JPH0410564A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JPH0410564A
JPH0410564A JP2111954A JP11195490A JPH0410564A JP H0410564 A JPH0410564 A JP H0410564A JP 2111954 A JP2111954 A JP 2111954A JP 11195490 A JP11195490 A JP 11195490A JP H0410564 A JPH0410564 A JP H0410564A
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mos transistor
insulating film
gate electrode
gate insulating
impurity diffusion
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はディジタル回路で構成された半導体集積回路装
置及びその製造方法に関し、特に、絶縁ゲート型電界効
果半導体集積回路装置及びその製造方法に関する。
[従来の技術] ロジックLSI及びメモリLSI等のデインタル回路で
構成された半導体集積回路装置、特に、絶縁ゲート型電
界効果半導体集積回路装置は、現在、−殻内に5Vの単
一電源を使用するものが多い。これは、現在までに市販
されているこの種の半導体集積回路装置との相互接続を
行なう際に汎用性を維持することができるという利点が
あるからである。
ところで、上述した半導体集積回路装置は、高集積化及
び高速化のため、装置内に形成される素子の寸法の微細
化が急速に推進されている。この素子寸法の微細化に伴
って装置内部の電界強度が増大するため、従来、素子の
長期的信頼性を確保する方法として、L D D (L
ightly Doped Drain )構造が採用
されている。
第5図は従来のLDD構造を有する半導体集積回路装置
を示す断面図である。
この第5図に示すように、選択酸化法によりP型シリコ
ン基板1上にフィールド酸化11に2を形成することに
よりP型シリコン基板1の表面が素子分離されている。
また、フィールド酸化膜2の直下域のP型シリコン基板
1にはP型の反転防止層(図示せず)が形成されている
。素子領域のP型シリコン基板1の表面にはゲート酸化
膜3が形成されている。このゲート酸化膜3上には多結
晶シリコン層からなるゲート電極4が選択的に形成され
ていて、P型シリコン基板1の表面にはN−型領域5,
8がゲート電極4に自己整合して形成されている。また
、ゲート電極4の側方にはスペーサとして酸化膜35が
形成されていて、P型シリコン基板1の表面にはN1型
領域8,9が酸化膜35に自己整合して形成されている
。そして、これらのN−型領域5,6及びN+型領領域
89がソース・ドレイン領域を構成している。
このように構成される半導体集積回路装置においては、
N−型領域5.θ内にもドレイン接合の空乏層が広がる
ため、装置内部に生じる電界が緩和されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来のMOS型半導体集積回路
装置においては、素子寸法の微細化に伴って、ゲート電
極(ゲート電極4)のゲート長がサブミクロン未満、又
はゲート絶縁膜(ゲート酸化膜3)の膜厚が100Å以
下のレベルになると、従来から使用されている電源電圧
によってit内部に生じる電界により、上述のLDD構
造を使用しても、素子の信頼性を確保することが困難で
あるという問題点がある。特に、ゲート絶縁膜にかかる
電界がゲート絶縁膜自体の長期絶縁破壊耐圧の限界に達
する虞がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
内部回路を微細化することができる。共に、従来から使
用されている電源電圧を使用しても、素子の信頼性を高
めることができる半導体集積回路装置及びその製造方法
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る半導体集積回路装置は、入出力回路用のM
OSトランジスタ及び内部回路用のMOSトランジスタ
を有する半導体集積回路装置において、半導体基板の表
面の第1導電型領域上にゲート絶縁膜を介して形成され
たゲート電極と、このゲート電極に自己整合して前記第
1導電型領域の表面に選択的に形成された第2導電型の
ソース・ドレイン領域とを有し、入出力回路用のMOS
