JPH02742A - 2―アミノアルコールを回収する方法 - Google Patents

2―アミノアルコールを回収する方法

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JPH02742A
JPH02742A JP63326403A JP32640388A JPH02742A JP H02742 A JPH02742 A JP H02742A JP 63326403 A JP63326403 A JP 63326403A JP 32640388 A JP32640388 A JP 32640388A JP H02742 A JPH02742 A JP H02742A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水溶液から抽出することによりσ−アミノア
ルコールを回収する方法に関する。
本発明は特にα−アミノアルコールを工業的規模で水溶
液から抽出することを可能にする方法に関する。該方法
は、光学的に純粋なり一又はL−α−アミノアルコール
、例えばD−又はL−7エニルグリシノール、−フェニ
ルアラニノール、−バリノール、−メチオノール等ヲ回
収するために特に重要である。
従来の技術 光学的に純粋なα−アミノアルコールは、例えば製薬学
及び農芸化学のために中間体として重要である。従って
、例えば天然のアミノ酸から誘導されるアミノアルコー
ルは蛋白質合成のだめの強力な転化可能な抑制剤である
(例えばB1. Hansen eL al、、 J、
 Biol、 Chem、 247. p。
3854(1972)参照)。
アルコールを形成するためのアミノ酸又はそのエステル
の還元は、実際に既に古典的化学的方法である。カーラ
−(P、 Karrer)他は、既に1921年にα−
アミノ酸エステルをナトリウム及びアルコールで還元し
てα−アミノアルコールを形成することを記載した( 
P、 Karrer eLal、、 He1v、 4.
 p、 76(1921))。このような還元について
多くの合成研究が実施されかつ良好な収率及び少ないラ
セミ体化を得るために多数の還元剤及び還元条件が実験
された。“良好な結果は、エーテル中で水素化アルミニ
ウムリチウムで得られた(例えばP、Karrer e
t al、、 He1v。
II)Il、 pp、 1617”1623(1948
)参照)。
米国特許第3,935.280号明細書には、三弗化硼
素及びジボラン、ボラン/エーテル又はボラン/有機ス
ルフィド錯体を使用してアミノ酸を還元してアミノアル
コールを得る方法が記載された。当該のアミノアルコー
ルは、該方法においては反応混合物の加水分解後に得ら
れる。三弗化硼素は明らかにまずアミノ酸のアミノ基と
の錯体を形成し、その後引続きカルボン酸基をボラン化
合物によって還元する。当該反応は多数の溶剤中で実施
することができる。水性媒体からの回収の際には、良好
に単離した収率(60〜85%)を得るためには極めて
多数の抽出工程が必要であることが判明した。これらの
回収法は、水中のアミノアルコールの高い溶解度及び好
ましくない分゛散係数に基づき、必要とされる繰返され
る抽出法からも明らかなように、実験室的方法であると
みなされる。また5回の抽出による(2S)−12−ア
ミノ−3−7エニルプロバノールの回収も記載された(
Evans et at、、 J、A、C,S、 10
8. p、6758(1986)参照) 発明が解決しようとする課題 従って、本発明の課題は、工業的規模で実施することを
困難にしている、実験室的に繰返される抽出又は連続的
抽出法を使用することを必要とせずに、水性媒体から抽
出によりα−アミノアルコールを回収する簡単な方法を
提供することであった。
課題を解決するための手段 ところで、まず水性媒体中のα−アミノアルコールをシ
ック塩基に転化し、該シッフ塩基を水相から抽出しかつ
引続きそれを酸で加水分解し、その過程においてアミノ
