JPH0273801A - 選択的にo―アシル化されたグリコサミノグリカン - Google Patents

選択的にo―アシル化されたグリコサミノグリカン

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JPH0273801A
JPH0273801A JP1190428A JP19042889A JPH0273801A JP H0273801 A JPH0273801 A JP H0273801A JP 1190428 A JP1190428 A JP 1190428A JP 19042889 A JP19042889 A JP 19042889A JP H0273801 A JPH0273801 A JP H0273801A
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モーリス・プテイトウ
Jean-Claude Lormeau
ジヤン―クロード・ロルモー
Jean Choay
ジヤン・シヨアイ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は選択的に0−アシル化されたグリコサミノグリ
カン、それらの製造方法、それらを含有する薬剤組成物
及び治療におけるその使用に係る。
「グリコサミノグリカンJなる用語は、ウロン酸(D−
グルクロン酸またはL−イズロン#)とアミノ糖との連
鎖から構成され該アミノ糖がグルコサミンまたはガラク
トサミンから成る物質を意味する。
天然起源のグリコサミノグリカンは、1→4または1→
3結合によって結合されたウロン酸サブユニット(グル
クロン酸丈たはイズロン酸)とアミノ糖サブユニット(
グルコサミンまたはガラクトサミン)とによって形成さ
れた三糖ユニット連鎖の多少とも均質な混合物から構成
されている。
グリコサミノグリカンにおいて、ヒドロキシル基は種々
の官能基、特に硫酸基によって置換されており、アミノ
糖のアミノ基は[110基及び/またはアセチル基によ
って置換されている。
本発明で考察するグリコサミノグリカンは6種類の物質
、即ち、ヘパリン、ヘパラン硫酸、コンドロイチン硫酸
A、コンドロイチン硫酸C1特別にデルマタン硫酸と呼
ばれるコンドロイチン硫酸B、及びヒアルロン酸を含む
、これらの特徴は、以下の式(^)及び(B)で示され
る2つの三糖基本構造、即ち、基本構造(八) 〔式中、Rは5O1−基及び/またはアセチル基を示し
、記号)はカルボキシル基が環平面の下方(イズロン酸
ユニット)または環平面の上方(グルクロン酸ユニット
)に存在することを示す〕を有するか、または、基本構
造(B) を有することである。
上記の基本構造(^)をもつグリコサミノグリカンは、
ヘパリン型グリコサミノグリカン(まなはGAG)と指
称され、ヘパリン及びヘパラン硫酸を包含し、上記の基
本構造(B)をもつグリコサミノグリカンは、コンドロ
イチン硫酸型GAGと指称され、コンドロイチン硫酸A
及びC並びにデルマタン硫酸を包含する。
ヒアルロン酸は、基本構造(B)においてガラクトサミ
ンがグルコサミンによって置換された構造を有する。
上記のごとく、ヘパリン型GAGにおいてもコンドロイ
チン硫酸型GAGにおいても、n個の三糖ユニットの多
少とも高い割合のヒドロキシル基が硫酸エステルの形態
で存在する。
従ってヘパリンは、上記基本構造(^)においてnカ月
〜80の変数であり、n個のユニットのうちの多数のユ
ニットにおいてRが5O1−であり残りのユニットにお
いてRがアセチル基であり、グルコサミンの6位のOH
基及びウロン酸の2位のOH基が多数の種において硫酸
化され、グルコサミンの3位のOH基は少数の種だけに
おいて硫酸化され、ウロン酸の3位のOHが実質的に非
硫酸化であり、該ウロン酸が多数の種においてイズロン
酸であるような構造を有する。
基本構造(^)を有する物質はまた、Nagasawa
 Kli Tnoue Y、、Methods in 
Carbohydrate Chemistry。
^cademic Press、1980、vol、 
8、pp、291〜294に記載のごとく調製され得る
N−アセチル化N−説硫酸ヘバリンを含む、このヘパリ
ンは、式(^)において式中のRがアセチル基を示す構
造を有する。
ヘパリンはまた、構造(^)においてnが3〜15の変
数であり且つ同じ化学的プロフィルをもつ構造を有する
種を含む、これらの種は、公知方法(例えば米国特許第
4,692,435号)による分別(frac−tio
nnement)によって単離され、低分子量(b、p
、m)ヘパリンと指称される。
分別によって得られた低分子量ヘパリンと本質的に等し
い分子分布及び生物特性を有する低分子量ヘパリンは、
以下の方法でヘパリンをフラグメントに分割することに
よって調製された。
N−硫酸グルコサミンサブユニットを攻撃することによ
って分子を切断して6位の第一ヒドロキシルに任意に硫
酸化された2、5−アンヒドロマンニトール末端 C)1208 を与える亜硝酸解重合及び還元方法(例えば欧州特許第
37,319号または米国特許第4,686,288号
)#−ウロン酸サブユニットを攻撃することによって分
子を切断して任意に2−硫酸化された不飽和α−βウロ
ン酸末端 OH を与える酵素解重合方法(例えば欧州特許第244゜2
35号及び第244,236号)またはアルカリ性解重
合方法(例えば欧州特許第40,144号)。
−「天然J末端を維持した状態で酸化によって分子を切
断する酸化性解重合方法(例えば米国特許第4281,
108号及び欧州特許第121,067号)。
天然ヘパリンとは異なる分子分布と特定の生物特性とを
有する別の低分子量ヘパリンは、天然ヘパリンを過ヨウ
素酸酸化し次いでβ脱離または酸加水分解による解重合
を行なうことによって調製できる。過ヨウ素酸酸化は2
位及び3位の炭素間で非硫酸化ウロン酸基本単位を切断
する。かかる基本単位は、種々の血液凝固セリン−プロ
テアーゼの血漿阻害因子たるアンチトロンビン■(^T
l)との結合部位に存在し、アンチトロンビン■の活性
は補因子として作用するヘパリンによって顕著に促進さ
れる。従って過ヨウ素酸酸化によって^Ti1lとの結
合部位が欠失した物質、即ち抗血液凝固活性を実質的に
喪失した物質が生じる。
この種の低分子量ヘパリンは特に以下の段階を含む方法
によって得られる。
最終濃度0.5〜5%(w/ν)のヘパリン水溶液と最
終濃度0.5〜1%(IIl/v)の過ヨウ素酸の塩と
を、光を遮断して、 p)14.5〜6.5、好ましく
はpl(5、温度0〜10℃で約15〜48時間反応さ
せることによってヘパリンを調節酸化する、 得られたヘパリン鎖に炭酸ナトリウム(soude)の
ごとき強塩基を添加し、pH約11以上、特に11〜1
2の間、好ましくは11.2〜11.6、特に約11.
5で鎖を解重合する、 還元剤を用いて解重合フラグメントを還元し、必要な場
合未反応還元剤を除去する、 次いで、ヘパリンフラグメントを溶解させない溶媒を用
いて沈降させ、還元されたヘパリンフラグメントを回収
する、 一先に単離された沈降物を水に再溶解し形成された沈降
物を回収することによって得られた水溶液を無機塩の存
在下にアルコールを用いて分別し所望フラグメントを単
離する。
これらの低分子量ヘパリンは、次式(C)=47 〔式中、■は6〜15の変数、n個のユニットの約90
%以上においてRは802−基、残りのユニットにおい
てRはアセチル基、グルコサミンの3位のOR基は硫酸
化され、グルコサミンの6位のOH基は70%の種にお
いて硫酸化されている〕で示される。更に、少なくとも
2つのこの低分子量ヘパリン鎖に対して1つの割合のイ
ズロン酸基本単位が、式で示される2位の炭素と3位の
炭素との間で開いた非硫酸化ウロン酸(D−グルクロン
酸またはL−イズロン酸)基本単位で置換されている。
かかる低分子量ヘパリンは、^Tl1r結合部位の欠失
した均質な分子量のフラグメント混合物を得るために、
公知技術を用いゲル濾過によって更に分別され得る。
ヘパリン型のその他のグリコサミノグリカンは、式(^
)または(C)において、式中のウロン酸に保有された
カルボキシル官能基が、例えばフランス特許第2,15
9,724号に記載のごとくカルボジイミド型の縮合剤
の存在下にアルコール縮合によってエステル化されるか
または弱塩基の存在下にハロゲン化アルキルによるカル
ボキシルのアルキル化によってエステル化された構造の
GAGから構成されている。
同様に、コンドロイチン硫酸型のグリコサミノグリカン
は、式(B)において、式中のウロン酸のカルボキシル
官能基が、例えば弱塩基の存在下にハロゲン化アルキル
によるカルボキシルのアルキル化によってエステル化さ
れた構造のグリコサミノグリカンから成る。
ヒアルロン酸に対するかかるエステルの製造は欧州特許
第215,453号に記載されており、第四アンモニウ
ム塩の形態のヒアルロン酸を触媒の存在下にアルコール
によって処理するかまたはエステル化剤によって処理す
る。
ヘパラン硫酸は前出の式(^)において、式中のnが1
〜80の変数、多数の種においてRがアセチル基であり
少数の種において803−であるような構造によって示
される。また、大多数の種においてグルコサミンの6位
の0■基が硫酸化されており、多数の種においてウロン
酸はグルクロン酸である。
コンドロイチン硫酸A及びCは前出の式(B)において
、式中のnが1〜80の変数、グルコサミンの4−OH
基及び6−OH基が夫々硫酸化された構造によって示さ
れる。多数の種においてウロン酸はグルクロン酸である
デルマタン[1はコンドロイチン硫酸Aと実質的に等し
い構造を有するが多数の種においてウロン酸サブユニッ
トがイズロン酸である。
前記式(B)において式中のnが1〜20の変数である
構造で示されるデルマタン硫酸のフラグメントは、FR
ANSSON L、^、 & CARLSTEDT 1
.、Carbohydr 。
Res 、、36(1974)、349〜358に記載
のごとく、過ヨウ素酸酸化を行ない次いでホウ水素化ナ
トリウムによる還元と酸加水分解とを行なう処理によっ
て得られる。
グリコサミノグリカンは多くの生物活性を有する。特に
種々の血漿タンパク質を介して作用する血液凝固因子に
対する活性が重要である。ヘパリンに関する文献からは
、ヘパリンまたはいくつかのヘパリン誘導体は、抗血液
凝固活性の有無にかかわらず、血管壁の平滑筋細胞の増
殖を調節する活性を有すること(GUYTON等、C1
rc、 Res、、 46(1980)、625〜63
4)、また転移性播種メカニズムに関与する酵素たるヘ
バラナーゼの阻害活性を有すること(欧州特許出願第2
54,067号)が知られている。更に、グリコサミノ
グリカンは広義の硫酸化多糖類のグループに所属し、そ
のいくつかは多少の程度の抗ウィルス活性(BAB^等
、^ljiI6icrobAgenLsChe論oth
er、32(1988)、337〜339)、特に抗+
11V(ヒト免疫不全ウィルス)活性(BA[l八等、
Proc 。
Natl、^cad、 Sci、、85(1988)、
6132〜6136)を示した。
本文中の以下の記載においてGAGなる用語は、抽出、
半合成もしくは合成によって得られるような天然構造の
グリコサミノグリカン、またはアシル化反応によって選
択的に0−アシル化されたGAGを得る前にカルボキシ
ル官能基またはアミノ官能基が化学的に修飾された構造
のグリコサミノグリカンを意味する。
これらのGAGの薬理学的活性は極めて重要であるが、
天然のGAGは半減期が比較的短いので反復投与を要す
るという欠点をもつ。この欠点は、血管血栓症の予防及
び治療にヘパリンの低分子量誘導体を皮下注射し投与頻
度を毎日1回の注射に減らすことによって成る程度緩和
される。
しかしながら、持続作用を有する誘導体を調製し、これ
によって物質の作用持続時間を延長し同時に投与頻度を
減らすことができれば極めて有利であろう。
また、N−アセチル化N−説硫酸化ヘバリン誘導体のご
とき抗血液凝固性のない持続性誘導体も重要である。こ
の誘導体は前述したように、転移性播種現象に関与する
酵素ヘバラナーゼの阻害活性を有する。
薬物動態学的改良を得るように変性されたグリコサミノ
グリカン誘導体、特にウロン酸のカルボキシル官能基ま
たはヒドロキシル官能基のエステルが文献に多数記載さ
れている。
特に、任意に縮合剤の存在下にアルコールまたはハロゲ
ン化誘導体によって不活性溶媒中で第四アンモニウム塩
の形態で処理されたヘパリンのカルボキシル官能基の部
分エステル化または完全エステル化が利用されている(
フランス特許第2.159724号及び欧州特許第44
 、228号)、また、触媒の存在下のアルコールによ
るエステル化またはエステル化剤との反応によって得ら
れたヒアルロン酸誘導体も文献に記載されている(欧州
特許第216,453号)。
更に、GAGの第−及び第二のヒドロキシル官能基をエ
ステル化するための種々の手段が文献に記載されている
刊行物Can、 J、 Res、25B(1947)、
472〜476は、4つの糖ユニットあたり1モルのア
セチル基に対応するヘパリンのアセチル誘導体を記載し
ている。
生成物はアセトン中でヘパリンにケテンを作用させて調
製される。この刊行物では、得られる物質が0−アセチ
ル化誘導体であると明記しているが、カルボキシル基の
存在下ではケテンが無水物を与えることは公知である(
J、 March、^dvanced 0rHanic
 Chemistry;Reactions、 Mec
hanisms andStructure、J、 W
illey and 5ons Eds、 1985、
pp。
686〜687 : rカルボン酸はケテンと共に無水
物を生成し、酢酸無水物はこの方法で工業的に製造され
る(14ith ketenes、 carboxyl
ic acids give anhy−drides
 and acetic anhydride is 
prepared 1n−dustrially in
 this manner)。
C11,=C=O+CII、−COOII→CH,−C
= 0(1−COCH,”)。
従ってこの刊行物は実際には、ウロン酸のC0〇−基と
ケテンに由来のアセチル基との間で混合無水物に結合し
た0−アセチル基を含むヘパリンを記載している。従っ
てこの物質が水に不安定であることも明らかであろう。
フランス特許第2,100,735号は、ヘパリンと無
毒性の有81M、特に4−クロロフェノキシイソ酪酸、
4−クロロフェノキシ酢酸、コリン酸、ニコチン酸、ピ
リジル酢酸、N−オキシ−ピリジル酢酸またはリルイン
酸との加水分解可能な部分エステルを記載している。該
特許に記載の製造方法の特徴は、ヘパリンの第四塩とカ
ルボジイミドによって活性化された酸とを反応させ、0
