JPH028342B2 - - Google Patents

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JPH028342B2
JPH028342B2 JP10846079A JP10846079A JPH028342B2 JP H028342 B2 JPH028342 B2 JP H028342B2 JP 10846079 A JP10846079 A JP 10846079A JP 10846079 A JP10846079 A JP 10846079A JP H028342 B2 JPH028342 B2 JP H028342B2
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JP
Japan
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storage box
pool
deposit
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JP10846079A
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Inventor
Katsuhiko Arimoto
Masahiro Fujimoto
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Tateisi Electronics Co
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Publication of JPH028342B2 publication Critical patent/JPH028342B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、例えば、銀行業務における自動預
金・支払機、あるいは入出金機のように、預金
(入金)のために投入された入金紙幣を各金種ご
とに設けられた金種別収納箱に収納し、これら収
納箱の紙幣を支払い(出金)のための出金紙幣と
して繰出す循環式入出金装置に関する。
(ロ) 従来の技術 上述の自動預金・支払機、あるいは入出金機の
場合、各金種別収納箱内の紙幣が不足すると、営
業中でも装置を停止して、この収納箱を抜取り、
これに紙幣を装填して取引きを継続している。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 この場合、各金種別収納箱の収納量が少ない
と、1日に数回の補充作業が必要となり、装置の
稼動率が低下する問題点を有する。
そこで上述の問題点を解決するために、収納箱
の収納量を1日の取引量を確保し得る量に構成す
ると、収納箱は重量も形状も大きくなり、さら
に、金種ごとに収納箱は必要であるため、これら
の収納箱が大きな形状となることに起因して装置
本体も大型化され、運搬や取扱が不便となる新た
な問題点が生じる。
そこでこの発明は、装置の稼動率の低下および
装置の大型化を可及的に押さえた状態で、紙幣の
補充が可能な循環式入出金装置の提供を目的とす
る。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この発明は、受入れた入金紙幣を各金種ごとに
設けられた金種別収納箱に搬送系を介して収納
し、これら金種別収納箱内の紙幣を出金紙幣とし
て繰出す循環式入出金装置であつて、各金種の紙
幣の収納・繰出しが可能な収納箱を、前記各金種
別収納箱に回帰搬送系を介して着脱可能に接続
し、各金種別収納箱内の収納紙幣の設定した要補
充を検知して紙幣の要補充の補充信号を出力する
検知手段を設け、前記着脱可能な収納箱と前記各
金種別収納箱との間に、紙幣の金種を鑑別する鑑
別手段を介設し、前記検知手段が出力した補充信
号に応答して、着脱可能な収納箱より紙幣を繰出
し、鑑別手段の鑑別に基づいて、要補充紙幣は要
補充の金種別収納箱に収納し、要補充以外の紙幣
は回帰して着脱可能な収納箱に収納する制御手段
を設けた循環式入出金装置であることを特徴とす
る。
(ホ) 作用 この発明の循環式入出金装置は、各金種別収納
箱の収納紙幣が補充を要する量になると、当該検
知手段より補充信号が出力されて、制御手段は着
脱自在な収納箱から紙幣を繰出して、補充金種の
紙幣を要補充の金種別収納箱に収納し、補充金種
以外の紙幣は回帰して着脱自在の収納箱に収納す
る。
(ヘ) 発明の効果 上述の結果、この発明によれば、紙幣の要補充
が検知されると、自動的に該当紙幣が補充される
ので、装置本体を停止させる必要がなくなり、装
置本体の稼動率を低下させることが可及的になく
なる。
さらに、自動補充が可能であるため、各金種別
収納箱の容量は少なくて済むため、これらをコン
パクトに形成し得、ただ1個の着脱可能な収納箱
のみを大きく形成すればよく、装置の大型化を可
及的に避けることができる。
また、1個の着脱可能な収納箱のみの取扱いで
あるため、各金種別収納箱を着脱して取扱う場合
に比して、取扱いがすこぶる容易となる。
(ト) 発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は銀行業務で使用される自動預金・支払機
を示し、第1図において、この自動預金・支払機
は、預金取引処理と、支払取引処理とを行ない、
預金取引時に受入れられた各金種の入金紙幣は支
払取引時の出金紙幣として循環使用する循環式入
出金装置に構成されている。
1は操作手順表示器で、操作の手順を順次表示
し、客はこの表示された手順により操作する。2
はカード挿入口で、内部にはカードリーダが設け
られ、客に付与したカードがこれに挿入されるこ
とによつて、カードデータが読取られる。なお、
カードに代えて、あるいはカードとともに、通帳
を用いるようにしてもよい。
3はレシート放出口で、内部には伝票発行装置
が設けられ、預金取引時または支払取引時に取引
明細を印字したシートを発行して放出する。
4は金額表示器で、預金取引時または支払取引
時の金額を表示する。5は金種枚数表示器で、預
