JPS6210164Y2 - - Google Patents

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JPS6210164Y2
JPS6210164Y2 JP1982030551U JP3055182U JPS6210164Y2 JP S6210164 Y2 JPS6210164 Y2 JP S6210164Y2 JP 1982030551 U JP1982030551 U JP 1982030551U JP 3055182 U JP3055182 U JP 3055182U JP S6210164 Y2 JPS6210164 Y2 JP S6210164Y2
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JP
Japan
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heater
plate
temperature
heater chamber
side wall
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JP1982030551U
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JPS58132717U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、客車、バス等の車両に実施される
電気式の暖房装置に関する。
従来のこの種装置では、第4図のように車内の
冷気CAを、ヒータキセ25の側面板25Aに設
けた通気口26の下部から流入してヒータ24で
加熱し、そして案内板27を利用して加熱された
温風HAを対流により通気口26の上部から車内
に送り出している。
しかし、案内板27のみでは冷気CAと温風
HAの対流は充分になし得ず、この種装置に要求
される有効な暖房効果が得られなかつた。また、
側面板25Aからの放熱が不十分で加熱室が過熱
され、ヒータキセ25の上部、特に上面板25B
は最も過熱されて許容温度以上になり、乗客、乗
員の身体、着衣さらには携帯品が直に触れること
の多い箇所でもあることから、思わぬ事故を招く
問題もあつた。
本考案は、上記した従来の問題点を解消するた
めに暖房効果の高い暖房装置を提供するととも
に、熱による事故を未然に回避することである。
次に本考案の実施例について説明する。
シーズ線発熱体からなる電気ヒータ4は客車の
床板1と外板2内面に装着された断熱板3との隅
部に配設されていて、同隅部の長手方向に沿つて
横設されたヒータキセ5で被覆されている。この
ヒータキセ5は、断面略逆L形をなし、その側面
板5Aの下縁から中央部の範囲において多数個の
通気口6を配設してヒータキセ5内のヒータ室7
と連通している。この上面板5Aは車内に向けて
緩い勾配で前下りに形成されていて、この内面に
は断熱材8および薄肉金属製の熱拡散板9をそれ
ぞれ長手方向に沿つて張り合わせている。
10は上記断熱板3の内側面においてヒータキ
セ5の上面板5B上縁と窓枠11下縁との間に挿
着された、本例では金属製の、内張で、断熱板3
との間に温風用の縦通路12を形成してヒータ室
7と連通している。この縦通路12の上縁部に開
口された口13に対して温風用の整風板14が着
脱可能に装着されている。各整風板14は、横長
方形とされ、車両の長手方向へ適宜間隔で配設さ
れていて、車内に向けて多数個の送出口15を配
設して上記縦通路12の上部と連通している。な
お、送出口15および上記通気口6は、ともに打
抜き加工に基づいて横長に形成されて整風板1
4、側面板5Aの所要面域に亘つて千烏状に多数
の口が配設されている。
次に、この実施例の暖房作用について第3図の
グラフに基づき説明する。
第3図のグラフは、暖房装置内の床面上の高さ
とその位置における空気の温度T1、ヒータキセ
5の表面温度T3の関係を示したものである。こ
の第3図から空気の温度T1をみると、空気の温
度T1は床板1の上面位置で理想車内温度Tに合
せた必要最低値とされて漸時上昇し、ヒータキセ
5の側面板5Aと上面板5Bとの折曲連設部位付
近で最高値を示し、そして内張10から送出口1
5(便宜上中心部位を取る)に亘り漸時低下して
いる。これから、ヒータ室7内の温風HAは対流
により十分に縦通路12内を上昇していて、ヒー
タ室7内に温風HAが停滞してヒータ室7内を過
熱することが防止されていることがわかる。ま
た、内張10表面で熱が車内の冷たい空気と熱交
換されながら送出口15へ上昇し、なお充分に温
かい温風HAが送出口15から送出されることを
示していて、全体として望ましい暖房効果が得ら
れる。また、表面温度T3をみると、通気口6の
上端位置で最高値を示すものの側面板5Aおよび
上面板5Bそして内張10に亘つて漸減して送出
口15の位置では最低値を示している。この最高
値を示す通気口6でも許容温度T2となつてい
て、乗客の身体や熱に弱い着衣等に損傷を招くこ
とのない温度となつている。
すなわち、通気口6の下部から流入した冷気
CAはヒータ4で加熱されて温風HAとなると対
