JPH0285008A - 自動車用オートエアコンの始動制御装置 - Google Patents

自動車用オートエアコンの始動制御装置

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JPH0285008A
JPH0285008A JP23563288A JP23563288A JPH0285008A JP H0285008 A JPH0285008 A JP H0285008A JP 23563288 A JP23563288 A JP 23563288A JP 23563288 A JP23563288 A JP 23563288A JP H0285008 A JPH0285008 A JP H0285008A
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temp
blowout
outlet
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JP23563288A
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Yasushi Takenaka
康 竹中
Hiroshi Suetomi
末冨 弘志
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Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00828Ventilators, e.g. speed control

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、吹出モードが自動制御される自動車用オート
エアコンの始動制御装置に関する。
従来の技術 従来の自動車用オートエアコンとしては、第4図に示し
た制御を実行するものが提案されている(実開昭60−
61327号公報参照)。すなわちこの制御においては
、空調装置本体の熱源となるエンジン冷却水の水温Tw
を読み込み、該水温Twが所定の下限値Two(例えば
40℃)以上となったか否かを判別する。そしてTw<
Tw。
であって水aTwが40℃に到達していない状態ではブ
ロアモータの回転数を超低速回転LLOにするとともに
、吹出口をデフロスタモードDEFにする。これにより
水温が上昇するまでの間、デフロスタモードによりフロ
ントガラスの曇りなどを除去することができ、又ブロア
モータは超低速回転LLOであるため、乗員の顔に冷気
が当たる不都合はない。次にエンジン冷却水の温度上昇
によりTw>Twoとなると、前記デフロスタモードか
らヒートモードに切り換えるとともに、ブロアモータは
前記超低速回転LLOより高回転の低速回転しOに切り
換わる。したがってこのとき既に熱源であるエンジン冷
却水温は40℃以上であることから、イグニッションス
イッチをオンにした後直ちにヒートモードにした場合の
ように足元に冷たい空気が吹き出されて乗員に不快感を
与える不具合が解消される。そしてヒートモード時にお
ける足元吹出温度TdLが所定の基準値TdLoに到達
すると、以降池の温度に関連した物理的環境因子に基づ
く通常の基本制御モードが実行されるのである。
発明が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の制御にあっては、特性図
に示されるように水温Twが下限値Two(40’C)
  に上昇到達したか否かを判別して、デフロスタモー
ドDEPからヒートモードHE A Tへのモード切換
を行うよう制御していることから、この制御を適確に行
うためには、前記下限値Twoを精度よく検出するため
の高価な水温センサが必要となる。
一方、自動車にはインストルメントパネルに水温メータ
が配設されることが不可欠であり、該水温メータ用の水
温センサが設けられることも不可欠であることから、こ
の水温メータ用の水温センサを用いて前記水温Twを検
出するようにすれば、別途空調制御用の水温センサを設
ける必要がな(低コスト化が可能になる。
しかし、前記水温メータ用の水温センサにあっては、オ
ーバーヒートが生ずるような高mfH域では精度よく温
度検出するものの、前記下限値Tw。
(40°C)を含む低温領域では検出温度誤差が大きい
、比較的低廉なものが用いられている。したがって、単
に水温メータ用の水温センサを用いて前記制御を行う構