トランジスタのゲート絶縁膜は内部回路用のMOSトラ
ンジスタのゲート絶縁膜に比して厚く形成されていると
共に、前記入出力回路用のMOSトランジスタのソース
拳ドレイン領域は前記ゲート電極に近接する第1の不純
物拡散領域及びこの第1の不純物拡散領域に連接し前記
第1の不純物拡散領域よりも高濃度の第2の不純物拡散
領域からなることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体集積回路装置の製造方法は、
半導体基板の表面の第1導電型の第1及び第2の素子形
成予定領域に夫々入出力回路用及び内部回路用のMOS
トランジスタを形成する半導体集積回路装置の製造方法
において、前記第1及び前記第2の素子形成予定領域上
に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、全面に第1の
導電膜を被着する工程と、前記第2の素子形成予定領域
上の前記第1の導電膜及び前記第1のゲート絶縁膜を選
択的に除去する工程と、前記第2の素子形成予定領域上
に前記第1のゲート絶縁膜よりも薄い第2のゲート絶縁
膜を形成する工程と、前記第2のゲート絶縁膜よ及び前
記第1の導電膜上に第2の導電膜を被着する工程と、こ
の第2の導電膜を選択的に除去することにより前記第2
のゲート絶縁膜上及び前記第1の導電膜上に夫々第1の
ゲート電極をパターン形成する工程と、前記第1及び前
記第2の素子形成予定領域の表面に前記第1のゲート電
極に自己整合的に第2導電型の第1の不純物拡散領域を
形成する工程と、前記第1のゲート電極の側方に側壁を
形成する工程と、前記第1のゲート電極及び前記側壁を
マスクとして前記第1の導電膜を選択的に除去すること
により第2のゲート電極をパターン形成する工程と、前
記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の第2導電型の第
2の不純物拡散領域を前記第1の不純物拡散領域の表面
に前記側壁に自己整合的に形成する工程とを膏すること
を特徴とする。
[作用コ 本発明においては、入出力回路用のMOSトランジスタ
のゲート絶縁膜は内部回路用のMOSトランジスタのゲ
ート絶縁膜に比して厚く形成されている。このため、前
記入出力回路用のMOSトランジスタは前記内部回路用
のMOSトランジスタに比して長期絶縁破壊耐圧が優れ
ている。また、前記入出力回路用のMOSトランジスタ
はソース・ドレイン領域がゲート電極に近接する低濃度
の第1の不純物拡散領域及びこの第1の不純物拡散領域
に連接する高濃度の第2の不純物拡散領域により構成さ
れている。このため、前記第1の不純物拡散領域にもド
レイン接合の空乏層が広がるため、装置内部に生じる電
界が緩和されている。従って、入出力回路用のMOSト
ランジスタは従来から一般的に使用されている電源電圧
(例えば、5V)を供給しても、素子が破壊されること
はなく、素子の信頼性を高めることができる。
一方1、内部回路用のMOSトランジスタには、入出力
回路において前記電源電圧を低減した後の低い電圧が供
給される。しかしながら、前記内部回路用のMOSトラ
ンジスタはゲート絶縁膜が入出力回路用のMOSトラン
ジスタゲート絶縁膜に比して薄く形成されているため、
前記電源電圧を下げて使用しても、トランジスタの性能
を維持することができる。このように、トランジスタの
特性を維持しつつ、内部回路の電源電圧を下げることが
できるため、内部回路を微細化することが可能である。
また、この場合、論理振幅を小さくすることができるの
で、雑音及び消費電力を低減することもできる。
従って、本発明によれば、内部回路を微細化することが
できる共に、従来から使用されている電源電圧を使用し
ても、素子の信頼性を高めることができる。
なお、本発明においては、入出力回路用のMOSトラン
ジスタは前記第1の不純物拡散領域とゲート電極とが自
己整合的にオーバーラツプした構造を有することが好ま
しい。この場合、前記第1の不純物拡散領域の寄生抵抗
を低減することができるため、半導体集積回路装置の駆
動能力をより一層高めることができる。
また、本発明方法においては、第1及び第2の素子形成
予定領域上に第1のゲート絶縁膜を形成し、全面に第1
の導電膜を被着し、更に前記第2の素子形成予定領域上
の前記第1の導電膜及び前記第1のゲート絶縁膜を選択
的に除去した後に、前記第2の素子形成予定領域上に前
記第1のゲート絶縁膜よりも薄い第2のゲート絶縁膜を
形成する。このため、同一半導体基板上に異なる膜厚の
ゲート酸化膜を再現性良く形成することができる。
