JPH0287321A - 磁気ディスク媒体 - Google Patents
磁気ディスク媒体Info
- Publication number
- JPH0287321A JPH0287321A JP23774088A JP23774088A JPH0287321A JP H0287321 A JPH0287321 A JP H0287321A JP 23774088 A JP23774088 A JP 23774088A JP 23774088 A JP23774088 A JP 23774088A JP H0287321 A JPH0287321 A JP H0287321A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- medium
- lubricant
- magnetic disk
- perfluoropolyether
- disk medium
- Prior art date
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- Pending
Links
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Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、情報の記録再生を行なうための磁性層を表面
に有している磁気記録媒体、特に磁性層表面と磁気ヘッ
ドとが接触摺動する磁気ディスク媒体に関する。
に有している磁気記録媒体、特に磁性層表面と磁気ヘッ
ドとが接触摺動する磁気ディスク媒体に関する。
固定磁気ディスク装置に使用されている磁気ディスク媒
体(以下、媒体という)は、磁気ヘッドと接触しなから
摺動運動を行なうため、基板の上に塗布法、メツキ法、
スパッタ法等で形成した磁性体層に磨耗が生じる。
体(以下、媒体という)は、磁気ヘッドと接触しなから
摺動運動を行なうため、基板の上に塗布法、メツキ法、
スパッタ法等で形成した磁性体層に磨耗が生じる。
これを防止するため、磁性体層の上に潤滑剤の薄膜の層
を形成しておく必要がある。この潤滑剤として、従来は
、パーフロロポリエーテル等の高分子弗素化合物が使用
され、スプレー法、スピンコート法、ディッピング法等
によって媒体表面に塗布されている。
を形成しておく必要がある。この潤滑剤として、従来は
、パーフロロポリエーテル等の高分子弗素化合物が使用
され、スプレー法、スピンコート法、ディッピング法等
によって媒体表面に塗布されている。
上述した従来の媒体に使用されている潤滑剤であるパー
フロロポリエーテル、例えば化学式%式% で表され、平均分子量が、8000〜150θ0である
FOMBLIN Z(イタリアのモンテフルオス社か
ら市販されている商品名)は、高分子量であるにもかか
わらず、媒体の潤滑剤として適当な動粘度(150〜2
50cst)を有しており、非常に優れた媒体用の潤滑
剤として広く使われている。
フロロポリエーテル、例えば化学式%式% で表され、平均分子量が、8000〜150θ0である
FOMBLIN Z(イタリアのモンテフルオス社か
ら市販されている商品名)は、高分子量であるにもかか
わらず、媒体の潤滑剤として適当な動粘度(150〜2
50cst)を有しており、非常に優れた媒体用の潤滑
剤として広く使われている。
しかしながら、この潤滑剤を使用した媒体は、潤滑剤を
付与した直後の耐磨耗性は非常に優れているものの、デ
ィスク装置内で、媒体が高速回転(−船釣には、360
0rpm )で長時間稼働すると、この潤滑剤は、媒体
表面との結合力を持たないので、媒体表面の潤滑膜は、
遠心力により媒体の外周側に移動し、遂には最外周端か
ら飛散してしまう。
付与した直後の耐磨耗性は非常に優れているものの、デ
ィスク装置内で、媒体が高速回転(−船釣には、360
0rpm )で長時間稼働すると、この潤滑剤は、媒体
表面との結合力を持たないので、媒体表面の潤滑膜は、
遠心力により媒体の外周側に移動し、遂には最外周端か
ら飛散してしまう。
したがって、従来の媒体では、媒体表面の潤滑膜が高速
回転下での時間経過とともに、その膜厚が徐々に減少し
ていき、それにともなって、媒体の耐磨耗性が劣化して
いく。
回転下での時間経過とともに、その膜厚が徐々に減少し
ていき、それにともなって、媒体の耐磨耗性が劣化して
いく。
本発明によれば、磁気ディスク媒体表面に付与する潤滑
剤が、末端基にカルボキシル基を有する第一のパーフロ
ロポリエーテルと、官能基を有さない第二のパーフロロ
ポリエーテルとの混合体であることを特徴とする磁気デ
ィスク媒体が得られる。
剤が、末端基にカルボキシル基を有する第一のパーフロ
ロポリエーテルと、官能基を有さない第二のパーフロロ
ポリエーテルとの混合体であることを特徴とする磁気デ
ィスク媒体が得られる。
l二へ支1隨