成としたのでは、40°Cに到達するまでの水温T、を
精度よく検出し得ず、水温T1が40’Cに上昇到達し
ていないにもかかわらず、デフロスタモードDEFから
ヒートモードHEATへのモード切換かがなされる場合
が生じ、足元に冷たい空気が吹き出されて乗員に不快感
を与える不具合を解消し得るものではなかった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたもの
であり、精度誤差のある水温メータ用の水温センサを用
いて、快適な始動制御を行うことを可能にした自動車用
オートエアコンの始動制御装置を提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 前記課題を解決するために本発明にあっては、温度に関
連した物理的環境因子を検出し電気信号として出力する
検出手段と、車室内の温度を設定するため乗員の設定操
作に従って電気信号を送出する設定手段と、温度に関連
した操作要素を駆動する駆動装置と、前記検出手段及び
前記設定手段の出力信号を基に最適環境を車室内に形成
すべく演算を施しこの演算結果に基づいて前記駆動装置
に指令信号を送出する演算制御装置とを具えたオートエ
アコンにおいて、前記検出手段はエンジン冷却水の水温
を検出して水温メータを作動させる水温センサ、及び空
調装置本体の各吹出口に配設された吹出温センサ、車室
内の温度を検出する室温センサを有し、前記駆動装置は
前記吹出口を設けられたドアを駆動する吹出モードアク
チュエータを有し、前記演算制御装置は始動時、車室内
を加温すると判断した場合、又は車室内を冷却すると判
断した場合に、以下の制御を行うように構成されている
(イ)車室内を加温すると判断した場合、前記吹出湯セ
ンサが検出した最大値が基準温度以下であるとき、デフ
ロスタモードを形成するとともに、前記最大値が基r$
温度以上となったときヒートモード又は基本制御モード
を形成するように前記モードアクチュエータに指令信号
を送出する。
(0)車室内を冷却すると判断した場合、前記水温セン
サが検出した水温が所定値以上となり、かつ前記最大値
が前記物理的環境因子に基づいて演算された上部吹出目
標温度より所定値以上となったとき、基本制御モードを
形成するように前記モードアクチュエータに指令信号を
送出する。
作用 前記構成において、室温が低い条件下で前記演算制御装
置が、始動時、車室内の加温を行うと判断すると、前記
(イ)の制御が実行され、前記吹出温センサが検出した
最大値が基準温度以下であるとき、空調装置本体の各ド
アはデフロスタモードに駆動される。したがって冷気は
乗員の顔に当たることな(、その間フロントガラスの曇
りが除去される。そして、始動時からの時間経過に伴っ
て熱源となるエンジン冷却水温が上昇し、前記最大値が
基準温度以上になると、デフロスタモードからヒートモ
ードに変化し、暖かい空気が乗員の足元に吹き出される
一方、室温が高い条件下で前記演算制御装置が、始動時
、車室内の冷却を行うと判断すると、前記(ロ)の制御
が実行され、前記水温センサが検出した水温が所定値以
上となり、かつ前記最大値が上部吹出目標温度より所定
値以上となったとき、から基本制御モードを形成するよ
うに前記モードアクチュエータに指令信号が送出される
。したがって、水温が所定値以下である間はベンチレー
タ吹出口のみが開成されたベントモードが形成され、水
温が所定値以上となり、かつ吹出温が上部吹出目標温度
より所定値以−Lとなったかをみて、両者が満足した時
点で基準吹出モードが実行される。
このため、室温が高い条件下においては、加温能力が十
分でないときにベントモードとなり、車室内上部のみ冷
却し、加温能力も十分となってくると、例えばベントモ
ードから基本制御モー ドに移行することとなり、加温
能力が不十分なとき開成された吹出口が増えて、例えば
、足元はベント吹出口より暖かい調和風を吹き出させた
いのにベント吹出口と同じ冷たい風が給送されるという
ような違和感はない。
又前記水温センサは、水温メータ用であることから、検
出された水温には±108C程度の誤差が見込まれるが
、この誤差があっても吹出温が上部吹出目標温度より所
定値以上となったかも判断因子としていることから、正
確な水温を検出できていなくとも、加温能力が十分でな
いまま基本制御モードに移行するという不具合を生じさ
せない。
また、前記誤差があってもベントモードから基本制御モ
ードへの移行時点が早まり、あるいは遅れるのみである
