JPH0274678A - 人工皮革用ポリウレタン組成物 - Google Patents

人工皮革用ポリウレタン組成物

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JPH0274678A
JPH0274678A JP22477888A JP22477888A JPH0274678A JP H0274678 A JPH0274678 A JP H0274678A JP 22477888 A JP22477888 A JP 22477888A JP 22477888 A JP22477888 A JP 22477888A JP H0274678 A JPH0274678 A JP H0274678A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は人工皮革として用いられた場合に性能の優れた
人工皮革を提供しうるポリウレタン組成物に関する更に
、詳しくは分散染料によって容易に染色され、且つ、染
色堅牢どの優れ、さらに強伸度などの物理的性質にすぐ
れ、耐熱性、耐光劣化或、耐屈曲性、ポリマー溶液安定
性などに優れた人工皮革を製造するに際し、要求される
諸性能を高度に併せもったポリウレタン及びその有機溶
剤からなるポリウレタン組成物に関する。
(従来の技術と問題点) (超)極細繊維のランダム三次元立体構造を必須とする
人工皮革は従来より広く実用化されているが、これは極
細繊維を製造し、その短繊維で交絡シートを作り、この
繊維空間にポリウレタンを充填したものが一般的である
。この場合繊維素材がポリエステル繊維の場合には染色
対象物はポリエステル繊維とポリウレタン系化合物であ
り、使用染料は分散染料でなければならずこの染色にお
いてポリエステル繊維よりもポリウレタンが見掛けの親
和性が大きく染料分配が多くなる。実質的に必要なポリ
エステル側への染着量はポリウレタンより少なくなり、
従って繊維集合体表面にボリエステルが表れた場合は白
菜けた感じとなり、外観の良い染色物が得られない、し
かもこの1麦で洗滌堅牢度、ドライクリーニング性を向
上するため、還元&滌分施す必要があり、この場合ポリ
ウレタン側の染料が脱落、還元分解し、実質的に殆どの
染料を捨てていることとなり非常に不経済である。又、
ポリウレタンが表面に表れた場合繊維束は染色され、ポ
リウレタン側染料が還元分解で白っぽく見えるものとな
り、まだら斑の表面を呈する。このため使用ポリウレタ
ン顔料を添加し、まだら斑を防止しているのが現状であ
る。しかしπら、顧客より、 tR色、淡色、白色、流
行色等種々の要望の成る場合、ポリウレタン顔料添加色
シートt!−セ・要以上に在庫せねばならず、シート白
木単価の高いもののため経済負担が大きくなることは免
れない。従来、ポリウレタン樹脂に染色性を与える方法
としては (1)第3級窒素原子をポリウレタン重合鎖中に導入す
る方法(特公昭37−23097号) (2)有機酸又は無機酸と第3級アミンとの塩をポリウ
レタン重合鎖中に導入する方法(特公昭5O−1752
0): (3ン高分子のポリヒドロキシ化合物、低分子ポリオー
ル及び有機ポリイソシアネートを溶媒中で反応させた后
、分子内に第3級窒素原子または第4級窒素原子をもつ
1価アルコールあるいは1価の第1級または第2級アミ
ンを添加し、未反応インシアナート基との反応を完結さ
せ、ポリウレタン鎖の末端に第3級窒素原子又は第4級
窒素原子を導入する方法(特公昭44−16386号)
; 〈4)ポリオールとして低分子量第4級窒素原子分含有
するジオール、これから誘導されるポリエーテルジオー
ル又はポリエステルジオールを使用し、鎖伸長に低分子
2官能性活性水素原子含有化合物を使用する方法(持分
57−29486号公報)等が知られている。
