JPH0266778A - 光カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ｃ産業上の利用分野〕 本発明は、光学的に情報の記録・再生を行うことのでき
る光カードに関するものである。

〔従来の技術〕

光カードは、第５図に示すように、その光記録エリア１
０内において互いに平行に形成されたトラック１１・・
・を有しており、各記録再生トランク１１におけるデー
タエリア１２の両端にＩＤ部１３・１４をそれぞれ設け
ている。各々のＩＤ部１３・１４は、それらが設けられ
ている記録再生トラック１１内の記録データの属性を表
すものであり、これらＩＤ部１３・１４によって、デー
タの記録再生システムによるトラックシークやデータア
クセスを高速で行うことができるようになっている。

上記のＩＤ部１３・１４およびデータエリア１２には、
情報の読み取りが行い易いように一定の方向に情報が記
録されており、図中、左側のＩＤ部１３は左から右方向
（ＡＩ力方向、右側のＩＤ部１４は右から左方向（Ｂ、
方向）が記録方向となっており、データエリア１２は予
め指定されている方向、例えばＡ、方向が記録方向とな
っている。

そして、上記の光カードは、第４図に示すように、例え
ば、光カードの右側が奥になるように予め指定された挿
入方向で記録再生装置内に挿入されることになる。挿入
された光カードは、ＡＢ、方向に往復移動される一方、
光ヘッド１５ばＣ，−Ｄ、方向に移動して、この光ヘッ
ド１５から照射される光ビーム１６が記録再生トラック
１１上に順次走査されて情報の再生が行われる。このと
き、光ビーム１６による走査は、記録再生トラック１１
・・・に対しＡ、方向およびＢ１方向に交互に行われて
いくことになる。

しかし、Ａ、方向の走査については情報の記録方向と合
致するので何ら問題は生じないが、Ｂ１方向の走査につ
いては、情報の記録方向と反対方向になるため、取り込
んだ情報を逆から再生する必要がある。

このため、情報の記録方向を前もって判断して再生の正
逆を切り換える必要がある。従来は、光カードの挿入方
向がＡ、方向であるという曲折に立って、光ビーム１６
でＡ１方向に走査するときには情報は順書きであると判
断し、一方、Ｂ、方向に走査するときには情報は逆書き
であると判断して情報の再生を行っていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記の光カードでは、これを指定方向と逆の
方向に誤って挿入してしまった場合、再生装置が前記の
判断方法を実行すると、情報の記録方向を全く逆に認識
することになって情報の再生が不可能になる。このため
、指定されたカード挿入方向を誤った場合に、カードの
挿入のやり直しを利用者に促すカード排出動作が再生装
置に不可欠なものとなり、更に、利用者にはカード挿入
のやり直しという手間を強いることになる。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る光カードは、上記の課題を解決するために
、互いに平行な複数の記録再生トラックを有すると共に
、この記録再生トラックの記録情報の属性を示すＩＤ部
を各トラックの左右両端部に有しており、且つ、両ＩＤ
部は互いに逆方向から上記の属性情報が読み取れるよう
に配されている光カードにおいて、上記の各ＩＤ部はそ
れ自身がトラックの左右何れの端部に配置されたＩＤ部
であるかを示す情報を有していることを特徴としている
。

〔作　用〕

上記の構成によれば、例えば、右側に配置されたＩＤ部
を読み込んだ場合に、そのＩＤ部が右側に配置されてい
るものであることを知ることができるので、その段階で
情報記録の方向を判断して情報復調の正逆を切り換えた
上で情報再生を実行することができる。従って、何れの
方向から挿入された場合でも確実に情報の再生を行うこ
とができ、光カードの挿入について特定の挿入方向を定
める必要がなくなる。ゆえに、再生装置においてはカー
ド挿入方向を誤った場合のカード排出動作が不要となり
、また、カード利用者にとってはカード挿入のやり直し
といった手間を省くことができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。

第１図に示すように、本発明に係る光カード１の光記録
エリア２内には、互いに平行な複数の記録再生トランク
３・・・が形成されている。各記録再生トラック３にお
けるデータエリア４の両端にはＩＤ部５・６がそれぞれ
設けられている。各々のＩＤ部５・６は、それらが設け
られているトラック３内の記録データの属性を表すもの
であり、これらＩＤ部５・６によって、データの記録再
生システムによるトラックシークやデータアクセスを高
速で行うことができるようになっている。

