JPH0271457A - ダビング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスク状記録媒体の記録信号を別の記録媒体
に複製するダビング装置に関する。

〔従来の技術〕

電子スチル・カメラ・システムにおける記録媒体である
磁気シートには、映像信号の他に音声信号も記録するこ
とができる。この磁気シートには、同心円状のトラック
が５０本形成されており、記録又は再生時には、当該磁
気シートは毎秒６０回で定速回転する。磁気シートの回
転を一定に保つために、磁気シートの中心部分に磁気部
材を埋め込んであり、この磁気部材の発生する磁気を検
出し、回転を制御している。音声信号は時間軸圧縮され
て記録されており、時間軸圧縮率により、５秒、１０秒
、２０秒の音声信号を記録できるようになっている。

音声信号を記録する際には、例えば１０秒モードの場合
には１ＱＫＨｚのサンプリング・クロックで音声信号を
Ａ／Ｄ変換して一旦、音声メモリに蓄え、１トラック分
蓄えた段階で、読み出してＤ／Ａ変換し、時間軸圧縮さ
れ周波数帯域を上げられたアナログ信号にする。そして
、更に障変調し、前記磁気部材の検出位置を記録開始位
置として、１／６０秒で記録を行う。

磁気シートにこのように記録された信号を再生する際に
は、磁気ヘッドの出力をＦＭ復調し、Ａ／Ｄ変換器、音
声メモリ及びＤ／Ａ変換器を使って時間軸伸長する。例
えば、１０秒モードの記録信号の場合には、１０ＫＨｚ
のサンプリング・クロックで音声メモリの出力データを
Ｄ／Ａ変換する。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記従来例では、磁気シートの記録信号、特に
音声信号を他の磁気シートに複製する場合、先ず再生装
置で音声信号を再生復元し７、それを記録装置に印加し
、時間軸圧縮及びＦＭ変調を行って、他の磁気シートに
記録するという工程を経ることになる。従って、例えば
、５０本のトラック全てに音声信号が２０秒モードで記
録されている場合には、全部のコピーを終えるのに１７
分かかることになり、極めて非能率的である。

そこで、本発明は、このような時間軸圧縮状態の記録信
号を他の記録媒体に短時間で複製できるダビング装置を
提示することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るダビング装置は、複製元のディスク状記録
媒体の記録信号を複製先のディスク状記録媒体に複製す
るダビング装置であって、複製元のディスク状記録媒体
の回転位相を検出する回転位相検出手段と、当該回転位
相検出手段の回転位相信号に従い、複製先のディスク状
記録媒体を、複製元のディスク状記録媒体の回転に同期
して回転させる回転制御手段とを設けたことを特徴とす
る。

〔作用〕

複製元及び複製先のディスク状記録媒体を同期回転させ
ることにより、複製元のディスク状記録媒体の記録信号
を、そのまま又は中間の再生段階で複製先の回路に渡す
ことができ、従って、ディスク状記録媒体の回転速度に
応じた時間で複製作業を終えることができる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１Ａ
図はマスター側（再生装置）の概略構成ブロック図を示
し、第１Ｂ図はスレーブ側（記録装置）の概略構成ブロ
ック図を示す。

第１Ａ図において、１０は複製元の磁気シート、１２は
磁気シート１０の回転位相を知るために磁気シー）１０
に埋め込まれた磁気部材、１４は磁気部材１２を検出す
る検出コイル、１６は検出コイル１４の出力から磁気部
材１２の位置を示す信号（ＰＧ倍信号を形成するＰＧ検
出回路、１７はＰＧ倍信号出力端子、１８は磁気シート
ｌＯのモータ、２０はＰＧ検出回路１６のＰＧ倍信号従
いモータエ８を一定速度で回転させるサーボ回路、２２
は磁気ヘッド、２４は磁気ヘッド２２を磁気シート１０
の半径方向に移動させるヘッド駆動回路、２６は再生ア
ンプ、２８は再生アンプ２６の出力から高周波成分を通
過させるハイ・パス・フィルタ（ＨＰＦ）、３０はＦＭ
復調回路、３２はデイエンファシス回路である。

３４は、再生音声信号を、時間軸圧縮された状態で出力
するか、又は時間軸伸長し、音声帯域の信号に戻して出
力するかを選択するスイッチ、３６は再生音声信号をＲ
Ｆ信号で出力するダビング出力端子、３８はＡ／Ｄ変換
器、４０は音声メモリ、４２は音声メモリ４２を使って
Ａ／Ｄ変換器３８のディジタル出力に対し公知の再生処
理を行う信号処理回路、４４は音声メモリ４０から読み
出されディジタル・データをアナログ化するＤ／Ａ変換
器、４６はノイズ低減回路、４８は音声帯域の音声出力
端子、５０は各部を統括制御するマイクロコンビ二一夕
からなる主制御回路、５２は複製動作を主制御回路５０
に指示する複製スイッチである。

