JPH0270493A - 多階調熱転写記録方法および感熱転写材 - Google Patents

多階調熱転写記録方法および感熱転写材

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JPH0270493A
JPH0270493A JP1161906A JP16190689A JPH0270493A JP H0270493 A JPH0270493 A JP H0270493A JP 1161906 A JP1161906 A JP 1161906A JP 16190689 A JP16190689 A JP 16190689A JP H0270493 A JPH0270493 A JP H0270493A
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heat
layer
ink
thermal transfer
parts
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Nobumori Sugano
菅野 宣盛
Kunio Ishii
邦夫 石井
Yasushi Takeda
寧司 武田
Hiroyuki Futahashi
浩之 二橋
Motohiko Kashioka
柏岡 元彦
Tsuneo Tanaka
恒雄 田中
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は多階調再現可能な熱転写記録方法および感熱転
写材に関する。詳しくは、サーマルヘッドの印加エネル
ギーの大小に応じて色材の転移量を制御しうる多階調再
現可能な熱転写記録方法および感熱転写材に関する。
(従来の技術) 基材フィルム上に熱溶融性インキ層を単に設けた感熱転
写材は、印字の際、−回の転写によってインキが全部記
録材料に転写してしまい、印加エネルギーの大小に応じ
た階調記録はできなかった。このような従来型の感熱転
写材の欠点を改良すべく。
種々の方式の感熱転写材が提案されている。
たとえば、特開昭58−219087号公報には基材フ
ィルム上に中間層を設け、さらに融点の高いインキ層か
ら順に積層させるという技術が開示されている。この技
術では、印加エネルギーの大小により融点の低いインキ
から転写され、微妙な階調表現はしにくいという欠点が
あった。
特開昭59−64390号公報には基材フィルム上に熱
溶融性インキ層を設け、該熱溶融性インキ層が発泡剤を
分散状態で包むように構成されるという技術が開示され
ている。この技術では印加エネルギーによる発泡剤の発
泡の度合により転写されるインキの量を制御するという
ものであるが、前記特開昭58−219087号公報の
発明と同様な欠点を有する。すなわち、微妙な階調表現
はしにくいという欠点があった。
また、特開昭59−106997号公報には、基材フィ
ルム上に加熱により昇華転写制御可能な色素を含有する
昇華性層および熱溶融性化合物を含有する熱溶融性層を
設けるという技術が開示されている。
昇華性染料を用いる。この技術においては、解像度。
階調性は十分であるが、染料に限定されているため耐候
性等に問題があった。
また、特開昭59−64390号公報および特開昭59
−106997号公報等で開示された技術では、プラテ
ン圧が高く、印字速度が遅いプリンターにおいては、イ
ンキ層と基材フィルムとの界面で剥離する場合があった
さらに、特開昭63−137891号公報には多数回使
用可能な感熱転写材が開示されている。しかし、そこに
開示されている感熱転写材を、多階調記録に使用できる
。または適したものであるとの知見は見られない。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、基材フィルムの一面に接着層を介して熱溶融
性インキ層を設け、該熱溶融性インキ層の上に転写制御
層を設けてなる感熱転写材に対し2画像情報等に応じて
エネルギーを付与し転写量を制御する多階調熱転写記録
方法および基材フィルムの一面に接着層を介して熱溶融
性インキ層を設け、該熱溶融性インキ層の上に転写制御
層を設けた多階調感熱転写材である。
本発明は、基材フィルムと熱溶融性インキ層とを強固に
接着する接着層を設けたことにより、印字の際に基材フ
ィルムと熱溶融性インキとの界面で剥離し、その部分に
おいて熱溶融性インキおよび転写制御層が一度に転写し
てしまうことの防止、および転写量miを経て転写され
るインキ量の適切な制御を可能ならしめるものである。
これにより1画像情報等に応じて、つまりサーマルヘッ
ドの印加エネルギーの大小に応じて色材の転移量を制御
することを可能ならしめるものである。
