JPH0274043A - 電界効果型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

電界効果型半導体装置およびその製造方法

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JPH0274043A
JPH0274043A JP22694588A JP22694588A JPH0274043A JP H0274043 A JPH0274043 A JP H0274043A JP 22694588 A JP22694588 A JP 22694588A JP 22694588 A JP22694588 A JP 22694588A JP H0274043 A JPH0274043 A JP H0274043A
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source
drain
conductor layer
layer
impurity diffusion
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JP22694588A
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Akihiko Osaki
明彦 大崎
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電界効果型半導体装置およびその製造方法に
関するものであり、゛特に、ソース・ドレイン領域の抵
抗の低減化を図った電界効果型半導体装置およびその製
造方法に関するものである。
[従来の技術] 電界効果トランジスタは、多数キャリアの流れをゲート
に加える電圧によって水道の蛇口を調節するように制御
するデバイスである。
第5図は、従来のMOS型トランジスタの断面図である
。MOS型トランジスタには、Nチャネルトランジスタ
とPチャネルトランジスタの2つのタイプがあるが、こ
こでは前者を例にとって説明する。
第5図を参照して、P型半導体基板1の主面に、素子分
離用絶縁@2と、該素子分離用絶縁膜2に挾まれ、互い
に間隔を隔てて形成されるソース・ドレインを構成する
N型不純物拡散層8と、該N型不純物拡散層8に挾まれ
て形成されるチャネル領域が設けられている。チャネル
領域には、しきい値設定用のP型不純物拡散層9が設け
られている。N型不純物拡散層8の下には、N型不純物
拡散層8と同型のN型不純物拡散層15が形成されてい
る。N型不純物拡散層8およびP型不純物拡散層9上に
ゲート絶縁膜7が設けられ、ゲート絶縁欣7上にはゲー
ト電極10が設けられている。
ゲート電極10を含む全面に層間絶![11が設けられ
、該層間絶縁膜11にはソース、ゲート。
ドレイン領域においてコンタクト孔が開孔されている。
このコンタクト孔を介して、ソース電極配線12.ゲー
ト電極配線13.ドレイン電極配線14がそれぞれ、ソ
ース領域、ゲート電極、ドレイン領域に接続されている
。なお、コンタクト領域に設けられたN型不純物拡散層
15は、ソース電極配線12.ドレイン電極配線14と
P型半導体基板1との接合リークを防止するために設け
られているものである。
動作について説明すると、ゲート電極10に電圧を印加
しないときには、ソース・ドレインのN型不純物拡散層
8と、ゲート電極10直下のチャネル領域はPN接合に
よって分離されており、ソース・ドレイン間に電流は流
れない。ゲート電極10にしきい値電圧以上の正の電圧
が印加されると、チャネル領域に電子が引き寄せられ、
チャネル領域はP型からN型に反転し、ソース・ドレイ
ン間は電気的に導通し、電流が流れる。
第7A図〜第7D図は、従来のMOS型トランジスタの
製造工程を示す断面図である。これらの図を参照して、
従来のMOS型トランジスタの製造方法について説明す
る。
第7A図を参照して、半導体基板1を準備し、該半導体
基板1の上に、たとえばLOCO5法により素子分離用
絶縁Jli2を形成する。次に、イオン注入法によって
、トランジスタのしきい値設定用の不純物拡散層9を形
成し、熱酸化法等によって、ゲート絶縁膜7を形成する