ことから、車室内の最適環境に影響を及ぼすこともない
実施例 以下本発明の一実施例について図面に従って説明する。
すなわち第2図に示したように空調装置本体1は、各々
ケーシング2,3.4によって隔成されたプロアユニッ
ト5.クーリングユニ、トロ、ヒータユニット7を順次
連結して構成されている。前記プロアユニット5には、
周壁に開設された外気導入口8と、相対向する内気導入
口9゜10とを開閉する一対のインテークドア11,1
2及び、プロアモータ13を駆動源とするファン14が
設けられている。前記クーリングユニット6内には、蒸
気圧縮式冷凍サイクルのエバポレータ20が配設されて
おり、又ヒータユニット7内には両側部に導入タンク1
5aと導出タンク15とを有し、二ンンン冷却水を熱源
とするヒータコア16が配設されている。
このヒータユニット7は所謂二層流式であって、ヒーン
コア16は前記ファン14によって給送される空気の通
流方向に沿ってIJ!I置きに配設されているとともに
、ヒータコア16の上流側通気面17を2分する上流エ
アガイド18と、下流側通気面19を2分する下流エア
ガイド21とが設けられている。前記玉流側エアガイド
18は、ケーシング4の一側壁22に沿って上流方向に
延出し、上流側通気面17との間に第1導入路23を画
成し、又前記−側壁22との間に第2導入路24を画成
している。
前記導出タンク15aとケーシング4の他側壁25間に
は、第1バイパス路26が形成されており、前記導入タ
ンク15とケーシング4の後壁27間には、第2バイパ
ス路28が形成されている。
前記導出タンク15aに形成されたボス部29には、第
1導入路23を開閉する操作要素たる第1エアミ・ンク
スドア30が設けられており、第1バイパス路26の上
流端部には、前記第1エアミツクスドア30と共同して
、この第1バイパス通路26を開閉スるベントバイパス
ドア31が設けられ、さらに導入タンク15の端縁には
、第2バイパス通路28を開閉する操作手段たる第2エ
アミツクスドア32が設けられている。
前記下流エアガイド21の両側域には、第1エアミツク
スチヤンバ33と第2エアミツクスチヤンバ34とが設
けられている。前記第1エアミツクスチヤンバ33には
、フロントウィンドウを指向するデフロスト吹出口35
と、車室内に配設されたインストルメントパネルの中央
部に位置するセンタベンチレータ吹出口36及び両側に
位置するサイドベンチレータ吹出口37.37が連通さ
れており、該サイドベンチレータ吹出口37,37間に
は、配風制御ドア38が設けられている。
前記第1エアミツクスチヤンバ33の下流端部には、前
記各ベンチレータ吹出口36,37.37を開閉するベ
ンチレータドア39及び、デフロスト吹出口35を開閉
するデフロストドア40が設けられている。一方策2エ
アミックスチャンバ34には、車室内の下部に設けられ
たフート吹出口41が連通され、フート吹出口41には
、フートドア42が設けられているとともに、前記第1
゜第2エアミックスチャンバ33.34が連通する部位
にはバイパスドア43が設けられている。
他方第1図に示したように、演算制御装置46の入力ボ
ートには、設定手段たる室温設定器47が接続され、又
検出手段たる外気温センサ48゜日射センサ49.車室
内の温度を検出する室温センサの1つである上部室温セ
ンサ50.同じく室温センサの1つである下部室温セン
サ51.及び前記デフロスト、フート、センタベンチレ
ータ吹出口35.36.4Iに各々配設されたデフ吹出
温センサ70、ベント吹出温センサ71フート吹出温セ
ンサ72、さらにはエンジン冷却水温を検出して水温セ
ンサ73を作動させる水温センサ52がA/D変換器5
3を介して接続されている。
又この演算制御装置46には、室温設定器47から入力
される設定温度Ts、外気温センサ48が検出した外気
温Ta、日射センサ49が検出した日射tzに基づいて
車室内の上部目標室温TSO0と下部目標室温T SQ
Lを各々演算する上部目標室温演算回路55及び下部目
標室温演算回路56が設けられ、 前記上部目標室温Tsou、上部室温センサ50が検出
した上部室温Tu、日射l1lZに基づいて上部目標吹
出1Tdou(各ベンチレータ吹出口36.37の目標
吹出温)を演算する上部目標吹出温演算回路74が設け
られているとともに、前記下部目標室温TsoLs下部
室温センサ51が検出した下部室温TL、日射ff1Z
に基づいて上部目標吹出21Tdol(フート吹出口4