また、前記第2のゲート絶縁膜上及び前記第1の導電膜
上に第2の導電膜を被着した後に、この第2の導電膜を
選択的に除去することにより前記第2のゲート絶縁膜上
及び前記第1の導電膜上に夫々第1のゲート電極をパタ
ーン形成する。そして、前記第1及び前記第2の素子形
成予定領域の表面に前記第1のゲート電極に自己整合的
に低濃度の第2導電型の第1の不純物拡散領域を形成す
る。
更に、前記第1のゲート電極の側方に側壁を形成した後
に、前記第1のゲート電極及び前記側壁をマスクとして
前記第1の導電膜を選択的に除去することにより第2の
ゲート電極をパターン形成する。その後、前記第1の不
純物拡散領域の表面に前記側壁に自己整合的に高濃度の
第2導電型の第2の不純物拡散領域を形成する。このた
め。前記第2のゲート電極と前記第1の不純物拡散領域
とを自己整合的に容易にオーバーラツプさせることがで
きる。なお、この場合、入出力回路用のMOSトランジ
スタのゲート電極は前記第1及び前記第2のゲート電極
により構成され、内部回路用のMOSトランジスタのゲ
ート電極は前記第1のゲート電極により構成される。
従って、本発明方法によれば、前述の如く優れた半導体
集積回路装置を容易に且つ再現性良く製造することがで
きる。
[実施例コ 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装
置を示す断面図である。
第1図に示すように、選択酸化法によりP型シリコン基
板1上にフィールド酸化膜2を形成することにより、P
型シリコン基板lの表面が入出力回路用及び内部回路用
のMOSトランジスタ形成予定領域に素子分離されてい
る。入出力回路用及び内部回路用のMOSトランジスタ
形成予定領域のP型シリコン基板1上には夫々ゲート酸
化膜31.32が形成されている。このゲート酸化膜3
1はゲート酸化膜32に比して厚く形成されている。
ゲート酸化膜31上には、ゲート酸化膜3工上に選択的
に形成された多結晶シリコン層41と多結晶シリコン層
41上に選択的に形成された多結晶シリコン層42と多
結晶シリコン層42の側壁に形成された多結晶シリコン
層43とからなるゲート電極が設けられている。
一方、ゲート酸化膜32上には、ゲート酸化膜31上に
選択的に形成された多結晶シリコン層42と多結晶シリ
コン層42の側壁に形成された多結晶シリコン層43と
からなるゲート電極が設けられている。
そして、P型シリコン基板1の表面には、N−型領域5
,6が多結晶シリコン層42に自己整合的に、またN+
型領領域89が多結晶シリコン層43に自己整合的に選
択的に形成されている。このN−型領域5,6及びN゛
型領領域89は入出力回路用及び内部回路用のMoSト
ランジスタ形成予定領域のソース・ドレイン領域になる
。また、基板の全面にはPSG膜11が被着されている
このように構成される半導体集積回路装置においては、
入出力回路用のMOSトランジスタのゲート酸化膜31
は内部回路用のMOSトランジスタのゲート酸化膜32
に比して厚く形成されていて、ゲート酸化膜32に比し
て長期絶縁破壊耐圧が優れている。また、入出力回路用
のMOSトランジスタはソース・ドレイン領域がN−型
領域5゜6及びN+型領領域89により構成されている
から、N−型領域5,6内にもドレイン接合の空乏層が
広がるため、装置内部に生じる電界が緩和されている。
このため、入出力回路用のMOSトランジスタは従来か
ら一般的に使用されている電源電圧を供給しても素子の
信頼性を高めることができる。
一方、内部回路用のMOSトランジスタには入力回路に
おいて前記電源電圧を低減した後の低電圧が供給される
。しかしながら、内部回路用MOSトランジスタはゲー
ト酸化膜32がゲート酸化M31に比して薄く形成され
ているため、電源電圧を下げて使用しても、トランジス
タの性能を維持することができる。このようにして内部
回路の電源電圧を下げることができるため、内部回路を
微細化することが可能である。また、この場合、論理振
幅を小さくすることができるので、雑音及び消費電力を
低減することができる。
なお、本実施例においては、入出力回路用のMOSトラ
ンジスタにおいて、ゲート電極(多結晶シリコン層41
乃至43)とN−型領域5.6とを自己整合的にオーバ
ーラツプさせている。このため、N−型領域5,6の寄
生抵抗を低減することができ、半導体集積回路装置の駆
動能力をより一層高めることができる。
次に、上述した第1の実施例に係る半導体集積回路装置
の製造方法について、第2図(a)乃至(g)を参照し
て説明する。
先ず、第2図(a)に示すように、選択酸化によりP型