次に、第7B図を参照して、ポリシリコン層またはポリ
サイド層(金属シリサイドをポリシリコン上に重ねた構
造のもの)を全面に形成し、これをパターニングするこ
とによって、ゲート電極10を形成する。
次に、第7C図を参照して、ゲート電極10をマスクに
して、不純物を注入し、熱処理で活性化することによっ
て、ソース・ドレインを構成する不純物拡散層8を形成
する。
次に、第7D図を参照して、層間絶縁膜11を全面に堆
積し、これをバターニングして、ソース。
ゲート、ドレイン領域においてコンタクト孔を形成する
。その後、コンタクト孔をマスクにして、ソースドレイ
ン用の不純物拡散層8と同型の不純物拡散層15を形成
する。次いで、これらのコンタクト孔を介して、ソース
電極配線12.ゲート電極配A11B、  ドレイン電
極配線14をそれぞれ、ソース領域、ゲート電極、ドレ
イン領域に接続する。
第6図は従来のサリサイドトランジスタの断面図である
。第5図に示す従来のMO5!トランジスタにおいては
、ソース・ドレインが不純物拡散層8であり、この部分
の抵抗がソース・ドレイン間に流れる電流に対して、直
列抵抗となるため、利得定数βを下げるという問題点が
あった。この問題点を解決するために、サリサイドトラ
ンジスタが提案されている。
第6図を参照して、サリサイドトランジスタの構造につ
いて説明する。半導体基板1の主面には、素子分離用酸
化膜2と、該素子分離用酸化膜2に挾まれ、互いに間隔
を隔てて形成される高融点金属シリサイド層17と、該
高融点金属シリサイド層17の下部に設けられるソース
・ドレイン用の不純物拡散層8と、ソース・ドレイン用
の不純物拡散層8に挾まれて形成されるチャネル領域と
、が設けられている。チャネル領域には、しきい値設定
用の不純物拡散層9が設けられている。ソース・ドレイ
ン用の不純物拡散層8の下には、不純物拡散層8と同型
の不純物拡散層15が設けられている。チャネル用の不
純物拡散層9上にはゲート絶縁膜7が形成され、ゲート
絶縁膜7上にはゲート電極10が形成され、ゲート電極
10上には高融点金属シリサイド層17が形成されてい
る。
ゲート絶縁膜7、ゲート電極10および高融点金属シリ
サイド層17の側壁には、絶縁物の枠6が形成されてい
る。高融点金属シリサイド層17を含んで、全面に、層
間絶縁膜11が設けられ、該層間絶縁膜11には、ソー
ス、ゲート、ドレイン領域において、コンタクト孔が開
孔されている。
これらのコンタクト孔を介して、ソース電極配線12、
ゲート電極配線13、ドレイン電極配線14が、それぞ
れ、ソース領域、ゲート電極、ドレイン領域に接続され
ている。
サリサイドトランジスタの製造工程を、第8A図〜第8
D図に示す。
第8A図を参照して、半導体基板1上に、素子分離用酸
化膜2を設け、イオン注入法によってトランジスタのし
きい値設定用の不純物9を導入し、熱酸化法等によって
、ゲート絶縁膜7を形成する。
次にポリシリコンまたはポリサイド層を全面に堆積し、
これをパターニングすることによって、ゲート電極10
を形成する。以上の工程は、従来のMOS型トランジス
タの製造工程と同じである。
ポリシリコンゲート電極10を形成した後、ソース・ド
レインの一部を構成する濃度の比較的薄い不純物拡散層
16を形成する。
次に、第8B図を参照して、全面にシリコン酸化膜等の
絶縁膜を堆積し、これを異方性エツチングすることによ
って、ポリシリコンゲート電極10の側壁に絶縁物の枠
6を形成し、さらに、濃度の濃い不純物拡散層8を形成
する。
次に、第8C図を参照して、全面にTi等の高融点金属
膜を堆積し、熱処理を加え、シリコンと高融点金属を反
応させる。次いで、未反応の高融点金属膜を除去すると
、シリコンに接したソース・ドレイン上とポリシリコン
ゲート上のみに、高融点金属シリサイド層17が形成さ
れる。次に、第8D図を参照して、層間絶縁膜11を堆
積し、これをエツチングすることによって、ソース、ゲ
ート、ドレイン領域において、コンタクト孔を開孔する
。そして、これらのコンタクト孔を介して、ソース電極
配線、ゲート電極配線、ドレイン電極配線をそれぞれ、
ソース領域、ゲート電極、ドレイン領域に接続する。
[発明が解決しようとする課題] 従来のMOS型トランジスタおよびサリサイドトランジ