第１Ｂ図において、６０は複製先の磁気シート、６２は
磁気シート６０に埋め込まれた磁気部材、６４は磁気部
材６２の検出コイル、６６はＰＧ検出回路１６と同様の
ＰＧ検出回路、６７は（マスター側のＰＧ出力端子１７
からの）ＰＧ倍信号入力端子、６８は磁気シート６０の
モータ、７０は、通常時にはＰＧ検出回路１６のＰＧ倍
信号従い、ダビング時にはＰＧ入力端子６７のＰＧ倍信
号従ってモータ６８を一定速度で回転させるサーボ回路
、７２は磁気ヘッド、７４はヘッド駆動回路２４と同様
のヘッド駆動回路である。

７５が音声帯域のアナログ音声信号の入力端子、７６は
ノイズ低減回路、７８はＡ／Ｄ変換器、７９は音声メモ
リ、８０は音声メモリ７９を使ってＡ／Ｄ変換器７８の
出力に公知の信号処理を施す信号処理回路、８２は音声
メモリ７９から読み出されたディジタル信号をアナログ
化するＤ／Ａ変換器、８３はＲＰ信号帯域、即ち、時間
軸圧縮された状態での音声信号が入力されるダビング入
力端子、８４はＤ／Ａ変換器８２の出力又はダビング入
力端子８３の人力信号を選択する選択スイッチ、８５は
エンファシス回路、８６はＦ？ｌ変調回路、８８はＨＰ
Ｆ、９０は記録アンプ、９２は図示各部を統括制御する
マイクロコンピュータからなる主制御回路、９４は複製
動作を指示する複製スイッチである。

先ず、マスター側（第１Ａ図）の音声出力端子４８をス
レーブ側（第１Ｂ図）の音声入力端子７５に接続し、通
常の再生及び記録動作により複製する場合の動作を説明
する。この場合には、複製スイッチ５２．９４は共に開
放状態にする。磁気シート１０は磁気部材１２、検出コ
イル１４、ＰＧ検出回路１６、サーボ回路２０及びモー
タ１８により一定回転速度で回転し、主制御回路５ｏは
ヘッド駆動回路２４により磁気へフド２２を、音声信号
の記録トラックに送る。磁気ヘッド２２がらは第２図に
示すようなスペクトル成分のＦＭ変調された音声信号が
得られ、再生アンプ２６により増幅され、ＨＰＦ２８に
より音声成分のみが取り出される。ＦＭ復調回路３ｏに
よりＦＭ復調され、デイエンファシス回路３２によりデ
イエンファシスされ、スイッチ３４に印加される。

複製スイッチ５２が開放状態の時には、主制御回路５０
はスイッチ５２をｂ接点側に接続しており、デイエンフ
ァシス回路３２の出力（ＲＦ音声信号）は、Ａ／Ｄ変換
回路３８によりディジタル化され、信号処理回路４２に
よりスチル・ビデオ記録再生システムの音声フォーマン
トで規定されているトランク番号や時間圧縮率などのデ
ータ及び各種のフラグが取り除かれる。第４図は音声フ
ォーマットの１セクタ一分の模式図であり、Ａがフラグ
部、Ｂがトラック番号や時間軸圧縮率などのデータ部、
Ｃが音声部である。信号処理回路４２は１トラツクが持
つ４個のセクター分について、音声部Ｃを音声メモリ４
０に書き込む。

ｌトラック分が音声メモリ４０に書き込まれた後に音声
帯域レートで読み出され、信号処理回路４２を介してＤ
／Ａ変換器４４に印加される。Ｄ／Ａ変換器４４の出力
が音声帯域の音声信号であり、ノイズ低減回路４６でノ
イズを低減され、音声出力端子４８に出力される。

スレーブ側（第１Ｂ図）では、音声入力端子７５に音声
帯域の音声信号が入力し、ノイズ低減回路７６でノイズ
低減され、Ａ／Ｄ変換器７８でディジタル化され、信号
処理回路８ｏを介して音声メモリ７９に書き込まれる。

