JPS5831654B2 - 磁気デイスク塗膜組成物 - Google Patents
磁気デイスク塗膜組成物Info
- Publication number
- JPS5831654B2 JPS5831654B2 JP52141113A JP14111377A JPS5831654B2 JP S5831654 B2 JPS5831654 B2 JP S5831654B2 JP 52141113 A JP52141113 A JP 52141113A JP 14111377 A JP14111377 A JP 14111377A JP S5831654 B2 JPS5831654 B2 JP S5831654B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- coating
- coating film
- coating composition
- magnetic
- Prior art date
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は塗膜表面に潤滑剤を塗布して使用するディスク
媒体用の磁気ディスク塗膜組成物に関し、更に詳しくは
、耐摩耗性や耐衝撃性などの塗膜強度が高く加工性に優
れかつヘッド浮上性の良好な磁性塗膜を与える磁気ディ
スク塗膜組成物に関する。
媒体用の磁気ディスク塗膜組成物に関し、更に詳しくは
、耐摩耗性や耐衝撃性などの塗膜強度が高く加工性に優
れかつヘッド浮上性の良好な磁性塗膜を与える磁気ディ
スク塗膜組成物に関する。
磁気ディスク媒体用の磁性塗膜はγ−Ｆｅ２Ｏ３゜Ｆ
ｅ ｓ ０４ などの磁性粉を熱硬化性樹脂などの結合
剤に分散させて作られており、磁気記録層として薄く平
滑な平面を有し、潤滑性が優れていることが要求される
。
ｅ ｓ ０４ などの磁性粉を熱硬化性樹脂などの結合
剤に分散させて作られており、磁気記録層として薄く平
滑な平面を有し、潤滑性が優れていることが要求される
。
しかしながら、磁性粉と樹脂だけでは強度が不十分であ
るので、アルミナやシリカなどの粉体を更に分散させる
ことが行なわれている。
るので、アルミナやシリカなどの粉体を更に分散させる
ことが行なわれている。
最近の磁気ディスク装置では磁気ディスクの静止時に磁
気ヘッドがディスク面に接触し、磁気ディスクが回転す
ると磁気ヘッドが浮上する方式が多くとられている。
気ヘッドがディスク面に接触し、磁気ディスクが回転す
ると磁気ヘッドが浮上する方式が多くとられている。
従って磁気ディスク面の媒体層は耐摩耗性、耐衝撃性な
どの塗膜強度と良好なヘッド浮上性が要求され、かつ、
ヘッドを損傷させないことが要求される。
どの塗膜強度と良好なヘッド浮上性が要求され、かつ、
ヘッドを損傷させないことが要求される。
然るに従来の磁気ディスク塗膜は塗膜強度を上げるため
に膜厚程度の寸法（１〜数μ）の硬いアルミナやシリカ
などを添加しているので、かかる塗膜を前述のようなモ
ノリシック型ヘッドを用いてコンタクト・スタート／ス
トップで使用するとヘッドが損傷し、出力低下等が生じ
かつ記録特性が劣化するという問題があった。
に膜厚程度の寸法（１〜数μ）の硬いアルミナやシリカ
などを添加しているので、かかる塗膜を前述のようなモ
ノリシック型ヘッドを用いてコンタクト・スタート／ス
トップで使用するとヘッドが損傷し、出力低下等が生じ
かつ記録特性が劣化するという問題があった。
寸た、従来の塗膜においては、耐摩耗性を向上させるた
めに塗膜表面に潤滑剤を塗布していたが、この潤滑剤も
表面に存在されるだけで潤滑量に限界があった。
めに塗膜表面に潤滑剤を塗布していたが、この潤滑剤も
表面に存在されるだけで潤滑量に限界があった。
従って、本発明の目的は、小さな球状カーボン粒子を配
合添加することによってかかる従来の磁気ディスク塗膜
の問題点を解消し、耐摩耗性、耐衝撃性などの塗膜強度
が高く、加工性に優れ、へラド浮上性が良好で、かつ、
ヘッドを損傷させないような塗膜を与える磁気ディスク
塗膜組成物を提供することにある。
合添加することによってかかる従来の磁気ディスク塗膜
の問題点を解消し、耐摩耗性、耐衝撃性などの塗膜強度
が高く、加工性に優れ、へラド浮上性が良好で、かつ、
ヘッドを損傷させないような塗膜を与える磁気ディスク
塗膜組成物を提供することにある。
本発明に従えば、磁性粉と磁気ディスク塗膜を構成する
熱硬化性樹脂とを含みかつ塗膜表面に潤滑剤を塗布して
使用するディスク媒体用の磁気ディスク塗膜組成物であ
って、該磁気ディスク塗膜組成物中に含捷れるカーボン
粒子１〜７，５重量部を配合したことを特徴とする磁気
