JP3400547B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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JP3400547B2
JP3400547B2 JP14340294A JP14340294A JP3400547B2 JP 3400547 B2 JP3400547 B2 JP 3400547B2 JP 14340294 A JP14340294 A JP 14340294A JP 14340294 A JP14340294 A JP 14340294A JP 3400547 B2 JP3400547 B2 JP 3400547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、縦形MISFET構
造を有する半導体装置および半導体装置の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は従来の例えば2つのMOSFE
Tから成るNOR回路の一部の構成を示す平面図および
断面図である。図において、1は半導体基板、2は半導
体基板1上に形成された素子間分離用の酸化膜、3、
4、5は半導体基板1の酸化膜2にて囲まれた領域の所
望の位置に形成された不純物拡散層から成るソース、ド
レイン、ソース領域、6、7はこれらソース、ドレイ
ン、ソース領域3、4、5の間の半導体基板1上にそれ
ぞれゲート絶縁膜8を介して形成された第1および第2
のゲート電極である。
【0003】9は両ゲート電極6、7に形成されたサイ
ドウォール、10は両ゲート電極6、7上に形成された
層間絶縁膜、11、12はこの層間絶縁膜10の各ソー
ス領域3、5に至る位置まで形成された第1および第2
のコンタクトホール、13、14は各コンタクトホール
11、12内にそれぞれ埋め込まれた第1および第2の
ソース電極、15はソース、ドレイン領域3、4、第1
のゲート電極6、ゲート絶縁膜8および第1のソース電
極13から成る第1のMOSFET、16はソース、ド
レイン領域5、4、第2のゲート電極7、ゲート絶縁膜
8および第2のソース電極14から成る第2のMOSF
ETである。
【0004】次いで、以上のように構成された従来の半
導体装置の製造工程について図19ないし図23にもと
づいて説明する。まず、半導体基板1上に例えばLOC
OS法又はCVD法およびパターニングにて酸化膜2を
形成する(図20(a),(b))。次に、例えば熱酸
化法により10〜20nmの厚みの絶縁膜を形成し、こ
の上面に例えばLPCVD法によりpoly Si膜を
形成し、これらを写真製版およびエッチングにてパター
ニングを行いゲート絶縁膜8および第1および第2のゲ
ート電極6、7を形成する(図21(a),(b))。
【0005】次に、例えばAsイオンを1019〜1020
cm-3半導体基板1にイオン注入しソース、ドレイン、
ソース領域3、4、5をそれぞれ形成し、例えばCVD
法にてSiO2膜を堆積させ、異方性ドライエッチング
によりサイドウォール9を形成する(図22(a),
(b))。次に、例えばCVD法によりSiO2膜を1
μm堆積させ層間絶縁膜10を形成し、この層間絶縁膜
10の各ソース領域3、5に至る位置まで第1および第
2のコンタクトホール11、12をそれぞれ形成する
(図23(a),(b))。次に、例えばAlSiCu
を0.5μm堆積させ導電性膜を形成し、パターニング
を行い第1および第2のソース電極13、14を形成す
る(図19(a),(b))。
【0006】以上のようにして、第1および第2のMO
SFET15、16はそれぞれ形成される。そして、こ
の回路の動作は、両MOSFET15、16がONされ
ると、第1のソース電極13と第2のソース電極14と
が電気的に接続されるというANDの関係にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置は一
般的に高集積化が要求され、サブミクロン、ハーフミク
ロンとスケールダウンがなされ微細化がすすむなか、従
来の半導体装置は以上のように構成され特に、横方向に
配置された各ソース、ドレイン、ソース領域3、4、5
を単純にディメンションを減少するだけでは寸法を正確
に規制するのはむずかしいため、高集積化が困難である
という問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、高集積化に適した半導体装置お
よび半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の半導体装置は、半導体基板上に相互間に絶縁膜を介在
させて積層させた複数のゲート電極と、各ゲート電極を
貫通する第1導電型の第1の半導体層と、第1の半導体
層と各ゲート電極との間に形成されたゲート絶縁膜と、
第1の半導体層の上部および下部に形成された第2導電
型の第2および第3の半導体層とを備えたものである。
【0010】又、この発明に係る請求項2の半導体装置
は、半導体基板上に形成された第1の絶縁膜と、第1の
絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、第1のゲー
ト電極上に形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上
に第1のゲート電極と重なり合う領域を有するように形
成された第2のゲート電極と、両ゲート電極を貫通する
第1導電型の第1の半導体層と、第1の半導体層と両ゲ
ート電極との間に形成されたゲート絶縁膜と、第1の半
導体層の上部および下部に形成された第2導電型の第2
および第3の半導体層とを備えたものである。
【0011】又、この発明に係る請求項3の半導体装置
は、請求項2において、第1および第2のゲート電極の
うち少なくとも一方が第1の半導体層を介して分断され
2つのゲート電極を形成しているものである。
【0012】又、この発明に係る請求項4の半導体装置
は、半導体基板上に形成された第1の絶縁膜と、第1の
絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、第1のゲー
ト電極上に形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上
に第1のゲート電極と重なり合う領域を有するように形
成された第2のゲート電極と、第1および第2ゲート電
極を貫通する第1導電型の第1の半導体層と、第1の半
導体層と第1および第2のゲート電極との間に形成され
た第1のゲート絶縁膜と、第1の半導体層の上部および
下部に形成された第2導電型の第2および第3の半導体
層とから成る第1の半導体層をチャネル層、第2および
第3の半導体層をソース/ドレイン層とする第1のMI
S型トランジスタと、半導体基板上に形成された第3の
絶縁膜と、第3の絶縁膜上に形成された第3および第4
のゲート電極と、第3および第4のゲート電極上に形成
された第4の絶縁膜と、第3および第4のゲート電極に
挟まれた第2導電型の第4の半導体層と、第4の半導体
層と第3および第4ゲート電極との間に形成された第2
のゲート絶縁膜と、第4の半導体層の上部および下部に
形成された第1導電型の第5および第6の半導体層とか
ら成る第4の半導体層をチャネル層と、第5および第6
の半導体層をソース/ドレイン層とする第2のMIS型
トランジスタとを備え、第3および第4のゲート電極の
いずれか一方が第1のゲート電極と電気的に接続されて
おり、もう一方が第2のゲート電極と電気的に接続され
ているものである。
【0013】又、この発明に係る請求項5の半導体装置