アルコールヲ塩ノ形で沈澱させることにより、水性媒体
からの(光学活性)σ−アミノアルコールの回収カ高1
r%収率でかつ簡単な方法で行われることが判明した。
水溶液から抽出によりa−アミノアルコールを回収する
本発明による方法は、高めたpH値で芳香族アルデヒド
をアミノアルコールの水溶液に加え、得られた混合物を
アルデヒドとアミノアルコールから成るシッフ塩基の形
成下に転化し、得られた水溶液を水と混和不能な有機溶
剤を使用して抽出し、その際得られた抽出物中のシッフ
塩基を加水分解しかつα−アミノアルコール又はその塩
を回収することを特徴とする発明の作用 従って、本発明の目的は、簡単な方法で、少なくとも従
来常用の方法における程度の高さの回収収率で達成され
る。
α−7ミノアルコールの水溶液は、例えば該化合物の製
造過程で、α−アミノ酸又はそのエステルを硼水素化ナ
トリウム、水素化アルミニウムリチウム、又は三弗化硼
素とジボランとの組合わせ、ポラン/エーテル又はポラ
ン/有機スルフィド錯体での還元によって得られる。還
元及び過剰の還元剤の、例えば水酸化ナトリウムでの加
水分解後に、得られた反応混合物は、アミノアルコール
を抽出する前に、しばしば水及び有機溶剤の蒸留、例え
ば共沸蒸留により精製される。この時点まで、概して公
知技術に基づく方法と、本発明に基づく方法との間には
差異は無い。しかしながら、還元工程において、実際の
公知方法の種々の変形が存在する。
本発明による方法によれば、得られた水溶液のpHを、
尚必要であれば、有利には9.5を越えるまで高めかつ
芳香族アルデヒドを水相に、有利には還元で使用したα
−アミノ又はそのエステルの量に対して少なくとも等量
で加えるα−アミノアルコールと芳香族アルデヒドとの
シッフ塩基の形成は、準化学量論的量で存在する反応体
が完全に転化されるまで、0〜100°Cの温度で反応
混合物を撹拌する過程で定量的に進行する。この反応が
進行する速度は、勿論反応条件に左右される。9.5よ
りも低いpHでは、一般にシッフ塩基の定量的形成は起
こらない。シッフ塩基の定量的形成は、アミノアルコー
ルのアミノ基がプロトン化されない場合にのみ、即ちア
ミノアルコールの本来のpHに等しいか又はそれよりも
高い場合にのみ可能である。13よりも高いpHでは、
特に高温では、使用アルデヒドの不均化反応のような、
好ましくない副反応が起こる。pHに関する限り、10
.5〜13の値が有利である。それというのも、更に冷
却することなく、先行せる工程で得られた出発混合物を
水及び有機溶剤の共滓蒸留後に、その後使用することが
できるからであるシック塩基を形成するために混合物を
撹拌している間の時間は、一般には少なくとも10分間
である。より短い撹拌時間では、一般に完全な転化は起
こらない。一般に撹拌は10〜120分間実施する。p
H及び温度に関する有利な条件下では、撹拌時間は20
〜80分間であるσ−アミノアルコールのシッフ塩基へ
の完全な転化を達成するためには、芳香族アルデヒドの
量は、a−アミノアルコールに対して少なくとも等量で
あるべきである。・確かに、a−アミノアルコールに対
して準等量のアルデヒドを用いても、シッフ塩基は形成
される、しかしその場合には、過剰のαニアミノアルコ
ールは、後で適当に回収しなければ、溶液中に存在し続
ける。α−アミノアルコールに対して少なくとも等量の
芳香族アルデヒドを使用する操作法の利点は、アミノア
ルコールが極めて高い、事実上定量的収率でシッフ塩基
の抽出を介して回収されることにある。
実際には、σ−アミノアルコールにおいて計算した芳香
族アルデヒドの僅かな過剰で、優れIこ゛結果を得るた
めに既に十分である。α−アミノ酸又はそのエステルの
α−アミノアルコールへの還元は定量的には進行しない
が、この僅かな過剰は、還元すべきα−アミノ酸又はそ
のエステルの出発量に対して等量のアルデヒドを選択す
ると、自動的に得られる。使用される芳香族アルデヒド
は、アルキル基、アリール基、ハロゲン原子、アルコキ