本発明を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は本発明における感熱転写材10の
実施例を示す断面図であり、基材フィルム11の一面に
接着層12を介して熱溶融性インキ層13を設け、該熱
溶融性インキ層13の上層に転写制御層14を設けてな
ることを特徴としている。場合によっては基材フィルム
の他面にバックコートと称する耐熱層16を設けてあっ
てもよい。また転写制御層14は2表面にインキ層13
まで達する微細な孔を多数形成したものであり、より好
ましい実施例では該孔に、熱溶融性樹脂(低融点樹脂)
または熱溶融性インキ15が充填ないし保持されている
。図面では、熱溶融性樹脂または熱溶融性インキ15の
一部が、転写制御層14表面に突出している状態を図示
しているが、はとんど埋め込まれている場合もある。
なお9本発明において、転写制御層とは、線孔または熱
溶融性樹脂もしくは熱溶融性インキを充填した線孔を通
して、溶融したインキを通す層であり。
該孔径および該孔数を適宜選択することにより、転写量
をコントロールすることもできる。
基材フィルム11は、ポリエステルフィルムのようなプ
ラスチックフィルムあるいはコンデンサ紙等通常感熱転
写基材フィルムとして用いられているものが使用される
接着層12は、0℃ないし80℃で、好ましくは10℃
ないし60℃の温度範囲で基材フィルムと熱溶融性イン
キとの両方に接着性を有する高分子化合物が好ましい。
このような高分子化合物としては。
例えば、エチレン−エチルアクリレート共重合体。
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール
、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレン−ブタ
ジェン共重合体、アクリロニトリル−ブタジェン共重合
体、生ゴム、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂等から選
ばれる一種もしくは二種以上の混合物が挙げられる。ま
た、上記で例示した熱可塑性樹脂の以外でも、上記温度
範囲で接着性を有するものであれば、熱架橋性高分子あ
るいはラジカル架橋型のような架橋性の樹脂であっても
よい。
接着層12の厚さは、0.05ないし5μm(ミクロン
メーター)が好ましく、形成方法は上記高分子化合物を
溶剤溶液として基材フィルム上11にグラビア方式のよ
うな塗布装置を用いて形成すればよい。
熱溶融性インキ層13は、カーボンブラックのような顔
料または染料もしくはロイコ染料、パラフィンワックス
もしくは天然ワックスなど、エチレン酢酸ビニル共重合
体などの熱可塑性樹脂1分散剤などを溶融混練して得ら
れるものである。熱溶融性インキ層13は1通常はホン
トメルトコーテングにより塗布することができるが、場
合によっては上記熱溶融性インキ組成物を溶剤に分散さ
せグラビアコーテングによって塗布することもできる。
熱溶融性インキ層13の厚さは1μm〜20μmが好ま
しい。
転写制御層14は2本質的に耐熱性である高分子化合物
を多孔質としたものであって、このような高分子化合物
としては、ポリエステル樹脂、アクリル梼脂、ポリウレ
タン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹脂、セルロー
ス樹脂、ポリカーボネート樹脂のような熱可塑性樹脂も
しくは熱硬化性樹脂を挙げることができる。場合によっ
ては上記樹脂に代えて放射線硬化性のモノマーを塗布し
た後、紫外線、電子線等を照射することによって高分子
化合物としてもよい。
転写制御層の高分子化合物を多孔質とするためには、従
来知られている方法1例えば。
(1)発泡剤を含有した高分子化合物の溶液から塗膜を
形成した後、加熱処理し発泡剤を発泡させる。
(2)水溶性物質を微分散した高分子化合物の溶液から
塗膜を形成した後、水中に浸漬して水溶性物質を除去す
る。
(3)高分子化合物の溶液に比較的沸点の高い溶剤を添
加し、塗膜を形成した後、熱処理して高沸点の溶剤を蒸
発させる。
(4)ワックスや低分子化合物のような低融点物質。
または熱溶融性インキを微分散した高分子化合物の溶液
を塗布、乾燥する。
の何れによってもよい。
上記に挙げた孔の形成方法のうち実用的には後処理を何
ら必要としないという点で(4)の方法が好ましく、詳
しく説明すると、この方法は、熱溶融性樹脂または熱溶
融性インキ100重量部に対し20重量部ないしは40
0重量部、好ましくは50重量部ないしは200重量部
の耐熱性樹脂である高分子化合物を溶解した溶液を加え
て、熱溶融性樹脂または熱溶融性インキを微分散するも
のである。この際有機溶剤としては耐熱性樹脂を溶解す