−アシル誘導体だけでなく0−アシルイソ尿素エステル
誘導体の形態の安定な副生物が多量に生じることである
。更に、この種の反応は無水物を有利に生成し、酸官能
基とヘパリンのヒドロキシル官能基との間の分子間反応
が生じ易い。
日本特許第741048533号は、コンドロイチン硫
酸と持続的活性を有する置換または未置換の芳香族、ア
リール脂肪族または複素環酸との0−エステル誘導体を
記載している。該特許に記載の製造力法の特徴は、コン
ドロイチン硫酸と酸塩化物とを反応させ二次反応として
N−アシル化を生じさせることである。
一〇特許第83700150号は、CAGの種々の官能
基特にヒドロキシルを使用して調製された医薬のプレド
ラッグ(prodrogues)全般、特にコンドロイ
チン硫酸とペニシリンVとの0−エステルを記載してい
る。この物質の調製はカルボジイミドを介して行なわれ
、従って前記の二次反応を含む。
欧州特許第46t、828号は、ヘパリンと生物医薬材
料にグラフト重合されて長時間のアンチトロンビン活性
を与える不飽和酸特にアクリル酸またはメタクリル酸と
の0−エステルを記載している。このグラフト重合は、
血液と接触する前記材料の表面と該エステルとのα−β
不飽和結合の処で共有結合によって行なわれる。該特許
によれば、α−β不飽和の0−エステルは、ヘパリンと
α−β不飽和カルボン酸の塩化物または無水物との反応
によつて調製される。また該特許の記載では、反応体と
してα−β不飽和酸の塩化物または無水物を無差別に使
用しており、その結果得られたヘパリンの0−エステル
の型に関しては明記されていない。
欧州特許第256,880号は、トランスメンブラン透
過性の高い誘導体を得るために、ホルムアミド及びピリ
ジン中で酸塩化物と反応させて行なうヘパリンまたは低
分子量ヘパリンのエステル化を記載している。この方法
で得られる誘導体は部分膜フランス特許3,0668は
ホルムアミド及びとリジン中の無水酢酸の作用によるN
−モノメチルへパリナミドのアセチル化を記載している
。出発物質は、アミド基によって置換されたカルボキシ
ル官能基を含むヘパリン誘導体である。
アセチル化に使用される方法は、有機媒体に可溶な塩を
使用しない。このため、アセチル化反応は正確にコント
ロールできないのでアセチル化効率が極めてよくない。
更に、遮断されていないカルボキシル官能基を有するヘ
パリンに該方法を使用すると、ヘパリンのカルボキシル
基と酢酸無水物との間で多量の混合無水物が形成され、
不要なこの副生物が媒体から除去されない。
日本特許第5128602号は、ホルムアミド中の酸無
水物の作用によるヘパリンのアシル化を記載している。
使用された方法において、ヘパリンは有機媒体に可溶な
塩の形態でない。従ってアシル化反応を正確にコントロ
ールできないのでアセチル化効率が低い、更に、記載の
方法では媒体中に反応副生物たる混合無水物が存在する
上記のごとき現状に鑑み、十分な再現性をもつ方法によ
って十分に特定された生成物を得ることが重要である。
さて、第3又は第4アンモニウム塩のように有機溶媒に
可溶性のCAGの塩を非プロトン性極性有機溶媒中で無
水カルボン酸と反応させることにより、使用されるGA
Cのカルボキシル又はアミノ官能基を変えずに遊離ヒド
ロキシルを選択的にアシル化できることが知見された。
GAGを有機溶媒に可溶性の塩の形態で使用すると、ア
シル化反応を高精度で制御できるという利点がある。更
に、アシル化率は容易に変調可能であり、残りの分子を
変化させずにアシル化率を増加することができる。
具体的には、二糖単位当たり0.1〜3個のアシル基、
特に0.5〜2個のアシル基に相当するアシル化率を得
ることができる。
また、他のN−アシル化誘導体は形成されず、カルボキ
シル官能基のレベルに無水物が形成される場合に弱塩基
を使用すると、無水物を容易に遊離酸に再変換できるこ
とも知見された。
有利なことに、本発明の方法によるCAGの選択的アシ
ル化は、生物学的活性を場合によっては非常に高度に変
調することができる。
最後に、こうして得られた0−アシル化GAGは従来よ
りも長時間の薬理活性を有することが知見されな。
従って、本発明の一目的は、次式■: (式中、Gは式: 0に で表される(ao)基、又は式: で表される(d)基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続く
β脱離もしくは酸性加水分解後に存在するような(c)
基もしくは(d)基の残基を表し、^はR+基、R,−
(c)基、R,−(d)基、式:で表される(b)基を
表し、Uは式: で表される(e)基、式: で表される(e)基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続く
β脱離もしくは酸性加水分解後に存在するような(c)
基もしくは(d)基の残基を表し、Bは0−R基、(a
)−OR,基、(a’ )−OR,基、(b)−OR,
基、式:で表される(f)基、式: で表される(g)基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続く
β脱離もしくは酸性加水分解後に存在するような(c)
基もしくは(d)基の残基がまだ結合している(a)基
、(ao)基もしくは(b)基を表し、R1はHlSO
l−又はアシルを表し、アシルは、・炭素原子数1〜1
8のアルカノイル基、炭素原子数3〜7のシクロアルキ
ル基、−場合によって1又は複数の、炭素原子数1〜1
4のアルキル基、ハロゲン原子、No2基、もしくはo
cn、基により置換されたフェニル基、炭素原子数4〜
16の脂肪族不飽和炭化水素基により置換された炭素原
子数2〜3のアルカノイル基、 ・場合によって1又は複数の、炭素原子数1〜4のアル
キル基、ハロゲン原子、NO2基もしくは0CI(。
基により置換されたベンゾイル基、 ・シクロアルキル(3−7C)カルボニル基から選択さ
れる非α−β不飽和カルボン酸又はジカルボン酸の残基
であり、R2はSOココ−び/又はアセチル基を表し、
但しR1がアセチル基を表すとき、N−アセチルグルコ
サミンの割合はヘパリンの割合以下であり、Rコは水素
原子、炭素原子数1〜10、好ましくは炭素原子数1〜
4のアルキル基、炭素原子数7〜12のフェニルアルキ
ル基、又はアルカリもしくはアルカリ土類金属カチオン
を表し、nは1〜80の整数であり、R1がアシルのと
き、その割合は二糖単位当たり少なくとも0.1〜3、
好ましくは0.5〜2個のアシル基に相当する)に対応
する選択的に0−アシル化されたグリコサミノグリカン
、及び医薬上許容可能なそれらの塩を提供することであ
る。
本発明の好適態様において、選択されるグリコサミノグ
リカンはヘパリン型のグリコサミノグリカンであり、例
えばヘパリン、分別、半合成又は合成により得られるヘ
パリン誘導体、ヘパラン硫酸、及び分別、半合成又は合
成により得られるヘパラン硫酸誘導体である。
本発明の選択的に0−アシル化されたこの型のグリコサ
ミノグリカンは、次式■: (式中、^は式(1)で定義した意味を有し、R1はH
及び/又はSO3−及び/又は式(1)で定義したよう
なアシル基を表し、R2はSO3−及び/又はアセチル
基を表し、但しR1がアセデル基を表すとき、ドアセチ
ルグルコサミンの割合はヘパリンの割合以下であり、R
3は水素原子、炭素原子数1〜10、好ましくは炭素原
子数1〜4のアルキル基、炭素原子数7〜12の置換ア
ルキル基、又はアルカリもしくはアルカリ土類金属カチ
オンを表し、Bは(a)−OR,基、(f)基(但しく
a)及び(f)は式(+)で定義した意味を有する)、
OR,基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続くβ脱離もし
くは酸性加水分解後に存在するよう〜67 な(c)基もしくは(d)基の残基がまだ結合している
(a)基を表し、■は1〜80の整数である)に対応す
る。
本発明の化合物の好適類Haは式IT:(f)基(但し
く、)及び<nは式(1)で定義した意味を有する)、
OR,基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続くβ脱離もし
くは酸性加水分解後に存在するような(c)基もしくは
(d)基の残基がまだ結合している(a)基を表し、n
は1〜80の整数であり、但し^が81、R,−(c)
基又はR,−(d)基を表し且つBがO−R,基を表す
とき、nは1〜16の整数である)の化合物である。
本発明の化合物の別の好適類nbは式■:(式中、^は
式(1)で定義した意味を有し、R1はI!及び/又は
5O1−及び/又は式(1)で定義したようなアシル基
を表し、R2はSO3−及び/又はアセチル基を表し、
但しR1がアセチル基を表すとき、N−アセチルグルコ
サミンの割合はヘパリンの割合以下であり、Rコは水素
原子、炭素原子数1〜10、好まアルカリ土類金属カチ
オンを表し、Bは(a)−OR,基、(式中、^は式I
で定義した意味を有し、R1はH及び/又は5Off−
及び/又はアシルを表し、アシルは、炭素原子数4〜1
8のアルカノイル基、・−炭素原子数3〜7のシクロア
ルキル基、−場合によって1又は複数の、炭素原子数1
〜14のアルキル基、ハロゲン原子、N02基もしくは
OCR,基により置換されたフェニル基、炭素原子数4
〜16の脂肪族不飽和炭化水素基により置換された炭素
原子数2又は3のアルカノイル基、 ・場合によって1又は複数の、炭素原子数1〜4のアル
キル基、ハロゲン原子、No2基もしくは0CHz基に
より置換されたベンゾイル基、 ・シクロアルキル<3−7C)カルボニル基から選択さ
れる非α−β不飽和カルボン酸又はジカルボン酸の残基
であり、R2は5O1−及び/又はアセチル基を表し、
但しR3がアセチル基を表すとき、N−アセチルグルコ
サミンの割合はヘパリンの割合以下であり、R3は水素
原子、炭素原子数1〜10、好ましくは炭素原子数1〜
4のアルキル基、炭素原子数7〜12のフェニルアルキ
ル基、又はアルカリもしくはアルカリ土類金属カチオン
を表し、■は1〜80の整数であり、R1がアシルのと
き、その割合は二糖単位当たり少なくとも0.5〜2個
のアシル基、好ましくは1個のアシル基に相当する)の
化合物に対応する。
本発明の有利な化合物は、R1が水素原子又はアルカリ
もしくはアルカリ土類金属カチオンを表すような(Il
a)及び(IIb)類に属する化合物である。
有利な化合物の他の群は、R3が炭素原子数1〜な(U
 a)及び(Ilb)類に属する化合物に対応する。
本発明の好適態様によると、1ooooダルトン未満の
分子量を有するヘパリンフラグメントの混合物、特に2
000〜7000ダルトンの平均分子量を有するヘパリ
ンフラグメントの混合物、約4500ダルトンの平均分
子量を有するヘパリンフラグメントの混合物、更には約
2500ダルトンの平均分子量を有するヘパリンフラグ
メントの混合物を使用する。
これらの混合物を得るためには、例えばヨーロッパ特許
第37319号に記載されているような亜硝酸解重合法
を使用すると有利である0本発明の選択的に0−アシル
化されたグリコサミノグリカンは、次式■・ (式中、^は式(【)で定義したようにR,基、R,−
(c)基又はR1−(d)基を表し、R,はHl及び/
又はSO2及び/又は式(1)で定義したようなアシル
基を表し、R2は一5O5−1及び/又はアセチル基を
表し、但しR,がアセチル基を表すとき、N〜ルアセチ
ルグルコサミン割合はヘパリンの割合以下であり、R1
は水素原子、及び/又は炭素原子数1〜10、好ましく
は炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数7〜12
のフェニルアルキル基、又はアルカリもしくはアルカリ
土類金属カチオンを表し、nは3〜12の整数である)
により表される。
本発明の好適化合物は、R,が炭素原子数4〜10のア
ルカノイル基であるような式(I[l)の化合物に対応
する。
10000ダルI・ン未満の分子量を有するヘパリンフ
ラグメントの混合物を得るためには、例えばヨーロッパ
特許第244235号及び244236号に記載されて
いるような酵素解重合法、又はヨーロッパ特許第401
44号に記載されているようなアルカリ解重合法も使用
することができる。
この場合、本発明の選択的に0−アシル化されたグリコ
サミノグリカンは、次式■: (式中、R1はHl及び/又は503−1及び/又は式
(1)で定義したようなアシル基を表し、R2はSO3
X及び/又はアセチル基を表し、但しR6がアセチル基
を表すとき、N−アセチルグルコサミンの割合はヘパリ
ンの割合以下であり、 R3は水素原子、及び/又は炭
素原子数1〜10、好ましくは炭素原子数1〜4のアル
キル基、又は炭素原子数7〜12のフェニルアルキル基
、又はアルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンを表
し、Bは式(1)で定義したような(a)−OR1基、
又はOR,を表し、nは2〜20の整数である)により
表される。
式(IV)の化合物のうち、有利な化合物はR1が炭素
原子数4〜10のアルカノイル基であるような化合物で
ある。
本発明の他の有利な態様によると、分子量に関する限り
均質なヘパリンフラグメントの混合物、合成により得ら
れ、分子量及び官能化(fonction−nalis
ation)に関する限り均質なヘパリンフラグメント
の混合物を使用することができる。
本発明の別の有利な態様によると、アンチトロンビン■
(ATI[[)との結合部位をもたないヘパリン誘導体
をグリコサミノグリカンとして選択することができ、例
えばE、 5acl+e他、Thromb、 Res、
、 25(1982)、 pp、 442−458に記
載されているようにセファロース樹脂−ATI[lを担
体とするアフィニティクロマI・グラフィ又はイオン交
換クロマトグラフィを利用することにより、^Tl1l
結合部位を含むオリゴ糖鎖を除去するようにヘパリン鎖
を予め分別しておくか、又は例えば過ヨウ素酸解重合と
それに続くβ脱離もしくは酸性加水分解によりこれらの
部位を予め欠失させておく。
このような化合物は、次式■: 数である)に対応し得る。
特に有利な化合物は、上述のように過ヨウ素酸酸化に続
きアルカリ性β脱離、還元及び分別を行う方法により調
製される化合物から得られる。これらの化合物は次式■
・ (式中、^はtt+−(c)基、R1−(d)基、又は
過ヨウ素酸酸化とそれに続くβ脱離もしくは酸性加水分
解後に存在するような(e)基もしくは(d)基の残基
を表し、Bは(a)−0J、又は過ヨウ素酸化とそれに
続くβ脱離もしくは酸性加水分解後に存在するような(
c)基もしくは(d)基の残基が丈だ結合している(a
)基を表し、R1は弐N)で定義した意味を有し、R2