シ基、ジアルキルアミノ基によって置換された又は置換
されていないベンズアルデヒドであってよい。価格、入
手性及び取り扱いを考慮すると、ベンズアルデヒドを使
用するのが有利である。
シック塩基を形成する混合物を前記条件下で撹拌するこ
とによって、1つの水相(または場合によっては、大過
剰のベンズアルデヒドを使用する際には、2相系)が形
成され、該相からシッフ塩基が良好に溶解する水と混和
不可能な有機溶剤を用いて、シック塩基を抽出すること
ができる。
該方法では、実際に1回の抽出で十分であるそれという
のも該方法は既に極めて高い抽出収率を提供するからで
ある。しかしながら、所望であれば、水相からシッフ塩
基の最後の残渣を除去するために再度抽出を繰り返すこ
ともできる。
シッフ塩基のための抽出剤としては、例えばエステル(
例えばエチル−又はブチルアセテート)、ケトン(例え
ばメチルイソブチルケトン)、エーテル(例えばメチル
−t−ブチルエーテル)及び塩素化炭化水素(例えばジ
クロロエタン)を使用することができるが、しかし又ベ
ンズアルデヒド自体を抽出剤として使用することもでき
る。この最後に挙げた使用は、既に数倍過剰のベンズア
ルデヒドをシッフ塩基の形成において適用することによ
り実現することができる。
使用される抽出剤は、有利には、シッフ塩基を加水分解
する場合には、アミノアルコールに関して誘導体の形で
十分に分離することができるシッフ塩基のための溶剤で
ある。
抽出剤中のシック塩基の加水分解は、自体公知方法にお
いて、特に例えば塩化水素酸で溶液を酸性化することに
より実施することができる。第1の実施形においては、
この溶液中の水の量を加水分解のために所望される等量
よりも著しく大きくなることがないようにするのが有利
である、それというのもさもなければ形成される塩の結
晶化が妨害されるからである。大量の水を用いないで酸
を添加する方法は、例えば酸で飽和した抽出剤の流加式
添加によるか又は例えばガス状塩化水素中に計量供給す
ることによって行う。必要であれば、加水分解を完遂す
るために尚制@量の水を添加すべきである。
もう1つの実施形は、酸、例えば塩化水素酸を、水溶液
の形で添加することができる。この形式では、確かにα
−アミノアルコールの塩が直接的に分離する問題点は生
じないが、しかしこの場合も共沸蒸留により過剰の水を
除去することにより良好な分離を達成することができる
この場合も再び、蒸留中の好ましい共沸混合物形成に基
づき、エステルが溶剤としては著しく好適である。
前記に説明したように、1つの抽出工程での水性媒体か
らのa−アミノアルコールの極めて良好な回収は、本発
明に基づく方法を適用することにより実現される。刊°
行文献(及びまた本出願人が以下の実施例に記載する比
較例)から明らかように、水溶液から遊離α−アミノア
ルコールの直接的な抽出は、良好な抽出収率(60〜8
5%)を達成する著しく多数(5又は6)の逐次抽出(
エチルアセテート、ジクロロメタン又はエーテル)を必
要とする。工業的規模においては、該方法は実施困難で
ある。
発明の効果 本発明による方法は、α−アミノアルコールを回収する
ための技術的に簡単な方法を提供する、評言すれば直接
的抽出法と同じか又はしばしばそれよりも良好な抽出収
率を達成する。該方法は特に光学的に純粋なり一又はL
−α−アミノアルコールを回収するために好適である。
実施例 次に、実施例により本発明の詳細な説明するが、但し本
発明を制限するものではない。
衷貝 以下の実施例は総て、水性媒体中で所望のσ−アミノア
ルコールが得られた時点で出発するこのことは例えば以
下の還元工程を介して達成することができる。抽出を包
含する記載の収率は、還元すべき出発化合物に基づいて
計算した。
σ−アミノ酸のα−アミノアルコールへの還元基 撹拌機及び加熱装置を備えた(3つ首)フラスコ内に、
テトラヒドロ7ラン又はジオキサン2001中のσ−ア
ミノ酸0.25モル(の溶液)を装入しかつそれに三弗