は、請求項4において、第3および第4のゲート電極が
第1および第2のゲート電極のいずれか一方と同一層に
形成されているものである。
【0014】又、この発明に係る請求項6の半導体装置
は、請求項2または請求項3において、第1の半導体層
がSiとGeとの化合物である。
【0015】又、この発明の請求項7の半導体装置は、
請求項4または請求項5において、第1および第4の半
導体層のいずれか一方がSiとGeとの化合物である。
【0016】又、この発明に係る請求項8の半導体装置
は、請求項2または請求項3または請求項6において、
第2および第3の半導体層のうち少なくとも一方の不純
物の濃度は第1の半導体層と接する側が低く形成されて
いるものである。
【0017】又、この発明に係る請求項9の半導体装置
は、請求項8において、第1の半導体層と第2および第
3の半導体層とのそれぞれの境界が第2および第1のゲ
ート電極にそれぞれかかる位置にて形成されているもの
である。
【0018】又、この発明に係る請求項10の半導体装
置は、請求項4または請求項5または請求項7におい
て、第2および第3の半導体層のうち少なくとも一方の
不純物の濃度は第1の半導体層と接する側が低く、第5
および第6の半導体層のうち少なくとも一方の不純物の
濃度は第4の半導体層と接する側が低く形成されている
ものである。
【0019】又、この発明に係る請求項11の半導体装
置は、請求項10において、第1の半導体層と第2およ
び第3の半導体層とのそれぞれの境界が第2および第1
のゲート電極にそれぞれかかる位置にて形成され第4の
半導体層と第5および第6の半導体層とのそれぞれの境
界が第3および第4のゲート電極にかかる位置にて形成
されているものである。
【0020】又、この発明に係る請求項12の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成
し、第1の絶縁膜上に第1のゲート電極を形成し、第1
のゲート電極上に第2の絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜
上に第1のゲート電極と重なり合う領域を有するように
第2のゲート電極を形成する、そして、両ゲート電極の
重なり合う領域に両ゲート電極を貫通させて半導体基板
上に至るコンタクトホールを形成し、コンタクトホール
内の両ゲート電極の露出する領域にゲート絶縁膜を形成
し、コンタクトホール内に第2導電型の第3の半導体層
を形成し、コンタクトホール内の第3の半導体層上に第
1導電型の第1の半導体層を両ゲート電極にかかるよう
に形成し、コンタクトホール内の第1の半導体層上に第
2導電型の第2の半導体層を形成するようにしたもので
ある。
【0021】又、この発明に係る請求項13の半導体装
置の製造方法は、請求項12において、第1および第2
のゲート電極の重なり合う領域において第1および第2
のゲート電極の幅を異なるように形成し、コンタクトホ
ールの径を両ゲート電極のうち小さい方の幅より大きく
大きい方の幅より小さく形成するようにしたものであ
る。
【0022】又、この発明に係る請求項14の半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成
し、第1の絶縁膜上に第1の導電性膜を形成し、第1の
導電性膜上に第2の絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜に第
1の導電性膜上まで貫く第1のコンタクトホールを形成
し、第2の絶縁膜上に第1の導電性膜と重なり合う領域
を有するとともに第1のコンタクトホールを介して第1
の導電性膜と電気的に接続される第2の導電性膜を形成
する、そして、両導電性膜の重なり合う領域に両導電性
膜を貫通させて半導体基板上に至る第2のコンタクトホ
ールを形成し、第2のコンタクトホール内の両導電性膜
の露出する領域に第1のゲート絶縁膜を形成し、第2の
コンタクトホール内に第2導電型の第3の半導体層を形
成し、第2のコンタクトホール内の第3の半導体層上に
第1導電型の第1の半導体層を両導電性膜にかかるよう
に形成し、第2のコンタクトホール内の第1の半導体層
上に第2導電型の第2の半導体層を形成する、そして、
両導電性膜の重なり合わない領域で両導電性膜のうちい
ずれか一方を分断するように半導体基板上まで貫く第3
のコンタクトホールを形成し、第3のコンタクトホール
内の一方の導電性膜の露出する領域に第2のゲート絶縁
膜を形成し、第3のコンタクトホール内に第1導電型の
第6の半導体層を形成し、第3コンタクトホール内の第
6の半導体層上に第2導電型の第4の半導体層を一方の
導電性膜にかかるように形成し、第3のコンタクトホー
ル内の第4の半導体層上に第1導電型の第5の半導体層
を形成するようにしたものである。
【0023】
【作用】この発明の請求項1における半導体装置は、信
号が各ゲート電極に入力され、第2および第3の半導体
層から信号が取り出される。
【0024】又、この発明の請求項2における半導体装
置は、信号が第1および第2のゲート電極に入力され、
第2および第3の半導体層から信号が取り出される。
【0025】又、この発明の請求項3における半導体装
置は信号が第1および第2のゲート電極の一方の分断さ
れたゲート電極の一方又は両方および分断されていない
ゲート電極に入力され第2および第3の半導体層から信
号が取り出される。
【0026】又、この発明の請求項4における半導体装
置は信号が第1および第2のゲート電極に入力されかつ
第3および第4のゲート電極の一方又は両方に入力され
第2、第5、第3および第6の半導体層から信号が取り
出される。
【0027】又、この発明の請求項5における半導体装
置は第3および第4のゲート電極を第1および第2のゲ
ート電極のいずれか一方と同一層に形成する。
【0028】又、この発明の請求項6における半導体装
置のSiとGeとの化合物から成る第1の半導体層はホ
ールのモビリティを高める。
【0029】又、この発明の請求項7における半導体装
置のSiとGeとの化合物から成る第1および第4の半
導体層のいずれか一方は、ホールのモビリティを高め
る。
【0030】又、この発明の請求項8における半導体装
置の第2および第3の半導体層の不純物の濃度の低い箇
所はホットキャリアを抑制する。
【0031】又、この発明の請求項9における半導体装
置の第1の半導体層と第2および第3の半導体層とのそ
れぞれ境界を第2および第1のゲート電極のそれぞれか
かる位置に設けることにより、寄生抵抗を減少させる。
【0032】又、この発明の請求項10における半導体
装置の第2、第3、第5、第6の半導体層の不純物の濃
度の低い箇所はホットキャリアを抑制する。
【0033】又、この発明の請求項11における半導体
装置の第1の半導体層と第2および第3の半導体層との
それぞれ境界を第2および第1のゲート電極のそれぞれ
かかる位置に設け、第4の半導体層と第5および第6の
半導体層とのそれぞれ境界を第3および第4のゲート電
極のそれぞれかかる位置に設けることにより、寄生抵抗
を減少させる。
【0034】又、この発明の請求項12における半導体
装置の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成
し、第1の絶縁膜上に第1のゲート電極を形成し、第1
のゲート電極上に第2の絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜
上に第1のゲート電極と重なり合う領域を有するように
第2のゲート電極を形成する、そして、両ゲート電極の
重なり合う領域に両ゲート電極を貫通させて半導体基板
上に至るコンタクトホールを形成し、コンタクトホール
内の両ゲート電極の露出する領域にゲート絶縁膜を形成