スタは以上のように構成されている。しかしながら、M
OS型トランジスタにおいては、第5図を参照して、ソ
ース・ドレインが不純物拡散層であり、この部分の抵抗
がソース・ドレイン間に流れる電流に対して直列抵抗と
なるため、利得定数βを下げるという問題点があった。
一方、サリサイドトランジスタにおいては、第6図を参
照して、高巖点金属シリサイド層17は、一般に100
OA程度の膜厚であり、不純物拡散層8より抵抗が約1
指手さいため、ソース・ドレインの抵抗が低減され、ト
ランジスタの利得定数βを大きくできる。しかしながら
、サリサイドトランジスタでは、シリサイド化反応時に
、半導体基板1のシリコンが消費されるため、接合リー
クを防止するために、不純物拡散層8を成る程度深く形
成する必要があった。不純物拡散層8を深く形成するこ
とは、チャネル長の短い微細Mo5s!)ランジスタに
おいては、ソース・ドレイン間の耐圧劣化につながり、
不利であった。また、ソース・ドレインの抵抗をより下
げるため高融点金属シリサイド層17を厚くしようとす
ると、シリコンの消費が増えると同時に、シリサイド形
成に伴うストレスが大きくなるため、接合リークが悪化
するという問題点があった。また、MOS型トランジス
タ、サリサイドトランジスタ双方において、コンタクト
領域における不純物拡散層15が必要な点も不利であっ
た。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、浅い接合を有したまま、ソース・ドレイン抵
抗を低減することのできる電界効果型半導体装置および
その製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明に係る電界効果型半
導体装置においては、互いに間隔を隔てて形成されるソ
ース・ドレイン領域および該ソース・ドレイン領域に挾
まれて形成されるチャネル領域がその主面に設けられた
半導体基板と、上記半導体基板の主面上であって、かつ
上記ソース・ドレイン領域に接触して設けられた導電体
層と、を備えている。
本発明で用いる導電体層は、金属シリサイドまたはポリ
サイド(ボシリコン上に金属シリサイドを重ねた構造の
もの)である。最も一般的に用いi)る代表的なものを
例示すれば、WSi2.M。
S t2 、TaS i2である。
本発明で用いる導電体層は、素子分離用絶縁膜上にまで
延びて形成されるのが好ましい。第5図および第6図を
参照して、MO5型トランジスタおよびサリサイドトラ
ンジスタでは、ソース・ドレインと電極配線とのコンタ
クトを不純物拡散層8上でとる必要があるため、コンタ
クト領域の占有面桔が大きく、微細化に不利という欠点
があった。しかしながら、本発明において、上述のよう
に、導電体層を素子分離用絶縁膜上にまで伸ばして形成
した場合には、電極配線とのコンタクトを素子分離用絶
縁膜上でとることができるため、微細化に適したMO8
’!トランジスタが得られる。
本発明で用いる導電体層の表面および側壁は、厚い酸化
膜で覆われ、それによってゲート電極と導電体層が十分
な距離をもって隔てられているのが好ましい。このよう
な構成にすることにより、ゲート電極とソース・ドレイ
ン間の容量が減り、トランジスタのスイッチ速度が早く
なる。
そして、電界効果型半導体装置の製造方法としては、主
面を有する半導体基板を準備する工程と、上記半導体基
板の主面上に導電体層を堆積する工程と、上記導電体層
中に不純物を導入する工程と、上記不純物が導入された
上記導電体層をエツチングし、それによってチャネル領
域を形成する部分を選択的に開孔する工程と、上記導電
体層のエツチング後、熱処理を行なうことにより、上記
導電体層中に導入されている不純物を上記半導体基板中
に拡散させ、それによって上記半導体基板の主面にソー
ス・ドレイン領域となる不純物拡散層を形成する工程と
、を備えた方法がある。
本製造方法においては、導電体層を、素子分離用絶縁膜
上にまで延びて形成するのが好ましい。
このようにすることによって、ソース・ドレインと電極
配線とのコンタクトを素子分離用絶縁膜上でとることが
でき、微細化に適したMO3型トランジスタが得られる
また本製造方法において、上記不純物が導入された上記