るが、熱溶融性樹脂または熱溶融性インキの構成成分は
溶解しないものから選択することが必要である。熱溶融
性樹脂または熱溶融性インキの微細粒子化は、ボールミ
ル、アトライタ、サンドミルなどの分散機を用いる。
例えば耐熱性樹脂の溶液と熱溶融性樹脂もしくは熱溶融
性インキをガラスピーズもしくはスチールビーズと混合
撹拌して微細化してもよい。熱溶融性樹脂または熱溶融
性インキを微細粒子化する時に分散剤や微粉末シリカな
どの充てん剤を併用してもよい。
ここでいう熱溶融性樹脂または熱溶融性インキを溶解し
ない溶剤、もしくは溶解しにくい溶剤の例として、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコ
ール、n−ブチルアルコールなどのアルコール類、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチル−n−プロピルケト
ンなどのケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢
酸−n−ブチルなどのエステル類、水などが例示できる
本発明で使用される熱溶融性樹脂または熱溶融性インキ
の樹脂分としては、キャンデリラワックス。
カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、モンタ
ンワックスなどの天然ワックス、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックスなどの石油ワックス、石
炭系合成ワックス、ポリエチレンワックス、及び、脂肪
酸アミド、脂肪族ケトン、脂肪族アミン、脂肪酸エステ
ルなどの油脂系合成ワックスなどが例示できる。
耐熱性樹脂を熱溶融性樹脂または熱溶融性インキを溶解
しない溶剤もしくは溶解しにくい溶剤に溶解して耐熱性
樹脂の溶液とし、該耐熱性樹脂の溶液存在下で熱溶融性
樹脂または熱溶融性インキを微細粒子化して分散する際
に、耐熱性樹脂の溶液の粘度が高すぎると熱溶融性樹脂
または熱溶融性インキを微細粒子化することが困難にな
る。
耐熱性樹脂の溶液の粘度は、2000七ンチポイズ以下
が好ましい。
熱溶融性樹脂または熱溶融性インキの微細粒子の大きさ
は、熱転写する時の文字の濃度及び文字の解像度に影響
する。
熱溶融性樹脂または熱溶融性インキの微細粒子の直径は
、好ましくは0.01μmないし50μmの範囲、より
好ましくは0.1μmないし20μmの範囲がよい。こ
の範囲であれば、多階調記録が良好であり、また転写し
た文字の解像度も十分なものが得られる。上記範囲より
大きい場合は9文字の解像度も不十分である。
また、転写制御層は、熱溶融性樹脂であるビニル系モノ
マーの重合体(粒子)と該重合体(粒子)と相溶性がな
い耐熱性樹脂とから形成された層でもよい。
この重合体1通常粒子は、下記ビニル系モノマーA群か
ら選ばれる少なくとも一種以上の七ツマ−を必須成分と
し、下記ビニル系モノマー8群から選ばれたモノマーを
任意成分とするモノマーの(共)重合体である。
ビニル系モノマーA群 炭素数17以上の長鎖アルキル基を有するビニル系モノ
マーは、−船釣には一般式 %式% (式中R1はH,CHx、CzHs、C3H?等であり
、R2は炭素数17以上の長鎖アルキル基である。) で表示される炭素数17以上の高級アルコールのアクリ
ル酸エステルもしくはメタクリル酸エステルで2例えば
、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、ノ
ナデシルアルコール、エイコシルアルコール、ヘンエイ
コシルアルコール、トコシルアルコール、トリコシルア
ルコール、テトラコシルアルコール等のアルコール類と
アクリル酸またはメタクリル酸 ビニル系モノマー8群 アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ヘキシルなどのアクリル酸エステル類、メタク
リル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ヘキシルなどのメタクリル酸エステル類、ア
クリロニトリル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミ
ド、スチレン。
酢酸ビニル、ビニルエステル類、スチレン等のビニル系
モノマー。
重合体(粒子)は、上記のビニル系モノマーを通常の溶
液重合、懸濁重合、乳化重合等の重合方法で重合して得
られるが1分子量1 、000〜100,000程度の
重合体が好ましい。重合体(粒子)の融点は、好ましく
は30〜150℃、より好ましくは、40〜120℃の
範囲にあるのがよい。
重合体(粒子)は3熱溶融性インキ層と同色の着色剤で