し、コンタクトホール内に第2導電型の第3の半導体層
を形成し、コンタクトホール内の第3の半導体層上に第
1導電型の第1の半導体層を両ゲート電極にかかるよう
に形成し、コンタクトホール内の第1の半導体層上に第
2導電型の第2の半導体層を形成するので、信号が第1
および第2のゲート電極に入力され第2および第3の半
導体層から信号が取り出される。
【0035】又、この発明の請求項13における半導体
装置の製造方法は、第1および第2のゲート電極の重な
り合う領域において第1および第2のゲート電極の幅を
異なるように形成し、コンタクトホールの径を両ゲート
電極のうち小さい方の幅より大きく大きい方の幅より小
さく形成するので、信号が第1および第2のゲート電極
の一方の分断されたゲート電極の一方又は両方および分
断されていないゲート電極に入力され第2および第3の
半導体層から信号が取り出される。
【0036】又、この発明の請求項14における半導体
装置の製造方法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を形成
し、第1の絶縁膜上に第1の導電性膜を形成し、第1の
導電性膜上に第2の絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜に第
1の導電性膜上まで貫く第1のコンタクトホールを形成
し、第2の絶縁膜上に第1の導電性膜と重なり合う領域
を有するとともに第1のコンタクトホールを介して第1
の導電性膜と電気的に接続される第2の導電性膜を形成
する、そして、両導電性膜の重なり合う領域に両導電性
膜を貫通させて半導体基板上に至る第2のコンタクトホ
ールを形成し、第2のコンタクトホール内の両導電性膜
の露出する領域に第1のゲート絶縁膜を形成し、第2の
コンタクトホール内に第2導電型の第3の半導体層を形
成し、第2のコンタクトホール内の第3の半導体層上に
第1導電型の第1の半導体層を両導電性膜にかかるよう
に形成し、第2のコンタクトホール内の第1の半導体層
上に第2導電型の第2の半導体層を形成する、そして、
両導電性膜の重なり合わない領域で両導電性膜のうちい
ずれか一方を分断するように半導体基板上まで貫く第3
のコンタクトホールを形成し、第3のコンタクトホール
内の一方の導電性膜の露出する領域に第2のゲート絶縁
膜を形成し、第3のコンタクトホール内に第1導電型の
第6の半導体層を形成し、第3コンタクトホール内の第
6の半導体層上に第2導電型の第4の半導体層を一方の
導電性膜にかかるように形成し、第3のコンタクトホー
ル内の第4の半導体層上に第1導電型の第5の半導体層
を形成するので、信号が第1および第2のゲート電極に
入力されかつ第3および第4のゲート電極の一方又は両
方に入力され第2、第5、第3および第6の半導体層か
ら信号が取り出される。
【0037】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1における半導体装置の構
成を示す平面図および断面図である。図において、従来
の場合と同様の部分は同一符号を付して説明を省略す
る。17は半導体基板1上に形成された第1の絶縁膜、
18はこの第1の絶縁膜17上に形成された第1のゲー
ト電極、19はこの第1のゲート電極18と他の箇所と
の平坦化を行うために形成された層間絶縁膜、20は第
1のゲート電極18および層間絶縁膜19上に形成され
た第2の絶縁膜である。
【0038】21は第2の絶縁膜20上に第1のゲート
電極18と重なり合う領域を有するように形成された第
2のゲート電極、22はこの第2のゲート電極21を覆
うように形成された層間絶縁膜、23は両ゲート電極1
8、21を貫通するように半導体基板1に至るまで形成
されたコンタクトホール、24はこのコンタクトホール
23の内壁に形成されたゲート絶縁膜、25はコンタク
トホール23内の両ゲート電極18、21のかかる位置
に形成された第1の半導体層、26、27はコンタクト
ホール23内の第1の半導体層25の上部および下部に
形成された第2および第3の半導体層、28は第3の半
導体層27の電位を取り出すために所望な領域分半導体
基板1に形成された不純物拡散層、29は第2の半導体
層26の電位を取り出すために層間絶縁膜22上に形成
された取出電極である。尚、図においては両ゲート電極
18、21の取出部および不純物拡散層28の取出部は
省略されている。
【0039】次いで、以上のように構成された実施例1
の半導体装置の製造工程について図1ないし図6にもと
づいて説明する。まず、半導体基板1上に例えばLOC
OS法又はCVD法およびパターニングにて酸化膜2を
形成し、半導体基板1上に例えばAsイオンを1019
1020cm-3イオン注入および熱拡散法により不純物拡
散層28を形成する(図2(a),(b))。次に、例
えばCVD法によりシリコン酸化膜を200nm堆積さ
せ、研磨法やレジストエッチバック法やリフロー法など
を用いて平坦化を行い第1の絶縁膜17を形成し、この
第1の絶縁膜17上に例えばCVD法やスパッタ法によ
り多結晶シリコン膜または金属シリサイド膜を0.3μ
m堆積し、写真製版およびパターニングにより第1のゲ
ート電極18を形成する(図3(a),(b))。尚、
第1のゲート電極18の厚み0.3μmはチャネル長に
相当する。
【0040】次に、第1のゲート電極18による段差を
平坦化するために例えばCVD法によりシリコン酸化膜
を堆積させ、研磨法やレジストエッチバック法やリフロ
ー法などを用いて平坦化を行い層間絶縁膜19を形成す
る。尚、この層間絶縁膜19は必ずしも必要とは限ら
ず、例えば第1のゲート電極18による段差を緩和する
ために第1のゲート電極18の周囲にサイドウォールを
設けるようにしてもよい。次に、層間絶縁膜19上に例
えばCVD法によりシリコン酸化膜を20nm堆積させ
第2の絶縁膜20を形成し、この第2の絶縁膜20の上
に例えばCVD法やスパッタ法により多結晶シリコン膜
または金属シリサイド膜を0.3μm堆積し、写真製版
およびパターニングにより第1のゲート電極18と重な
り合う領域を有するような第2のゲート電極21を形成
する(図4(a),(b))。
【0041】次に、例えばCVD法によりシリコン酸化
膜を1μm堆積させ層間絶縁膜22を形成し、コンタク
トホール23を開口する(図5(a),(b))。次
に、コンタクトホール23の内壁にゲート絶縁膜24を
形成する。次に、コンタクトホール23内例えばSiの
n型およびp型のエピタキシャルSi層を順次形成して
いく。まず、例えばSiH4とHClとの混合ガスまた
はSiH2Cl2を原材料ガスとして、n型の場合にはA
sH3をp型の場合にはB26をそれぞれ添加し、不純
物濃度が例えばAs:1017〜1020cm-3、B:10
17〜1018cm-3、As:1017〜1020cm-3の順に
成るように調整して、第3の半導体層27、第1の半導
体層25、第2の半導体層26を順次形成する(図6
(a),(b))。
【0042】次に、層間絶縁膜22上に例えばCVD法
やスパッタ法により金属膜または金属シリサイド膜から
成る導電性膜を形成し、写真製版およびパターニングに
より取出電極29を形成する(図1(a),(b))。
このように構成された回路の動作は両ゲート電極18、
21に信号が入力されると、第2および第3の半導体層
26、27から、取出電極29と不純物拡散層28に接
続されている取出部(図示省略)とから信号が取り出さ
れるというANDの関係にある。
【0043】上記のように実施例1の半導体装置は、従
来の図19に示した2個のMOSFET15、16から
成る回路を、第1、第2、第3の半導体層25、26、
27と2個のゲート電極18、21から成る1個のMO