本発明による磁気ディスク媒体においては、末端基にカ
ルボキシル基を有する第一のパーフロロポリエーテルと
官能基を有さない第二のパーフロロポリエーテルとの混
合体が、潤滑剤として使用される。
ルボキシル基を有する第一のパーフロロポリエーテルと
官能基を有さない第二のパーフロロポリエーテルとの混
合体が、潤滑剤として使用される。
第一の実施例による5、25”径の塗布型磁気ディスク
媒体においては、第一のパーフロロポリエーテルとして
、化学式 で示され、平均分子量が2500〜7000であるKR
YTOX 157 FS(米国のデュポン社から市
販されている商品名)が使用される。また、第二のパー
フロロポリエーテルとして、化学式F−CF2−(0−
C2F4)P−(0−CF2)q−OCF2−OCF3
で表され、平均分子量が、8000〜15000である
前述のFOMBLIN Zが使用される。第一のパー
フロロポリエーテルが2.0wt%となるような混合比
とし、膜厚が50人になるようにスピンコード法にて磁
気ディスク表面に塗布される。
媒体においては、第一のパーフロロポリエーテルとして
、化学式 で示され、平均分子量が2500〜7000であるKR
YTOX 157 FS(米国のデュポン社から市
販されている商品名)が使用される。また、第二のパー
フロロポリエーテルとして、化学式F−CF2−(0−
C2F4)P−(0−CF2)q−OCF2−OCF3
で表され、平均分子量が、8000〜15000である
前述のFOMBLIN Zが使用される。第一のパー
フロロポリエーテルが2.0wt%となるような混合比
とし、膜厚が50人になるようにスピンコード法にて磁
気ディスク表面に塗布される。
」二へ支1漣
第二の実施例による5、25”径の塗布型磁気ディスク
媒体において使用する第一および第二のパーフロロポリ
エーテルは、第一の実施例の場合と同じであるが、混合
比を第一のパーフロロポリエーテルが10.0wt%と
なるようにし、膜厚が第一の実施例と同様に50人にな
るようにスピンコード法にて塗布される。
媒体において使用する第一および第二のパーフロロポリ
エーテルは、第一の実施例の場合と同じであるが、混合
比を第一のパーフロロポリエーテルが10.0wt%と
なるようにし、膜厚が第一の実施例と同様に50人にな
るようにスピンコード法にて塗布される。
第1図および第2図は、第一および第二の実施例と従来
例との比較結果を示す。なお、この比較において使用し
た従来例は、潤滑剤として官能基を有さないパーフロロ
ポリエーテルである前述のFOMBLIN Zを単品
で使用し、これを膜厚50人によるようにスピンコード
法で塗布した5、25”径の塗布型磁気ディスク媒体で
ある。
例との比較結果を示す。なお、この比較において使用し
た従来例は、潤滑剤として官能基を有さないパーフロロ
ポリエーテルである前述のFOMBLIN Zを単品
で使用し、これを膜厚50人によるようにスピンコード
法で塗布した5、25”径の塗布型磁気ディスク媒体で
ある。
第1図は耐磨耗性評価をC8S (コンタクト。
スタート・ストップ)試験によって行なった結果を示し
、第2図は潤滑膜厚をESCA (島津ESCA750
)を用いて測定した結果を示す。
、第2図は潤滑膜厚をESCA (島津ESCA750
)を用いて測定した結果を示す。
また、C8S試験および潤滑膜厚ともに、初期値と高速
回転で長時間経過後の結果を示しであるが、高速回転に
よる潤滑剤の飛散を加速するため、回転数?200rp
m 、雰囲気温度120℃として評価した。第1図に示
したC8S試験は、荷重が9.5gであるワトラスジン
バル型のMn−Znフェライトヘッドを用いて、第3図
に示すサイクルで試験したものである。
回転で長時間経過後の結果を示しであるが、高速回転に
よる潤滑剤の飛散を加速するため、回転数?200rp
m 、雰囲気温度120℃として評価した。第1図に示
したC8S試験は、荷重が9.5gであるワトラスジン
バル型のMn−Znフェライトヘッドを用いて、第3図
に示すサイクルで試験したものである。
第1図に示すように、第一および第二の実施例は、媒体
の高速回転での長時間経過後のC8S回数も初期値と大
差なく、従来例と比べると長時間経過後の耐磨耗性が非
常に優れていることがわかる。これは、実施例の媒体は
その潤滑剤に官能基としてカルボキシル基を有するパー
フロロポリエーテルを含有しているので、カルボキシル
基と媒体表面とが強固に結合し、媒体の高速回転によっ
ても潤滑剤の飛散が小さくなるからである。
の高速回転での長時間経過後のC8S回数も初期値と大
差なく、従来例と比べると長時間経過後の耐磨耗性が非
常に優れていることがわかる。これは、実施例の媒体は
その潤滑剤に官能基としてカルボキシル基を有するパー
フロロポリエーテルを含有しているので、カルボキシル
基と媒体表面とが強固に結合し、媒体の高速回転によっ