1の目標吹出温)を演算する下部目標吹出温演算回路7
5設けられている。
さらに、演算制御装置46には、前記上部目標室温T、
llo、j、下部目標室温T ll0L、下部室温Tu
、下部室温TL、上部目標吹出温Tdou、下部目標吹
出温Tdo I、及びデフ吹出温センサ7oが検出した
デフ吹出温Tdd、ベント吹出温センサ71が検出した
上部吹出温Tdu、フート吹出温センサ72が検出した
下部吹出温Tdlに基づいて、ブロアモータ13の印加
電圧を演算する風量演算回路76と、 これらの値及び前記水温センサ52が検出した水温T−
こ基づいて演算を実行し、デフロスタモード、ヒートモ
ード、ベントモード、基本制御モードのいずれかを選択
する吹出モード演算回路77が設けられている。
そして、前記風量演算回路76の出力部は、駆動回路6
5を介して前記ブロアモータ13に接続されており、又
前記吹出モード演算回路77の出力部は、駆動回路57
を介して、前記ベンチレータ、デフロスト、フート各ド
ア39.40.42に連係された駆動装置たるベンチレ
ータドア用アクチュエータ59.デフロストドア用アク
チュエータ60.フートドア用アクチュエータ61及び
ベントバイパスドア31に連係されたベントバイパスド
ア用アクチュエータ62に接続されている。
次に以上の構成にかかる本実施例の作動について第3図
に示したフローチャートに従って説明する。なお、この
フローチャートにおいてTdhは、前記各吹出温Tdd
、Tdu、Td lの最大値を意味する。
すなわち図外の空調スイッチを投入すると、空調装置本
体1とともに演算制御装置46は起動し、温度に関連し
た物理的環境因子としての6値Ta、Z、To 、TL
や、他の値Tdd、Tdu、Tr11、Tw、Tsの各
電気信号が読み込まれる(ステップ■)。引き続き、こ
れらの値に基づいて車室内を設定温度Tsとするに必要
な上部目標室l温T g+)t+と、下部目標室温T 
ll0L及び、該T SouとT9oLを達成するに必
要な上部目標吹出温Td。
u1下部目標吹出温Tdolが演算され(ステップ■)
、さらに風量つまりプロアモータ13への印加電圧が演
算される(ステップ■)。
次ステツプ■では、T o−T sou+ 5 > Q
が判別され、この判別がNOであって上部室温T1.が
上部目標室温T 9017よりも59C以上低い場合に
は、車室内の上部が低温状態にあることから車室内全体
としても低温状態にあり、この時点で吹出モード演算回
路77は、ヒートモードでの始動を実行すべきと判断し
、したがってこの時点で直ちにヒートモードを実行して
も良い。しかし、本実施例では、ヒートモードの実行に
際しては、まずTdh〉35を判別しくステップ■)、
この判別がNOであれば、吹出温の最大値Tdhが35
6C以下であって、かかる吹出温を有する吹出風、つま
り冷気が乗員に吹き当たると、乗員において不快感が生
ずることを意味することから、ヒートモードを開始する
前にデフロスタモードを形成するとともに、ブロアモー
タ13の印加電圧を超低速回転となる4vに設定する(
ステップ■)。これによってデフロストドア40は開位
置に駆動されるとともに、フートドア42、ベンチレー
タドア39、ベントバイパスドア31は閉位置に駆動さ
れ、プロアファン14は超低速回転する。したがって冷
気が乗員の顔に吹き当たるようなことはなく、又吹出温
の最大値Tdhが35°Cに到達するまでの間を有効利
用してフロントガラスの曇りが除去される。 そして、
始動からの時間経過に伴って、熱源となるエンジン冷却
水温が上昇し、前記最大値Tdhが35°C以上になり
、ステップ■の判別がYESになると、この間フート吹
出温センサ72が検出し続けている下部吹出温Tdlが
40°C以上となったか否かが判別される(ステップ■
)。この判別がNoであれば、デフロスタモードからヒ
ートモードへモード切換する制御が行われ、フートドア
42が開位置に駆動されるとともに、ブロアモータ13
の印加電圧を超低速回転である4vから低速回転である
5、5vに変化させる制御が、これと同期して行われる
(ステップ■)。
このとき、フート吹出口41から給送される吹出風の温
度は前述のように最大値Tdhが高温状態である35°
C以上になっていることから、吹出風が乗員の足に吹き
当たっても不快感が生ずることはない。この判別がNo
である間は、ヒートモードが維持されるとともに、下部
吹出温Tdlが40°C以上となって、ステップ■の判
別がYESになると、以上の始動時の制御は解除され、