導電体層をエツチングし、それによってチャネル領域を
形成する部分を選択的に開孔する工程は、上記導電体層
上に絶縁膜を形成し、該絶縁膜をエツチングする工程と
、該エツチングされた絶縁膜をマスクにして上記導電体
層をエツチングし、それによってチャネル領域を形成す
る部分を選択的に開孔する工程を含み、さらに、その後
に、全面に絶縁膜を形成し、該絶縁膜を異方性エツチン
グし、それによって、上記導電体層の表面および側壁を
絶縁膜で覆う工程を含むのが好ましい。このようにする
ことによって、ゲート電極とソースドレイン間の容量が
減り、スイッチ速度の速いMO5型トランジスタが得ら
れる。
上、?C!導電体層中に注入する不純物には、拡散係数
の異なるものを2種類用いるのが好ましい。このように
することによって、ソース・ドレインは比較的高濃度の
第2の不純物拡散層のまわりを比較的低濃度の第1の不
純物拡散層が取り囲んだ構造となり、ドレイン近傍での
電界が緩和され、ホットエレクトロンによる劣化の少な
いMO8型トランジスタが得られる。
[発明の作用効果] この発明に係る電界効果型半導体装置によれば、半導体
基板の主面上に位置し、ソース・ドレイン領域に接触し
て設けられた導電体層を備えているので、浅い接合を有
したまま、ソース・ドレイン抵抗の低減を図ることがで
き、利得定数βの大きな電界効果型半導体装置が得られ
るという効果を奏する。
また、この発明に係る電界効果型半導体装置の製造方法
によれば、ソース・ドレインの不純物拡散層が導電体層
中に導入された不純物の熱拡散によって形成されるので
、サリサイドトランジスタで生じるシリコンの消費も起
こらず、浅い接合を有したまま、ソース・ドレイン抵抗
の小さい電界効果型半導体装置を形成できるという効果
を奏する。また、チャネル領域は導電体層のエツチング
によって定義され、かつ、自己整合的にソース・ドレイ
ン・ゲート領域を形成できるので、半導体装置の微細化
が可能となる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図について説明するが、この
発明はこれに限定されるものではない。
第1図は、本発明の一実施例に係るMOS型トランジス
タの断面図である。半導体基板1の主面に素子分層用絶
縁膜2と、該素子分離領域h’M2に挾まれ、互いに間
隔を隔てて形成されるソース・ドレインを構成する不純
物拡散層8と、該不純物拡散層8に挾まれて形成される
チャネル領域が形成されている。チャネル領域には、し
きい値設定用の不純物拡散層9が設けられている。導電
体層3が半導体基板1の主面上に位置し、ソース・ドレ
イン領域に接触して設けられている。導電体層3は、W
S i2 、MoS f2.TaS i2等の金属シリ
サイドまたはポリサイド(ポリシリコン上に上記金属シ
リサイドが形成されたもの)で形成される。導電体層3
上には、絶縁膜4が形成されている。導電体層3および
絶縁膜4の開孔部でチャネル領域が定義されている。導
電体層3および絶縁膜4の開孔部の側壁には、絶縁膜の
枠6が形成されている。チャネル領域上にはゲート絶縁
膜7が設けられ、その上にゲート電極10が形成されて
いる。ゲート電極10と導電体層3は、絶縁膜4と絶縁
物の枠6によって分離されている。
絶縁膜4には、ソース・ドレイン領域において、コンタ
クト孔が開孔されている。ソース電極配線12およびド
レイン電極配線14がこのコンタクトを介して、それぞ
れ導電体層3に接触している。
ゲート電極10には、ゲート電極配線13が接続されて
いる。そして、ソース電極配線12、ゲート電極配線1
3およびドレイン電極配線14は、層間絶縁膜11によ
り分離されている。
実施例に係るMOS型トランジスタでは、ソース・ドレ
インを構成する不純物拡散層8上に導電体層3である金
属シリサイド層が重ねられた構造となっているため、ゲ
ート電極10に電圧が印加され、ソース・ドレインが導
通したときの、ソース・ドレインの直列抵抗が低減し、
トランジスタの利得定数βは大きくなる。
また、不純物拡散層8が浅く形成されているので、ソー
ス・ドレイン間の耐圧は向上する。さらに、導電体層3
を素子分離用絶縁膜2上にまで伸ばして形成し、素子分
離用絶縁膜2上で、ソース・ドレインと電極配線12.