ても潤滑剤の飛散が小さくなるからである。
このことは、第2図に示す高速回転時間による潤滑膜厚
の減少が従来例に比べて小さいことかられかる。
の減少が従来例に比べて小さいことかられかる。
カルボキシル基を有するパーフロロポリエーテルとして
使用するKRYTOXI 57FSの平均分子量は、2
500〜7000であり、官能基を有さないパーフロロ
ポリエーテルの平均分子量(8000〜+5000 )
と比べると小さく、単品での耐磨耗性は官能基を有さな
いパーフロロポリエーテルよりも劣る。したがって、潤
滑剤に占めるカルボキシル基を有するパーフロロポリエ
ーテルの比率が高くなるにしたがって、初期の耐磨耗性
は劣化してくるので、混合比率は、カルボキシル基を有
するパーフロロポリエーテルが50wt%以下でないと
効果はない。
使用するKRYTOXI 57FSの平均分子量は、2
500〜7000であり、官能基を有さないパーフロロ
ポリエーテルの平均分子量(8000〜+5000 )
と比べると小さく、単品での耐磨耗性は官能基を有さな
いパーフロロポリエーテルよりも劣る。したがって、潤
滑剤に占めるカルボキシル基を有するパーフロロポリエ
ーテルの比率が高くなるにしたがって、初期の耐磨耗性
は劣化してくるので、混合比率は、カルボキシル基を有
するパーフロロポリエーテルが50wt%以下でないと
効果はない。
以上説明したように、本発明によれば、媒体の潤滑剤を
官能基を有さないパーフロロポリエーテルと官能基とし
てカルボキシル基を有するパーフロロポリエーテルとの
混合体とすることにより、媒体の高速回転による潤滑剤
の飛散を防止し、長期に渡り媒体の耐磨耗性を保証でき
、高信頼性の磁気ディスク媒体を得ることができる。
官能基を有さないパーフロロポリエーテルと官能基とし
てカルボキシル基を有するパーフロロポリエーテルとの
混合体とすることにより、媒体の高速回転による潤滑剤
の飛散を防止し、長期に渡り媒体の耐磨耗性を保証でき
、高信頼性の磁気ディスク媒体を得ることができる。
第1図および第2図は、本発明の実施例と従来例とでの
高速回転時間による耐磨耗性の変化および潤滑膜厚の変
化をそれぞれ比軸した図、第3図は第1図に示した耐磨
耗性を評価するC8S試験のC8Sサイクルを示す図で
ある。
高速回転時間による耐磨耗性の変化および潤滑膜厚の変
化をそれぞれ比軸した図、第3図は第1図に示した耐磨
耗性を評価するC8S試験のC8Sサイクルを示す図で
ある。
Claims (3)
- (1)磁気ディスク媒体表面に付与する潤滑剤が、末端
基にカルボキシル基を有する第一のパーフロロポリエー
テルと、官能基を有さない第二のパーフロロポリエーテ
ルとの混合体であることを特徴とする磁気ディスク媒体
。 - (2)前記第一のパーフロロポリエーテルが化学式▲数
式、化学式、表等があります▼ で表される物質であり、前記第二のパーフロロポリエー
テルが化学式 F−CF2−(O−C2F4)p−(O−CF2)q−
OCF2−OCF3で表される物質であることを特徴と
する請求項(1)記載の磁気ディスク媒体。 - (3)前記第一のパーフロロポリエーテルの重量濃度が
0.1〜50.0wt%の範囲であることを特徴とする
請求項(2)記載の磁気ディスク媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23774088A JPH0287321A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 磁気ディスク媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23774088A JPH0287321A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 磁気ディスク媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0287321A true JPH0287321A (ja) | 1990-03-28 |
Family
ID=17019772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23774088A Pending JPH0287321A (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 磁気ディスク媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0287321A (ja) |
-
1988
- 1988-09-21 JP JP23774088A patent/JPH0287321A/ja active Pending
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