着色したインキであってもよい。
重合体(粒子)は、該重合体(粒子)を溶解しない溶剤
中もしくは水中に分散させて微細な分散体とする。この
目的のためビニル系モノマーを重合する場合、溶媒とし
ては水、もしくは室温で重合体(粒子)を溶解しない溶
剤、たとえばアルコール類、炭化水素系溶剤を単独ある
いは混合して用いる。
このようにして得られた重合体(粒子)の分散体溶液を
、耐熱性樹脂溶液と混合して、基材フィルム上の熱溶融
性インキ層の上に塗布後乾燥すると2本発明でいう転写
制御層が得られる。また予め耐熱性樹脂の一部もしくは
全部を溶剤に溶解した溶液中でビニル系モノマーを重合
してもよい。
耐熱性樹脂としては9例えばアクリル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂。
エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール等のうちガラス転移点の高い
樹脂を単独あるいは二種以上混合したもの。
あるいは硬化剤と併用したものがあげられる。
耐熱性樹脂は2重合体(粒子)の分散体溶液に使用した
溶剤に少なくとも溶解する必要があり、かつビニル系重
合体粒子と耐熱性樹脂が相容しないことが肝要である。
すなわち2重合体(粒子)と耐熱性樹脂とから成る転写
制御層が、多階調表現を可能ならしめるには、印字の際
、ヘッドのエネルギーで重合体(粒子)のみが溶融流出
し同じ個所から熱溶融性インキが少しづつしみ出す必要
がある。このため。
熱時に重合体(粒子)と耐熱性樹脂が相容しないことが
必要である。このビニル系重合体(粒子)の大きさは、
開始剤の量や溶剤組成や冷却速度である程度は制御可能
である。
第1図、第2図は上記(4)の方法により形成した転写
制御層14を示したもので、耐熱性樹脂である高分子化
合物の層の中に熱溶融性樹脂または熱溶融性インキの大
小の粒子15が保持されている。
第3図は上記(1)ないしく3)の方法で得られた転写
制御N14を示したもので、耐熱性樹脂である高分子化
合物の層に多数の貫通孔14aが形成されている。こう
して形成した転写制御層14をさらに熱ロール等の熱処
理を施すことにより貫通孔14aに熱溶融性インキ層1
3のインキを充填することもできる。
また、上記(4)の方法で得られた転写制御層(熱溶融
性樹脂の微小粒子含有)を有する感熱転写材を、さらに
熱溶融性樹脂の軟化点以上の温度で熱処理することもで
きる。熱溶融性樹脂が孔内に保持されている場合、熱処
理することにより下層のインキ層と混合し2弱い印加エ
ネルギーでも良好な印字ができるため、特に好ましい。
転写制御層14の厚さとしては0.1μmないし5μm
が好ましい。なお、転写制御層14の少な(とも多孔質
層の連続層は、実質的に非転写性である。
本発明の感熱転写材は、基材フィルムと熱溶融性インキ
層との間に接着層を有しているので、基材フィルムとイ
ンキ層とが強固に接着され、転写時に基材フィルムと熱
溶融性インキとの界面での剥離が防止される。これによ
り、どのような印字条件でも多階調記録が可能になるの
である。また1本発明の感熱転写材として、インキ層の
顔料を変えて、イエロー2マゼンタ、シアン、さらには
ブラックの順に。
互いに隣接して平面配置(塗工)すれば、フルカラー用
多階調記録型感熱転写材となる。
またはインキ層の顔料をロイコ染料に変えて発色時の色
がイエロー、マゼンタ、シアン、さらにはブラックの順
に、互いに隣接して平面配置(塗工)すれば、用いたロ
イコ染料に対応した顕色剤を有する受容シートと組合せ
ることでフルカラー用多階調記録型感熱転写材となる。
第4図に塗り分けた感熱転写材の1例を示す。イエ0−
13a、?インタ13b、シアン13cが繰り返し塗り
分けられた例を図示している。なお、さらに墨(ブラッ
ク)を加えることもできる。
次に実施例、比較例により本発明を説明する。なお1例
中「部」とは重量部を示す。
実施例1 ウルトラセンUE−760(東洋曹達株式会社エチレン
−酢酸ビニル共重合体)10部をトルエン90部に溶解
し接着剤(A1)を得た。
一方、カーボンブラック20部、パラフィンワックスS
OS、カルナウバワックス20部、エチレン酢酸ビニル
共重合体10部を90℃で十分混練し熱溶融性インキ(
B1)を作成した。
また、これとは別にポリエステル樹脂(東洋紡株式会社
製、バイロン200)5部をメチルエチルケトン25部
に溶解した。次にこのポリエステル樹脂溶液30部およ
び熱溶融性インキ(Bl)5部をガラスピーズ30部と
共にボールミルで分散し、インキ分散塗液(C1)を得
た。
次に厚さ6μm(ミクロンメーター)のポリエステルフ
ィルムにワイヤーバーにて接着剤(A1)を厚さが0.