音声メモリ７９に１トランク分書き込まれると、ビデオ
・レートで読み出され、信号処理回路８ｏにより前記フ
ラグやトラック番号、時間軸圧縮率などのデータが付加
されて、Ｄ／Ａ変換器８２に印加される。スイッチ８４
は主制御回路９２によりｂ接点側に接続しており、Ｄ／
Ａ変換器８２の出力（ＲＦ音声信号）は、スイッチ８４
を介してエンファシス回路８５に印加され、そこでエン
ファシスされ、ＦＭ変調回路８６でＦＭ変調され、第２
図の周波数帯域を通すＨＰＦ８８及び記録アンプ９ｏを
介して磁気ヘッド７２に印加される。なお、磁気シート
６２は、磁気部材６２、検出コイル６４、ＰＧ検出回路
６６、サーボ回路７０及びモータ６８により一定速魔で
回転している。

次に、ダビング出力端子３６及びダビング入力端子８３
を使って複製する場合を説明する。この場合には、ＰＧ
出力端子１７はＰＧ入カ端子６７に接続しており、複製
スイッチ５２．９４はオンにする。複製スイッチ５２．
９４によりスイッチ３４゜８４はａ接点側に接続し、サ
ーボ回路７ｏはモータ６８の回転制御にＰＧ入力端子６
７のＰＧ倍信号使う。

第１Ａ図のマスター側では、前述の場合と同様に、ｍ気
ヘッド２２の出力は、再生アンプ２６、ＨＰＦ２８、Ｆ
Ｍ復調回路３ｏ及びデイエンファシス回路３２によりＲ
Ｐ音声信号になり、スイッチ３４を介してダビング出力
端子３６に供給される。

また、ＰＧ検出回路１６から出力されるＰＧ倍信号ＰＧ
出力端子エフに供給されている。ＰＧ倍信号再生音声信
号の時間的関係を第３図に示す。第３図（ａｌはＰＧ倍
信号同（ｂ）はダビング出力端子３６のＲＦ音声信号で
ある。ＲＦ音声信号はＰＧ倍信号立ち上がりよりもｔｏ
だけ遅れており、このＰＧ倍信号スレーブ側のＰＧ入力
端子６７に印加され、ＲＦ音声信号がダビング入力端子
８３に印加される。

第１Ｂ図のスレーブ側では、ダビング入力端子８３のＲ
Ｆ音声信号はスイッチ８４を介してエンファシス回路８
５に印加され、ＦＭ変調回路８６、ＨＰＦ８８及び記録
アンプ９０を介して磁気ヘッド７２に印加される。サー
ボ回路７０はＰＧ入力端子６７のＰＧ倍信号即ち、第３
図の（ａ））に従ってモータ６８の回転を制御している
。つまり、磁気シート６０は複製元の磁気シート１０の
回転に同期して回転しており、磁気ヘッド７２の信号は
第３図のタイミングで磁気シート６０に磁気記録される
。

このようにして、１トラック分のダビングが終了する。

■トラック分のダビングには約１／６０秒間しかかから
ないので、多数のトラックの記録信号をダビングする場
合でも、極めて短い時間で終了する。

上記実施例では、ＦＭ復調回路３０により一旦復調して
いるが、勿論、ＦＭ復調及びＦＭ変調の処理を省略して
もよく、また、デイエンファシス及びエンファシスの処
理を省略してもよい。

〔発明の効果〕

以上の説明から容易に理解できるように、本発明によれ
ば、複製元の記録媒体の回転に同期して複製先の記録媒
体を回転させ、複製先の記録信号を中間のＲＰ信号段階
で複製先に渡し、複製先の記録媒体に記録するようにし
ているので、極く短い時間内にダビングを終了すること
ができる。また、再生処理及び記録処理に伴う信号劣化
も少なくできるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図は本発明の一実施例のマスター側の概略構成ブ
ロック図、第１Ｂ図はスレーブ側の概略構成ブロック図
、第２図は磁気シートの音声記録信号の帯域、第３図は
ＰＧ倍信号ＲＦ音声信号のタイミング図、第４図は１セ
クターの音声フォーマットである。 １０．６０−・−磁気シート　１２．６２−・・磁気部
材１４．６４−・−検出コイル　１６　、　６６−ＰＧ
検出回路　１７−・ＰＧ出力端子　１８．６８−・モー
タ２０．７０−・・サーボ回路　３６−ダビング出力端
子　４８・−音声出力端子　５０．９２・−・主制御回
路　５２．９４・・−複製スイッチ　６７−・ＰＧ入力
端子　７５−音声入力端子　８３・−ダビング入力端子 第１Ａ図 第１Ｂ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複製元のディスク状記録媒体の記録信号を複製先のディ
   スク状記録媒体に複製するダビング装置であって、複製
   元のディスク状記録媒体の回転位相を検出する回転位相
   検出手段と、当該回転位相検出手段の回転位相信号に従
   い、複製先のディスク状記録媒体を、複製元のディスク
   状記録媒体の回転に同期して回転させる回転制御手段と
   を設けたことを特徴とするダビング装置。