以降前記上部及び下部目標室温Tsoυ、TSOLをよ
り漸近維持するための基本制御モードか実行される(ス
テップ■)。
ここで、基本制御モードとは、前記設定温度TS漸近維
持するに最適な吹出温度、吹出風量を設定し、各吹出口
35.36.37.41をを選択的に開成する、前述し
たステップ■〜■及び後述するステップ[相]〜@の始
動時制御の終了を解除条件として開始される定常時の制
御モードでる。
一方、前記ステップ■の判別がYES、つまり上部室m
Tuが上部目標室温T souよりも5°C以上高い場
合には、車室内の上部は高温状態にあることは判明した
ことから、この時点で直ちにベントモードを実行しても
良い。しかし、本実施例では、ベントモードの実行に際
しては、車室内の下部の温度状態を検出すべくTt、T
sol>0を1判別する(ステップ[相])。前記ステ
ップ■とステップ■の判別がともにYESであれば、車
室内の上部と下部とがともに高温であることを意味し。
このように車室内の上部と下部とがともに高温であれば
、車室内を冷却するのであるから、水温や吹出温の最大
値に関係なく制御しても問題ないので、あえて始動時に
特定の吹出口を限定する等の制御は必要なく、上部及び
下部目標室温Tgoυ。
TsoI、をより迅速に達成すべく基本制御モードが即
実行される(ステップ■)。
他方、ステップ[株]の判別がNOであれば、車室内の
上部のみが高温であることを意味することから、日射の
ある冬や日射のある春、秋の気温が低い中間期のような
状態なので、次にT、>40かつTdh>Tdou−5
が判別され(ステップ■)、この判別がNOであれば車
室内上部の温度を低下させるべく、吹出モード演算回路
77は、ベントモードでの始動を実行すると判断し、こ
れによってベンチレータドア39とベントバイパスドア
31とが開位置に、又デフロスト、フート両ドア40.
42が閉位置に駆動され、ブロアモータ13には5Vが
印加される(ステップ@)。そして、水温T8が40°
C以上となり、かつベント吹出温Tduの最大値Tdh
が上部目標吹出温度Td。
Uから5°C引いた値より高くなった時点で、ベントモ
ードから基本制御モードへの移行が許容される(ステッ
プ■)。
このため、上部室温が高い条件下においては、ベンチレ
ータ吹出口36.37のみが開成され、吹出口数の少な
いベントモードから、ベンチレータ吹出口36.37の
みならず、さらにデフロスト吹出口35やフート吹出口
41が単独あるいは組み合わされて開成されて、吹出口
が増加する可能性がある基本制御モードに移行すること
となり、加温能力が不十分なとき開成された吹出口が増
えて、例えば、フート吹出口41はベント吹出口36.
37より暖かい調和風を吹き出させたいのにベント吹出
口36.37と同じ冷たい風が給送されるというような
違和感はない。
又前記水温センサは、水温メータ用であることから、検
出された水温には±IO°C程度の誤差が見込まれるが
、この誤差があっても吹出温が上部吹出目標温度Tdo
uより所定値以上となったかも判断因子としていること
から、正確な水温TWを検出できていなくとも、加温能
力が十分でないまま基本制御モードに移行するという不
具合を生じさせない。また、前記誤差があってもベント
モードから基本制御モードへの移行時点が早まり、ある
いは遅れるのみであることから、車室内の最適環境に影
響を及ぼすこともない。
したがって、空調制御専用の高精度の水温センサを設け
ることなく、高温領域では精度よく温度検出するものの
、前記40°Cを含む低温領域では検出湯度誤差が大き
い、水温メータ用の水屋センサ52を用いても、乗員に
不快感を与えることなく、空調装置本体lの制御を行う
ことが可能となるのである。
なおこの実施例に各判別ステップにおける一5°C1+
5°C135°C140℃、4■、5.5V、5■等の
実数値は例示であって、これらの値は空調装置本体1の
特性や車室容積に応じて適宜設定される。
発明の詳細 な説明したように本発明は、演算制御装置が始動時、車
室内を加温すると判断した場合、前記吹出温センサが検
出した最大値が基準温度以下であるとき、デフロスタモ
ードを形成するとともに、前記最大値が基準温度以上と
なったときヒートモード又は基本制御モードを形成する
ようにした。
したがって、高精度の水温センサを用いることなく、低
温の吹出風が乗員の顔に吹き当たる不快感を解消し、又
吹出温の最大値に到達するまでの間を有効利用してフロ