5μmとなるように塗布し溶剤を乾燥した。
この接着層の上に90℃において熱溶融性インキ(Bl
)を溶融させ、ワイヤーバーで厚さが4μmになるよう
に塗布した。
その後常温まで冷却し、熱溶融性インキ(B1)の上に
インキ分散塗液(C1)を厚さが1μmとなるように塗
布し溶剤を乾燥し熱転写フィルム試料1を得た。
実施例2 実施例1で使用した接着剤(AI)のエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の代わりにスチレン−ブタジェン共重合体
(シェル化学株式会社製カリフレックスTR−1101
) (接着剤(A2))を使用し、実施例1と同様にし
て熱転写フィルム試料2を得た。
実施例3 実施例1の熱溶融性インキ(Bl)の代わりに。
カーボンブラック20部、パラフィンワックス45部、
カルナウバワックス30部、エチレン−酢酸ビニル共重
合体5部を溶融混練した熱溶融性インキを用いて、実施
例1と同様にポリエステル樹脂溶液に分散し、インキ分
散塗液(C2)を作成し、実施例1と同様に熱転写フィ
ルム試料3を得た。
実施例4 バイロン200(東洋紡株式会社製、ポリエステル樹脂
)5部をメチルエチルケトン25部に溶解した。このポ
リエステル樹脂溶液30部およびカルナウバワックス5
部をガラスピーズ3o部と共にボールミルで分散して熱
溶融性樹脂分散塗液(C3)を得た。
厚さ6μmのポリエステルフィルム上に、実施例1の接
着剤(AI)をワイヤーバーで厚さが0.5μmとなる
ように塗布した後、90℃において熱溶融性インキ(B
1)を溶融させ、ワイヤーバーで厚さが4μmになるよ
うに塗布した。その後常温まで冷却し、熱溶融性インキ
(Bl)の上にワイヤーバーにて熱溶融性樹脂分散塗液
(C3)を厚さが0.5μmとなるように塗布し溶剤を
乾燥し熱転写フィルム試料4を得た。
実施例5 実施例4のバイロン200の代わりにBR−80(三菱
レイヨン株式会社製、アクリル樹脂)を使用した熱溶融
性樹脂分散塗液(C4)を用いて、実施例4と同様にし
て熱転写フィルム試料5を得た。
実施例6 セルノバBTHI/2秒(旭化成株式会社製、ニトロセ
ルロース)5部をメチルエチルケトン15部とイソプロ
ピルアルコール15部の混合溶剤に溶解した。この溶液
35部およびライスワックス6部をガラスピーズ30部
と共にボールミルで分散して熱溶融性樹脂分散塗液(C
5)を得た。
厚さ6ミクロンのポリエステルフィルム上に、実施例2
の接着剤(A2)を用いて実施例2と同様にして接着層
を形成し、さらに90℃において実施例1の熱溶融性イ
ンキ(Bl)を溶融させ、ワイヤーバーで厚さが4μm
になるように塗布し、冷却後核熱溶融性インキ(B1)
の上にワイヤーバーにて。
熱溶融性樹脂分散塗液(C5)を厚さが1μmとなるよ
うに塗布した。溶剤を乾燥し熱転写フィルム試料6を得
た。
比較例1 実施例1で作製した熱溶融性インキ(B1)を6μm厚
のポリエステルフィルム上に90℃でワイヤーバーによ
り4μmの膜厚になるように塗布した。
このものを熱転写フィルム試料7とする。
比較例2 ポリエステルフィルム上に実施例1で作製した熱溶融性
インキ(B1)を90℃でワイヤーバーにより4μmの
膜厚になるように塗布した。その上に実施例4で作製し
た熱溶融性樹脂分散塗液(C3)を厚さ0.5μmにな
るように塗布した。
このものを熱転写フィルム試料8とする。
実施例7 カーボンブランク20部、パラフィンワックス50部、
キャンデリラワックス20部、エチレン−酢酸ビニル共
重合体10部を90℃で十分混練し熱溶融性インキ(B
2)を作成した。
バイロン200(東洋紡株式会社製、ポリエステル樹脂
)5部をメチルエチルケトン25部に溶解し。
この溶液と上記熱溶融性インキ(B2)5部をボールミ
ル中で1時間混練してインキ分散塗液を得り。
このインキ分散塗液20部に対し、硬化剤としてコロネ
ートしく日本ポリウレタン株式会社製、ポリイソシアネ
ート)を0.5部及び触媒としてオクテン酸スズ0.0
1部を加え十分に混合してインキ分散塗液(C6)を得
た。
厚さ6μmのポリエステルフィルム上に、実施例1の接
着剤(A1)を厚さが1μmとなるように塗布し溶剤を
乾燥させた。この接着層の上に、90”Cにおいて熱溶
融性インキ(B2)を溶融させ、ワイヤーバーで厚さが
4μmになるように塗布した。その後常温まで冷却し、