金取引時に投入された各金種の枚数を表示する。
6は預金キー、7は支払キーで、それぞれ預金
取引、支払取引を指定する。
8はテンキーで、暗証番号や支払金額などを置
数する。9は金種キーで、支払い時の金種を指定
する。
10は確認キーで、預金取引時に取引きを中止
することなく了承したとき操作する。11は取消
キーで、上述の預金取引きにおいて中止するとき
操作する。
12は入金口で、預金取引時に預金するための
紙幣を投入する。13は出金口で、預金取引時に
投入された紙幣が不良紙幣として判定されたと
き、ならびに取消キー11を押したときの紙幣の
返却、および支払取引時に支払い紙幣として繰出
された紙幣を放出する。
上述のように構成した自動預金・支払機は、ま
ず預金キー6または支払キー7を操作して取引き
を指定したのち、カードをカード挿入口2に挿入
し、テンキー8で暗証番号を入力することによつ
てカードと客との対応がチエツクされる。なお、
預金の場合はこのチエツクは必ずしも必要でな
い。
預金取引の場合は、預金紙幣が入金口12に投
入され、紙幣は内部に一枚ずつ取込まれて真偽判
別、金種判別が行なわれ、読取り不良や偽造紙幣
と認められた紙幣などの不良紙幣は出金口13に
放出され返却される。
受入れた正常紙幣の金額および各金種の枚数は
それぞれ金額表示器4、金額枚数表示器5に表示
され、客の確認でOKであれば確認キー10を押
下することによつて取引きが成立し、カードは返
却されてレシート放出口3よりレシートが放出さ
れる。
取消キー11が押下されたときは、取引きが中
止されて、受入れた紙幣は出金口13に放出され
返却される。なお、この場合の返却紙幣は投入時
の紙幣とは別の紙幣が放出されることになるが、
このことについては後の説明で明らかとなる。
支払取引の場合は、テンキー8と金種キー9と
によつて支払請求金額とその各金種とが入力さ
れ、これらの金額および各金種の枚数が金額表示
器4および金種枚数表示器5で表示され、客の確
認でOKであれば確認キー10を押下することに
より取引きは成立し、支払い紙幣は出金口13に
放出され、カードは返却され、レシート放出口3
よりレシートが放出される。
第2図は前述に入金口12および出金口13の
内部に構成される循環式入出金装置を示し、取込
部14は入金口12の下側に構成され、投入され
る紙幣の一方の面に対向して偏心ローラ15とそ
の下部に取込みローラ16を設け、他方の面に対
向して押え板17を設け、また底面には底板18
を有している。
上述の押え板17はローラ15,16側に紙幣
19を押圧するが、紙幣19を受入れるときは適
宜のカム機構により後退されて受入れを可能にす
る。そして紙幣19の受入れを検知することによ
り押圧姿勢にされる。
前述の取込みローラ16には摩擦ローラ20が
対設され、前述の偏心ローラ15が回動されて重
さなりをほぐした紙幣19を取込みローラ16が
回動することにより一枚ずつ取込む。
なお、図中21は取込み空センサで、取込部1
4の紙幣19が順次取込まれて空になつたことを
検知する。
前述の取込みローラ16により取込まれた紙幣
はこの取込み速度より速い搬送速度で搬送される
第1搬送ベルト22,22で搬送される。
この第1搬送ベルト22,22の搬送路中には
長さ異常検知器23と二枚重さなり検知器24と
が設けられ、検知器23はたとえば光電センサに
よつて構成され紙幣の通過時間を計時して、取込
み紙幣が二枚連れ出しか否かをチエツクする。ま
た検知器24はカムと、これと紙幣厚み一枚半分
の間隙を形成したローラとの対設間に紙幣を通過
させることによつて紙幣の二枚以上の重さなりを
チエツクする。なお、この構成自体は周知であ
る。
紙幣判別部25はたとえば磁気ヘツドにより構
成され、紙幣の印刷パターンを読取つて真偽判
別、金種判別を行なう。
上述の紙幣判別部25で読取られた紙幣は第2
搬送ベルト26,26、ドラム27、第3搬送ベ
ルト28により形成される搬送路により振分部2
9に搬送される。
上述の振分部29には第4、第5搬送ベルト3
0,31と、これらベルト30,31に対接され
た第6、第7、第8、第9の搬送ベルト32,3
3,34,35と、振分け板36A,36B,3
6C,36Dとを有し、振分け板36A〜36D
は前述の紙幣判別部25の判定結果により振分け
動作が行なわれる。なお、この動作は適宜のソレ
ノイドにより行なわれる。
この入出金装置で取扱う紙幣の金種はA,B,
Cの3種であつて、これら金種A,B,Cが混合
されるものをDとして説明している。
前述の振分け板36Aは金種Aを、また振分け
板36Bは金種Bを、さらに振分け板Cは金種C
をそれぞれ振分け、振分け板36Dは上述の金種
A,B,Cであつて、さらに各振分け板36A〜
36Cが振分けなかつた紙幣について振分け動作
する。
そして前述の搬送ベルト30〜35は上述の振
分け処理のために紙幣を搬送する。
第5搬送ベルト31と第9搬送ベルト35との
搬送終端部は放出部37に接続され、前述の紙幣
判別部25で偽造と判定された不良紙幣は振分け
られることなく放出部37に搬送される。
前述の各振分け板36A〜36Dの振分け方向
側には一担プール部38A〜38Dが設けられ、
各振分け板36A〜36Dで振分けられた金種の
紙幣を一旦プールする。
なお、図中39…はガイドローラである。
前述の放出部37は出金口13の下側に構成さ
れて、可動底板40と、この上面に対設されたキ
ヤプスタン41、ピンチローラ42を有し、ピン
チローラ42は適宜のソレノイドによりキヤプス
タン41側に移送され押圧すべく設けられてい
る。
上述のキヤプスタン41、ピンチローラ42は
通常離れていて、出金紙幣や返却紙幣はこれらの
間に送り込まれ、放出時にピンチローラ42が可
動して紙幣を挾持し、キヤプスタン41が放出方
向に回動することによつて紙幣は放出される。
前述の可動底板40はその左端部を支点として
下方へ揺動することにより開放すべく設けられ、
適宜のソレノイドにより開閉操作される。この可
動底板40の下部には第9搬送ベルト35と対接
する第10搬送ベルト43によつて回収搬送路が形
成され、可動底板40上の紙幣を回収するとき、
可動底板40は開放されて紙幣はベルト35,4