は5O3−1又はアセチル基を表し、503−の割合は
約90%であり、R1は水素原子又はアルカリもしくは
アルカリ土類金属カチオンを表し、nは1〜80の整(
式中、^はR4基、R,−(c)基、R1−(d)基、
又は過ヨウ素酸酸化とそれに続くβ脱離後に存在するよ
うな(c)基スは(d>基の残基を表し、Uは式:で表
される基、又は少なくとも2個の鎖に対して1個の基の
割合で存在し、式: で表される、2位及び3位の炭素間が開いた非硫酸ウロ
ン酸(D−グルクロン酸又はL−イズロン酸)を表し、
Bは(a)−OR1基、OR,基、又は過ヨウ素酸酸化
とそれに続くβ脱離後に存在するような(c)基又は(
d)基の残基がまだ結合している(a)基を表し、R1
は式(I)に定義した意味を有し、R2は5O1−1又
はアセチル基を表し、SO3−の割合は約90%以上で
あり、R1は水素原子又はアルカリもしくはアルカリ土
類金属カチオンを表し、口は2〜18の整数である)に
対応する。
式■に対応する有利な化合物は、大多数の分子種でnが
7〜15の整数となるような化合物である。
式■及び■に対応する有利な化合物、特に式■に対応し
、大多数の分子種でnが7〜15の整数であるような化
合物は、R+が炭素原子数2〜10、有利には4〜10
、好ましくは4又は6のアルカノイル基であるような化
合物である。
式■に対応する他の好適な化合物は、ゲル濾過により得
られ、nが2〜12の整数であるような、分子量に関す
る限り均質な化合物の混合物である。
^TI[との結合部位をもたず、従って、抗凝血活性を
もたないヘパリン構造の化合物のうちで、有利な化合物
の類は次式■。
(式中、^は式(r)で定義したように61基、R+−
(c)基、又はRビ(d)基を表し、R1は炭素原子数
2〜18のアルカノイル基を表し、R3は水素原子又は
アルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンを表し、B
は式(1)で定義したような(a)−OR1基、又はO
R。
基を表し、nは1〜80の整数である)に対応する、選
択的に0−アシル化されたト脱硫酸N−アセチル化ヘパ
リン誘導体に対応する。
本発明の別の有利な態様によると、選択されるグリコサ
ミノグリカンはコンドロイチン硫酸型、即ちコンドロイ
チン4−及び6〜硫酸、デルマタン硫酸、並びにそれら
のフラグメントである。
本発明の選択的に0−アシル化されたこの型のグリコサ
ミノグリカンは次式■: (式中、^は式(1)に定義した意味を有し、R3は■
及び/又は503−及び/又は式(1)で定義したよう
なアシル基を表し、R1は水素原子、炭素原子数1〜1
0、好ましくは炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原
子数7〜12のフェニルアルキル基、又はアルカリもし
くはアルカリ土類金属カチオンを表し、Bは式(1)で
定義したような(b)−OR,基もしくは(g)基、O
R,基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続くβ脱離もしく
は酸性加水分解後に存在するような(c)基もしくは(
d)基の残基がまだ結合されている(b)基を表し、n
は1〜80の整数である)により表される。
式(■)の化合物のうちで有利な類は、R3が水素原子
又はアルカリもしくはアルカリ土類金属カチオンを表す
ような化合物に対応する。
式(■)の他の有利な化合物はR1が炭素原子数1〜1
0、好ましくは炭素原子数1〜4のアルキル基、又は炭
素原子数7〜12のフェニルアルキル基を表すような化
合物である。
式(■)の化合物の他の有利な類は、R,が炭素原子数
4〜10のアルカノイル基であるような化合物に対応す
る。
本発明は、選択的に0−アシル化されたグリコサミノグ
リカンの製造方法にも係る。
本発明の方法は、グリコサミノグリカンを有機溶媒に可
溶性の塩に変換すること、及びアシル化反応以前にこの
グリコサミノグリカン上に存在するN0R2又はC0O
R,官能基を変えずに、このグリコサミノグリカンの一
級及び二級ヒドロキシル基を選択的にアシル化すること
が可能なアシル化剤によりこの塩を処理することを特徴
とするものであり、反応は非プロトン性極性溶媒中で触
媒の存在下且つアシル化時に遊離した酸を捕獲し得る塩
基の存在下O〜100℃の温度で行う。
次にエタノールのように水に混和性の溶媒に場合によっ
ては無機塩のような沈澱助剤を加え、この溶媒を使用し
て本発明の生成物を沈澱させる。
沈澱を水に溶解させることにより0−アシル化グリコサ
ミノグリカンを単離し、有利には弱塩基の存在下で透析
する。
有利には本発明の方法は、次の段階、即ち(1)次式■
: (式中、Goは式: で表される(a)0基、式: で表される(c)0基、式: で表される(a’)’基、又は式: で表される(d)0基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続
くβ脱離もしくは酸性加水分解後に存在するような(c
)0基もしくは(d)0基の残基を表し、^0はR,O
基、R1’−(e)’基、R,’−(d)’基、式:で
表される(b)0基を表し、uoは式・で表される(e
)0基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続くβ脱離もしく
は酸性加水分解後に存在するような(c)0基もしくは
(d)0基の残基を表し、Boは0R10基、(a)’
−0R1’基、(a’)−OR,’基、(b)’−OR
,’基、式: で表される(8)0基、又は過ヨウ素酸酸化とそれに続
くβ脱離もしくは酸性加水分解後に存在するような(c
〉0基もしくは(d〉0基の残基がまだ結合している(
a)0基、(a’)’基もしくはくb)0基を表し、R
,0はH又はSO3−を表し、R2は5O3−5又はア
セチル基を表し、但しR,がアセチル基を表すとき、ト
アセチルグルコザミンの割合はヘパリンの割合以下であ
り、R1は水素原子、炭素原子数1〜IOのアルキル基
、炭素原子数7〜12のフェニルアルキル基、又はアル
カリもしくはアルカリ土類金属カチオンを表し、nは1
〜80の整数である)で表されるグリコサミノグリカン
を、該グリコサミノグリカンの非プロトン性極性有機溶
媒に可溶性の塩に変換する段階と、 (2)この塩を該非プロトン性極性有機溶媒中で触媒量
のピリジン又はジアルキルアミノピリジンとプロトン受
容体との存在下で、式: %式% (式中、アシルは式(1)で定義した意味を有する)の
無水物により処理する段階と、 (3)こうして得られた生成物を酢酸ナトリウムのエタ
ノール溶液の作用により沈澱させる段階と、(4)こう
して得られた沈澱を水に溶解させ、弱塩基の存在下で透
析することにより、選択的に0−アシル化されたグリコ
サミノグリカンを単離し、場合によってこうして得られ
た選択的に0−アシル化されたグリコサミノグリカンの
ナトリウム塩を他の医薬上許容可能な塩に変換する段階
とに従って実施される。
本発明の方法の有利な態様によると、段階(1)で使用
されるグリコサミノグリカンは、ヘパリン、1.000
0ダルトン未満の分子1を有するヘパリンフラグメント
の混合物、2000〜7000ダルトンの平均分子量を
存するヘパリンフラグメントの混合物、約4500ダル
トンの平均分子量を有するヘパリンフラグメントの混合
物、約2500ダルトンの平均分子量を有するヘパリン
フラグメントの混合物、分子量に関する限り均質なヘパ
リンフラグメントの混合物、合成により得られ、分子量
及び官能化に関する限り均質なヘパリンフラグメントか
ら構成される群から選択される6 本発明の方法の別の有利な態様によると、段階(1)で
使用されるグリコサミノグリカンはアンチトロンビン■
との結合部位をもたないヘパリン、ヘパリンフラクショ
ン(画分)又はフラグメント(断片)である。
本発明の方法の段階(1,)で使用されるグリコサミノ
グリカンは、更に有利には、デルマタン硫酸とそのフラ
グメント、又はコンドロイチン4−及び6−1に酸とそ
れらのフラグメントから構成される群から選択され得る
有利には、本発明の方法の段階(1)で使用されるグリ
コサミノグリカンの塩は第3アミン塩(特にトリブチル
アンモニウム塩)、又は第4アンモニウム塩(特にテト
ラブチルアンモニウム塩)である。
本発明の方法の他の有利な態様によると、段階(2)で
使用される無水物は、炭素原子数2〜10、有利には4
〜10、好ましくは炭素原子数4又は6の無水アルカン
酸である。
本発明の方法の段階(2)を行う非プロトン性極性溶媒
は、有利にはジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホス
ホロトリアミド、ピリジン、又はこれらの溶媒の相互間
又はジクロロメタンとの混合物から構成される群から選
択され、触媒はピリジン及びジメチルアミノピリジンの
ようなアミンにより構成される群から選択される。
酸性度を中和するために使用される塩基は、ピリジン(
同時に溶媒、触媒及び塩基として機能し得る)、トリエ
チルアミン又はトリブチルアミンであり得る。
有利には、段階(4)で実施される透析は、無水物のよ
うな二次生成物が生成された場合にこれを除去するため
に重炭酸ナトリウムのような弱塩基の存在下で実施され
る。
有利には、反応温度及び時間は所望のアシル化率の関数
として夫々O℃〜100℃、特にo℃〜50’C5有利
には室温で例えば1〜24時間の範囲であり得る。
選択的に0−アシル化された本発明の化合物はin]途
且で長時間持続する活性を有する。例えばこれらの化合
物が^TI[Iとの結合部位を有するヘパリン型の化合
物であり、従ってアンチトロンビン活性を発揮し得る場
合、この活性は選択的な0−アシル化を受けていない同
一の化合物に比較して著しく長時間持続される。
本発明の選択的に0−アシル化されたヘパリン誘導体の
うちで^TI[[どの結合部位をもたないものは実際に
抗凝血活性を欠くが、このような部位をもつものももた
ないものも、更に、以下に例示するような種々の生物学
的活性を有する。
平滑筋細胞の増殖の阻害。これは血管形成、静脈及び動
脈架橋及び移植(ponLages et greff
esvcineux eL arL6riels)、臓
器移植、特に心臓移植のような手術で再発狭窄症を避け
るために特に有利である。
転移性播種(diss6minaLions m6ta
stasiques)に関与する酵素であるヘパラナー
ゼ及びヘパリチナーゼの阻害。
特にレトロウィルス、特に各種の旧V(ヒト免疫不全症
ウィルス)に対する抗ウイルス特性。これはAIDSの
治療に非常に有利である。
白血球エラスターゼの阻害、エラスターゼインヒビター
の循環率の増加、及び■型コラーゲンとフィブロネクチ
ンとの合成の選択的阻害の特性。
これは気腫のようにエラスターゼ−抗エラスターゼ系の
不均衡に伴う疾患の治療、及び動脈硬化症や糖尿病のよ
うに結合組織の変性疾患の治療に非常に有利である。
従って、本発明の選択的に0−アシル化されたグリコサ
ミノグリカンは、多数の適応症で非常に有利な医薬の有
効成分を構成し得る。
従って、本発明は、医薬上許容可能なビヒクル(基剤)
と共に、有効成分として有効量の少なくとも1種の本発
明の0−アシル化グリコサミノグリカンを含有すること
を特徴とする医薬組成物にも係る。
有利には、選択的に0−アシル化されたグリコサミノグ
リカンはナトリウム塩、マグネシウム塩又はカルシウム
塩のような医薬上許容可能な塩の形態である。
本発明の有利な態様によると、医薬組成物は医薬ビヒク
ルが経口投与に適しており、組成物が背低抗性のカプセ
ル、錠剤もしくはタブレット、ビル、又は飲用溶液の形
態であり、カプセル、タブレット又はピルの場合、有利
には服用単位当たり50zy〜5g、好ましくは100
〜1000z、y、飲用溶液の場合、10〜150xH
の有効成分を含有する該組成物を例えば1日に1〜3回
投与し、又は、これらの組成物は静脈内、筋肉内又は皮
下経路で投与されるように無菌又は滅菌可能な注射溶液
の形態であり、該注射溶液は皮下注射の場合、有利には
50〜20゜zg/xiの選択的に0−アシル化された
グリコサミノグリカンを含有しており、静脈内注射又は
潅流の場合、20〜200zg7mlの選択的に0−ア
シル化されたグリコサミノグリカンを含有していること
を特徴とする。
これらの投与間隔はひとつの指標にすぎず、投与量は疾
患の状態及び医薬に対する個体の反応性を考慮して臨床
医により算定されなければならない。
本発明は、グリコサミノグリカンが関与し得る種々の生
理学的系における構造/活性関係の研究のための比較研
究で基準として使用され得る、生物学的試薬としての本
発明の選択的に0−アシル化されたグリコサミノグリカ
ンにも係る。
−96〜 非制限的な以下の実施例を参考に、本発明を説明する。
水(500ml’)中に溶解したヘパリンのナトリウム
塩(Log)を、カチオン交換樹脂製カラム(Dowe
x 50Wx4、H゛の形態)内を浸透させる。得られ
た溶液を水酸化テトラブチルアンモニウムで中和する。
凍結乾燥後、ヘパリンのテトラブチルアンモニウム塩(
19,55g)を得る。
b)乙(±及1 無水ジメチルホルムアミド(5mN)に1.05FIの
ヘパリン酸テトラブチルアンモニウムを溶解する。0℃
に冷却後、無水酢酸(1m1; 10.46mmole
s)、次いでI・リエチルアミン(1,45mN ; 
10.46n+n+oles)とジメチルアミノピリジ
ン(64B ; 0.5mmole)とを滴下して加え
る。混合物を24時間室温に放置する。水(5w11)
を加えた後、溶液を72時間蒸留水で透析する。テトラ
ブチルアンモニウム塩を0℃でH3の形態のDowex
 50111脂を通過させてナトリウム塩に変え、その
後INのソーダで中和する。凍結乾燥後、選択的にO−
アセチル化した0゜49.のヘパリン酸ナトリウムを得
る。このヘパリン酸ナトリウムは以下の特徴を有する。
硫酸基/カルボキシル基比:2.28meq/g(出発
生成物: 2.20鴫eq/g)。
APTT力価+ 91 iu/l*g。
コCNMRスペクトル(メタノール51.6pp閣、内
標準)。
23.4pp輪でシグナル: CH3−Co−0−のC
H。
−24,5pp輸でシグナル(低) : CH,−CO
−Nil−のCH。
(出発生成物と同一) NMRスペクトルは、三糖1単位につき約2つのアセチ
ル基の存在を示す。
2:ヘパリンのトリブチルアンモニウム塩■ ヘパリンのナトリウム塩(10g)を水(500mjり
で溶解し、次いでカチオン交換樹脂製カラム(Dowe
x50 w x 4、H゛の形態)内を浸透させる。1
0%の1〜リブチルアミンを含むエタノール溶液を加え
て、溶液を中和する。エーテルで洗浄し凍結乾燥させた