インキ(B2)の上にワイヤーバーにてインキ分散塗液
(C6)を厚さが1μmとなるように塗布し、50℃に
て1日間乾燥させた。
これを熱転写フィルム試料9とする。
実施例8 アロニックスM−7100(東亜合成化学株式会社製ア
クリル樹脂)4部、A−TMPT (新中村化学株式会
社製アクリルモノマー)1部、ダロキュア1173(メ
ルクジャパン株式会社製増感剤)0.2部、メチルエチ
ルケトン25部、熱溶融性インキ(Bl)6部及びガラ
スピーズ30部とを加え。
ボールミルで1時間振とうした。このインキをインキ分
散塗液(C7)とする。
厚さ6μmのポリエステルフィルム上に、実施例2の接
着層を厚さが0.5μmとなるように塗布し溶剤を乾燥
した。この接着層の上に90℃において熱溶融性インキ
(Bl)を溶融させ、ワイヤーバーで厚さが4μmとな
るように塗布した。その後常温まで冷却し、熱溶融性イ
ンキ(B1)の上にワイヤーバーにてインキ分散塗液(
C7)を厚さが1μmとなるように塗布して常温で溶剤
を乾燥した。
得られた試料のインキ分散塗液(C7)塗布面に80W
/cmの高圧水銀灯を15ca+の位置でコンベアスピ
ードlOm/分で照射し熱転写フィルム試料10を得た
実施例9 フラスコにメチルイソブチルケトン20重量部。
イソプロピルアルコール44.5部、ステアリルアクリ
レート10部を仕込み、窒素雰囲気中でかきまぜながら
85℃に昇温した。
滴下管にメチルイソブチルケトン25部とベンゾイルパ
ーオキサイド0.5部を入れ、フラスコに1時間かけて
滴下した。温度は85℃に保持したまま。
滴下終了後さらに1時間反応させた。
その後、急速にかきまぜながら水で冷却し3分散体を得
た。別に、メチルイソブチルケトン40重量部にセルツ
バB T H’A秒(旭化成株式会社製ニトロセルロー
ス)3部に溶解させ、これに分散体を27部とイソプロ
ピルアルコール30部を入れて混合して熱溶融性樹脂分
散塗液(C8)を得た。
厚さ6μmのポリエステルフィルム上に、接着剤(A1
)を使用して実施例1と同様に接着層を形成し、この接
着層の上に90℃において熱溶融性インキ(B1)を溶
融させ、ワイヤーバーで厚さが5μmになるように塗布
した。その後常温まで冷却し。
熱溶融性インキ(B1)の上にワイヤーバーにて熱溶融
性樹脂分散塗液(C8)を厚さが1μmとなるように塗
布し、溶剤を十分に乾燥した。
これを熱転写フィルム試料11とする。
実施例10 フラスコにセルツバBTH%秒15部とメチルイソブチ
ルケトン25部とイソプロピルアル1−ルlO部を加え
かきまぜながら85℃に昇温した。滴下管にステアリル
アクリレート15部、2.2′−アゾビスイソブチロニ
トリル0.75部、メチルイソブチルケトン17.25
部及びイソプロピルアルコール17部を加え十分に混合
した。その後85℃にてフラスコ中に1時間かけて滴下
管から滴下した。85℃でさらに1時間かきまぜた後、
急速にかきまぜながら氷水で冷却した。
この分散体16部に、イソプロピルアルコール40部と
メチルイソブチルケトン44部とを加え十分に混合し、
熱熔融性樹脂分散塗液(C9)を得た。
6μmのポリエステルフィルムに、接着剤(A2)、熱
溶融性インキ(B2)と熱溶融性樹脂分散塗液(C9)
を順に塗布し熱転写フィルム試料12を得た。
比較例3 実施例9において、接着層のみを設けず、他は実施例9
と同様にして感熱転写材を得た。この試料を熱転写フィ
ルム試料13とする。
実施例11 次に示す各色のインキ組成物を十分に混練し、溶剤に分
散してイエロー、マゼンタ、シアンのグラビアインキを
得た。
「イエローインキ」 リオノールエローGR(東洋インキ製造■C,I。
Pigment Yellow 12) 10部、パラ
フィンワックス55部、カルナウバワックス20部、ウ
ルトラセンUE−76015部を90℃で十分混練し、
イエロー熱溶融性インキを作製した。
次いで上記イエロー熱溶融性インキ20部およびイソプ
ロピルアルコール80部を、ガラスピーズ100部と共
にボールミルで分散しイエローグラビアインキ(B3)
を得た。
「マゼンタインキ」 「イエローインキ」のりオノールエローGRに代えてリ
オノールレッドB(東洋インキ製造■c、r。
Pigment Red 38)  10部を用いて、
マゼンタ熱溶融性インキを得た。
次いで、イエローグラビアインキと同様にしてマゼンタ