シリコン基板1上に膜厚が例えば約3000乃至100
00人のフィールド酸化膜2を選択的に形成することに
より、P型シリコン基板1の表面を入出力回路用及び内
部回路用のMOSトランジスタ形成予定領域に素子分離
する。次に、入出力回路用及び内部回路用のMOSトラ
ンジスタ形成予定領域のP型シリコン基板1上に膜厚が
例えば約150乃至300人のゲート酸化膜31を形成
した後、全面に厚さが500乃至1500人の多結晶シ
リコン層41を被着する。次に、入出力回路用のMOS
トランジスタ形成予定領域の多結晶シリコン層41上に
フォトレジスト膜10aをパターン形成し、このフォト
レジスト膜10aをマスクとして内部回路用のMOSト
ランジスタ形成予定領域の多結晶シリコン層41を除去
する。
次に、第2図(b)に示すように、露出したゲート酸化
膜31をウェットエツチングにより除去した後に、内部
回路用のMOSトランジスタ形成予定領域のP型シリコ
ン基板1上に膜厚が例えば約80乃至150人のゲート
酸化膜32を形成する。
また、このとき、多結晶シリコン層41上にも酸化膜3
3が形成される。
次に、第2図(C)に示すように、ゲート酸化膜32上
にフォトレジスト膜10bをパターン形成し、このフォ
トレジスト膜10bをマスクとして酸化膜33をウェッ
トエツチングにより除去する。
次に、第2図(d)に示すように、フォトレジスト膜1
0bを除去した後に、全面に厚さが例えば約1500乃
至6000人であってリンがドープされた多結晶シリコ
ン層42を被着する。次いで、CVD法により多結晶シ
リコン層42上に膜厚が例えば約500乃至2000人
の酸化膜34を堆積させる。
次に、フォトリングラフィ技術により酸化膜34上のゲ
ート電極形成予定領域にフォトレジスト膜10cをパタ
ーン形成する。
次に、第2図(e)に示すように、フォトレジスト膜1
0cをマスクとして異方性エツチングにより、酸化膜3
4及び多結晶シリコン層42を選択的に除去する。この
場合、リンドープ多結晶シリコン層42とノンドープ多
結晶シリコン層41との間のエツチングレートが大きく
異なるエツチング条件を設定することにより、多結晶ン
リコン層41が残存するようにして選択的にエツチング
を行なう。次に、多結晶シリコン層42及びフィールド
酸化膜2をマスクとして、例えば、注入エネルギーが3
0乃至150 k eV1注入量が1012乃至101
1013aの条件にてリン等をイオン注入することによ
り、P型半導体基板1の表面に多結晶シリコン層42に
自己整合的にN−型領域5,6を形成する。
次に、第2図(f)に示すように、CVD法により基板
の全面に多結晶シリコン層43を堆積させる。
次に、第2図(g)に示すように、異方性エツチングに
より多結晶シリコン層43及び41を選択的に除去する
ことにより、多結晶シリコン層42の側壁部にのみサイ
ドウオールとして多結晶シリコン層43を残留させると
共に、多結晶シリコン層42.43の直下域の多結晶シ
リコン層41を残留させる。次に、多結晶シリコン層4
2,43及びフィールド酸化膜2をマスクとして、例え
ば、注入エネルギーが50乃至+00 k eV1注大
量がl015乃至10′6am−2の条件にてヒ素等を
イオン注入することにより、P型半導体基板1の表面に
多結晶シリコン層43に自己整合的にN+型領領域89
を形成する。
本実施例方法によれば、同一半導体基板上に異なる膜厚
のゲート酸化膜31.32を再現性良く形成することが
できると共に、ゲート電極(多結晶シリコン層41乃至
43)と低濃度不純物拡散領域(N−型領域5,6)と
を自己整合的に簡便にオーバーラツプさせることができ
る。従って、前述の如く優れた半導体集積回路装置を容
易に製造することができる。
第3図は本発明に第2の実施例に係る半導体集積回路装
置を示す断面図である。本発明はゲート電極がポリサイ
ド構造を有する実施例であるので、第1図と同一物には
同一符号を付してその部分の詳細な説明は省略する。
この第3図に示すように、多結晶シリコン層42上には
シリサイド層7が形成されていて、多結晶シリコン層4
2及びシリサイド層7の側方には酸化膜35からなるサ
イドウオールが形成されている。また、第1の実施例と
同様にして、全面にPSG膜(図示せず)等の絶縁膜が
被着されていても良い。
このように構成される半導体集積回路装置においては、
入出力回路用MO8トランジスタはゲート電極が多結晶
シリコン層41.42及びシリサイド層7からなるポリ
サイド構造をなしている。
一方、内部回路用MO8トランジスタはゲート電極が多
結晶シリコン層42及びシリサイド層7からなるポリサ