後に、ヘパリンのトリブチルアンモニウム塩(14,7
7g)を得る。
b)  7丸±及1 前記塩(4g)を含む0℃に冷却した無水ジメチルホル
ムアミド(50+*1)溶液に、ジメチルアミノピリジ
ン(250mg>、無水酢酸(3,9n1)及びトリブ
チルアミン(9,7m1)を加える。室温で24時間放
置した復水(1,5m1)を加える。次いで混合物を酢
酸ナトリウム飽和エタノール溶液に注入する。エタノー
ルで洗浄した後、沈澱物を水中で溶解し、その後5%の
重炭酸塩水溶液次いで水で透析する。凍結乾燥後、0−
アセチル化ヘパリン酸ナトリウム(1,81g)を得る
赤外スペクトルは、1730cm−’で強いエステル帯
を示す。
けん化後、生成物は以下の特性を示す。
硫酸基/カルボキシル基; 2.38meq/g(出発
生成物: 2.40meq/g)。
APTT力価: 85iu/B。
ヘパリンのテトラブチルアンモニウム塩(0,58g)
を、ピリジンとジメチルホルムアミドとの混合物(1/
1 ; v/v)(IOmN>で溶解する。無水酢酸(
0,5m&’)を加え、次いで混合物を室温に放置する
。24時間後、酢酸ナトリウム水溶液(IM、15m1
)を加え、次いで混合物を0℃に冷却したエタノール(
80ml)に注入する。遠心分離後、沈澱物を水<10
m1)で再度溶解し、その後エタノール(160mf)
次いで酢酸ナトリウム水溶液(1M、1O硫酸’)を加
える。その後沈澱物を水で溶解(repris)、凍結
乾燥させて、0−アセチル化ヘパリン(0,22g)を
得る。
実施例1に記載の方法で得たヘパリン酸テトラブチルア
ンモニウム(1,85g)を含む0℃に冷却したジメチ
ルホルムアミド溶液(10ml’)に、無水プロピオン
酸(2,7d)、次いでトリエチルアミン(2,9ml
’)とジメチルアミノピリジン(128mg)とを滴下
して加える。1時間、2時間、4時間、8時間及び24
時間後に、反応混合物の一部を抽出し、同量の水で希釈
し、蒸留水に24時間透析する。得られた生成物をDo
wex 50H’樹脂を通過させソーダで中和した後に
凍結乾燥させると、以下の特性を示す。
内標準として3,3.3− トリメチルシリルプロピオ
ナート(TSP)を含む水中で生成物のプロトンNMR
スペクトルを記録した。NMRスペクトルは、約1.1
pp−及び約2.4p、翔で各々CI、−C)l、−C
O−0の残基C1l、とCLとの特性シグナルを、約3
ppm及び約5ppmで配糖体骨格(squeleLt
e osidique)のプロトンの特性シグナルを示
す。
1時間処理した生成物と24時間反応させた生成物との
間のプロピオニルと骨格との間のシグナル乾燥の後に、
ナトリウム塩の形態でのO−ブチリの強さの比較は、反
応時間の影響を示している。
即ち、骨格のプロトンのシグナルの低減が観察され、こ
のことは置換率の増加を示している。
炭素のスペクトル(メタノール51.13ppm、内1
準ンは、約10.8ppis及び約30ppmで、プロ
ピオン酸エステルのC8,及びCL基の特性シグナルを
示している。
5:0−ブ 1ル ヘパ1ンICl940の製 ^) ヘパ1ンの−1・−ブ ル ンモニウム の用 実施例1に記載の方法で得たヘパリンのテトラブチルア
ンモニウム塩(0,55g)を含むジメチルホルムアミ
ド溶液(5sN>に、無水酪酸とジメチルアミノピリジ
ンとを0℃で加える。室温に放置して24時間後に水(
5sN’)を加え、次いで反応混合物を蒸留水に対して
72時間透析する。Dowex 501(”上での交換
(1:change’)、ソーダによる中和及び凍結ル
化ヘパリン(0,32g)を得る。
硫酸基/カルボキシル基比: 2.15 seq/g(
出発生成物: 2.20 meq/g)。
へPTT力価: 59 iu7mg。
プロトンのNMRスペクトル(TSP、内標準)は、0
.9pp蒙、 1.6ppm及び2.4ppmで、CH
,−CII□−CH,−CO−0のCH,−el+2基
の特徴を表すシグナルの存在を、3ppm及び6pp−
で配糖体骨格の特徴を表すシグナルの存在を示している
NMRスペクトルの分析は、三糖1単位当たり約1個の
ブチリル基の存在を示している。
B ヘパ1ンのl−1プ ルアンモニウム の実施例2
に記載の方法で得たヘパリン酸トリブチルアミン(41
1)を含む0℃に冷却したジメチルホルムアミド溶液(
50mN>に、ジメチルアミノピリジン(0,25g)
、無水酪酸(6,7m1)及びトリブチルアミン(9,
7m1)を加える。反応混合物を室温で24時間放置す
る。水(1,5sN)を加え、30分後に酢酸ナトリウ
ム飽和エタノール溶液(250m/)を加える。次いで
沈澱物を3回エタノールで洗浄し、その後5%の重炭酸
塩溶液次いで水で透析する。凍結乾燥後、0−ブチリル
化ヘパリンのナトリウム塩<2.1g)を得る。
APTT力価: 29 iu/mg。
エステルを0℃で2時間065Mのソーダでけん化した
後に得られた生成物は、2.36論eq/Hの硫酸基/
カルボキシル基比(出発生成物中で2.40 meq/
g)を示す。
■ 実施例1に記載の方法で得たヘパリンのテトラブチルア
ンモニウム塩(0,55g)を含むジメチルホルムアミ
ド溶液(5sN)に、無水カプロン酸(1社、6ano
les)、トリエチルアミン(0,84m1.6ano
les)及びジメチルアミノピリジンを0℃で加える。
室温で24時間放置した後、水(5sN)を加え、その
後反応混合物を5%の重炭酸塩溶液で72時間、次いで
蒸留水で透析する。Dowex 50 H’上での交換
、ソーダによる中和及び凍結乾燥後、ナトリウム塩の形
態での0−ヘキサノイル化ヘパリン(0、30g)を得
る。 APTT力価:  25 :u/mgプロトンの
NMRスペクトル(TSP、内標準)は、0.8pp輸
、 1.2pp論、 1.5ppI11及び2.3pp
mで、Cr4゜(CH2)II−CO−0−のCH,−
CI+2の特徴を表すシグナルを示す。
B)ヘパリンのトリブ ルアンモニウム の用 実施例2に記載の方法で得たヘパリン酸トリブチルアン
モニウム(4g)を含む0℃に冷却したジメチルホルム
アミド溶液(50d)に、ジメチルアミノピリジン(0
,25g)、l・リブチルアミン(9,7m1)及び無
水ヘキサン酸(10,6a/)を加える。20℃で24
時時間−た後、水(1,5ml’)、次いで酢酸ナトリ
ウム飽和エタノール溶液を加える。エタノールでの洗浄
、透析及び凍結乾燥後、0−ヘキサノイル化ヘパリン(
2,5g)を得る。
実施例2に記載の方法で得たヘパリン酸トリブチルアン
モニウム(4g)を含む0℃に冷却したジメチルホルム
アミド溶液(50sN)に、ジメチルアミノピリジン(
0,25g)、無水オクタン酸(12,1鴎!)及びト
リブチルアミン(9,7鴎!)を加える。室温に24時
間放置した後、水(1,5m1)を加え、30分後に酢
酸ナトリウム飽和エタノール溶液を加える。20%のエ
タノール溶液次いで蒸留水での透析及び限外r過の後に
、生成物をDowex 50 H’上を通過させてカチ
オン交換を行い、その後ソーダで中和する。
凍結乾燥後、0−オクタノイル化ヘパリン(2,5g)
を得る。
8:0−− ノイル ヘパリンIC1943の■ ^) ヘパリンのテトラブ ルアンモニウム塩の仇月 実施例1に記載の方法で得たヘパリンのテトラブチルア
ンモニウム塩(0,55g)を含むジメチルホルムアミ
ド溶液(5社)に、無水カプリン酸(1鴎!、6mwo
les)、トリエチルアミン(0,84sN、6mmo
les)及びジメチルアミノピリジンを0℃で加える。
室温に24時間放置した後、水(5a/)を加え、次い
で反応混合物を72時間5%の重炭酸塩溶液で透析しそ
の後蒸留水で透析する。Dowex 50 If“上で
の交換、ソーダによる中和及び凍結乾燥後、ナトリウム
塩の形態での○−デカノイル化ヘパリン(0,30,)
を得る。
プロトンのNNRスペク)・ル(TSP、内標準)は、
0.8ppm、 1.2pp蒙、 1.5ppm及び2
.4p、翔でCL−(CL)I1−CO−O−のCl、
とCH,どの特徴を表すシグナルを示す。
B)ヘパ1ンのトリゾ ルアンモニウム塩の用 実施例2に記載の方法で得たヘパリン酸トリブチルアン
モニウム(4g)を含む0℃に冷却したジメチルホルム
アミド溶液(50mN’)に、ジメチルアミノピリジン
(0,25g)、無水デカン酸(13,3gを20sN
のジメチルホルムアミド中に溶解)及びトリブチルアミ
ン(9,7ml’)を加える。室温で24時間放置した
復水(1,5mjりを加え、その後酢酸ナトリウム飽和
エタノール溶液を加える。沈澱物をジメチルスルホキシ
ド中で溶解し、次いで水、重炭酸ナトリウムで透析し、
その後再度水で透析する。
凍結乾燥後、O−デカメイル化ヘパリン(2、38g)
を得る。
9:0− し イル ヘパリンIC2013のヘパリン
のトリブチルアンモニウム塩(3g)及びN、N−ジメ
チルアミノピリジン(244mg>を、無水ジメチルホ
ルムアミド(50sN)中で溶解する。0℃に冷却後、
Plusquel lec等(Tetrahedron
、1988,44.2471−2476)の方法に基づ
き合成した無水オレイン酸(21g>を含むジクロルメ
タン溶液(20sN)を、次いでトリブチルアミン(9
,5a/)を滴下して加える。
24時間反応させ、0℃に冷却した後、5%の重炭酸ナ
トリウム(10sN)を導入し、1時間後に酢酸ナトリ
ウム飽和アルコール溶液を導入する。無水エタノールで
の洗浄及びジメチルスルホキシド−水(4/1 ; v
/v、750a1)の混合物中での可溶化後、10%の
エタノール水溶液で2日間透析し、次いで3日間水で透
析する。凍結乾燥及びDMF中で再び可溶化した凍結乾
燥物のエチルエーテル中での沈澱後、オレオイル化ヘパ
リンのナトリウム塩を単離する。オレイン酸含量は1.
44μ+*ole/mg(定量はDucombe H,
等(Biochemical Journal、196
3,88.7)の方法に基づく)である。
10:0−ベンゾイル ヘパリンIC1,944の■ 実施例2に記載の方法で得たヘパリンのテトラブチルア
ンモニウム塩を、0−デカノイル化ヘパリンの調製(実
施例8)の際に述べた条件に基づき、無水安息香酸でベ
ンゾイル化する。
得られた生成物の炭素のNMRスペクトルは、ベンゾイ
ル基の特徴を表すシグナルを131ppm+、 132
pp+*及び136ppmで示す。
生成物はin vitroで血液凝固防止活性を有さな
Plusquel lee等(TeLrahedron
、1988,44,2471247りの方法に基づき無
水3−シクロペンチルプロピオン酸を調製する。臭化テ
トラブチルアンモニウム(15mm+oles)、20
%ソーダ(60+n1)及びジクロルメタン(80ml
)を含む一10℃に冷却した混合物に、撹拌しながら、
3−シクロペンチルプロピオン酸(23mN、150I
I+moles)を含むジクロルメタン溶液(400m
N)を加えた後に、デカンテーション、5%の重炭酸す
トリウム及び水での洗浄並びにオイルでの濃j1(96
%)を行い、この無水3−シクロペンチルプロピオン酸
を得る。赤外線特性周波数(fr&quences c
aract&risLiques en infra−
rouge)は1800.1745,1040cm−’
である。
ヘパリンのトリブチルアンモニウム塩(4g)及びNト
ジメチルアミノビリジン(253+mg)を無水ジメチ
ルポルムアミド(40ml>中で溶解する。0℃に冷却
後、無水3−シクロペンチルプロピオン酸(l1g>、
次いでトリブチルアミン(9,8+*l)を滴下して加
える。室温で24時間反応させて0℃に冷却した後に水
(1ml)を加え、1時間後に酢酸すl・リウム飽和ア
ルコール溶液を加える。無水エタノールでの洗浄後、沈
澱物を5%の重炭酸ナトリウムで24時間透析し、次い
で3日間水で透析する。凍結乾燥後、そのナトリウム塩
の形態での○−3−シクロペンチル10ピオニル化ヘパ
リン(2,64g)を得る。
D、0中の炭素のNNI+スペクトル(メタノール51
.6pp転内標準)は、27.4ppm、 33.lp
pm、 34.6ppa+35.9pp−及び41.7
pp鋤で、O−シクロペンチル10ピオニル基の特徴を
表すシグナルを示す。
硫酸基/カルボキシル基比:2.2゜ 分子量の小さいこのヘパリン(以後CY 216と称す
る)は、ヨーロッパ特許第181252号明細書に記載
の如く、部分的な亜硝酸の解重合及びアルコール分別(
fractionnement)により得られる。
^)CY216の一トープ ルアンモニウム の用 CY 218のナトリウム塩〈1g)をDowex 5
0 H”樹脂カラムを通過させてテトラブチルアンモニ
ウム塩に変え、その後水酸化テトラブチルアンモニウム
で中和する。
このようにして得た塩(1,7g)を50℃で3時間真
空乾燥させ、次いで無水ジメチルホルムアミド(10m
f)中で溶解する。0℃に冷却後、無水酢酸(1,7+
sj+)を、その後トリエチルアミン(2,4m11)
及びジメチルアミノピリジン(102mg)を滴下して
加える。20時間の反応の後に、水で溶離する56ph
adexG−25カラム上で生成物のクロマトグラフを
行う。
ナトリウム塩への変換及び凍結乾燥の後に、0アセチル
化CY 216(0,89g)を得る。
炭素のNHRスペクトル(メタノール51.6ppm、
内標準)は、酢酸基の特徴を表すシグナルを23pp翰
で示している。
約24.5pp輪でのC1,−CO−NH−のCH2の
シグナルは、出発生成物のシグナルと同一である。
TijL酸基/カルボキシル基比は、2.09 meq
/g(出発生成物は2.05 +*eq/g)である。
APTT力価: 18 iu/+g 抗Xa力価: 205 u/B(定量はYin等(J、
 Lab。
Cl1n、 Hed、、1973,81,298−31
0)の方法に基づく)。
B)  CY 216のI・リブ ルアンモニウム塩の
CY 216のナトリウム塩をDowex 50 H”
樹脂のカラムを通過させてトリブチルアンモニウム塩に
変え、その後ヘパリンの際に記載の如く、トリブチルア
ミンで中和する。エーテル洗浄、凍結乾燥及び真空乾燥
器での乾燥後に、CY 216のトリブチルアンモニウ
ム塩を得る6 前記塩(4g)及びN、N−ジメチルアミノピリジン(
288mg)をジメチルホルムアミド中で溶解する。
0℃に冷却後、無水酢酸(4,4ml’)を、次いでト
リブチルアミン(11,2ml)を滴下して加える。2
4時間室温に放置し、0℃に冷却した後、水(1,7m
1)を加え、1時間後に酢酸ナトリウム飽和アルコール
溶液を加える。沈澱物をエタノールで洗浄し、発熱物質
を有さない水(eau apyrog&ne)で可溶化
し、5%の重炭酸塩で36時間、次いで水で3日間透析
する。凍結乾燥後、ナトリウム塩の形態でのアセチル化
CY 21.6(1,4g)を得る。