」−記のＩＤ部５・６およびデータエリア４には、情報
の読み取りが行い易いように一定の方向に情報が記録さ
れており、図中、左側のＩＤ部５は左から右方向（へ方
向）、右側のＩＤ部６は右から左方向（Ｂ方向）が記録
方向となっており、データエリア４は予め指定されてい
る方向、例えばＡ方向が記録方向となっている。

また、各ＩＤ部５は、第２図にも示すように、左端から
順に、情報読み取り時の同期をとるための同期パターン
部５ａ、ＩＤ部５自身がトラック３の左端部に配置され
たＩＤ部であることを示す情報を持った識別データ部５
ｂ、及び、前述のようにトラック３内の記録データの属
性を表す情報を持ったトラックデータ部５Ｃにて構成さ
れている。各ＩＤ部６も上記のＩＤ部５と同様であって
、右端から順に、情報読み取り時の同期をとるだめの同
期パターン部５ａ、ＩＤ部６自身がトラック３の右端部
に配置されたＩＤ部であることを示す情報を持った識別
データ部６ｂ、及び、トラック３内の記録データの属性
を表す情報を持ったトラックデータ部６ｃにて構成され
ている。

上記の構成において、例えば、光カード１が第２図の矢
印で示す記録方向を有している場合で、図のように挿入
されて、光ビームが光カード１に対してＥ方向に移動す
る場合には、図中左側にある識別データ部５ｂを読み取
ることによってそのＩＤ部が左側ＩＤ部５であることを
知り、データエリア４の記録方向が矢印のごとくＥ方向
と同方向に記録されていると予め認識してデータエリア
４の情報を復調することになる。

一方、第３図に示すように、光力−Ｆ　１が」二速とは
逆方向に挿入されて、光ビームがＥ方向に移動する場合
には、図中左側にある識別データ部６ｂを読み取ること
によってそのＩＤが右側ＩＤ部６であることを知り、デ
ータエリア４の記録方向が矢印のごとくＥ方向と逆方向
に記録されていると予め認識してデータエリア４の情報
を逆から復調するように所定の再生システムを切り換え
ることになる。

従って、光カード１を何れの方向から挿入した場合でも
確実に情報の再生を行うことができ、光カード１の挿入
について特定の挿入方向を定める必要がなくなる。ゆえ
に、再生装置においてはカード挿入方向を誤った場合の
カード排出動作が不要となり、また、光カード利用者に
とってはカード挿入のやり直しやカード挿入前の挿入方
向確認などの手間を省くことができる。

〔発明の効果〕

本発明に係る光カードは、以上のように、互いに平行な
複数の記録再生ｌ・ラックを有すると共に、この記録再
生トラックの記録情報の属性を示すＩＤ部を各トラック
の左右両端部に有しており、且つ、両ＩＤ部は互いに逆
方向から上記の属性情報が読み取れるように配されてい
る光カードにおいて、上記の各ＩＤ部はそれ自身がトラ
ックの左右何れの端部に配置されたＩＤ部であるかを示
す情報を有している構成である。

これにより、光カードを何れの方向から挿入した場合で
も確実に情報の再生を行うことができ、光カードの挿入
について特定の挿入方向を定める必要がなくなる。よっ
て、再生装置においてはカード挿入方向を誤った場合の
カード排出動作が不要となり、また、カード利用者にと
ってはカード挿入のやり直しやカード挿入前の挿入方向
確認などといった手間を省くことができるという効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の一実施例を示すものであ
って、第１図は光カードにおける光記録エリアの記録パ
ターンを示す概念図、第２図は光カードを正方向に挿入
した場合の情報再生原理を示す説明図、第３図は光カー
ドを逆方向に挿入した場合の情報再生原理を示す説明図
、第４図は光カードのトラック上を光ビームが走査する
様子を示す説明図、第５図は従来例を示すものであって
光カードにおける光記録エリアの記録パターンを示す概
念図である。 １は光カード、２は光記録エリア、３は記録再生トラッ
ク、４はデータエリア、５・６はＩＤ部、５ａ・６ａは
同期パターン部、５ｂ・６ｂは識別データ部、５ｃ・６
ｃはトラックデータ部である。 Ｏ◆−ラＱ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、互いに平行な複数の記録再生トラックを有すると共
   に、この記録再生トラックの記録情報の属性を示すＩＤ
   部を各トラックの左右両端部に有しており、且つ、両Ｉ
   Ｄ部は互いに逆方向から上記の属性情報が読み取れるよ
   うに配されている光カードにおいて、 上記の各ＩＤ部はそれ自身がトラックの左右何れの端部
   に配置されたＩＤ部であるかを示す情報を有しているこ
   とを特徴とする光カード。