イド構造をなしている。このため、ゲート電極に接続さ
れる配線の抵抗を低減することができ、装置の高速化に
極めて有効である。また、ゲート電極のサイドウオール
か酸化膜35により形成されている。このため、内部回
路用のMOSトランジスタは、ゲート電極(多結晶シリ
コン層42及びシリサイド層7)とN−型領域5゜6と
がオーバーラツプしていないので、この部分における寄
生容量が小さいという利点がある。
次に、上述した第2の実施例に係る半導体集積回路装置
の製造方法について、第4図(a)乃至(h)を参照し
て説明する。第4図(a)乃至(h)において第2図(
a)乃至(g)及び第3図と同一物には同一符号を付し
てその部分の詳細な説明は省略する。
先ず、第4図(a)に示すように、P型シリコン基板1
上にフィールド酸化膜2を選択的に形成することにより
、P型シリコン基板1の表面を入出力回路用及び内部回
路用のMOSトランジスタ形成予定領域に素子分離する
。次に、入出力回路用及び内部回路用のMOSトランジ
スタ形成予定領域のP型シリコン基板1上にゲート酸化
膜31を形成した後、全面にノンドープ多結晶シリコン
層41を被着する。次に、フォトレジスト膜10aをマ
スクとして内部回路用のMOSトランジスタ形成予定領
域の多結晶ンリコン層41を除去する。
次に、第4図(b)に示すように、露出したゲート酸化
膜31を除去した後に、内部回路用のMOSトランジス
タ形成予定領域のP型シリコン基板1上にゲート酸化膜
32を形成する。また、このとき、多結晶シリコン層4
1上にも酸化膜33が形成される。
次に、第4図(c)に示すように、酸化膜33を選択的
に除去した後に、全面にリンドープされた多結晶シリコ
ン層42、及び、例えば、タングステン又はモリブデン
等からなるシリサイド層7を順次被着する。次いで、シ
リサイド層7上のゲート電極形成予定領域にフォトレジ
スト膜10cをパターン形成する。
次に、第4図(d)に示すように、フォトレジスト膜1
0cをマスクとして異方性エツチングによりシリサイド
層7及び多結晶シリコン層42をパターニングする。こ
の場合、第1の実施例と同様にして、多結晶シリコン層
41が残存するようにする。次に、シリサイド層7及び
フィールド酸化膜2をマスクとしてリン等をイオン注入
することにより、P型半導体基板1の表面に多結晶シリ
コン層42に自己整合的にN−型領域5,6を形成する
次に、第4図(e)に示すように、CVD法により基板
の全面に膜厚が例えば約1000乃至3000人の酸化
膜35を堆積させる。
次に、第4図(f)に示すように、異方性エツチングに
より酸化I!−35を選択的に除去することにより、多
結晶シリコン層42及びシリサイド層7の側壁部のみに
スペーサとして酸化膜35を残留させる。
次に、第4図(g)に示すように、内部回路用のMOS
トランジスタ形成予定領域を被覆するフォトレジスト膜
10d1多結晶シリコン層41上のシリサイド層7及び
酸化膜35をマスクとして、多結晶シリコン層41を選
択的に除去することにより、この多結晶シリコン層41
をパターニングする。
次に、第5図(h)に示すように、フォトレジスト膜1
0dを除去した後に、シリサイド層7、酸化膜35及び
フィールド酸化膜2をマスクとしてヒ素等をイオン注入
することにより、P型半導体基板1の表面に酸化膜35
に自己整合的にN+型領領域89を形成する。
このようにして、第2の実施例に係る半導体集積回路装
置を容易に且つ再現性良く製造することができる。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、入出力回路用のM
OSトランジスタのゲート酸化膜は内部回路用のMOS
トランジスタのゲート酸化膜に比して厚く形成されてい
ると共に、前記入出力回路用のMOSトランジスタはン
ースードレイン領域がゲート電極に近接する第1の不純
物拡散領域及びこの第1の不純物拡散領域に連接し前記
第1の不純物拡散領域よりも高濃度の第2の不純物拡散
領域により構成されているから、前記入出力回路用のM
OSトランジスタは内部回路用のMOSトランジスタに
比して長期絶縁破壊耐圧が優れていると共に、装置内部
に生じる電界が緩和されている。また、内部回路用のト
ランジスタは、トランジスタの特性を維持しつつ、微細
化することが可能である。従って、本発明によれば、内
部回路を微細化することができる共に、従来から使用さ
れている電源電圧を使用しても、素子の信頼性を高める
ことができる。
また、本発明方法によれば、上述の如く優れた半導体集