SFETで構成しているので、従来に比較して占有面積
が減少し、高集積化を図ることができる。
【0044】実施例2.上記実施例1では両ゲート電極
18、21の重なり合う領域において両ゲート電極1
8、21との幅を同一の大きさにて形成する工程を示し
たけれども、これに限られることはなく、上記実施例1
と同様の工程を経て図3(a)を形成し、例えば図7
(a)に示すように、第2の絶縁膜20を形成し、第2
のゲート電極30を第1のゲート電極18と重なり合う
領域において両ゲート電極18、30幅が異なるように
形成する。次に、図7(b)に示すように、コンタクト
ホール31の径を第1のゲート電極18の幅より小さく
且つ第2のゲート電極30の幅より大きく形成し、第3
および第4のゲート電極30a、30bを形成する。以
下、上記実施例1と同様の工程を経て図8(a),
(b)に示すように形成する。
【0045】このように構成された回路は、第3および
第4のゲート電極30a、30bのいずれか一方又は両
方且つ第1のゲート電極18に信号が入力されると、第
2および第3の半導体層26、27から、取出電極29
と不純物拡散層28に接続されている取出部(図示省
略)とから信号が取り出されるというORとANDとの
回路の組み合わせの関係にある。
【0046】上記のように構成された実施例2の半導体
装置は、従来のように各半導体層を平面的に形成する場
合と異なり縦に形成するようにしているので、従来と比
較して占有面積が減少し、高集積化を図ることができ
る。又、上記実施例1の製造工程を増加させることなく
ORとANDとの回路を容易に製作できる。
【0047】実施例3.上記各実施例では各ゲート電極
18、21、30a、30bを2層に渡って形成する例
を示したけれども、これらに限られることはなく例えば
図9に示すように、第2のゲート電極21上に第3の絶
縁膜32を形成し、この第3の絶縁膜32上に第1およ
び第2のゲート電極18、21と重なり合う領域を有す
るような第3のゲート電極33を形成する。そして、こ
の第3のゲート電極33上に層間絶縁膜34を形成して
取出電極29を形成する。この時、第1の半導体層25
はゲート絶縁膜24を介して各ゲート電極18、21、
33にかかるように形成されている。
【0048】上記のように実施例3の半導体装置は1つ
のMISFET部である第1、第2、第3の半導体層2
5、26、27に対し複数のゲート電極18、21、3
3が形成されているので、上記各実施例と同様の効果を
奏することは言うまでもない。又、ゲート電極が4層以
上に渡って形成しても同様の効果を奏する。
【0049】実施例4.上記各実施例では第1の半導体
層25をp型のBを不純物とするエピタキシャルSi層
とする例を示したけれども、例えば第1の半導体層25
をSiとGeとの化合物(Si(1-x)Gex(0<x<
1))にて形成するようにしてもよい。この場合の工程
は、例えばSiH4とHClとの混合ガス又はSiH2
2を原材料ガスとして、GeH4を添加して形成する。
このようにすれば、第1の半導体層25をホールのモビ
リティが高いSiとGeとの化合物で構成されるので、
MOSFETの動作速度を速くすることができ、半導体
装置の高速化を図ることができる。
【0050】実施例5.上記各実施例では第2および第
3の半導体層26、27を一定の不純物濃度にて形成す
る例を示したけれども、これに限られることはなく、例
えば図10に示すように第2および第3の半導体層2
6、27の第1の半導体層25と接する側に、低濃度領
域26b、27b、As:1017〜1018cm-3の不純
物濃度から成る領域を形成し、残部を高濃度領域26
a、27a、As:1019〜1020cm-3の不純物濃度
から成る領域を形成するようにしてもよい。この場合の
工程は、添加ガスとしてのAsH3の流量を調整するこ
とにより、容易に行うことができる。
【0051】上記のように構成すれば、従来のLDD構
造と同様となり、LDD構造の特徴であるホットキャリ
ヤの発生を抑えるという効果を得ることができる。尚、
上記実施例5では第2および第3の半導体層26、27
に低濃度領域26b、27bを設ける例を示したが、設
計上の選択によりドレイン領域と定められた第2および
第3の半導体層26、27のうち一方のみに、低濃度領
域を形成するようにしても同様の効果を奏することがで
きる。
【0052】実施例6.さらに、例えば図11に示すよ
うに、第2および第3の半導体層26、27の低濃度領
域26d、27dを第1および第2のゲート電極18、
21にそれぞれかかるように形成すれば、従来のGOL
D(Gate−Drain Overlapped D
evice)構造と同様となり、GOLD構造の特徴で
ある両ゲート電極18、21に電圧を印加した場合、両
ゲート電極18、21からの電界により低濃度領域26
d、27dに電荷蓄積層ができ、この低濃度領域26
d、27dに発生する寄生抵抗を減少するという効果を
得ることができる。
【0053】実施例7.図12はこの発明の実施例7の
半導体装置の構成を示す平面図および断面図である。図
において、上記各実施例と同様の部分は同一符号を付し
て説明を省略する。35は半導体基板1上に形成された
第1の絶縁膜、36はこの第1の絶縁膜35上に形成さ
れた第1のゲート電極、37はこの第1のゲート電極3
6と他の箇所との平坦化を行うために形成された層間絶
縁膜、38は第1のゲート電極36および層間絶縁膜3
7上に形成された第2の絶縁膜である。
【0054】39は第2の絶縁膜38上に第1のゲート
電極36と重なり合う領域を有するように形成された第
2のゲート電極、40はこの第2のゲート電極39を覆
うように形成された層間絶縁膜、41は第1および第2
のゲート電極36、39を貫通するように半導体基板1
に至るまで形成された第2のコンタクトホール、42は
この第2のコンタクトホール41の内壁に形成された第
1のゲート絶縁膜、43は第2のコンタクトホール41
内の第1および第2のゲート電極36、39のかかる位
置に形成された第1の半導体層、44、45は第2のコ
ンタクトホール41内の第1の半導体層43の上部およ
び下部に形成された第2および第3の半導体層、46は
第2の半導体層44の電位を取り出すために層間絶縁膜
40上に形成された第1の取出電極である。
【0055】47は第1の絶縁膜35上に形成された第
3のゲート電極で、第1のゲート電極36と同一層で形
成されるとともに電気的に接続されている。48は第1
の絶縁膜35上に形成された第4のゲート電極で、第1
および第3のゲート電極36、47と同一層で形成さ
れ、第2の絶縁膜38に形成された第1のコンタクトホ
ール49を介して第2のゲート電極39と電気的に接続
されている。
【0056】50は第3および第4のゲート電極47、
48に挟まれるように半導体基板1に至るまで形成され
た第3のコンタクトホール、51はこの第3のコンタク
トホール50の内壁に形成された第2のゲート絶縁膜、
52は第3のコンタクトホール50内の第3および第4
のゲート電極47、48のかかる位置に形成された第4
の半導体層、53、54は第3のコンタクトホール50
内の第4の半導体層52の上部および下部に形成された
第5および第6の半導体層、55は第3および第5の半
導体層45、54の電位を取り出すために所望な領域分
半導体基板1に形成された不純物拡散層、56は第5の
半導体層53の電位を取り出すために層間絶縁膜40上
に形成された第2の取出電極である。尚、図においては
各ゲート電極36、39、47、48の取出部および不
純物拡散層55の取出部は省略されており、又、第2お
よび第3の半導体層44、45、第5および第6の半導
体層53、54はソース/ドレイン層のいずれであって