ントガラスの曇りを除去する制御を実行することが可能
となる。
又、始動時、車室内を冷却すると判断した場合、前記水
温センサが検出した水温が所定値以上となり、かつ前記
最大値が上部吹出目標温度より所定値以上となったとき
、ベントモードから基本制御モードを形成するようにし
た。よって、検出された水温には±io’c程度の誤差
が見込まれる水温メータ用の水温センサを用いても、該
センサでは基本制御モードへ移行して良い温度として出
力しても、実際は水温が基本制御モードへ移行して良い
温度まで上昇していないのに、移行してしまい、ヒータ
コアで加温した空気と加温しない冷却した空気とを混合
して温調した空気(風)を吹き出さなければならない吹
出口に、冷風が吹き出してしまうという不具合を起こす
ことなく制御できる。
そして、冷風ベントモードから基本制御モードへの移行
時点が早まり、あるいは遅れるのみであることから、車
室内の最適環境に影響を及ぼすことはない。
したがって、空調制御専用の高精度の水温センサを設け
ることなく、検出温度誤差が大きい、水温メータ用の水
温センサを用いても、乗員に不快感を与えることなく、
空調装置本体の制御を行うことが可能となり、これによ
って制御の低下を伴うことなく低コスト化を図ることを
可能にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
同実施例の空調装置本体を示す概念図、第3図は同実施
例の作動を示すフローチャート、第4図は従来の自動車
用オートエアコンの制御特性図である。 ■・・・空調装置本体、13・・・ブロアモータ、35
・・・デフロスト吹出口、40・・・デフロストドア、
41・・・フート吹出口、42・・・フートドア、46
・・・演算制御装置、47・・・室温設定器、50・・
・上部室温センサ、52・・・水温センサ、60・・・
デフロストドア用アクチュエータ、61・・・フートド
ア用アクチュエータ、70・・・デフ吹出温センサ、7
1・・・ベント吹出温センサ、72・・・フート吹出温
センサ、73・・・水温メータ、74・・・上部目標吹
出温演算回路、75・・・下部目標吹出温演算回路、7
7・・吹出モード演算回路。 丁WO TdL。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 温度に関連した物理的環境因子を検出し電気信
    号として出力する検出手段と、車室内の温度を設定する
    ため乗員の設定操作に従って電気信号を送出する設定手
    段と、温度に関連した操作要素を駆動する駆動装置と、
    前記検出手段及び前記設定手段の出力信号を基に最適環
    境を車室内に形成すべく演算を施しこの演算結果に基づ
    いて前記駆動装置に指令信号を送出する演算制御装置と
    を具えたオートエアコンにおいて、前記検出手段はエン
    ジン冷却水の水温を検出して水温メータを作動させる水
    温センサ、及び空調装置本体の各吹出口に配設された吹
    出温センサ、車室内の温度を検出する温センサを有し、
    前記駆動装置は前記吹出口に設けられたドアを駆動する
    吹出モードアクチュエータを有し、前記演算制御装置は
    、 (イ)始動時、車室内を加温すると判断した場合、前記
    吹出温センサが検出した最大値が基準温度以下であると
    き、デフロスタモードを形成するとともに、前記最大値
    が基準温度以上となったときヒートモード又は基本制御
    モードを形成するように前記モードアクチュエータに指
    令信号を送出し、(ロ)始動時車室内を冷却する判断し
    た場合、前記水温センサが検出した水温が所定値以上と
    なり、かつ前記最大値が、演算された上部吹出目標温度
    より所定値以上となったとき、基本制御モードを形成す
    るように前記モードアクチュエータに指令信号を送出す
    ることを特徴とする自動車用オートエアコンの始動制御
    装置。
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US11491846B2 (en) * 2018-04-12 2022-11-08 Ford Global Technologies, Llc Blower motor operation for an electrified vehicle
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