JPH02666Y2 - - Google Patents

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JPH02666Y2
JPH02666Y2 JP1982118276U JP11827682U JPH02666Y2 JP H02666 Y2 JPH02666 Y2 JP H02666Y2 JP 1982118276 U JP1982118276 U JP 1982118276U JP 11827682 U JP11827682 U JP 11827682U JP H02666 Y2 JPH02666 Y2 JP H02666Y2
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JP
Japan
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temperature sensor
receiving plate
temperature
vehicle interior
heat receiving
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JP1982118276U
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JPS5923636U (ja
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車室温度センサーに関する。
例えば、第1図側面図、第2図拡大縦断面図に
示すように、乗用車1の車室2のほヾ中央に付設
されている空調用の車室温度センサー3は、金属
板よりなる天井外板4の下面に断熱材5を介して
貼着されたハードボード等よりなる天井ライニン
グ6に突設され、第3図底面図、第4図−断
面図に示すように、センサーケース8内にサーミ
スタよりなる温度センサー9が設けられ、車内気
は、矢印に示すように、センサーケース8のグリ
ル状通気口10を通つてセンサーケース8内に入
り、天井外板4と天井ライニング6との間に設け
られた空気通路7を経て外部に排出されるように
なつている。
このような車室温度センサーは、車室のほぼ中
央に位置し、搭乗者の空調感覚を決定する上半身
に近い位置にあるので、外気モードでは、車内気
圧が上昇し、センサー部空気通路7より車外へ流
出する車内気流が生ずることにより車内空気を吸
引する送風機等を必要とすることなく、フイーリ
ングに合つた車内温度を精度よく検出することが
できる。
しかしながら、空調装置が車内気を循環させて
使用するいわゆる内気モードでは、車内気圧は車
外気圧と同一レベルとなるので、車室温度センサ
ー3への気流はほとんど無くなるから、プラスチ
ツクで成形されたセンサーケース8内の温度セン
サー9は車内温度を正確に検出することができな
くなり、空調装置のコントロールは悪化する。
この状態は特に内気モードを多用する夏季の日
射時に多く生起し、天井外板4は日射により高温
になり、車室温度センサー3への気流が無くなる
ことにより温度センサー9は車内温度より相当高
温の温度を検出することゝなるから、これにより
車内温度を自動コントロールするものにおいて
は、温度センサー9の温度が高いことにより、最
大冷房側で常時作動することゝなり、車内の実際
の温度は希望温度より低下し、冷やし過ぎとな
る。
そこで、これを防止するため、従来、内気モー
ド時に設定温度を変更したり、他の補償回路を付
加するのであるが、このような手段では必ずしも
充分ではない。
本考案はこのような事情に鑑みて提案されたも
ので、内気モードの空調においても、車内温度を
高精度で検出する構造簡単取付容易な車室温度セ
ンサーを提供することを目的とし、車室天井部の
取付口に嵌着する鉤部を有し、同鉤部を介して車
室天井裏の空気通路に接続するプラスチツク製皿
状センサーケース内に温度センサーを付設してな
る車室温度センサーにおいて、前記センサーケー
スの下面に開口を設け、同開口を小熱容量かつ高
熱伝導性金属受熱板で閉塞し、同受熱板の内面に
当接又は近接して前記温度センサーを付設すると
ともに、前記センサーケースの対向する前後両側
部に前記受熱板に沿つて前後一対の横長通気口を
設けたこと。
本考案を乗用車々室に適用した一実施例を図面
について説明すると、第5図はその縦断面図、第
6図は第5図の拡大底面図、第7図および第8図
はそれぞれ第6図の−断面図および−断
面図である。
上図において、第1〜4図と同一の記号はそれ
ぞれ第1〜4図と同一の部材を示し、11は本考
案に係る車室温度センサー、12はプラスチツク
で成形され台型断面を有する長方形のセンサーケ
ースで、天井ライニング6に当接するフランジと
天井ライニング6の取付口にワンタツチで嵌着さ
れる鉤部材12′が突設されている。13はセン
サーケース12の下面に穿設された開口を閉塞す
る受熱板でアルミニウム等熱伝導率が大である
とゝもに熱容量が小である材料で作られ、受熱板
13の裏面に接触又は近接して温度センサー9が
設けられている。14,14′はセンサーケース
12のそれぞれ対向する両斜面に受熱板13に接
して開口する長方形断面の通気口である。
このような構造によれば、車外より導入され空
調装置により適温となつた空気は車内へ吹出され
ると、これにより車内気圧が上昇し、車内に設け
られた換気口、ドアシール部より車内気が排気さ
れると同時にセンサーケース12の通気口14お
よび14′を通り、空気通路7を経て排気される。
その際、受熱板13は、車内気流の中に在るこ
とゝ、プラスチツクで構成されるケース12が外
気温度の影響を受ける天上部温度から熱的に分離
されていることにより車内温度とほヾ同一レベル