14とのコンタクトをとると、トランジスタの微細化を
図ることができ、同時に、従来のMOS型トランジスタ
で必要となるコンタクト孔域の不純物拡散層15(第5
図および第6図参ff?il)が不要となる。
次に、実施例に係るMO5’C2トランジスタの製造方
法について説明する。
第4A図〜第4G図は、その製造工程を断面図で示した
ものである。
第4A図を参照して、半導体基板1の主面に素子分離用
酸化膜2を設ける。次いで、第4B図を参照して、全面
に、導電体層であるWSi2.MoSi2.TaSi2
等の金属シリサイド層3を堆積し、この金属シリサイド
層3中にソース・ドレインの拡散層を作る不純物を、イ
オン注入法等により導入する。
次に、第4C図を参照して、シリコン酸化膜等の絶縁膜
4を堆積し、これをバターニングして、チャネル領域お
よび素子分離領域の絶縁膜を取り除く。このエツチング
された絶縁膜4をマスクにして、金属シリサイド層3を
エツチングし、チャネル領域および素子分離領域を定a
(開孔)する。
次に、第4D図を参照して、シリコン酸化膜等の絶縁膜
5を堆積する。次に、第4E図を参照して、これを異方
性エツチングし、金属シリサイド層3および絶縁膜4の
開孔部の側壁に絶縁物の枠6を形成する。次に、イオン
注入法によって、しきい値設定用の不純物拡散層9をチ
ャネル領域に導入し、その後、熱酸化法またはCVD法
によって、ゲート絶縁膜7を形成する。このとき、また
は、その後の熱処理によって、金属シリサイド層3中に
導入されている不純物を半導体基板l中に熱拡散させ、
それによって、ソース、ドレイン領域を構成する不純物
拡散層8を形成する。
次に、第4F図を参照して、ゲート電極となるポリシリ
コンまたはポリサイドを堆積し、これをチャネル領域を
覆うようにバターニングし、ゲート電極10を形成する
次に、第4G図を参照して、層間絶縁膜11を堆積し、
この層間絶縁膜11をソース、ゲート、ドレイン領域に
おいて開孔し、コンタクト孔を形成する。次に、これら
のコンタクト孔を介して、ソース電極配線12、ゲート
電極配線13、ドレイン電極配線14を、それぞれ、ソ
ース領域、ゲート電極、ドレイン領域に接続すると、M
OS型トランジスタが作られる。
本製造方法は、サリサイドトランジスタを作る際に採用
された、不純物拡散層が形成された基板シリコンを消費
することによって、金属シリサイドを形成する方法と異
なり、ソース・ドレイン用不純物拡散層を金属シリサイ
ド中に導入された不純物の熱拡散によって形成するため
、不純物拡散層8を浅く形成することができる。
また、ソース・ドレイン豐チャネル領域が金属シリサイ
ドのエツチングによって定義されるため、自己整合的に
トランジスタが形成されることとなり、トランジスタの
微結1化が可能となる。
第2図は、この発明の他の実施例に係るM OS型トラ
ンジスタの断面図である。第2図に示す実施例は、以下
の点を除いて第1図に示す実施例と同様であり、相当す
る部分には同一の参照番号を付し、その説明を省略する
。第1図に示す実施例では、絶縁膜4と絶縁物の枠6に
よって、ゲート電極10と金属シリサイド層3とを分離
している。
これは、ゲート電極10と金属シリサイド層3間の容量
を小さくシ、トランジスタの性能を向上させるために行
なったもので、動作速度が多少遅くてもよい場合には、
このような絶縁膜4および絶縁物の枠6は必ずしも必要
でない。すなわち、第2図に示すように、ゲート絶縁膜
7の形成工稈で作られた金属シリサイド層3上のシリコ
ン酸化膜7′によって、ゲート電極10と金属シリサイ
ド層3を分離しても、実施例と同様の効果を実現する。
このようなシリコン酸化膜7′は、周知のとおり、熱酸
化法によって、ゲート絶縁膜7を形成するとき、条件を
適当に選ぶことにより、金属シリサイド上またはポリサ
イド上に形成され得る。
第3図は、この発明のさらに池の実施例の断面図である
。第3図に示す実施例は、以下の点を除いて、第1図に
示す実施例と同様であり、相当する部分には同一の参照
番号を付し、その説明を省略する。第3図に示す実施例
が第1図に示す実施例と異なる点は、ソース・ドレイン