グラビアインキ(B4)を得た。
「シアンインキ」 「イエローインキ」のりオノールエロー〇Hに代えてリ
オノールブルーKL(東洋インキ製造elc、I。
Pigment Blue 15−3) 10部を用い
て、シアン熱溶融性インキを得た。
次いで、イエローグラビアインキと同様にしてシアング
ラビアインキ(B5)を得た。
4色カラー印刷用グラビア印刷機を用い、6μm厚のポ
リエステルフィルムに接着剤(At)、イエローグラビ
アインキ(B3)、マゼンタグラビアインキ(B4)、
  シアングラビアインキ(B5)の各々を0.5μm
、4μm、4μm、4.czm(7)厚みとなるように
、イエローグラビアインキ(B3)、マゼンタグラビア
インキ(B4)、  シアングラビアインキ(B5)の
各色については一定の大きさにそれぞれ塗り分けて塗工
した。その後、上記グラビア印刷機で熱溶融主樹脂分散
塗液(C3)を厚さが0.5μmとなるように塗工し、
熱転写フィルム試料14を得た。
実施例12 実施例11のイエロー、マゼンタ、シアン各色のインキ
組成物に用いた顔料の代わりにイエロー、マゼンタ、シ
アン各色の染料を使用したグラビアインキを用いて、実
施例11と同様にして熱転写フィルム試料15を得た。
「グラビアインキ組成物」 オイルカラーイエロー#101(オリエント化学工業■
製)            10部カルナウバワック
ス        10部ウつトラセンUE−7605
部 トルエン             75部をガラスピ
ーズ100部と共にボールミルで分散しイエローグラビ
アインキを得た。
オイルカラーイエロー#101の代わりにオイルカラー
ピンク#312とオイルカラーブルーBO3(オリエン
ト化学工業■製)を用いて同様にマゼンタグラビアイン
キおよびシアングラビアインキを得た。
実施例13 実施例11のイエロー、マゼンタ、シアン各色のインキ
組成物に用いた顔料の代わりにイエロー、マゼンタ、シ
アン各色の熱溶融性色素を使用したグラビアインキを用
いて、実施例11と同様にして熱転写フィルム試料16
を得た。
「熱溶融性色素の調整」 オレイン酸ナトリウム3部を60〜70℃に加温した水
に溶解し、この中にC,1,Ba5ic Red 1 
 (保土谷化学側製Rhodamine  6  GC
P)5部添加し、これを60〜70℃に保持しながら3
時間連続攪拌した。その後、この反応生成物を濾過、洗
浄し、60℃で48時間乾燥したものをマゼンタ熱溶融
性色素(Dl)とした。C,1,Ba5ic Red 
1の代わりにC,1,Ba5ic Yellow 11
  とC,1,Ba5ic Blue 24を用いて同
様にイエロー熱溶融性色素(B2)およびシアン熱溶融
性色素(B3)を得た。
以上のようにして得られた各熱溶融性色素を用いてグラ
ビアインキ組成物を得た。
「グラビアインキ組成物」 マゼンタ熱溶融性色素(DI)     20部ウつト
ラセンUE−760      5部トルエン    
         75部をガラスピーズ100部と共
にボールミルで分散しマゼンタグラビアインキを得た。
マゼンタ熱溶融性色素(Dl)の代わりにイエロー熱溶
融性色素(B2)およびシアン熱溶融性色素(B3)を
用いて同様にイエローグラビアインキおよびシアングラ
ビアインキを得た。
実施例14 実施例11のイエロー、マゼンタ、シアン各色のインキ
組成物に用いた顔料の代わりにイエロー、マゼンタ、シ
アン各色に発色するロイコ染料と顕色剤を使用したグラ
ビアインキを用いて実施例11と同様にして熱転写フィ
ルム試料17を得た。
「グラビアインキ組成物」 顕色剤分散液(D4)として p−オキシ安息香酸n−ブチル   40部PVA22
4X(クラレ側製ポリビニルアルコール樹脂)    
           5部水           
           56部をガラスピーズ100部
と共にボールミルで分散した。
また。
3−シクロへキシルアミノ−6−クロルフルオラン  
                         
    10部20%パラフィンワックスエマルション
50部 PVA224          4部水      
                36部をガラスピー
ズ100部と共にボールミルで分散しロイコ染料分散液
(D5)を得た。
次に顕色剤分散液(D4)とロイコ染料分散液(D5)