もよいことは言うまでもない。
【0057】次いで、以上のように構成された実施例7
の半導体装置の製造工程について図12ないし図18に
もとづいて説明する。まず、半導体基板1上に例えばL
OCOS法又はCVD法およびパターニングにて酸化膜
2を形成し、半導体基板1上に例えばAsイオンを10
19〜1020cm-3イオン注入および熱拡散法により不純
物拡散層55を形成する。次に、例えばCVD法により
シリコン酸化膜を200nm堆積させ、研磨法やレジス
トエッチバック法やリフロー法などを用いて平坦化を行
い第1の絶縁膜35を形成し、この第1の絶縁膜35上
に例えばCVD法やスパッタ法により多結晶シリコン膜
または金属シリサイド膜を0.3μm堆積し、写真製版
およびパターニングにより第1の導電性膜57を形成す
る(図13(a),(b))。
【0058】次に、第1の導電性膜57による段差を平
坦化するために例えばCVD法によりシリコン酸化膜を
堆積させ、研磨法やレジストエッチバック法やリフロー
法などを用いて平坦化を行い層間絶縁膜37を形成す
る。次に、層間絶縁膜37上に例えばCVD法によりシ
リコン酸化膜を20nm堆積させ第2の絶縁膜38を形
成し、この第2の絶縁膜38の所望の位置に第1の導電
性膜57に至るまでの第1のコンタクトホール49を形
成する(図14(a),(b))。
【0059】次に、この第2の絶縁膜38の上に例えば
CVD法やスパッタ法により多結晶シリコン膜または金
属シリサイド膜を0.3μm堆積し、写真製版およびパ
ターニングにより第1の導電性膜57と重なり合う領域
を有するとともに第1のコンタクトホール49を介して
第1の導電性膜57と電気的に接続されるような第2の
導電性膜58を形成する(図15((a),(b))。
【0060】次に、第2のゲート電極39および第2の
導電性膜58上に例えばCVD法によりシリコン酸化膜
を1μm堆積させ層間絶縁膜40を形成する。そして、
第1および第2の導電性膜57、58の重なり合わない
領域で、第1の導電性膜57を分断して第3および第4
のゲート電極47、48を形成されるように半導体基板
1上の不純物拡散層55に至る位置まで第3のコンタク
トホール50を形成する。このように第3のコンタクト
ホール50を形成することにより、第1、第3、第4の
ゲート電極36、47、48が同一層に形成される。そ
して、第1のゲート電極36と第3のゲート電極47
と、第4のゲート電極48と第2のゲート電極39とは
電気的に接続されている。
【0061】次に、第3のコンタクトホール50の内壁
に第2のゲート絶縁膜51を形成する。次に、第3のコ
ンタクトホール50内に、例えばSiのp型およびn型
のエピタキシャルSi層を順次形成していく。まず、例
えばSiH4とHClとの混合ガスまたはSiH2Cl2
を原材料ガスとして、p型の場合にはB26をn型の場
合にはAsH3をそれぞれ添加し、不純物濃度が例えば
B:1017〜1020cm-3、As:1017〜1018cm
-3、B:1017〜1020cm-3の順に成るように調整し
て、第6の半導体層54、第4の半導体層52、第5の
半導体層53を順次形成する(図16(a),
(b))。
【0062】次に、層間絶縁膜40上に例えば20nm
の厚みのシリコン窒化膜59を堆積させ、第1および第
2のゲート電極36、39の重なり合う領域に第2のコ
ンタクトホール41を開口する(図17(a),
(b))。次に、第2のコンタクトホール41の内壁に
第1のゲート絶縁膜42を形成する。次に、第2のコン
タクトホール41内に、例えばSiのn型およびp型の
エピタキシャルSi層を順次形成していく。まず、例え
ばSiH4とHClとの混合ガスまたはSiH2Cl2
原材料ガスとして、n型の場合にはAsH3をp型の場
合にはB26をそれぞれ添加し、不純物濃度が例えばA
s:1017〜1020cm-3、B:1017〜1018
-3、As:1017〜1020cm-3の順に成るように調
整して、第3の半導体層45、第1の半導体層43、第
2の半導体層44を順次形成し、シリコン窒化膜59を
例えば熱リン酸で除去する。(図18(a),
(b))。尚、エピタキシャルSi層を形成する際には
第3のコンタクトホール50の上面にはシリコン窒化膜
59が堆積されているため、第6の半導体層54上に不
必要なエピタキシャルSi層の成長は阻止されている。
【0063】次に、層間絶縁膜40上に例えばCVD法
やスパッタ法により金属膜または金属シリサイド膜から
成る導電性膜を形成し、写真製版およびパターニングに
より第1および第2の取出電極46、56を形成する
(図12(a),(b))。
【0064】上記のように構成された実施例7の半導体
装置は、従来のように各半導体層を平面的に形成するの
ではなく第1、第2、第3の半導体層43、44、45
から成るNMOSFETと第4、第5、第6の半導体層
52、53、54から成るPMOSFETの実質的に2
つのMOSFETにて構成しているので、従来と比較し
て占有面積が減少され、高集積化を図ることができる。
【0065】尚、実施例7では第3および第4のゲート
電極47、48を第1のゲート電極36と同一層に形成
する例を示したけれども、これに限られることはなく、
例えば第3および第4のゲート電極47、48を第2の
ゲート電極39と同一層に形成し、第3のゲート電極4
7と第2のゲート電極39とおよび第4のゲート電極4
8と第1のゲート電極36とがそれぞれ電気的に接続さ
れていればよい。
【0066】実施例8.上記実施例7では第1の半導体
層43をp型のBを不純物とするエピタキシャルSi層
とする例を示したけれども、例えば第1の半導体層43
をSiとGeとの化合物(Si(1-x)Gex(0<x<
1))にて形成するようにしてもよい。この場合の工程
は、例えばSiH4とHClとの混合ガス又はSiH2
2を原材料ガスとして、GeH4を添加して形成する。
このようにすれば、第1の半導体層43をホールのモビ
リティが高いSiとGeとの化合物で構成されるので、
MOSFETの動作速度を速くすることができ、半導体
装置の高速化を図ることができる。
【0067】実施例9.上記各実施例では第2および第
3の半導体層44、45と第5および第6の半導体層5
3、54とを一定の不純物濃度にて形成する例を示した
けれども、これに限られることはなく、例えば第2およ
び第3の半導体層44、45の第1の半導体層43と接
する側および第5および第6の半導体層53、54の第
4の半導体層52と接する側に、低濃度領域、As:1
17〜1018cm-3およびB:1017〜1018cm-3
不純物濃度から成る領域を形成し、残部を高濃度領域、
As:1019〜1020cm-3およびB:1010〜1020
cm-3の不純物濃度から成る領域を形成するようにして
もよい。この場合の工程は、添加ガスとしてのAsH3
およびB26の流量を調整することにより、容易に行う
ことができる。
【0068】上記のように構成すれば、従来のLDD構
造と同様となり、LDD構造の特徴であるホットキャリ
ヤの発生を抑えるという効果を得ることができる。尚、
上記実施例9では第2、3、5および第6の半導体層4
4、45、53、54にそれぞれ低濃度領域を設ける例
を示したが、設計上の選択によりドレイン領域と定めら
れた、第2および第3の半導体層44、45のうち一方
および第5および第6の半導体層53、54のうち一方
に、低濃度領域を形成するようにしても同様の効果を奏
することができる。
【0069】実施例10.さらに、例えば第2および第
3の半導体層44、45および第5および第6の半導体
層53、54のそれぞれ低濃度領域を第1および第2の
ゲート電極36、39と第3および第4のゲート電極4
