JPH0274001A - 厚膜抵抗体 - Google Patents

厚膜抵抗体

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Publication number
JPH0274001A
JPH0274001A JP63226041A JP22604188A JPH0274001A JP H0274001 A JPH0274001 A JP H0274001A JP 63226041 A JP63226041 A JP 63226041A JP 22604188 A JP22604188 A JP 22604188A JP H0274001 A JPH0274001 A JP H0274001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thick film
resistance value
resistor
film resistor
trimming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63226041A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Shibuya
渋谷 秀樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Chemi Con Corp filed Critical Nippon Chemi Con Corp
Priority to JP63226041A priority Critical patent/JPH0274001A/ja
Publication of JPH0274001A publication Critical patent/JPH0274001A/ja
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  • Apparatuses And Processes For Manufacturing Resistors (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、抵抗値の設定、調整を容易にした厚膜抵抗
体に関する。
〔従来の技術) ハイブリッドIC等に用いられている厚膜抵抗体では、
第9図の(A)に示すように、セラミック等の基板10
の表面に平行を成す電極12.14を設置し、これら電
極12.14間の基板10上には、電極12.14間に
跨がって抵抗ペーストを印刷、焼成することによって特
定の抵抗値を成す抵抗体16が設置される。この厚膜抵
抗体では、抵抗値が抵抗ペーストの焼成、固化によって
設定されるので、設計当初から目的の抵抗値に設定する
ことは厄介である。そこで、厚膜抵抗体の抵抗値は目的
の値よりも低めに設定され、焼成後に抵抗体16を切削
することにより、目的の値に設定するトリミングが行わ
れている。
従来、厚膜抵抗体のトリミングでは、第9図の(B)に
示すように、抵抗体16の幅方向に直線状に切込み18
を形成し、抵抗体16の幅を狭くすることにより抵抗値
を増加させる、いわゆるストレートカットが行われてい
る。また、微小な抵抗値変化が必要な場合には、第9図
の(C)に示すように、電極14方向にL形に切込み2
0を形成し、単純なストレートカットでは得られない抵
抗値の増加を可能にしたしカットが用いられる。
また、他のトリミングとしては、任意の箇所にストレー
トカットを複数行うことによって、任意の抵抗値を設定
するサーベンテイングカットなどもある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、抵抗値を微調整する為に、Lカットによって
厚膜抵抗体の電極14方向にトリミングを施す場合には
、トリミングの先端部分が電極14に近づくにつれて抵
抗値の変化がかえって急激になり、予定する抵抗値を超
過してしまうことがある。
また、サーペンティングカット等の複雑なトリミングを
施すことによって高抵抗を得る場合には、抵抗体16の
ある一点に電流が集中してジュール熱の発生をもたらし
、厚膜抵抗体自身に悪影響を及ぼすことにも成り兼ねな
い。
何れにしても、従来の厚膜抵抗体では、対向間隔を平行
にした電極12.14間に抵抗値分布を一様にした抵抗
体16を設置しており、トリミングによる切削長等の形
態によって抵抗値を設定することが必要であり、トリミ
ングが複雑化し、抵抗値の設定精度が低くなる等の欠点
があった。
そこで、この発明は、過度に複雑なトリミングを抵抗体
に施すことなく、僅かなトリミングで抵抗値を大幅に増
加させることを可能にするとともに、抵抗値の微調整を
容易にした厚膜抵抗体の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の厚膜抵抗体は、基板上に対向間隔を異ならせ
た電極間に抵抗体を設置し、各電極の対向間隔に応じて
有効抵抗体長を異ならせたことを特徴としている。
〔作  用〕
このように構成すると、抵抗体の有効長が対向位置によ
り変化するので、厚膜抵抗体の相対的な抵抗値が任意の
電極間において異なったものになる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図の(A)及び(B)は、この発明の厚膜抵抗体の
実施例を示す。
セラミックやアルミナ等で形成された基板10の表面に
は、対向面側が直線状を成し、かつ対向間隔を非平行に
した一対の電極12.14が設置され、これら電極12
.14間には、抵抗ペーストの印刷、焼成によって厚膜
抵抗体としての抵抗体16が設置されている。したがっ
て、電極12.14の間に設置された抵抗体16は、そ
の有効長がa点における最短有効長!、からb点におけ
る最長有効長2□まで連続的に増加するように設定され
る。そして、厚膜抵抗体の抵抗値は、抵抗体16の有効
長に比例してa点からb点まで連続的に増加することに
なる。
次に、第2図は、第1図に示した厚膜抵抗体のトリミン
グを示す。
切込み22は抵抗体16の低抵抗部分を切削して高抵抗
の厚膜抵抗体を形成する。また、切込み24は抵抗体1
6の高抵抗部分を切削して低抵抗の厚膜抵抗体を形成す
る。即ち、この厚膜抵抗体はトリミングの開始位置によ
る抵抗値変化を異にしている。これは、先に説明したよ
うに、抵抗体16の任意の点での有効長の相違による抵
抗値の相違に起因するものである。なお、便宜上、切込
み22.24を形成する為のトリミングを、それぞれト
リミングX及びトリミングYと呼ぶものとする。
次に、第3図は、第2図に示した中心線26を以て厚膜
抵抗体を低抵抗部分2日及び高抵抗部分30に等価的に
分割した状態を示す。
そして、第4図は、第3図に示した低抵抗部分28及び
高抵抗部分30の有する固有抵抗をR1、R2としてモ
デル化したものである。ここで、各固有抵抗R+、Rz
はトリミング前の抵抗値を意味し、その抵抗値は固有抵