積回路装置を容易に且つ再現性良く製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装
置を示す断面図、第2図(a)乃至(g)はその製造方
法を工程順に示す断面図、第3図は本発明の第2の実施
例に係る半導体集積回路装置を示す断面図、第4図(a
)乃至(h)はその製造方法を工程順に示す断面図、第
5図は従来の半導体集積回路装置を示す断面図である。 1;P型半導体基板、2;フィールド酸化膜、3.31
,32;ゲート酸化膜、4;ゲート電極、5.6;N−
型領域、7;シリサイド層、8,9;N+型領領域10
 a、  10 b、  10 c、  10 d;フ
ォトレジスト膜、11;PSG膜、33,34.35;
酸化膜、41.42.43;多結晶シリコン層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入出力回路用のMOSトランジスタ及び内部回路
    用のMOSトランジスタを有する半導体集積回路装置に
    おいて、半導体基板の表面の第1導電型領域上にゲート
    絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、このゲート電
    極に自己整合して前記第1導電型領域の表面に選択的に
    形成された第2導電型のソース・ドレイン領域とを有し
    、入出力回路用のMOSトランジスタのゲート絶縁膜は
    内部回路用のMOSトランジスタのゲート絶縁膜に比し
    て厚く形成されていると共に、前記入出力回路用のMO
    Sトランジスタのソース・ドレイン領域は前記ゲート電
    極に近接する第1の不純物拡散領域及びこの第1の不純
    物拡散領域に連接し前記第1の不純物拡散領域よりも高
    濃度の第2の不純物拡散領域からなることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  2. (2)前記入出力回路用のMOSトランジスタは前記第
    1の不純物拡散領域と前記ゲート電極とが自己整合的に
    オーバーラップした構造を有することを特徴とする請求
    項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. (3)半導体基板の表面の第1導電型の第1及び第2の
    素子形成予定領域に夫々入出力回路用及び内部回路用の
    MOSトランジスタを形成する半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記第1及び前記第2の素子形成予定
    領域上に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、全面に
    第1の導電膜を被着する工程と、前記第2の素子形成予
    定領域上の前記第1の導電膜及び前記第1のゲート絶縁
    膜を選択的に除去する工程と、前記第2の素子形成予定
    領域上に前記第1のゲート絶縁膜よりも薄い第2のゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、前記第2のゲート絶縁膜上
    及び前記第1の導電膜上に第2の導電膜を被着する工程
    と、この第2の導電膜を選択的に除去することにより前
    記第2のゲート絶縁膜上及び前記第1の導電膜上に夫々
    第1のゲート電極をパターン形成する工程と、前記第1
    及び前記第2の素子形成予定領域の表面に前記第1のゲ
    ート電極に自己整合的に第2導電型の第1の不純物拡散
    領域を形成する工程と、前記第1のゲート電極の側方に
    側壁を形成する工程と、前記第1のゲート電極及び前記
    側壁をマスクとして前記第1の導電膜を選択的に除去す
    ることにより第2のゲート電極をパターン形成する工程
    と、前記第1の不純物拡散領域よりも高濃度の第2導電
    型の第2の不純物拡散領域を前記第1の不純物拡散領域
    の表面に前記側壁に自己整合的に形成する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8582042B2 (en) 2010-02-04 2013-11-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Stereoscopic image display apparatus
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