流によつて縦通路12を通じて送出口15から送
出されるので加熱室5内の温度が過度に熱される
ことが無くなり、また第2図のX部すなわちヒー
タ4回りの温度も有効に低下できる。このため、
温風HAの温度も過度に加熱されることが無くな
り暖房温度の均一化を図ることができる。また、
ヒータキセ5の上面板5Bに熱拡散板9を張つて
いるので、ヒータ室7上部が局部的に温度上昇す
ることが防止されてヒータ室7上部の温度を相対
的に低下されている。従つて、この種の従来装置
に較べてヒータ室7は過度に加熱されていないの
でこの断熱材8を薄くすることもできる。さら
に、通気口6の最上端位置を低くしても温風HA
がヒータ室7上部にこもることがなく上面板5B
表面の温度が従来装置に較べて低くすることがで
きる。
なお、本実施例の暖房装置はバスの暖房装置と
しても適用できることは勿論である。
本考案は床と断熱構造をもつ側壁との隅部に上
面板と通気口が設けられた側面板とでヒータを被
覆してヒータ室を形成し、またヒータ室と窓枠下
縁間の側壁に内張が装着されて該側壁と該内張の
間に該ヒータ室で加熱された温風が対流によつて
上昇する縦通路を形成し、該縦通路の上端には温
風を車室内に送出する送出口を設けるとともに、
前記上面板の内面には熱拡散板と断熱材とを配設
したことにより、暖房効果の高い対流式の暖房装
置とすることができ、また特に乗客、乗員の身
体、着衣さらには携帯品が直に触れることの多い
上面板を許容温度以下とすることができる。ま
た、内張を車両の側壁内に設けたので狭い車室内
を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
添附図面は本考案の実施例を示し、第1図は正
面図、第2図は第1図−線断面図、第3図は
暖房装置内の空気の温度分布を示すグラフ、第4
図は従来例を示す概略断面図である。 1……床板、3……断熱板、4……ヒータ、5
……ヒータキセ、6……通気口、7……ヒータ
室、8……断熱材、9……熱拡散板、10……内
張、11……窓枠、12……縦通路、15……送
出口、HA……温風。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床と断熱構造をもつ側壁との隅部に上面板と通
    気口が設けられた側面板とでヒータを被覆してヒ
    ータ室を形成し、またヒータ室と窓枠下縁間の側
    壁に内張が装着されて該側壁と該内張の間に該ヒ
    ータ室で加熱された温風が対流によつて上昇する
    縦通路を形成し、該縦通路の上端には温風を車室
    内に送出する送出口を設けるとともに、前記上面
    板の内面には熱拡散板と断熱材とを配設したこと
    を特徴とする車輌における暖房装置。
JP3055182U 1982-03-03 1982-03-03 車両における暖房装置 Granted JPS58132717U (ja)

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JP3055182U JPS58132717U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 車両における暖房装置

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JP3055182U JPS58132717U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 車両における暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58132717U JPS58132717U (ja) 1983-09-07
JPS6210164Y2 true JPS6210164Y2 (ja) 1987-03-10

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ID=30042260

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JP3055182U Granted JPS58132717U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 車両における暖房装置

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JP (1) JPS58132717U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931450Y2 (ja) * 1980-03-08 1984-09-06 株式会社ボッシュオートモーティブ システム バス用ク−リングユニツト

Also Published As

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JPS58132717U (ja) 1983-09-07

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