ディスク塗膜組成物が提供される。
熱硬化性樹脂とを含みかつ塗膜表面に潤滑剤を塗布して
使用するディスク媒体用の磁気ディスク塗膜組成物であ
って、該磁気ディスク塗膜組成物中に含捷れるカーボン
粒子１〜７，５重量部を配合したことを特徴とする磁気
ディスク塗膜組成物が提供される。
本発明組成物において使用する磁性粉むよび樹脂結合剤
は従来の磁気ディスク塗膜に使用されている任意の磁性
粉およば樹脂結合剤を使用することができ、その他の添
加剤（例えば、酸化物粒子、シリコンオイルなど）も使
用できる。
は従来の磁気ディスク塗膜に使用されている任意の磁性
粉およば樹脂結合剤を使用することができ、その他の添
加剤（例えば、酸化物粒子、シリコンオイルなど）も使
用できる。
更に、本発明は、前記した特定のカーボン粒子を所定量
配合することにより潤滑剤の吸収量を増加させることを
可能としたものである。
配合することにより潤滑剤の吸収量を増加させることを
可能としたものである。
即ち、カーボン粒子を塗膜中に含オせることにより潤滑
剤を塗膜中に含浸させる事が可能となり、従って潤滑性
を向上させる事が可能となった。
剤を塗膜中に含浸させる事が可能となり、従って潤滑性
を向上させる事が可能となった。
本発明組成物中に配合するカーボン粒子は平均ね径０．
２μ以下、好捷しくは０．０１〜０．２μのものを使用
する。
２μ以下、好捷しくは０．０１〜０．２μのものを使用
する。
カーボン粒子径が０．２μを越えると、高密度記録媒体
ではビットエラー特性が悪化するので好捷しくない。
ではビットエラー特性が悪化するので好捷しくない。
本発明組成物中に配合するカーボン粒子の配合量は組成
物中に含１れる磁性粉重量当り１〜７．５重量部である
。
物中に含１れる磁性粉重量当り１〜７．５重量部である
。
カーボン粒子の配合量が７．５重量部を越えると、密着
力の低下がみられるので好捷しくない。
力の低下がみられるので好捷しくない。
通常コンタクト／スタート・ストップに使われるディス
ク媒体には塗膜表面に潤滑剤を塗布してから使用される
。
ク媒体には塗膜表面に潤滑剤を塗布してから使用される
。
以下に本発明に係る磁気ディスク用塗膜組成物を用いた
塗膜と従来の塗膜とについて実施した性能試験結果を図
面を参照して説明する。
塗膜と従来の塗膜とについて実施した性能試験結果を図
面を参照して説明する。
なお、以下の試験においてはすべて塗膜表面に潤滑剤を
塗布して使用した。
塗布して使用した。
第１図はカーボン粒子３係添加塗膜とアル□す３係添加
塗膜のコンタクト・スタート／ストップ回数に対する出
力変化を示すグラフ図である。
塗膜のコンタクト・スタート／ストップ回数に対する出
力変化を示すグラフ図である。
塗膜Ａ（カーボン粒子３饅添加塗膜）と塗膜Ｂ（アルミ
ナ３優添加塗膜）はそれぞれ下記組成物ＡおよびＢから
常法に従って塗布したものである。
ナ３優添加塗膜）はそれぞれ下記組成物ＡおよびＢから
常法に従って塗布したものである。
配合（重量部）
熱硬化性アクリル樹脂
（三菱レイヨン、５０ダ溶液）
組成物Ａ 組成物Ｂ
２０ ２０
エポキシ樹脂
（シェル社、エピコート
＃１００１，５０係溶液）
ス□ラックＰＣ−２５フェ
ノール樹脂
（住友化学、４０ダ溶液）
■
２
磁性粉
（ｒ−Ｆｅ２０３針状粒子、 ４０ ４０シ
リコンオイル ０．０４ ０．０４力−ボ
ン粒子（粒径５００人） ３ アルミナ（粒径３０００人） ３シンナ
ー キシレン １００ １００ジアセトンア
ルコール ６０ ６０ｎ−ブタノール
１０ １０ エチルセロソルフ ８０ ８０生成塗膜（膜
体）の膜厚は１．０μ、表面粗さは（１０１５μＲａで
使用モノリシック型ヘッドの荷重は１０ｇであった。
リコンオイル ０．０４ ０．０４力−ボ
ン粒子（粒径５００人） ３ アルミナ（粒径３０００人） ３シンナ
ー キシレン １００ １００ジアセトンア
ルコール ６０ ６０ｎ−ブタノール
１０ １０ エチルセロソルフ ８０ ８０生成塗膜（膜
体）の膜厚は１．０μ、表面粗さは（１０１５μＲａで
使用モノリシック型ヘッドの荷重は１０ｇであった。
第１図の結果から明らかなようにカーボン添加塗膜Ａは
殆んど出力低下がなく磁気ディスク媒体として好適であ
る。
殆んど出力低下がなく磁気ディスク媒体として好適であ
る。
第２図は普通使用するヘッド荷重（１０，！９）の１０
倍のヘッド荷重（１０１）をもつヘラドラ用いてコンタ
クト・スタート／ストップを繰す返した場合のヘッドと
媒体（塗膜）がクラッシュする１での回数とクラッシュ
してからの媒体の摩耗状態を試験した結果を示すグラフ
図である。
倍のヘッド荷重（１０１）をもつヘラドラ用いてコンタ