然し乍ら、上記いずれの方法も、金属錯塩染料、酸性染
料、塩基性染料、直接染料、反応性染料による染色附与
方法であり、詳細には染色特性、洗滌試験后の変退色の
不良、耐光堅牢度の良否を測定すると金属錯塩染料のみ
が適応しているポリウレタン樹脂であると云える。更に
また方法(1)ではポリウレタン重合鎖にaMの第3窒
素原子があり重合中にゲル化し易い欠点があり、方法(
2)は、ウレタン重合体中塩の形で第3級窒素原子があ
り、この遊離の第3級窒素原子と酸と解離する場合があ
り、合成中にゲル化し易い、また経時と共に反応が進ま
ずその粘度上昇がみられないものとなる。また染色物の
耐光堅牢度が不良であり、使用金属錯塩染料、酸性染料
等は表面染着となり易い欠点な有する。方法(3)は第
3級、第4級の窒素原子導入量を制御することが難しく
、方法(2)同様表面染着になり易く、未反応の第4級
窒素原子をもつ1価アルコール或は1僅の第1級アミン
または第2級アミンが未反応インシアナートに対し当量
以上となる時は耐光堅牢度、I′s擦堅牢度が低下の原
因となると云われているが染料種で異なり使用染料の選
定が必要となる。方法(4)に於いてはこれらの欠点は
解消されたと云われるが金属錯塩染料のみが使用可能で
、特にポリエステル繊維を素材とした交絡シートに方法
(4)で得られたポリウレタンを含浸、水中凝固したも
のを染色するにはポリエステル繊維が染色出来得る分散
染料を使用し、高温高圧下で120℃〜140°C温度
で染色し水洗し還元洗滌を行い、ポリエステル表面染着
染料を脱落せしめると同時にポリウレタン樹脂表面の未
染着、付着染料を還元分解した后、金属錯塩染料、酸性
染料で再び染色浴を作成し染色を行い、水洗 フィック
ス処理、ソーピング等の処理を行わなければならず長時
間を要し、更にはポリエステル繊維の色相とポリウレタ
ン樹脂の色相が分散染料、金属錯塩染料種の差異並びに
染着機構差よりその同色性が得られないのが現状である
一方ポリウレタン樹脂に染着しない分散染料で、ポリエ
ステル繊維側を濃染せしめる経済的な方法として、分子
量が300以上でしかも無機性/有機性値が1.10以
下であるアンスラキノン系分散染料(A)或は分子量が
300以上で無機性/有機性値が0.60以下であるア
ゾ系染料(B)を羊独あるいは併用する染色法を採用し
く特公昭56 53033号)ポリウレタン側はポリエ
ステル繊維交絡シート作成后一定濃度の顔料で着色する
等の配慮を行っているのが現状である。
(問題な解決するための手段) 本発明の目的は極細ポリエステル繊維とポリウレタン樹
脂で構成されたシートと分散染料を以て同一浴で同一色
に染色し、皮革にみられるやわらかさと強靭性を有した
人工皮革と製造するに適するポリウレタン組成物を提供
することにある。
即ち本発明は、 極細繊維によって構成される交絡シート状物に溶液状で
付与し皮革様シートを作り、次いでこれを染色乾燥する
人工皮革の製造に用いるポリウレタンにおいて、該ポリ
ウレタンが、有機ジイソシアネート(A)と、楕lt代
分の少なくとも1部がポリヘキサメチレンカーボネート
であるポリエステル及びポリエーテルジオールからなる
高分子ジオール(B)と、窒素原子を有しない低分子ジ
アミン(D>を反応させて得られたポリウレタンである
ことを特徴とする人工皮革用ポリウレタン組成物にある
本発明に於いて使用される有機ジイソシアネート(A)
としては芳香族ジイソシアネート(2゜4−及び2.6
−)−リレンシソシアネート、4゜4−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、15ナフタレンジインシアネート
、mまたはp−キシリレンジイソシアネート等)、脂環
式ジイソシアネート、インホロンジインシアート、1.