3によつて搬送され、一旦プール部38Dに回収
される。
前述の各一旦プール部38A〜38Dは上面を
開放した箱形に形成され、さらに底部は下方に開
閉すべく設けられ、適宜のソレノイドによつて開
閉操作されて、プールしたそれぞれの紙幣を下方
に供給することができる。
各一旦プール部38A〜38Dの下部には各上
段からの紙幣を収納する収納箱44A〜44Dを
有し、収納箱44A〜44Cはそれぞれの対応す
る金種A,B,Cを収納する金種別収納箱であつ
て、装置に対し固定状態に設けられ、また収納箱
44Dは混合金種Dを一括して収納する一括収納
箱であり、装置に対して着脱可能に装着され、か
つ他の収納箱44A〜44Cより多い収納量に構
成されている。なお、収納箱44Dに収納する紙
幣は、各金種ごとにまとめて堆積しておくと、金
種別収納箱44A〜44Cへの振分収納の際に、
振分け板36A〜36Cの動作回数が少なくなり
好ましい。
なお、各収納箱44に対する紙幣の収納手段は
後述する説明より明らかとなる。
収納箱44A〜44Dの下部には紙幣を繰出す
繰出部45を構成し、各収納箱44A〜44Dの
下面部にはそれぞれ繰出しローラ46A〜46D
を有し、回動されることにより紙幣を繰出す。
なお、47…は偏心ローラで各収納紙幣の重さ
なりをほぐし、48…はそれぞれの繰出しローラ
46A〜46Dに対接された摩擦ローラである。
前述の繰出部45には第11搬送ベルト49、こ
れに対接された第12、第13、第14の搬送ベルト5
0,51,52と、前述した第3搬送ベルト28
により搬送路を有し、各収納箱44A〜44Dか
ら繰出された紙幣を搬送し、振分部29の搬送路
を利用して放出部37に搬送される。
前述の繰出部45の搬送路中には各収納箱44
A〜44Dから繰出された紙幣の長さを検知する
長さ異常検知器53A〜53Dと、繰出し紙幣の
二枚重さなりを検知する二枚重さなり検知器54
を有し、また前述のドラム27の部分には紙幣再
鑑部55を設けている。
上述の長さ異常検知器53A〜53Dは光電セ
ンサで構成され、また二枚重さなり検知器54は
前述した検知器24と同様に構成されている。
なお、長さ異常検知器は、二枚重さなり検知器
54と同様に、共通移送路にひとつだけ設けても
よい。また紙幣再鑑部55はたとえば磁気ヘツド
あるいは光電ヘツドで構成されて繰出された紙幣
の印刷パターンを読取つて金種を再鑑する。
なお、繰出された紙幣が二枚連れ出しや二枚重
さなりの繰出しミスである場合は振分け板36D
を可動して一旦プール部38Dに回収される。
前述の収納箱44A〜44Dにおいて、56A
〜56Dは収納箱満杯センサで、各収納箱に収納
される紙幣の満杯を検知し、57A〜57Dは収
納箱残少センサで、各収納箱に収納される紙幣の
残少を検知し、58A〜58Dは収納箱空センサ
で、各収納箱が空であることを検知する。
なお、前述の収納箱満杯センサ56A〜56C
は各金種の使用頻度によつて紙幣の使用量が異な
る場合、その使用頻度によつて検知位置を自由に
設定することができる。
また、前述の一旦プール部38A〜38Dにお
ける59A〜59Dは一旦プール部空センサで、
各一旦プール部が空であることを検知する。
そして上述の各センサ56,57,58,59
は光電センサによつて構成されるが、マイクロス
イツチなどを用いてもよい。
第3図は前述の一括収納箱44Dの着脱手段を
示し、第3図イにおいて、装置本体側には傾斜線
上に二本の係止ピン60,60を設け、一方収納
箱44Dの側面部には傾斜した長孔の係止孔6
1,61を上述の係止ピン60,60に対応する
位置に設け、これらを係合して装着することによ
つて、収納箱44Dは横方向から、一旦プール部
38Dに阻害されることなく、繰出部45に装着
することができる。
第3図ロは他の手段を示し、装置本体側には下
部に係止ピン60と上部にストツパ62とを設け
収納箱44Dの側面部には下部一側に係止孔61
を設け、装着時には収納箱44Dを斜めにして係
止孔61を係止ピン60に係合させた後、これを
回動させてストツパ62で支持することによつて
収納箱44Dを装着することができる。
第3図ハはさらに他の手段を示し、この場合は
収納箱44Dには繰出しローラ46D、偏心ロー
ラ47、摩擦ローラ48を構成している。これに
よると収納箱44Dは水平横方向にスライドさせ
て装置本体に装着することができる。なお繰出し
ローラ46Dに対する動力の伝導はギヤーの噛合
によつて装置本体側より入力される。
なお、装置本体に装着した収納箱44Dは、ネ
ジあるいはラツチ機構により装置本体に一時的に
固定しておくとよい。
第4図、第5図は紙幣循環可能な一つの収納箱
44を示す。各収納箱44A〜44Dは同一の構
成であるため、その一つについて説明し、また一
旦プール部38A〜38Dも同一の構成故にその
一つを関連させて説明する。なお、紙幣循環可能
な収納機構自体は公知であり、したがつてこの実
施例以外にも種々の循環機構を採用し得る。
さて、一旦プール部38の底板63,63は2
分割にされて左右が下方に開くように設けられ、
これらの開閉は適宜のソレノイドあるいはカム駆
動機構により行なわれる。しかもそれぞれの底板
63,63は櫛歯状になつていて、開放されたと
き、下部の収納箱44の側壁に形成された切欠き
(図外)を利用して側壁外に出るように設けられ、
その結果、一旦プール部38でプールされた紙幣
は底板63,63が開放されることによつて、重
さなつた状態のままで落下される。
収納箱44は繰出す紙幣の繰出し端縁が傾斜下
方になるように紙幣を傾斜して収納するように設
けられ、内部には上述の傾斜方向側に支えレバー
64と、これと対向させて押えレバー65を突入
させている。
上述の支えレバー64および押えレバー65は
共に左右一対に形成され、かつ上下動ができるよ
うに長孔を介して内部に突入される。
支えレバー64はその基端部が上下動する可動
枠69に軸受された軸66に固定され、またこの
軸66にはピニオン67が固定され、このピニオ
ン67が正逆に回転されることによつて前述の支
えレバー64は収納箱44内の支える位置と、収
納箱44外の外部位置とに可動される。
そして前述のピニオン67にはラツク68が適