7、48とにそれぞれかかるように形成すれば、従来の
GOLD構造と同様となり、GOLD構造の特徴である
各ゲート電極36、39、47、48に電圧を印加した
場合、両ゲート電極36、39、47、48からの電界
により低濃度領域に電荷蓄積層ができ、この低濃度領域
に発生する寄生抵抗を減少するという効果を得ることが
できる。
【0070】尚、上記各実施例では不純物拡散層28、
55を半導体基板1に形成する例を示したけれども、こ
れに限られることはなく、例えばサリサイド技術などに
より不純物拡散層28、55のかわりに金属シリサイド
膜を半導体基板1上に形成するようにしてもよい。
【0071】実施例11.尚、上記各実施例の各MOS
FETの第1の導電型と第2の導電型を逆に形成すれ
ば、従来の極性の逆のタイプの回路と同様の機能を有す
る回路を構成することは言うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、半導体基板上に相互間に絶縁膜を介在させて積層
させた複数のゲート電極と、各ゲート電極を貫通する第
1導電型の第1の半導体層と、第1の半導体層と各ゲー
ト電極との間に形成されたゲート絶縁膜と、第1の半導
体層の上部および下部に形成された第2導電型の第2お
よび第3の半導体層とを備えるようにしたので、半導体
基板上での占有面積を縮少することが可能となり、延い
ては高集積化を図ることができるという半導体装置を提
供する。
【0073】又、この発明の請求項2によれば、半導体
基板上に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜上に
形成された第1のゲート電極と、第1のゲート電極上に
形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に第1のゲ
ート電極と重なり合う領域を有するように形成された第
2のゲート電極と、両ゲート電極を貫通する第1導電型
の第1の半導体層と、第1の半導体層と両ゲート電極と
の間に形成されたゲート絶縁膜と、第1の半導体層の上
部および下部に形成された第2導電型の第2および第3
の半導体層とを備えるようにしたので、従来の場合と同
様の機能を有しながらも、半導体基板上での占有面積を
縮少することが可能となり、延いては高集積化を図るこ
とができるという半導体装置を提供する。
【0074】又、この発明の請求項3によれば、請求項
2において、第1および第2のゲート電極のうち少なく
とも一方が第1の半導体層を介して分断され2つのゲー
ト電極を形成しているので、より一層半導体基板上での
占有面積を縮少することが可能となり、延いては一層高
集積化を図ることができるのはもちろんのこと、ORと
の組み合わせの回路を簡単な構成で実現することができ
る半導体装置を提供する。
【0075】又、この発明の請求項4によれば、半導体
基板上に形成された第1の絶縁膜と、第1の絶縁膜上に
形成された第1のゲート電極と、第1のゲート電極上に
形成された第2の絶縁膜と、第2の絶縁膜上に第1のゲ
ート電極と重なり合う領域を有するように形成された第
2のゲート電極と、第1および第2ゲート電極を貫通す
る第1導電型の第1の半導体層と、第1の半導体層と第
1および第2のゲート電極との間に形成された第1のゲ
ート絶縁膜と、第1の半導体層の上部および下部に形成
された第2導電型の第2および第3の半導体層とから成
る第1の半導体層をチャネル層、第2および第3の半導
体層をソース/ドレイン層とする第1のMIS型トラン
ジスタと、半導体基板上に形成された第3の絶縁膜と、
第3の絶縁膜上に形成された第3および第4のゲート電
極と、第3および第4のゲート電極上に形成された第4
の絶縁膜と、第3および第4のゲート電極に挟まれた第
2導電型の第4の半導体層と、第4の半導体層と第3お
よび第4ゲート電極との間に形成された第2のゲート絶
縁膜と、第4の半導体層の上部および下部に形成された
第1導電型の第5および第6の半導体層とから成る第4
の半導体層をチャネル層と、第5および第6の半導体層
をソース/ドレイン層とする第2のMIS型トランジス
タとを備え、第3および第4のゲート電極のいずれか一
方が第1のゲート電極と電気的に接続されており、もう
一方が第2のゲート電極と電気的に接続されているの
で、従来4つのMIS型トランジスタから成る回路を、
2つのMIS型トランジスタにて構成することが可能と
なり、高集積化を図ることができる半導体装置を得る。
【0076】又、この発明の請求項5によれば、請求項
4において、第3および第4のゲート電極が第1および
第2のゲート電極のいずれか一方と同一層に形成されて
いるので、2つのMIS型トランジスタの接続を容易に
なすことができる半導体装置を得る。
【0077】又、この発明の請求項6によれば、請求項
2または請求項3において、第1の半導体層がSiとG
eとの化合物であるので、高速化を図ることができる半
導体装置を得る。
【0078】又、この発明の請求項7によれば、請求項
4または請求項5において、第1および第4の半導体層
のいずれか一方がSiとGeとの化合物であるので、高
速化を図ることができる半導体装置を得る。
【0079】又、この発明の請求項8によれば、請求項
2または請求項3または請求項6において、第2および
第3の半導体層のうち少なくとも一方の不純物の濃度は
第1の半導体層と接する側が低く形成されているので、
ホットキャリヤの発生を抑えるという高品質な半導体装
置を得る。
【0080】又、この発明の請求項9によれば、請求項
8において、第1の半導体層と第2および第3の半導体
層とのそれぞれの境界が第2および第1のゲート電極に
それぞれかかる位置にて形成されているので、不純物濃
度の低い箇所での寄生抵抗を減少するという高品質な半
導体装置を得る。
【0081】又、この発明の請求項10によれば、請求
項4または請求項5または請求項7において、第2およ
び第3の半導体層のうち少なくとも一方の不純物の濃度
は第1の半導体層と接する側が低く、第5および第6の
半導体層のうち少なくとも一方の不純物の濃度は第4の
半導体層と接する側が低く形成されているので、ホット
キャリアの発生を抑えるという高品質な半導体装置を得
る。
【0082】又、この発明の請求項11によれば、請求
項10において、第1の半導体層と第2および第3の半
導体層とのそれぞれの境界が第2および第1のゲート電
極にそれぞれかかる位置にて形成され第4の半導体層と
第5および第6の半導体層とのそれぞれの境界が第3お
よび第4のゲート電極にかかる位置にて形成されている
ので、不純物濃度の低い箇所での寄生抵抗を減少すると
いう高品質な半導体装置を得る。
【0083】又、この発明の請求項12によれば、半導
体基板上に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜上に第
1のゲート電極を形成し、第1のゲート電極上に第2の
絶縁膜を形成し、第2の絶縁膜上に第1のゲート電極と
重なり合う領域を有するように第2のゲート電極を形成
する、そして、両ゲート電極の重なり合う領域に両ゲー
ト電極を貫通させて半導体基板上に至るコンタクトホー
ルを形成し、コンタクトホール内の両ゲート電極の露出
する領域にゲート絶縁膜を形成し、コンタクトホール内
に第2導電型の第3の半導体層を形成し、コンタクトホ
ール内の第3の半導体層上に第1導電型の第1の半導体
層を両ゲート電極にかかるように形成し、コンタクトホ
ール内の第1の半導体層上に第2導電型の第2の半導体
層を形成するようにしたので、従来の場合と同様の機能
を有しながらも、半導体基板上での占有面積を縮少する
ことが可能となり、延いては高集積化を図ることができ
る半導体装置の特殊な工程を必要としない半導体装置の