化硼素エチラート60mQCBF30.5モル)60m
Qを加え、次いで該混合物を還流下に45分間加熱する
。その後、該混合物をフラスコ中で3 ’Oに(氷/氷
浴中を用いて)冷却しかつ冷却した混合物に硼水素化ナ
トリウム19g(固体、0.5モル)を1回で加える。
大部分の量のガスが形成され、その際混合物の温度は発
熱反応に基づき約25°Cに上昇する。温度上昇が実質
的に終了すると直ちに、加熱して還流させかつ該反応を
2時間以上継続させる。その際、全てのアミノ酸は転化
される。
次いで、尚存在する硼水素化ナトリウムを慎重に水20
0m12を加えることにより分解させる。存在する全て
の固体を分解させるために、5N水酸化ナトリウム15
0mαを加えかつ該混合物の加熱を還流下で1.5時間
以上行う。最後に、水200rRαを1回で加えかつ共
沸混合物のテトラヒドロ7ランー又はジオキサン/水を
真空中で蒸留する(約50°0112 mm1g) o
蒸留物の全量は約240raQである。引続き、水性残
留分をα−アミノアルコールを回収するための出発物質
として使用する。
例1 (L−フェニルグリシツール) 前記の還元法を、ジオキサン200m(2中のし一フェ
ニルグリシン37.89(0,25モル)から出発して
実施する。
水性残留分中に残留した形成されたアミノアルコールを
回収するために、ベンズアルデヒド25.4 mQco
 、26モル)をpH1o、5で加えかつこの混合物を
50°0で1時間以上撹拌した得られた混合物を、引続
きブチルアセテート250mQを使用して抽出した。次
いで、有機相を中和目的のために水50rJで洗浄しか
つ再び分離した。
今や得られた有機相を、尚溶解している水を除去するた
めに真空中で蒸留した(50°0.12 mmHg)。
引続き、こうして乾燥した有機相に水4.5maを加え
た(定量的に形成されたベンズアルデヒドとL−フェニ
ルグリシツールのシッフ塩基の加水分解のために、理論
的に計算して必要な量に相応して)、次いでこうして得
られた混合物に塩化水素ガスで飽和したブチルアセテー
トを室温で滴加した。その全量は350mmであること
が計量された。
@細な白色の沈澱物が形成され、該沈澱物を濾別し、エ
ーテルで洗浄しかつ乾燥した。得られた乾燥生成物の重
量は35.89でありかつ分析においてL−フェニルグ
リシツールの塩酸塩であることが判明した。この光学的
純度は、計算によれば: [α]20p= + 24.3 (C= l 、 H2
O)であり、この値はC−8゜79.H2Oで約+25
に相当する。比較のために刊行文献(Diet。
of Org、 Compounds、 Vol、 I
、p、309. Chapmanand Hall、 
New York、5Lh ed、、 1982)記載
の値を挙げれば、 [a]”p−+23.5 (C−8,79,H2O)で
ある。
収量35.8gは0.206モルに相当しかつ水素添加
を包含する回収後の収率は82.5%であった。
例2(L−フェニルアラニノール) 前記の還元法を、テトラヒドロラン200mα中のし一
フェニルアラニン41.29(0,25モル)から出発
した。共棉混合物のテトラヒドロラン/水を真空中で蒸
留した(50°0,12mmHg)後に、蒸留残留物約
650m+2が得られたpH10,5で、ベンズアルデ
ヒド27−5mQ(0,28モル)を滴下式に加え、そ
の後50°Cで1時間撹拌した。得られた水相を、この
温度でブチルアセテ−)250+++Qを用いて抽出し
た。
次いで、有機相を水50mQで洗浄しかつ再び分離した
引続き、濃塩酸(36αi量%)25++12を滴加し
、その後もう1度ブチルアセテート250mQを塩の結
晶化を促進するために加えた。(NB:原則的には、こ
の量のブチルアセテートは結果に影響を及ぼすことなく
、既に抽出工程で添加することができる)。共沸混合物
のブチルアセテート/水を、真空中で留去した(50℃
、12 mm1g) 、蒸留物290mαに全量を捕集