が比較的高濃度の第1の不純物拡散層8と、該第1の不
純物拡散glI8のまわりを取り囲む、比較的低濃度の
第2の不純物拡散層16とからなっている。このような
MOS型トランジスタは、金属シリサイド層3中に導入
する不純物として拡散係数の異なるものを2種類用いる
ことによって形成され得る。すなわち、第4B図におい
て、半導体基板1での拡散係数が大きな第2の不純物(
たとえばP)を比較的低濃度に、そして、拡散係数が小
さな、上記第2の不純物と同じ導電型の第1の不純物(
たとえばAs)を比較的高濃度に上記金属シリサイド層
3中に導入することによって可能となる。このような構
造のMOS型トランジスタは、ドレイン近傍での電界が
緩和され、ホットエレクトロンによる劣化の少ないもの
となる。
なお、上記実施例では、ソース・ドレイン上に金属シリ
サイド層3を形成した場合について説明したが、ポリシ
リコン上に金属シリサイドを重ねた構造のポリサイドを
用いても、実施例と同様の効果を実現する。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例に係るMOS型トランジス
タの断面図である。 第2図は、この発明の他の実施例に係るMOS型トラン
ジスタの断面図である。 第3図は、この発明のさらに他の実施例に係るMOS型
トランジスタの断面図である。 第4A図、第4B図、第4C図、第4D図、第4E図、
第4F図および第4G図は、第1図に示したMOS!2
)ランジスタの製造工程を断面図で示したものである。 第5図は、従来のMOS’42 トランジスタの断面図
である。 第6図は、従来のサリサイドトランジスタの1析面図で
ある。 第7A図、第7B図、第7C図および第7D図は、従来
のMOS型トランジスタの製造工程を断面図で示したも
のである。 第8A図、第8B図、第8C図および第8D図は、従来
のサリサイドトランジスタの製造工程を断面図で示した
ものである。 図において、1は半導体基板、3は金属シリサイド層、
8はソースドレイン用の不純物拡散層、9はチャネル用
の不純物拡散層である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに間隔を隔てて形成されるソース・ドレイン
    領域および前記ソース・ドレイン領域に挾まれて形成さ
    れるチャネル領域がその主面に設けられた半導体基板と
    、 前記半導体基板の主面上であって、かつ前記ソース・ド
    レイン領域に接触して設けられた導電体層と、 を備えた電界効果型半導体装置。
  2. (2)主面を有する半導体基板を準備する工程と、 前記半導体基板の主面上に導電体層を堆積する工程と、 前記導電体層中に不純物を注入する工程と、前記不純物
    が注入された前記導電体層をエッチングし、それによっ
    てチャネル領域を形成する部分を選択的に開口する工程
    と、 前記導電体層のエッチング後、熱処理を行なうことによ
    り、前記導電体層中に注入されている不純物を前記半導
    体基板中に拡散させ、それによって前記半導体基板の主
    面にソース・ドレイン領域となる不純物拡散層を形成す
    る工程と、 を備えた電界効果型半導体装置の製造方法。
JP22694588A 1988-09-09 1988-09-09 電界効果型半導体装置およびその製造方法 Pending JPH0274043A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425769B1 (ko) * 2002-04-18 2004-04-01 아남반도체 주식회사 반도체 소자 제조 방법

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JPS5713769A (en) * 1980-06-30 1982-01-23 Fujitsu Ltd Semiconductor device and manufacture thereof
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