4シクロヘキサンジイソシアネート、メチレンビス(4
−シクロへキシルジイソシアネート等)、脂肪族ジイソ
シアネート(1,4−テトラメチレンジイソシアネート
、1.6−へキサメチレンジインシアネート等)、があ
げられる。これらのうちで皮革風合に近く、物性の良好
なものは4.4′ジフエニルメタンジイソシアネートで
あり、イソホロンジイソシアネートも良結果を示すが無
黄変イソシアネートと称されるものを使用したポリウレ
タンはフィルム状とし物性値を測定するときは低モジュ
ラスを示すか繊維に付着した時その凝集性が強く、分散
染料が染着し易い傾向を有するらのの手触りが粗硬とな
り、特に衣料用とした場合問題となる。
高分子ジオールとしてはポリプロピレングリコール、ポ
リエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール
、ポリマポリオール等のポリエーテル系、ポリブタジェ
ン系、ポリ(エチレンアジペート)、ポリ(ジエチレン
アジペート)、ポリ(プロピレンアジペート)、ポリ(
テトラメチレンアジペート)、ポリ(ヘキサメチレンア
ジペート)、ポリ(ネオベンチレンアジベート)其の他
コーポリエステル等のポリエステル系、ポリーε−力1
0ラクトン、ポリヘキサメチレンカーボネートが挙げら
れるが、これら高分子ジオールを用いポリウレタン樹脂
を合成した場合エステル系の場合耐光性が優れているが
耐加水分解性が不良でありエーテル系のものは耐加水分
解性がすぐれているものの耐光性が悪く、これらは耐光
の場合経時間により分子量が5000前後に激減するこ
とから判断出来る。
また、皮革として手触りが柔軟である事も重要でこれら
を総合するとポリテトラメチレングリコールが良好であ
る。エーテル系特有の耐光劣化には紫外線吸収剤即ち、
ベンゾトリアソール、ベンゾフェノン、ペンゾール系等
の添加による防止策が採用されている。しがしこの効果
も完全でなく40時間以上のフェードオメーター照射で
は分子量低下が認められるのが現状である。また、従来
よりエステル系の耐光堅牢度の良いこと、エーテル系の
耐加水分解性の良い事などを勘案し、両ポリオールを用
いたポリウレタン樹脂の配合、並びに両ポリオールの共
重合等が試みられているが、エステル系の耐加水分解性
の悪さ、エーテル系の耐光性の悪さ等が発現し、長所は
相殺され短所のみが特性として表れる欠点を有するもの
となるのが普通である0本発明に於いては高分子ポリオ
ール成分として少なくともポリヘキサメチレンカーボネ
ートを有するものを必須として用いるが、これら高分子
ポリオールの使用により、分散染料で高温高圧に耐え、
且つ次工程強アルカリ側(PH13)二敢1ヒチオ尿素
(10g/J)、苛性ソーダ(10g/Ji)浴比1 
: 30.温度80°C160分にも耐え、紫外線吸収
剤を添加しなくても耐光40時間劣化がないという特徴
を示す。
この合成における窒素原子を有しない低分子ジオール(
C)としては脂肪族ジオール(エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、1.4ブタンジオール、] ]5
−ベンタンジオール1,6−ヘキサンジオール、2,2
−ジメチル−13−プロパンジオール、シクロヘキサン
−1,4−ジオール、ジエチレングリコール等)、ベン
ゼン核を有するジオール(ビスフェノールAのようなP
、P′−ジフェニロールアルカン、1゜4−フェニレン
ビス(2−オキシエチルエーテル等)、が挙げられるが
前記インシアネート基と反応性官能基1個当たり分子量
が通常300以下の低分子呈のものが良く特に反応速度
の遅いものが良好である。
低分子ジアミン(E) (分子中に1級アミノ基または
2級アミノ基を2個有する化合物)としては脂肪族ジア
ミン(エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリメ
チルジアミン、ヘキサメチレンジアミン等)、脂環式ジ
アミン(1,3−シクロヘキサンジアミン、4.4′−
メチレンジシクロヘキサンジアミン等)、複素環式ジア
ミン(ピペラジン、N−アミノエチルピペラジン等)、
芳香族ジアミン(フェニレンジアミン、キシリレンジア
ミン、4,4′−ジアミノジフェニルメタン、トリレン
ジアミン、3.3′−ジクロロ−44′−ジアミノジフ
ェニルメタン等)、ヒドラジン類(ヒドラジン、モノア
ルキルヒドラジン等)、ジヒドラジッド類(コハク酸ジ
ヒドラジッド、アジピン酸ジヒドラジッド、イソフタル
酸ヒドラジッド、テレフタル酸ジヒドラジッド等)があ
るが、このうち脂環族有機ジアミン(インホロンジアミ
ン)(1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−ト
リメチルシクロヘキサン)が最も良く、得られるポリウ
レタンが溶剤1中でのiW液安定性が良く、経時増粘が
順調で異状ゲル化等が起こり難く、ポリウレタン自体も
強沖度など機械的性質及び耐熱性に於いて優れたものと
なる。
本発明のポリウレタンを製造するに当たり、全ジ官能性
水素原子含有化合物と有機ジイソシアネート(A)との
割合は通常活性水素含有基(10H,NH2、NH) 
 ・NC0=1 : 0.9〜1.1(当量比)が好ま
しい、上記以外の範囲では高重合のポリウレタン樹脂を
合成する事は困難であり、極細繊維特にポリエステル繊
維を以てランダム三次元立体構造中に含浸しシート状と