宜のソレノイドによつて係脱自在に設けられ、ラ
ツク68がピニオン67に噛合した状態で、前述
の可動枠69の上下動によりピニオン67は正逆
に回転される。
上述の可動枠69はガイド杆70によつて上下
動が案内され、さらに正逆転モータ71により駆
動されるベルト72が固定されていて、前述のモ
ータ71が正逆転制御されることにより上下動が
行なわれる。
なおスイツチ73,74は可動枠69に作用
し、スイツチ73は上限、スイツチ74は下限を
検知して前述のモータ71を制御する。
前述の押えレバー65は保持枠75に固定さ
れ、またこの保持枠75はガイド杆76によつて
上下動がガイドされると共に、この保持枠75に
はスプリング77が係止されて下方に付勢されて
いる。
そして上述の保持枠75に形成された突出端7
8が前述の可動枠69の突出端79の上面に係止
されて、スプリング77による下動が規制されて
いる。
そのために可動枠69が下動されると保持枠7
5はスプリング77の作用力により下動し、下動
途中で保持枠75の押えレバー65が収納紙幣の
上面に接すると、この保持枠75は下動が阻止さ
れて、可動枠69と離れる。
スイツチ80は上述の分離を検知するものであ
つて、この検知信号に基づいて前述のラツク68
が操作される。
すなわち、一旦プール部38より収納箱44に
紙幣を受入れるときは、支えレバー64と押えレ
バー65とは上方位置にあつて、一旦プール部3
8からの紙幣を受入れる。このとき紙幣は傾斜状
に受入れられて、傾斜下端縁は支えレバー64で
支えられる。
モータ71が正転して可動枠69が下動するこ
とにより支えレバー64は下動し、また押えレバ
ー65も下動し、紙幣は収納箱44に収納され
る。
押えレバー65が既に収納された紙幣の上面に
接当すると、その下動が阻止され、可動枠69の
突出端79は保持枠75の突出端78と離れ、こ
れをスイツチ80が検知し、その信号に基づいて
ラツク68がピニオン67と接するように可動さ
れる。
可動枠69は上述の信号出力後、適宜のタイマ
で設定された時間下動される。この下動によつて
ピニオン67が回転されるために支えレバー64
は側壁外に退出し、退出を維持して、ラツク68
はピニオン67より離される。
そのため支えレバー64で支えられた紙幣は既
収納紙幣の上面に載置される。
その後モータ71は一定時間逆転されて可動枠
69は上動し、これによつて押えレバー65は上
動して、覆つた紙幣を滑らせて下部に移し、さら
にモータ71は一定時間逆転されて可動枠69は
下動して、今収納した紙幣の上面を押下すること
になる。
そしてこの押下した姿勢が紙幣の繰出し姿勢と
なる。
この繰出し姿勢より上部の収納姿勢に至るに
は、まずモータ71が逆転されることにより可動
枠69が上動し、これに伴なつて保持枠75も上
動するので、支えレバー64と押えレバー65は
上動する。
スイツチ73が可動枠69の上動を検知する
と、その信号に基づいてラツク68がピニオン6
7に噛合され、信号出力後設定時間引き続いて上
動されることにより支えレバー64は収納箱44
内に突入し、ラツク68が離される。
これによつて支えレバー64および押えレバー
65が収納姿勢となる。
第6図は制御回路を示し、制御部81は各回路
装置の駆動制御を行なうと共に、演算処理も行な
う。この制御部81は、たとえば、図示しないプ
ログラムにより制御される周知のマイクロプロセ
ツサで構成され、各種の入出力機器とはバス等に
より適宜接続されている。
始業設定スイツチ82はこの自動預金・支払機
を営業始動するときに係員が操作し、このスイツ
チ信号によつて、一括収納箱44Dに収納された
紙幣が空の各金種別収納箱44A〜44Cに移す
作業が行なわれる。
終業設定スイツチ83はこの自動預金・支払機
を営業終了するとき係員が操作し、このスイツチ
信号によつて、各金種別収納箱44A〜44Cに
収納されている各金種の紙幣を一括収納箱44D
に移す作業が行なわれる。これらスイツチ82や
83は装置本体に設けられている。
キーボード84はテンキー8および金種キー9
によつて構成されている。取込み駆動回路85は
取込部14の偏心ローラ15および取込みローラ
16を駆動制御する。
搬送駆動回路86は各搬送ベルト22,26,
28,30〜35,43,49〜52を駆動制御
する。放出駆動回路87は放出部37のキヤプス
タン41の駆動およびピンチローラ42の揺動駆
動の制御を行なう。
監視制御回路88は装置に異常が生じた場合、
あるいは一括収納箱44Dが満杯になつて取替え
る必要が生じた場合など各種の報知を係員に響報
する。なお、響報は装置本体あるいはリモートモ
ニタにおいて適宜行なわれる。
データメモリ89は第7図に示すような入出力
データなどが記憶されている。なお、エリア98
の一旦プール規定枚数は定数なのでプログラムメ
モリに記憶してもよい。
振分け制御回路90は振分け板36A〜36D
を振分け制御する。一旦プール部制御回路91は
一旦プール部38A〜38Dの底板63の開閉制
御を行なう。繰出し制御回路92は繰出し部45
の繰出しローラ46A〜46Dおよび偏心ローラ
47の駆動制御を行なう。
第7図はデータメモリ89の入出力データエリ
アを示し、一旦プール枚数エリア93は一旦プー
ル部38A〜38Dにそれぞれプールされる各金
種の枚数をストアし、この場合始業時に一括収納
箱44Dから各金種別収納箱44A〜44Cに紙
幣が繰出されるときに各一旦プール部38A〜3
8Dがプールする枚数であり、また終業時に各金
種別収納箱44A〜44Cから一括収納箱44D
に紙幣を回収するとき一旦プール部38Dにプー
ルする枚数である。
預金枚数エリア94は預金取引時に投入された
各金種ごとの枚数をストアし、預金金額エリア9
5はその預金額をストアする。
支払設定枚数エリア96は支払取引時に請求さ
れた各金種の枚数をストアし、支払金額エリア9
7はその支払金額をストアする。
一旦プール規定枚数エリア98は一旦プール部
38A〜38Dがそれぞれプールする最大枚数の
設定値がストアされ、この設定値をたとえば100
枚に設定したとき、各一旦プール部38A〜38
Dに100枚の紙幣がプールされることによつて、