を重量比で1:1に混合撹拌し熱転写時にイエローに発
色するイエローグラビアインキを得た。
3−シクロへキシルアミノ−6−クロルフルオランの代
わりに3−ジエチルアミノ−7,8−ベンズフルオラン
と3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−フタ
リドを用いて同様にしてマゼンタグラビアインキおよび
シアングラビアインキを得た。
実施例16 実施例15において熱溶融性樹脂分散塗液(C3)の代
わりにPVA224 5部を水25部に溶解し1次にこ
のポリビニルアルコール樹脂溶液30部および2.2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン5部をガラス
ピーズ30部と共にボールミルで分散した顕色剤を含む
熱溶融性樹脂分散塗液(CIO)を使用し、他は実施例
15と同様にして熱転写フィルム試料19を得た。
実施例1〜14及び比較例1〜3で得た感熱転写材をサ
ーマルプリンタで1分解能8ドツト/mm。
印加電圧0.2W/ドツト、パルス幅を変化させた条件
で、を通紙に印字した。
実施例15.16で得た感熱転写材は2.2−ビス(4
′−ヒドロキシフェニル)プロパン2o部。
微粉末シリカ10部、PVA224 5部、水100部
をガラスピーズ50部と共にボールミルで分散して調整
した顕色剤塗液を坪量30g/イの上質紙にワイヤーバ
ーで乾燥塗布17 g/rrrとなるように作成した受
容シートに印字した。
記録後に光学反射濃度を測定した結果を、加熱エネルギ
ーと反射濃度で示す。濃度測定はMacbeth RD
918(A divtsion Kollmorgen
 Co、、製)で測定した値(0,D)を示す。
(以下、余白)
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は9本発明に係わる感熱転写材の一部拡
大断面図である。第4図は9本発明に係わる感熱転写材
の平面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材フィルムの一面に接着層を介して熱溶融性イン
    キ層を設け、該熱溶融性インキ層の上に転写制御層を設
    けてなる感熱転写材に対し、画像情報等に応じてエネル
    ギーを付与し転写量を制御することを特徴とする多階調
    熱転写記録方法。 2、転写制御層が耐熱性多孔質層から構成される請求項
    1記載の多階調熱転写記録方法。 3、転写制御層が耐熱性多孔質層と孔内に保持された熱
    溶融性樹脂とから構成される請求項1記載の多階調熱転
    写記録方法。 4、転写制御層が、耐熱性多孔質層と孔内に保持された
    熱溶融性インキとから構成される請求項1記載の多階調
    熱転写記録方法。 5、画像情報等に応じてエネルギーを付与し転写量を制
    御し得る感熱転写材が、基材フィルムの一面に接着層を
    介して熱溶融性インキ層を設け、該熱溶融性インキ層の
    上に転写制御層を設けてなることを特徴とする多階調感
    熱転写材。 6、転写制御層が耐熱性多孔質層から構成される請求項
    5記載の多階調感熱転写材。 7、転写制御層が耐熱性多孔質層と孔内に保持された熱
    溶融性樹脂とから構成される請求項5記載の多階調感熱
    転写材。 8、請求項7記載の感熱転写材を、熱溶融性樹脂の軟化
    点以上の温度で熱処理してなる多階調感熱転写材。 9、熱溶融性樹脂が、ビニル系モノマーの重合体である
    請求項7記載の多階調感熱転写材。 10、ビニル系モノマーの重合体が懸濁重合で得られた
    重合体である請求項9記載の多階調感熱転写材。 11、転写制御層が、耐熱性多孔質層と孔内に保持され
    た熱溶融性インキとから構成される請求項5記載の多階
    調感熱転写材。 12、転写制御層が、硬化した熱硬化性樹脂または放射
    線硬化性樹脂の多孔質層である請求項5記載の多階調感
    熱転写材。 13、基材フィルムの他の一面に耐熱層を設けてなる請
    求項5記載の多階調感熱転写材。 14、イエロー、マゼンタ、シアンの熱溶融性インキ層
    を、互いに隣接して平面配置してなる請求項5記載の多
    階調感熱転写材。
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