クト・スタート／ストップを繰す返した場合のヘッドと
媒体（塗膜）がクラッシュする１での回数とクラッシュ
してからの媒体の摩耗状態を試験した結果を示すグラフ
図である。
塗膜Ａは第１図の実験で用いた塗膜Ａと同じものであり
、塗膜Ｃはカーボン粒子を添加しなかった以外は塗膜Ａ
と同じものである。
、塗膜Ｃはカーボン粒子を添加しなかった以外は塗膜Ａ
と同じものである。
第２図の結果から本発明に係る塗膜組成物から調製した
塗膜Ａがヘッド浮上性および耐摩耗性ともに優れている
ことが明らかであろう。
塗膜Ａがヘッド浮上性および耐摩耗性ともに優れている
ことが明らかであろう。
第３図は第１図の実験で用いた塗膜Ａ中のカーボン粒子
のね径を２００人（０，０２μ）、４００人。
のね径を２００人（０，０２μ）、４００人。
（０，０４μ）、２０００Ａ（０，２μ）および４００
０λ（０，４μ）と変化させた場合のディスク−面当り
のミッシングパルスエラーの発生数をスライスレベルを
変えて調べた結果を示すグラフ図である。
０λ（０，４μ）と変化させた場合のディスク−面当り
のミッシングパルスエラーの発生数をスライスレベルを
変えて調べた結果を示すグラフ図である。
カーボン粒子の粒径が２０００λ（０，２μ）以下の塗
膜はカーボン無添加のものと同じようにエラー数が少な
いが、粒径が４０００人になるとエラー数が増加してく
る。
膜はカーボン無添加のものと同じようにエラー数が少な
いが、粒径が４０００人になるとエラー数が増加してく
る。
なお、ヘッドは６０００ＢＰＩ、４００ＴＰＩのものを
使用した。
使用した。
このように本発明に従えば、耐摩耗性などの塗膜強度に
優れ、ヘッド浮上性が良好で、ヘッドを損傷させること
が少なくかつビットエラー特性の良好な塗膜が得られる
。
優れ、ヘッド浮上性が良好で、ヘッドを損傷させること
が少なくかつビットエラー特性の良好な塗膜が得られる
。
特に本発明媒体は摩擦係数が小さくかつ表面加工性が良
好なのでディスク媒体として好適である。
好なのでディスク媒体として好適である。
表面粗さはテープポリッシュで０．０１０Ｒａのものが
得られる。
得られる。
第１図はカーボン添加塗膜Ａとアルミナ添加塗膜Ｂのコ
ンタクト・スタート／ストップ回数に対する出力変化を
示すグラフ図である。 第２図はカーボン添加塗膜Ａと無添加塗膜Ｃのヘッド浮
上性および耐摩耗性を示すグラフ図である。 第３図はミッシングエラー数のカーボン粒子径依存性を
示すグラフ図である。
ンタクト・スタート／ストップ回数に対する出力変化を
示すグラフ図である。 第２図はカーボン添加塗膜Ａと無添加塗膜Ｃのヘッド浮
上性および耐摩耗性を示すグラフ図である。 第３図はミッシングエラー数のカーボン粒子径依存性を
示すグラフ図である。
Claims (1)
- １ 磁性粉と磁気ディスク塗膜を横取する熱硬化性樹脂
とを含みかつ塗膜表面に潤滑剤を塗布して使用するディ
スク媒体用の磁気ディスク塗膜組成物であって、該磁気
ディスク塗膜組成物中に含捷れる磁性粉重量に対して０
．２μ以下の平均粒径をもつカーボン粒子１〜７．５重
量係を配合したことを特徴とする磁気ディスク塗膜組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52141113A JPS5831654B2 (ja) | 1977-11-26 | 1977-11-26 | 磁気デイスク塗膜組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52141113A JPS5831654B2 (ja) | 1977-11-26 | 1977-11-26 | 磁気デイスク塗膜組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5474403A JPS5474403A (en) | 1979-06-14 |
| JPS5831654B2 true JPS5831654B2 (ja) | 1983-07-07 |
Family
ID=15284455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52141113A Expired JPS5831654B2 (ja) | 1977-11-26 | 1977-11-26 | 磁気デイスク塗膜組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5831654B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20180337348A1 (en) * | 2016-07-20 | 2018-11-22 | Lg Chem, Ltd. | Novel heterocyclic compound and organic light emitting device comprising the same |