D20中での炭素のNORスペクトル(メタノール51
.6 ppm、内標準)は、アセチル基の特徴を表すシ
グナルを23ppmで示している。
硫酸基/カルボキシル基比 2,07゜実施例12に記
載の方法で得たCY 21.6のトリブチルアンモニウ
ム塩(4g)及びN、N−ジメチルアミノピリジン(2
8h+g)を、無水ジメチルホルムアミド(40I11
)中で溶解し、0℃に冷却後、無水酪酸(7,68m1
>を、次いでトリブチルアミン(11,2m1)を滴下
して加える。室温で24時間反応させて0℃に冷却した
後、水(1,7mf)を加え、1時間後に酢酸ナトリウ
ム飽和アルコール溶液を加える。エタノールでの洗浄、
発熱物質を有さない水での可溶化、5%の重炭酸ナトリ
ウムでの36時間透析、次いで水での3日間透析の後に
凍結乾燥させて、0−ブチリル化CY 216(2,1
4g)をナトリウム塩の形態で分離する。
D20中での炭素のNORスペクトル〈メタノール51
.6pp(内標準)は、15.6pp+*、 20.5
pp−及び39.4pp−で0−ブチリル基の特徴を表
すシグナルを示している。
硫酸基/カルボキシル基比: 2.08゜実施例12に
記載の方法で得たCY 216のトリブチルアンモニウ
ム塩(4g)及びN、N−ジメチルアミノピリジン(2
88mg)をジメチルホルムアミド(40+*iり中で
溶解する。0℃に冷却後、無水カプロン酸<10.8m
l>及びトリブチルアミン(11,2+1)を滴下して
加える。室温で24時間反応させて0℃に冷却した後に
、水(1,7mj’)を加え、1時間後に酢酸すl〜リ
ウム飽和アルコール溶液を加える。無水エタノールでの
洗浄、発熱物質を有さない水での可溶化、5%の重炭酸
ナトリウムでの36時間透析次いで水での3日間透析の
後に凍結乾燥させて、〇−カプロイル化CY 216(
2,5g)をナトリウム塩の形態で分離する。
D20中での炭素のNORスペクトル(メタノール51
.6ppm、内標準)は、15.9ppm、 24.2
ppm、 26.4pp翰、 33.lppm及び36
.4pp−で、カプロイル基の特徴を表すシグナルを示
す。
硫酸基/カルボキシル基比: 2.08゜実施例12に
記載の方法で得た°CY 216のトリブチルアンモニ
ウム塩(4g)及びN、N−ジメチルアミノビリジン(
2881111>を、ジメチルホルム、アミド(40m
l)中で溶解する。0℃に冷却後、無水力グリル酸(1
4ml)次いでトリブチルアミン(11,2+1)を滴
下して加える。室温で24時間反応させて0℃に冷却し
た後に、水<1.7ml’)を加え、1時間後に酢酸す
I・リウム飽和アルコール溶液を加える。無水エタノー
ルでの洗浄、発熱物質を有さない水での可溶化、5%の
重炭酸塩での36時間透析次いで水での3日間透析を行
い、凍結乾燥させた後に、ナトリウム塩の形態での0−
オクタノイル化CY 216(1,76g)を得る。
d’ DNSO中の炭素のNMRスベク1ヘル(メタノ
ール51.8ppm、内標準)は、16.8ppm、 
25.0ppm、 27.311pL 30.9ppm
、 3l−4111)III、 34.lppm及び3
8.4ppmでカプリロイル基の特徴を表すシグナルを
示す。
硫酸基/カルボキシル基比: 2.07゜実施例16:
   量の さい(量 4500ダ実施例12に記載の
方法で形成したCY 216のトリブチルアンモニウム
塩(4g)とN、N−ジメチルアミノピリジン(288
mg)とをジメチルホルムアミド(40ml)に溶解す
る。0℃に冷却した後、無水デカン酸(15,3m1)
の無水ジメチルポルムアミド(10翰l)溶液を滴下し
、次いでトリブチルアミン(l]、2m1)を滴下する
。室温で24時間反応させ且つ0℃に冷却した後、水(
1,7m1)を加え、次いで1時間後に酢酸ナトリウム
の飽和アルコール溶液を加える。無水エタノールで洗浄
し、発熱物質を除去した水(eauapyroHane
)中に再懸濁させた後、5%重炭酸ナトリウムに対して
2日間、10%NaClに対して2日間、且つ水に対し
て5日間透析する。凍結乾燥すると0デカノイル化CY
−216がすl〜リウム塩の形態で単離される(2.7
6g)。
020中の炭素のNMRスペクトル(51,6pp−の
メタノールを内部標準とする)は、16 、411 p
鋼、22.3pp…、25、lppm、 29.2pp
m、 31.9ppm、 34.4pp−及び365p
pmでデカノイル基に特徴的なシグナルを示す。
硫酸/カルボキシルの比は2.13である。
この低分子量ヘパリンは、欧州特許EP 37319に
記載の方法に従い部分的亜硝酸解重合によって製造した
。これを以後CY 222と称する。このCY222の
ナトリウム塩をDowex 50 H’樹脂のカラムに
通し、次いでトリブチルアミンで中和することによって
、トリブチルアンモニウム塩に変換する。
凍結乾燥後に得られた塩(1,5g>をジメチルホルム
アミド(51)に溶解し、次いで0℃に冷却した後、無
水酢酸(1,35m1)を滴下し、更にトリエチルアミ
ン(21)及びジメチルアミノピリジン(85+*g)
を滴下する。18時間反応させた後、水(20ml)を
加え、この混合物を蒸留水に対して3日間透析する。ナ
トリウム塩に変換し且つ凍結乾燥すると、0−アセチル
化CY 222が得られる(0.86g)。
この生成物は硫酸/カルボキシルの比カ月、98meq
/gである(出発物質は1.97meq/g)。
この生成物の炭素のNMRスペクトル(51,6p、−
のメタノールを内部標準とする)は、23ppmで0−
アセチルの特徴を表すシグナルを示す。出発物質と得ら
れた生成物との間でN−アセチルのシグナル(約24.
5ppm)の強度を比較すると、アセチル化が選択的に
生起したことがわかる。
^PTT力価: 8iu/ms 抗Xa力価: 191u/mg(J、Lab、Cl1n
、Med、、1973゜81.298−310に記載の
Yin等の定量)l/ ヨウ  によるヘパリン の Codex定量で157iu/a+gの力価を示し且−
) Yin等の抗Xa因子定量で155u/mgの力価
を示すナトリウム塩形態の注射用ブタ粘液ヘパリン10
gを、脱塩水250+m I中に4℃で溶解する。この
溶液のpHを濃塩酸で5.0に調整する。メタ過ヨウ素
酸ナトリウム(Halo、、分子量:213.89)1
0gを脱塩水250m1に4℃で溶解した水溶液を、ゆ
っくり撹拌しながら加える。全体のpHを濃塩酸で5.
0に調整する。この溶液を+4℃の低温室内で暗所に2
4時間放置する。
2/  ゛ヨウ  塩の、− 前記反応溶液を3つの透析管N0JAX 40″(多孔
度3〜4,0OODa)に分配し、脱塩流水に対して1
5時間透析する。
3/      での  ム 透析後に得られた溶液780m1に1611のIONソ
ーダを加え、この混合物を室温(約18〜21”C)で
3時間撹拌する。
4/1反 次いで、500Bの水素化ホウ素ナトリウム(NaBH
<、分子量:37.83)を加え、この溶液を室温で更
に4時間撹拌する。濃塩酸でpHを4に調整する。15
分撹拌した後、pHを濃縮ソーダで7に調整する。
得られた溶液820m1に16.4.のNaC1と12
70m lのエタノールとを順次加える。これを3時間
静置し、その後2,500回転/分で20分間遠心分離
処理する。
沈澱物を回収し、純粋エタノール2001中に再懸濁さ
せ、Ultra−TuraxI′で粉砕し、最後に磁製
ブフナー漏斗で沢過して回収する。得られた物質を真空
下40℃で5時間乾燥させる。
その結果8.9gの生成物が得られる。
5/7胚ジニ紀L1 前記8.9gの生成物を約120m lの脱塩水に室温
で溶解する。 1.78.のNaClを加え、該溶液の
dを塩酸によって3.5に下げる。溶液の量を、脱塩水
の添加によって178m1に調整する。 151m1の
純粋エタノールを撹拌下で加える。添加後も15分間撹
拌し続け、その後室温で10時間靜1する。
形成された沈澱物を、2,500回転7分で20分間の
遠心分離により回収する。これを1501の純粋エタノ
ール中に再懸濁させ、Llltra−4urrax”で
粉砕し、磁製ブフナーで枦遇して回収し、純粋エタノー
ル300m lで洗浄し、最後に真空下40℃で24時
間乾燥させる。
その結果、下記の特性をもつ生成物IC1772が白色
粉末形態で5g得られる: SO−+  3.55meq/g COO−: 1.54meq/g S+C:  5.09+*eq/g S/C:  2.31meq/g この生成物はドアセチルグルコサミンを実質的に含んで
いない(炭素のスペクトルで約24.5pp−にシグナ
ルを示さない)。
Codex力価 : 1liu/mg ^PTτ力価  :  9iu/mg 抗Xa力価 : 12iu/B ステップ^)で得た生成物をDowex 50 H’樹
脂に通し、且つ水酸化テトラブチルアンモニウムで中和
することによって、テトラブチルアンモニウム塩に変換
する。9.5gのナトリウム塩から18gのテトラブチ
ルアンモニウム塩が得られる。
このようにして得た塩6gのジメチルホルムアミド(5
5ml)溶液を0℃に冷却し、これに無水酢酸(6,2
ml;65.6mmoles)、トリエチルアミン(9
悄1;65.5mmoles)及びジメチルアミノピリ
ジン(403B ;3.3+@moles)を順次加え
る。24時間後に、酢酸ナトリウムの飽和エタノール溶
液(250m’l )を加える。
遠心分離にか()、沈澱物をエタノールで洗浄し、固形
物をS&phadex G−25で脱塩処理し、次いで
125〜 Dowex 50 H”でイオン交換処理し、その後ソ
ーダで中和する。凍結乾燥後に生成物IC1924が得
られる(3g>。
この生成物は下記の特性を有する: 硫酸/カルボキシルの比; 2.28meq/g。
炭素のNMRスペクトル(51,6ppmのメタノール
を内部標準とする)は、この生成物が0−アセチル化し
たことを明白に示す。出発物質と同様に、約56ppm
ではドアセチルグルコサミンのC2の特徴を表すシグナ
ルが全く存在しない。
実施例18の方法で形成したfc 1772のテトラブ
チルアンモニウム塩6gを、アセチル化の場合と同じ方
法で無水酪酸によりブチリル化する。下記の特性をもつ
生成物IC1925が得られる(2.96g) :硫酸
/カルボキシルの比: 2.31weq/g。
’C−NNRスペクトル(51,6ppmのメタノール
を内部標準とする)は、15.6ppm、20.4pp
鎮及び38.4ppmにブチル基を表すシグナルを有す
る。
実施例12の方法で形成したIC1772のテトラブチ
ルアンモニウム塩6gをアセチル化の場合と同じ方法で
無水ヘキサン酸により処理する。下記の特性を有する生
成物IC1926が得られる(3g) :硫酸/カルボ
キシルの比: 2.20meq/g。
炭素のNMRスペクトル(51,6pp−のメタノール
を内部標準とする)は、15.5pp論、23.9pp
m、26.2pp+m、32.7ppm及び36.lp
pmでヘキシル基のCB、及びCO,の特徴たるシグナ
ルを示す。
プロトンのNMRスペクトルは、二糖単位当たり約1つ
のヘキシル基が存在することを示す。
及1匝吐:アン トロンビンIIIに  る実施例12
で説明した抗血液凝固活性をもたないフラグメントの混
合物をゲル濾過によって種々の成分に分別する。その結
果、分子量の観点から見て等質な複数のフラクションが
得られる。これらのフラクションの分子量は7700.
6500.5800.5300.4980.4400.
3900.3400.2600.1860及び1210
である。
ツー シ ンのエスール の   ・ 分子12600のフラクション(0,20g)をトリブ
チルアンモニウム塩に変換し、次いで凍結乾燥処理し且
つ乾燥させる(0.34g)。この生成物をDMF(2
ml)に溶解し、0℃に冷却した後、ジメチルアミノピ
リジン(18mg)、無水酪酸(0,49m1)及びト
リブチルアミン(0,7m1)を順次加える。室温で2
4時間後に重炭酸ナトリウム(5%溶液1m1)を加え
、次いで2時間後にこの混合物を5ephadex G
25カラム(11)でクロマトグラフィーにかけて0.
2N塩化ナトリウムにより溶離する。得られた生成物を
脱塩し凍結乾燥処理すると、明るい薄茶色の粉末が得ら
れる(0.24g)。
残りのフラクションも同様に処理して対応する物質を形
成し、IR分析にかけると、1734cm−’でエステ
ルバンドの存在が検出される。これらの物質の硫酸化率
(硫酸/カルボキシルの比)はアシル化後も変わらない
12L」21ユI元− この値は、物質をブタノール−硫酸混合物でブタノーリ
シスし、次いでクロロホルムによりブチルエステルを抽
出し、水で洗浄して過剰ブタノールを除去し、その後で
気相クロマトグラフィーにかけて測定する。
ムの製造と同じ条件で形成したデルマタン硫酸のテトラ
ブチルアンモニウム塩(0,91g)のジメチルホルム
アミド(20s+ I )溶液を0℃に冷却し、これに
無水酢酸(1,35m1 ;14.2mmoles)を
滴下し、更にトリエチルアミン(1,97鯛I ;14
.2mnoles)及びジメチルアミノピリジン(0,
7mmoles)を滴下する。室温で24時間後に水(
40m l )を加え、次いで72時間透析する。0℃
でDowex 50 H’カラムに通し、次いでソーダ
で中和してナトリウム塩を得る。これを凍結乾燥処理す
ると、薄茶色の粉末が得られる(0.52g)。
この0−アセチル化デルマタン硫酸は下記の特性を有す
る: 硫酸/カルボキシル比が0.99tmeq/gである(
出発物質は1.05meq/g) 。
コC−NMRスペクトル(51,6111111のメタ
ノールを内部標準とする)では、 25.2pp−でC11,−Co−N)l−のCH3の
シグナルが見られ(出発物質と同じ)、 23.0ppmでCI、−Co−0のCI+、のシグナ
ルが見られる。
デルマタン硫酸のテトラブチルアンモニウム塩(1g)
とN、N−ジメチルアミノピリジン(110端g)とを
無水ジメチルポルムアミドに溶解する。無水コハク酸(
396mg)及びトリブチルアミン(0,94陪I)を
加えた後、該媒質を無水条件下60℃で2時間インキュ
ベー1・する。冷却し、水(2ml)を加えた後、酢酸
ナトリウムで飽和した冷アルコール溶液で沈澱処理する
。沈澱物をエタノールで洗浄し、発熱物質を除去した水
に溶解し、その後5%重炭酸ナトリウムに対して36時
間透析し、更に水に対して3日間透析する。凍結乾燥処
理するとO−スクシニル化デルマタン硫酸がナトリウム
塩の形態で得られる(0.8311Ig>。
赤外スペクトル(KBr)は1730cm−’及び+4
20cFaでカルボキシル基に特徴的な周波数(波の数
)を示す。
0.0中の炭素のNMRスペクトル(51,6ppmの
メタノールを内部標準とする)は、33pp輸、34.