抗R+、Rzから無限大まで連続して可変できるものと
する。これは、トリミングX及びトリミングYによる低
抵抗部分28及び高抵抗部分30の抵抗値の増加を間接
的に表現したものである。また、固有抵抗R1、R2の
抵抗値の大小関係は、勿論、R,<R,である。
以下、このモデルを用いてトリミングによる抵抗値変化
の様子を説明する。
厚膜抵抗体の抵抗値Rは、固有抵抗R,、R。
の合成抵抗に等しいので、 なる関係が成り立つ。
ここで、低抵抗部分28にトリミングXを施して切込み
22を設けていくとする。これは固有抵抗R1を徐々に
無限大まで増加させることに等しいので、前式の固有抵
抗R1を無限大まで増加させてその極限値を求めれば、 ・ ・ ・(2) となり、厚膜抵抗体の抵抗値Rは高抵抗部分30の固有
抵抗R2に漸近することになる。即ち、低抵抗部分28
にトリミングXを施していくことによって、厚膜抵抗体
の抵抗値Rは高抵抗部分30の固有抵抗R2に次第に依
存することになる。換言すれば、電極12.140間隔
が狭い方の抵抗体16の切削が、厚膜抵抗体の抵抗値R
の急峻な増加をもたらすことを意味する。
また、高抵抗部分30にトリミングYを施して切込み2
4を設けていくとする。これは固有抵抗R2を徐々に無
限大まで増加させることに等しいので、同じく固有抵抗
R2を無限大まで増加させてその極限値を求めれば、 R。
・ ・ ・(3) となり、厚膜抵抗体の抵抗値Rは低抵抗部分2日の固有
抵抗R1に漸近することになる。即ち、高抵抗部分30
にトリミングYを施していくことによって、厚膜抵抗体
の抵抗値Rは低抵抗部分28の固有抵抗R,に次第に依
存することになる。換言すれば、電極12.14の間隔
が広い方の抵抗体16の切削が、厚膜抵抗体の抵抗値R
の緩やかな増加をもたらすことを意味する。
以上のモデルで説明した厚膜抵抗体の抵抗値Rの変化の
様子をグラフに示すと第5図のようになる。厚膜抵抗体
の抵抗値Rは、低抵抗部分2日及び高抵抗部分30がト
リミングχ及びトリミングYによって完全に切削された
状態(同図C点)で、それぞれ固有抵抗R1、R2に達
することになる。
これを、第1図(第2図)の厚膜抵抗体について考察し
た場合には0点が存在しないので、トリミングX及びト
リミングYによる厚膜抵抗体の抵抗値Rは、トリミング
長の0点を越えた後も増加曲線を辿ることになる。
以上、この発明の代表的な実施例を挙げて説明したが、
トリミングの位置による厚膜抵抗体の抵抗値Rの増加率
の差異を大きくしたい場合には、第6図に示すように、
最短有効長!、と最長有効長12との差を大きく取れば
、より抵抗値変化の勾配が大きい厚膜抵抗体を構成する
ことができる。
また変形例として、第7図に示すように、電極I2.1
4の一部を平行電極としたり、第8図に示すように、電
極12.14の全部を段階的に平行電極とすれば、さら
に抵抗値変化の大きい厚膜抵抗体を構成することも期待
できる。
(発明の効果〕 この発明によれば、トリミングによる抵抗値変化が急峻
である部分と緩やかである部分とを併せ持つ厚膜抵抗体
に形成しているので、トリミングを施す位置を選択する
ことによって、所望の抵抗値を有した厚膜抵抗体を容易
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の厚膜抵抗体の実施例を示す正面図及
び透過断面図、第2図は第1図に示した厚膜抵抗体のト
リミングの様子を示す正面図、第3図は第2図に示した
厚膜抵抗体を部分した状態を示す正面図、第4図は第3
図に示した厚膜抵抗体をモデル化した等価回路図、第5
図は厚膜抵抗体のトリミングによる抵抗値変化を示す図
、第6図ないし第8図はこの発明の厚膜抵抗体の他の実
施例を示す正面図、第9図は従来の厚膜抵抗体の構造及
びトリミングの様子を示す正面図である。 lO・・・基板 12.14・・・電極 16・・・抵抗体 22.24・・・切込み 28・・・低抵抗部分 30 ・ ・高抵抗部分 第 図 第 図 第 ■ 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基板上に対向間隔を異ならせた電極間に抵抗体を設置
    し、各電極の対向間隔に応じて有効抵抗体長を異ならせ
    たことを特徴とする厚膜抵抗体。
JP63226041A 1988-09-09 1988-09-09 厚膜抵抗体 Pending JPH0274001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63226041A JPH0274001A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 厚膜抵抗体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63226041A JPH0274001A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 厚膜抵抗体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0274001A true JPH0274001A (ja) 1990-03-14

Family

ID=16838853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63226041A Pending JPH0274001A (ja) 1988-09-09 1988-09-09 厚膜抵抗体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0274001A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03113805U (ja) * 1990-03-08 1991-11-21
EP0829885A1 (en) * 1996-09-03 1998-03-18 Delco Electronics Corporation Thick film resistor
JP2015141938A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 コーア株式会社 チップ抵抗器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03113805U (ja) * 1990-03-08 1991-11-21
EP0829885A1 (en) * 1996-09-03 1998-03-18 Delco Electronics Corporation Thick film resistor
JP2015141938A (ja) * 2014-01-27 2015-08-03 コーア株式会社 チップ抵抗器

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