この一旦プール部はその紙幣を収納箱44に収納
動作する。
残少金種エリア99は各金種別収納箱44A〜
44Cの収納箱残少センサ57A〜57Cが残少
信号を出力して各金種の紙幣収納が残少のため補
充が必要であることをストアする(たとえばフラ
グをセツトする)。
ついで上述のように構成された自動預金・支払
機の入出金処理動作を説明する。
この自動預金・支払機は第8図に示すように五
つの処理を行ない、その第1は始業するための準
備の処理であり、各金種別収納箱44A〜44C
に必要な枚数の紙幣を金種ごとに収納する。
第2は終業のための処理であり、閉店時または
稼動を中止するときに金種別収納箱44A〜44
Cより一括収納箱44Dに紙幣を回収して、これ
を取外す。
第3は預金取引の処理であり、預金のために投
入された紙幣を各金種ごとに金種別収納箱44A
〜44Cに収納する。
第4は支払取引の処理であり、支払請求金額の
紙幣を金種別収納箱44A〜44Cより繰出して
放出する。
第5は支払紙幣の補充処理であり、収納紙幣の
残少信号を出力した金種別収納箱44A〜44C
に対して一括収納箱44Dより紙幣を補充する。
そして、待機時には制御部81はこれらの処理
のいずれが要求されているかを繰返し走査してい
る。なお、始業、終業、預金、支払いはそれぞれ
始業設定スイツチ82、終業設定スイツチ83、
預金キー6、支払キー7がONしていることを検
出して判定される。また、補充は収納箱残少セン
サ57A,57B,57Cを走査してこれらセン
サが紙幣なしを検出しているか否かを判別する。
第9図を参照して前述の始業処理について述べ
ると、自動預金・支払機は終業時に内部に収納さ
れている紙幣を全部回収する。そのために始業時
には装置内部に紙幣が存在しないことを正常とす
る。
各金種の装置準備として、控えの一括収納箱4
4Dに各金種A,B,Cの必要な枚数が一括して
収納され、この一括収納箱44Dを繰出部45の
所定位置に装填する。
そして始業設定スイツチ82を操作することに
より始業処理であることを入力する。
まず、一旦プール部38A〜38Dが空か、お
よび金種別収納箱44A〜44Cが空かを、一旦
プール部空センサ59A〜59Dおよび収納箱空
センサ58A〜58Cの出力信号に基づいてチエ
ツクされ、もし紙幣の存在を検知した信号が出力
された場合は、前回の終業時の紙幣が残つている
ことを示すので、装置の動作を停止してこれを取
除くべく監視制御回路88により係員に報知す
る。
上述の一旦プール部38および金種別収納箱4
4A〜44Cが空であるとき、搬送駆動回路86
は各搬送ベルトが駆動されて搬送準備が行なわ
れ、繰出し制御回路92は一括収納箱44Dの繰
出しローラ46Dを駆動し、この一括収納箱44
Dの紙幣を1枚繰出し、一旦プール部38側に搬
送される。
繰出された紙幣は長さ異常検知器53Dで二枚
連れ出しをチエツクし、二枚重さなり検知器54
で二枚重さなりをチエツクし、紙幣再鑑部55は
金種を再鑑する。
上述のチエツクおよび再鑑で異常があつた場
合、振分け制御回路90は振分け板36Dを振分
け駆動して、その異常繰出し紙幣を一括の一旦プ
ール部38Dに回収され、データメモリ89のエ
リア93には一括金種Dにその枚数がストアされ
る。
前述のチエツクおよび再鑑で異常がない場合、
装填紙幣の繰出し初期においては各金種別収納箱
44A〜44Cは紙幣の収納が満杯でないため、
その金種に対応する一旦プール部38A〜38C
にプールされる。
たとえば紙幣再鑑部55が金種Aと判定したと
き、振分け制御回路90は振分け板36Aを振分
け駆動して金種Aの紙幣は一旦プール部38Aに
プールされる。
各一旦プール部38A〜38Dは紙幣のプール
量が100枚に設定されているため、この規定枚数
に達したか否かがチエツクされ、上述の数に達し
ていない場合はつぎの紙幣の繰出しが行なわれ
る。
上述のような紙幣の繰出しが繰返し行なわれ、
しかも各金種A,B,Cについて行なわれる。そ
して一つの一旦プール部38A〜38Cが規定枚
数に達したとき一括収納箱44Dの繰出しは一旦
停止され、そのプール紙幣はその収納箱44A〜
44Cに収納される。また、このとき、データメ
モリ89のエリア93の該当金種の一旦プール枚
数は0にクリアされる。
たとえば一旦プール部38Aが規定枚数に達す
ると一括収納箱44Dの繰出しは停止されそして
一旦プール部38Aの底板63,63が開放され
てプールした金種Aの紙幣を金種別収納箱44A
に収納し、つぎのプールに備える。
各金種の紙幣の収納が順次行なわれて該当金種
の金種別収納箱44A〜44Cが満杯になると、
その収納箱の収納箱満杯センサ56A〜56Cか
ら信号が出力されるため、この信号に基づいてそ
の後繰出される同一金種の紙幣は一括収納箱44
Dの一旦プール部38Dに回収される。もつと
も、一括収納箱44Dに最初に収納されている各
金種別の紙幣の量を、金種別収納箱の満杯の量よ
り少なくしておけば、このような回収は行なう必
要がない。
そして各金種別収納箱44A〜44Cに紙幣が
装填され、一括収納箱44Dの収納箱空センサ5
8Dより信号が出力されることによつて、一括収
納箱44Dの紙幣繰出しは停止され、始業処理の
動作が終了する。またこの際、一旦プール部38
に紙幣が存在すれば各金種別収納箱44にそれぞ
れ収納されるとともに、メモリ89のエリア93
の一旦プール枚数はそれぞれ0にクリアされる。
なおこのとき、監視制御回路88により始業処理
が正常に完了したことを係員にしらせるとよい。
つぎに終業処理について第10図を参照して述
べると、この処理は各一旦プール38にプールさ
れた紙幣および各金種別収納箱44A〜44Cに
収納された紙幣を一括収納箱44Dに回収し、こ
れを取外す作業である。
終業設定スイツチ83が係員によつて操作され
ることにより終業処理であることが入力され、搬
送駆動回路86は各搬送ベルトを駆動して搬送準
備を行なう。
ところで、最後に預金処理が行なわれた場合に
は、一旦プール部38A,38B,38Cにその
際の入金紙幣が残つたままになつているので、ま
ず一旦プール部空センサ59A,59B,59C
によつて一旦プール紙幣が残つているか否かを検