したものを分散染料洛中にて液流揉布操作の加わった高
温高圧下では摩耗堅牢度性、物理劣化、耐熱性等が悪く
、特に分子i15万以下となる事でも証明出来得るや次
に合成法としてワンショット法例えば有機ジイソシアネ
ート(A)と全活性水素原子含有化合物と同時に反応す
る方法では合成する事は至難であり、プレポリマー法即
ち、(E)を除く活性水素原子含有物(A)を反応させ
末端NCOポリマーを得てこれを(E)で鎖伸長する方
法が粘度6万cps以上となり、極細繊維三次元交絡物
に含浸、凝固し易いものとなる。この製造はインシアネ
ート基に対して不活性な溶媒の存在下で行う、適当な溶
媒としてはアミド系溶媒(ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルアセトアミド、ジエチルホルムアミド、
テトラメチレン尿素、N−メチルピロリドン、ヘキサメ
チルホスホルアミド等)、スルホキシド系溶媒(ジメチ
ルスルホキシド(DMSO>等)、エーテル系溶媒(ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等)、ケトン系溶媒(シ
クロヘキサノン、メチルエチルケトン(MEK)等、エ
ステル系溶媒(酢酸エチル等)、芳香族炭化水素溶媒(
トルエン等)があげられる、実用上DMF、MEKが良
い1反応温度はウレタン製造で通常用いられているウレ
タン化反応温度が良好である。プレポリマー法でNCO
末端プレポリマーを得る場合温度は一般に30〜90℃
であり、次いで鎖伸長する段階では溶媒を使用するので
40〜80℃である。この様にして合成されるポリウレ
タン樹脂としては30%(重量0g)の固形分としてD
MFを溶媒として測定した粘度が30.000〜150
.0OOcps/20°Cのものが実用上有用である。
この様にして合成されたポリウレタンをポリエステル繊
維を素材とした三次元文絡横遣不織布うムース(旭化成
製造基布)に含浸、凝固し、然る后染色し、染色上がり
の色相、洗滌堅牢度(A ATCCn−A法)、色相変
化、耐光堅牢度()ニード−オーメーター照射)結果を
以て染色可能か否か確認した結果を次表に示す。
表1 略号HDI MDI IPDA H,、+4DI ヘキサメチレンジイソシアネート ジフェニルメタンジイソシアネート イソホロンジイソシアネート 水添加ジフェニルメタンジイソシア ネート P T MG   ポリテトラメチレングリコールPH
CボッヘキサメチレンカーボネートEG    エチレ
ングリコール IPDA   イソホロンジアミン N−MDEA  Nメチルジェタノールアミン有機ジイ
ソシアネートとして芳香族インシアネート(4,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネートン、脂環式シイシア
ネート(インホロンジイソシアネート)、脂肪族ジイソ
シアネート(1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート
)を使用し、高分子ジオールとしては耐加水分解の劣悪
なもの、耐光性の劣悪なものを除く一般に使用していて
市場に於ける遜色のないものを選定し、上記の検討を実
施したが、染色后汚染、着色がみられるものの洗滌試験
に於いてその脱落が大きいもの、変退色の大きいものが
あり、且つ無黄変ポリウレタンと云われる有機ジイソシ
アネートを使用しても耐光堅牢度の悪いものがあり、特
に染料がポリウレタン表面染着になっている事に起因す
るものと考えられる。4.4−ジフエルメタンジイソン
アネートを使用しポリテトラメチレングリコールをポリ
オールとして使用し、鎖伸長剤としてエチレングリコー
ル、インホロンジアミンを使用したしのは耐光堅牢度が
悪く、洗滌試験后も変退色が大きく、染色されたとは云
えず、ポリオールとしてポリテトラメチレングリコール
、ポリヘキサメチレンカーボネート含使用し、M II
長剤にエチレングリコールを配したらのも仝様結果とな
り、鎖伸長剤にイソホロンジアミンを添加しなければ染
色されるポリウレタン組成とは云えない。
ポリオールをポリヘキサメチレンカーボネート、ポリテ
トラメチレングリコールを使用し、鎖伸長剤をエチレン
グリコール、インホロンシアネートを用いたテストNo
、4、水添加ジフェニルメタンジイソシアネートを用い
たテス1−No、5のものも染色性のあるポリウレタン
として利用出来る。強いては人工皮革に適するポリウレ
タンとしては原料コストが高<、iMi繊維に付着する
状態が膠着し膜強度が上がり、発色性が低下しいずれも
風合いは硬化の方向となり人工皮革には適さないものと
云える。表1に於ける評価の良いN。
4、N015本発明のポリウレタンを極細繊維三次元交
絡ジートラムース(旭化成工業製)に含浸凝固し、その
物性を評価した結果次表の通りである。
表2 H1□MD1.IPOI等の有機ジイソシアネート使用
のものは剥離強度が良好でなく風合いら硬化傾向を示し
ている。
測定法 ハクリ強度 ケミカルシユーズ製規格JC3S−POO
I−1975による。
耐掌耗   マーチンゾール 荷重12kpa柔軟度 
  カンチレバー法JISL−107966による。
耐皺度   センサント法 J I S L −107
766による。
樹脂製造例 1 分子量が1529のポリテトラメチレングリコール46
1.7g (0,3モル)とエチレングリコール20.