となるので、その裏面の温度センサー9は受熱板
13の温度とほヾ等しくなるから、車内温度を正
確に検出することができる。
また、車内気を循環させて空調する内気モード
では、車内気圧の上昇は無くなるが、天井ライニ
ング6に沿つて流れる気流がセンサーケース12
の通気口14および14′を貫流するので、受熱
板13は車内気流に曝されるから、受熱板13お
よびその裏面の温度センサー9は、外気モード同
様、車内温度を正確に検出することができる。
特に、内気モードを多用する夏期においては、
車内上層へ冷却風が吹出され、天井ライニング6
に沿つた気流速が大であるので、本考案車室温度
センサーは応答性も良く、搭乗者のフイーリング
を決定する車内中央部にあるため効果的であり、
これにより、正確に車内温度の検出が可能とな
り、かつ応答性も良好となり、空調装置のコント
ロール信号として充分な機能を発揮し、さらに、
内気、外気モードによる検出温度差がほとんどな
くなるので、特別な補正回路は不要となり、かつ
これら構成は非常に簡単であるから安価なものと
なる。
要するに本考案によれば、車室天井部の取付口
に嵌着する鉤部を有し、同鉤部を介して車室天井
裏の空気通路に接続するプラスチツク製皿状セン
サーケース内に温度センサーを付設してなる車室
温度センサーにおいて、前記センサーケースの下
面に開口を設け、同開口を小熱容量かつ高熱伝導
性金属受熱板で閉塞し、同受熱板の内面に当接又
は近接して前記温度センサーを付設するととも
に、前記センサーケースの対向する前後両側部に
前記受熱板に沿つて前後一対の横長通気口を設け
たことにより、構造簡単取付容易、価格低廉かつ
高性能の車室温度センサーを得るから、本考案は
産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は空調機を具えた公知の乗用車を示す部
分切開側面図、第2図は第1図の車室温度センサ
ーを示す部分拡大縦断面図、第3図は第2図の拡
大底面図、第4図は第3図の−に沿つた断面
図、第5図は本考案を乗用車に適用した一実施例
を示す部分拡大縦断面図、第6図は第5図の拡大
底面図、第7図および第8図はそれぞれ第6図の
−および−に沿つた断面図である。 1…乗用車、2…車室、4…天井外板、5…断
熱材、6…天井ライニング、7…空気通路、9…
温度センサー、11…車室温度センサー、12…
センサーケース、12′…鉤部材、13…受熱板、
14,14′…通気口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室天井部の取付口に嵌着する鉤部を有し、同
    鉤部を介して車室天井裏の空気通路に接続するプ
    ラスチツク製皿状センサーケース内に温度センサ
    ーを付設してなる車室温度センサーにおいて、前
    記センサーケースの下面に開口を設け、同開口を
    小熱容量かつ高熱伝導性金属受熱板で閉塞し、同
    受熱板の内面に当接又は近接して前記温度センサ
    ーを付設するとともに、前記センサーケースの対
    向する前後両側部に前記受熱板に沿つて前後一対
    の横長通気口を設けたことを特徴とする車室温度
    センサー。
JP11827682U 1982-08-05 1982-08-05 車室温度センサ− Granted JPS5923636U (ja)

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JP11827682U JPS5923636U (ja) 1982-08-05 1982-08-05 車室温度センサ−

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JP11827682U JPS5923636U (ja) 1982-08-05 1982-08-05 車室温度センサ−

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Publication Number Publication Date
JPS5923636U JPS5923636U (ja) 1984-02-14
JPH02666Y2 true JPH02666Y2 (ja) 1990-01-09

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ID=30271922

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JP11827682U Granted JPS5923636U (ja) 1982-08-05 1982-08-05 車室温度センサ−

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530365B2 (ja) * 1976-05-25 1980-08-11

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5719608Y2 (ja) * 1976-03-26 1982-04-26
JPS5530365U (ja) * 1978-08-18 1980-02-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5530365B2 (ja) * 1976-05-25 1980-08-11

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Publication number Publication date
JPS5923636U (ja) 1984-02-14

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