出させ、一旦プール紙幣が残つておればそれをそ
の金種別収納箱に収納させる。
一方、自動預金・支払機の稼動中は預金取引に
よつて入金紙幣があり、またこの入金紙幣は金種
別にして金種別収納箱44A〜44Cに収納され
るが、これらが満杯になれば紙幣は一括収納箱4
4Dに回収される。
そのために、次に一括収納箱44Dが満杯か否
か、収納箱満杯センサ56Dの出力によつてチエ
ツクされる。
上述の収納箱44Dが満杯または回収途中で満
杯になつたときは係員に報知され空の一括収納箱
44Dと取替えられる。
金種別収納箱44A〜44Cに収納されている
各紙幣の回収は金種C、金種B、金種Aの順に行
なわれる。
すなわち、振分け制御回路90は振分け板36
Dを振分け駆動して、一旦プール部38Dでの受
入準備を行ない、ついで金種別収納箱44Cが空
か否かを収納箱空センサ57Cの出力によつてチ
エツクする。
ついで収納箱44Cが空でないときは、繰出し
制御回路92は繰出しローラ46Cを駆動し、金
種別収納箱44Cの金種Cの紙幣が1枚繰出さ
れ、一括の一旦プール部38Dにプールされる。
このような繰出しが順次行なわれ、紙幣再鑑部
55からの再鑑信号によつて一旦プール部38D
にプールされる枚数が計数され、この計数値はデ
ータメモリ89のエリア93における一括金種D
に順次更新されてストアされる。
上述の一旦プール部38Dにプールされた紙幣
が規定枚数の100枚に達したならば、繰出し制御
回路92は繰出しローラ46Cの駆動を一旦停止
して、紙幣の繰出しを止め、ついで一旦プール部
制御回路91は一旦プール部38Dを駆動してプ
ールしていた紙幣を一括収納箱44Dに収納す
る。
そしてデータメモリ89のエリア93の一括金
種Dにストアされた計数値も0にクリアされる。
このような規定枚数ごとの収納が繰返し行なわ
れ、金種別収納箱44Cが空になつたことを収納
箱空センサ58が検知すると、繰出し制御回路9
2は繰出しローラ46Cの駆動を停止し、また一
旦プール部制御回路91は一旦プール部38Dを
駆動して、これにプールされた紙幣を一括収納箱
44Dに収納する。そしてデータメモリ89のエ
リア93にストアされた一括金種Dの計数値も0
にクリアする。
上述のようにして、金種Cの回収が終了する
と、同様にして金種Bおよび金種Aの回収が行な
われる。
なお回収途中で一括収納箱44Dが満杯になつ
たことを収納箱満杯センサ56Dが検知したとき
は係員に報知され空の一括収納箱44Dと取替え
られて、引続き回収動作が行なわれる。
そして一旦プール部38A〜38Cおよび金種
別収納箱44A〜44Cの全紙幣が一括収納箱4
4Dに回収されたときは振分け制御回路90は振
分け板36Dの駆動をOFFにして、終業処理の
動作を終了する。またこの際、エリア98を除い
てデータメモリ89をクリアするとともに、監視
制御回路88により終業処理が正常に完了したこ
とを係員に報知するとよい。
なお、上述において、CあるいはBの金種の収
納箱が空になつたとき、Dの一旦プール部の紙幣
が規定枚数に達してなければ、Dの一旦プール部
の紙幣を収納箱44Dにその都度収納しなくても
よく、要は最後のAの金種の場合に一旦プール部
38Dの紙幣を収納箱44Dにすべて収納すれば
よい。
つぎに預金処理について第11図を参照して述
べると、預金処理は預金キー6の操作によつて預
金取引であることが入力され、続いてカードが挿
入される。
預金処理の場合、投入された紙幣は金種ごとに
一旦プール部38A〜38Cまたは38Dにプー
ルし、このプール状態およびエリア93の枚数は
次の取引(預金あるいは支払)まで維持され、次
の取引開始時(たとえばキー入力時あるいはカー
ド挿入時)に収納箱に収納されるとともに、エリ
ア93の枚数も0にクリアされる。これは客との
間で金銭トラブルがあつた場合、投入紙幣を確認
するためである。
そのために預金処理初期では一旦プール部38
A〜38Dにプールされている前回のプール紙幣
があるかないかを一旦プール部空センサ59A〜
59Dにより検査する。もし、一旦プール部に紙
幣が残つていると、監視制御回路88は係員に警
報を発する。これにより、係員は一旦プール部の
紙幣を取除いて、再開処理を行なう。
上述の一旦プール部に紙幣が全く残留していな
ければ、預金紙幣の受入れが許可され、預金紙幣
は一括して入金口12に投入される。
ついで取込み駆動回路85は取込部14の取込
みローラ16を駆動し、搬送駆動回路86は各搬
送ベルトを駆動して紙幣の取込みが行なわれる。
長さ異常検知器23は紙幣の二枚連れ出し、二
枚重さなり検知器24は紙幣の二枚重さなりをそ
れぞれチエツクし、紙幣判別部25は紙幣の真偽
判別、金種判別を行なう。
これらのチエツクおよび判別で異常が認められ
たときはその異常紙幣は放出部37の可動底板4
0に一旦プールされて、ついで放出駆動回路87
が放出部37のキヤプスタン41、ピンチローラ
42を駆動して異常紙幣を放出する。
そして上述の異常紙幣が客のチエツク後再投入
されたときは再び預金の受入れを行ない、再投入
されないときは異常として預金取引は終了する。
預金の紙幣の取込みが正常であつて、紙幣の判
定も正常であるときは、紙幣判別部25の金種を
示す信号に基づいて各金種の計数を行ない、この
計数値はデータメモリ89のエリア94の各金種
A,B,Cにストアされ、また合計金額はエリア
95にストアされる。
ついで該当金種の金種別収納箱44A〜44C
が満杯か否かを収納箱満杯センサ54A〜54C
の出力に基づいてチエツクする。
該当する金種の収納箱44A〜44Cが満杯の
場合は一括の一旦プール部38Dにプールする。
そのために振分け制御回路90は振分け板36D
を振分け駆動し、紙幣を一旦プール部38Dにプ
ールする。
該当する金種の収納箱44A〜44Cが満杯で
ない場合はその金種に対応する一旦プール部38
A〜38Cにプールする。そのために振分け制御
回路90は振分け板36A〜36Cを振分け駆動
をして、該当する金種の一旦プール部にプールす
る。これら一旦プール部38A〜38Dにプール
された枚数はエリア93にそれぞれストアされ
る。
このような取込みおよび一旦プールが繰返し行
なわれ、取込部14が空になつたことを取込み空