5g (0,33モル)を51のコルベンに投入し、3
286gのジメチルホルムアミド(DMF)と加え、均
一にようかいさせた后4゜4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI>317.7g(1,267モル
)を加え、NCO基226%となる様プレポリマー化を
行い、次いでインホロンジアミン51.5g (0,3
24モル)を添加し60〜65℃に保ち反応させた。
反応率の粘度は次第に高くなり反応開始后2時間后粘度
7万c p s / 20°Cの透明均一なポリウレタ
ン樹脂を得た。
実施例1 0.1デニールのポリエステル繊維を素材としたランダ
ム三次元不織布ラムース(旭化成工業)を製造例1で得
られたポリウレタン樹脂溶液(樹脂濃度30%)をMD
F7″樹脂濃度15%になるように希釈し、この樹脂液
に含浸し温度20°Cの水中にて凝固し乾燥した人工皮
革シートを得た。
次いで液流染色8!(日限製作所(株)製)にて130
°C60分、浴比130、布速200m、/分分散染料
10%、owf Re5olin navy Blue
GLS  (バイエル社製)、0.5%owf Kay
alonPolyest、er Red TLSF (
日本化薬製) ]、 CC,/(1酢酸を添加し染色を
行い、次いで4g/l二酸化チオ尿素、4g/l苛性ソ
ーダ添加浴にて浴比1:30.20°C30分洗滌を行
い然る后水洗乾燥を行い、ポリエステル磯帷、ポリウレ
タン樹脂共に同一色の鮮明なプル色の人工皮革を得る事
が出来、高圧高温に於ける揉布操作に耐え、且つPHI
Iの強アルカリ洗滌条件による強加水分解条件に遜色の
ない良好なものを得た。その物性結果は次の通りである
タテ    ヨコ ビール111M強度にg/1nch   2.4   
2.0引張り強度  にg     12.0  12
.5電荷重伸度  %     4.0  15.0回
復 500g/c謹   100   100柔軟度 
   閣ys      49    43摩耗強度 
       20000回以上耐水圧    +*m
ag      370スチ一ムプレス収縮率%  0
.0   0.5厚み     am       0
.65耐光堅牢度(40Hr)      5洗滌堅牢
度         5 樹脂製造例 2 分子量2000のポリヘキサメチレンカーボネートと分
子量の異なるポリテトラメチレングライコールを990
.1g (0,572モル)とエチレングリコール20
.5g(0,3306モル)を51のコルベンに投入し
3263gのジメチルホルムアミド(DMF)を加え、
均一に溶解させた后44′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDr)  312. 2g  (1,24
75モル) を加、tNco基2.19%となる様プレ
ポリマー化・を行い、次いでインホロンジアミン51.
5g(0,6024モル)を添加し60〜65℃で反応
を行った。ポリヘキサメチレンカーボネートとポリテト
ラメチレングリコールの割合を変化せしめた。
実施例2 0.1デニールのポリエステル繊維を素材としたラムー
スSXタイプ不織布(旭化成工業(株)製)に製造例2
で得られたポリウレタン樹脂溶液(脂肪1度30%)を
DMFで樹脂濃度15%になるよう希釈し、この樹脂液
に含浸し、温度20゛Cの水中に凝固后乾燥して人工皮
革シートを得た。次いで液流染色機(日限製作所(株)
製)にこのシートを投入し、分散染料0.4%owf 
Terasil Yellow  4 G (チバガイ
ギ(株)製)8.0% owf Terasil Re
d R(チバガイギ(株)製)1 cc/II酸と添加
し、130’CX60分浴比1:30布速200 tm
1分にて染色を行い、4g/l二酸化チオ尿素、4g/
l苛性ソーダ添加浴にて浴比1:30.80℃X30分
間洗滌を行い水洗乾燥を行い鮮明な赤色の人工皮革を得
た。
表3 表3に於いて: 柔軟度  45°カンチレバー法 J I 5−L耐皺
度  センサント法  、JIS−L−107掌耗強カ
 マーチンゾール 耐光堅牢度 カーボ〉・アーク灯法 J I 5−L−
洗滌堅牢度 AATCC−11A法 引裂強カ  ペンシュラム法 J I 5−L−10!