製造方法を得る。
【0084】又、この発明の請求項13によれば、請求
項12において、第1および第2のゲート電極の重なり
合う領域において第1および第2のゲート電極の幅を異
なるように形成し、コンタクトホールの径を両ゲート電
極のうち小さい方の幅より大きく大きい方の幅より小さ
く形成するので、工程を増やすことなく、より一層高集
積化を図ることができる半導体装置の製造方法を得る。
【0085】又、この発明の請求項14によれば、半導
体基板上に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜上に第
1の導電性膜を形成し、第1の導電性膜上に第2の絶縁
膜を形成し、第2の絶縁膜に第1の導電性膜上まで貫く
第1のコンタクトホールを形成し、第2の絶縁膜上に第
1の導電性膜と重なり合う領域を有するとともに第1の
コンタクトホールを介して第1の導電性膜と電気的に接
続される第2の導電性膜を形成する、そして、両導電性
膜の重なり合う領域に両導電性膜を貫通させて半導体基
板上に至る第2のコンタクトホールを形成し、第2のコ
ンタクトホール内の両導電性膜の露出する領域に第1の
ゲート絶縁膜を形成し、第2のコンタクトホール内に第
2導電型の第3の半導体層を形成し、第2のコンタクト
ホール内の第3の半導体層上に第1導電型の第1の半導
体層を両導電性膜にかかるように形成し、第2のコンタ
クトホール内の第1の半導体層上に第2導電型の第2の
半導体層を形成する、そして、両導電性膜の重なり合わ
ない領域で両導電性膜のうちいずれか一方を分断するよ
うに半導体基板上まで貫く第3のコンタクトホールを形
成し、第3のコンタクトホール内の一方の導電性膜の露
出する領域に第2のゲート絶縁膜を形成し、第3のコン
タクトホール内に第1導電型の第6の半導体層を形成
し、第3コンタクトホール内の第6の半導体層上に第2
導電型の第4の半導体層を一方の導電性膜にかかるよう
に形成し、第3のコンタクトホール内の第4の半導体層
上に第1導電型の第5の半導体層を形成するので、高集
積化を図ることができる半導体装置の製造方法を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における半導体装置の構
成を示す平面図および断面図である。
【図2】 図1に示す半導体装置の製造工程の一工程を
示す平面図および断面図である。
【図3】 図1に示す半導体装置の製造工程の一工程を
示す平面図および断面図である。
【図4】 図1に示す半導体装置の製造工程の一工程を
示す平面図および断面図である。
【図5】 図1に示す半導体装置の製造工程の一工程を
示す平面図および断面図である。
【図6】 図1に示す半導体装置の製造工程の一工程を
示す平面図および断面図である。
【図7】 この発明の実施例2における半導体装置のの
製造工程の一工程を示す平面図および断面図である。
【図8】 この発明の実施例2における半導体装置の構
成を示す平面図および断面図である。
【図9】 この発明の実施例3における半導体装置の構
成を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施例5における半導体装置の
構成を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施例6における半導体装置の
構成を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施例7における半導体装置の
構成を示す平面図および断面図である。
【図13】 図12に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図14】 図12に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図15】 図12に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図16】 図12に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図17】 図12に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図18】 図12に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図19】 従来における半導体装置の構成を示す平面
図および断面図である。
【図20】 図19に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図21】 図19に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図22】 図19に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【図23】 図19に示す半導体装置の製造工程の一工
程を示す平面図および断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板、17,35 第1の絶縁膜、18,3
6 第1のゲート電極、20,38 第2の絶縁膜、2
1,39 第2のゲート電極、23,31 コンタクト
ホール、24 ゲート絶縁膜、25,43 第1の半導
体層、26,44 第2の半導体層、27,45 第3
の半導体層、41 第2のコンタクトホール、42 第
1のゲート絶縁膜、47 第3のゲート電極、48 第
4のゲート電極、49 第1のコンタクトホール、50
第3のコンタクトホール、51 第2のゲート絶縁
膜、52 第4の半導体層、53 第5の半導体層、5
4 第6の半導体層、57 第1の導電性膜、58 第
2の導電性膜。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に相互間に絶縁膜を介在さ
    せて積層させた複数のゲート電極と、上記各ゲート電極
    を貫通する第1導電型の第1の半導体層と、上記第1の
    半導体層と上記各ゲート電極との間に形成されたゲート
    絶縁膜と、上記第1の半導体層の上部および下部に形成
    された第2導電型の第2および第3の半導体層とを備え
    たことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
    と、上記第1の絶縁膜上に形成された第1のゲート電極
    と、上記第1のゲート電極上に形成された第2の絶縁膜
    と、上記第2の絶縁膜上に上記第1のゲート電極と重な
    り合う領域を有するように形成された第2のゲート電極
    と、上記両ゲート電極を貫通する第1導電型の第1の半
    導体層と、上記第1の半導体層と上記両ゲート電極との
    間に形成されたゲート絶縁膜と、上記第1の半導体層の
    上部および下部に形成された第2導電型の第2および第
    3の半導体層とを備えたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1および第2のゲート電極のうち少な
    くとも一方が第1の半導体層を介して分断され2つのゲ
    ート電極を形成していることを特徴とする請求項2記載
    の半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
    と、上記第1の絶縁膜上に形成された第1のゲート電極
    と、上記第1のゲート電極上に形成された第2の絶縁膜
    と、上記第2の絶縁膜上に上記第1のゲート電極と重な
    り合う領域を有するように形成された第2のゲート電極