センサ21が検知すると、取込み駆動制御回路8
5は取込部14の駆動を停止する。
ついで取引が成立か否かがチエツクされ、客が
確認キー10を押圧することによつて成立し、セ
ンター交信ののち預金取引の処理は終了する。
なお、このときカードの返却やレシートの発行
放出なども行なわれる。また、データメモリ89
のエリア94,95は0にクリアされる。
上述のチエツクで客が取消キー11を押下した
場合、または装置側で伝票発行不可のような故障
があつた場合、またはセンターからの取消指示
(たとえば該当口座なし)があつた場合は取引不
成立となつて預金紙幣は返却されることになる。
この紙幣の返却は一旦プール部38にプールさ
れた紙幣ではなく各金種別収納箱44A〜44C
に収納された紙幣を繰出すことによつて行なわ
れ、この紙幣繰出しはデータメモリ89のエリア
94,95にストアされた預金金額やその各金種
の枚数のデータにより行なわれ、後述する支払取
引処理と同様に行なわれる。
つぎに支払処理について第12図を参照して述
べると、支払処理は支払キー7の操作によつて支
払取引であることが入力され、続いてカードが挿
入されるとともにキーボード84から秘密番号が
入力され、対応が検査される。
次に客はキーボード84で支払いの請求金額を
金種A,B,Cを指定して行ない、これらの金種
の各枚数データや金額はデータメモリ89のエリ
ア96,97にストアされるとともに、センター
交信により支払取引の可否がセンターから指示さ
れる。支払取引可のとき搬送駆動回路86は各搬
送ベルトを駆動して搬送の準備を行ない、繰出し
制御回路92は前述の金種枚数のデータに基づい
て金種Aより順次B,Cについて繰出すべく繰出
しローラ46A〜46Cを駆動する。
たとえば金種Aが指定された場合、繰出しロー
ラ46Aが駆動され、金種Aの紙幣が金種別収納
箱44Aより繰出され、繰出しが正常か否かが、
長さ異常検知器53Aおよび二枚重さなり検知器
54によつてチエツクされる。
このチエツクで二枚連れ出し、または二枚重さ
なりが検知されたときは振分け制御回路90が振
分け板36Aを駆動して、この繰出し紙幣を一旦
プール部38Aにプールする。すなわち、繰出し
た紙幣は金種Aであることが判つているため、元
の収納箱44Aにもどすことになる。
紙幣の繰出しが正常なときは、紙幣再鑑部55
によつて再鑑され、金種Aであるか否かチエツク
される。このとき他の金種として判定されたり、
読取り不良であつた場合は振分け制御回路90が
振分け板36Dを振分け駆動して、その繰出し紙
幣を一旦プール部38Dにプールし回収する。
金種Aの繰出しおよび再鑑が正常であるとき
は、繰出された紙幣は放出部37に一旦プールさ
れ、また繰出し数はデータメモリ89のエリア9
6にストアされた金種Aより減算される。
このように金種Aの繰出しが順次行なわれて、
上述のエリア96の金種Aの指定枚数が零になる
と、繰出し制御回路92は繰出しローラ46Aの
駆動を停止し、ついで金種B,Cと順次上述の動
作と同様にして指定された枚数の繰出しが行なわ
れる。
各金種の紙幣が指定された枚数分繰出される
と、すなわちデータメモリ89のエリア96にス
トアされた各金種の指定枚数が零になると、繰出
し紙幣の放出がよいかチエツクされる。
伝票発行機や通帳プリンタなど他の機構部に異
常が発生したときは放出が不可となり、繰出され
た紙幣は一括収納箱44Dに回収される。
そのために放出部37の可動底板40は開放さ
れて紙幣は一旦プール部38Dにプールされ、つ
いで一旦プール部制御回路91は一旦プール部3
8Dを駆動して紙幣を一括収納箱44Dに回収す
る。
勿論一括収納箱44Dに回収された紙幣は再び
繰出し紙幣として使用される。
繰出し紙幣を放出してもよいときは、放出駆動
回路87は放出部37のキヤプスタン41、ピン
チローラ42を駆動して、この放出部37にプー
ルしていた紙幣を出金口13に放出して支払処理
を終了する。
なおこのときカードの返却やレシートの発行放
出も行なわれるとともに、データメモリ89のエ
リア96,97も0にクリアされる。
ついで紙幣の補充処理について第13図を参照
して述べると、各金種別収納箱44A〜44Cの
収納紙幣が残少となつて収納箱残少センサ57A
〜57Cが残少信号を出力すると、制御部81は
待機ルーチンにおいてこれを検出し、このデータ
はデータメモリ89のエリア99の該当金種に残
少フラグとしてセツトされ、このフラグに基づい
て一括収納箱44Dから該当金種の紙幣が補充さ
れる。
そしてこの補充はその収納箱44A〜44Cが
満杯になるまで行なわれる。
残少フラグをエリア99にセツトしたのち、ま
ず各一旦プール部38A〜38Dが空か否か一旦
プール部空センサ59A〜59Dの出力に基づい
てチエツクし、プールされている一旦プール部が
あれば、一旦プール部制御回路91はその一旦プ
ール部38A〜38Dを動作してその収納箱44
A〜44Dにプール紙幣を収納した後、補充動作
を行なう。
なお、補充処理は始業処理と基本的には同様で
ある。異なる点は、残少金種の収納箱にのみ収納
する点と、一括収納箱44Dが途中で空になる
と、動作停止処理とする点である。
さて次に搬送駆動回路87は各搬送ベルトを駆
動して搬送準備を行ない、繰出し制御回路92は
繰出しローラ46Dを駆動して一括収納箱44D
より紙幣を繰出す。
上述の一括収納箱44Dは各金種別収納箱44
A〜44Cが満杯になつたときのオーバフロー紙
幣を収納しているので、各金種A,B,Cの紙幣
は混合状態に収納されている。そのために繰出さ
れた紙幣は金種を判別する必要がある。
繰出された紙幣は長さ異常検知器53Dで紙幣
の二枚連れ出しが、また二枚重さなり検知器54
で紙幣の二枚重さなりがそれぞれチエツクされ、
さらに紙幣再鑑部55で金種が判別される。
異常繰出しおよび再鑑異常である場合は振分け
制御回路90が振分け板36Dを振分け駆動して
上述の紙幣を一括の一旦プール部38Dに回収
し、金種Aでかつデータメモリ89のエリア99
の金種Aに雑少フラグがセツトされている場合
は、振分け板36Aが振分け駆動されて金種Aの
紙幣は一旦プール部38Aにプールされる。
このような金種Aの判別繰出しは、金種Bおよ