5ppm及び183.6ppmでスクシニル基の特徴的
シグナルを示し、且つ出発物質の場合と同様に25.3
ppmでアセトアミド基のメチルの特徴的シグナルを示
す。
硫酸/カルボキシル比は0.51である。
NaHasawa及びInoueの方法(Method
s CarbohydrChem、Vol、VIrl、
p、291−294)でヘパリンをN−脱硫酸処理しく
N−desulfaL6e)、次いでドアセチル化する
これをDomeに50 H”樹脂に通し、次いでトリブ
チルアミンのエタノール溶液で中和して、l・リブチル
アンモニウム塩(1g)を得る。
凍結乾燥処理し且つ乾燥させた後、この塩をジメチルホ
ルムアミド(10陪I)に溶解し、0℃に冷却して、無
水酪酸〈21)、トリブチルアミン(2a I )及び
ジメチルアミノピリジン(65+ag)を加える。24
時間後に水(51)を加え、この混合物を5%重炭酸ナ
トリウム溶液及び水に対して順次透析する。
Dovaex 5(l H“に通し、ソーダで中和する
と、N−アセチル化0−ブチリル化ヘパリンのナトリウ
ム塩が得られる。
炭素のNMRスペクトル(51,6ppmのメタノール
を内部標準とする)4ま、24.6ppmでN−アセチ
ルの特徴的シグナルを示し、且つ16pp蹟、20pp
m及び38ppmで酪酸エステルに特徴的なシグナルを
示す。
部分的にト脱硫酸し且つN−アセチル化したヘパリンを
用いてこの実験を繰り返せば、部分的H−説硫酸N−ア
セチル化0−ブチリル化生成物を得ることができる。
タン[6のテトラブチルアンモニウム塩(0,8g)を
、ジメチルアミノピリジン(76mg)、無水酢酸(1
,2m1)及びトリエチルアミン(1,7m1)の添加
によってアセチル化する。この混合物を1時間80℃に
加熱する。
室温まで冷却した後、水(0,45m1>を加え、次い
で0.3M酢酸ナトリウムのエタノール(100ml)
溶液を加える。遠心分離にかけた後、沈澱物を水に溶解
し、蒸留水に対して透析する。Dowex 50 H’
カラムでイオン交換処理し、次いでソーダで中和してナ
トリウム塩を得る。凍結乾燥処理すると過アセチル化デ
ルマタン硫酸が得られる(0.51g)。
この生成物は硫酸/カルボキシル比が1.07meq/
gであり(出発物質は1.05a+eq/g)、二糖単
位当たり約3つのアセチル基を有する。
ヘパリン酸テトラブチルアンモニウム(18)のジメチ
ルホルムアミド<10m l )溶液に臭化ベンジル(
0,17m1)を加える。室温で24時間後に、酢酸テ
トラブチルアンモニウム(220mg)を加える。24
時間後に、形成されたベンジルエステルのアセチル化を
行う。そのためには、ジメチルアミノピリジン(57+
ag)を導入し、次いでトリエチルアミン(1,3m1
)及び無水酢酸(0,9m1)を加える。
室温に戻した後、この反応混合物を24時間撹拌する。
水を加え、酢酸ナトリウムの飽和エタノール溶液で生成
物を沈澱させる。蒸留水に対して透析した後、Dowe
x 50 H”に通し、ソーダで中和し且つ凍結乾燥処
理すると、0−アセチル化ヘパリンベンジルエステルの
すトリウム塩が得られる(0.57g)。
この生成物は硫酸/カルボキシル比が3.6+*eq/
gである(非ベンジル化出発物質は2.20meq/g
) −炭素のスペクトル(51,6pp−のメタノール
を内部標準とする)は23.3ppm(0−アセチル)
及び131.6ppm(ベンジル)でシグナルを示す。
約24.5ppmでのC13−Co−N1(のC11,
のシグナルは出発物質のシグナルと同じである。
凍結乾燥すると、0−アセチル化デルマタン硫酸のベン
ジルエステルが得られる(0.63g)。
デルマタン硫酸のテトラブチルアンモニウム塩(1g)
を無水ジメチルポルムアミド(15ml)中に溶解する
。この溶液を0℃に冷却した後、臭化ベンジル(0,2
5+al)を加え、室温で24時間静置する。
酢酸テトラブチルアンモニウム(0,32g)を加え、
室温で24時間後にアセチル化を行う。
無水酢酸(1,5m1)を導入し、次いでトリエチルア
ミン(2,2m1)及びジメチルアミノピリジン(96
m+11)を加える。24時間後に水(0,6m1)を
加え、これに酢酸ナトリウムの飽和エタノール溶液を加
えて生成物を沈澱させる。
得られた生成物を10%塩化ナトリウム及び水に対して
順次透析する。
実施例2のヘパリン酸トリブチルアンモニウムの製造方
法と同じ条件で製造したデルマタン硫酸のトリブチルア
ンモニウム塩(2g)と、N、N−ジメチルアミノピリ
ジン(220mg)とを無水ジメチルホルムアミド(2
5m l )中に溶解する。0℃に冷却した後、無水醋
酸(5,9m1)を滴下し、次いでトリブチルアミン(
8、6m l )を滴下する。24時間インキュベート
し、0℃に冷却した後、水(1ml)を加える。酢酸す
l・リウムの飽和冷アルコール溶液で沈澱処理する。
沈澱物をエタノールで洗浄し、発熱物質を除去した水に
溶解し、5%重炭酸ナトリウムに対して36時間透析し
、次いで水に対して3日間透析する。
凍結乾燥処理すると、0−ブチリル化デルマタン硫酸が
ナトリウム塩の形態で得られる(1.3g)。
D20中の炭素のN14Rスペクトル(51,6ppl
Rのメタノールを内部標準とする)は15.6ppm、
20.5pp+n及び38.4ppmにブチリル基を表
すシグナルを有し、且つ25.2ppmで出発物質と同
様にアセトアミド基のメチルを表すシグナルを示す。
硫酸/カルボキシル比は1.05である。
デルマタン硫酸のトリブチルアンモニウム塩(2!+)
とN、N−ジメチルアミノピリジン(220翰g>とを
無水ジメチルホルムアミド(25m l >中に溶解す
る。0℃に冷却した後、無水ヘキサン1(9,4m1)
及びトリブチルアミン(8,6IIIl)を順次滴下す
る。室温で24時間後に0℃に冷却し、水(11)を加
え、酢酸ナトリウムの飽和冷アルコール溶液で沈澱処理
する。
沈澱物を無水エタノールで洗浄し、発熱物質を除去した
水に溶解し、5%重炭酸す1〜リウムに対して36時間
透析し、次いで水に対して3日間透析する。凍結乾燥処
理すると0−ヘキサノイル化デルマタン硫酸のナトリウ
ム塩が得られる(1g)。
D20中の炭素のNMRスペクトル(51,6ppmの
メタノールを内部標準とする)は15.9ppm、24
.2pp+n、26.5ppm、33.lppm及び3
6.4ppa+で0−ヘキサノイル基の特徴たるシグナ
ルを示し、且つ25.2ppmで出発物質と同様にアセ
トアミド基のメチルの特徴たるシグナルを示す。
硫酸/カルボキシル比は1.02である。
本発明の方法を仏画特許FR2100735及び欧州特
許EP 256880の方法と比較した。特に、本発明
の方法で製造したヘパリン酢酸エステル(実施例1のI
C1938)の特性を、FR2100735に記載の操
作条件で形成したヘパリン酢酸エステル(物質A)、並
びにEP 256880の実施例3及び4に記載の操作
条件で形成したヘパリン酢酸エステル(物質B及びC)
の特性と比較した。
(a)  撫j]ソ010L ヘパリン酸テトラブチルアンモニウム(1g)の無水ジ
メチルホルムアミド(10ml)溶液に、ジシクロへキ
シルカルボジイミド(4,2g)のジメチルホルムアミ
ド(15+*l)溶液と酢酸(1,16m1>のジメチ
ルホルムアミド(25m l >溶液とを14℃で45
分かけて滴下する。
室温で24時間後に前記反応混合物を濾過し、真空下で
濃縮する。残留物をエーテル中に再懸濁させる。F遇し
洗浄した後、沈澱物を蒸留水に対して透析する。 Do
wex  H”樹脂のカラムに通し、ソーダで中和する
とナトリウム塩が得られる。このようにして、物質Aが
0.493g得られる。
この操作を4℃で48時間という条件でも行った。
(b)  B びCの ロ ホルムアミドとピリジンとの混合物中でヘパリンを塩化
アセチルでアセチル化することによって物質B及びCを
製造した。この操作は、塩化アセチルを物質Bの場合に
は2ml、物質Cの場合には40−1使用して、欧州特
許EP 256880の実施例3及び4に記載の条件で
行う。次いで、酢酸エステルを水にとり、塩化ナトリウ
ムに対して透析する。
(C)ILL 得られた物質の特性を表1に示す。各実験で出発物質と
して使用したヘパリンの特性も比較の基準として示した
ドロキシル基を選択的にアセチル化せしめるから表 1 麦へPTT力価とYin及びFssler力価はin 
vitroで測定。
これらの結果から明らかなように、いずれの物質もへP
TT力価及びYH力価が出発ヘパリンより小さく、特に
物質A、B及びCではその差が激しいが、生成物IC1
938だけは出発ヘパリンとほぼ同等の硫酸/カルボキ
シル比を保持している。これは、本発明の方法がヘパリ
ンの官能基に作用せずにヒである。このことは、これら
の物質の化学的分析で確認される。
物質IC1938、A、B及びCを炭素のNMR分析に
かけた(51.6ppmのメタノールが内部標準)。こ
れらの物質及び出発ヘパリンのスペクトルは下記のよう
に添付図面に示した。
第1図:出発ヘパリン 第2図+ IC1938 第3図:反応後24時間の物質A 第4図:反応後48時間の物質A 第5図:物質B 第6図:物質C 結果は下記の通りである。
1、物質IC1938は炭素スペクトル中に下記のシグ
ナルを有する(第2図)。
CI+、−CO−0のC1,に対応する23.4pp謡
のシグナル、及び 出発ヘパリンのスペクトルに見られるものと同じCH,
−Co−NHのCH,に対応する24.4pp餉のシグ
ナル。
これらのシグナルは、アミノ基及びカルボキシル基が保
持され且つヒドロキシル基が選択的にアセチル化された
ことを意味する。
2、物質Aを炭素の888分光で分析した結果、24時
間後及び48時間に大半゛が形成される(第3図及び第
4図参照)この物質は、ヘパリンのイソ尿素誘導体であ
ることが判明−した、この誘導体は、ジシクロへキシル
カルボジイミドの使用に起因して、カルボキシル基が下
記の基 で置換されている。実際、28ppm、34ppm、5
4ppm及び156ppm辺には前記基の炭素原子に対
応する大きなシグナルが見られるが、23ppm辺のC
H,−CO−0のCH3に対応するシグナルは極めて小
さい。
このように、この方法ではアセチル化が選択的には生起
せず、カルボキシル基が変化する。そのため、硫酸/カ
ルボキシル比が増加する。
3、物質Bは炭素スペクトル中に下記のシグナルを有す
る(第3図参照): C11,−CO−0のC113に対応する23 、1 
pp輸のシグナル、及び CH3−C0−NHのCH,に対応する24.8pp+
mのシグナル。
これは、出発ヘパリン及びIC1938のシグナルより
明らかに強い。
これらのシグナルは、0−アセチル化だけでなく強度の
ドアセチル化も生起したことを示す。従って、使用した
アセチル化方法は選択的ではなく、部分的N−説硫酸化
とそれに次ぐアミンのアセチル化とを生起させ、そのた
め硫酸/カルボキシル比も低下している。
4、   Cは  スペクトル に −のシグナルLX
ii: CI、−Co−0のCI+、に対応する22ppmのシ
グナル、及び 出発ヘパリン及びIC1938より明らかに強いCI、
−Co−NilのC11,に対応する24pp−のシグ
ナル。
従って、物質Bの場合と同様に、0−アセチル化及びN
−アセチル化が同時に生起したことがわかる。
N−説′rLMが物質Bより大規模であるため、硫酸7
/カルボキシル比が著しく低下している。
1、標準範囲と比較したin viLro力価の評価こ
の測定は、ヒト血漿を[感作カオリンセファリン時間(
Leaps de c/:phaline kaoli
n 5ensibilis’)Jと称するテスト(フラ
ンス、^sniareDiago−nostica S
Lago)にかけることによって行つた。結果を下記の
表2に示す。
壺−2 IC1940=実施例5に樅って製造した0−ブチリル
化ヘパリン。
IC1941=実施例6に従って製造した0−ヘキサノ
イル化ヘパリン。
IC1943=実施例8に従って製造した0−デカノイ
ル化ヘパリン。
これらの結果が示すように、本発明の選択的0〜アシル
化生成物はin vitro力価がヘパリンより小さく
、抗血液凝固活性がアシル化@(chatne]47 acylante)の長さの増加に伴って低下する。
2、ヒト血液に関する本発明の物質のin vitro
抗血液凝固活性 この試験は、本発明の物質の用量を2回g/+l及び4
回g/mlにしてヒト血液51に対して行う。被検物質
の代わりにNaClの等張溶液を用いて各物質毎に対照
試験も実施する。血液を室温で30分間インキュベート
した後、3000回転/分で20分間遠心分離処理する
。血小板が除去された血漿をデカンデージョンにかけ、
下記の試験を行う。
”temps de cI!phaline kaol
in 5ensibilis6”(フランス、^5ni
are、 Diagnostica Stago)と称
するキットを用いるTCK (カオリンセファリン時間
)、及び HeptesL’(US^、St  Louis、旧r
machem)。
結果を下記の表3に示す、但し、これらの結果は3回の
試験の平均である。
に3 これらの結果がら明らがなように、物質IC1940及
びIC1941は前記2つの試験方法のいずれでも血液
凝固時間を共用がせる効果を示す、この時間の長さは用
量に比例している。
これに対し物質IC1943は、これらのin vit
r。
法では、血液凝固時間を増加させる作用を殆ど示さなか
った。
3、ヒト血液に関するトロンボ上ラス1〜グラフによる
本発明の生成物のin vitro血液凝固活性の測定 前記試験と同様に、本発明の生成物をヒト血液5−1に
対して2ug/鰺1及び4pg/mlの用呈で使用し、
且つ被検物質の代わりにNaCIの等張溶液を用いて各
生成物毎に対照管を形成する。
室温で30分間インキュベートした後、ヘリゲ(lel
liI?e)のト・ロンボエラストグラフを用いて、0
.1mlの0.058M CaC1□によりカルシウム
沈着処理した(recalcifie)0.25m1の
血液に関するトロンボエラストグラフを作図する。
結果を下記の表4に示す。
、!L4 ★r=反応時間。
k=20mmの振幅に対応する凝血時間a−×=最大振
幅 IPT= 1ncNce de poLenLie) 
thrombodynami−ue これらの結果から明らかなように、IC1940及びI
C1941はr+kを増加させ、atax及びIPTを
低下させる。これは、凝血低下作用の向上を意味する。
この凝血低下作用は、使用量及びアシル鎖の長さに応じ
て増加する。
IC1943はこの試験では前記パラメーターに余り影
響を与えていない。
B / in vivoの      ・′1、ウサギ
体内における(静脈注射)本発明の生成物のin vr
vo抗血液凝固活性の測定:試験は雄ニューシーラント
ウサギを用いて行った。生成物を注射する前に、耳の中
央の動脈から血液を採取する。
次いで、NaCl等張溶液51中に被検物質25mgを
溶解した溶液を、耳の周縁の静脈に注射する。
生成物を注射する前に採取した血液と、注射後6時間、
24時間、48時間及び96時間の時点で採取した血液
とをTCKテスト及びHeptestRにかける。
結果を第7図及び第8図に示す。これらの結果では、血
液凝固活性の持続時間が明らかに延びており、この時間
はアシル化鎖の長さに伴って増加している。
実際、生成物fc 1940の血液凝固活性は注射後6
時間経過してもまだ健在であり、IC1941の場合は
注射後24時間でもまだ明白に観察され、IC1943
の場きはこの活性持続時間が注射後96時間にも及ぶ。
2、トロンボエラストグラフによる本発明の生成物のi
n vivo血液凝固活性の測定被検物質を前記試験と
同様に(NaC1等張溶液51中256)静脈注射する
。ヘリゲの1−ロンボエラストグラフを用いて、注射前
、注射後6時間524時間、48時間及び96時間に採
取した血液試料0 、25m lに関するトロンボエラ
ストグラフを作図する。血液凝固活性が注射後96時間
を超えても存続する場合には、更に採血を行う。
結果を表5.6及び7に示す。
氏5:釉恢瑠實 : IC1940 t(7:耘彼杓賀 : IC1943 L6:*−線趨喰 : IC1941 =15に れらの結果では、いずれの物質の場合にも注射後6時間
でr+kが大幅に増加し、IPTが低下している。これ
は、凝血低下作用の時間が延びていることを意味する。