した。
そのうちの25mQは水であった。蒸留工程の終了時に
、残留物中で微細な沈澱物の結晶化が開始した。該残留
分の冷却後に、形成された沈澱物を炉別し、エーテル5
0m(2で洗浄しかつ乾燥した。
こうして単離した生成物(41,3g)は、L−フェニ
ルアラニノールの塩酸塩であることが判明し、その量は
0.233モル、又は89.5%の収率に相当する。
光学的純度は、測定によれば、 [σ]23D= −19,2(C= l 、 IN H
CQ)であった。
J、 Chem、 Soc、 Chem、 Comm、
 1979. p、87Bには、 [σ]23D=+18.0 (C−1,IN HCl2
)が記載された。
比較例 抽出を直接的にシッフ塩基を介して実施した本発明に基
づく方法の抽出収率と、直接的抽出法の相応する抽出と
比較するために、水中のL−フェニルグリシツールの7
αfJt%の溶1200I+Iαを製造した。この濃度
は、本発明に基づく方法において、蒸留残留物(還元及
び更に還元混合物の処理後)に、即ち抽出のための出発
生成物において生じる濃度の尺度である。
a)この水中のL−フェニルグリシツールの7重量%の
溶液100mQを、その都度エチルアセテート50Il
laで抽出した。最初の抽出後に、L−フェニルグリシ
ツール70%カ尚水相に存在した。総てエチルアセテー
ト50m4を使用した5回の抽出後に、L−フェニルグ
リシツールの最初の量の70%が、有機相内に配合され
ていることが判明した。
b)同じ試験を、別の70重量%のし−7エニルグリシ
ノール溶液100m(2を用いて実施したが、但しこの
場合にはジクロロエタン50mQをその都度使用した。
最初の抽出後にL−フェニルグリシツールの最初の量の
18%だけ及び全部で5回の抽出後の60%だけが、有
機相内に配合されていた。
この関係において、比較例における抽出収率(それぞれ
70%及び5回の抽出後に60%)が、還元工程を含む
、それぞれ総計82.5%及び89.5%の実施例■及
び■の収率に対して留意すべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水溶液から抽出によりα−アミノアルコールを回収
    する方法において、高めたpH値で芳香族アルデヒドを
    アミノアルコールの水溶液に加え、得られた混合物をア
    ルデヒドとアミノアルコールから成るシッフ塩基の形成
    下に転化し、得られた水溶液を水と混和不能な有機溶剤
    を使用して抽出し、その際得られた抽出物中のシッフ塩
    基を加水分解しかつα−アミノアルコール又はその塩を
    回収することを特徴とする、α−アミノアルコールを回
    収する方法。 2、芳香族アルデヒドを9.5よりも高いpH値で加え
    る請求項1記載の方法。 3、アミノアルコールの水溶液と芳香族アルデヒドの混
    合物を少なくとも10分間転化する請求項1又は2記載
    の方法。 4、アミノアルコールの水溶液と芳香族アルデヒドの混
    合物を20〜80分間転化する請求項1から3までのい
    ずれか1項記載の方法。 5、撹拌を0〜100℃の温度で実施する請求項1から
    4までのいずれか1項記載の方法。 6、アルデヒドをアミノアルコールに対して少なくとも
    等量で使用する請求項1から5までのいずれか1項記載
    の方法。 7、アミノアルコールに対して僅かに過剰の芳香族アル
    デヒドを使用する請求項1から6までのいずれか1項記
    載の方法。 8、水と混和不能な有機溶剤がエステルである請求項1
    から7までのいずれか1項記載の方法。 9、芳香族アルデヒドがベンズアルデヒドである請求項
    1から8までのいずれか1項記載の方法。 10、請求項1から9までのいずれか1項記載の方法に
    より得られたα−アミノアルコール。
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