| WO2019229011A1 (de) | 2018-05-30 | 2019-12-05 | Merck Patent Gmbh | Zusammensetzung für organische elektronische vorrichtungen |
| US11518769B2 (en) | 2017-07-20 | 2022-12-06 | Lg Chem, Ltd. | Heterocyclic compounds and organic light emitting device using the same |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5062604A (ja) * | 1973-10-04 | 1975-05-28 | ||
| JPS5114007A (ja) * | 1974-07-25 | 1976-02-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | Jikishiito |
| JPS5253406A (en) * | 1975-10-28 | 1977-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic sheet |
| JPS5297709A (en) * | 1977-02-18 | 1977-08-16 | Hitachi Maxell | Magnetic recording material |
-
1977
- 1977-11-26 JP JP52141113A patent/JPS5831654B2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5062604A (ja) * | 1973-10-04 | 1975-05-28 | ||
| JPS5114007A (ja) * | 1974-07-25 | 1976-02-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | Jikishiito |
| JPS5253406A (en) * | 1975-10-28 | 1977-04-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic sheet |
| JPS5297709A (en) * | 1977-02-18 | 1977-08-16 | Hitachi Maxell | Magnetic recording material |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20180337348A1 (en) * | 2016-07-20 | 2018-11-22 | Lg Chem, Ltd. | Novel heterocyclic compound and organic light emitting device comprising the same |
| US11518769B2 (en) | 2017-07-20 | 2022-12-06 | Lg Chem, Ltd. | Heterocyclic compounds and organic light emitting device using the same |
| US11578076B2 (en) | 2017-07-20 | 2023-02-14 | Lg Chem, Ltd. | Heterocyclic compound and organic light emitting device using the same |
| WO2019229011A1 (de) | 2018-05-30 | 2019-12-05 | Merck Patent Gmbh | Zusammensetzung für organische elektronische vorrichtungen |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5474403A (en) | 1979-06-14 |
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