この時間は物質IC1941の場合には注射後24時間
に及び、物質IC1943の場合には注射後96時間経
過してもまだ測定できる。
以上の結果から明らかなように、これらの物質はいずれ
もin vivoで強力な抗血液凝固活性を示し、この
活性が時間的に長く存続し、in vitro試験では
余り又は全く活性を示さなかったIc 1943がin
 vivo試験では極めて大きな活性を示す。
3、実施例12.13及び14の方法で夫々製造した物
質IC1945、IC1957及びIC1958の抗血
液凝固活性もウサギ体内でin vivo試験にかけた
物質IC1957及びIC1958を静脈注射及び皮下
注射した場合には、長時間にわたる薬物動力学効果(p
harmacocin6tique)が観察された。
C/)IIV−1びIIIV−2ウイルス  in v
itroモールにJIL々A目り 本発明に従って製造した物質を、R,Pauwels他
、JJirol Methods、1987.16,1
71−185に記載のようなHIV−1及び1(IV−
2ウイルス阻害in vitroモデルで試験した。
被検物質はいずれも、細胞毒性の全くない用量で活性を
示した。特に、物質IC1925及びIC1926の活
性は出発物質の活性を上回っていた。
D/ ム       in vitroモールに °
4艷 融合細胞(syncitia>は多数の核をもつ巨大な
細胞であって、正常な14978球と感染した1497
8球との融合によって形成される。
本発明の物質は、MOLT4細胞(正常な14978球
)とHUT−78/IITLV 1116、I[ll胞
(ヒ1−MA胞系(7)r5染Lり14978球)との
同時培養モデルで試験した。
このモデルでは、総ての被検物質が細胞毒性の全くない
用量で活性を示した。特に、物質■C1924、IC1
925及びIC192Bは出発物質より活性が大きいこ
とが判明した。
エンベロープを有し且つRNA又はRNAをゲノムとす
る種々のウィルス(virus envelopp6s
 ?r^DN oua ARN)の阻害に関する本発明
の物質の活性を、特に下記のウィルスに関して調べた: n5v−i及びFISV−2ウイルス(単純ヘルペスウ
ィルスI及び2、RNAをゲノムとするウイルスン、R
NAをゲノムとするVSV (水庖性口内炎ウィルス)
、 RNAをゲノムとするシンドビスウイルス。
被検物質はいずれも細胞毒性のない用量で、これらのウ
ィルスの阻害に関する活性を示した。特に、物質IC1
924、IC1925及びIC1926はVSV及びシ
ンドビスウイルスに対して出発物質より遥かに大きい活
性を示した。
F/          1nvivoモデルにお番る
髭1 ラットを用いて、平滑筋細胞増殖阻害in viv。
モデルで本発明の物質を試験した(^、l’1.C1o
wes及びM、H,Clowes、Labor、Inv
esLig、、1985.52(6)、612616に
記載のようなカテーテルバルーンのモデルを使用)。
被検物質は総て活性を示した。特に、物質IC1924
、IC1925及びIC1926の活性は出発物質の活
性より大きかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は出発物質として用いたヘパリンの、第2図は実
施例1で製造したO−アセチル化ヘパリン(IC193
8)の、第3図(24時間反応)及び第4図(48時間
反応)はFR2100735に従って製造したヘパリン
酢酸エステル(物質^)の、第5図及び第6図はEP2
56880に従って製造したヘパリン酢酸エステル(夫
々物質B及びC)の” C−NMRスペクトルであり、
第7=159− 図及び第8図は本発明の生成物のin vivo抗血液
凝固活性に関するTCKテスト(第7図)及びRepr
ess’(第8図)の結果を示すグラフである。 手続補正書 手続補正寵 平成元年10月20日

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式( I )で表わされる、選択的にO−アシ
    ル化されたグリコサミノグリカン、ならびにこれらの薬
    剤上許容し得る塩: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、 Gは、式: (a)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(a)、または、 式: (a′)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(a′)、または、式: (b)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(b)を表わし、 Uは、式: (c)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(c)、または、 式: (d)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(d)、または、残基(c)もしくは残基(d)
    を過ヨウ素酸酸化してからβ−脱離もしくは酸加水分解
    した後の残基を表わし、 Aは、R_1基、残基R_1−(c)、残基R_1−(
    d)、式: (e)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(e)、または、残基(c)もしくは残基(d)
    を過ヨウ素酸酸化してからβ−脱離もしくは酸加水分解
    した後の残基を表わし、 Bは、O−R_1基、残基(a)−OR_1、残基(a
    ′)−OR_1、残基(b)−OR_1、式: (f)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(f)、または、式: (g)▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(g)を表わすか、あるいは、 Bは、(c)もしくは(d)を過ヨウ素酸酸化してから
    β−脱離もしくは酸加水分解した後に存在するような残
    基が結合している残基(a)、残基(a′)もしくは残
    基(b)を表わし、 R_1は、H、SO_3^−または、アシル(ここで、
    アシルは、α,β−不飽和でないカルボン酸またはジカ
    ルボン酸の残基であつて、炭素原子1〜18個のアルカ
    ノイル基、または、炭素原子2〜3個の置換アルカノイ
    ル基(ただし、炭素原子3〜7個のシクロアルキル基、
    または、炭素原子1〜14個のアルキル基、ハロゲン原
    子、NO_2基もしくはOCH_3基の1個以上により
    置換されていてもよいフェニル基、または、炭素原子4
    〜16個の不飽和脂肪族炭化水素基によつて置換されて
    いる)、または、炭素原子1〜4個のアルキル基、ハロ
    ゲン原子、NO_2基もしくはOCH_3基の1個以上
    により置換されていてもよいベンゾイル基、または、シ
    クロアルキル(C_3_−_7)カルボニル基の中から
    選択される)を表わし、 R_2は、SO_3^−および/またはアセチル基(た
    だし、R_1がアセチル基を表わす場合、N−アセチル
    グルコサミンの割合は多くともヘパリンの場合と等しい
    )を表わし、 R_3は、水素原子、炭素原子1〜10個、好ましくは
    炭素原子1〜4個のアルキル基、炭素原子7〜12個の
    フェニルアルキル基、または、アルカリ金属もしくはア
    ルカリ土類金属のカチオンを表わし、 nは、1〜80の整数である。 ただし、R_1は、二糖単位当たり少なくとも0.1〜
    3個のアシル基、好ましくは0.5〜2個のアシル基の
    割合でアシル基を表わす]。
  2. (2)式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、 Aは、請求項1記載の意味を有しており、 R_1は、Hおよび/またはSO_3^−および/また
    は式( I )で定義したようなアシル基を表わし、R_
    2は、SO_3^−および/またはアセチル基(ただし
    、R_1がアセチル基を表わす場合、N−アセチルグル
    コサミンの割合は多くともヘパリンの場合と等しい)を
    表わし、 R_3は、水素原子、炭素原子1〜10個、好ましくは
    炭素原子1〜4個のアルキル基、炭素原子7〜12個の
    フェニルアルキル基、または、アルカリ金属もしくはア
    ルカリ土類金属のカチオンを表わし、 Bは、(a)−OR_1、(f){ただし、(a)およ
    び(f)は請求項1で定義した通り}、OR_1、また
    は、(c)もしくは(d)を過ヨウ素酸酸化してからβ
    −脱離もしくは酸加水分解した後に存在するような残基
    が結合している残基(a)を表わし、nは、1〜80の
    整数であるが、AがR_1、残基R_1−(c)または
    残基R_1−(d)を表わし、かつBがO−R_1、残
    基(a)−OR_1または残基(b)−OR_1を表わ
    す場合には、nが1〜16の整数である]で表わされる
    ことを特徴とする、請求項1記載の選択的にO−アシル
    化されたグリコサミノグリカン。
  3. (3)式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、A、B、R_1、R_2およびnは請求項2記
    載の意味を有しており、R_3は水素原子またはアルカ
    リ金属もしくはアルカリ土類金属のカチオンを表わす]
    で表わされることを特徴とする、請求項2記載の選択的
    にO−アシル化されたグリコサミノグリカン。
  4. (4)式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、A、B、R_1、R_2およびnは請求項2記
    載の意味を有しており、R_3は炭素原子1〜10個、
    好ましくは炭素原子1〜4個のアルキル基、または炭素
    原子7〜12個のフェニルアルキル基を表わす]で表わ
    されることを特徴とする、請求項2記載の選択的にO−
    アシル化されたグリコサミノグリカン。
  5. (5)式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、 Aは、請求項1記載の意味を有しており、 R_1は、H、および/またはSO_3^−、および/
    またはアシル基(ここで、アシルは、α,β−不飽和で
    ないカルボン酸またはジカルボン酸の残基であつて、炭
    素原子4〜18個のアルカノイル基、または、炭素原子
    2個もしくは3個の置換アルカノイル基(ただし、炭素
    原子3〜7個のシクロアルキル基、または、炭素原子1
    〜14個のアルキル基、ハロゲン原子、NO_2基もし
    くはOCH_3基の1個以上により置換されていてもよ
    いフェニル基、または、炭素原子4〜16個の不飽和脂
    肪族炭化水素基によつて置換されている)、または、炭
    素原子1〜4個のアルキル基、ハロゲン原子、NO_2
    基もしくはOCH_3基の1個以上により置換されてい
    てもよいベンゾイル基、または、シクロアルキル(C_
    3_−_7)カルボニル基の中から選択される)を表わ
    し、 R_2は、SO_3^−および/またはアセチル基(た
    だし、R_1がアセチル基を表わす場合、N−アセチル
    グルコサミンの割合は多くともヘパリンの場合と等しい
    )を表わし、 R_3は、水素原子、炭素原子1〜10個、好ましくは
    炭素原子1〜4個のアルキル基、炭素原子7〜12個の
    フェニルアルキル基、または、アルカリ金属もしくはア
    ルカリ土類金属のカチオンを表わし、 nは、1〜80の整数である。 ただし、R_1は、二糖単位当たり少なくとも0.5〜
    2個のアシル基、好ましくは1個のアシル基の割合でア
    シル基を表わす]で表わされることを特徴とする、請求
    項1記載の選択的にO−アシル化されたグリコサミノグ
    リカン。
  6. (6)式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、A、B、R_1、R_2およびnは請求項5記
    載の意味を有しており、R_3は水素原子またはアルカ
    リ金属もしくはアルカリ土類金属のカチオンを表わす]
    で表わされることを特徴とする、請求項5記載の選択的
    にO−アシル化されたグリコサミノグリカン。
  7. (7)式II: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、A、B、R_1、R_2およびnは請求項5記
    載の意味を有しており、R_3は炭素原子1〜10個、
    好ましくは炭素原子1〜4個のアルキル基、または炭素
    原子7〜12個のフェニルアルキル基を表わす]で表わ
    されることを特徴とする、請求項5記載の選択的にO−
    アシル化されたグリコサミノグリカン。
  8. (8)グリコサミノグリカンが、10,000ダルトン
    未満の分子量を有するヘパリン断片混合物、2,000
    〜7,000ダルトンの平均分子量を有するヘパリン断
    片混合物、約4,500ダルトンの平均分子量を有する
    ヘパリン断片混合物、約2,500ダルトンの平均分子
    量を有するヘパリン断片混合物、分子量に関して均質な
    ヘパリン断片混合物、および合成によって得られる分子
    量と官能性に関して均質なヘパリン断片より成る群の中
    から選択され、アシル基が二糖単位当たり少なくとも0
    .1〜3個のアシル基、好ましくは0.5〜2個のアシ
    ル基の割合であることを特徴とする、請求項1〜4のい
    ずれか一項に記載の選択的にO−アシル化されたグリコ
    サミノグリカン。
  9. (9)グリコサミノグリカンがヘパリンであり、アシル
    基が二糖単位当たり少なくとも0.5〜2個のアシル基
    、好ましくは1個のアシル基の割合であることを特徴と
    する、請求項5〜7のいずれかに記載の選択的にO−ア
    シル化されたグリコサミノグリカン。
  10. (10)式III: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [式中、 Aは、請求項1で定義したR_1、R_1−(c)また
    はR_1−(d)を表わし、 R_1は、H、および/またはSO_3^−、および/
    または請求項1で定義したアシル基を表わし、R_2は
    、SO_3^−および/またはアセチル基(ただし、R
    _1がアセチル基を表わす場合、N−アセチルグルコサ
    ミンの割合は多くともヘパリンの場合と等しい)を表わ
    し、 R_3は、水素原子、および/または炭素原子1〜10
    個、好ましくは炭素原子1〜4個のアルキル基、または
    炭素原子7〜12個のフェニルアルキル基、またはアル
    カリ金属もしくはアルカリ土類金属のカチオンを表わし
    、 nは、3〜12の整数である]で表わされることを特徴
    とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の選択的に
    O−アシル化されたグリコサミノグリカン。
  11. (11)式IV: ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) [式中、 R_1は、H、および/またはSO_3^−、および/
    または請求項1で定義したアシル基を表わし、R_2は
    、SO_3^−および/またはアセチル基(ただし、R
    _1がアセチル基を表わす場合、N−アセチルグルコサ
    ミンの割合は多くともヘパリンの場合と等しい)を表わ
    し、 R_3は、水素原子、および/または炭素原子1〜10
    個、好ましくは炭素原子1〜4個のアルキル基、または
    炭素原子7〜12個のフェニルアルキル基、またはアル
    カリ金属もしくはアルカリ土類金属のカチオンを表わし
    、 Bは、請求項1で定義した(a)−OR_1、またはO