II M強度 ■サンプル(A) 2.5cmx l Ocmたて、よ
こ各2枚づつ採取する。
■4枚1組を表裏交互に並べ、両端にセロテープを貼り
付ける。
■別試料(B) (−基布シート)11cmXl1cm
に切り、その両端にセロテープを貼り付ける。
■接着剤スリーボンド1521((株)スリーボンド)
を以てセロテープ部分に接着剤を添加し下方に向は塗布
する((A)(B)共に) 。
■1回目の塗布后半乾きの状態で、2回目を塗布を(A
)(B)試料に施す。
■(A)(B)試料の接着剤塗布面が重なる様接着させ
る。
(りこれを紙にはさみゲージ圧1 、5 K17cm2
の圧着ロールで圧着し、6時間風乾する。
■接着サンプルを2cm幅に切り、テンシロンにてH,
S、 100mm/分、C,350m/分、Fu l 
I Sca l e 5にgにてチャートよりピークの
平均を読み取り、g/cmに換算する。
染着量 極細繊維よりの染着量測定 アセトン/水=90%/′50%、50℃1時間処理后
重量測定 ポリウレタン部の染着量測定 アセトン/水=50%/′50%、20℃1時間処理后
重量測定 ポリエステル繊維を使用した不織布にポリウレタンを含
有せしめたシートは分散染料を以て染色する場合一般的
にポリエステル繊維よりもポリウレタンは見掛けの親和
性が大きく染料分配が多くなり、必要なポリエステル側
への染着量はポリウレタンより少なくなり、繊維集合体
表面にポリエステルが表れた場合白菜けた感じとなり、
次工程に於ける洗滌堅牢度の向上、ドライクリーニング
汚染防止の為還元洗滌を実施するがこの場合ポリウレタ
ン側の脱落、還元分解し、最終的な染色物はポリウレタ
ン側が変退色分解し、表−3の9比較例にては白っぽい
斑点状のものとなる9本発明に於ける表−3の1〜9の
ものはかかる事はないがポリヘキサメチレンカーボネー
ト量が少なくなる毎に分散染料の染着が稍低下傾向にあ
る。従来ポリウレタン重合鎖中に第3級窒素原子を導入
する方法等が云々されているがあまりかかわりなく、耐
熱性が強<a気性の強い、一部はポリ尿素分形成する本
製造法のポリウレタン樹脂が人工皮革に適する。物性的
にはポリヘキサメチレンカーボネートに対するポリテト
ラメチレングリコール配合比の変更、ポリテトラメチレ
ングリコール分子量変更と残革に最も重要な11111
1強度、引き裂き強力に於いて、その相関性はなく、人
工皮革として十分な物性挙動を示している。
手続補正 書(方式) %式% 2発明の名称 人工皮革用ポリウレタン組成物 3補正をする者 事件との関係  特許出願人 名称 セーレン株式会社 4代理人 昭和63年12月20日 6補正の対象 代理権を証明する書面及びタイプ浄書明細書7補正の内
容 別紙のとおり、但し明細書の内容の補正はない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 極細繊維によつて構成される交絡シート状物に溶液状で
    付与し皮革様シートを作り、次いでこれを染色乾燥する
    人工皮革の製造に用いるポリウレタンにおいて、該ポリ
    ウレタンが有機ジイソシアネート(A)と、構成成分の
    少なくとら1部がポリヘキサメチレンカーボネートであ
    るポリエステルジオール及びポリエーテルジオールから
    なる高分子ジオール(B)と、窒素原子を有しない低分
    子ジオール(C)から得られるプレポリマール低分子ジ
    アミン(D)を反応させて得られたポリウレタンである
    ことを特徴とする人工皮革用ポリウレタン組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105755854A (zh) * 2016-05-03 2016-07-13 安安(中国)有限公司 一种超纤仿羊羔绒的制备方法

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