    と、上記第1および第2ゲート電極を貫通する第1導電
    型の第1の半導体層と、上記第1の半導体層と上記第1
    および第2のゲート電極との間に形成された第1のゲー
    ト絶縁膜と、上記第1の半導体層の上部および下部に形
    成された第2導電型の第2および第3の半導体層とから
    成る第1の半導体層をチャネル層、第2および第3の半
    導体層をソース/ドレイン層とする第1のMIS型トラ
    ンジスタと、半導体基板上に形成された第3の絶縁膜
    と、上記第3の絶縁膜上に形成された第3および第4の
    ゲート電極と、上記第3および第4のゲート電極上に形
    成された第4の絶縁膜と、上記第3および第4のゲート
    電極に挟まれた第2導電型の第4の半導体層と、上記第
    4の半導体層と上記第3および第4ゲート電極との間に
    形成された第2のゲート絶縁膜と、上記第4の半導体層
    の上部および下部に形成された第1導電型の第5および
    第6の半導体層とから成る第4の半導体層をチャネル層
    と、第5および第6の半導体層をソース/ドレイン層と
    する第2のMIS型トランジスタとを備え、上記第3お
    よび第4のゲート電極のいずれか一方が上記第1のゲー
    ト電極と電気的に接続されており、もう一方が上記第2
    のゲート電極と電気的に接続されていることを特徴とす
    る半導体装置。
  5. 【請求項5】 第3および第4のゲート電極が第1およ
    び第2のゲート電極のいずれか一方と同一層に形成され
    ていることを特徴とする請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1の半導体層がSiとGeとの化合物
    であることを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1および第4の半導体層のいずれか一
    方がSiとGeとの化合物であることを特徴とする請求
    項4または請求項5記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 第2および第3の半導体層のうち少なく
    とも一方の不純物の濃度は第1の半導体層と接する側が
    低く形成されていることを特徴とする請求項2または請
    求項3または請求項6記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 第1の半導体層と第2および第3の半導
    体層とのそれぞれの境界が第2および第1のゲート電極
    にそれぞれかかる位置にて形成されていることを特徴と
    する請求項8記載の半導体装置。
  10. 【請求項10】 第2および第3の半導体層のうち少な
    くとも一方の不純物の濃度は第1の半導体層と接する側
    が低く、第5および第6の半導体層のうち少なくとも一
    方の不純物の濃度は第4の半導体層と接する側が低く形
    成されていることを特徴とする請求項4または請求項5
    または請求項7記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 第1の半導体層と第2および第3の半
    導体層とのそれぞれの境界が第2および第1のゲート電
    極にそれぞれかかる位置にて形成され第4の半導体層と
    第5および第6の半導体層とのそれぞれの境界が第3お
    よび第4のゲート電極にかかる位置にて形成されている
    ことを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成す
    る工程と、上記第1の絶縁膜上に第1のゲート電極を形
    成する工程と、上記第1のゲート電極上に第2の絶縁膜
    を形成する工程と、上記第2の絶縁膜上に上記第1のゲ
    ート電極と重なり合う領域を有するように第2のゲート
    電極を形成する工程と、上記両ゲート電極の重なり合う
    領域に上記両ゲート電極を貫通させて上記半導体基板上
    に至るコンタクトホールを形成する工程と、上記コンタ
    クトホール内の上記両ゲート電極の露出する領域にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、上記コンタクトホール内に
    第2導電型の第3の半導体層を形成する工程と、上記コ
    ンタクトホール内の上記第3の半導体層上に第1導電型
    の第1の半導体層を上記両ゲート電極にかかるように形
    成する工程と、上記コンタクトホール内の上記第1の半
    導体層上に上記第2導電型の第2の半導体層を形成する
    工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 第1および第2のゲート電極の重なり
    合う領域において第1および第2のゲート電極の幅を異
    なるように形成し、コンタクトホールの径を上記両ゲー
    ト電極のうち小さい方の幅より大きく大きい方の幅より
    小さく形成することを特徴とする請求項12記載の半導
    体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 半導体基板上に第1の絶縁膜を形成す
    る工程と、上記第1の絶縁膜上に第1の導電性膜を形成
    する工程と、上記第1の導電性膜上に第2の絶縁膜を形
    成する工程と、上記第2の絶縁膜に上記第1の導電性膜
    上まで貫く第1のコンタクトホールを形成する工程と、
    上記第2の絶縁膜上に上記第1の導電性膜と重なり合う
    領域を有するとともに上記第1のコンタクトホールを介
    して上記第1の導電性膜と電気的に接続される第2の導
    電性膜を形成する工程と、上記両導電性膜の重なり合う
    領域に上記両導電性膜を貫通させて上記半導体基板上に
    至る第2のコンタクトホールを形成する工程と、上記第
    2のコンタクトホール内の上記両導電性膜の露出する領
    域に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、上記第2の
    コンタクトホール内に第2導電型の第3の半導体層を形
    成する工程と、上記第2のコンタクトホール内の上記第
    3の半導体層上に第1導電型の第1の半導体層を上記両
    導電性膜にかかるように形成する工程と、上記第2のコ
    ンタクトホール内の上記第1の半導体層上に上記第2導
    電型の第2の半導体層を形成する工程と、上記両導電性
    膜の重なり合わない領域で上記両導電性膜のうちいずれ
    か一方を分断するように上記半導体基板上まで貫く第3
    のコンタクトホールを形成する工程と、上記第3のコン
    タクトホール内の上記一方の導電性膜の露出する領域に
    第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、上記第3のコン
    タクトホール内に第1導電型の第6の半導体層を形成す
    る工程と、上記第3のコンタクトホール内の上記第6の
    半導体層上に第2導電型の第4の半導体層を上記一方の
    導電性膜にかかるように形成する工程と、上記第3のコ
    ンタクトホール内の上記第4の半導体層上に上記第1導
    電型の第5の半導体層を形成する工程とを備えたことを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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