    R_1を表わし、 nは、2〜20の整数である]で表わされることを特徴
    とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の選択的に
    O−アシル化されたグリコサミノグリカン。
  12. (12)グリコサミノグリカンが、ヘパリン、またはア
    ンチトロンビンIIIに対する結合部位を欠如したヘパリ
    ン画分もしくはヘパリン断片から選択されていることを
    特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の選択
    的にO−アシル化されたグリコサミノグリカン。
  13. (13)式V: ▲数式、化学式、表等があります▼(V) [式中、 Aは、R_1−(c)、R_1−(d)、または、(c
    )もしくは(d)を過ヨウ素酸酸化してからβ−脱離も
    しくは酸加水分解した後の残基を表わし、 Bは、(a)−OR_1、または、(c)もしくは(d
    )を過ヨウ素酸酸化してからβ−脱離もしくは酸加水分
    解した後に存在するような残基が結合してい   る残
    基(a)を表わし、 R_1は、請求項1記載の意味を有しており、R_2は
    、SO_3^−またはアセチル基を表わし(ただし、S
    O_3^−の割合は約90%である)、R_3は、水素
    原子またはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属のカ
    チオンを表わし、 nは、1〜80の整数である]で表わされることを特徴
    とする、請求項1、2、5および12のいずれか一項に
    記載の選択的にO−アシル化されたグリコサミノグリカ
    ン。
  14. (14)式VI: ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) [式中、 Aは、R_1、R_1−(c)、R_1−(d)、また
    は(c)もしくは(d)を過ヨウ素酸酸化してからβ−
    脱離した後の残基を表わし、 Uは、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の残基、または、少なくとも2個の鎖に対して1個の糖
    単位の割合の、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる2位の炭素と3位の炭素との間で開環した
    硫酸化されてないウロン酸(D−グルクロン酸またはL
    −イズロン酸)を表わし、 Bは、(a)−OR_1、OR_1、または、(c)も
    しくは(d)を過ヨウ素酸酸化してからβ−脱離した後
    に存在するような残基が結合している残基(a)を表わ
    し、 R_1は、請求項1記載の意味を有しており、R_2は
    、SO_3^−またはアセチル基を表わし(ただし、S
    O_3^−の割合は少なくとも約90%である)、 R_3は、水素原子またはアルカリ金属もしくはアルカ
    リ土類金属のカチオンを表わし、nは、2〜18の整数
    である]で表わされることを特徴とする、請求項1、2
    、5および12のいずれか一項に記載の選択的にO−ア
    シル化されたグリコサミノグリカン。
  15. (15)式VI[式中、nは大部分の分子種に対して7〜
    15の整数であり、R_1は炭素原子2〜10個、有利
    には4〜10個、好ましくは炭素原子4個または6個の
    アルカノイル基である]で表わされることを特徴とする
    、請求項1、2、5および12のいずれか一項に記載の
    選択的にO−アシル化されたグリコサミノグリカン。
  16. (16)nが2〜12の整数であり、分子量に関して均
    質な断片の混合物で構成されていることを特徴とする、
    請求項14または15に記載の選択的にO−アシル化さ
    れたグリコサミノグリカン。
  17. (17)式VII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VII) Aは、式 I に対して定義したR_1、R_1−(c)
    またはR_1−(d)を表わし、 R_1は、炭素原子2〜18個のアルカノイル基を表わ
    し、 R_3は、水素原子またはアルカリ金属もしくはアルカ
    リ土類金属のカチオンを表わし、Bは、式 I に対して
    定義した(a)−OR_1、またはOR_1を表わし、 nは、1〜80の整数である]で表わされることを特徴
    とする、請求項1、2、5および12のいずれか一項に
    記載の選択的にO−アシル化されたグリコサミノグリカ
    ン。
  18. (18)式VIII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII) [式中、 Aは、請求項1記載の意味を有しており、 R_1は、Hおよび/またはSO_3^−および/また
    は請求項1で定義したアシル基を表わし、R_3は、水
    素原子、炭素原子1〜10個、好ましくは炭素原子1〜
    4個のアルキル基、炭素原子7〜12個のフェニルアル
    キル基、またはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属
    のカチオンを表わし、Bは、式 I に対して定義した(
    b)−OR_1もしくは(g)、またはOR_1、また
    は(c)もしくは(d)を過ヨウ素酸酸化してからβ−
    脱離もしくは酸加水分解した後に存在するような残基が
    結合している残基(b)を表わし、 nは、1〜80の整数である]で表わされることを特徴
    とする、請求項1記載の選択的にO−アシル化されたグ
    リコサミノグリカン。
  19. (19)式VIII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII) [式中、 A、B、R_1およびnは請求項18記載の意味を有し
    ており、 R_3は、水素原子またはアルカリ金属もしくはアルカ
    リ土類金属のカチオンを表わす]で表わされることを特
    徴とする、請求項18記載の選択的にO−アシル化され
    たグリコサミノグリカン。
  20. (20)式VIII: ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII) [式中、 A、B、R_1およびnは、請求項18記載の意味を有
    しており、 R_3は、炭素原子1〜10個、好ましくは炭素原子1
    〜4個のアルキル基、または炭素原子7〜12個のフェ
    ニルアルキル基を表わす]で表わされることを特徴とす
    る、請求項18記載の選択的にO−アシル化されたグリ
    コサミノグリカン。
  21. (21)グリコサミノグリカンが、デルマタン硫酸およ
    びその断片、ならびにコンドロイチン4−硫酸および6
    −硫酸およびそれらの断片より成る群の中から選択され
    ており、アシル基が二糖単位当たり少なくとも0.1〜
    3個のアシル基、好ましくは0.5〜2個のアシル基の
    割合であることを特徴とする、請求項1、18、19お
    よび20のいずれか一項に記載の選択的にO−アシル化
    されたグリコサミノグリカン。
  22. (22)R_1が炭素原子4〜10個のアルカノイル基
    である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の選択的
    にO−アシル化されたグリコサミノグリカン。
  23. (23)請求項1〜22のいずれか一項に記載の選択的
    にO−アシル化されたグリコサミノグリカンの製造方法
    であって、 (A)式IX: ▲数式、化学式、表等があります▼(IX) [式中、 G^・は、式: (a)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(a)^・、または、式: (a′)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(a′)^・、または、 式: (b)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(b)^・を表わし、 U^・は、式: (c)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(c)^・または、式: (d)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(d)^・、または、残基(c)^・もしくは残
    基(d)^・を過ヨウ素酸酸化してからβ−脱離もしく
    は酸加水分解した後の残基を表わし、 A^・は、R_1^・基、残基R_1^・−(c)^・
    、残基R_1^・−(d)^・、式: (e)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(e)^・、または、残基(c)^・もしくは残
    基(d)^・を過ヨウ素酸酸化してからβ−脱離もしく
    は酸加水分解した後の残基を表わし、 B^・は、OR_1^・基、残基(a)^・−OR_1
    ^・、残基(a′)^・−OR_1^・、残基(b)^
    ・−OR_1^・、式: (f)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(f)^・、または、式: (g)^・▲数式、化学式、表等があります▼ の残基(g)^・を表わすか、あるいは、 Bは、(c)^・もしくは(d)^・を過ヨウ素酸酸化
    してからβ−脱離もしくは酸加水分解した後に存在する
    ような残基が結合している残基(a)^・、残基(a′
    )^・もしくは残基(b)^・を表わし、R_1^・は
    、HまたはSO_3^−を表わし、R_2は、SO_3
    ^−またはアセチル基(ただし、R_1がアセチル基を
    表わす場合、N−アセチルグルコサミンの割合は多くと
    もヘパリンの場合と等しい)を表わし、 R_3は、水素原子、炭素原子1〜10個のアルキル基
    、炭素原子7〜12個のフェニルアルキル基、または、
    アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属のカチオンを表
    わし、 nは、1〜80の整数である]で表わされるグリコサミ
    ノグリカンを、このグリコサミノグリカンの、極性で非
    プロトン性の有機溶剤に可溶な塩に変換し、 (B)前記の極性で非プロトン性の有機溶剤中で、触媒
    量のピリジンまたはジアルキルアミノピリジンおよびプ
    ロトン受容体を存在させて、前記塩を、アシル−O−ア
    シル (式中、アシルは請求項1で定義した通りである)の無
    水物で処理し、 (C)得られた生成物を、エタノール中で酢酸ナトリウ
    ム溶液の作用によつて沈澱させ、(D)得られた沈澱を
    水に溶解させ、透析して、選択的にO−アシル化された
    グリコサミノグリカンを単離し、場合により、得られた
    選択的にO−アシル化されたグリコサミノグリカンのナ
    トリウム塩を薬剤上許容し得る他の塩に変換する ことからなる、請求項1〜22のいずれか一項に記載の
    選択的にO−アシル化されたグリコサミノグリカンの製
    造方法。
  24. (24)ステップAで使用するグリコサミノグリカンを
    、ヘパリン、10,000ダルトン未満の分子量を有す
    るヘパリン断片混合物、2,000〜7,000ダル約
    4,500ダルトンの平均分子量を有するヘパリン断片
    混合物、約2,500ダルトンの平均分子量を有するヘ
    パリン断片混合物、分子量に関して均質なヘパリン断片
    混合物、および合成によって得られる分子量と官能性に
    関して均質なヘパリン断片より成る群の中から選択する
    ことを特徴とする、請求項23記載の方法。
  25. (25)ステップAで使用するグリコサミノグリカンが
    、ヘパリン、またはアンチトロンビンIIIに対する結合
    部位を欠如したヘパリン画分もしくはヘパリン断片であ
    ることを特徴とする、請求項23記載の方法。
  26. (26)ステップAで使用するグリコサミノグリカンを
    、デルマタン硫酸およびその断片、ならびにコンドロイ
    チン4−硫酸および6−硫酸およびそれらの断片より成
    る群の中から選択することを特徴とする、請求項23記
    載の方法。
  27. (27)ステップAのグリコサミノグリカンが、第三級
    アミンの塩、特にトリブチルアミンの塩、または第四級
    アンモニウムの塩、特にテトラブチルアンモニウムの塩
    であることを特徴とする、請求項23〜26のいずれか
    一項に記載の方法。
  28. (28)ステップBで使用する無水物が、炭素原子を2
    〜10個、有利には4〜10個、好ましくは炭素原子を
    4個または6個含有するアルカン酸の無水物であること
    を特徴とする、請求項23〜27のいずれか一項に記載
    の方法。
  29. (29)ステップBを、ジメチルホルムアミド、ヘキサ
    メチルホスホロトリアミド、ピリジン、これらの溶剤の
    混合物、または前記の溶剤とジクロロメタンとの混合物
    より成る群の中から選択された極性で非プロトン性の溶
    剤中で実施することを特徴とする、請求項23〜28の
    いずれか一項に記載の方法。
  30. (30)ステップBで、プロトン受容体として、ピリジ
    ン、トリエチルアミンおよびトリブチルアミンより成る
    群の中から選択された塩基を使用することを特徴とする
    、請求項23〜29のいずれか一項に記載の方法。
  31. (31)ステップDの透析を弱塩基の存在下で実施する
    ことを特徴とする、請求項23〜30のいずれか一項に
    記載の方法。
  32. (32)ステップBを、0℃から100℃まで、特に5
    0℃から100℃までの温度で実施することを特徴とす
    る、請求項23〜31のいずれか一項に記載の方法。
  33. (33)製薬基剤と共に、活性成分として、請求項1〜
    22のいずれか一項に記載の選択的にO−アシル化され
    たグリコサミノグリカンの少なくとも1種を有効量で含
    有することを特徴とする薬剤組成物。
  34. (34)選択的にO−アシル化されたグリコサミノグリ
    カンが、ナトリウム、マグネシウムまたはカルシウムの
    塩のような薬剤上許容し得る塩の形態であることを特徴
    とする請求項33記載の薬剤組成物。
  35. (35)製薬基剤が経口投与に適したものであり、組成
    物が耐胃性カプセル、錠剤もしくは丸剤の形態、または
    飲用溶液の形態であつて、有利には単位投与形態当たり
    50mg〜5gの活性成分を含んでおり、好ましくはカ
    プセル、錠剤もしくは丸剤は100〜1000mg、飲
    用溶液は10〜150mgの活性成分を含んでいること
    を特徴とする、請求項33または34記載の薬剤組成物
  36. (36)組成物が静脈内投与、筋肉内投与または皮下投
    与用の、無菌または滅菌可能な注射用溶液の形態であり
    、この溶液が、皮下注射用の場合は選択的にO−アシル
    化されたグリコサミノグリカンを50〜200mg/m
    l含有し、または静脈内もしくは潅注用の場合は選択的
    にO−アシル化されたグリコサミノグリカンを20〜2
    00mg/ml含有することを特徴とする、請求項33
    または34記載の薬剤組成物。
  37. (37)ウィルスエンベロープに起因する疾患の治療ま
    たは予防用である、請求項33〜36のいずれか一項に
    記載の薬剤組成物。
  38. (38)AIDSなどのようなレトロウィルスに起因す
    る疾患の治療または予防用である、請求項36記載の薬
    剤組成物。
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