不要であり、信顛性の面で
も有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す正面断面図であり、第2
図はその等価回路図、第3図、第4図は本発明の他の実
施例を示す。 10.30.40・・・・磁性体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性体層間を端部が接続されながら積層方向に重
    畳して周回する二つの導体パターンが積層方向に間隔を
    置いて配置された積層型トランスにおいて、該導体パタ
    ーンの少なくとも一方に近接し、磁性体層間を端部が接
    続されながら積層方向に重畳して周回する、前記導体パ
    ターンにバイアス電流を印加するための、導体パターン
    を具えたことを特徴とする積層トランス。
  2. (2)磁性体層間を端部が接続されながら積層方向に重
    畳して周回する二つの導体パターンが積層方向に間隔を
    置いて配置された積層型トランスにおいて、該複数の導
    体パターン間に、磁性体層間を端部が接続されながら積
    層方向に重畳して周回する当該二つの導体パターンによ
    るインダクタの結合を調整するバイアスを印加するため
    の導体パターンを具えたことを特徴とする積層トランス
  3. (3)磁性体層間を端部が接続されながら積層方向に重
    畳して周回する第一の二つの導体パターンが積層方向に
    間隔を置いて配置された積層型トランスにおいて、該第
    一の導体パターンの少なくとも一方に近接し、磁性体層
    間を端部が接続されるとともに積層方向に重畳して周回
    する、該第一の導体パターンにバイアスを印加するため
    の第二の導体パターンを具え、該複数の導体パターン間
    に、磁性体層間を端部が接続されながら積層方向に重畳
    して周回する、該第一の二つの導体パターンによるイン
    ダクタの結合を調整するバイアスを印加するための第三
    の導体パターンを具えたことを特徴とする積層トランス
  4. (4)該磁性体層と内部にコンデンサ電極を具えた誘電
    体層が一体に形成された請求項第1項、第2項または第
    3項記載の積層トランス。
  5. (5)磁性体層の積層方向の端部に凹部を具え、該凹部
    に永久磁石が挿入された請求項第1項、第2項または第
    3項記載の積層トランス。
  6. (6)該インダクタの結合を調整するための導体パター
    ンの周囲の磁性体層の透磁率が他の磁性体層よりも高い
    請求項第2項または第3項記載の積層トランス。
JP23846788A 1988-09-22 1988-09-22 積層トランス Pending JPH0287508A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5532667A (en) * 1992-07-31 1996-07-02 Hughes Aircraft Company Low-temperature-cofired-ceramic (LTCC) tape structures including cofired ferromagnetic elements, drop-in components and multi-layer transformer
JP2007123785A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Taiyo Yuden Co Ltd 可変インダクタ及びそれを利用したアンテナ装置
WO2014061672A1 (ja) * 2012-10-18 2014-04-24 株式会社村田製作所 コイル部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007123785A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Taiyo Yuden Co Ltd 可変インダクタ及びそれを利用したアンテナ装置
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