び金種Cについても同様に行なわれ、一旦プール
部38A〜38Cおよび38Dのプール枚数はデ
ータメモリ89のエリア93の金種A〜Cおよび
一括Dにストアされる。なお、残少フラグがリセ
ツトされたままの金種は、補充の必要がないの
で、一旦プール部38Dにプールされる。
たとえば金種Aのプール数が100枚の規定枚数
に達すると繰出し制御回路92は繰出しローラ4
6Dの駆動を停止して繰出しを一旦停止し、一旦
プール部制御回路91は一旦プール部38Aを駆
動してプールされた金種Aの紙幣を金種別収納箱
44Aに収納される。
上述のプール数のチエツクは一旦プール部38
Dについても行なわれ、このプール数も規定枚数
に達すると、一括収納箱44Dに収納される。こ
れら収納の際には、エリア93の枚数は0にクリ
アされる。
このような補充は繰返し行なわれ、たとえば収
納箱満杯センサ56Aが満杯を検出することによ
り、振分け制御回路90は振分け板36Aの振分
け駆動を停止するとともに、エリア99の金種A
のフラグをリセツトし、その後の金種Aについて
は一旦プール部38Dに回収されるように振分け
板36Dが振分け駆動される。
なお金種B,Cについても上述と同様にして紙
幣の補充が行なわれる。
そして残少信号を出力した金種が満杯になるま
で補充されると、エリア99の残少フラグはすべ
てリセツトされるので、繰出し制御回路92は繰
出しローラ46Dの駆動を停止し、補充処理を終
了する。
なお、補充処理中一括収納箱44Dの収納紙幣
が残少になつたり、あるいは収納紙幣を一巡する
繰出しにもかかわらず残少金種の収納箱が満杯に
ならなかつた場合は監視制御回路88を介して係
員に通報され、一括収納箱44Dの取替えが行な
われる。
補充処理を、残少検知ではなく、紙幣が全くな
くなつた切れ検知で行なつてもよく、この場合、
収納箱残少センサ57A〜57Cの代わりに、空
センサ58A〜58Cの信号が利用される。
また、補充処理は始業処理ののちから終業処理
の手前までの間で実行される。このためには、始
業処理完や終業処理完のフラグをセツトできるよ
うにしておき、始業処理完フラグがセツト、終業
処理完フラグがリセツトの条件で補充を行なうと
よい。
なお上述の実施例において、一旦プール部38
は各収納箱44の内部上端に直接設けて、このプ
ール部をプール枚数に応じて連続的あるいは間欠
的に下降させつつプールするべく設けると、始業
処理時や補充処理時の一括収納箱から各金種別収
納箱へ紙幣を装填する場合、終業時の各金種別収
納箱から一括収納箱へ紙幣を回収する場合、紙幣
の繰出しを一旦停止することなく連続して繰出す
ことができ迅速な紙幣の収納ができる。
始業処理時の各金種別収納箱に装填すべき枚数
を金種ごとにメモリに記憶しておき、紙幣装填時
に枚数を計数して設定枚数になるまで装填しても
よい。この場合メモリの設定枚数データを書替え
ることによつて初期装填枚数を自在に変更でき
る。
各金種別収納箱は装置本体に固定であるも、ま
た取外し自在なカートリツジでもよい。
各収納箱の満杯検知または残少(あるいは切
れ)検知は、収納枚数を計数し、この計数枚数を
設定した満杯枚数または残少枚数(あるいは切れ
枚数=0枚)と比較して検出するもよい。この場
合収納枚数を+、繰出し枚数を−として加減算し
て計数すればよい。
入金による不正紙幣あるいは破損により出金紙
幣として使用不可な紙幣は一括収納箱とは別途に
回収し、これにより循環紙幣として使用させない
ようにするもよい。
一旦プール部38には周知の羽根車を使用して
より確実に積重ねるようにしてもよい。
始業処理、終業処理を決まつた時刻に行なう場
合には、時計装置を設けて、これで自動的に行な
つてもよい。また、印字部や伝送部の故障などに
より紙幣を回収したり、故障復帰の際に紙幣を装
填したりする場合には、それぞれこの発明の終業
時と始業時に相当する。
上述の実施例では、顧客操作の自動預金、支払
機について述べたが、この発明はテラー(係員)
操作の入出金機について適用されることはもちろ
んである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、第1図は自
動預金・支払機の外観斜視図、第2図は循環式入
出金装置の機構側面図、第3図イ〜ハは収納箱の
着脱手段を示す概略側面図、第4図は収納箱の断
面側面図、第5図はその正面図、第6図は循環式
入出金装置の制御回路ブロツク図、第7図はデー
タメモリのメモリエリアの説明図、第8図は自動
預金・支払機の処理動作の待機時のフローチヤー
ト、第9図は始業処理のフローチヤート、第10
図は終業処理のフローチヤート、第11図は預金
処理のフローチヤート、第12図は支払処理のフ
ローチヤート、第13図は補充処理のフローチヤ
ートである。 12……入金口、13……出金口、14……取
込部、19……紙幣、25……紙幣判別部、29
……振分部、37……放出部、44A〜44C…
…金種別収納箱、44D……一括収納箱、57A
〜57C……収納箱残少センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 受入れた入金紙幣を各金種ごとに設けられた
    金種別収納箱に搬送系を介して収納し、これら金
    種別収納箱内の紙幣を出金紙幣として繰出す循環
    式入出金装置であつて、 各金種の紙幣の収納・繰出しが可能な収納箱
    を、前記各金種別収納箱に回帰搬送系を介して着
    脱可能に接続し、 各金種別収納箱内の収納紙幣の設定した要補充
    を検知して紙幣要補充の補充信号を出力する検知
    手段を設け、 前記着脱可能な収納箱と前記各金種別収納箱と
    の間に、紙幣の金種を鑑別する鑑別手段を介設
    し、 前記検知手段が出力した補充信号に応答して、
    着脱可能な収納箱より紙幣を繰出し、鑑別手段の
    鑑別に基づいて、要補充紙幣は要補充の金種別収
    納箱に収納し、要補充以外の紙幣は回帰して着脱
    可能な収納箱に収納する制御手段を設けた 循環式入出金装置。
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